JP6191097B2 - トルクセンサのステータ - Google Patents

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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K24/00Machines adapted for the instantaneous transmission or reception of the angular displacement of rotating parts, e.g. synchro, selsyn

Description

本発明は、電磁鋼板の積層構造からなるトルクセンサのステータに関する。
従来、トルクセンサの一つとして、特許文献1に記載されているようなツインレゾルバタイプのトルクセンサが知られている。このトルクセンサは、第1の回転軸の回転角を検出する第1のレゾルバ、及び第2の回転軸の回転角を検出する第2のレゾルバを備えている。第1の回転軸及び第2の回転軸はトーションバーを介して連結されている。特許文献1のトルクセンサは、2つのレゾルバの出力信号から第1の回転軸の回転角及び第2の回転軸の回転角をそれぞれ算出し、それらの差分値を演算することでトーションバーの捻れ量を求める。そして、この捻れ量に基づいて回転軸に作用するトルクを算出する。
一方、レゾルバのステータは、レゾルバを収容するためのケースなどに固定される。従来、こうした固定構造としては、特許文献2に記載の構造が知られている。
特許文献1に記載のレゾルバでは、挿通孔を備えたフランジ部がステータコアの外周に形成されている。また、ケースの内壁面からはボルトの先端部が突出している。特許文献1に記載のレゾルバでは、ケースの内壁面から突出するボルトの先端部をステータコアの挿通孔に挿通した後、ボルトの先端部にナットを螺着する。そして、このナットの締め付けによりステータコアをケースに固定する。
特開2008−58026号公報 特開2005−315645号公報
ところで、このような固定構造の場合、ナットの締め付けの際にその締結軸力によりステータコアに応力が生じる。こうした応力は、例えばステータコアの鉄損の増加や、磁束密度の低下を招くなど、ステータコアの磁気特性に影響を及ぼす。このことが、励磁巻線の入力電圧に対する検出巻線の出力電圧の比(変圧比)を低下させたり、回転角の検出精度を低下させる要因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、締結部材の締め付けに伴うステータコアの磁気特性の低下を抑制することのできるトルクセンサのステータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され、前記取り付け座部は、前記2つのステータコアとは別体からなり、前記2つのステータコアにより挟持されてそれぞれに一体的に組み付けられることを要旨とする。
同構成によれば、2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部に設けられる取り付け座部の挿通孔に締結部材を挿通し、この締結部材により取り付け座部をケースなどのベース部材に締結することで、取り付け座部を介してステータ全体をベース部材に固定することができる。このとき、締結軸力は主に取り付け座部に作用するため、2つのステータコアのそれぞれに作用する応力を低減することができる。よって、締結部材の締め付けに伴う2つのステータコアのそれぞれの磁気特性の低下を抑制することができる。また、ステータにステータコアが2つ設けられている場合、上記構成のように、取り付け座部を2つのステータコアにより挟持し、それぞれに一体的に組み付けることが有効である。これにより、2つのステータコアへの取り付け座部の固定が容易になる。
上記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され、前記2つのステータコアには、前記取り付け座部がそれぞれ設けられ、前記2つのステータコアの取り付け座部にそれぞれ形成された挿通孔には、共通の締結部材が挿通され、前記2つのステータコアの取り付け座部の間に挟み込まれる介装部材を更に備えることを要旨とする。
2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部に設けられる取り付け座部の挿通孔に締結部材を挿通し、この締結部材により取り付け座部をケースなどのベース部材に締結することで、取り付け座部を介してステータ全体をベース部材に固定することができる。このとき、締結軸力は主に取り付け座部に作用するため、2つのステータコアのそれぞれに作用する応力を低減することができる。よって、締結部材の締め付けに伴う2つのステータコアのそれぞれの磁気特性の低下を抑制することができる。
また、2つのステータコアが軸方向に並べて配置されている場合、それぞれの取り付け座部の挿通孔に共通の締結部材を挿通することが有効である。これにより、共通の締結部材をベース部材に締め付ければ、2つのステータコアを同時にベース部材に固定することができるため、締結作業が容易になる。
ところで、このような締結方法を採用した場合、2つのステータコアのそれぞれの取り付け座部には互いに引き合う方向の締結軸力が作用する。この締結軸力によりそれぞれの取り付け座部が変形すると、2つのステータコアに応力が生じ、それらの磁気特性が低下する懸念がある。この点、上記構成によれば、2つのステータコアの取り付け座部に互いに引き合う方向の締結軸力が作用しても、それらの間に挟み込まれた介装部材により各取り付け座部が支持されるため、各取り付け座部の変形が抑制される。よって、2つのステータコアに生じる応力を更に低減することができるため、それらの磁気特性の低下をより的確に抑制することができる。
