JP6190285B2 - エアジェット織機における緯入れ方法及び緯糸飛走促進体装着装置 - Google Patents

エアジェット織機における緯入れ方法及び緯糸飛走促進体装着装置 Download PDF

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Description

本発明は、エアジェット織機における緯入れ方法及び緯糸飛走促進体装着装置に関する。
近年、製織速度の高速化、製織効率の向上を目的として、エアジェット織機が多く使用されるようになってきた。
エアジェット織機は、緯糸を高圧のノズル噴流によって搬送させて緯入れを行う織機であるが、糸の空気摩擦抵抗が非常に小さいモノフィラメント糸や金属繊維などを緯糸に用いた場合には、筬通路内を織り幅分飛走することができず、製織不可能であった。また、細い短繊維を撚りあわせて製造されたスパン糸に比べて、空気摩擦抵抗の小さいマルチフィラメント糸で形成されたフラットヤーンや強撚糸、あるいは繊維剛性の高い麻糸などを緯糸に用いた場合には、緯糸が充分な速度で飛走せず、織機の停台が頻発したり、空気消費量が著しく増大したりする等の欠点を有していた。
これらの欠点を除去する緯入れ装置や緯入れ方法が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1には、緯糸のための流体(空気又は水)を噴射する前に、緯糸に緯糸径の十数倍の球状固形物を接着し、これに流体を噴射することにより緯入れを行う緯入れ装置が提案されている。特許文献2には、緯糸が噴射流体に乗って緯入れされる織機において、緯入れの前の緯糸の先端から捨て耳長さ以内にある緯糸先端部に対して屈曲等の変形を行い、緯糸が噴射流体から受ける推進力を増加させる緯入れ方法が提案されている。
特開昭51−92352号公報 特開昭58−163758号公報
ところが、特許文献1のように、緯糸に緯糸径の十数倍の球状固形物を接着した場合、球状固形物が接着された部分は緯入れされる緯糸の他の部分に比べて長さ当たりの重量が重くなり、緯糸が真っ直ぐに飛走する妨げとなる。特許文献2の場合、緯糸の先端部を変形させることにより真っ直ぐな緯糸に比べて緯糸の飛走時の糸推進力を増加させることはできる。しかし、空気摩擦抵抗の非常に小さいモノフィラメント糸や金属繊維等の糸あるいは、スパン糸に比べて空気摩擦抵抗の小さいフラットヤーンや強撚糸等では緯糸の飛走時の糸推進力を確保するのに必要な空気消費量の低減が難しい。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸に用いた場合であっても製織が可能で、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができるエアジェット織機における緯入れ方法及び緯糸飛走促進体装着装置を提供することにある。
上記課題を解決するエアジェット織機における緯入れ方法は、緯入れ前の緯糸に対し、前記緯糸よりも単位重量当たりの表面積が大きなテープ状又は分繊糸である飛走促進体を前記緯糸の先端部に装着した状態で緯入れを行う。
この構成によれば、緯糸は、単位重量当たりの表面積が緯糸よりも大きな飛走促進体が先端部に装着された状態で緯入れされるため、特許文献1や特許文献2に比べて飛走促進体を介して緯糸に加わる糸推進力が大きくなる。そのため、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸に用いた場合であっても製織が可能となり、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができる。ここで、「テープ状」とは、厚さに比べて幅が数十倍以上大きな扁平な状態を意味する。飛走促進体がテープ状であることにより、単位重量当たりの表面積が緯糸よりも大きな飛走促進体を容易に得ることができる。また、例えば、リールに巻かれた状態の飛走促進体をリールから間欠的に繰り出し、所定長さに切断して使用すれば、飛走促進体の保管や取り扱いが容易になる。また、飛走促進体が分繊糸であることにより、テープ状の飛走促進体に比べて単位重量当たりの表面積が大きくなり、緯糸の飛走時に必要な糸推進力を少ない空気消費量において確保することができる。
