JP6191070B2 - アンモニア処理システム - Google Patents

アンモニア処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6191070B2
JP6191070B2 JP2013010251A JP2013010251A JP6191070B2 JP 6191070 B2 JP6191070 B2 JP 6191070B2 JP 2013010251 A JP2013010251 A JP 2013010251A JP 2013010251 A JP2013010251 A JP 2013010251A JP 6191070 B2 JP6191070 B2 JP 6191070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
water
concentration
measuring
treated water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013010251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014000563A (ja
Inventor
竹内 和久
和久 竹内
鵜飼 展行
展行 鵜飼
勇作 那須
勇作 那須
浅野 昌道
昌道 浅野
水谷 洋
洋 水谷
達也 松村
達也 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Priority to JP2013010251A priority Critical patent/JP6191070B2/ja
Priority to CN201380025991.2A priority patent/CN104379512B/zh
Priority to PCT/JP2013/063663 priority patent/WO2013176032A1/ja
Priority to SG11201407526RA priority patent/SG11201407526RA/en
Priority to KR1020147032409A priority patent/KR101757525B1/ko
Publication of JP2014000563A publication Critical patent/JP2014000563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6191070B2 publication Critical patent/JP6191070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/467Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction
    • C02F1/4672Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation
    • C02F1/4674Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation with halogen or compound of halogens, e.g. chlorine, bromine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/58Treatment of water, waste water, or sewage by removing specified dissolved compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/46Apparatus for electrochemical processes
    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
    • C02F2201/46105Details relating to the electrolytic devices
    • C02F2201/4612Controlling or monitoring
    • C02F2201/46125Electrical variables
    • C02F2201/4614Current
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/14NH3-N
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/29Chlorine compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/40Liquid flow rate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2303/00Specific treatment goals
    • C02F2303/08Corrosion inhibition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

本発明は、アンモニア処理システムに係り、特にボイラ設備からの排水であるブロー水に含まれるアンモニアを電気分解処理するアンモニア処理システムに関する。
例えば火力発電プラントにおいて、腐食の要因となる酸素を除去するために使用されているヒドラジンは、「変位原性が認められた化学物質」と評価されていることから、近年はより安全な脱酸素剤や、脱酸素剤不使用の水処理の採用が進行している。
ヒドラジンを用いない脱酸素剤としては、水素イオン指数(pH)の値を大きくした(例えばpH7〜pH9)アンモニアが知られているが、脱酸素剤としてアンモニアを用いることにより今後プラントからの排水のアンモニア濃度が高くなることが想定されている(例えば非特許文献1参照)。一方、排水規制により窒素の低減も求められており、早急な対応が望まれている。
特許文献1には、発電プラントから排出される排水を電気分解することによりアンモニアを分解するアンモニア処理システムであって、残留塩素濃度から電気分解の終了点を決定するシステムが記載されている。
また、次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品を用い、塩素処理によってアンモニアを分解するアンモニア処理システムも知られている。
