JP2019203580A - ダンパ装置 - Google Patents

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将隆 相川
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Abstract

【課題】サイドプレートの側面に入力部材が固定されたダンパ装置において、1対のサイドプレートをリベットによって固定できるようにする。【解決手段】このダンパ装置1は、環状の第1及び第2サイドプレート11,12と、複数の第1リベット18と、ハブフランジ13と、第1及び第2サイドプレート11,12とハブフランジ13とを回転方向に弾性的に連結する複数のトーションスプリング14と、入力プレート10と、を備えている。第1リベット18は、第1及び第2サイドプレート11,12を、軸方向に所定の間隔をあけて軸方向及び回転方向に移動不能に連結する。ハブフランジ13は1対のサイドプレートと相対回転可能である。入力プレート10は、第2サイドプレート12の側面に固定され、第1リベット18に対応する位置にリベットかしめ用孔10cを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ダンパ装置、特に、駆動源からのトルクを出力側に伝達するとともに、入力されるトルク変動を減衰するためのダンパ装置に関する。
エンジン等の駆動源からトランスミッションに伝達される振動の抑制や、異音の抑制のために、ダンパ装置が設けられている。この種のダンパ装置として、特許文献1に示されるダンパ装置が提供されている。
特許文献1のダンパ装置は、ハブフランジの両側にクラッチプレート及びリティニングプレートが配置されている。ハブフランジと各プレートとの間には、ヒステリシストルクを発生するためのフリクションプレート等の部材が配置されている。そして、クラッチプレートとリティニングプレートとは、カラー及びスタッドピンによって内周部が連結され、ストップピンによって外周部が連結されている。
実公昭59−2335号公報
特許文献1の装置では、クラッチプレートの外周部に固定されたクラッチディスクを介してトルクが入力される。
ここで、ダンパ装置には、クラッチディスクが設けられない場合がある。この種のダンパ装置では、例えば、クラッチプレートの側面に入力プレートを固定し、この入力プレートを介して装置にトルクを入力する必要がある。
このように、クラッチプレートの側面に入力プレートが固定されるダンパ装置では、入力プレートの大きさや、入力プレートとクラッチプレートとの連結位置によっては、クラッチプレートとリティニングプレートとを、リベットによって固定できない場合がある。具体的には、クラッチプレートとリティニングプレートとを固定するためのリベットが配置される位置に、入力プレートが重なってしまい、リベットをかしめることができない場合がある。
本発明の課題は、1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に入力部材が固定されたダンパ装置において、1対のサイドプレートをリベットによって固定できるようにすることにある。
(1)本発明に係るダンパ装置は、駆動源からのトルクを出力側に伝達するとともに、入力されるトルク変動を減衰するための装置である。このダンパ装置は、環状の1対のサイドプレートと、複数の第1リベットと、ハブフランジと、複数の弾性部材と、入力部材と、を備えている。1対のサイドプレートは、軸方向に対向して配置されている。複数の第1リベットは、1対のサイドプレートを、軸方向に所定の間隔をあけて軸方向及び回転方向に移動不能に連結する。ハブフランジは、1対のサイドプレートと相対回転可能である。複数の弾性部材は、1対のサイドプレートとハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する。入力部材は、1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定され、複数の第1リベットに対応する位置にリベットかしめ用の複数の孔を有し、駆動源からのトルクを一方のサイドプレートに伝達する。
この装置では、駆動源からのトルクは、入力部材を介して1対のサイドプレートに入力される。そして、入力されたトルクは、複数の弾性部材及びハブフランジを介して出力される。
ここで、入力部材には、第1リベットに対応する位置に、リベットかしめ用の孔が形成されている。したがって、サイドプレートの側面に入力部材を固定した後に、リベットかしめ用孔を利用してリベットをかしめ、1対のサイドプレートを連結することができる。
