JP6193838B2 - 閉断面部材 - Google Patents

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Description

本発明は、閉断面部材に関する
自動車のシートフレーム部材などの構造部材においては、エネルギー消費低減の観点から軽量化が進められており、鋼製部材に変えてアルミニウム材やマグネシウム材などの比重の小さい金属材料や炭素繊維強化プラスチック(carbon fiber reinforced plastic:CFRP)などの樹脂材料の適用が検討されている。一方、これらの材料は鋼材に比べて高価であるため、製造コストなどの観点から、一部のみを軽量材に置き換えた異種材料の接合構造体についても検討が進められている。
また、一般に、異種の金属材料を用いて異材接合構造体を製造する場合、溶融溶接や摩擦撹拌接合などの接合方法が用いられているが、構造体を構成する金属材料間に電位差がある場合は、各部材が接触する部分に電食(電気化学的腐食)が発生しやすい。そこで、従来、電食を防止し、耐食性を向上するために、異なる種類の金属材料が接する部分には、樹脂などの絶縁材料からなるシール材が塗布されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−121027号公報
しかしながら、前述した従来の異材接合体の製造方法は、先ず、開断面部材を形成し、その接合部及びその周辺にシール材を塗布した後で接合を行うという工程が採られており、手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、簡便な方法で製造可能であり、かつ接合強度に優れた閉断面部材を提供することを主目的とする。
本発明に係る閉断面部材は、2以上の開断面部材を組み合わせて形成された閉断面部材であって、少なくとも一の開断面部材は金属材料からなり、前記一の開断面部材と他の開断面部材との継ぎ目部には樹脂が充填されており、前記継ぎ目部に充填された樹脂の一部が内面側又は外面側に押し出されて第1の係止部を形成し、前記他の開断面部材も金属材料で形成され、前記一の開断面部材との継ぎ目部を部分的に溶接すると共に、前記継ぎ目部の溶接されていない箇所には隙間を形成し、少なくとも前記隙間に樹脂が充填されているものである。
この閉断面部材において、前記第1の係止部は、前記継ぎ目部を覆うように形成することができる。
また、本発明の閉断面部材は、長手方向の一部又は全部において、内面及び外面の少なくとも一方が全周に亘って前記樹脂で被覆されていてもよい。
一方、前記開断面部材に1又は複数の貫通孔を形成し、前記貫通孔から前記樹脂が内面側又は外面側に押し出されて、第2の係止部を形成することもできる。
その場合、前記第2の係止部は、前記貫通孔を覆うように形成することができる。
更に、前記一の開断面部材と前記他の開断面部材は、相互に異なる金属材料により形成されていてもよい。
又は、前記他の開断面部材が繊維強化プラスチックにより形成されていてもよい。
本発明の閉断面部材は、長手方向の一部又は全部において、外面が全周に亘って前記樹脂で被覆されており、前記樹脂で被覆されている部分にブラケットがかしめ締結されていてもよい。
その場合、前記ブラケットは、筒状部と、前記筒状部の外周面又は端面に設けられたリブ部と、を有する構成とすることができる。
また、前記樹脂の表面には、少なくとも前記ブラケットと接する領域に突起又は凹凸が形成されていてもよい。
本発明によれば、簡便な方法で、接合強度に優れた閉断面部材を製造することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る閉断面部材に用いる開断面部材の構成例を模式的に示す斜視図である。 A及びBは図1に示す開断面部材を用いた閉断面部材の構成例を示す図であり、図1に示すA−A線による断面図に相当する。 図2Bに示す閉断面部材の接合部の拡大断面図である。 継ぎ目部が部分的に溶接された開断面部材の構成例を示す斜視図である。 A〜Dは本発明の第1の実施形態の閉断面部材の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。 A及びBは本発明の第2の実施形態に係る閉断面部材を模式的に示す斜視図である。 A及びBは図6A,Bに示す閉断面部材の孔部を示す拡大断面図である。 A〜Dは図6Aに示す閉断面部材の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。 A及びBは本発明の第3の実施形態に係る閉断面部材の構成例を示す断面図である。 