特許第4518826号公報
"火力プラント水処理における脱ヒドラジンへの取組み"、[online]、三菱重工技報 Vol.46 No.2 (2009)、[平成24年3月30日検索]、インターネット<URL: http://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/462/462055.pdf>
しかしながら、例えばボイラ設備からの排水を処理する場合、排水の水量やアンモニア濃度の変動が大きく、例えばブロー水の水量が多い起動時においては、電解処理が間に合わないという問題があった。
また、次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品によるアンモニア分解の場合、強アルカリの酸化剤である次亜塩素酸ナトリウムタンク等を設置するスペースが必要となり、既存の設備の中に組み入れることが難しかった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ボイラ設備に設けられるアンモニア処理システムであって、ボイラ排水の変動が大きい場合においても、適切にアンモニアの電気分解処理を行うことができるアンモニア処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提供している。
発明のアンモニア処理システムは、熱回収をするボイラ設備と、前記ボイラ設備内の給水系統にアンモニアを注入するアンモニア注入手段と、前記給水系統又は前記ボイラ設備からのブロー水のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定手段と、前記ブロー水の水量を測定する流量測定手段と、塩化物イオン源として塩化ナトリウム水溶液を導入する塩化物イオン供給手段と、前記塩化物イオン供給手段に設けられ、前記塩化ナトリウム水溶液の導入量を制御するポンプと、前記塩化物イオン供給手段によって前記塩化ナトリウム水溶液が導入される循環調整槽と、前記循環調整槽からの処理水が導入され、前記処理水が電気分解される電解槽と、前記電解槽で処理した電解処理液を前記循環調整槽へ循環させるための循環ポンプと、前記ブロー水を受け入れるとともに、前記循環調整槽からの処理水を受け入れる混合槽と、前記電気分解の際の電流、及び処理時間を制御する制御装置と、を有し、前記循環調整槽には、前記処理水のpHを測定するpH測定装置と、前記処理水の温度を測定する温度測定装置と、前記処理水の塩化物イオン濃度を測定する塩化物イオン濃度測定装置と、が設けられ、前記制御装置は、前記アンモニア濃度測定手段で測定された前記アンモニア濃度及び前記流量測定手段で測定された前記ブロー水の水量に基づいて前記電気分解の際の電流量を制御し、前記塩化物イオン濃度測定装置で測定された前記処理水の塩化物イオン濃度が所定濃度以上、かつ、前記処理水のpHが7〜9となるように前記ポンプを制御し、前記混合槽の下流側に設けられた脱塩装置と、前記脱塩装置によって濃縮された濃縮水の一部を前記循環調整槽に塩化物イオン源として供給する濃縮水再利用配管と、をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ボイラ設備の給水系統又はブロー水のアンモニア濃度及びブロー水の水量に基づいて電気分解が制御されるため、ボイラ排水の変動が大きい場合においてもアンモニア濃度の排水基準を満足することができる。
また、塩化物イオン濃度が高い状態で塩化ナトリウム水溶液が電解槽に導入されるため、電流密度を増大させることができる。
さらに、電解槽に供給する塩化物イオンを脱塩装置から回収して供給する構成としたことによって、塩化物イオンの供給コストを低減することができる。
上記アンモニア処理システムにおいて、前記処理水の残留塩素濃度を電気分解中に測定する残留塩素測定手段を有し、前記制御装置は、前記残留塩素濃度によって電気分解の終了点を決定することが好ましい。
本発明によれば、ボイラ設備の給水系統又はブロー水のアンモニア濃度及びブロー水の水量に基づいて電気分解が制御されるため、ボイラ排水の変動が大きい場合においてもアンモニア濃度の排水基準を満足することができる。
本発明の第一実施形態に係るアンモニア処理システムを備えたコンバインドサイクル発電プラントの全体系統図である。 本発明の第一実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第二実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第三実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第四実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第五実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第六実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第七実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第八実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第九実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。 本発明の第十実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1は、排熱回収ボイラ3を備えたコンバインドサイクル発電プラント2に設けられたものである。コンバインドサイクル発電プラント2は、ガスタービン4と、ガスタービン4からの排気ガスが送られる排熱回収ボイラ3と、蒸気タービン5と、ガスタービン4と蒸気タービン5の回転駆動力により駆動されて発電する発電機(図示せず)と、排熱回収ボイラ3から排出されるブロー水の処理を行うアンモニア処理システム1と、を有している。
排熱回収ボイラ3には、高圧加熱ユニット6、中圧加熱ユニット7、及び低圧加熱ユニット8が備えられている。排熱回収ボイラ3内では高圧加熱ユニット6、中圧加熱ユニット7、及び低圧加熱ユニット8を介して蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービン5に送って蒸気タービン5で仕事をするようになっている。蒸気タービン5の排気は復水器9で凝縮されて復水され、復水ポンプ10により排熱回収ボイラ3に導入される。復水器9で凝縮された復水は、給水ライン11を介して排熱回収ボイラ3に送られる。