(2)好ましくは、入力部材を1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定する複数の第2リベットをさらに備えている。
すなわち、ここでは、サイドプレートと入力部材とが第2リベットによって固定されている。したがって、簡単な構成によってサイドプレートと入力部材とを固定した後に、1対のサイドプレートを第1リベットによって簡単に連結することができる。
(3)好ましくは、1対のサイドプレートは複数の支持部を有している。ハブフランジは、径方向外方に延びかつ1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有している。フランジ部は、支持部に対応する位置に複数の収容部を有している。複数の弾性部材は、収容部に収容されるとともに支持部によって支持されている。そして、第1リベットは、収容部の内部において弾性部材の径方向内側を軸方向に貫通している。
ここでは、弾性部材を収容する収容部を第1リベットが貫通している。すなわち、フランジ部において、収容部とは別に第1リベットを貫通させるための孔を形成する必要がない。このため、フランジ部の径方向の小型化を図ることができるとともに、フランジ部の強度の低下を抑えることができる。
(4)好ましくは、入力部材は、環状のプレートである。入力部材の内周端は、弾性部材よりも径方向内方に延びている。また、入力部材の外周端は、弾性部材と径方向の位置が重なっており、かつ駆動源側の部材に係合する複数の係合部を有している。そして、リベットかしめ用の孔は、係合部の径方向内側に形成されている。
ここでは、入力部材は、サイドプレートの側面を覆うような形状である。しかし、リベットかしめ用の孔が形成されているので、この孔を利用して、1対のサイドプレートを、リベットをかしめて連結することができる。
(5)好ましくは、1対のサイドプレートとハブフランジとの相対回転角度を規制するためのストッパ機構をさらに備えている。ストッパ機構は、複数の切欠と、複数のストッパ本体と、複数の固定部と、複数の第3リベットと、を有している。切欠は、ハブフランジの外周面に形成され、円周方向に延びている。ストッパ本体は、1対のサイドプレートのうちの他方のサブプレートの外周部の一部を一方のサイドプレート側に折り曲げて形成されている。固定部は、ストッパ本体の先端部を径方向内側に折り曲げて形成されている。第3リベットは、固定部を一方のサイドプレートの外周部に固定する。そして、他方のサイドプレートは、複数の第3リベットに対応する位置に、複数のリベットかしめ用孔を有している。
ここで、ストッパ機構は、1対のサイドプレートの外周部を互いに固定する第3リベットを有している。この第3リベットをかしめる際にも、サイドプレートにリベットかしめ用の孔が必要になる。そこで、第3リベットのかしめ用孔が他方のサイドプレートに形成されている。
(6)好ましくは、ハブフランジは、径方向外方に延びかつ1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有している。また、摩擦部材と、油供給孔と、をさらに備えている。摩擦部材は、1対のサイドプレートの少なくとも一方とフランジ部との軸方向間に配置され、サイドプレートとハブフランジとの相対回転時に摩擦抵抗を発生する。油供給孔は、フランジ部に、軸方向に貫通して形成され、潤滑油を摩擦部材に供給する。
ここでは、サブプレートとハブフランジとが相対回転すると、これらの間に配置された摩擦部材によって摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵抗によってヒステリシストルクが発生され、振動や異音が抑制される。
そして、摩擦部材には、フランジ部に形成された油供給孔を介して供給される。このため、摩擦部材に潤滑油を十分に供給することができ、安定したヒステリシストルクを得ることができる。
(7)本発明に係るダンパ装置の組み付け方法は、以下のステップを有している。
第1ステップ:第1サブプレートと、第1サブプレートと軸方向に対向して配置され複数のリベットかしめ用孔を有する第2サブプレートを準備する。
第2ステップ:第2サイドプレートの側面に、入力部材を複数のリベットにより固定する。
第3ステップ:第1サイドプレートと、1対のサイドプレートの軸方向間に配置されるハブフランジと、1対のサイドプレートとハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、を第2サイドプレートの入力部材が固定された側と逆側に配置する。
