JP6194268B2 - 回転駆動用伝動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の自動変速装置に用いられるトルクコンバータ、流体継手装置等の回転駆動用伝動装置に関する。
車両等の自動変速装置では、エンジンからの動力を伝達するためにトルクコンバータが設けられており、こうしたトルクコンバータ等の伝動装置では、複数の回転部材が組み込まれて、動力の伝達を円滑かつ確実に行えるように構成されている。こうした回転部材では、回転動作をスムーズに行えるようにバランス調整を行うことが必要であるが、回転部材に取り付ける部品が増加してくると、バランスが崩れやすくなり、回転部材の回転動作中のがたつきや振動が発生して耐久性の低下を招く要因となる。
こうした回転部材のバランス調整を行うために、例えば、特許文献1では、ダンパ装置のドライブプレートに複数のバランサポケットを形成し、バランサポケットに適宜バランスピースを挿入して固定することで、ダンパ装置のバランスを調整する点が記載されている。また、特許文献2では、アウターシェルとインナコアとの間のブレードを備えた流体伝動装置において、インナコアにバランスピースを溶接により取り付けて流体伝動装置のバランス調整する点が記載されている。また、特許文献3では、クラッチに取り付けたダンパープレートに凸部を形成し、この凸部に穿設された穴にバランスピースを嵌め込んでカシメることで固定する点が記載されている。
特開平9−152007号公報 特開2001−116109号公報 特開2002−323112号公報
特許文献1のように、バランサポケットを形成してバランスピースを取り付ける場合には、バランサポケットとバランスピースとの間にわずかな寸法誤差がある場合にもがたつきが生じるため、回転動作中にバランスピースが振動して精度よくバランス調整を行うことが難しくなる。また、エンジンから入力される回転振動によって異音の発生源となる可能性がある。また、特許文献2では、溶接によってバランスピースを固定するようにしているが、回転部材に対して熱処理を行っている場合に、溶接によるひび割れ等の影響が避けられず回転部材の強度が十分確保できなくなるおそれがある。また、回転部材の組み付け後に溶接作業を行うことが困難な場合があり、こうした場合には、組み付け後にバランス調整を行うことができないため、精度のよいバランス調整が難しくなる。また、特許文献3では、バランスピースをカシメて固定するようにしているが、カシメて固定するためには固定位置において押圧側とは反対側の真裏近傍に受け部材を配置する必要がある。受け部材であるクラッチはカシメ処理を行うと、押圧力によるクラックや変形が生じるおそれがある。また、受け部材が押圧箇所より離れるほどクラックや変形の発生が顕著となる。そのため、回転部材の組み付け後に回転部材とは別の受け部材を配置可能な部分にしかバランスピースを配置することができなくなり、精度のよいバランス調整を行うことが難しくなる。
そこで、本発明は、バランスピースをがたつくことなく取り付けることができるとともに回転部材の組み付け後にバランスピースを確実に固定して精度よくバランス調整することが可能な回転駆動用伝動装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る回転駆動用伝動装置は、回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記本体部は、前記固定部の径方向の最大長さよりも長くなるように設定されており、前記固定部は、中心軸方向の長さが前記回転部材の取付位置の厚さと同じかわずかに短い長さに設定されているとともに前記取付穴部の内方に向かって突出する角部に対して前記回転動作により嵌め込まれて圧着する突条部が形成されており、前記係合部は、前記突条部の頂部よりも外方に向かって延設された複数の係合突起が形成されており、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される。
本発明に係る別の回転駆動用伝動装置は、回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記本体部は、前記固定部の径方向の最大長さよりも長くなるように設定されており、前記固定部は、中心軸方向の長さが前記回転部材の取付位置の厚さと同じかわずかに短い長さに設定されているとともに前記取付穴部の内面に対して前記回転動作により潰れて食い込む角部が形成されており、前記係合部は、前記固定部の両側に外方に向かって延設された複数の係合突起が形成されており、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される。さらに、前記固定部は、内部に挿入口が形成されており、前記挿入口に挿入された回転工具による前記回転動作で捩じるように変形する。