高圧加熱ユニット6は、高圧過熱器13、高圧ドラム14、高圧蒸発器15、及び高圧節炭器16を有している。高圧ドラム14の水は排熱回収ボイラ3内に配された高圧蒸発器15で過熱循環され、高圧ドラム14内で高圧蒸気を発生する。高圧ドラム14で発生した高圧蒸気は排熱回収ボイラ3内に配された高圧過熱器13で過熱されて蒸気タービン5に導入される。
中圧加熱ユニット7は、中圧過熱器17、中圧ドラム18、中圧蒸発器19及び中圧節炭器20を有している。中圧ドラム18の水は排熱回収ボイラ3内に配された中圧蒸発器19で過熱循環され、中圧ドラム18内で中圧蒸気を発生する。中圧ドラム18で発生した中圧蒸気は中圧過熱器17を通って再熱器21に導入され、再熱器21で再熱されて蒸気タービン5に導入される。中圧過熱器17からの蒸気はガスタービン4の高温部(燃焼器や翼等)の冷却用としてガスタービン4側に導入される。
低圧加熱ユニット8は、低圧過熱器23、低圧ドラム24、低圧蒸発器25、及び低圧節炭器26を有している。低圧ドラム24の水は排熱回収ボイラ3内に配された低圧蒸発器25で過熱循環され、低圧ドラム24内で低圧蒸気を発生する。低圧ドラム24で発生した低圧蒸気は低圧過熱器23を通って蒸気タービン5に導入される。
低圧ドラム24には、復水器9からの復水27が脱気器28及び低圧節炭器26を介して給水される。低圧節炭器26の出口側には高圧ドラム14及び中圧ドラム18につながる給水ライン29が設けられ、給水ライン29からは、高圧給水ポンプ30を介して高圧ドラム14に給水が行われ、中圧給水ポンプ31を介して中圧ドラム18に給水が行われる。即ち、低圧ドラム24及び中圧ドラム18及び高圧ドラム14に並行に給水が行われるようになっており、低圧ドラム24が低圧側ユニットのドラムとされ、中圧ドラム18及び高圧ドラム14が高圧側ユニットのドラムとされている。
なお、給水ライン11と給水ライン29との間のラインには、低圧節炭器26からの給水を循環する循環ポンプ32が設けられている。
また、脱気器28の入口側で復水27の一部が復水器9に戻され、給水ライン11から分岐して脱気器28側に一部の水が戻されるようになっている。排熱回収ボイラ3内の各機器の配置は一例であり、節炭器や過熱器の台数や配置はガスタービン4の性能等により適宜変更されるものである。
給水系統である給水ライン11にはpH調整剤のアンモニアを注入するアンモニア注入手段34が設けられている。アンモニア注入手段34からはpH調整用として給水に所定量のアンモニアが注入され、低圧ドラム24内の給水のpHを9.0以上としていると共にアンモニア濃度を0.5ppm以上となるようにしている。
一般に、給水のpHが9.0を下回ると流れによるエロージョン・コロージョン(腐食・浸食)の発生が懸念される。このため、低圧ドラム24内の給水のpHを9.0以上としている。低圧ドラム24内の給水の圧力は高圧ドラム14及び中圧ドラム18の給水の圧力よりも低く、アンモニアは蒸発しやすく圧力が低い程気相側に混合しやすい(液相に混合しにくい)ので、即ち、気相と液相との分配率の値が高いので、低圧ドラム24内の給水のpHを9.0以上とすることで高圧ドラム14及び中圧ドラム18の給水のpHを9.0よりも高い値にすることができる。
また、復水器9の出口側の給水ライン11上には、給水のアンモニア濃度を測定するための複数のアンモニア濃度測定装置47,48,49が設置されている。具体的には、アンモニア濃度測定装置47は、給水ライン11上であって、復水ポンプ10とアンモニア注入手段34との間に設置されている。アンモニア濃度測定装置48は、アンモニア注入手段34と脱気器28との間に設置されている。アンモニア濃度測定装置49は、脱気器28と低圧節炭器26との間に設置されている。
給水ライン11上であって、復水器9と復水ポンプ10との間からは、ブローライン35が分岐している。ブローライン35は、排熱回収ボイラ3を含むコンバインドサイクル発電プラント2において発生するアンモニア含有廃水であるブロー水を排出するためのラインである。
また、ブローライン35には、ブロー水の水量を測定する流量測定装置53が設けられている。流量測定装置53にて測定されたブロー水の水量は制御装置41に送信されるようになっている。
アンモニア処理システム1はブローライン35に接続されており、ブロー水が貯留されるとともに、海水が導入される受入槽36と、電解処理装置37と、制御装置41から構成されている。
電解処理装置37は、受入槽36から流出するブロー水と海水からなる処理水が導入される循環調整槽38と、循環調整槽38からの調整液が導入される電解槽39と、電解処理液を循環させるための循環ポンプ40と、を備え、電解槽39内にて処理された電解処理液を循環調整槽38に循環させる構成となっている。
図2に示すように、受入槽36には、塩化物イオン源として海水(塩化物イオン濃度:約18,000mg/リットル)を導入するための海水導入ライン42(塩化物イオン供給手段)が接続されている。海水導入ライン42には海水ポンプ46が設けられており、この海水ポンプ46は、制御装置41によって制御可能とされている。
なお、海水導入ライン42を介して導入される液体は、塩化物イオンを含む液体であればよく海水に限ることはない。例えば塩化ナトリウム水溶液を海水導入ライン42から導入する構成としてもよい。このように、塩化ナトリウム水溶液を導入することによって、海水取水が困難な施設にも対応可能となる。
また、循環調整槽38には、処理水のpHを測定するpH測定装置43と、処理水の温度を測定する温度測定装置51と、処理水の塩化物イオン濃度を測定する塩化物イオン濃度測定装置44と、が設けられている。
電解槽39は、電解槽39内の処理液中に浸漬された少なくとも一対の電極と、この電極に接続された直流電源装置45と、を有し、これらの電極間に、直流電源装置45により直流電圧を印加することにより槽内の処理液の電気分解を行う。
また、電解槽39には、電解槽39内の残留塩素の濃度を測定する残留塩素測定装置52が設けられている。残留塩素測定装置52は、制御装置41と接続されている。
次に、本実施形態のアンモニア処理システム1の作用について説明する。
まず、受入槽36にアンモニアを含有するブロー水が導入され、貯留されたブロー水に海水導入ライン42を介して塩化ナトリウムを含有する海水が導入される。