第4ステップ:第2サイドプレートに形成されたリベットかしめ用孔を通して、1対のサイドプレートを、リベットをかしめることにより連結する。
以上のような本発明では、1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に入力部材が固定されたダンパ装置において、1対のサイドプレートをリベットによって固定することができる。
本発明の一実施形態によるダンパ装置の断面図。 図1の正面図。 図1の拡大部分図。
[構成]
図1及び図2に、本発明の一実施形態によるダンパ装置1を示している。図1はダンパ装置1の断面図であり、図2はその正面図である。なお、図2は、トランスミッション側から視た図であり、一部において部材を取り外して示している。図1においてO−Oがダンパ装置1の回転軸すなわち回転中心線である。図1の左側にエンジンやモータ等の駆動源が配置され、図1の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。
以下の説明で、「径方向外側」、「外周側」とは、ダンパ装置1の回転中心線から離れる側であり、「径方向内側」、「内周側」とは、その逆側である。
ダンパ装置1は、駆動源から入力されるトルクをトランスミッション側に伝達するとともに、トルク変動を減衰する。ダンパ装置1は、入力プレート10と、第1サイドプレート11及び第2サイドプレート12と、ハブフランジ13と、複数のトーションスプリング14と、ストッパ機構15と、ヒステリシストルク発生機構16と、を有している。
入力プレート10は、ダンパ装置1のもっとも駆動源側に配置されている。入力プレート10は、円板状に形成され、中心部に開口10aを有するとともに、外周部に駆動源側に傾斜して設けられた係合部10bを有している。より詳細には、内周端は、トーションスプリング14が配置された位置よりもさらに径方向内側に延びている。また、外周端は、トーションスプリング14と径方向位置が重なるように、径方向外側に延びている。駆動源からのトルクは、係合部10bを介して入力される。また、係合部10bの径方向内側には、複数のかしめ用孔10cが形成されている。
第1及び第2サイドプレート11,12は、軸方向に所定の間隔をあけて対向して配置されている。第1サイドプレート11と第2サイドプレート12とは、複数の第1リベット18をかしめることによって軸方向及び回転方向に移動不能に固定されている。第1サイドプレート11はトランスミッション側に配置され、第2サイドプレート12は駆動源側に配置されている。
第1サイドプレート11は円板状に形成されている。第1サイドプレート11は、中心部に形成された開口11aと、複数の第1支持部11bと、複数の係合孔11cと、複数のリベットかしめ用孔11dと、を有している。
第1支持部11bは、額縁状に形成されている。すなわち、開口部と、開口部の内縁部及び外縁部を切り起こして形成された内周側支持部及び外周側支持部と、を有している。係合孔11cは、径方向の中間部に形成され、リベットかしめ用孔11dは外周部に形成されている。
第2サイドプレート12は、円板状に形成され、径方向中間部が第2リベット19によって入力プレート10に固定されている。すなわち、第2サイドプレート12の駆動源側の側面に、入力プレート10の一部が接触しており、この接触部分を、第2リベット19によってかしめることにより、入力プレート10と第2サイドプレート12とが固定されている。第2サイドプレート12は、中心部に形成された開口12aと、複数の第2支持部12bと、を有している。
第2支持部12bは、第1支持部11bと軸方向に対向して配置され、第1支持部11bと同様に額縁状に形成されている。すなわち、開口部と、開口部の内縁部及び外縁部を切り起こして形成された内周側支持部及び外周側支持部と、を有している。
ハブフランジ13は、ボス部21と、フランジ部22と、を有している。ハブフランジ13は、第1及び第2サイドプレート11,12と所定の角度範囲で相対回転可能である。
ボス部21は、軸方向に延び、内周部にスプライン孔21aを有している。このスプライン孔21aに、トランスミッションの入力軸(図示せず)がスプライン嵌合可能である。
フランジ部22は、ボス部21から径方向外側に延び、第1及び第2サイドプレート11,12の軸方向間に配置されている。フランジ部22は複数の収容部22aとしての開口を有している。収容部22aは、第1及び第2サイドプレート11,12の第1及び第2支持部11b,12bに対応する位置に形成されている。図2から明らかなように、収容部22aは、内周部が、第1及び第2支持部11b,12bの開口部よりさらに径方向内側に延びて形成されている。そして、この収容部22aの内周部を、第1及び第2サイドプレート11,12を固定する第1リベット18が通過している。
