JP2000163665A - 火災発信機、火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システム - Google Patents
火災発信機、火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムInfo
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- JP2000163665A JP2000163665A JP10352142A JP35214298A JP2000163665A JP 2000163665 A JP2000163665 A JP 2000163665A JP 10352142 A JP10352142 A JP 10352142A JP 35214298 A JP35214298 A JP 35214298A JP 2000163665 A JP2000163665 A JP 2000163665A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 14
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Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】火災発信機の発報が行われた場合に、受信者が
一々現場に駆けつけなくても、その発報がいたずらによ
るものか、本当の火災なのかを通話することで適確な判
断を行うようにする。 【解決手段】火災報知ボタンを備えた火災発信機におい
て、マイクとスピーカーと、通話スイッチと、呼出スイ
ッチとを有し、火災受信機との間を通話線で接続した通
話回路と、火災受信機からの呼出を検知する呼出信号検
知回路とを備えてなる。
一々現場に駆けつけなくても、その発報がいたずらによ
るものか、本当の火災なのかを通話することで適確な判
断を行うようにする。 【解決手段】火災報知ボタンを備えた火災発信機におい
て、マイクとスピーカーと、通話スイッチと、呼出スイ
ッチとを有し、火災受信機との間を通話線で接続した通
話回路と、火災受信機からの呼出を検知する呼出信号検
知回路とを備えてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発信機を操作
したときに、発報操作した火災発信機と発報を受けた火
災受信機との間で通話回線を介して通話することのでき
る火災発信機、火災受信機に関し、またこれらを組み合
わせて使用することにより、実際の火災発報か、いたず
らによる火災発報かを判断して適確な処理を行う自火報
システムに関する。
したときに、発報操作した火災発信機と発報を受けた火
災受信機との間で通話回線を介して通話することのでき
る火災発信機、火災受信機に関し、またこれらを組み合
わせて使用することにより、実際の火災発報か、いたず
らによる火災発報かを判断して適確な処理を行う自火報
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、集合住宅やビル等、一定規模以上
の建物には、火災発信機が設置されており、この火災発
信機、火災受信機及びこれらを組み合わせた自火報シス
テムを、図5に示す。aが火災発信機であって、廊下の
適所などに設置されており、火災を発報するための発信
機押し釦と、自火報電話を接続するための専用の電話ジ
ャックが設けられている。なお、同じ態様の火災発信機
a1、a2…が建物等の適所に複数並設されているが、
その構造や操作態様はすべて同じであるため、1つの火
災発信機aを代表例として説明する。一方、bが防災セ
ンターや建物の管理人室等に設けられた火災受信機であ
り、この火災受信機bには、上記発信押し釦からの発報
を受信する発信機発報受信部と、自火報電話を接続する
ための専用の電話ジャックが設けられており、前記発信
機発報受信部が発報を受信したと同時に、火災受信機b
の火災灯を点灯させ、主鳴動などの火災発報処理を行う
ものである。これらの火災発信機a、火災受信機bを使
用した自火報システムによれば、火災を知らせようとし
た者が、火災発信機aの発信機押し釦を押すだけで、そ
の発信を受信した発信機発報受信部は、直ちに火災受信
機bから主鳴動などの警報を鳴動するとともに、火災灯
を点灯し、防災センターや管理人室等へその火災発報さ
れたことを出力する。この知らせを受けた管理人、警備
員などは、火災受信機に点灯表示された地区灯の火災発
信機aを確認した後、発報された火災発信機a付近に駆
けつけて、実際の火災状況を確認する。そして、実際に
火災が発生していれば、管理人等は再び火災受信機を操
作するなどして、建物内の地区鳴動を一斉に出力し、音
声による非難警告などの火災警報を行うとともに、その
火災状況等を消防署等へ通報し、迅速な実火災処理を行
うものであった。なお、火災発信機aの電話ジャックに
は、消火処理に駆けつけた消防署員や自火報システムの
試験などの際に、連絡用に使用される特殊な電話を挿入
して使用するが、一般には使用されない特殊なものであ
る。
の建物には、火災発信機が設置されており、この火災発
信機、火災受信機及びこれらを組み合わせた自火報シス
テムを、図5に示す。aが火災発信機であって、廊下の
適所などに設置されており、火災を発報するための発信
機押し釦と、自火報電話を接続するための専用の電話ジ
ャックが設けられている。なお、同じ態様の火災発信機
a1、a2…が建物等の適所に複数並設されているが、
その構造や操作態様はすべて同じであるため、1つの火