本発明に係るさらに別の回転駆動用伝動装置は、回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記係合部は、前記本体部に設けられた支持部の端部の外周面に一端が固定されて巻き付くように形成された円弧状の部材からなり、前記固定部は、前記係合部の両端部に設けられた一対の突起からなり、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される。
本発明は、上記のような構成を有することで、バランスピースをがたつくことなく取り付けることができるとともに回転部材の組み付け後に狭いスペースでもバランスピースを確実に固定して精度よくバランス調整することが可能となる。
本発明の実施形態に関する断面図である。 ダンパ機構を前方側(タービンランナ側)から見た図である。 ダンパ機構を後方側(フランジ部材側)から見た図である。 バランスピースに関する正面図、側面図、背面図及びA−A方向からみた断面図である。 取付穴部に固定部を挿入した状態をA−A方向とは反対方向から見た説明図である。 取付穴部に固定部を係合した状態をA−A方向とは反対方向から見た説明図である。 バランスピースを取付穴部に固定した状態を示す中間プレートに関する断面図である。 別のバランスピースに関する正面図、側面図、背面図及びB−B方向からみた断面図である。 取付穴部に固定部を挿入した状態をB−B方向とは反対方向から見た説明図である。 取付穴部に固定部を係合した状態をB−B方向とは反対方向から見た説明図である。 さらに別のバランスピースに関する正面図、側面図、背面図及びC−C方向からみた断面図である。 取付穴部に固定部を挿入した状態をC−C方向とは反対方向から見た説明図である。 取付穴部に固定部を係合した状態をC−C方向とは反対方向から見た説明図である。 バランスピースに回転工具を挿入した状態を示す説明図である。 さらに別のバランスピースに関する斜視図である。 バランスピースを取付穴部に取付固定する過程を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に関する断面図である。トルクコンバータ1は、一体ケースであるカップリングハウジング2を備えており、その前側(図面では左側)は内燃エンジン機関が配置され、後側(図面では右側)には変速機構が配置されて、それぞれ接続されるようになっている。そして、カップリングハウジング2内には、エンジンの回転駆動力を出力シャフト(図示せず)に伝達する複数の伝動機構が収容されており、この例では、後述するように、カップリングハウジング2内に収容された油を介してエンジンの回転駆動力を伝達する流体伝動機構の他に、ダンパ機構、クラッチ機構等の伝動機構が収容されている。
トルクコンバータ1は、カップリングハウジング2を構成するフロントカバー3及びリアカバー4を備えており、両者は溶接により一体化されている。フロントカバー3の中心部には回転駆動軸であるエンジンクランクシャフト(図示せず)が嵌合してフロントカバー3と接続される。
フロントカバー3は、外周側端部が軸方向に沿ってリアカバー4側に折れ曲がるように湾曲して外周面部3aが形成されており、エンジンクランクシャフトが接続される中心部から外周面部3aまでの側面部3bには、内部部品を収容するように外方に向かって突出した段差部が形成されている。
リアカバー4の外周部には、流体伝動機構に用いられるポンプインペラ5の外殻を形成するように外方に向かって湾曲しており、その内周端にはポンプスリーブ6が溶接により固着されている。ポンプスリーブ6の内周部には、出力シャフトが挿入される。
出力シャフトの先端部に嵌合する接続部7は、回転中心軸Tと同軸となるように形成されており、後端部が軸方向に沿って延設されて支持部7aが形成されている。支持部7aの外周には、フランジ部材8が連結されている。フランジ部材8は、所定の肉厚を有する円板状に形成されており、中心部の内周端は内歯が形成されて支持部7aの外周に形成された外歯に嵌合してスプライン結合している。そのため、フランジ部材8は、軸方向に移動可能に取り付けられている。フランジ部材8の前面側は平面状の圧接面に形成されており、内周側が突出して段差部を形成している。段差部の外周面には、筒状のハブ部材9が嵌合されて軸方向に沿って前方側に突出するように固定されている。ハブ部材9は、所定の厚みでジグザグに折れ曲がるように形成されて、その外周側には外歯が全周にわたって形成され、内周側には外歯に対応して内歯が形成されている。