複数のトーションスプリング14は、ハブフランジ13の収容部22aに収容され、第1及び第2サイドプレート11,12の第1及び第2支持部11b,12bによって、軸方向及び径方向に移動しないように支持されている。このトーションスプリング14によって、第1及び第2サイドプレート11,12とハブフランジ13とが回転方向に弾性的に連結されている。
ストッパ機構15は、図2に示すように、フランジ部22に形成された複数の切欠24と、第1サイドプレート11の外周部に形成された複数のストッパ25と、第3リベット26と、を有している。
切欠24は、フランジ部22の外周面に、円周方向に所定の長さで、かつ径方向に所定の幅で形成されている。ストッパ25は、第1サイドプレート11の外周部の一部を第2サイドプレート12側に折り曲げて形成されたストッパ本体25aと、さらにその先端部を内周側に折り曲げて形成された固定部25bと、を有している。ストッパ本体25aは、切欠24を軸方向に通過しており、固定部25bは第3リベット26をかしめることによって、第2サイドプレート12の外周部に固定されている。
このような構成により、第1及び第2サイドプレート11,12と、ハブフランジ13とは、ストッパ本体25aが切欠24の端面に当接する角度範囲で相対回転が可能である。言い換えれば、ストッパ本体25aが切欠24の端面に当接することによって、第1及び第2サイドプレート11,12とハブフランジ13との相対回転が禁止される。
図3に示すように、ヒステリシストルク発生機構16は、第1摩擦部材31と、第2摩擦部材32と、フリクションプレート33と、コーンスプリング34と、を有している。
第1摩擦部材31は、環状のプレートであり、ボス部21の外周部において、フランジ部22の内周部の第1サイドプレート11側の側面に接触するように配置されている。また、第2摩擦部材32は、環状のプレートであり、フランジ部22の内周部と第2サイドプレート12の内周部との間に配置されている。第1及び第2摩擦部材31,32の両側面には、摩擦材31a,32aが固定されている。
フリクションプレート33は第1摩擦部材31の第1サイドプレート11側に配置され、コーンスプリング34は、フリクションプレート33と第1サイドプレート11との間に、圧縮された状態で配置されている。フリクションプレート33の外周部には、第1サイドプレート11側に折り曲げられて形成された複数の係合突起33aが形成されている。係合突起33aは、第1サイドプレート11の係合孔11cに係合している。したがって、フリクションプレート33は第1サイドプレート11に対して相対回転不能である。
以上のような構成では、第1摩擦部材31は、フランジ部22及びフリクションプレート33に所定の押圧力で押圧され、第2摩擦部材32は、フランジ部22及び第2サイドプレート12に所定の押圧力で押圧されている。したがって、第1及び第2サイドプレート11,12とハブフランジ13との間に相対回転が生じた場合には、第1及び第2摩擦部材31,32と相手部材との間で摩擦抵抗が生じる。これにより、ヒステリシストルクが発生する。
[潤滑油の供給のための構成]
ここで、ヒステリシストルク発生機構16に対しては、ハブフランジ13の内周側で、第2サイドプレート12側から潤滑油が供給される。潤滑油が供給される方向を、図3の矢印Lで示している。ハブフランジ13において、潤滑油が供給される部分には軸方向に貫通する複数の油供給孔35が形成されている。具体的には、油供給孔35は、ハブフランジ13のフランジ部22の内周端部に形成され、第1サイドプレート11側と第2サイドプレート12側とを軸方向に貫通している。油供給孔35は、第1及び第2摩擦部材31,32の内周端よりもさらに径方向内側に形成されている。
また、図3に示すように、ハブフランジ13の第2サイドプレート12側の側面には、軸方向に凹む凹部13aが形成されている。凹部13aの外径は、油供給孔35の径方向のもっとも外側部分とほぼ一致している。また、凹部13aの外周側壁13bは、油受け部としての曲面になっている。
したがって、入力プレート10及び第2サイドプレート12の内周側から供給された潤滑油は、凹部13aの外周側壁13bの曲面に沿って第2摩擦部材32の内周部に供給される。また、同時に、潤滑油は、凹部13aの外周側壁13bの曲面に沿って油供給孔35にも導かれる。油供給孔35に導かれた潤滑油は、油供給孔35を通して第1摩擦部材31の内周部に供給される。なお、油供給孔35は、第1及び第2摩擦部材31,32の内周端よりも径方向内側に形成されているので、潤滑油が油供給孔35に流入するのが妨げられることはないし、また、潤滑油が油供給孔35から流出するのが妨げられることもない。