災発信機aを代表例として説明する。一方、bが防災セ
ンターや建物の管理人室等に設けられた火災受信機であ
り、この火災受信機bには、上記発信押し釦からの発報
を受信する発信機発報受信部と、自火報電話を接続する
ための専用の電話ジャックが設けられており、前記発信
機発報受信部が発報を受信したと同時に、火災受信機b
の火災灯を点灯させ、主鳴動などの火災発報処理を行う
ものである。これらの火災発信機a、火災受信機bを使
用した自火報システムによれば、火災を知らせようとし
た者が、火災発信機aの発信機押し釦を押すだけで、そ
の発信を受信した発信機発報受信部は、直ちに火災受信
機bから主鳴動などの警報を鳴動するとともに、火災灯
を点灯し、防災センターや管理人室等へその火災発報さ
れたことを出力する。この知らせを受けた管理人、警備
員などは、火災受信機に点灯表示された地区灯の火災発
信機aを確認した後、発報された火災発信機a付近に駆
けつけて、実際の火災状況を確認する。そして、実際に
火災が発生していれば、管理人等は再び火災受信機を操
作するなどして、建物内の地区鳴動を一斉に出力し、音
声による非難警告などの火災警報を行うとともに、その
火災状況等を消防署等へ通報し、迅速な実火災処理を行
うものであった。なお、火災発信機aの電話ジャックに
は、消火処理に駆けつけた消防署員や自火報システムの
試験などの際に、連絡用に使用される特殊な電話を挿入
して使用するが、一般には使用されない特殊なものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発信機押し
釦を押すだけで直ちに火災発報処理が迅速に行われるこ
とは好ましいのであるが、その発報が全て真実とは限ら
ない。すなわち、子供や酔っ払いなどによるいたずら、
誤動作によって、発信機押し釦が押されてしまうことが
ある。このようないたずら等によって発信機押し釦が押
されても、自火報受信者側では、直ぐにはその真偽が判
断できないため、一々発報された火災発信機付近に駆け
つけて、その真偽を確認しなければならないという問題
があった。特に、深夜などにあわてて一斉警報や防排煙
機器の誤った火災警報を行ってしまえば、一般住居者、
消防署などに多大の迷惑を与えてしまう。一方、本当の
火災に対しては、火災警報等の実火災発報処理を行うま
でに、地区灯の点灯した火災発信機を確認した後、発報
された火災発信機付近に駆けつけて、実際に火災が発生
しているかどうかを確認するまでの時間が必要であり、
発報された火災現場が遠方にあればそれだけ実火災発報
処理が遅延し、火災被害が増大してしまう。そのため、
いたずら等の発報に対しても、実火災であると信じて火
災現場へ管理人等は駆けつけなければならず、一概に火
災発信機からの発報を信用することもできなかった。
釦を押すだけで直ちに火災発報処理が迅速に行われるこ
とは好ましいのであるが、その発報が全て真実とは限ら
ない。すなわち、子供や酔っ払いなどによるいたずら、
誤動作によって、発信機押し釦が押されてしまうことが
ある。このようないたずら等によって発信機押し釦が押
されても、自火報受信者側では、直ぐにはその真偽が判
断できないため、一々発報された火災発信機付近に駆け
つけて、その真偽を確認しなければならないという問題
があった。特に、深夜などにあわてて一斉警報や防排煙
機器の誤った火災警報を行ってしまえば、一般住居者、
消防署などに多大の迷惑を与えてしまう。一方、本当の
火災に対しては、火災警報等の実火災発報処理を行うま
でに、地区灯の点灯した火災発信機を確認した後、発報
された火災発信機付近に駆けつけて、実際に火災が発生
しているかどうかを確認するまでの時間が必要であり、
発報された火災現場が遠方にあればそれだけ実火災発報
処理が遅延し、火災被害が増大してしまう。そのため、
いたずら等の発報に対しても、実火災であると信じて火
災現場へ管理人等は駆けつけなければならず、一概に火
災発信機からの発報を信用することもできなかった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、火災発信機からの発報に対して、その現場に駆
けつけなくても実火災であるか、いたずらであるかの真
偽を判断することのできる火災発信機、火災受信機、及
びこれを組み合わせた自火報システムを提供することを
目的としている。
であり、火災発信機からの発報に対して、その現場に駆
けつけなくても実火災であるか、いたずらであるかの真
偽を判断することのできる火災発信機、火災受信機、及
びこれを組み合わせた自火報システムを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく、以下の構成を特徴とした火災発信機、火災受
信機、及びこれを組み合わせた自火報システムを提供す
る。請求項1は、火災報知ボタンを備えた火災発信機に
おいて、マイクとスピーカーと、通話スイッチと、呼出
スイッチとを有し、火災受信機との間を通話線で接続し
た通話回路と、火災受信機からの呼出を検知する呼出信
号検知回路とを備えた火災発信機を提供している。
成すべく、以下の構成を特徴とした火災発信機、火災受
信機、及びこれを組み合わせた自火報システムを提供す
る。請求項1は、火災報知ボタンを備えた火災発信機に
おいて、マイクとスピーカーと、通話スイッチと、呼出
スイッチとを有し、火災受信機との間を通話線で接続し
た通話回路と、火災受信機からの呼出を検知する呼出信
号検知回路とを備えた火災発信機を提供している。
【0006】この請求項1では、火災発信機に通話線に
よる通話機能を備えたことが特徴であり、火災報知ボタ