接続部7のフロントカバー3からの立上り部分である根元部には、ピストン部材10がフロントカバー3の内周面に沿って取り付けられている。ピストン部材10は、内周縁部が接続部7との間にシール部材を介して密着した状態に取り付けられ、外周縁部が側面部3bの段差部との間にシール部材を介して密着した状態に取り付けられており、ピストン部材10が軸方向に移動可能に設定されている。そして、フロントカバー3の内面とピストン部材10との間に油圧室が形成され、油圧室に作動油を導入して充満すると、ピストン部材10に油圧が加わってピストン部材10をフランジ部材8に向かって移動するように圧力が加えられる。
ピストン部材10のフランジ部材8側の側面には、中央部分においてリング状に突出した段差部に平面状の圧接面が形成されており、フランジ部材8の圧接面と対向配置されて互いにほぼ平行になるように設定されている。ピストン部材10の内周側には、軸方向に沿って筒状に突出した係合部10aが一体形成されている。係合部10aは、所定の厚みでジグザグに折れ曲がるように形成されて、その外周側に外歯が全周にわたって形成されており、形成された外歯がハブ部材9の内歯と噛み合うように配置されている。したがって、ピストン部材10は、係合部10aにおいてハブ部材9とスプライン結合しており、両者は一体的に回動するようになっている。係合部10aの内周側には、弾性部材であるコイルスプリング21が配設されており、フランジ部材8及びピストン部材10を互いに離間する方向に常時付勢している。
フランジ部材8の圧接面及びピストン部材10の圧接面の間には、複数枚のクラッチ板であるクラッチプレート11及びクラッチディスク12が交互に重合するように配置されている。クラッチプレート11は、リング状の板状体で、内径側にハブ部材9の外周側の外歯に嵌合する内歯が形成されており、ハブ部材9の外周にスプライン結合により取り付けられている。したがって、クラッチプレート11は、ハブ部材9を介してフランジ部材8とともに一体的に回動するようになっている。複数枚のクラッチプレート11の間には、それぞれクラッチディスク12が配置されている。クラッチディスク12は、リング状の板状体で、両面にシート状で湿式の摩擦材が接着されている。フランジ部材8の外周に沿って回転中心軸Tと同軸に筒状のドラム部材13が配設されており、ドラム部材13は、クラッチディスク12を囲むようにその外周側に配置されている。ドラム部材13の内周側に形成された内歯には、クラッチディスク12の外径側に形成された外歯が噛み合うように設定されてスプライン結合しており、クラッチディスク12は、ドラム部材13とともに一体的に回動するようになっている。クラッチプレート11及びクラッチディスク12は摩擦材を介して接離することで、クラッチの接断動作を行うようになっている。
ドラム部材13の外周側には、ダンパ機構が配設されている。ダンパ機構は、ドラム部材13の後端部から外周側に折れ曲がるように拡がる入力側プレート14、入力側プレート14と複数のコイルスプリング16を介して係合する中間プレート15、及び、中間プレート15と複数のコイルスプリング17を介して係合する出力側プレート18を備えている。コイルスプリング16は、中間プレート15と保持枠15aとの間に入力側プレート14の外周側とともに保持されている。コイルスプリング17は、出力側プレート18と保持枠18aとの間に中間プレートの内周側とともに保持されている。また、出力側プレート18の内径側は、出力シャフトに接続される取付部19の支持部19aに固定されている。支持部19aには、ポンプインペラ5に対向配置されるタービンランナ20の内径側の延設部が出力側プレート18とともに固定されている。
ピストン部材10とフロントカバー3との間の油圧室に作動油が導入されておらずクラッチが接続されていない状態では、ポンプインペラ5とタービンランナ20との間に油が充満した状態となっているので、ポンプインペラ5の回動に追随してタービンランナ20が回動するようになる。タービンランナ20の回動により延設部を固定した取付部19が回動するようになり、カップリングハウジング2に連動して取付部19に接続された出力シャフトが回転するようになる。