上記課題を解決するために、請求項に記載の発明は、電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され、前記締結部材により前記取り付け座部がベース部材に締結されるとき、同ベース部材と前記取り付け座部との間に挟み込まれる介装部材を更に備え、前記介装部材は、前記締結部材が挿通される筒状の部材であり、前記ステータコアを構成する電磁鋼板には、前記挿通孔と同軸上となるように前記介装部材を位置決めする位置決め部が形成されることを要旨とする。
2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部に設けられる取り付け座部の挿通孔に締結部材を挿通し、この締結部材により取り付け座部をケースなどのベース部材に締結することで、取り付け座部を介してステータ全体をベース部材に固定することができる。このとき、締結軸力は主に取り付け座部に作用するため、2つのステータコアのそれぞれに作用する応力を低減することができる。よって、締結部材の締め付けに伴う2つのステータコアのそれぞれの磁気特性の低下を抑制することができる。
また、ツインレゾルバタイプのトルクセンサには、2つのレゾルバを別々に備えたものがある。こうしたトルクセンサでは、各レゾルバのステータコアがベース部材に別々に取り付けられるようになっている。このステータコアに取り付け座部を一体的に設けた場合、締結部材により取り付け座部をベース部材に締結するとき、取り付け座部にはベース部材に向かう方向の締結軸力が作用する。この締結軸力により取り付け座部が変形すると、ステータコアに応力が生じ、その磁気特性が低下する懸念がある。この点、上記構成によれば、取り付け座部にベース部材に向かう方向の締結軸力が作用しても、それらの間に挟み込まれた介装部材により取り付け座部が支持されるため、取り付け座部の変形が抑制される。よって、ステータコアに作用する応力を低減することができるため、その磁気特性の低下を抑制することができる。
また、電磁鋼板に形成された位置決め部により挿通孔と同軸上に介装部材を配置することができるため、挿通孔への締結部材の挿通の際に介装部材にも締結部材を容易に挿通することができる。このため、締結作業が容易になる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のトルクセンサのステータにおいて、前記介装部材は、前記締結部材が挿通される筒状の部材であり、前記ステータコアを構成する電磁鋼板には、前記挿通孔と同軸上となるように前記介装部材を位置決めする位置決め部が形成されることを要旨とする。
同構成によれば、電磁鋼板に形成された位置決め部により挿通孔と同軸上に介装部材を配置することができるため、挿通孔への締結部材の挿通の際に介装部材にも締結部材を容易に挿通することができる。このため、締結作業が容易になる。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか一項に記載のトルクセンサのステータにおいて、前記2つのステータコア、前記取り付け座部、及び前記介装部材を固定部材により一体的に固定することを要旨とする。
同構成によれば、2つのステータコア、取り付け座部、及び介装部材を固定部材を介して一体化させて一部品とすることができるため、ベース部材への取り付けが容易になる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のトルクセンサのステータにおいて、取り付け座部にコネクタが設けられることを要旨とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載のトルクセンサのステータにおいて、固定部材にコネクタが設けられることを要旨とする。
これらの構成によるように、取り付け座部や固定部材にコネクタを設けることとすれば、取り付け座部や固定部材とは異なる部分にコネクタを設ける場合と比較すると、レゾルバやトルクセンサを小型化することができる。
本発明にかかるトルクセンサのステータによれば、締結部材の締め付けに伴うステータコアの磁気特性の低下を抑制することができる。
(a)は、本発明のステータを用いたトルクセンサの第1の実施形態についてその平面構造を示す平面図。(b)は、第1の実施形態のトルクセンサの半断面構造を示す断面図。 第1の実施形態のトルクセンサについて取り付け座部の固定部周辺の拡大断面構造を示す断面図。 第1の実施形態のトルクセンサの第1変形例について取り付け座部の固定部周辺の拡大断面構造を示す断面図。 (a)は、第1の実施形態のトルクセンサの第2変形例についてその平面構造を示す平面図。(b)は、(a)のA−A線に沿った断面構造を示す断面図。 (a)は、本発明のステータを用いたトルクセンサの第2の実施形態についてその平面構造を示す平面図。(b)は、第2の実施形態のトルクセンサの半断面構造を示す断面図。 第2の実施形態のトルクセンサについて取り付け座部周辺の拡大断面構造を示す断面図。 第2の実施形態のトルクセンサの第1変形例についてその半断面構造を示す断面図。 (a)は、第2の実施形態のトルクセンサの第2変形例についてその平面構造を示す平面図。(b)は、(a)のB−B線に沿った断面構造を示す断面図。 第2の実施形態のトルクセンサの第3変形例として図9(b)のC−C線に沿った断面構造を示す断面図。 第2の実施形態のトルクセンサの第4変形例についてその半断面構造を示す断面図。 本発明のステータを用いたトルクセンサの第3の実施形態についてその半断面構造を示す断面図。 第3の実施形態のトルクセンサの第1変形例についてその半断面構造を示す断面図。 第3の実施形態のトルクセンサの第1変形例の他の例についてその半断面構造を示す断面図。 第3の実施形態のトルクセンサの第2変形例についてその半断面構造を示す断面図。
<第1の実施形態>
以下、本発明のステータを用いたトルクセンサの第1の実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