上記課題を解決するエアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置は、緯入れ前の緯糸に対し、前記緯糸よりも単位重量当たりの表面積が大きなテープ状又は分繊糸である飛走促進体を前記緯糸の先端部に装着する。この構成によれば、緯糸は、緯入れの際に飛走促進体を介して飛走推進力が増加され、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸に用いた場合であっても製織が可能となり、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができる。
前記飛走促進体は前記緯糸を包み込んだ状態で熱溶着により前記緯糸の先端部に装着されていることが好ましい。この構成によれば、飛走促進体同士が緯糸にからんだ状態で溶着され、緯入れの途中に飛走促進体が緯糸と遊離することなく、安定した緯入れが可能となる。
前記緯糸に対する前記飛走促進体の装着をエアジェット織機のメインノズルと緯糸カッタとの間で行うことが好ましい。緯糸に対する飛走促進体の装着を緯糸がメインノズルへ供給する前の状態で行うことも可能であるが、その場合、捨て耳となる緯糸の長さが少なくともメインノズルの長さ分は長くなる。しかし、緯糸に対する飛走促進体の装着をメインノズルと緯糸カッタとの間で行うことにより、捨て耳となる緯糸の長さを少なくすることができる。
前記緯糸に対する前記飛走促進体の装着をエアジェット織機のタンデムノズルとメインノズルとの間で行うことが好ましい。この構成によれば、緯糸に対する飛走促進体の装着をメインノズルの先端より緯入れ側で行う場合に比べて、緯糸に対して飛走促進体を装着する際に緯糸の揺動がなく、かつ、緯糸静止時間が長いため、織機1回転の間において飛走促進体を緯糸に装着する時間を長く取れ、織機の高速化に対応できる。
本発明によれば、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸に用いた場合であっても製織が可能で、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができる。
第1の実施形態を説明するエアジェット織機の概略斜視図。 筬羽とサブノズルとの位置関係を示す側断面図。 各ノズルへの圧縮エアの供給経路を示す概略図。 飛走促進体が先端部に溶着された緯糸の概略斜視図。 緯糸飛走促進体装着装置の構成を示す一部破断概略正面図。 緯糸飛走促進体装着装置の作用を示す一部破断概略正面図。 緯糸飛走促進体装着装置の作用を示す一部破断概略正面図。 緯入れ開始時における緯糸及び飛走促進体の状態を示す概略正面図。 第2の実施形態の緯糸飛走促進体装着装置を説明する概略斜視図。 緯糸飛走促進体装着装置を説明する概略図。 飛走促進体が先端部に溶着された緯糸の概略図。 飛走促進体の表面積と変形筬通路内におけるサブノズルによる緯糸推進力との関係を示す図。 飛走促進体の重量と緯糸の飛び易さとの関係を示す図。 第3の実施形態の緯糸飛走促進体装着装置を説明する概略斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、エアジェット織機は、緯入れ装置として2組の緯入れ用のメインノズル11A,11Bと、各メインノズル11A,11Bの上流側に配設されたタンデムノズル12A,12Bと、両メインノズル11A,11Bの下流側に配設された複数の緯入れ用のサブノズル13とを備えている。タンデムノズル12A,12Bは、エアジェット織機のフレーム又は床面に取り付けられたブラケット等に固定された状態で配設されている。
メインノズル11A,11B及びサブノズル13は、揺動軸14に固定されてエアジェット織機の前後方向に往復揺動されるスレイ15上に配設されている。スレイ15上には変形筬16が固定されている。変形筬16は、筬羽17が緯入れ方向に複数列設されて構成されている。図2に示すように、複数の筬羽17のガイド凹部17aにより、緯糸Yの緯入れ経路となる筬内通路18が形成されている。サブノズル13は、先端部が筬羽17のガイド凹部17aと対向する状態で緯入れ経路に沿って配設されている。なお、図1においては筬羽17の一部を省略して図示している。