A〜Dは図9A,Bに示す閉断面部材の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る閉断面部材を模式的に示す断面図である。 A〜Dは図11に示す閉断面部材の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る閉断面部材を模式的に示す斜視図である。 A及びBは図13に示す閉断面部材に用いるブラケットの構成例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態に係る閉断面部材について説明する。図1は本実施形態の閉断面部材に用いる開断面部材の構成例を模式的に示す斜視図であり、図2A,Bは図1に示す開断面部材を用いた閉断面部材の構成例を示す図であり、図1に示すA−A線による断面図に相当する。また、図3は図2Bに示す閉断面部材の接合部の拡大断面図である。
図1〜3に示すように、本実施形態の閉断面部材10,11は、2以上の開断面部材1,2を組み合わせて構成されており、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部には、樹脂4によって係止部3が形成されている。
[開断面部材1,2]
開断面部材1,2の少なくとも一方は金属材料からなり、プレス成形などの成形方法により、所定の形状に成形されている。開断面部材1,2の両方が金属材料により形成されている場合、開断面部材1,2は同種の金属により形成されていてもよいが、相互に異なる種類の金属材料で形成されていてもよい。
ここで、開断面部材1,2を構成する金属材料としては、アルミニウム又はアルミニウム合金材、マグネシウム又はマグネシウム合金材、チタン又はチタン合金材、高張力鋼やステンレスなどの各種鋼材などが挙げられる。例えば、自動車用構造部材の場合は、軽量化の観点から、鋼材とアルミニウム又はアルミニウム合金材との組み合わせが好適である。
また、開断面部材1,2の一方を、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ボロン繊維強化プラスチック(BFRP)、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)及びポリエチレン繊維強化プラスチック(DFRP)などの繊維強化樹脂(FRP)により形成することもできる。
[係止部3]
図3に示すように、係止部3は、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に内面側から充填された樹脂4の一部が外面側に押し出されることにより形成されている。ここで、係止部3を形成する樹脂4は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂及び繊維強化樹脂などの各種樹脂材料を使用することができる。これらの樹脂材料の中でも特に、製造工程の簡素化の観点から、ポリプロピレン樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)及びアクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂が好ましい。また、樹脂4には、タルクなどの充填材や各種添加材が配合されていてもよい。
係止部3は、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部を覆うように形成されていることが好ましい。これにより、開断面部材1と開断面部材2とが強固に固着して剥離しにくくなり、更に、開断面部材1と開断面部材2とが係止部3により完全に絶縁されるため、閉断面部材10,11の接合強度が高まり、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は電食防止効果も向上する。
また、開断面部材1,2の係止部3が形成される部分には、接着性向上のため、プライマー処理などの下地処理やエッチングなどの表面処理が施されていてもよい。なお、これらの下地処理や表面処理を行う部分は係止部3が形成される部分に限定されるものではなく、その他の部分にも下地処理や表面処理を施すことができ、開断面部材1,2の全面が処理されていてもよい。
係止部3を形成する樹脂4は、図2Aに示す閉断面部材10のように少なくとも開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に充填されていればよいが、図2Bに示す閉断面部材11のように、内面全周が樹脂4で被覆されていてもよい。閉断面部材11のように内面全周を樹脂4で被覆すると、樹脂4により筒状の構造部材が形成されるため、閉断面部材10に比べて全体の剛性が向上する。