図1(a),(b)に示すように、本実施形態のトルクセンサは、いわゆるツインレゾルバタイプのものであり、第1の回転軸S1の回転角を検出する第1のレゾルバ1、及び第2の回転軸S2の回転角を検出する第2のレゾルバ2を一体に備えている。第1の回転軸S1及び第2の回転軸S2は、図示しないトーションバーを介して同一の軸線m上で互いに連結されている。このトルクセンサは、第1及び第2のレゾルバ1,2によりそれぞれ検出される回転角の差分を求めることにより、トーションバーの捻れ量を検出する。トルクセンサは、その捻れ量に基づいて第1及び第2の回転軸S1,S2に作用するトルクを検出する。
第1のレゾルバ1は、いわゆるVR(可変リラクタンス)型のレゾルバであって、第1の回転軸S1に固定されるロータ10、ロータ10の周囲を囲むようにして配置されるステータコア11を備えている。第1のレゾルバ1の軸倍角は「5X」に設定されている。なお、軸倍角とは、レゾルバから出力される電圧信号の倍速比を表すもの、換言すればロータ10の機械角に対する電気角の倍速比を表すものである。
図1(a)に示すように、ロータ10の外周面には、軸倍角に対応した5つの突極部が形成されている。ロータ10は、複数の電磁鋼板が軸線mの方向に積層された構造からなる。
ステータコア11は、筒状の外環部11a、及び外環部11aの内周面からロータ10に向かって突出する複数のティース11bを備えている。各ティース11bには、図中に二点鎖線で示すように、励磁巻線Wa1及び検出巻線Wb1が巻回される。ステータコア11も、複数の電磁鋼板が軸線mの方向に積層された構造からなる。
第1のレゾルバ1では、励磁巻線Wa1に交流電圧が印加されると、励磁巻線Wa1により交番磁界が生成される。この交番磁界がロータ10とティース11bとの間に形成された磁路を通じて検出巻線Wb1に付与され、電磁誘導作用により検出巻線Wb1に電圧が誘起される。また、第1の回転軸S1の回転に伴いロータ10が回転すると、ロータ10に形成された突極部の位置が変化するため、ロータ10と各ティース11bとの隙間が周期的に変化する。これにより、検出巻線Wb1から出力される電圧信号がロータ10の回転角(電気角)に応じて周期的に変化する。第1のレゾルバ1は、検出巻線Wb1から出力される電圧信号に基づき第1の回転軸S1の回転角を検出する。
第2のレゾルバ2は、軸倍角が「4X」に設定されている点を除き、第1のレゾルバ1と基本的に同様の構造を有している。すなわち、第2のレゾルバ2も、VR型のレゾルバであり、第2の回転軸S2に固定されるロータ20、及びロータ20の周囲を囲むようにして配置されるステータコア21を備えている。ステータコア21は、筒状の外環部21a、及び外環部21aの内周面からロータ10に向かって突出する複数のティース21bを備えている。各ティース21bには、励磁巻線Wa2及び検出巻線Wb2が巻回される。これら各要素の構造、及び第2のレゾルバ2の動作は、第1のレゾルバ1と基本的に同様であるため、その詳細な説明は割愛する。
一方、図1(b)に示すように、ステータコア11及びステータコア21には、それらに挟持されるようにして取り付け座部30が一体的に組み付けられている。本実施形態では、ステータコア11,21及び取り付け座部30によりステータ3が構成される。
図1(a)に示すように、取り付け座部30は、ステータコア11,21とは別体からなるものであり、それらの外径と同一の外径で筒状に形成されている。取り付け座部30は、複数の電磁鋼板が軸線mの方向に積層された構造からなる。取り付け座部30及びステータコア11のそれぞれの当接面の一方には、図示しない凹部が形成されている。また、それらの他方には、図示しない凸部が形成されている。そして、これらの凹部及び凸部が互いにかしめられることで、取り付け座部30がステータコア11の端部に配置された電磁鋼板に対して軸方向に積層されて一体的に組み付けられている。取り付け座部30及びステータコア21の当接面にも、同様の凹部及び凸部からなるかしめ構造が設けられている。このかしめ構造により取り付け座部30はステータコア21の端部に配置された電磁鋼板に対して軸方向に積層されて一体的に組み付けられている。
図1(a)に示すように、取り付け座部30の外周面には、外側に向かって突出する一対の固定部32,33が形成されている。一対の固定部32,33は軸線mを中心に対称に配置されている。図1(b)に示すように、固定部32,33には、ボルト40,41を挿通するための挿通孔32a,33aがそれぞれ形成されている。そして、ボルト40,41の先端部がケース(ベース部材)50のねじ孔に螺入されることで、取り付け座部30がケース50に締結されている。これにより、取り付け座部30を介してステータ3全体がケース50に固定されている。
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態のステータ3の作用について説明する。
図1(a)に示すように、取り付け座部30はステータコア11,21と同一の外径を有しているため、取り付け座部30をステータコア11,21に容易に組み付けることができる。また、取り付け座部30の外周面から突出する固定部32,33に挿通孔32a,33aが形成されているため、ボルト40,41の挿通が容易になる。よって、ボルト40,41の締め付け作業が容易になる。
また、図2に示すように、ボルト40,41により取り付け座部30がケース50に締結されたとき、その締結軸力F1は主に取り付け座部30に作用する。このとき、ボルト40,41の締め付けによりステータ3に作用する応力は、取り付け座部30に作用する図中に矢印で示すような応力Stだけであり、ステータコア11,21にはほとんど応力が作用しない。このため、ボルト40,41の締め付けに伴うステータコア11,21の磁気特性の低下を抑制することができる。このことは、ボルト40,41の締結前後でステータコア11,21の磁気特性が変化し難いことを意味する。これにより、各レゾルバ1,2の回転角の検出精度及び変圧比の低下を抑制し、ひいてはトルクセンサの安定した検出精度を確保することができる。
以上説明したように、本実施形態のトルクセンサのステータによれば、以下のような効果が得られる。