次いで、ブロー水と海水とからなり、塩化物イオンを含む処理水は、電解処理装置37に所定速度で供給される。
ここで、処理水は、電解処理装置37の循環調整槽38に供給され、次いで、電解槽39に供給される。電解槽39では、電解槽39内の電極間に所定電圧を印加され、所定の電流密度となるように電流が供給されて、陽極では、数式(1)の電極反応により塩素(Cl)が発生する。
Cl → Cl+2e ・・・ (1)
さらに、槽内の処理液中に発生したClは、数式(2)の溶液反応により次亜塩素酸(HClO)を生成する。
Cl+HO → HClO+H+Cl ・・・ (2)
処理水中にアンモニアが存在すると、次亜塩素酸と溶液反応して、数式(3)、数式(4)により、クロロアミン(NHCl,NHCl)を生じる。
NH+HClO → NHCl+HO ・・・ (3)
NHCl+HClO → NHCl+HO ・・・ (4)
さらに、上記数式(3)及び数式(4)にて生成したクロロアミンは、数式(5)の溶液反応によって窒素ガス(N)まで分解される。
NHCl+NHCl → N+3H+3Cl ・・・ (5)
制御装置41は、アンモニア濃度測定装置47,48,49で測定されるアンモニア濃度、及び流量測定装置53で測定されるブロー水の水量に基づいて直流電源装置45を制御して電解処理装置37の電流値、及び処理時間を制御する。即ち、制御装置41は、ブロー水の水量及びアンモニア濃度に適応する次亜塩素酸濃度になるように電源装置の電流を制御することにより、アンモニア処理システム1でのアンモニア処理を高精度で行うことができる。
なお、アンモニア濃度測定装置は、一ヶ所に設置する構成としてもよく、その場合は、より復水器9に近いアンモニア濃度測定装置47の設置場所が優先される。
電解処理装置37による電解処理の処理時間は、アンモニア濃度に加えて、残留塩素測定装置52によって測定される残留塩素の濃度に基づいて制御装置41によって制御され、処理が終了すると処理水は適宜まとめて放出される。
具体的には、制御装置41は、残留塩素の濃度が設定値以上かどうか判断する。そして、事前に行うテストに基づきアンモニア濃度が所定値以下となったと判断できる残留塩素の濃度を設定し、その残留塩素の濃度の設定値に達した場合に電気分解を止める。処理水は、図示しない残留塩素処理器を介して放出される。
即ち、アンモニア濃度によって設定された電気分解の処理時間では、アンモニア濃度が適切に低下しなかった場合においても、アンモニア濃度が所定値以下となるまで処理時間が延長される。
また、海水の量は、pH測定装置43の測定値に応じて制御される。即ち、制御装置41は、pH測定装置43からの入力に基づき、循環調整槽38内の処理水のpHがpH7〜pH9となるように海水ポンプ46を制御して海水の量を調整する。
同様に、海水の量は、温度測定装置51の測定値に応じて制御される。即ち、制御装置41は、処理水の温度が20℃〜50℃となるように、海水ポンプ46を制御して、海水の量を調整する。
同様に、海水の量は、塩化物イオン濃度測定装置44の測定値に基づいて制御される。即ち、制御装置41は、処理水の塩化物イオン濃度が2,000mg/リットル以上となるように海水ポンプ46を制御して海水の量を調整する。
上記実施形態によれば、排熱回収ボイラ3の給水系統又はブロー水のアンモニア濃度及びブロー水の水量に基づいて電気分解が制御される。これにより、ボイラ排水の変動が大きい場合においてもアンモニア濃度の排水基準を満足することができる。
また、残留塩素の濃度を電気分解の終了の指標とすることによって、排出されるアンモニア濃度をより正確に制御することができる。
また、処理水の塩化物イオン濃度が2,000mg/リットル以上となるように海水の導入量が調整されているため、電気分解に必要な塩化物イオンを安定して確保することができる。
また、電解処理装置37内の処理水のpHが、pH7〜pH9となるように海水の導入量が調整されているため、塩素ガス、トリクロラミンの発生を抑制でき、アンモニアの分解を効率的に進めることができる。
また、処理水の温度が高温となると発生した塩素が揮発し易くなるが、処理水の温度が20℃〜50℃となるように海水の導入量が調整されているため、塩素の揮発によるアンモニア除去性能の低下を防止することができる。
さらに、次亜塩素酸ナトリウムタンク等を設置するスペースが必要ないため、既存の設備の中に組み入れることが容易となる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Bは、電解処理装置37Bと、ブローライン35に接続されており、ブロー水が貯留される受入槽36と、受入槽36から流出する処理水と電解処理装置37Bからの処理水が導入される混合槽55と、制御装置41から構成されている。
受入槽36には、塩化物イオン源として海水を導入するための海水導入ライン70が接続されている。海水導入ライン70には海水ポンプ71が設けられており、この海水ポンプ71は、制御装置41によって制御可能とされている。さらに、受入槽36には、ブロー水の温度を測定する温度測定装置72が設けられている。
電解処理装置37Bは、海水が導入される循環調整槽38Bと、循環調整槽38Bからの調整液が導入される電解槽39と、電解処理液を循環させるための循環ポンプ40と、を備え、電解槽39内にて処理された電解処理液を循環調整槽38Bに循環させる構成となっている。
循環調整槽38Bには、塩化物イオン源として海水を導入するための海水導入ライン42Bが接続されている。海水導入ライン42Bには海水ポンプ46が設けられており、この海水ポンプ46は、制御装置41によって制御可能とされている。
また、循環調整槽38Bには、処理水のpHを測定するpH測定装置43と、処理水の温度を測定する温度測定装置51と、処理水の塩化物イオン濃度を測定する塩化物イオン濃度測定装置44と、が設けられている。
次に、本実施形態のアンモニア処理システム1Bの作用について説明する。
塩化ナトリウムを含有する海水は、電解処理装置37Bの循環調整槽38Bに直接導入され、次亜塩素酸(HClO)を生成する。次亜塩素酸を含む処理水は、ブロー水が貯留された混合槽55に導入され、ブロー水中に存在するアンモニアと次亜塩素酸とが溶液反応して、窒素ガス(N)まで分解される。
また、受入槽36に導入される海水の量は、温度測定装置72の測定値に応じて制御される。制御装置41は、受入槽36内の処理水の温度が50℃以下となるように、海水ポンプ71を制御して、海水の量を調整する。