更に、開断面部材1,2がいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部が部分的に溶接されていてもよい。図4は継ぎ目部が部分的に溶接された開断面部材の構成例を示す斜視図である。この場合、図4に示すように、溶接金属部5は、継ぎ目部に、相互に間隔を空けて複数箇所設けられ、溶接金属部5が設けられていない隙間に樹脂が充填される。なお、耐食性の観点から、溶接金属部5も樹脂で被覆されていることが好ましい。
このように、開断面部材1と開断面部材2の継ぎ目部を、部分的に溶接することにより、閉断面部材全体の強度を更に向上させることができる。また、溶接金属部5により、開断面部材1,2の間隔を一定に保持することができるため、継ぎ目部に樹脂を充填する際に、金型内への開断面部材1,2の設置が容易になる。
なお、継ぎ目部の溶接方法は、特に限定されるものではないが、例えば開断面部材1,2が、アルミニウム(合金)材と鋼材などのように、相互に異なる金属材料により形成されている場合は、溶加材を加えつつ融点が低い方の材料のみを溶融する所謂ブレージング(ろう付け)溶接法により溶接することが好ましい。ブレージング溶接方法としては、例えばMIGブレージング、TIGブレージング及びレーザブレージングなどがあり、これらの溶接方法を適用することにより、熱歪を抑制することができる。
[製造方法]
次に、本実施形態の閉断面部材の製造方法について説明する。図5A〜Dは図2Bに示す閉断面部11の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。本実施形態の閉断面部材11を製造する際は、先ず、図5Aに示すように、金属材料からなり、必要に応じて所定形状に成形された2以上の開断面部材1,2を、例えば重ね合わせるなどの方法で組み合わせる。その際、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に隙間を設ける。また、開断面部材1,2がいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部を部分的に溶接することもできる。
次に、図5B〜Dに示すように、組み合わされた開断面部材1,2を金型(図示せず)内に配置し、その一方の端部側から内側に向けて樹脂4を射出して、少なくともこれらの開断面部材1,2の継ぎ目部にその一部が外面側に押し出されるまで樹脂4を充填して、係止部3を形成する。なお、図4に示すように、継ぎ目部が部分的に溶接されている場合は、樹脂4は、溶接金属部5間の隙間から外面側に押し出される。これにより、開断面部材1と開断面部材2とが接合されて、閉断面部材11が製造される。
その際、例えば、組み合わされた開断面部材1,2の内部に、外径が組み合わされた開断面部材1,2の内径よりも小径のマンドレルを、開断面部材1,2の内面と一定の間隔を空けて配置し、その状態で樹脂4を射出して、組み合わされた開断面部材1,2の内面全周に亘って樹脂4を被覆してもよい。これにより、内面全周が樹脂4で被覆された閉断面部材11を製造することができる。なお、内面全周に亘って樹脂4を被覆する部分は、閉断面部材11の長手方向全体に形成してもよいが、長手方向の一部にのみ形成してもよい。
なお、この組み合わされた開断面部材1,2の内面に樹脂4を被覆する工程と、係止部3を形成する工程は、一の工程で行うことができる。即ち、組み合わされた開断面部材1,2の内面に樹脂4を被覆しつつ、これらの継ぎ目部に樹脂4を充填して、係止部3を形成してもよい。これにより、製造工程を更に簡素化することができる。
本実施形態の閉断面部材10,11は、開断面部材1,2の継ぎ目部に内面側から充填された樹脂4の一部が外面側に押し出されて係止部3が形成されているため、接合強度に優れ、更に、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は、電食も防止することができる。また、これら閉断面部材10,11は、継ぎ目部を全長に亘って溶接する必要がなく、簡便な方法で製造することができる。
なお、図1〜5には、2つの開断面部材1,2を組み合わせて構成される閉断面部材10,11を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上の開断面部材を組み合わせて閉断面部材を構成してもよい。その場合は、各開断面部材の継ぎ目部に前述した係止部が形成されていることが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る閉断面部材について説明する。図6A及び図6Bは本実施形態の閉断面部材を模式的に示す斜視図であり、図7A及び図7Bはその孔部を示す拡大断面図である。なお、図6,7においては、前述した第1の実施形態の閉断面部材の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[全体構成]