ンを押した発報者が、火災受信側からの呼びかけに対し
て火災状況などを音声で応答することができ、この応答
如何によって火災現場にかけつけなくても実火災かいた
ずらかの判断ができるものである。請求項2は、火災報
知ボタンを備えた火災発信機において、マイクとスピー
カーと、通話スイッチとを有し、火災受信機との間を通
話線で接続した通話回路と、火災受信機からの呼出を検
知する呼出信号検知回路と、通話制御回路とを備え、上
記通話制御回路は、火災受信機側からの呼出を受けない
ときに、上記通話スイッチを操作すれば、火災受信機を
呼び出す一方、火災受信機側から呼出を受けた後に、上
記通話スイッチを操作すれば、上記通話回路のマイクと
スピーカーを通じて、火災受信機との間でハンズフリー
通話が可能になるようにした火災発信機を提供してい
る。
よる通話機能を備えたことが特徴であり、火災報知ボタ
ンを押した発報者が、火災受信側からの呼びかけに対し
て火災状況などを音声で応答することができ、この応答
如何によって火災現場にかけつけなくても実火災かいた
ずらかの判断ができるものである。請求項2は、火災報
知ボタンを備えた火災発信機において、マイクとスピー
カーと、通話スイッチとを有し、火災受信機との間を通
話線で接続した通話回路と、火災受信機からの呼出を検
知する呼出信号検知回路と、通話制御回路とを備え、上
記通話制御回路は、火災受信機側からの呼出を受けない
ときに、上記通話スイッチを操作すれば、火災受信機を
呼び出す一方、火災受信機側から呼出を受けた後に、上
記通話スイッチを操作すれば、上記通話回路のマイクと
スピーカーを通じて、火災受信機との間でハンズフリー
通話が可能になるようにした火災発信機を提供してい
る。
【0007】この請求項2では、通話制御回路を設ける
ことで、通話スイッチが上記呼出スイッチの機能をも兼
ね備えたハンズフリー通話を可能にしたものである。請
求項3は、マイクとスピーカーと、リセットスイッチ
と、火災断定タイマを備えた火災受信機であって、上記
火災断定タイマは、火災発信機の火災報知ボタンを操作
することによって、火災受信機が火災発生信号を受けた
ときに起動され、その所定時間が経過するまでの間に、
リセットスイッチが操作されないときには、実火災処理
を行う構成としている火災受信機を提供している。
ことで、通話スイッチが上記呼出スイッチの機能をも兼
ね備えたハンズフリー通話を可能にしたものである。請
求項3は、マイクとスピーカーと、リセットスイッチ
と、火災断定タイマを備えた火災受信機であって、上記
火災断定タイマは、火災発信機の火災報知ボタンを操作
することによって、火災受信機が火災発生信号を受けた
ときに起動され、その所定時間が経過するまでの間に、
リセットスイッチが操作されないときには、実火災処理
を行う構成としている火災受信機を提供している。
【0008】この請求項3では、火災受信機に報知され
た火災発生信号に対し、火災送信機への通話による確認
を行った結果で判断して、その火災発生信号をリセット
するか継続するかの選択をできるようにしたことが特徴
であり、リセットスイッチを押さなければ、所定時間経
過後に自動で実火災処理が行われるものである。請求項
4は、請求項3におけるマイクとスピーカーに代えて、
上記火災発信機を呼び出す呼出/通話スイッチを有した
通話回路を備えてなる火災受信機を提供し、火災受信機
側でのハンズフリー通話を可能にしている。また、請求
項5は、請求項3におけるマイクとスピーカーに代え
て、ハンドセットと、上記火災発生機を呼び出す呼出/
通話スイッチを有した通話回路を備えた火災受信機を提
供し、火災受信機側でのハンドセット通話を可能にして
いる。請求項6には、請求項1、2いずれかに記載の火
災発信機と、請求項3〜5のいずれかに記載の火災受信
機とを備えた自火報システムが提供される。
た火災発生信号に対し、火災送信機への通話による確認
を行った結果で判断して、その火災発生信号をリセット
するか継続するかの選択をできるようにしたことが特徴
であり、リセットスイッチを押さなければ、所定時間経
過後に自動で実火災処理が行われるものである。請求項
4は、請求項3におけるマイクとスピーカーに代えて、
上記火災発信機を呼び出す呼出/通話スイッチを有した
通話回路を備えてなる火災受信機を提供し、火災受信機
側でのハンズフリー通話を可能にしている。また、請求
項5は、請求項3におけるマイクとスピーカーに代え
て、ハンドセットと、上記火災発生機を呼び出す呼出/
通話スイッチを有した通話回路を備えた火災受信機を提
供し、火災受信機側でのハンドセット通話を可能にして
いる。請求項6には、請求項1、2いずれかに記載の火
災発信機と、請求項3〜5のいずれかに記載の火災受信
機とを備えた自火報システムが提供される。
【0009】この請求項6では、上記火災発信機及び火
災受信機を使用した自火報システムが提案されている。
災受信機を使用した自火報システムが提案されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る火災発信機、
火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムを
添付図面に基づき説明する。 〔第1実施例〕図1は、本発明に係る火災発信機、火災
受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムの一例
を示すブロック図である。図中Pは、建物の適所に設置
される火災発信機であり、この火災発信機Pには、火災
発報を知らせる火災報知ボタン1と、後述する火災受信
