JP2007155641A - レゾルバ装置及びそれを用いたトルクセンサ - Google Patents

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宏志 中尾
Atsuyoshi Asaga
淳愛 浅賀
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Abstract

【課題】製作精度や組み付け精度が高く、容易に複数のレゾルバを組付けることができるレゾルバ装置及びそれを用いたトルクセンサを提供する。
【解決手段】同一軸上に配置された複数のレゾルバの励磁コイルを共通に巻き、ステータ位相を共通にしたレゾルバ装置である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、同一軸上に複数のレゾルバを連結して成るレゾルバ装置及びそれを用いたトルクセンサに関する。
機械制御の信頼性や安全性を確保するために位置若しくは角度センサとしてのレゾルバを、同一軸上に2個連結して使用することが多い。
このような場合、同一軸上に2つのレゾルバ(第1のレゾルバ、第2のレゾルバ)を構成し、第1のレゾルバロータと第2のレゾルバロータをトーションバーを介して配置するようにしている。そして、例えばトルクを検出する場合、第1及び第2のレゾルバロータの相対的な角度差を検出し、その角度差に基づいてトルクを検出するようにしている。レゾルバを同一軸上に2個連結して使用する例として電動パワーステアリング装置があり、電動パワーステアリング装置では2個のレゾルバの角度差で操舵トルクを検出し、操舵トルクや車速等に基づいて操舵のアシスト制御を行うようになっている。
しかしながら、上記従来の装置では、組付け時に第1のレゾルバを先に配置して、その後に第2のレゾルバを同一軸に組付け、第1及び第2のレゾルバを組付けて後にレゾルバステータの位相の調整をしなければならない。レゾルバステータの位相調整をしないと、第1及び第2のレゾルバロータの相対的な角度差を正確に検出することができない。このため、第1のレゾルバステータと第2のレゾルバステータの位相に誤差があった場合は、レゾルバステータの取付け位置を調整するか、レゾルバ出力をソフトウェア的に補正する必要がある。
また、第1及び第2のレゾルバに対して励磁コイルの配線が必要であるため、配線や部品点数が多くなるという問題がある。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、製作精度や組み付け精度が高く、容易に複数のレゾルバを組付けることができるレゾルバ装置及びそれを用いたトルクセンサを提供することにある。
本発明はレゾルバに関し、本発明の上記目的は、同一軸上に配置された複数のレゾルバの励磁コイルを共通に巻き、ステータ位相を共通にすることにより達成される。
本発明の上記目的は、前記各レゾルバのステータ間に磁気干渉を起こさないようにする磁気遮断部材を設けることにより、より効果的に達成される。
本発明はトルクセンサに関し、本発明の上記目的は、励磁コイルを共通に巻き、ステータ位相を共通にした同一軸上に配置された複数のレゾルバで成るレゾルバ装置の角度差に基づいて、前記複数のレゾルバの入力軸のトルクを検出することにより達成される。
本発明のレゾルバ装置によれば、共通に巻線した励磁コイルによってレゾルバステータを固定することにより製作精度を上げ、配線や部品点数を少なくしてコンパクトにすることができると共に、コストダウンにもなる。レゾルバステータ間には磁気遮断部材が配設されているので、磁気干渉がなく高精度な検出を行うことができる。
本発明では、機械的にレゾルバステータの位相を固定してしまうので、ソフト的な補正が必要なく、簡単に組み付け精度を上げることが可能である。機械的にステータの位相を固定して1つの部品とすることで、初期の位相合わせを行う必要がなく、更に励磁コイルを1本にすることで、従来より励磁回路が少なくなるという利点がある。
また、本発明に係るトルクセンサによれば、励磁コイルを共通に巻線され、励磁を共通にした複数のレゾルバの角度差に基づいて、入力軸のトルクを検出するようにしているので、レゾルバの機能を発揮すると共に、小型で比較的安価なトルクセンサを実現することができる。
本発明に係るレゾルバ装置では、レゾルバ装置を構成する各レゾルバステータを励磁コイルで共通巻きとし、製作時に各レゾルバステータの位相調整をすることでレゾルバステータの組み立て精度を上げることができ、組付け時の位相調整(精度合わせ)が不要となり、かつ複数のレゾルバを容易に組付けることが可能となる。また、励磁コイルを共通にすることでレゾルバ装置の配線と部品を少なくし、コンパクト化及びコストダウンを図っている。