上記実施形態によれば、第一実施形態の効果に加えて、塩化物イオン濃度が高い海水が電解槽に導入されるため、電流密度を増大させることができ、電解処理装置37Bのコンパクト化を図ることができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Cは、受入槽36と電解処理装置37との間に処理水の一部または全部に含まれるアンモニアを濃縮する濃縮装置60を設けたことを特徴としている。即ち、受入槽36から排出された処理水に含まれるアンモニアは、濃縮装置60によって濃縮された後、電解処理装置37に導入される。濃縮装置60としては、逆浸透膜、電気透析、キャパシタ脱塩、イオン交換樹脂、軟水器を用いた装置を採用することができる。
上記実施形態によれば、電解処理装置37に導入されるアンモニアが濃縮装置60によって濃縮されることによって、必要とされる塩素(数式(2)参照)が低減されるため、原料となる塩化物イオンの供給量を低減することができる。即ち、塩化物イオンを電解槽39内で効率的に利用できるため、外部からの供給量を低減することができる。
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第三実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Dは、濃縮装置60におけるアンモニアの濃縮時に生成されるアンモニア濃度の低い排水を、電解処理装置37より放流される処理水に混合することを特徴としている。即ち、本実施形態の濃縮装置60には、アンモニア濃度の低い排水を排出する排水管61が設けられており、この排水管61から排出される排水が電解処理装置37より放流される処理水に混合するようになっている。
上記実施形態によれば、濃縮装置60にて生成されるアンモニア濃度の低い排水を電解処理装置37より放流される処理水と混合させることによって、放流される処理水のアンモニア濃度を所定濃度以下に保つことができる。
(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第三実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Eは、電解処理装置37の処理水を受入槽36と濃縮装置60との間に循環させることを特徴としている。即ち、本実施形態のアンモニア処理システム1Eは、電解し、アンモニア処理された処理水を処理水循環配管62を介して濃縮装置60の前に戻し、塩化ナトリウムを循環利用している。
上記実施形態によれば、塩化物イオンのリサイクルが可能となり、外部からの供給が不要となる。
(第六実施形態)
以下、本発明の第六実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第二実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Fは、混合槽55の下流側に塩分を濃縮する脱塩装置63を設け、脱塩装置63によって濃縮された濃縮水の一部を電解処理装置37Bに塩化物イオン源として供給することを特徴としている。脱塩装置61と電解処理装置37Bとは、濃縮水再利用配管64によって接続されている。
また、脱塩装置63から排出される処理水は、放流水として排出するか、ボイラ給水、工業用水、雑用水として再利用する。
脱塩装置61としては、逆浸透膜、電気透析、キャパシタ脱塩、イオン交換樹脂、軟水器などを用いた装置を採用することができる。
上記実施形態によれば、電解処理装置37Bに供給する塩化物イオンを脱塩装置63から回収して供給する構成としたことによって、塩化物イオンの供給コストを低減することができる。
(第七実施形態)
以下、本発明の第七実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第六実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Gは、ブローライン35上の混合槽55の上流側に処理水のSS(浮遊物質)を分離するSS分離装置65を設けたことを特徴としている。即ち、本実施形態のアンモニア処理システム1Gは、ブローライン35を介して導入されるアンモニアを含む処理水をSS分離した後に混合槽55供給する構成となっている。
SS分離装置65としては、ストレーナー、精密ろ過膜(MF)モジュール、限外ろ過膜(UF)モジュール、砂ろ過、沈殿池、液体サイクロンなどを用いた装置を採用することができる。
上記実施形態によれば、SS分離により、電解処理装置37B、脱塩装置63へのSS分流入が低減し、電解処理装置37B、脱塩装置63の損傷のリスクを低減することができる。
(第八実施形態)
以下、本発明の第八実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第六実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Hは、ブローライン35上の混合槽55の上流側に処理水を冷却する冷却器66を設けたことを特徴としている。
上記実施形態によれば、冷却器66により高温(例えば80℃)の処理水が冷却(例えば50℃)されることによって、電解処理装置37B、脱塩装置63の損傷リスクを低減することができる。
(第九実施形態)
以下、本発明の第九実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図10は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第六実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Jは、混合槽55と脱塩装置63との間に残留塩素(Cl2、ClO−)を除去するCl除去装置67を設けたことを特徴としている。
Cl除去装置67としては、活性炭、空気曝気、還元剤供給などを利用した装置を採用することができる。還元剤としては、チオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)、亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)、亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)などを採用することができる。