(1)ステータコア11,21の軸方向の端部に取り付け座部30を一体的に設けることとした。また、取り付け座部30に、ボルト40,41を挿通するための挿通孔32a,33aを形成することとした。これにより、ボルト40,41の締め付けに伴うステータコア11,21の磁気特性の低下を抑制することができる。また、締結前後のステータ3の性能変化を抑制することができる。
(2)取り付け座部30を電磁鋼板により形成することとした。そして、ステータコア11,21の端部に配置された電磁鋼板に対して軸方向に取り付け座部30を積層することにより、ステータコア11,21に取り付け座部30を一体的に組み付けることとした。これにより、電磁鋼板を積層してステータコア11,21を形成する際に、取り付け座部30の組み付けも同時に行うことができる。よって、組み付け工数を低減することができる。
(3)2つのステータコア11,21を備えるステータ3において、取り付け座部30を2つのステータコア11,21により挟持し、それぞれに一体的に組み付けることとした。これにより、2つのステータコア11,21への取り付け座部30の固定が容易になる。
(4)取り付け座部30には、その外周面から外側に向かって突出する固定部32,33を形成することとした。そして、固定部32,33に、ボルト40,41を挿通するための挿通孔32a,33aをそれぞれ形成することとした。これにより、取り付け座部30のステータコア11,21への組み付けが容易になる。また、ボルト40,41の締め付け作業が容易になる。
(5)本発明を適用したステータ3を第1及び第2のレゾルバ1,2に用いることとした。これにより、第1及び第2のレゾルバ1,2の回転角の検出精度や変圧比が向上する。また、トルクセンサのトルクの検出精度が向上する。
(第1変形例)
続いて、第1の実施形態の第1変形例について説明する。
第1の実施形態では、図1(b)に示すように、取り付け座部30の固定部32,33が各ステータコア11,21の軸方向においてステータコア11,21と異なる位置であり、且つ、ステータコアの径方向の外側から外れる位置に配置されていた。しかし、固定部がステータコアの軸方向においてステータコアと同じ位置であり、且つ、ステータコアの径方向外側に配置されていてもよい。詳しくは、図3に示すような構造を採用してもよい。
図3に示すように、この変形例では、取り付け座部30の外周面から外側に向かって突出する部分をクランク状に折り曲げ加工することで固定部34が形成されている。固定部34の最も外側に位置する平坦部分34aには、ボルト42を挿通するための挿通孔34bが形成されている。そして、ボルト42の先端部がケース50のねじ孔に螺入されることで取り付け座部30がケース50に締結されている。このような構造であれば、ステータコア21の径方向外側に固定部34が配置されている場合であっても、ボルト40,41の締め付けに伴う応力がステータコア11,21にほとんど作用しないため、ステータコア11,21の磁気特性の低下を同様に抑制することができる。
(第2変形例)
続いて、第1の実施形態の第2変形例について説明する。
従来のステータコアではボルトの締結位置が対称に配置されている。これは、ボルトの締め付けに伴いステータコアに応力が作用したとき、応力分布が対称な分布となり、ステータコアの磁気特性のばらつきを抑制することができるためである。この点、第1の実施形態のようにボルトによる締結を取り付け座部で行う構造であれば、ステータコアに応力が生じることはほとんどないため、ボルトの締結位置を任意に変更することができる。よって、例えば図4(a),(b)に示すような構造を採用することもできる。なお、図4(b)は、図4(a)のA−A線に沿った断面構造を示したものである。
図4(a),(b)に示すように、この変形例では、取り付け座部30の外周面にステータコア11,21の直径と略同じ長さの幅を有する矩形状の固定部35が形成されている。固定部35の外縁の各角部には、ボルト40,41を挿通するための挿通孔35a,35bが形成されている。そして、図4(b)に示すように、ボルト40,41の先端部が、ケース50の台座51,52に形成されたねじ孔に螺入されることで、取り付け座部30がケース50に締結されている。このようにボルトの締結位置が偏っている場合でも、ステータコア11,21に偏った応力が作用することはない。したがって、各ステータコア11,21の磁気特性のばらつきが少ないため、第1及び第2のレゾルバ1,2の回転角の検出精度を確保することができる。
また、この変形例では、取り付け座部30にトルクセンサのコネクタ70が設けられている。これにより、取り付け座部30と異なる部分にコネクタを設ける場合と比較すると、トルクセンサを小型化することができる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明のステータを用いたトルクセンサの第2の実施形態について図5及び図6を参照して説明する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5(b)に示すように、本実施形態の第1のレゾルバ1では、ステータコア11を構成する複数の電磁鋼板のうち、第2のレゾルバ2から最も離間した電磁鋼板M10の外環部11aの外周に一対の取り付け座部11c,11dが形成されている。図5(a)に示すように、これらの取り付け座部11c,11dは軸線mを中心に対称に配置されている。図5(b)に示すように、取り付け座部11c,11dには、ボルト40,41を挿通するための挿通孔11e,11fがそれぞれ形成されている。挿通孔11e,11fの孔径は、ボルト40,41の軸部の外径と略同じ長さとなっている。