機側と通話線Tで接続した通話回路2と、火災受信機か
らの呼出を検知する呼出信号検知回路3とを備え、この
呼出音や通話音を発するスピーカーSPと、音声で応答
し、通話するためのマイクMICと、通話スイッチ4
と、火災発信機P側から火災受信機に対して任意に呼出
を行うための呼出スイッチ5とを備えている。火災発信
機Pは、火災感知器Sと同じ監視回線Lにシリアル接続
されているが、これら火災感知器Sと区別できるように
するため、火災受信機とはH〜Aの端子に別の信号線を
接続して使用される。前記通話回路2、火災受信機R側
からの呼出信号に対しては、呼出信号検知回路3で検知
して、呼出を判別し、呼出音もしくは呼出音声をスピー
カーSPから鳴動させる。一方、この呼出に対して応答
するには通話スイッチ4を押すことで、通話回路2がマ
イクMICを起動させ、このマイクMICに向けて応答
すれば火災受信機R側へ通話ができる。なお、前記火災
報知ボタン1が押された場合に限り、通話スイッチ4を
押さずにマイクが起動するよう制御することもできる。
また、火災発信機P側から火災受信機Rに対して通話を
求める場合には、前記呼出スイッチ5を押せば、通話回
路2がそれを認識してマイクMIC、スピーカーSPを
通話状態に起動させるので、消火処理に駆けつけた消防
署員や自火報システムの試験などの際に自火報電話を携
帯しなくても連絡することが可能となる。なお、上記マ
イクMICに代えて送受話可能なハンドセット(不図
示)を使用することもでき、この場合にはハンドセット
を持ち上げることで通話スイッチ4が作動し、ハンドセ
ットのハンドル裏面に呼出スイッチ5を設けてもよい。
図中Rは、防災センターや管理人室等に設置される火災
受信機である。この火災受信機Rには、上記火災発信機
Pと通話線Tで接続した通話回路6と、この通話回路6
を介して火災発信機Pからの呼出音を鳴動するスピーカ
ー6aと、火災発信機Pと送受話可能なハンドセットH
Sと、火災発信機Pへの通話を求める呼出スイッチ7を
備えることで、上記火災発信機P間との通話を可能にし
ている。また、火災発信機Pからの火災信号に対して
は、その信号が火災発信機Pからのものであることを認
識する火災信号受信回路8と、火災信号を処理するCP
Uで構成された信号処理部9と、火災信号と同時に起動
される火災断定タイマ10及び火災表示/操作部11
と、実火災と判断した時点で押される火災断定スイッチ
12と、この火災断定スイッチ12に連動される主鳴動
警報13や地区ベル処理と、実火災でないと判断した時
点で押されるリセットSW14で構成されている。上記
火災断定タイマ10は、火災発信機Pの火災報知ボタン
1が押されることによって、火災受信機Rの信号処理部
9がその火災信号を受けたと同時に起動され、予め定め
たタイマが所定時間を経過するまでの間にリセットSW
14が押されなければ、火災断定スイッチ12を押した
のと同じように主鳴動警報13や地区ベル処理などの実
火災処理を起動させるものであり、火災発信機Pからの
火災報知に対して操作する管理人が万一不在であっても
自動的に火災警報を発することができる。また、本実施
例では、火災送信機Pとの通話手段としてハンドセット
HSを例示しており、このハンドセットHSを持ち上げ
ることで通話スイッチ(不図示)が起動されるものとし
ているが、このハンドセットHSに代えて、マイクを使
用し、前記呼出スイッチ7に代えて呼出/通話スイッチ
(不図示)を備えれば、ハンズフリーで通話することも
できる。
火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムを
添付図面に基づき説明する。 〔第1実施例〕図1は、本発明に係る火災発信機、火災
受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムの一例
を示すブロック図である。図中Pは、建物の適所に設置
される火災発信機であり、この火災発信機Pには、火災
発報を知らせる火災報知ボタン1と、後述する火災受信
機側と通話線Tで接続した通話回路2と、火災受信機か
らの呼出を検知する呼出信号検知回路3とを備え、この
呼出音や通話音を発するスピーカーSPと、音声で応答
し、通話するためのマイクMICと、通話スイッチ4
と、火災発信機P側から火災受信機に対して任意に呼出
を行うための呼出スイッチ5とを備えている。火災発信
機Pは、火災感知器Sと同じ監視回線Lにシリアル接続
されているが、これら火災感知器Sと区別できるように
するため、火災受信機とはH〜Aの端子に別の信号線を
接続して使用される。前記通話回路2、火災受信機R側
からの呼出信号に対しては、呼出信号検知回路3で検知
して、呼出を判別し、呼出音もしくは呼出音声をスピー
カーSPから鳴動させる。一方、この呼出に対して応答
するには通話スイッチ4を押すことで、通話回路2がマ
イクMICを起動させ、このマイクMICに向けて応答
すれば火災受信機R側へ通話ができる。なお、前記火災
報知ボタン1が押された場合に限り、通話スイッチ4を
押さずにマイクが起動するよう制御することもできる。
また、火災発信機P側から火災受信機Rに対して通話を
求める場合には、前記呼出スイッチ5を押せば、通話回
路2がそれを認識してマイクMIC、スピーカーSPを
通話状態に起動させるので、消火処理に駆けつけた消防
署員や自火報システムの試験などの際に自火報電話を携
帯しなくても連絡することが可能となる。なお、上記マ
イクMICに代えて送受話可能なハンドセット(不図
示)を使用することもでき、この場合にはハンドセット
を持ち上げることで通話スイッチ4が作動し、ハンドセ