タービンランナ20による出力シャフトの回転動作中に、ピストン部材10とフロントカバー3との間の油圧室に作動油を導入してピストン部材10をフランジ部材8に向かって移動させ、ピストン部材10の圧接面とフランジ部材8の圧接面との間のクラッチプレート11及びクラッチディスク12を押圧してクラッチを接続させる。クラッチの接続により、カップリングハウジング2の回動動作に連動する接続部7、フランジ部材8及びハブ部材9を介してドラム部材13が回動するようになる。そして、ドラム部材13の回動に連動してダンパ機構を介して出力側プレート18が回動することで、出力側プレート18が固定された取付部19とともに出力シャフトが回転するようになる。
図2は、ダンパ機構を前方側(タービンランナ20側)から見た図であり、図3は、ダンパ機構を後方側(フランジ部材8側)から見た図である。なお、図3では、内部構造の理解を容易にするために、保持枠15aが一部切欠いて描かれている。
コイルスプリング16は、中間プレート15の外周側端部を前方側に湾曲形成した部分に周方向に配列されている。コイルスプリング17は、中間プレート15の内周側に周方向に形成された複数の孔部に装着されて周方向に配列されている。中間プレート15のコイルスプリング16及び17の取付箇所の間には、リング状の平坦部15bが形成されており、平坦部15bには、回転中心軸Tを中心とする円周上に等間隔で取付穴部30が形成されている。そして、取付穴部30には、ダンパ機構のバランス調整のためのバランスピース31が取り付けられている。この例では、1個のバランスピース31が取り付けられている。
図4は、バランスピース31に関する正面図(図4(a))、側面図(図4(b))及び背面図(図4(c))であり、図4(d)は、A−A方向からみた断面図である。バランスピース31は、所定の厚さに形成された円板状の本体部31a、本体部31aの一方の側面に中心軸に沿って突設された固定部31b、及び固定部31bの端部に形成された係合部31cを備えている。
本体部31aは、固定部31bの径方向の最大長さよりも長い直径となるように設定されている。後述するように、バランスピース31を、その中心軸を中心に回転させて取り付けるため、バランスピース31の取付箇所のスペースに応じて本体部31aの径方向の大きさを設定すれば、容易かつ確実に取り付けることができる。また、本体部31aの厚さを調整することで、バランスピース31の重量を簡単に調整することができ、本体部31aに微調整用の重りを接合して調整することも可能である。
固定部31bは、中心軸方向の長さが中間プレート15の取付位置における厚さとほぼ同じかわずかに短い長さに設定されている。また、固定部31bの外周面には、中心軸を中心に所定角度ずつずれた位置に外方に突出した複数の突条部31dが形成されており、突条部31dの頂部には中心軸に沿う嵌合溝が形成されている。そして、複数の突条部31dの頂部は、中心軸を中心とする円周上に配置されている。この例では、4つの突条部31dを90度ずつずれた位置に形成するようにしているが、2つの突条部31dを180度ずつずらせた位置に形成したり、3つの突条部31dを120度ずつずらせた位置に形成することもできる。また、5つ以上の突条部31dを所定角度ずつずらせて形成することもでき、形成する突条部31dの数は特に限定されない。
係合部31cは、突条部31dに対応して同じ方向に突出する複数の係合突起31eが形成されており、係合突起31eは、突条部31dの頂部よりも外方に向かって延設され、これらの頂部は、中心軸を中心とする円周上に配置されている。
図5は、取付穴部30に固定部31bを挿入した状態をA−A方向とは反対方向から見た説明図であり、図6は、取付穴部30に固定部31bを係合した状態をA−A方向とは反対方向から見た説明図である。図7は、バランスピース31を取付穴部30に固定した状態を示す中間プレート15に関する断面図である。