同一軸倍角のレゾルバを用いて相対角度を求めるようなアプリケーションでは、機械的にロータ及びステータの位相を合わせるか、或いは初期位相を記憶しておいてソフト的に補正する必要があるので、本発明のように事前にステータの位相を合わせておけば、後で調整したり補正する必要がなくなる。
以下に本発明の実施例を、図を参照して説明する。
図1は本発明の実施例に係るレゾルバ装置の一例を示す(第2のレゾルバの)ステータ断面図であり、図2はレゾルバ装置の側面図である。また、図3は図1のa−b断面図であり、図1及び図3ではロータ部を省略している。
本発明のレゾルバ装置は図2及び図3に示すように、第1のレゾルバ10と第2のレゾルバ20を同一軸上で連結すると共に、第1及び第2のレゾルバ10及び20を構成するレゾルバステータ11及び21の機械的な位相調整を行う。そして、第1のレゾルバステータ11と第2のレゾルバステータ21との間に、第1のレゾルバ10と第2のレゾルバ20の磁束が相互に影響して磁気干渉しないように磁気遮断部材1を設けている。磁気遮断部材1は図3に示すように、第1のレゾルバステータ11及び第2のレゾルバステータ21を周縁部で結合する円筒状構造になっていると共に、軸方向に垂設された円盤状の遮蔽部2を有している。
図1に示すように、第1のレゾルバステータ11及び第2のレゾルバステータ21にはそれぞれ巻線のための歯部12及び22が設けられており、歯部12及び22にはレゾルバ10及び20を励磁するための励磁コイル3が巻線され、歯部12及び22にはそれぞれレゾルバ10及び20の位置,角度等のアナログ信号を得る検出コイル13及び23が巻線されている。図3は図1のa−b断面を示しており、予め検出コイル13及び23を各レゾルバステータ11及び21の歯部12及び22に巻線し、2つのレゾルバステータ11及び21の位相を合わせた後で、励磁コイル3を共通に巻き、レゾルバステータ11及び21の位相がズレないようにしている。つまり、機械的にレゾルバステータの位相を固定する。なお、図3では、検出コイル13及び23、歯部12及び22の形状の一部を省略して示している。
このような構造において、共通の励磁コイル3を所定周波数で励磁するとレゾルバ10及び20が同一状態で励磁され、レゾルバ10及び20の図示しないロータの変位に伴って変化する磁束が検出コイル13及び23に誘導され、CPU等によって検出コイル13及び23に誘導されたアナログ信号を処理することで、各レゾルバロータの角度(位置)を検出することができる。
励磁コイル3を2つのレゾルバに共通に巻き、2つのレゾルバステータ11及び21の位相を固定することにより、組付け時に精度合わせをする必要がなくなる。更に、励磁コイル3が1つになるので、配線や部品点数を削減することが可能となり、コンパクト化とコストダウンを図ることができる。
次に、本発明に係るレゾルバ装置を用いたトルクセンサを自動車の電動パワーステアリング装置に適用した例を、図4〜図6に示して説明する。
図4は本発明のトルクセンサ40を配設した電動パワーステアリング装置の概略構成を示しており、操向ハンドル30のコラム軸31はレゾルバ装置40、減速ギア32、ユニバーサルジョイント38A及び38B、ピニオンラック機構33を経て操向車輪のタイロッド34に結合されている。コラム軸31には、操向ハンドル30の操舵トルクを検出するレゾルバ装置で成るトルクセンサ40が設けられており、操向ハンドル30の操舵力を補助するモータ35が減速ギア32を介してコラム軸31に結合されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット36には、バッテリ39から電力が供給されると共に、イグニションキー39Aを経てイグニション・キー信号が入力される。コントロールユニット36は、トルクセンサ40で検出された操舵トルクと車速センサ37で検出された車速とに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値の演算を行い、演算された操舵補助指令値に基づいてモータ35に供給する電流を制御する。
トルクセンサ40の構造は図5に示すようになっており、図1〜図3で説明した構造のレゾルバ装置に対応した構造になっている。即ち、トルクセンサ40は第1のレゾルバ41と第2のレゾルバ42を同一軸上で連結されて成っており、その間には磁気遮断部材43が配設されており、第1のレゾルバ41のステータ411には検出コイル412が巻線され、第2のレゾルバ42のステータ421には検出コイル422が巻線され、ステータ411及び421の間には励磁コイル44が巻線されている。
また、第1のレゾルバ41のロータ413は入力軸31Aの一端部に固定され、第2のレゾルバ42のロータ423は出力軸31Bの一端部に固定されており、入力軸31A及び出力軸31Bはトーションバー45を介して接続されている。