ットのハンドル裏面に呼出スイッチ5を設けてもよい。
図中Rは、防災センターや管理人室等に設置される火災
受信機である。この火災受信機Rには、上記火災発信機
Pと通話線Tで接続した通話回路6と、この通話回路6
を介して火災発信機Pからの呼出音を鳴動するスピーカ
ー6aと、火災発信機Pと送受話可能なハンドセットH
Sと、火災発信機Pへの通話を求める呼出スイッチ7を
備えることで、上記火災発信機P間との通話を可能にし
ている。また、火災発信機Pからの火災信号に対して
は、その信号が火災発信機Pからのものであることを認
識する火災信号受信回路8と、火災信号を処理するCP
Uで構成された信号処理部9と、火災信号と同時に起動
される火災断定タイマ10及び火災表示/操作部11
と、実火災と判断した時点で押される火災断定スイッチ
12と、この火災断定スイッチ12に連動される主鳴動
警報13や地区ベル処理と、実火災でないと判断した時
点で押されるリセットSW14で構成されている。上記
火災断定タイマ10は、火災発信機Pの火災報知ボタン
1が押されることによって、火災受信機Rの信号処理部
9がその火災信号を受けたと同時に起動され、予め定め
たタイマが所定時間を経過するまでの間にリセットSW
14が押されなければ、火災断定スイッチ12を押した
のと同じように主鳴動警報13や地区ベル処理などの実
火災処理を起動させるものであり、火災発信機Pからの
火災報知に対して操作する管理人が万一不在であっても
自動的に火災警報を発することができる。また、本実施
例では、火災送信機Pとの通話手段としてハンドセット
HSを例示しており、このハンドセットHSを持ち上げ
ることで通話スイッチ(不図示)が起動されるものとし
ているが、このハンドセットHSに代えて、マイクを使
用し、前記呼出スイッチ7に代えて呼出/通話スイッチ
(不図示)を備えれば、ハンズフリーで通話することも
できる。
【0011】〔第2実施例〕次に、本発明に係る火災発
信機Pの他の実施例について説明する。図2は、本発明
に係る他の実施例の火災発信機P′を示した自火報シス
テムのブロック図である。なお、火災受信機Rについて
は上記と同じものを採用しているので本実施例では説明
を省略し、上記火災発信機Pと共通する部材についても
同一の番号を用いて説明を進める。
信機Pの他の実施例について説明する。図2は、本発明
に係る他の実施例の火災発信機P′を示した自火報シス
テムのブロック図である。なお、火災受信機Rについて
は上記と同じものを採用しているので本実施例では説明
を省略し、上記火災発信機Pと共通する部材についても
同一の番号を用いて説明を進める。
【0012】本実施例では、火災報知ボタン1を備えた
火災発信機P´において、マイクとスピーカーと、通話
スイッチ4´とを有し、火災受信機Rとの間を通話線T
で接続した通話回路2と、火災受信機Rからの呼出を検
知する呼出信号検知回路3と、CPUなどで構成された
通話制御回路21とを備えたものである。このような通
話制御回路21は、火災受信機側Rからの呼出を受けな
いときに、上記通話スイッチ4´を操作すれば、その呼
出信号を火災受信機Rの通話回路6に伝え、火災受信機
Rのスピーカ6aを鳴動して管理人等を呼び出す。すな
わち、上記呼出スイッチ5と同じ機能を有する。
火災発信機P´において、マイクとスピーカーと、通話
スイッチ4´とを有し、火災受信機Rとの間を通話線T
で接続した通話回路2と、火災受信機Rからの呼出を検
知する呼出信号検知回路3と、CPUなどで構成された
通話制御回路21とを備えたものである。このような通
話制御回路21は、火災受信機側Rからの呼出を受けな
いときに、上記通話スイッチ4´を操作すれば、その呼
出信号を火災受信機Rの通話回路6に伝え、火災受信機
Rのスピーカ6aを鳴動して管理人等を呼び出す。すな
わち、上記呼出スイッチ5と同じ機能を有する。
【0013】一方、火災受信機R側から呼出を受ける
と、呼出信号検知回路3からその呼出信号を受けた通話
制御回路21は、その後に、上記通話スイッチ4´を操
作すれば、上記通話回路2に接続されたマイクMICと
スピーカーSPを起動し、火災受信機Rとの間でハンズ
フリー通話が可能になるようにしている。すなわち、上
記通話スイッチ4と同じ機能を有する。
と、呼出信号検知回路3からその呼出信号を受けた通話
制御回路21は、その後に、上記通話スイッチ4´を操
作すれば、上記通話回路2に接続されたマイクMICと
スピーカーSPを起動し、火災受信機Rとの間でハンズ
フリー通話が可能になるようにしている。すなわち、上
記通話スイッチ4と同じ機能を有する。
【0014】このように、本実施例では通話制御回路2
1のソフト処理によって、上記通話スイッチ4及び呼出
スイッチ5を併せ持った1つの呼出スイッチ4´だけで
ハンズフリー通話ができるため、火災発信機P´におけ
るスイッチ類を減少でき、外観もスマートな火災発信機
P´が構成される。特に、実火災においては火災現場近
くの通報者は動揺しているので、通話スイッチ類が1つ
に減少されることは通話操作を説明するうえでも誤操作
されることがなく、よりスムーズな通話を行うことがで
きる。
1のソフト処理によって、上記通話スイッチ4及び呼出
スイッチ5を併せ持った1つの呼出スイッチ4´だけで
ハンズフリー通話ができるため、火災発信機P´におけ
るスイッチ類を減少でき、外観もスマートな火災発信機
P´が構成される。特に、実火災においては火災現場近
くの通報者は動揺しているので、通話スイッチ類が1つ
に減少されることは通話操作を説明するうえでも誤操作
されることがなく、よりスムーズな通話を行うことがで
きる。