取付穴部30は、中間プレート15を十字形に切り欠いて、中間プレート15の周方向及び径方向にそれぞれ拡がるように4つの湾曲部30aが形成されており、湾曲部30aの間には、内方に向かって突出する4つの角部30bが形成されている。周方向に対向配置された湾曲部30aの間の間隔及び径方向に対向配置された湾曲部30aの間の間隔はほぼ同じ長さに設定されており、これらの間隔は、バランスピース31の対向配置された係合突起31eの間の長さよりも広くなるように設定されている。対角線上に配置された角部30bの先端の間の間隔は、バランスピース31の対向配置された突条部31dに形成された嵌合溝の間の長さよりもわずかに狭くなるように設定されている。また、対角線上に配置された角部30bの先端の間の間隔は、バランスピース31の突条部31dの間で最も狭い部分の長さよりも広くなるように設定されている。以上のように設定されているので、図5に示すように、バランスピース31の係合突起31eを取付穴部30の湾曲部30aに位置合せして、バランスピース31の固定部31b及び係合部31cを取付穴部30内に挿入することができる。バランスピース31を取付穴部30に挿入する場合には、図7に示すように、中間プレート15の前方側(タービンランナ20側)から挿入することで、バランスピース31を容易に取り付けることができる。
そして、図6に示すように、バランスピース31を取付穴部30に挿入して本体部31aを中間プレート15の一方の面側に圧接した状態で本体部31aを中心軸を中心に回転させることで、突条部31dの嵌合溝が角部30bの先端部に嵌め込まれて圧着するとともに係合突起31eが角部30bの他方の面側に乗り上げて圧接した状態に設定される。
そのため、バランスピース31は、突条部31dが角部30bに圧着して4箇所で保持されて、回転しない状態に固定される。そして、4箇所の圧着箇所は、中間プレート15の周方向及び径方向に対して45度に傾斜した方向に対向配置されているため、バランスピース31は、周方向及び径方向に対してがたつくことなくしっかりと固定される。また、図7に示すように、中間プレート15の一方の面側に本体部31aが圧接するとともに他方の面側に係合突起31eが圧接した状態になるので、中間プレート15の中心軸方向にも、がたつくことなく保持されるようになる。
なお、上述した例では、突条部31dに嵌合溝を形成して角部30bの先端部を嵌め込むようにしているが、角部30bに嵌合溝を形成して突条部31dの先端部を嵌め込むようにして圧着させることもできる。
以上説明したように、バランスピース31を中心軸を中心に回転させて固定することができるので、本体部31aを回転させるスペースがあればよく、小さなスペースで固定作業を行うことが可能となる。上述したトルクコンバータのコンパクト化を図っていく場合、内部構造に空きスペースが少なくなってくるが、本発明では、こうした場合でもバランスピースを簡単かつ確実に固定することができる。そのため、中間プレート15に部品を取り付けて組み付けた後に、バランスピースを取り付けてバランス調整することができ、バランス調整を精度よく行うことが可能となる。
そして、図7に示すように、中間プレート15の取付位置に近接して入力側プレート14が配置されている場合には、従来のカシメ処理によりバランスピースを固定することはできないが、本発明では係合部31cをセットする隙間があれば、前方側からバランスピース31を取付穴部30に挿入して容易に取り付けることができる。そのため、中間プレート15の片面側から取り付け作業を行うことが可能となり、作業負担を大幅に軽減することができる。
図8は、別のバランスピース41に関する正面図(図8(a))、側面図(図8(b))及び背面図(図8(c))であり、図8(d)は、B−B方向からみた断面図である。バランスピース41は、所定の厚さに形成された円板状の本体部41a、本体部41aの一方の側面に中心軸に沿って突設された固定部41b、及び固定部41bの端部に形成された係合部41cを備えている。
本体部41aは、本体部31aと同様に円盤状に形成されてバランスピース41の重量を調整するようになっている。固定部41bは、断面がほぼ正方形状に形成されており、中心軸方向の長さが中間プレート15の取付位置部分の厚さとほほ同じかわずかに短い長さに設定されている。係合部41cは、中心軸方向から見て長方形状に形成されており、短辺部は固定部41bの正方形状断面の辺部の長さと一致しており、長辺部は固定部41bの正方形状断面の辺部から外方に向かって同じ長さだけ延設されている。
図9は、取付穴部40に固定部41bを挿入した状態をB−B方向とは反対方向から見た説明図であり、図10は、取付穴部40に固定部41bを係合した状態をB−B方向とは反対方向から見た説明図である。この例では、バランスピース41の形状に合わせて取付穴部40の形状を係合部41cの長方形状よりもわずかに広く設定された長方形状に形成されている。そして、取付穴部40の短辺方向が中間プレート15の周方向に設定され長辺方向が中間プレート15の径方向に設定されている。