図6及び図7に示すように、本実施形態の閉断面部材20a,20bは、開断面部材21,22に、1又は複数の貫通孔21a,22aが形成されており、各貫通孔21a,22aから樹脂4が外面側に押し出されて、係止部23が形成されている。また、図6Bに示す閉断面部材20bでは、複数の貫通孔21aから外面側に押し出された樹脂4が連続した係止部23が形成されている。
このように、開断面部材21,22の継ぎ目部の係止部3に加えて、継ぎ目部以外の部分にも係止部23を設けることにより、開断面部材21,22と樹脂4との剥離を防止すると共に、樹脂4が閉断面部材20の長手方向にずれることを防止できる。その結果、本実施形態の閉断面部材20は、前述した閉断面部材10,11に比べて、閉断面部材の剛性を更に高めることができる。
貫通孔21a,22aの位置、数及び大きさは、特に限定されるものではなく、閉断面部材20の形状や用途に応じて適宜設定することができるが、開断面部材21,22の頂部に設けると、開断面部材21,22をプレス成形する際に、同時に穴あけができるため、生産性の観点から好ましい。
一方、図7Aに示すように、貫通孔21a,22aを覆うように係止部23を形成すると、この係止部23により開断面部材21,22が外側に膨れるように変形することを抑えることができるため、閉断面部材20全体の剛性を高めることができる。また、図7Bに示すように、貫通孔21a,22aをテーパ状に形成することで、樹脂4を抜けにくくすることができる。
なお、図6及び図7では、貫通孔22aが示されていないが、開断面部材22にも開断面部材21の貫通孔21aと同様に、貫通孔22aが設けられており(後述する図8参照)、この貫通孔22aにも係止部23が形成されている。
[製造方法]
次に、本実施形態の閉断面部材20の製造方法について説明する。図8A〜Dは図6Aに示す閉断面部材20aの製造方法をその工程順に示す断面模式図である。閉断面部材20aを製造する際は、先ず、図8Aに示すように、金属材料からなる2以上の開断面部材21,22を、継ぎ目部に隙間を設けて組み合わせる。その際、前述した第1の実施形態と同様に、開断面部材21,22がいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部を、ブレージング溶接法などの方法で部分的に溶接してもよい。
次に、図8B〜Dに示すように、組み合わされた開断面部材21,22を金型(図示せず)内に配置すると共に、その内部に、外径が組み合わされた開断面部材21,22の内径よりも小径のマンドレルを配置する。そして、その状態で樹脂4を射出して、組み合わされた開断面部材21,22の内面に樹脂4を被覆する。これにより、開断面部材21,22の継ぎ目部に樹脂4を充填して係止部3を形成すると共に、貫通孔21a,22aから樹脂4が外面側に押し出されて、係止部23が形成される。
本実施形態の閉断面部材20a,20bは、開断面部材21,22の継ぎ目部に係止部3が形成されると共に、開断面部材21,22に設けられた貫通孔21a、22aに係止部23が形成されているため、接合強度が更に向上する。また、この閉断面部材20も、継ぎ目部を全長に亘って溶接する必要がなく、簡便な方法で製造することができる。なお、本実施形態の閉断面部材20a,20bにおける上記以外の構成及び効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る閉断面部材について説明する。前述した第1,2の実施形態の閉断面部材10,11,20a,20bでは、樹脂4が、開断面部材1,21と開断面部材2,22との継ぎ目部に内面側から充填されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、樹脂を継ぎ目部の外面側から充填することもできる。図9A,Bは本実施形態の閉断面部材の構成例を示す断面図である。なお、図9A,Bにおいては、前述した第1の実施形態の閉断面部材の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[全体構成]
図9A,Bに示すように、本実施形態の閉断面部材30,31は、2以上の開断面部材1,2を組み合わせて構成されており、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部には、樹脂4によって係止部33が形成されている。