図5(b)に示すように、第2のレゾルバ2のステータコア21は第1のレゾルバ1のステータコア11と基本的に同様の構造を有している。すなわち、ステータコア21を構成する複数の電磁鋼板のうち、第1のレゾルバ1から最も離間した電磁鋼板M20の外環部21aの外周には一対の取り付け座部21c,21dが形成されている。図5(a)に示すように、これらの取り付け座部21c,21dも軸線mを中心に対称に配置されている。図5(b)に示すように、取り付け座部21c,21dには、ボルト40,41を挿通するための挿通孔21e,21fがそれぞれ形成されている。挿通孔21e,21fは、ステータコア11の挿通孔11e,11fと同じ孔径を有するとともに、挿通孔11e,11fと同軸上にそれぞれ配置されている。
図5(b)に示すように、ステータコア11,21の取り付け座部11c,21cの間には、挿通孔11e,21eの位置に対応して筒状のブッシュ80が挟み込まれている。また、ステータコア11,21の取り付け座部11d,21dの間にも、同様に挿通孔11f,21fの位置に対応してブッシュ81が挟み込まれている。各ブッシュ80,81は、挿通孔11e,21e,11f,21fの孔径よりも若干大きい内径を有している。
取り付け座部11c,21cの間、取り付け座部11d,21dの間、並びにステータコア11,21の外環部11a,21aの間には樹脂製の固定部材82がインサート成形されている。これにより、ステータコア11,21及びブッシュ80,81を固定部材82を介して一体化させて一部品とすることができるため、ケース50への組み付けが容易になる。さらに、固定部材82によりブッシュ80は挿通孔11e,21eと同軸上となるように、またブッシュ81は挿通孔11f,21fと同軸上となるように固定されている。これにより、挿通孔11e,11f,21e,21fにボルト40,41を挿通する際にブッシュ80,81にもボルト40,41を容易に挿通することができる。よって、締結作業が容易になる。なお、本実施形態ではステータコア11,21、ブッシュ80,81、及び固定部材82によりステータ3が構成される。
そして、本実施形態のステータ3では、ボルト40,41の先端部がケース50のねじ孔に螺入されることで、ステータコア11の取り付け座部11c,11d、及びステータコア21の取り付け座部21c,21dがケース50にそれぞれ締結されている。これにより、取り付け座部11c,11d,21c,21dを介してステータ3全体がケース50に固定されている。
次に、図6を参照して、本実施形態のステータ3の作用を説明する。
第1の実施形態のように、取り付け座部がステータコアと別体からなる場合、部品点数が増加する懸念がある。この点、本実施形態のステータ3のように、ステータコア11,21の端部に配置された電磁鋼板M10,M20の外周に取り付け座部11c,11d,21c,21dをそれぞれ形成することとすれば、部品点数の増加を回避することができる。またこうした構造を採用しても、図中に示すように、ボルト40,41の締結軸力F2,F3は主に電磁鋼板M10,M20に作用するため、ステータコア11,21に生じる応力を低減することができる。よって、ボルト40,41の締め付けに伴うステータコア11,21の磁気特性の低下を抑制することができる。
また、2つのステータコア11,21が軸方向に並べて配置されている場合、それぞれの取り付け座部11c,21cの挿通孔11e,21eに共通のボルト40を挿通することが有効である。これにより、共通のボルト40をケース50に締め付ければ、2つのステータコア11,21を同時にケース50に固定することができるため、締結作業が容易になる。
ところで、このような締結方法を採用した場合、ステータコア11,21の取り付け座部11c,21cには、図中に示すように互いに引き合う方向の締結軸力F2,F3がそれぞれ作用する。これらの締結軸力F2,F3により取り付け座部11c,21cが変形すると、ステータコア11,21に応力が生じ、それらの磁気特性が低下する懸念がある。
この点、本実施形態では、取り付け座部11c,21cに互いに引き合う方向の締結軸力F2,F3が作用しても、それらの間に挟み込まれたブッシュ80により各取り付け座部11c,21cが支持されるため、それらの変形が抑制される。また、取り付け座部11d,21dについても、同様に、ボルト41の締結の際に、ブッシュ81によりそれらの変形が抑制される。これにより、ステータコア11,21に生じる応力を更に低減することができるため、それらの磁気特性の低下をより的確に抑制することができる。
一方、ステータコアの成形は、通常、その形状に対応した抜き型を用いて電磁鋼板を打ち抜き加工することにより行われる。本実施形態のステータコア11は、電磁鋼板の外周に挿通孔11e,11fが形成されているため、電磁鋼板を打ち抜き加工する際に、外環部11aやティース11bの成形と同時に挿通孔11e,11fを成形することができる。これにより、外環部11aやティース11bに対する挿通孔11e,11fの位置精度が向上するため、挿通孔11e,11fの位置精度公差を緩和することができる。同様に、ステータコア21の挿通孔21e,21fの位置精度も向上するため、挿通孔21e,21fの位置精度公差も緩和することができる。
また、本実施形態では、ステータコア11,21の挿通孔11e,11f,21e,21fの孔径がブッシュ80,81の内径よりも小さく設定されているため、ボルト40,41に接触するのは挿通孔11e,11f,21e,21fの内壁部分となる。すなわち、ケース50に対するステータコア11,21の組み付け精度は挿通孔11e,11f,21e,21fの位置精度に左右される。この点、本実施形態では、前述のように挿通孔11e,11f,21e,21fの位置精度を高めることができるため、ケース50に対するステータコア11,21の組み付け精度が向上する。よって、トルクセンサの組み付け精度を改善することも可能となる。
以上説明したように、本実施形態のトルクセンサのステータによれば、以下のような効果が得られる。
(6)ステータコア11,21の軸方向の端部に配置された電磁鋼板M10,M20の外周に取り付け座部11c,11d,21c,21dをそれぞれ形成することとした。これにより、ボルト40,41の締め付けに伴うステータコア11,21の磁気特性の低下を抑制することができる。また、締結前後のステータ3の性能変化を抑制することができる。さらに、取り付け座部11c,11d,21c,21dにそれぞれ形成される挿通孔11e,11f,21e,21fの位置精度が向上する。