バランスピース41を取付穴部40に挿入する場合には、係合部41cを取付穴部40に位置合わせして挿入する。そして、図10に示すように、挿入したバランスピース41の本体部41aを中間プレート15の一方の面側に圧接した状態で本体部41aを中心軸を中心に回転させることで、固定部41bの対角線上の角部41dが取付穴部40の長辺部の内面に突き当たって潰れながら食い込んでいくようになる。それと同時に、係合部41cの両側の延設部分である係合突起41eが中間プレート15の他方の面側に乗り上げて圧接した状態に設定される。
そのため、バランスピース41は、固定部41bの角部41dが取付穴部40の長辺部の内面に圧着して保持されて、回転しない状態に固定される。そして、一対の圧着箇所は、中間プレート15の周方向に対向配置されているため、バランスピース41は、周方向にがたつくことなく保持されるとともに、径方向に対しても所定幅で圧着されているので、がたつくことなくしっかりと固定される。また、バランスピース31と同様に、中間プレート15の一方の面側に本体部41aが圧接するとともに他方の面側に係合突起41eが圧接した状態になるので、中間プレート15の中心軸方向にも、がたつくことなく保持されるようになる。
この例では、取付穴部40並びにバランスピース41の固定部41b及び係合部41cを矩形状に形成するので、容易に成形が可能で、簡単かつ確実にバランスピース41を取り付けることができる。また、バランスピース41を取付穴部40に挿入して回転することで固定することができるので、狭いスペースでもバランスピースを固定することが可能となり、バランスピースの取付位置の制約が大幅に緩和されて設計の自由度を高めることができる。
図11は、さらに別のバランスピース51に関する正面図(図11(a))、側面図(図11(b))及び背面図(図11(c))であり、図11(d)は、C−C方向からみた断面図である。バランスピース51は、所定の厚さに形成された矩形状の本体部51a、本体部51aの一方の側面に中心軸に沿って突設された固定部51b、及び固定部51bの端部に形成された係合部51cを備えている。
本体部51aは、本体部31aと同様にバランスピース51の重量を調整するようになっており、中心部に円形の開口51dが形成されている。開口51dは、後述する挿入口51eよりも広くなるように設定されており、図11(a)に示すように、開口51dを通して外部に挿入口51eが露出している。固定部51bは、断面がほぼ正方形状の筒状に形成されており、中心軸方向の長さが中間プレート15の取付位置部分の厚さとほほ同じかわずかに短い長さに設定されている。固定部51bの内部には、正方形状の挿入口51eが貫通して形成されている。係合部51cは、中心軸方向から見て長方形状に形成されており、短辺部は固定部51bの正方形状断面の辺部の長さと一致しており、長辺部は固定部41bの正方形状断面の辺部から外方に向かって同じ長さだけ延設されている。そして、係合部51cの中心部には、挿入口51eが固定部51bから延設されて貫通している。
図12は、取付穴部50に固定部51bを挿入した状態をC−C方向とは反対方向から見た説明図であり、図13は、取付穴部50に固定部51bを係合した状態をC−C方向とは反対方向から見た説明図である。この例では、バランスピース51の形状に合わせて取付穴部50の形状を係合部51cの長方形状よりもわずかに広く設定された長方形状に形成されている。そして、取付穴部50の短辺方向が中間プレート15の周方向に設定され長辺方向が中間プレート15の径方向に設定されている。
バランスピース51を取付穴部50に挿入する場合には、係合部51cを取付穴部50に位置合わせして挿入する。そして、図14に示すように、挿入したバランスピース51の挿入口51eに対して挿入口51eに合致する形状の角棒状の回転工具100を嵌合する。回転工具100を中心軸を中心に回転させることで、固定部51bを係合部51cとともに捩れるように変形させる。固定部51bが捩れるように変形することで、図13に示すように、挿入したバランスピース51の本体部51aを中間プレート15の一方の面側に圧接したままの状態で、固定部51bの対角線上の角部51fが取付穴部50の長辺部の内面に突き当たって潰れながら食い込んでいくようになる。それと同時に、係合部51cの両側の延設部分である係合突起51gが中間プレート15の他方の面側に乗り上げて圧接した状態に設定される。