【0015】〔第1実施例の基本動作〕上記の如く構成
した本発明に係る火災発信機、火災受信機、及びこれを
組み合わせた自火報システムの基本動作を以下に説明す
る。図3のS101〜S111は、本発明の基本動作を
示すフローチャートである。火災発信機Pに備えた火災
報知ボタン1押されると、火災受信機Rの火災信号受信
回路8は、これを検知し、信号処理部9は表示/操作部
12の報知ベル11aを鳴動し、呼出灯11bを点滅す
る。これによって、管理人等に火災発信がされたことを
表示する。また、この表示と同時に火災受信部Rの火災
断定タイマ11が起動を開始する。
した本発明に係る火災発信機、火災受信機、及びこれを
組み合わせた自火報システムの基本動作を以下に説明す
る。図3のS101〜S111は、本発明の基本動作を
示すフローチャートである。火災発信機Pに備えた火災
報知ボタン1押されると、火災受信機Rの火災信号受信
回路8は、これを検知し、信号処理部9は表示/操作部
12の報知ベル11aを鳴動し、呼出灯11bを点滅す
る。これによって、管理人等に火災発信がされたことを
表示する。また、この表示と同時に火災受信部Rの火災
断定タイマ11が起動を開始する。
【0016】管理人がこの報知ベル11a等を確認する
と、火災受信機Rの呼出スイッチ7を押すか又はハンド
セットHSを持ち上げる(S102)。この操作によっ
て、火災発信機Pの呼出信号検知回路3が呼出を検知す
ると、火災発信機Pのスピーカから呼出音を出す。この
管理人等からの呼出に対して、火災通報者がマイクに向
かって応答するか、あるいは通話スイッチ4を押した後
にマイクに向かって応答すれば(S103)、管理人等
に通話され、この応答を聞いた時点で管理人等は報知ベ
ルを停止させ(S104)火災状況等を通報者から直接
通話によって聞くことができる(S105)。
と、火災受信機Rの呼出スイッチ7を押すか又はハンド
セットHSを持ち上げる(S102)。この操作によっ
て、火災発信機Pの呼出信号検知回路3が呼出を検知す
ると、火災発信機Pのスピーカから呼出音を出す。この
管理人等からの呼出に対して、火災通報者がマイクに向
かって応答するか、あるいは通話スイッチ4を押した後
にマイクに向かって応答すれば(S103)、管理人等
に通話され、この応答を聞いた時点で管理人等は報知ベ
ルを停止させ(S104)火災状況等を通報者から直接
通話によって聞くことができる(S105)。
【0017】この通報者との通話内容によって、管理人
等は主鳴動13や地区ベル処理などの実火災警報を直ぐ
に発動すべきと判断すれば火災断定スイッチ10を押す
が、その通報が誤って押された場合や、直ぐに実火災警
報を出す必要がないボヤ程度の火災であると判断すれば
リセットSW14を押して、火災発報信号を全て解除
し、システムを復旧させる。この場合、その後は、現場
に駆けつけて火災発信機Pのリセットや、ボヤ処理など
の事後処理を行えばよい。
等は主鳴動13や地区ベル処理などの実火災警報を直ぐ
に発動すべきと判断すれば火災断定スイッチ10を押す
が、その通報が誤って押された場合や、直ぐに実火災警
報を出す必要がないボヤ程度の火災であると判断すれば
リセットSW14を押して、火災発報信号を全て解除
し、システムを復旧させる。この場合、その後は、現場
に駆けつけて火災発信機Pのリセットや、ボヤ処理など
の事後処理を行えばよい。
【0018】また、上記管理人等からの呼出に対して火
災通報者からの応答がない場合には、火災断定タイマ1
0のタイムアップするまで、繰り返し呼出を行うが、そ
れでも応答がなければいたずら等による発報であると一
応判断して火災発報信号を全て解除する(S106)。
この場合、確認のため火災報知機Pの現場に駆けつける
ことが望ましい。
災通報者からの応答がない場合には、火災断定タイマ1
0のタイムアップするまで、繰り返し呼出を行うが、そ
れでも応答がなければいたずら等による発報であると一
応判断して火災発報信号を全て解除する(S106)。
この場合、確認のため火災報知機Pの現場に駆けつける
ことが望ましい。
【0019】一方、管理人等が不在などで火災受信機R
の前記報知ベル11a等(S101)に対して呼出スイ
ッチ7を操作できない場合を説明する。この場合には、
火災断定タイマ10が起動された状態で、火災断定スイ
ッチ12もリセットSW14も操作されない状態が一定
時間続き(S107〜S109)、所定時間が経過する
と火災断定タイマ10がタイムアップするので、この時
点で火災断定処理が開始させる。
の前記報知ベル11a等(S101)に対して呼出スイ
ッチ7を操作できない場合を説明する。この場合には、
火災断定タイマ10が起動された状態で、火災断定スイ
ッチ12もリセットSW14も操作されない状態が一定
時間続き(S107〜S109)、所定時間が経過する
と火災断定タイマ10がタイムアップするので、この時
点で火災断定処理が開始させる。
【0020】なお、前記火災断定タイマ10がタイムア
ップする前に、管理人等が報知ベル11a等に気付いた
場合、あるいは前記呼出スイッチ7を操作するまでもな
く明かに実火災と判断できる場合には、直ぐに火災断定
スイッチ12を押して火災断定処理を行う(S110)
が、いたずらや誤動作と判断した場合には、リセットS
W14を押して報知ベル11a等の火災発報信号を解除
する(S111)。
ップする前に、管理人等が報知ベル11a等に気付いた
場合、あるいは前記呼出スイッチ7を操作するまでもな
く明かに実火災と判断できる場合には、直ぐに火災断定
スイッチ12を押して火災断定処理を行う(S110)
が、いたずらや誤動作と判断した場合には、リセットS