[係止部33]
係止部33は、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に外面側から充填された樹脂4の一部が内面側に押し出されることにより形成されている。なお、開断面部材1,2のいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部が部分的に溶接されていてもよい。その場合、継ぎ目部の溶接されていない箇所に形成された隙間から樹脂4が内面側に押し出されて、係止部33が形成される。ここで、係止部33を形成する樹脂4は、前述した第1の実施形態の閉断面部材と同様のものを使用することができる。
係止部33も、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部を覆うように形成されていることが好ましい。これにより、開断面部材1と開断面部材2とが強固に固着して剥離しにくくなり、更に、開断面部材1と開断面部材2とが係止部33により完全に絶縁されるため、閉断面部材30,31の接合強度が高まると共に、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は電食防止効果も向上する。
係止部33を形成する樹脂4は、図9Aに示す閉断面部材30のように少なくとも開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に充填されていればよいが、図9Bに示すように、閉断面部材31の長手方向における一部又は全部が、外面全周に亘って樹脂4で被覆されていてもよい。これにより、閉断面部材31の剛性を向上させることができ、特に、閉断面部材31のように外面全周に亘って樹脂4で被覆されている部分を形成すると、筒状に形成された樹脂4が構造部材として機能するため、閉断面部材30に比べて全体の剛性を高めることができる。
更に、開断面部材1,2の継ぎ目部が部分的に溶接されている場合は、各溶接金属部が樹脂4で覆われていることが好ましい。これにより、耐食性を向上させることができる。
[製造方法]
次に、本実施形態の閉断面部材30,31の製造方法について説明する。図10A〜Dは図9Bに示す閉断面部材31の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。本実施形態の閉断面部材30,31を製造する際は、先ず、図10Aに示すように、金属材料からなり、必要に応じて所定形状に成形された2以上の開断面部材1,2を、例えば重ね合わせるなどの方法で組み合わせる。その際、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に隙間を設ける。また、開断面部材1,2がいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部をブレージング溶接法などの方法で部分的に溶接することもできる。
次に、組み合わされた開断面部材1,2の内部に、外径が組み合わされた開断面部材1,2の内径よりも小径で、係止部33の形状に整合する凹部を備えるマンドレル(図示せず)を、開断面部材1,2の内面と一定の間隔を空けて配置する。そして、その状態で、開断面部材1,2の外面側から継ぎ目部に、その一部が内面側に押し出されるまで樹脂4を充填して、係止部33を形成する。これにより、開断面部材1と開断面部材2とが接合されて、図9Aに示す閉断面部材30が製造される。
その際、図10B〜Dに示すように、組み合わされた開断面部材1,2を金型(図示せず)内に配置し、金型と閉断面部材1,2の間に樹脂4を射出して、組み合わされた開断面部材1,2の外面に樹脂4を被覆してもよい。これにより、外面の一部又は全部が樹脂4で被覆され、例えば図9Bに示すような閉断面部材31を製造することができる。
なお、この組み合わされた開断面部材の外面に樹脂4を被覆する工程と、係止部33を形成する工程は、一の工程で行うことができる。即ち、組み合わされた開断面部材1,2の外面の少なくとも一部に樹脂4を被覆しつつ、これらの継ぎ目部に樹脂4を充填して、係止部33を形成してもよい。これにより、製造工程を更に簡素化することができる。
本実施形態の閉断面部材30,31は、開断面部材1,2の継ぎ目部に外面側から充填された樹脂の一部が内面側に押し出されて係止部33が形成されているため、接合強度に優れ、更に、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は、電食も防止することができる。また、この閉断面部材30,31は、継ぎ目部を全長に亘って溶接する必要がなく、簡便な方法で製造することができる。