図3に示すように、メインノズル11Aには切換弁19Aが、メインノズル11Bには切換弁19Bが、タンデムノズル12Aには切換弁20Aが、タンデムノズル12Bには切換弁20Bがそれぞれ配管21により接続されている。各切換弁19A,19B,20A,20Bは共通の配管22によりメインタンク23に接続されている。各切換弁19A,19B,20A,20Bは図示しない制御装置により制御され、メインノズル11A,11B及びタンデムノズル12A,12Bからの圧縮エアの噴射タイミングが制御されるようになっている。この実施形態では、メインノズル11A及びタンデムノズル12Aによる緯入れと、メインノズル11B及びタンデムノズル12Bによる緯入れとが交互に行われるように、各切換弁19A,19B,20A,20Bが制御されるようになっている。
各サブノズル13には切換弁24がそれぞれ配管25aにより接続され、各切換弁24は共通の配管25bによりサブタンク26に接続されている。各切換弁24は図示しない制御装置により制御され、緯入れ中に所定のタイミングでリレー的に開閉制御されてサブノズル13から圧縮エアがリレー噴射されるようになっている。
図1に示すように、各タンデムノズル12A,12Bの上流側には、ドラム式の緯糸貯留装置27A,27Bが配設されている。各緯糸貯留装置27A,27Bは、緯糸巻付け管28を備え、図示しない給糸部から緯糸巻付け管28に供給される緯糸Yを測長ドラム29に巻き付けて貯留するようになっている。各緯糸貯留装置27A,27Bは、測長ドラム29に対して離接可能な係止ピン30を有している。係止ピン30は緯糸解舒開始時に測長ドラム29に対して係止する状態から離間する状態に作動され、測長ドラム29に巻付けられた緯糸Yが緯入れ糸長に相当する量だけ解舒されると測長ドラム29に対して離間状態にあった係止ピン30が測長ドラム29と係止して解舒阻止されるようになっている。
タンデムノズル12A,12Bと緯糸貯留装置27A,27Bとの間には、緯糸ブレーキ31が設けられている。緯糸ブレーキ31は、緯糸貯留装置27A,27Bからタンデムノズル12A,12Bに供給される緯糸Yを案内する緯糸ガイド32と、緯糸ガイド32からタンデムノズル12A,12Bの緯糸導入口33との間に至る緯糸Yに対して係止可能な一対の係止バー34a,34bとを備える。係止バー34a,34bは、緯糸Yの移動を許容する移動許容位置と、緯糸Yの移動を規制する規制位置とに移動されるようになっている。
エアジェット織機の織り前の緯入れ側には、緯入れされて変形筬16により筬打ちされた緯糸Yを織布Wのメインノズル11A,11B寄り側で切断する緯糸カッタ36が設けられている。メインノズル11A,11Bと緯糸カッタ36との間には、緯糸飛走促進体装着装置40が設けられている。緯糸飛走促進体装着装置40は、緯入れ前の緯糸Yに対し、緯糸Yよりも単位重量当たりの表面積が大きな飛走促進体41を緯糸Yの先端部に装着する。
図4に示すように、この実施形態では飛走促進体41はテープ状であり、例えば、不織布からなり表面に微小な凹凸を有するフラットヤーン42が使用されている。テープ状とは、厚さに比べて幅が数十倍以上大きな扁平な状態を意味する。飛走促進体41は、2枚のフラットヤーン42が緯糸Yを挟む状態で、かつ基端側が溶着部43となる状態で緯糸Yの先端部に熱溶着されている。即ち、飛走促進体41は緯糸Yを包み込んだ状態で熱溶着により緯糸Yの先端部に装着されている。フラットヤーン42は、溶融温度が比較的低い熱可塑性樹脂で形成されている。
図5に示すように、緯糸飛走促進体装着装置40は、メインノズル11A,11Bから緯入れされる緯糸Yの飛走経路を挟む状態で上下に対向配置された飛走促進体案内部材44a,44bを備えている。両飛走促進体案内部材44a,44bは、対向する面の間隔が、メインノズル11A,11Bの加速管35の外径とほぼ同じとなるように設けられている。なお、飛走促進体案内部材44a,44bは、図1に示すように、断面コ字状の一つの部材の一部を構成している。
上側に配置された飛走促進体案内部材44aの上方には、フラットヤーン供給部45aと、フラットヤーン供給部45aから供給されるフラットヤーン42を飛走促進体案内部材44aに案内する案内ベース46a及び送りローラ47aとが設けられている。飛走促進体案内部材44aの緯糸カッタ36寄りには、フラットヤーン供給部45aから供給されるフラットヤーン42を両飛走促進体案内部材44a,44bの隙間の反緯糸カッタ側へ案内する案内溝48aが形成されている。