W14を押して報知ベル11a等の火災発報信号を解除
する(S111)。
【0021】〔第2実施例の基本動作〕図4は、上記第
2実施例として例示した本発明の特徴部分の動作を示す
フローチャートであり(S200〜S204)、具体的
には、火災発信機P´の通話スイッチ4´がどのように
動作するかを示している。なお、その他の動作について
は図3と同じであるので説明を省略する。すなわち、火
災発信機P´側からの通話を行う場合(S200)に、
上記通話スイッチ4´を押すと(S201)、その信号
が上記通話制御回路21に伝達され、この制御回路21
のソフト処理によって呼出スイッチとして処理するか又
は通話スイッチとして処理するかを選別している(S2
02)。
2実施例として例示した本発明の特徴部分の動作を示す
フローチャートであり(S200〜S204)、具体的
には、火災発信機P´の通話スイッチ4´がどのように
動作するかを示している。なお、その他の動作について
は図3と同じであるので説明を省略する。すなわち、火
災発信機P´側からの通話を行う場合(S200)に、
上記通話スイッチ4´を押すと(S201)、その信号
が上記通話制御回路21に伝達され、この制御回路21
のソフト処理によって呼出スイッチとして処理するか又
は通話スイッチとして処理するかを選別している(S2
02)。
【0022】具体的には、上記通話スイッチ4´を押し
た場合(S201)、火災受信機側Rからの呼出をまだ
受けていないときであれば、その信号を火災受信機Rの
呼出信号として選択処理し、火災受信機Rへの呼出を行
う(S203)。すなわち、上記呼出スイッチ5と同じ
機能を有する。一方、この呼出に対して火災受信機R側
の管理人等がハンドセットを上げるか若しくは上記呼出
スイッチ7を押して応答された後、又は通話スイッチ4
´を押す以前に火災受信機R側から既に呼出を受けてい
た場合には、通話制御回路21は、呼出信号を検知して
いることになるので、その後に通話スイッチ4´を押し
た操作に対しては通話信号として処理し、火災受信機R
との通話が可能になるようにしているのである(S20
4)。すなわち、上記通話スイッチ4と同じ機能を有す
る。
た場合(S201)、火災受信機側Rからの呼出をまだ
受けていないときであれば、その信号を火災受信機Rの
呼出信号として選択処理し、火災受信機Rへの呼出を行
う(S203)。すなわち、上記呼出スイッチ5と同じ
機能を有する。一方、この呼出に対して火災受信機R側
の管理人等がハンドセットを上げるか若しくは上記呼出
スイッチ7を押して応答された後、又は通話スイッチ4
´を押す以前に火災受信機R側から既に呼出を受けてい
た場合には、通話制御回路21は、呼出信号を検知して
いることになるので、その後に通話スイッチ4´を押し
た操作に対しては通話信号として処理し、火災受信機R
との通話が可能になるようにしているのである(S20
4)。すなわち、上記通話スイッチ4と同じ機能を有す
る。
【0023】なお、通話後の処理は、図3と同様に行わ
れ(S106)、火災受信機Rからの応答がない場合
(S103)、図3と同様の動作が行われる。
れ(S106)、火災受信機Rからの応答がない場合
(S103)、図3と同様の動作が行われる。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る火災発信機、
火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムに
よれば、火災発信機の火災報知ボタン(発信機押し釦)
が押された場合に、火災受信機側の管理人等が発報した
火災発信機に対して通話呼出を行うことができるので、
その呼出の応答如何によって、管理人等はいたずら等に
よる発報かどうかを判断することができる。
火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システムに
よれば、火災発信機の火災報知ボタン(発信機押し釦)
が押された場合に、火災受信機側の管理人等が発報した
火災発信機に対して通話呼出を行うことができるので、
その呼出の応答如何によって、管理人等はいたずら等に
よる発報かどうかを判断することができる。
【0025】一方、その発報が本当の火災であれば、管
理人等は火災現場に行かなくても火災通報者と通話して
火災状況をいち早く知る事ができるため、実火災発報処
理などの消火支援活動を迅速に行うことができ、火災被
害を最小限に抑えることが可能になる。また、火災発信
機の呼出スイッチを押せば、火災受信機側との通話連絡
が行えるので、消火処理に駆けつけた消防署員などが特
殊な連絡用電話を現場に持ち込む必要もない。
理人等は火災現場に行かなくても火災通報者と通話して
火災状況をいち早く知る事ができるため、実火災発報処
理などの消火支援活動を迅速に行うことができ、火災被
害を最小限に抑えることが可能になる。また、火災発信
機の呼出スイッチを押せば、火災受信機側との通話連絡
が行えるので、消火処理に駆けつけた消防署員などが特
殊な連絡用電話を現場に持ち込む必要もない。
【0026】さらに、万一、管理人等の火災受信者が不
在であっても、所定時間が経過すると火災断定タイマの
タイムアップにより自動的に火災断定処理を開始するこ
とができる。
在であっても、所定時間が経過すると火災断定タイマの
タイムアップにより自動的に火災断定処理を開始するこ
とができる。
【図 1】本発明に係る火災発信機、火災受信機、及び
これを組み合わせた自火報システムの一例を示すブロッ
ク図
これを組み合わせた自火報システムの一例を示すブロッ
ク図