このようにして、潤滑油が第1及び第2摩擦部材31,32の内周部に供給され、さらに遠心力によって外周側の摩擦材31a,32aに供給される。
また、フリクションプレート33及び第1サイドプレート11の内径は、第1摩擦部材31の内径よりも小さく形成されている。したがって、油供給孔35を通過して第1摩擦部材31側に流出した潤滑油は、これらのプレート33,11によってさらに軸方向外側(図1の右側)に流出するのを抑えることができる。すなわち、フリクションプレート33及び第1サイドプレート11の内径は、油供給孔35から吐出された潤滑油が第1サイドプレート11からさらに軸方向外側(図1,3の右側)に流れるのを規制する規制部として機能している。このため、第1摩擦部材31に対して十分に潤滑油を供給することができる。
また、同様に、第2サイドプレート12の内径は、第2摩擦部材32の内径よりも小さく形成されている。したがって、凹部13aから第2摩擦部材32に供給された潤滑油は、第2サイドプレート12によってさらに軸方向外側(図1の左側)に流出するのを抑えることができる。このため、第2摩擦部材32に対して十分に潤滑油を供給することができる。
以上のように、油供給孔35等によって第1及び第2摩擦部材31,32に対して潤滑油が供給される。このような構成では、第1及び第2摩擦部材31,32を径方向に位置決めするための構成を、第1及び第2摩擦部材31,32の内周側に設けることは困難である。
そこで、フランジ部22の両側面には、軸方向に突出する環状の突出部22cが形成されている。そして、第1及び第2摩擦部材31,32の外周面を、この突出部22cに当接させることによって、第1及び第2摩擦部材31,32を径方向に位置決めしている。
[組み付け]
ここで、本装置を組み付ける際は、まず、第2サイドプレート12の側面に入力プレート10を第2リベット19により固定する。その後、第1サイドプレート11及びハブフランジ13に、ヒステリシストルク発生機構16、トーションスプリング14を組み付け、第1サイドプレート11と第2サイドプレート12とを第1リベット18及び第3リベット26により固定する。
この第1サイドプレート11と第2サイドプレート12とを固定する際には、入力プレート10に形成されたかしめ用孔10cを利用して第1リベット18がかしめられ、また第1サイドプレート11に形成されたかしめ用孔11dを利用して第3リベット26がかしめられる。
[動作]
駆動源からトルクが入力プレート10に入力されると、このトルクは、第1及び第2サイドプレート11,12からトーションスプリング14を介してハブフランジ13に伝達される。ハブフランジ13に伝達されたトルクは、ボス部21のスプライン孔21aに嵌合するトランスミッションの入力軸に伝達される。
以上の動作において、前述のように、第1及び第2サイドプレート11,12とハブフランジ13とが相対回転する際に、第1及び第2摩擦部材31,32の両側面に固定された摩擦材31a,32aが他の部材と摺接し、摩擦抵抗が発生する。これにより、ヒステリシストルクが発生され、トルク変動が減衰される。
また、以上の動作中に、第1及び第2摩擦部材31,32には、凹部13a及び油供給孔35を通して十分な潤滑油が安定して供給される。したがって、安定したヒステリシストルクを得ることができる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)入力部材としての入力プレート10の形状等は前記実施形態に限定されない。入力プレートが、1対のサイドプレートを固定するためのリベットを覆うような形状であれば、本発明と同様に適用することができる。
(b)前記実施形態では、フランジ部22の両側にそれぞれ摩擦部材31,32が設けられた例を示したが、一方側にのみ摩擦部材が設けられていてもよい。
1 ダンパ装置
10 入力プレート
10b 係合部
10c かしめ用孔
11 第1サイドプレート
11b 第1支持部
11d かしめ用孔
12 第2サイドプレート
12b 第2支持部
13 ハブフランジ
14 トーションスプリング
15 ストッパ機構
18 第1リベット
19 第2リベット
24 切欠
25a ストッパ本体
25b 固定部
26 第3リベット
22 フランジ部
22a 収容部
31 第1摩擦部材
35 油供給孔

Claims (7)

  1. 駆動源からのトルクを出力側に伝達するとともに、入力されるトルク変動を減衰するためのダンパ装置であって、
    軸方向に対向して配置された環状の1対のサイドプレートと、