(7)取り付け座部11c,21cの間、及び取り付け座部11d,21dの間にブッシュ80,81をそれぞれ挟み込むこととした。これにより、ボルト40,41の締め付けに伴い作用する締結軸力F2,F3をブッシュ80,81が支持するので、ステータコア11,21に生じる応力を更に低減することができる。そのため、それらの磁気特性の低下をより的確に抑制することができる。
(8)取り付け座部11c,21cの間、及び取り付け座部11d,21dの間に固定部材82をインサート成形することとした。そして、固定部材82により挿通孔11e,21eと同軸上となるようにブッシュ80を固定するとともに、挿通孔11f,21fと同軸上となるようにブッシュ81を固定することとした。これにより、2つのステータコア11,21、及びブッシュ80,81を固定部材82を介して一体化させて一部品とすることができるため、ケース50への組み付けが容易になる。また、挿通孔11e,11f,21e,21fにボルト40,41を挿通する際にブッシュ80,81にもボルト40,41を容易に挿通することができるため、締結作業が容易になる。
(9)ステータコア11,21の挿通孔11e,11f,21e,21fの孔径をブッシュ80,81の内径よりも小さく設定することとした。これにより、ボルト40,41の締め付けの際に、高い位置精度を有する挿通孔11e,11f,21e,21fを基準としてステータコア11,21をケース50に組み付けることができる。よって、ケース50に対するステータコア11,21の組み付け精度が向上し、ひいてはトルクセンサの組み付け精度を改善することができる。
(第1変形例)
続いて、第2の実施形態の第1変形例について図7を参照して説明する。
図7に示すように、この変形例では、ステータコア11,21を構成する複数の電磁鋼板のうち、互いに他のステータコアに対して近接及び対向する電磁鋼板M14,M24に取り付け座部11c,11d,21c,21dがそれぞれ形成されている。このような構成によれば、ステータコア11の軸方向に突出するボルト40,41の頭部の突出量を抑え、トルクセンサ全体の軸方向の長さを短くすることができる。また、取り付け座部11c,11d,21c,21dの間に挟み込まれるブッシュ80,81の長さを短くすることができるため、ブッシュ80,81の材料費を低減することができる。
(第2変形例)
続いて、第2の実施形態の第2変形例について説明する。
第2の実施形態のように、取り付け座部の間にブッシュを挟み込む構造を採用すれば、ステータコアに応力が生じることはほとんどないため、ボルトの締結位置を任意に変更することができる。よって、例えば図8に示すような構造を採用することもできる。
図8(a),(b)に示すように、この変形例では、ステータコア11の電磁鋼板M14の外環部11aの外周に、ステータコア11の直径と略同等の幅を有する矩形状の取り付け座部11kが形成されている。取り付け座部11kの外縁の各角部には、ボルト40,41を挿通するための挿通孔11m,11nが形成されている。また、ステータコア21の電磁鋼板M24の外環部21aの外周面にも、ステータコア21の直径と略同等の幅を有する矩形状の取り付け座部21kが形成されている。取り付け座部21kの外縁の各角部には、ボルト40,41を挿通するための挿通孔21m,21nが形成されている。そして、取り付け座部11k,21kの間には、挿通孔11n,21nの位置に対応してブッシュ81が挟み込まれるとともに、挿通孔11m,21mの位置に対応してブッシュ(図示略)が挟み込まれている。また、取り付け座部11k,21kの間、並びにステータコア11,21の外環部11a,21aの間には樹脂製の固定部材82がインサート成形されている。そして、図8(b)に示すように、ボルト40,41の先端部がケース50の台座51,52に形成されたねじ孔に螺入されることで、ステータコア11,21がケース50に締結されている。このようにボルトの締結位置が偏っている場合でも、ステータコア11,21に偏った応力が作用することはほとんどない。したがって、各ステータコア11,21の磁気特性のばらつきが少ないため、第1及び第2のレゾルバ1,2の回転角の検出精度を確保することができる。
また、この変形例では、固定部材82にトルクセンサのコネクタ70が形成されている。これにより、固定部材82と異なる部分にコネクタを設ける場合と比較すると、トルクセンサを小型化することができる。
(第3変形例)
続いて、第2の実施形態の第3変形例について図9を参照して説明する。図9は、図8(b)のC−C線に沿った断面構造を示したものである。以下、第3変形例との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、この変形例では、固定部材82の角部に、ブッシュ81が脱落しない範囲で切り欠き83が形成されている。これにより、切り欠き83を設ける分だけ固定部材82を小さくすることができるため、固定部材82の材料費を低減することができる。
(第4変形例)
続いて、第2の実施形態の第4変形例について図10を参照して説明する。本変形例のトルクセンサもツインレゾルバタイプのものであるが、第1及び第2のレゾルバを別体で備えている。第1及び第2のレゾルバのそれぞれの構造は同一であるため、以下では、便宜上、第1のレゾルバについてのみ説明する。