下側に配置された飛走促進体案内部材44bの下方には、フラットヤーン供給部45bと、フラットヤーン供給部45bから供給されるフラットヤーン42を飛走促進体案内部材44bに案内する案内ベース46b及び送りローラ47bとが設けられている。フラットヤーン供給部45a,45bは、フラットヤーン42がリールに巻かれた構成になっている。飛走促進体案内部材44aの緯糸カッタ36寄りには、フラットヤーン供給部45aから供給されるフラットヤーン42を両飛走促進体案内部材44a,44bの隙間の反緯糸カッタ側へ案内する案内溝48bが形成されている。
飛走促進体案内部材44aの上面に近接した位置に、案内溝48aに案内されたフラットヤーン42を切断するカッタ49aが設けられている。カッタ49aは、フラットヤーン42をヒートカットする。飛走促進体案内部材44bの下面に近接した位置に、案内溝48bに案内されたフラットヤーン42を切断するカッタ49bが設けられている。カッタ49bは、フラットヤーン42をヒートカットする。
下側に配置された飛走促進体案内部材44bの反緯糸カッタ側には、一部が飛走促進体案内部材44bの上面に露出する状態でヒータ50が設けられている。上側に配置された飛走促進体案内部材44aはヒータ50と対向する部分が切り欠かれている。飛走促進体案内部材44aの上方には、エアシリンダ51が上下方向に延びる状態で、かつピストンロッド51aの突出時にピストンロッド51aの先端面がヒータ50の上面を押圧する位置に設けられている。ピストンロッド51aの先端面は、ヒータ50の上面との間に緯糸Yを挟んだ状態で配置された両フラットヤーン42の幅方向全体を押圧可能な形状に形成されている。
次に前記のように構成された緯糸飛走促進体装着装置40の作用及びエアジェット織機の緯入れ動作を説明する。
フラットヤーン供給部45a,45bから供給される両フラットヤーン42は、先端が案内溝48a,48bの端部と対向する状態が待機状態となる。緯糸飛走促進体装着装置40は、緯糸Yが両飛走促進体案内部材44a,44bの間にない状態で、送りローラ47a,47bが駆動されてフラットヤーン供給部45a,45bからフラットヤーン42が供給され、案内溝48a,48bを経て先端が飛走促進体案内部材44a,44bの反緯糸カッタ側の端部となる図5に示す状態に配置される。この状態では、両フラットヤーン42の先端部がヒータ50と対応する状態となる。なお、飛走促進体案内部材44a側のフラットヤーン42の先端は図示しない吸引装置により垂れ下がらないように保持される。
この状態で前回の緯入れが終了し、メインノズル11A及び変形筬16がスレイ15と共に揺動して、筬打ち点まで移動してくると、図5に示すように、緯糸Yは、両飛走促進体案内部材44a,44bの間において両フラットヤーン42に挟まれた状態となる。この時、図6に示すように、エアシリンダ51が駆動されて、ピストンロッド51aが下降し、緯糸Yが上下2枚のフラットヤーン42に挟まれた状態で、フラットヤーン42の基端部が溶融されて、飛走促進体41は緯糸Yを包み込んだ状態で熱溶着により緯糸Yの先端部に装着される。また、両カッタ49a,49bが加熱状態において、飛走促進体案内部材44a,44bの案内溝48a,48bの入口近傍で各フラットヤーン42に接触する位置に移動され、各フラットヤーン42がカッタ49a,49bによってそれぞれ所定長さに溶融切断(ヒートカット)される。
その後、エアシリンダ51が駆動されて、図7に示すように、ピストンロッド51aが元の待機位置に復帰する。また、飛走促進体41が先端部に装着された緯糸Yは、タンデムノズル12Aの上流側にある緯糸ブレーキ31によって引き戻され、飛走促進体41はメインノズル11Aの加速管35内に一旦挿入される。そして、その状態でメインノズル11A及びタンデムノズル12Aによる次の緯入れタイミングまで待機する。
メインノズル11A及びタンデムノズル12Aによる1回の緯入れが終了すると、メインノズル11B及びタンデムノズル12Bによる緯入れが行われる。メインノズル11A及びタンデムノズル12A用の緯糸貯留装置27Aには、メインノズル11B及びタンデムノズル12Bによる緯入れが行われている間に次の緯入れに必要な長さの緯糸Yが貯留される。