    前記1対のサイドプレートを、軸方向に所定の間隔をあけて軸方向及び回転方向に移動不能に連結する複数の第1リベットと、
    前記1対のサイドプレートと相対回転可能なハブフランジと、
    前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、
    前記1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定され、複数の前記第1リベットに対応する位置にリベットかしめ用の複数の孔を有し、前記駆動源からのトルクを前記一方のサイドプレートに伝達する入力部材と、
    を備えたダンパ装置。
  2. 前記入力部材を前記1対のサイドプレートのうちの一方のサイドプレートの側面に固定する複数の第2リベットをさらに備えた、請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記1対のサイドプレートは複数の支持部を有し、
    前記ハブフランジは、径方向外方に延びかつ前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有し、前記フランジ部は前記支持部に対応する位置に複数の収容部を有し、
    前記複数の弾性部材は、前記収容部に収容されるとともに前記支持部に支持されており、
    前記第1リベットは、前記収容部の内部において前記弾性部材の径方向内側を軸方向に貫通している、
    請求項1又は2に記載のダンパ装置。
  4. 前記入力部材は環状のプレートであり、
    前記入力部材の内周端は、前記弾性部材よりも径方向内方に延びており、
    前記入力部材の外周端は、前記弾性部材と径方向の位置が重なっており、かつ駆動源側の部材に係合する複数の係合部を有し、
    前記リベットかしめ用の孔は、前記係合部の径方向内側に形成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のダンパ装置。
  5. 前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとの相対回転角度を規制するためのストッパ機構をさらに備え、
    前記ストッパ機構は、
    前記ハブフランジの外周面に形成された円周方向に延びる複数の切欠と、
    前記1対のサイドプレートのうちの他方のサブプレートの外周部の一部を前記一方のサイドプレート側に折り曲げて形成された複数のストッパ本体と、
    前記ストッパ本体の先端部を径方向内側に折り曲げて形成された複数の固定部と、
    前記固定部を前記一方のサイドプレートの外周部に固定するための複数の第3リベットと、
    を有し、
    前記他方のサブプレートは、複数の前記第3リベットに対応する位置に、複数のリベットかしめ用孔を有している、
    請求項1から4のいずれかに記載のダンパ装置。
  6. 前記ハブフランジは、径方向外方に延びかつ前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されたフランジ部を有し、
    前記1対のサイドプレートの少なくとも一方と前記フランジ部との軸方向間に配置され、前記サイドプレートと前記ハブフランジとの相対回転時に摩擦抵抗を発生するための摩擦部材と、
    前記フランジ部に、軸方向に貫通して形成され、潤滑油を前記摩擦部材に供給するための油供給孔と、
    をさらに備えた請求項1から5のいずれかに記載のダンパ装置。
  7. 第1サブプレートと、前記第1サブプレートと軸方向に対向して配置され複数のリベットかしめ用孔を有する第2サブプレートを準備する第1ステップと、
    前記第2サイドプレートの側面に、入力部材を複数のリベットにより固定する第2ステップと、
    前記第1サイドプレートと、前記1対のサイドプレートの軸方向間に配置されるハブフランジと、前記1対のサイドプレートと前記ハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、を前記第2サイドプレートの前記入力部材が固定された側と逆側に配置する第3ステップと、
    前記第2サイドプレートに形成されたリベットかしめ用孔を通して、前記1対のサイドプレートを、リベットをかしめることにより連結する第4ステップと、
    を備えたダンパ装置の組み付け方法。
JP2018100237A 2018-05-25 2018-05-25 ダンパ装置 Active JP7071872B2 (ja)

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