JP2019203580A - ダンパ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2に、本発明の一実施形態によるダンパ装置1を示している。図1はダンパ装置1の断面図であり、図2はその正面図である。なお、図2は、トランスミッション側から視た図であり、一部において部材を取り外して示している。図1においてO−Oがダンパ装置1の回転軸すなわち回転中心線である。図1の左側にエンジンやモータ等の駆動源が配置され、図1の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。
ここで、ヒステリシストルク発生機構16に対しては、ハブフランジ13の内周側で、第2サイドプレート12側から潤滑油が供給される。潤滑油が供給される方向を、図3の矢印Lで示している。ハブフランジ13において、潤滑油が供給される部分には軸方向に貫通する複数の油供給孔35が形成されている。具体的には、油供給孔35は、ハブフランジ13のフランジ部22の内周端部に形成され、第1サイドプレート11側と第2サイドプレート12側とを軸方向に貫通している。油供給孔35は、第1及び第2摩擦部材31,32の内周端よりもさらに径方向内側に形成されている。
ここで、本装置を組み付ける際は、まず、第2サイドプレート12の側面に入力プレート10を第2リベット19により固定する。その後、第1サイドプレート11及びハブフランジ13に、ヒステリシストルク発生機構16、トーションスプリング14を組み付け、第1サイドプレート11と第2サイドプレート12とを第1リベット18及び第3リベット26により固定する。
駆動源からトルクが入力プレート10に入力されると、このトルクは、第1及び第2サイドプレート11,12からトーションスプリング14を介してハブフランジ13に伝達される。ハブフランジ13に伝達されたトルクは、ボス部21のスプライン孔21aに嵌合するトランスミッションの入力軸に伝達される。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
10 入力プレート
10b 係合部
10c かしめ用孔
11 第1サイドプレート
11b 第1支持部
11d かしめ用孔
12 第2サイドプレート
12b 第2支持部
13 ハブフランジ
14 トーションスプリング
15 ストッパ機構
18 第1リベット
19 第2リベット
24 切欠
25a ストッパ本体
25b 固定部
26 第3リベット
22 フランジ部
22a 収容部
31 第1摩擦部材
35 油供給孔
Claims (7)
- 駆動源からのトルクを出力側に伝達するとともに、入力されるトルク変動を減衰するためのダンパ装置であって、
軸方向に対向して配置された環状の1対のサイドプレートと、
前記1対のサイドプレートを、軸方向に所定の間隔をあけて軸方向及び回転方向に移動不能に連結する複数の第1リベットと、
前記1対のサイドプレートと相対回転可能なハブフランジと、
前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、
前記1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定され、複数の前記第1リベットに対応する位置にリベットかしめ用の複数の孔を有し、前記駆動源からのトルクを前記一方のサイドプレートに伝達する入力部材と、
を備えたダンパ装置。 - 前記入力部材を前記1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定する複数の第2リベットをさらに備えた、請求項1に記載のダンパ装置。
- 前記1対のサイドプレートは複数の支持部を有し、
前記ハブフランジは、径方向外方に延びかつ前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有し、前記フランジ部は前記支持部に対応する位置に複数の収容部を有し、
前記複数の弾性部材は、前記収容部に収容されるとともに前記支持部に支持されており、
前記第1リベットは、前記収容部の内部において前記弾性部材の径方向内側を軸方向に貫通している、
請求項1又は2に記載のダンパ装置。 - 前記入力部材は環状のプレートであり、
前記入力部材の内周端は、前記弾性部材よりも径方向内方に延びており、
前記入力部材の外周端は、前記弾性部材と径方向の位置が重なっており、かつ駆動源側の部材に係合する複数の係合部を有し、
前記リベットかしめ用の孔は、前記係合部の径方向内側に形成されている、
請求項1から3のいずれかに記載のダンパ装置。 - 前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとの相対回転角度を規制するためのストッパ機構をさらに備え、
前記ストッパ機構は、
前記ハブフランジの外周面に形成された円周方向に延びる複数の切欠と、
前記1対のサイドプレートのうちの他方のサブプレートの外周部の一部を前記一方のサイドプレート側に折り曲げて形成された複数のストッパ本体と、
前記ストッパ本体の先端部を径方向内側に折り曲げて形成された複数の固定部と、
前記固定部を前記一方のサイドプレートの外周部に固定するための複数の第3リベットと、
を有し、
前記他方のサブプレートは、複数の前記第3リベットに対応する位置に、複数のリベットかしめ用孔を有している、
請求項1から4のいずれかに記載のダンパ装置。 - 前記ハブフランジは、径方向外方に延びかつ前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有し、
前記1対のサイドプレートの少なくとも一方と前記フランジ部との軸方向間に配置され、前記サイドプレートと前記ハブフランジとの相対回転時に摩擦抵抗を発生するための摩擦部材と、
前記フランジ部に、軸方向に貫通して形成され、潤滑油を前記摩擦部材に供給するための油供給孔と、
をさらに備えた請求項1から5のいずれかに記載のダンパ装置。 - 第1サブプレートと、前記第1サブプレートと軸方向に対向して配置され複数のリベットかしめ用孔を有する第2サブプレートを準備する第1ステップと、
前記第2サイドプレートの側面に、入力部材を複数のリベットにより固定する第2ステップと、
前記第1サイドプレートと、前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されるハブフランジと、前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、を前記第2サイドプレートの前記入力部材が固定された側と逆側に配置する第3ステップと、
前記第2サイドプレートに形成されたリベットかしめ用孔を通して、前記1対のサイドプレートを、リベットをかしめることにより連結する第4ステップと、
を備えたダンパ装置の組み付け方法。
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