その状態で、次の緯入れ開始タイミングになると、緯糸貯留装置27Aの係止ピン30が測長ドラム29に対して係止する状態から離間する状態に作動されると共に、緯糸ブレーキ31が緯糸Yの移動を許容する位置に動き、同時にメインノズル11A及びタンデムノズル12Aから圧縮エアが噴射される。そして、図8に示すように、先端部に飛走促進体41が装着された緯糸Yは、変形筬16の筬内通路18内へと噴射気流に乗って飛走するとともに、サブノズル13からリレー噴射される圧縮エアによって織布Wの反緯入れ側端部まで搬送される。緯糸Yの飛走促進体41が装着された部分は図示しない捨て耳として織布Wから切除される。
メインノズル11B及びタンデムノズル12Bによる緯入れ終了の場合も、メインノズル11A及びタンデムノズル12Aによる緯入れ終了の場合と同様にして緯糸Yの先端部に飛走促進体41の装着が行われた後、緯糸Yは引き戻され、飛走促進体41はメインノズル11Bの加速管35内に一旦挿入される。
以下、同様にしてメインノズル11A及びタンデムノズル12Aによる緯入れ及び飛走促進体41の緯糸Yの先端部への装着と、メインノズル11B及びタンデムノズル12Bによる緯入れ及び飛走促進体41の緯糸Yの先端部への装着とが交互に繰り返されて、織布Wが製織される。
なお、エアジェット織機の運転開始の前に、メインノズル11A及びタンデムノズル12Aにより緯入れされる緯糸Yの先端部と、メインノズル11B及びタンデムノズル12Bにより緯入れされる緯糸Yの先端部とには、作業者により飛走促進体41の装着作業が行われる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)エアジェット織機における緯入れ方法は、緯入れ前の緯糸Yに対し、緯糸Yよりも単位重量当たりの表面積が大きな飛走促進体41を緯糸Yの先端部に装着した状態で緯入れを行う。そのため、特許文献1や特許文献2に比べて飛走促進体41を介して緯糸Yに加わる糸推進力が大きくなる。その結果、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸Yに用いた場合であっても製織が可能となり、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができる。
(2)エアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置40は、緯入れ前の緯糸Yに対し、緯糸Yよりも単位重量当たりの表面積が大きな飛走促進体41を緯糸Yの先端部に装着する。この構成によれば、緯糸Yは、緯入れの際に飛走促進体41を介して飛走推進力が増加され、モノフィラメント糸や金属繊維等を緯糸に用いた場合であっても製織が可能となり、フラットヤーンや強撚糸あるいは麻糸であっても空気消費量を低減して製織することができる。
(3)飛走促進体41はテープ状である。この構成によれば、単位重量当たりの表面積が緯糸Yよりも大きな飛走促進体41を容易に得ることができる。また、リールに巻かれた状態の飛走促進体41をリールから間欠的に繰り出し、所定長さに切断して使用すれば、飛走促進体41の保管や取り扱いが容易になる。
(4)飛走促進体41は緯糸Yを包み込んだ状態で熱溶着により緯糸Yの先端部に装着される。この構成によれば、1枚のフラットヤーン42を緯糸Yの片側から熱溶着するのとは異なり、飛走促進体41同士が緯糸Yにからんだ状態で溶着され、緯入れの途中に飛走促進体41が緯糸Yと遊離することなく、安定した緯入れが可能となる。
(5)緯糸飛走促進体装着装置40は、フラットヤーン供給部45a,45bを構成するリールに巻かれた状態のフラットヤーン42をリールから間欠的に繰り出し、カッタ49a,49bで所定長さに切断して使用する。そのため、飛走促進体41の保管や取り扱いが容易になる。
(6)緯糸飛走促進体装着装置40は、緯糸Yに対する飛走促進体41の装着をエアジェット織機のメインノズル11A,11Bと緯糸カッタ36との間で行う。したがって、緯糸Yに対する飛走促進体41の装着を緯糸Yがメインノズル11A,11Bへ供給する前の状態で行う場合に比べて、捨て耳となる緯糸Yの長さを少なくすることができる。
(7)カッタ49a,49bは、各フラットヤーン42をヒートカットする。したがって、刃物で切断する構成に比べて、簡単な構成で確実に高速切断することができる。