なお、図9,10には、2つの開断面部材を組み合わせて構成される閉断面部材を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上の開断面部材を組み合わせて閉断面部材を構成してもよい。その場合は、各開断面部材の継ぎ目部に前述した係止部が形成されていることが好ましい。
また、本実施形態の閉断面部材においても、前述した第2の実施形態のように、開断面部材に貫通孔を設け、この貫通孔から内面側に樹脂を押し出して、第2の係止部を形成することもできる。これにより、接合強度を更に向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る閉断面部材について説明する。図11は本実施形態の閉断面部材の構成例を示す断面図である。なお、図11においては、前述した第1〜3の実施形態の閉断面部材の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[全体構成]
図11に示すように、本実施形態の閉断面部材40は、2以上の開断面部材1,2を組み合わせて構成されており、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部には、樹脂によって係止部43が形成されている。この係止部43は、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部を覆うように、樹脂4により形成されている。なお、係止部43を形成する樹脂4は、前述した第1の実施形態の閉断面部材と同様のものを使用することができる。
本実施形態の閉断面部材40は、その長手方向における一部又は全部が、内面全周及び外面全周に亘って樹脂4で被覆されている。なお、閉断面部材40の長手方向における一部が樹脂4で被覆されている場合、内面全周が樹脂4で被覆されている部分と、外面全周が樹脂4で被覆されている部分の位置が、閉断面部材40の長手方向において相互に異なっていてもよい。
また、例えば外面は長手方向全体が全周に亘って樹脂4で被覆され、内面は長手方向における一部が全周に亘って樹脂4で被覆されていてもよく、逆に、内面は長手方向全体が全周に亘って樹脂4で被覆され、外面は長手方向における一部が全周に亘って樹脂4で被覆されていてもよい。ただし、本実施形態の閉断面部材40は、外面全周又は内面全周が樹脂4で被覆されていない部分においても、継ぎ目部には樹脂4が充填され、係止部43が形成されている。
本実施形態の閉断面部材40のように、内面全周、外面全周及び継ぎ目部を、樹脂4で覆うことにより、閉断面部材40の接合強度及び閉断面部材40全体の剛性が高まると共に、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は、電食防止効果が更に向上する。
更に、本実施形態の閉断面部材40においても、開断面部材1,2のいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部が部分的に溶接されていてもよい。その場合、継ぎ目部の溶接されていない箇所には隙間が形成されており、この隙間に樹脂4が充填される。
[製造方法]
次に、本実施形態の閉断面部材40の製造方法について説明する。図12A〜Dは図11に示す閉断面部材40の製造方法をその工程順に示す断面模式図である。
開断面部材1,2の外面側からそれらの継ぎ目部に樹脂4を充填する場合は、図12A、図12B、図12Dの工程順に、また、開断面部材1,2の内面側からそれらの継ぎ目部に樹脂4を充填する場合は、図12A、図12C、図12Dの工程順に、閉断面部材40が製造される。
本実施形態の閉断面部材40を製造する際は、先ず、図12Aに示すように、金属材料からなり、必要に応じて所定形状に成形された2以上の開断面部材1,2を、例えば重ね合わせるなどの方法で組み合わせる。その際、開断面部材1と開断面部材2との継ぎ目部に隙間を設ける。また、開断面部材1,2がいずれも金属材料で形成されている場合は、これらの継ぎ目部をブレージング溶接法などの方法で部分的に溶接してもよい。
次に、組み合わされた開断面部材1,2を金型(図示せず)内に配置すると共に、その内部に、外径が組み合わされた開断面部材1,2の内径よりも小径で、係止部43の形状に整合する凹部を備えるマンドレルを、開断面部材1,2の内面と一定の間隔を空けて配置する。その状態で、図12Bに示すように開断面部材1,2の外面側から、若しくは図12Cに示すように開断面部材1,2の内面側から、又はその両方から継ぎ目部に樹脂4を充填して、係止部43を形成する。そして、開断面部材1,2の内面の少なくとも一部、外面の少なくとも一部又はその両方を樹脂4で被覆する。