上記実施形態によれば、Cl除去装置67によって、残留塩素が還元され塩化物イオンに分解されることによって、脱塩装置63に流入する処理水の残留塩素が阻止されるため、脱塩装置63の損傷を防止することができる。
(第十実施形態)
以下、本発明の第十実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本実施形態に係るアンモニア処理システムの詳細系統図である。なお、本実施形態では、上述した第九実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態のアンモニア処理システム1Kは、第九実施形態のアンモニア処理システム1JのCl除去装置67の下流側(脱塩装置63の上流側)に残留塩素測定装置68を設け、この残留塩素測定装置68によって測定された残留塩素濃度に応じてCl除去装置67を制御することを特徴としている。
また、Cl除去装置67の下流側(脱塩装置63の上流側)には、Cl除去装置67から排出される処理水を脱塩装置63の下流側の濃縮水再利用配管64にバイパスさせるバイパス配管69が設けられている。Cl除去装置67から排出される処理水は、制御装置41の指令によって脱塩装置63とバイパス配管69のいずれかに導入される。この切替えは、図示しないバルブによってなされる。
本実施形態のアンモニア処理システム1Jの具体的な制御方法を説明する。制御装置41は、残留塩素測定装置68にて混合槽55より排出される処理水の残留塩素濃度を監視し、残留塩素濃度が非検出となるようにCl除去装置67を運転する。具体的には、還元剤・活性炭の添加量、空気曝気量を制御する。
残留塩素濃度が検出された場合、脱塩装置63への流路をバルブで遮断し、バイパス流路69に処理水を導入し、濃縮水再利用配管64へバイパスする。
上記実施形態によれば、Cl除去装置67による残留塩素の除去率を向上させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、以上で説明した各実施形態では、アンモニア濃度は、給水ライン11に設けられたアンモニア濃度測定装置で測定する構成としたが、ブローライン35においてブロー水のアンモニア濃度を測定する構成としてもよい。
また、アンモニアの濃度を測定する手段としては、アンモニア濃度測定装置による測定に限らず、アンモニア注入手段からの注入量と給水系統の水量とから推測する構成としてもよい。
1 アンモニア処理システム
2 コンバインドサイクル発電プラント
3 排熱回収ボイラ(ボイラ設備)
11 給水ライン(給水系統)
34 アンモニア注入手段
35 ブローライン
36 受入槽
37 電解処理装置
38 循環調整槽
39 電解槽
41 制御装置
42,42B 海水導入ライン(塩化物イオン供給手段)
44 塩化物イオン濃度測定装置(塩化物イオン濃度測定手段)
45 直流電源装置
46 海水ポンプ
47 アンモニア濃度測定装置(アンモニア濃度測定手段)
48 アンモニア濃度測定装置(アンモニア濃度測定手段)
49 アンモニア濃度測定装置(アンモニア濃度測定手段)
52 残留塩素測定装置(残留塩素測定手段)
53 流量測定装置(流量測定手段)
55 混合槽
60 濃縮装置
63 脱塩装置
64 濃縮水再利用配管

Claims (2)

  1. 熱回収をするボイラ設備と、
    前記ボイラ設備内の給水系統にアンモニアを注入するアンモニア注入手段と、
    前記給水系統又は前記ボイラ設備からのブロー水のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度測定手段と、
    前記ブロー水の水量を測定する流量測定手段と、
    塩化物イオン源として塩化ナトリウム水溶液を導入する塩化物イオン供給手段と、
    前記塩化物イオン供給手段に設けられ、前記塩化ナトリウム水溶液の導入量を制御するポンプと、
    前記塩化物イオン供給手段によって前記塩化ナトリウム水溶液が導入される循環調整槽と、
    前記循環調整槽からの処理水が導入され、前記処理水が電気分解される電解槽と、
    前記電解槽で処理した電解処理液を前記循環調整槽へ循環させるための循環ポンプと、
    前記ブロー水を受け入れるとともに、前記循環調整槽からの処理水を受け入れる混合槽と、
    前記電気分解の際の電流、及び処理時間を制御する制御装置と、を有し、
    前記循環調整槽には、
    前記処理水のpHを測定するpH測定装置と、
    前記処理水の温度を測定する温度測定装置と、
    前記処理水の塩化物イオン濃度を測定する塩化物イオン濃度測定装置と、が設けられ、
    前記制御装置は、前記アンモニア濃度測定手段で測定された前記アンモニア濃度及び前記流量測定手段で測定された前記ブロー水の水量に基づいて前記電気分解の際の電流量を制御し、前記塩化物イオン濃度測定装置で測定された前記処理水の塩化物イオン濃度が所定濃度以上、かつ、前記処理水のpHが7〜9となるように前記ポンプを制御し、
    前記混合槽の下流側に設けられた脱塩装置と、
    前記脱塩装置によって濃縮された濃縮水の一部を前記循環調整槽に塩化物イオン源として供給する濃縮水再利用配管と、をさらに備えることを特徴とするアンモニア処理システム。
  2. 前記電解槽は、前記処理水の残留塩素濃度を電気分解中に測定する残留塩素測定手段を有し、
    前記制御装置は、前記残留塩素濃度によって電気分解の終了点を決定することを特徴とする請求項に記載のアンモニア処理システム。
JP2013010251A 2012-05-25 2013-01-23 アンモニア処理システム Active JP6191070B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010251A JP6191070B2 (ja) 2012-05-25 2013-01-23 アンモニア処理システム
CN201380025991.2A CN104379512B (zh) 2012-05-25 2013-05-16 氨处理系统
PCT/JP2013/063663 WO2013176032A1 (ja) 2012-05-25 2013-05-16 アンモニア処理システム
SG11201407526RA SG11201407526RA (en) 2012-05-25 2013-05-16 Ammonia treatment system
KR1020147032409A KR101757525B1 (ko) 2012-05-25 2013-05-16 암모니아 처리 시스템