図10に示すように、この変形例の第1のレゾルバ1では、ステータコア11の取り付け座部11c,11dとケース50との間にブッシュ80,81が挟み込まれている。ステータコア11には、ブッシュ80,81を覆うようにして固定部材82がインサート成形されている。これにより、ブッシュ80,81はステータコア11に固定されている。そして、ボルト40,41の先端部がケース50のねじ孔に螺入されることで、ステータコア11がケース50に締結されている。このようにレゾルバが単数の場合には、取り付け座部11c,11dとケース50との間にブッシュ80,81を挟み込めば、ボルト40,41の締め付けに伴いステータコア11に生じる応力を低減することができるため、同様にステータコア11の磁気特性の低下を抑制することができる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明のステータを用いたトルクセンサの第3の実施形態について図11を参照して説明する。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に示すように、本実施形態では、ステータコア11の端部に配置された電磁鋼板M10に隣接する電磁鋼板M11の外環部11aの外周に、取り付け座部11c,11dに重なるように延びる位置決め部11g,11hがそれぞれ形成されている。位置決め部11g,11hには、ブッシュ80,81の上端部が嵌合される嵌合孔11i,11jがそれぞれ形成されている。
また、ステータコア21の端部に配置された電磁鋼板M20に隣接する電磁鋼板M21の外周部分にも、取り付け座部21c,21dに重なるように延びる位置決め部21g,21hがそれぞれ形成されている。位置決め部21g,21hには、ブッシュ80,81の下端部が嵌合される嵌合孔21i,21jがそれぞれ形成されている。
このような構成によれば、電磁鋼板M11,M21のそれぞれの位置決め部11g,21gによりブッシュ80を挿通孔11e,21eと同軸上となるように位置決め固定することができる。また、位置決め部11h,21hによりブッシュ81を挿通孔11f,21fと同軸上となるように位置決め固定することができる。これにより、ステータコア11,21及びブッシュ80,81を一体化させて一部品とすることができ、取り付け作業が容易になる。また、挿通孔11e,11f,21e,21fへのボルト40,41の挿通の際に、ブッシュ80,81にボルト40,41を容易に挿通することができるため、締結作業が容易になる。また、第2の実施形態の固定部材82が不要となる分だけ部品点数を削減することもできる。
以上説明したように、本実施形態のトルクセンサのステータによれば、第2の実施形態の(6),(7),(9)と同等の効果、もしくはそれらに準じた効果が得られるとともに、(8)の効果に代わる効果として以下の効果が得られる。
(10)ステータコア11,21のそれぞれの電磁鋼板M11,M21の外周に、挿通孔11e,11f,21e,21fと同軸上となるようにブッシュ80,81を位置決め固定する位置決め部11g,11h,21g,21hをそれぞれ形成することとした。これにより、ボルト40,41をブッシュ80,81に容易に挿通することができるため、締結作業が容易になる。また、固定部材82が不要となる分だけ部品点数を削減することができる。
(第1変形例)
続いて、第3の実施形態の第1変形例について図12を参照して説明する。
図12に示すように、この変形例では、ブッシュ80,81において嵌合孔11i,11j,21i,21jに嵌合していない部分に拡径部80a,81aがそれぞれ形成されている。拡径部80a,81aの両端面は、位置決め部11g,11h,21g,21hにそれぞれ当接している。このような構成によれば、取り付け座部11cがブッシュ80の上端面により直接的に支持されるばかりでなく、位置決め部11gを介して拡径部80aにより間接的に支持される。このため、取り付け座部11cの変形をより的確に抑制することができる。また、取り付け座部11d,21c,21dの変形についても同様に抑制することができる。よって、ステータコア11,21に生じる応力を更に低減することができるため、それらの磁気特性の低下をより的確に抑制することができる。
なお、この第1変形例については、図13に示すように、拡径部80a,81aの中央部分を薄肉化してもよい。これにより、ブッシュ80,81を軽量化することができる。
(第2変形例)
続いて、第3の実施形態の第2変形例について図14を参照して説明する。以下、第1変形例との相違点を中心に説明する。
図14に示すように、この変形例では、取り付け座部11c,11d,21c,21dの挿通孔11e,11f,21e,21fのそれぞれの孔径がボルト40,41の軸部の外径よりも大きく設定されている。そして、ブッシュ80の両端部には、挿通孔11e,21eとボルト40の軸部との間の隙間に挿入される凸部がそれぞれ形成されている。また、ブッシュ81の両端部にも、挿通孔11f,21fとボルト41の軸部との間の隙間に挿入される凸部がそれぞれ形成されている。このような構成であっても、ブッシュ80,81を挿通孔11e,11f,21e,21fと同軸上となるように固定することができるため、第3の実施形態の効果に準じた効果を得ることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・第1の実施形態では、取り付け座部30,60を複数の電磁鋼板を積層させて形成したが、1枚の電磁鋼板のみで形成してもよい。
・第1の実施形態では、取り付け座部30,60の材質として、電磁鋼板の積層構造に限らず、例えば樹脂や鉄、非鉄金属などを採用してもよい。
・第1の実施形態では、ステータコア11,21に対する取り付け座部30,60の組み付けをかしめにより行うこととしたが、例えばYAGレーザによる溶着などを利用してもよい。
・第2の実施形態では、固定部材82の材質として、樹脂に限らず、例えばアルミなどを採用してもよい。
・第2の実施形態では、ステータコア11,21に対するブッシュ80,81の固定をインサート成形により行うこととした。これに代えて、ブッシュ80,81を固定せずに、取り付け座部11c,21cの間、及び取り付け座部11d,21dの間にブッシュ80,81をそれぞれ挿入するだけの構造を採用してもよい。
・第2の実施形態において取り付け座部11c,21cの間、及び取り付け座部11d,21dの間に挟み込まれる部材としては、ブッシュ80,81に限らず、適宜の部材を採用することができる。要は、取り付け座部11c,21cの間、及び取り付け座部11d,21dの間に、それらに作用する締結軸力を受けるような何らかの介装部材が挟み込まれていればよい。また、第3の実施形態についても同様である。