【図 2】本発明に係る火災発信機、火災受信機、及び
これを組み合わせた自火報システムの他の実施例を示す
ブロック図
これを組み合わせた自火報システムの他の実施例を示す
ブロック図
【図 3】図1の動作を示すフローチャート
【図 4】図2の特徴部分の動作を示すフローチャート
【図 5】従来の自火報システムを示すブロック図
P、P´ 火災発信機 1 火災報知ボタン 2 通話回路(発信機側) 3 呼出信号検知回路 4 通話スイッチ 4´通話スイッチ 5 呼出スイッチ(発信機側) R 火災受信機 6 通話回路(受信機側) 6aスピーカー 7 呼出スイッチ(受信機側) 8 火災信号受信回路 9 信号処理部 10火災断定タイマ 11表示/操作部 11a、11b 報知ベル、呼出灯 12火災断定スイッチ 13主鳴動警報 14リセットSW T 通話線 S101〜S111 第1実施例の動作 S200〜S204 第2実施例の動作
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA44 BB11 BB64 BB65 BB74 DD04 EE07 FF01 FF05 GG11 GG40 GG49 GG50 GG66 GG79 GG83 GG84 5G405 AA02 CA09 CA18 CA25 CA32 DA17 EA18 EA31 5K101 KK14 LL04 NN31 NN36 NN37
Claims (6)
- 【請求項1】火災報知ボタンを備えた火災発信機におい
て、 マイクとスピーカーと、通話スイッチと、呼出スイッチ
とを有し、火災受信機との間を通話線で接続した通話回
路と、火災受信機からの呼出を検知する呼出信号検知回
路とを備えてなる火災発信機。 - 【請求項2】火災報知ボタンを備えた火災発信機におい
て、 マイクとスピーカーと、通話スイッチとを有し、火災受
信機との間を通話線で接続した通話回路と、火災受信機
からの呼出を検知する呼出信号検知回路と、通話制御回
路とを備え、 上記通話制御回路は、火災受信機側からの呼出を受けな
いときに、上記通話スイッチを操作すれば、火災受信機
を呼び出す一方、火災受信機側から呼出を受けた後に、
上記通話スイッチを操作すれば、上記通話回路のマイク
とスピーカーを通じて、火災受信機との間でハンズフリ
ー通話が可能になるようにした火災発信機。 - 【請求項3】マイクとスピーカーと、リセットスイッチ
と、火災断定タイマを備えた火災受信機であって、上記
火災断定タイマは、火災発信機の火災報知ボタンを操作
することによって、火災受信機が火災発生信号を受けた
ときに起動され、その所定時間が経過するまでの間に、
リセットスイッチが操作されないときには、実火災処理
を行う構成としている火災受信機。 - 【請求項4】請求項3におけるマイクとスピーカーに代
えて、上記火災発信機を呼び出す呼出/通話スイッチを
有した通話回路を備えてなる火災受信機。 - 【請求項5】請求項3におけるマイクとスピーカーに代
えて、ハンドセットと、上記火災発信機を呼び出す呼出
/通話スイッチを有した通話回路を備えた火災受信機。 - 【請求項6】請求項1、2いずれかに記載の火災発信機
と、請求項3〜5のいずれかに記載の火災受信機とを備
えた自火報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352142A JP2000163665A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 火災発信機、火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352142A JP2000163665A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 火災発信機、火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000163665A true JP2000163665A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18422072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10352142A Pending JP2000163665A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 火災発信機、火災受信機、及びこれを組み合わせた自火報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000163665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015135539A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 能美防災株式会社 | 自動火災報知設備 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP10352142A patent/JP2000163665A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015135539A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 能美防災株式会社 | 自動火災報知設備 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041214 |