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119933 2012-05-25
JP2012119933 2012-05-25
JP2013010251A JP6191070B2 (ja) 2012-05-25 2013-01-23 アンモニア処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014000563A JP2014000563A (ja) 2014-01-09
JP6191070B2 true JP6191070B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=49623726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013010251A Active JP6191070B2 (ja) 2012-05-25 2013-01-23 アンモニア処理システム

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6191070B2 (ja)
KR (1) KR101757525B1 (ja)
CN (1) CN104379512B (ja)
SG (1) SG11201407526RA (ja)
WO (1) WO2013176032A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101997846B1 (ko) 2018-10-08 2019-07-08 웅진코웨이엔텍 주식회사 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
KR102108512B1 (ko) 2019-09-25 2020-05-08 코웨이엔텍 주식회사 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
KR102155238B1 (ko) 2019-09-25 2020-09-11 코웨이엔텍 주식회사 하수 재이용 공정에서 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
US12025305B2 (en) 2019-09-25 2024-07-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Solute concentration decision method and water quality management method for steam turbine plant

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5700735B1 (ja) * 2014-08-28 2015-04-15 株式会社日立パワーソリューションズ 水処理装置及び水処理装置の制御方法
US10689271B2 (en) * 2014-10-10 2020-06-23 Xogen Technologies Inc. System and method for oxidation of ammonia
JP6388124B2 (ja) * 2014-11-10 2018-09-12 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 電解システム
JP6331145B2 (ja) * 2014-11-26 2018-05-30 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 アンモニア処理システム
US20180016947A1 (en) * 2015-01-23 2018-01-18 Siemens Aktiengesellschaft Preheating of untreated water in power plants
JP6383989B2 (ja) * 2015-04-17 2018-09-05 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 次亜塩素酸供給装置
WO2016167271A1 (ja) * 2015-04-17 2016-10-20 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 次亜塩素酸供給装置及びボイラ排水の処理方法
JP7104591B2 (ja) * 2018-09-07 2022-07-21 三菱重工業株式会社 水素製造システム
CN110078178A (zh) * 2019-05-10 2019-08-02 浙江浙能嘉华发电有限公司 一种高浓度含氨废水循环电解处理工艺及设备
CN110204017B (zh) * 2019-05-16 2023-08-22 浙江浙能技术研究院有限公司 一种调节含氨废水pH值的电解处理系统及方法
CA3191641A1 (en) 2020-09-04 2022-03-10 Buckman Laboratories International, Inc. Predictive systems and methods for proactive intervention in chemical processes
CN113003786B (zh) * 2021-03-26 2022-04-01 马鞍山钢铁股份有限公司 一种ccpp机组工业煤气除尘用水联合处理工艺
JP6940713B1 (ja) * 2021-05-18 2021-09-29 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 水素製造システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3388892B2 (ja) * 1994-08-11 2003-03-24 三菱重工業株式会社 廃水の処理方法
JP5153980B2 (ja) 2001-09-27 2013-02-27 パナソニック環境エンジニアリング株式会社 アンモニアの回収装置
JP2004122032A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Bio Carrier Technology:Kk 水浄化処理システム