そのため、バランスピース51は、固定部51bの角部51fが取付穴部50の長辺部の内面に圧着して保持されて、回転しない状態に固定される。そして、一対の圧着箇所は、中間プレート15の周方向に対向配置されているため、バランスピース51は、周方向にがたつくことなく保持されるとともに、径方向に対しても所定幅で圧着されているので、がたつくことなくしっかりと固定される。また、バランスピース31と同様に、中間プレート15の一方の面側に本体部51aが圧接するとともに他方の面側に係合突起51gが圧接した状態になるので、中間プレート15の中心軸方向にも、がたつくことなく保持されるようになる。
この例では、取付穴部50並びにバランスピース51の固定部51b及び係合部51cを矩形状に形成するので、容易に成形が可能で、簡単かつ確実にバランスピース51を取り付けることができる。また、バランスピース51を取付穴部50に挿入して本体部51aを圧接したままの状態で固定部51b及び係合部51cのみを回転して固定することができるので、本体部51aの形状を取付位置の空きスペースに合わせて設定することが可能となり、本体部51aの重量を重くしたり、形状を変化させてバランス調整を行うことができる。例えば、上述した例では、中間プレート15のコイルスプリング16及び17の間に所定幅で周方向にリング状のスペースがあるので、このリング状の形状に合わせて本体部51aの形状を周方向に横長の形状にすることもできる。
なお、図8及び図11に示す例では、固定部の断面形状を正方形とすることで角部を形成しているが、五角形や六角形といった多角形にして角部を形成してもよく、特に限定されない。
図15は、さらに別のバランスピース61に関する斜視図である。バランスピース61は、所定の厚さに形成された円板状の本体部61a、本体部61aの一方の側面に中心軸に沿って突設された円柱状の支持部61b、支持部61bの端部の外周面に巻き付けるように取り付けられた円弧状の係合部61c、及び係合部61cの両端部に固定された一対の突起からなる固定部61dを備えている。
本体部61aと係合部61cとの間の支持部61bの長さは、中間プレート15の取付位置部分の厚さとほほ同じかわずかに短い長さに設定されており、支持部61bは、本体部61aよりも小径となるように形成されている。係合部61cは、一方の端部が支持部61bに固定されて、他方の端部は自由端となって中心軸方向に移動可能に設定されている。
図16は、バランスピース61を取付枠体60に取付固定する過程を示す説明図である。リング状の取付枠体60は、中間プレート15の取付位置に形成された穴部に嵌め込まれて固定されている。取付枠体60内に形成された取付穴部60bは、係合部61cの外周縁よりもわずかに大きい円形状に形成されており、取付穴部60bの内周面には、中心に向かって突出する3つの爪部60aが設けられている。3つの爪部60aの先端面に内接する円は、支持部61bの外周面よりもわずかに大きい直径となるように設定されている。
まず、中間プレート15の一方の面側にバランスピース61の係合部61cを取付穴部60bに位置合せして爪部60aに当接した状態に設定する。そして、図16(a)に示すように、本体部61aを回転させながら係合部61cの自由端に取り付けた固定部61dの突起を1つ目の爪部60aに乗り上げるように係合部61cを変形させる。取付穴部60bの内周面は、係合部61cの外周縁よりもわずかに大きい径となるように形成されているため、係合部60aは、取付穴部60bの内周面にガイドされながら回転するようになる。
本体部61aをさらに回転させて、図16(b)に示すように、係合部61cの自由端に取り付けた固定部61dの突起が1つ目の爪部60aを乗り越えるように移動させていく。本体部61aをさらに回転させて、図16(c)に示すように、係合部61cの自由端に取り付けた固定部61dの突起が2つ目の爪部60aを乗り越えるように移動させ、さらに本体部61aを回転させて、図16(d)に示すように、3つ目の爪部60aを乗り越えるように移動させる。
係合部61cの自由端に取り付けた固定部61dの突起が3つ目の爪部60aを乗り越えることで、係合部61c全体が中間プレート15の他方の面側に露出して3つの爪部60aに圧接した状態となる。そして、図16(e)に示すように、係合部61cの固定端に取り付けた固定部61dの突起が1つ目の爪部60aに嵌合するとともに係合部61cの自由端に取り付けた固定部61dの突起が3つ目の爪部60aに嵌合した状態となり、固定部61dの一対の突起が1つ目の爪部60aと3つ目の爪部60aの間に圧着された状態に設定される。