このような構造において、トルクセンサ40の入力軸31Aと操向ハンドル30がユニバーサルジョイント(図示せず)を介して回転一体に取付けられており、操向ハンドル30を操舵して入力軸31A側にトルクをかけると、出力軸31B側の負荷トルク(モータ35、ピニオンラック機構等の抵抗)との差によってトーションバー45が捩れ、入力軸31Aと出力軸31Bに相対的な角度差が発生する。
ここで、コントロールユニット36を介して励磁コイル44を励磁し、第1及び第2のレゾルバ41及び42からの検出信号を図6に示すような検出回路で処理し、トルク値T及び操舵角θを得る。即ち、レゾルバ41の検出コイル412から出力される誘導アナログ信号をレゾルバ/ディジタル変換器361でディジタルの角度信号θ1に変換し、同様にレゾルバ42の検出コイル422から出力される誘導アナログ信号をレゾルバ/ディジタル変換器362でディジタルの角度信号θ2に変換する。得られた角度信号θ1及びθ2をコントロールユニット36に入力し、コントロールユニット36で角度信号θ1及びθ2の差を計算すれば、入力軸31Aと出力軸31Bの角度差ε(ε=θ1‐θ2)を得ることができる。
また、トーションバー45のバネ係数をKとすると、軸上に発生したトルク値TはT=K・εで得ることができる。更に、軸倍角が“1”のレゾルバを用いることにより、入力軸31Aと出力軸31Bの絶対角度を検出することが可能であるため、操向ハンドル30の操舵角θを得ることもできる。
上述のように第1及び第2の2つのレゾルバ41及び42で成るトルクセンサ40によれば、2つのレゾルバロータ413及び423の角度差により操舵トルクTを検出することで、電動パワーステアリングのモータ35のアシスト量を制御することができる。また、入力軸31Aの絶対角度を検出することで、操向ハンドル30がどの位置にあるかを検出することができ、操向ハンドル30の戻り制御などを行うことが可能となる。
ここでは、電動パワーステアリングに用いるトルクセンサの例を説明したが、ハブの軸力センサ等にも用いることが可能である。
なお、上述の実施例では2個のレゾルバを同一軸上に配置しているが、3個以上の複数個レゾルバでも同様に適用可能である。
本発明のレゾルバ装置によれば、事前にステータの位相が合わせられているので、機械的にロータ及びステータの位相を合わせたり或いは初期位相を記憶しておいてソフト的に補正する必要がなく、電動パワーステアリング等の分野で効率的かつ効果的に利用できる。
また、本発明のトルクセンサによれば、軸倍角が“1”のレゾルバを用いて入力軸と出力軸の絶対角度を検出することで、操向ハンドルのトルクを検出できると共に、操舵角を得ることもでき、電動パワーステアリング等の分野で効率的かつ効果的に利用できる。
本発明の実施例に係るレゾルバの一例を示すステータ断面図である。 本発明の実施例に係るレゾルバの一例を示す側面図である。 図1のa−b断面図である。 本発明に係るレゾルバを電動パワーステアリング装置に適用した概略構成図である。 電動パワーステアリング装置に適用したトルクセンサの構造図である。 本発明に係るトルクセンサの検出回路例を示すブロック図である。
符号の説明
1 磁気遮断部材
2 遮蔽部
3 励磁コイル
10、41 第1のレゾルバ
11 第1のレゾルバステータ
12、22 歯部
13 検出コイル
20、42 第2のレゾルバ
21 第2のレゾルバステータ
23 検出コイル
30 操舵ハンドル
31 コラム軸
32 減速ギア
33 ピニオンラック機構
34 タイロッド
35 モータ
36 コントロールユニット
37 車速センサ
40 トルクセンサ
43 磁気遮断部材
44 励磁コイル
45 トーションバー
413、423 ロータ

Claims (3)

  1. 同一軸上に配置された複数のレゾルバの励磁コイルを共通に巻き、ステータ位相を共通にしたことを特徴とするレゾルバ装置。
  2. 前記各レゾルバのステータ間に磁気干渉を起こさないようにする磁気遮断部材を設けた請求項1に記載のレゾルバ装置。
  3. 励磁コイルを共通に巻き、ステータ位相を共通にした同一軸上に配置された複数のレゾルバの角度差に基づいて、前記複数のレゾルバの入力軸のトルクを検出することを特徴とするトルクセンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217892A (ja) * 2012-03-16 2013-10-24 Jtekt Corp トルクセンサのステータ
JP2015111168A (ja) * 2015-03-25 2015-06-18 多摩川精機株式会社 トルクセンサ

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