これにより、図12Dに示すように、開断面部材1と開断面部材2とが接合されると共に、内面及び外面の少なくとも一部が樹脂4で被覆され、図11に示す閉断面部材40が製造される。本実施形態の閉断面部材40は、開断面部材1,2の継ぎ目部に係止部43が形成されているため、接合強度に優れ、更に、開断面部材1,2に電位差がある材料を使用した場合は、電食も防止することができる。また、この閉断面部材40は、継ぎ目部を全長に亘って溶接する必要がなく、簡便な方法で製造することができる。
なお、図11,12には、2つの開断面部材を組み合わせて構成される閉断面部材を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上の開断面部材を組み合わせて閉断面部材を構成してもよい。その場合は、各開断面部材の継ぎ目部に前述した係止部が形成されていることが好ましい。
また、本実施形態の閉断面部材においても、前述した第2の実施形態のように、開断面部材に貫通孔を設け、この貫通孔から内面側に樹脂を押し出して、第2の係止部を形成することもできる。これにより、接合強度を更に向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る閉断面部材について説明する。図13は本実施形態の閉断面部材を模式的に示す斜視図である。なお、図13においては、前述した第1〜4の実施形態の閉断面部材の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[全体構成]
図13に示すように、本実施形態の閉断面部材50は、前述した第4の実施形態の閉断面部材に、更に、ブラケット6を取り付けたものである。このブラケット6は、外面が全周に亘って樹脂4で被覆されている部分にかしめ締結されている。なお、図13には、内面及び外面の両方が全周に亘って樹脂4で被覆されている閉断面部材にブラケット6を取り付けた構成を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ブラケット6は、図9Bに示すような外面のみが全周に亘って樹脂4で被覆された閉断面部材に取り付けることもできる。
[ブラケット6]
図14A,Bはブラケット6の構成例を示す斜視図である。本実施形態の閉断面部材50に取り付けられるブラケット6の構成は、特に限定されるものではないが、図14Aに示す筒状部6aの外周面に1又は2以上のリブ部6bが設けられた構成や、図14Bに示す筒状部6aの端面に1又は2以上のリブ部6bが設けられた構成のものを使用することができる。また、ブラケット6は、樹脂に熱影響を与えないように、かしめ成形により取り付けられ、より好適には電磁成形によりかしめ締結される。なお、閉断面部材50の外面の樹脂4で被覆されている部分及びブラケット6のうちのいずれか一方又は両方におけるかしめ締結される部分には、接着剤のプライマー層を有していてもよい。
[樹脂4]
本実施形態の閉断面部材50は、樹脂4の表面の少なくともブラケット6と接する領域に、突起又は凹凸が形成されていることが好ましい。また、本実施形態の閉断面部材50は、少なくともブラケット6と接する領域において、閉断面部材50の軸直角方向における被覆した樹脂4の断面形状が矩形状又は多角形状であることも好ましい。
これにより、ブラケット6と接する領域において、樹脂4の表面の突起や凹凸、並びに閉断面部材50の軸直角方向における断面形状が矩形状又は多角形状である樹脂4が、ブラケット6に対する回り止めとして作用し、ブラケット6が周方向にずれることを防止することができる。
本実施形態の閉断面部材50は、樹脂4を介してブラケット6が取り付けられているため、開断面部材21,22と、ブラケット6との電食を防止することができる。即ち、本実施形態の閉断面部材50では、簡単な工程で、異材部材の電食を防止することができる。
[製造方法]
本実施形態の閉断面部材50を製造する際は、まず、ブラケット6を取り付ける前までは、前述した製造方法と同様の手法にて、少なくともブラケット6が取り付けられる部分の閉断面部材の外面を樹脂で被覆する。即ち、まず、組み合わされた開断面部材21,22の一方の端部側から樹脂を射出して、組み合わされた開断面部材21,22の長手方向における一部又は全部について、外面の全周に亘って樹脂4を被覆する。そして、外面における樹脂で被覆されている部分にブラケット6をかしめ締結することで、閉断面部材50を製造することができる。
