JP6193769B2 - 自動火災報知設備 - Google Patents
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Description
1−1.自火報設備の構成
まず、本実施形態に係る自火報設備の構成について、図1、2、6に基づいて説明する。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、火災受信機10が音声入力部17を(図1参照)、火災感知器20が拡声部23を(図2参照)、それぞれ備えるようにし、火災感知器20が前記バックアップモードの指令を受信したときに拡声部23が集音部22と同様に通電され、火災受信機10の音声入力部17に入力された音声を音声信号として火災感知器20へ送出し、火災受信機10からのこの音声信号を火災感知器20が受信したときにこの音声信号を音声として拡声部23より出力するようにしてもよい(図11参照)。
上述した実施形態において、火災受信機10と火災感知器20との間に介在して通信を中継し、火災感知器20との間で無線通信を行う中継器30を設けるようにしてもよい。中継器30は、信号線Lを介して火災受信機10と通信するための通信部36と、火災感知器21と無線通信するための送受信部37とアンテナ38と、これらを制御するための制御部35と、を有する。このとき、電力源としての電池28と、火災受信機10と通信するために中継器30と無線通信を行う送受信部26とアンテナ29と、を有する無線式の火災感知器21を、火災感知器20に代えて設けるようにする(図3、4、8、9参照)。
上述した実施形態において、火災受信機10に接続され、前記バックアップモードの指令を受信したときに、自衛消防隊あるいは公設消防隊等の隊員3が携帯する無線通信装置の電波を互いに中継する複数の中継器31を設けるようにしてもよい。すなわち、中継器31は、火災受信機10の停電検出部13が停電を検出し(S201のYes)、且つ、火災受信機10が火災と判断したとき(S202のYes)に通電され(S203)、停電によって無線設備の通信インフラがシステムダウンした場合であっても、これをバックアップして中継通信を可能とする(S204)。中継器31は、信号線Lを介して火災受信機10と通信するための通信部36と、無線通信装置と無線通信するための送受信部37とアンテナ38と、これらを制御し、複数の中継器31を介して無線通信装置の通信を中継するように制御する制御部39と、を有する(図5、10、12参照)。
上述した変形例2、3において、中継器30又は中継器31は火災受信機10より電力の供給を受けているが、中継器30又は中継器31が自機を駆動する電源部32を有するようにしてもよい。そして、この電源部32は、自火報設備専用の商用電源の停電を検出する停電検出部34と、停電時に電力を供給する二次電池から成る予備電源33と、電力を出力する図示しない電源装置、例えば安定化電源装置とを有する。電源部32は、平常時は専用の商用電源を電力源とすると共に予備電源33を充電し、停電時は予備電源33を電力源とする。また、停電検出部34は、停電を検出すると、電源部32の電力源を予備電源33に切り換える(図5参照)。
上述した実施形態において、感知器20、21の集音部22が取得した音響信号を解析し、鳴き声、悲鳴、助けを求める言葉など、救助を要する音声を認識する音声識別手段を火災受信機10の制御部14に設けるようにしてもよい。
Claims (6)
- 建築物に配設されて火災を感知すると火災感知信号を送出する火災感知器と、該火災感知器からの火災感知信号に基づいて火災報知する火災受信機と、を具備する自動火災報知設備において、
前記火災受信機は、停電を検出する停電検出部と、停電時に電力を供給する予備電源と、前記火災感知器から音響信号を受信したときに該音響信号を音響として出力する音出力部と、前記停電検出部が停電を検出し、且つ、前記火災感知信号に基づいて火災と判断したときに、前記火災感知器へバックアップモードを指令する制御部と、を有し、
前記火災感知器は、周囲の音を前記音響信号として取得する集音部と、前記火災受信機から前記バックアップモードの指令を受信したときに、前記集音部に通電し、前記音響信号を前記火災受信機へ送出させるように制御する制御部と、を有すること、
を特徴とする自動火災報知設備。 - 前記自動火災報知設備は、前記集音部が取得して送出した前記音響信号を解析して救助を要する音声を認識する音声識別手段を前記火災受信機に備えることを特徴とする請求項1に記載の自動火災報知設備。
- 前記火災感知器は、前記バックアップモードの指令を受信したときに通電され、前記火災受信機から音声信号を受信したときに該音声信号を音声として出力する拡声部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動火災報知設備。
- 前記自動火災報知設備は、前記火災受信機と前記火災感知器との間に介在して通信を中継し、前記火災感知器との間で無線通信を行う中継器を有し、
前記火災感知器は、電池電源と、前記火災受信機と通信するために前記中継器と無線通信を行う送受信部と、を有する無線式の火災感知器であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動火災報知設備。 - 前記自動火災報知設備は、前記火災受信機に接続され、前記バックアップモードの指令を受信したときに、無線通信装置の電波を互いに中継する複数の中継器を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動火災報知設備。
- 前記自動火災報知設備は、予備電源を有し、前記バックアップモードの指令を受信したときに前記予備電源で駆動される前記中継器を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の自動火災報知設備。
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