そのため、バランスピース61は、固定部61dの一対の突起が2つの爪部60aの間に圧着した状態で保持されて、回転しない状態に固定されるようになる。そして、爪部60aの先端部が支持部61bに当接して保持するようになり、中間プレート15の周方向及び径方向に対してがたつくことなくしっかりと固定される。また、中間プレート15の一方の面側に本体部61aが圧接するとともに他方の面側に係合部61cが圧接して挟持した状態になるので、中間プレート15の中心軸方向にも、がたつくことなく保持されるようになる。
以上説明したように、バランスピース61を中心軸を中心に回転させて固定することができるので、本体部61aを回転させるスペースがあればよく、小さなスペースで固定作業を行うことが可能となる。また、係合部61cを変形させながら爪部60aに固定部61dの突起を嵌合させるため、本体部61aを取り付けるための回転力が上述した他の実施形態に比べて小さくすることができる。
上述した例では、回転部材としてダンパ機構の中間プレートにバランスピースを取り付けるようにしているが、狭いスペースでもバランスピースを取り付けることができることから、中間プレート以外の回転部材のバランス調整にも適用することができる。
T・・・回転中心軸、1・・・トルクコンバータ、2・・・カップリングハウジング、3・・・フロントカバー、4・・・リアカバー、5・・・ポンプインペラ、6・・・ポンプスリーブ、7・・・接続部、8・・・フランジ部材、9・・・ハブ部材、10・・・ピストン部材、11・・・クラッチプレート、12・・・クラッチディスク、13・・・ドラム部材、14・・・入力側プレート、15・・・中間プレート、16・・・コイルスプリング、17・・・コイルスプリング、18・・・出力側プレート、19・・・取付部、20・・・タービンランナ、30・・・取付穴部、31・・・バランスピース、40・・・取付穴部、41・・・バランスピース、50・・・取付穴部、51・・・バランスピース、60・・・取付枠体、61・・・バランスピース

Claims (4)

  1. 回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記本体部は、前記固定部の径方向の最大長さよりも長くなるように設定されており、前記固定部は、中心軸方向の長さが前記回転部材の取付位置の厚さと同じかわずかに短い長さに設定されているとともに前記取付穴部の内方に向かって突出する角部に対して前記回転動作により嵌め込まれて圧着する突条部が形成されており、前記係合部は、前記突条部の頂部よりも外方に向かって延設された複数の係合突起が形成されており、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される回転駆動用伝動装置。
  2. 回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記本体部は、前記固定部の径方向の最大長さよりも長くなるように設定されており、前記固定部は、中心軸方向の長さが前記回転部材の取付位置の厚さと同じかわずかに短い長さに設定されているとともに前記取付穴部の内面に対して前記回転動作により潰れて食い込む角部が形成されており、前記係合部は、前記固定部の両側に外方に向かって延設された複数の係合突起が形成されており、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される回転駆動用伝動装置。
  3. 前記固定部は、内部に挿入口が形成されており、前記挿入口に挿入された回転工具による前記回転動作で捩じるように変形する請求項2に記載の回転駆動用伝動装置。
  4. 回転駆動力を伝動する回転部材と、前記回転部材に形成された取付穴部に固定されたバランスピースとを備えている回転駆動用伝動装置において、前記バランスピースは、前記回転部材の一方の面側に配置されて圧接する本体部と、前記バランスピースを前記取付穴部に挿入して行われる回転動作により前記取付穴部に圧着して回転しない状態に固定される固定部と、前記回転部材の他方の面側に配置されて前記回転動作により圧接する係合部とを備えており、前記係合部は、前記本体部に設けられた支持部の端部の外周面に一端が固定されて巻き付くように形成された円弧状の部材からなり、前記固定部は、前記係合部の両端部に設けられた一対の突起からなり、前記固定部により前記回転部材の周方向及び径方向にがたつくことなく保持されるとともに前記本体部及び前記係合部を前記回転部材に圧接させて挟持した状態とすることで前記回転部材の中心軸方向にがたつくことなく保持される回転駆動用伝動装置。
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