JP2004267967A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Sanyo Electric Co Ltd 水処理装置
JP2005103374A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 水処理装置
JP2005218904A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Sanyo Electric Co Ltd 水処理装置
JP4518826B2 (ja) * 2004-03-31 2010-08-04 中国電力株式会社 電解排水処理システム、電解制御装置、電解排水処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP4671743B2 (ja) * 2005-04-15 2011-04-20 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 アンモニア性窒素含有廃水の電解処理方法及び装置
JP2006326423A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法及び水処理装置
JP4954543B2 (ja) * 2005-12-14 2012-06-20 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 水処理システム
JP2007252965A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sanyo Electric Co Ltd 排水処理装置
JP2008105012A (ja) 2006-09-27 2008-05-08 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置
JP4982425B2 (ja) 2008-05-09 2012-07-25 株式会社東芝 水処理方法及び水処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101997846B1 (ko) 2018-10-08 2019-07-08 웅진코웨이엔텍 주식회사 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
KR102108512B1 (ko) 2019-09-25 2020-05-08 코웨이엔텍 주식회사 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
KR102155238B1 (ko) 2019-09-25 2020-09-11 코웨이엔텍 주식회사 하수 재이용 공정에서 멤브레인 컨텍터를 이용한 암모니아 제거 시스템 및 제어 방법
US12025305B2 (en) 2019-09-25 2024-07-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Solute concentration decision method and water quality management method for steam turbine plant

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013176032A1 (ja) 2013-11-28
CN104379512A (zh) 2015-02-25
SG11201407526RA (en) 2015-03-30
JP2014000563A (ja) 2014-01-09
KR101757525B1 (ko) 2017-07-12
KR20150013551A (ko) 2015-02-05
CN104379512B (zh) 2017-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6191070B2 (ja) アンモニア処理システム
JP5099045B2 (ja) 逆浸透膜分離方法
US10266430B2 (en) Process and system for removing ammonium from wastewater
KR101269948B1 (ko) 질소 폐수 처리장치 및 그 방법
JP6331145B2 (ja) アンモニア処理システム
JP2004108240A (ja) 発電プラントおよび発電方法
TWI812844B (zh) 含有有機物及鈣的水的處理方法以及裝置
JP2008178845A (ja) 電解次亜塩素水製造装置
KR101967077B1 (ko) 전해 시스템
CN112437754B (zh) 用于从来自工业工厂的废水去除污染物的方法和用于实施这样的方法的系统
KR101544197B1 (ko) 배가스 처리시스템
JP5913087B2 (ja) 排水処理システム
CA2941617C (en) Process and system for removing ammonium from wastewater
JP2012196630A (ja) 酸性液の処理装置及び処理方法
JP2019118852A (ja) 水処理方法
JP2014231935A (ja) ボイラ給水系統システム
WO2023162593A1 (ja) 水処理装置及び水処理方法
US20220395778A1 (en) Water treatment system and water treatment method
CN107531518B (zh) 次氯酸供给装置
US20230220564A1 (en) Sodium hypochlorite producing system
JP2022125844A (ja) 尿素処理装置及び処理方法
TW202419410A (zh) 含氨油水之處理裝置及處理方法
WO2016167271A1 (ja) 次亜塩素酸供給装置及びボイラ排水の処理方法
TW202225103A (zh) 電滲析裝置、水處理系統及方法
JP2008121929A (ja) ボイラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20160121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6191070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150