組み合わされた開断面部材21,22の外面の全周に亘って樹脂を被覆する際には、少なくともブラケット6と接する領域における樹脂4の表面に、突起若しくは凹凸を形成すること、又は閉断面部材50の軸直角方向における被覆した樹脂4の断面形状を矩形状若しくは多角形状とすることが好ましい。また、ブラケット6の取り付け方法は樹脂に熱影響を与えないかしめ成形が採用され、特に電磁成形によるかしめ締結が好適に採用できる。なお、閉断面部材50の外面の樹脂4で被覆されている部分及びブラケット6のうちのいずれか一方又は両方におけるかしめ締結される部分に、接着剤のプライマー層を設けてもよい。
本実施形態の閉断面部材50における上記以外の構成及び効果は、前述した第1〜4の実施形態と同様である。
1、2、21、22 開断面部材
3、23、33、43 係止部
4 樹脂
5 溶接金属部
6 ブラケット
6a 筒状部
6b リブ部
10、11、20a、20b、30、31、40、50 閉断面部材
21a、22a 貫通孔

Claims (16)

  1. 2以上の開断面部材を組み合わせて形成された閉断面部材であって、
    少なくとも一の開断面部材は金属材料からなり、
    前記一の開断面部材と他の開断面部材との継ぎ目部には樹脂が充填されており、前記継ぎ目部に充填された樹脂の一部が内面側又は外面側に押し出されて第1の係止部を形成し
    前記他の開断面部材も金属材料からなり、
    前記一の開断面部材との継ぎ目部は部分的に溶接されており、前記継ぎ目部の溶接されていない箇所には隙間が形成され、少なくとも前記隙間には樹脂が充填されている閉断面部材。
  2. 前記第1の係止部は、前記継ぎ目部を覆うように形成されている請求項1に記載の閉断面部材。
  3. 長手方向の一部又は全部において、内面及び外面の少なくとも一方が全周に亘って前記樹脂で被覆されている請求項1又は2に記載の閉断面部材。
  4. 前記開断面部材には、1又は複数の貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔から前記樹脂が内面側又は外面側に押し出されて、第2の係止部を形成している請求項3に記載の閉断面部材。
  5. 前記第2の係止部は、前記貫通孔を覆うように形成されている請求項4に記載の閉断面部材。
  6. 前記一の開断面部材と前記他の開断面部材は、相互に異なる金属材料により形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の閉断面部材。
  7. 長手方向の一部又は全部において、外面が全周に亘って前記樹脂で被覆されており、前記樹脂で被覆されている部分にブラケットがかしめ締結されている請求項1〜のいずれか1項に記載の閉断面部材。
  8. 前記ブラケットは、筒状部と、前記筒状部の外周面又は端面に設けられたリブ部と、を有する請求項に記載の閉断面部材。
  9. 前記樹脂の表面は、少なくとも前記ブラケットと接する領域に突起又は凹凸が形成されている請求項7又は8に記載の閉断面部材。
  10. 2以上の開断面部材を組み合わせて形成された閉断面部材であって、
    少なくとも一の開断面部材は金属材料からなり、
    前記一の開断面部材と他の開断面部材との継ぎ目部には樹脂が充填されており、前記継ぎ目部に充填された樹脂の一部が内面側又は外面側に押し出されて第1の係止部が形成され、
    前記他の開断面部材は、繊維強化プラスチックにより形成され、
    長手方向の一部又は全部において、外面が全周に亘って前記樹脂で被覆されており、前記樹脂で被覆されている部分にブラケットがかしめ締結されている閉断面部材。
  11. 前記第1の係止部は、前記継ぎ目部を覆うように形成されている請求項10に記載の閉断面部材。
  12. 長手方向の一部又は全部において、内面及び外面の少なくとも一方が全周に亘って前記樹脂で被覆されている請求項10又は11に記載の閉断面部材。
  13. 前記開断面部材には、1又は複数の貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔から前記樹脂が内面側又は外面側に押し出されて、第2の係止部を形成している請求項12に記載の閉断面部材。
  14. 前記第2の係止部は、前記貫通孔を覆うように形成されている請求項13に記載の閉断面部材。
  15. 前記ブラケットは、筒状部と、前記筒状部の外周面又は端面に設けられたリブ部と、を有する請求項10〜14のいずれか1項に記載の閉断面部材。
  16. 前記樹脂の表面は、少なくとも前記ブラケットと接する領域に突起又は凹凸が形成されている請求項10〜15のいずれか1項に記載の閉断面部材。
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