・第2及び第3の実施形態では、ステータコア11,21の挿通孔11e,11f,21e,21fの孔径をブッシュ80,81の内径よりも小さく設定することとした。これに代えて、ステータコア11,21の挿通孔11e,11f,21e,21fの孔径をブッシュ80,81の内径と略同じ長さに設定してもよい。また、ステータコア11,21の挿通孔11e,11f,21e,21fの孔径をブッシュ80,81の内径よりも大きく設定してもよい。
・本実施形態においては、ステータコア11を構成する電磁鋼板M11のみに位置決め部11g,11hを設けたが、本発明はこのような態様に限定されない。位置決め部11g,11hは、ステータコア11を構成するいずれの電磁鋼板に設けてよいし、複数の電磁鋼板に設けてもよい。また、位置決め部21g,21hについても、ステータコア21を構成するいずれの電磁鋼板に設けてよいし、複数の電磁鋼板に設けてもよい。
・第3の実施形態では、図8に例示した第2の実施形態の第2変形例のように、取り付け座部11c,11d,21c,21dの位置を適宜変更してもよい。
・第3の実施形態では、図7に例示した第2の実施形態の第1変形例のように、ステータコア11,21を構成する複数の電磁鋼板のうち、互いに他のステータコアに対して近接及び対向する電磁鋼板に取り付け座部を形成してもよい。
・各実施形態の取り付け座部の形状は適宜変更可能である。
・各実施形態の取り付け座部に設けられる挿通孔の数は、2つに限らず、例えば1つにするなど、適宜変更可能である。
・第1及び第2のレゾルバ1,2の軸倍角は適宜変更可能である。
・各実施形態では、締結部材としてボルトを用いることとしたが、例えばリベットなどを用いてもよい。
M10,M11,M14,M20,M21,M24…電磁鋼板、S1…第1の回転軸、S2…第2の回転軸、Wa1,Wa2…励磁巻線、Wb1,Wb2…検出巻線、1…第1のレゾルバ、2…第2のレゾルバ、3…ステータ、10,20…ロータ、11,21…ステータコア、11c,11d,11k,21c,21d,21k,30,60…取り付け座部、11e,11f,11m,11n,21e,21f,21m,21n,32a,33a,34b,35a,35b…挿通孔、11g,11h,21g,21h…位置決め部、40〜42…ボルト(締結部材)、50…ケース(ベース部材)、70…コネクタ、80,81…ブッシュ(介装部材)、82…固定部材。

Claims (7)

  1. 電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、
    前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、
    前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、
    前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され
    前記取り付け座部は、前記2つのステータコアとは別体からなり、前記2つのステータコアにより挟持されてそれぞれに一体的に組み付けられる
    ことを特徴とするトルクセンサのステータ。
  2. 電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、
    前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、
    前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、
    前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され、
    前記2つのステータコアには、前記取り付け座部がそれぞれ設けられ、
    前記2つのステータコアの取り付け座部にそれぞれ形成された挿通孔には、共通の締結部材が挿通され、
    前記2つのステータコアの取り付け座部の間に挟み込まれる介装部材を更に備える
    ことを特徴とするトルクセンサのステータ。
  3. 電磁鋼板の積層構造からなる筒状の2つのステータコアが軸方向に並べて配置され、
    前記2つのステータコアのそれぞれには、巻線が巻回されており、
    前記2つのステータコアのそれぞれの軸方向の端部には、取り付け座部が一体的に設けられ、
    前記取り付け座部には、締結部材を挿通するための挿通孔が形成され、
    前記締結部材により前記取り付け座部がベース部材に締結されるとき、同ベース部材と前記取り付け座部との間に挟み込まれる介装部材を更に備え、
    前記介装部材は、前記締結部材が挿通される筒状の部材であり、
    前記ステータコアを構成する電磁鋼板には、前記挿通孔と同軸上となるように前記介装部材を位置決めする位置決め部が形成される
    ことを特徴とするトルクセンサのステータ。
  4. 前記介装部材は、前記締結部材が挿通される筒状の部材であり、
    前記ステータコアを構成する電磁鋼板には、前記挿通孔と同軸上となるように前記介装部材を位置決めする位置決め部が形成される
    請求項に記載のトルクセンサのステータ。
  5. 前記2つのステータコア、前記取り付け座部、及び前記介装部材を固定部材により一体的に固定する
    請求項2〜4のいずれか一項に記載のトルクセンサのステータ。
  6. 前記取り付け座部にコネクタが設けられる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のトルクセンサのステータ。
  7. 前記固定部材にコネクタが設けられる
    請求項に記載のトルクセンサのステータ
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