(8)緯糸Yの先端部に飛走促進体41を装着した後、緯糸ブレーキ31によって緯糸Yを引き戻し、飛走促進体41をメインノズル11A,11Bの加速管35内に一旦挿入される。そのため、メインノズル11A,11Bの圧縮エア噴射時における緯糸推進力が空気鉄砲の効果で大幅に増大し、高速緯入れが可能になる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図9〜図13にしたがって説明する。この実施形態は、飛走促進体41として複数本のフィラメントからなる加工糸を分繊したものを使用する点が前記第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図9に示すように、緯糸飛走促進体装着装置40は、複数本のフィラメントからなる加工糸55が巻かれた糸ボビン56と、糸ボビン56から供給される加工糸55を分繊する静電気分繊装置57とが、メインノズル11A,11Bから緯入れされる緯糸Yの飛走経路を挟む状態で上下両側に設けられている。なお、図9では緯糸Yの飛走経路を挟んで上側に位置する糸ボビン56及び静電気分繊装置57の図示を省略している。
メインノズル11A,11Bと緯糸カッタ36との間の緯糸Yの飛走経路の下側にはブロック体58が設けられ、ブロック体58にはその上面に露出する状態でヒータ50が設けられている。下側に配置された静電気分繊装置57とブロック体58との間には、静電気分繊装置57で分繊された分繊糸59をブロック体58の上面に案内する案内ベース60b及び送りローラ61bが設けられている。ブロック体58は、ヒータ50の露出面より案内ベース60b側が長く形成され、ブロック体58の上面に、飛走促進体41を構成する必要な長さの分繊糸59が載置可能になっている。ブロック体58、案内ベース60b及び送りローラ61b、静電気分繊装置57は、分繊糸59が緯糸Yに対して斜めに延びるように配置されている。また、糸ボビン56が織布Wと干渉しないように加工糸55は分繊糸59の延びる方向に対して斜めの方向から静電気分繊装置57に供給されるようになっている。
ブロック体58の上方には、電磁ソレノイド62が、プッシュロッド62aが上下方向に延びる状態で、かつプッシュロッド62aの突出時にプッシュロッド62aの先端面がヒータ50の上面を押圧する位置に設けられている。プッシュロッド62aの先端面は、ヒータ50の上面との間に緯糸Yを挟んだ状態で配置された両分繊糸59の先端側の幅方向全体を押圧可能な形状に形成されている。
プッシュロッド62aには、支持部材63を介して分繊糸カッタ64が固定されている。分繊糸カッタ64は、ブロック体58の上で緯糸Yを挟んだ状態の分繊糸59がプッシュロッド62aによってブロック体58に押圧された状態において、分繊糸59をブロック体58より案内ベース60b側においてヒートカットする。
上側に配置された静電気分繊装置57とブロック体58との間には、静電気分繊装置57で分繊された分繊糸59をブロック体58の上方に案内する案内ベース60a及び送りローラ61aが設けられている。図10に示すように、案内ベース60a及び送りローラ61aは、案内ベース60b及び送りローラ61bと平行に設けられ、案内ベース60aには上側の分繊糸59を下側の分繊糸59と共同して緯糸Yを挟持する状態に案内する案内部材65が設けられている。
この実施形態の緯糸飛走促進体装着装置40では、糸ボビン56から供給された加工糸55が静電気分繊装置57により静電気の作用で分繊され、空気層を多く含むふわっとした綿状に拡げられた状態の分繊糸59となる。両分繊糸59は、送りローラ61a,61bによりブロック体58上に送り込まれ、分繊糸59の先端がヒータ50の奥側と対応する状態にセットされる。なお、上側の分繊糸59の先端は図示しない吸引装置により垂れ下がらないように保持される。
そして、前回の緯入れが終了し、メインノズル11A及び変形筬16がスレイ15と共に揺動して、筬打ち点まで移動してくると、図10に示すように、緯糸Yは、両分繊糸59に挟まれた状態となる。この時、電磁ソレノイド62が駆動されて、プッシュロッド62a及び分繊糸カッタ64が同時に下降し、緯糸Yが上下両分繊糸59に挟まれた状態で、分繊糸59の先端部がヒータ50により熱溶着され、さらにブロック体58より案内ベース60b側において分繊糸カッタ64により所定長さにヒートカットされる。その結果、図11に示すように、飛走促進体41は、緯糸Yを包み込んだ状態で熱溶着により緯糸Yの先端部に装着された状態になる。
その後、プッシュロッド62a及び分繊糸カッタ64は上方に復帰移動する。また、飛走促進体41が先端部に装着された緯糸Yは、タンデムノズル12Aの上流側にある緯糸ブレーキ31によって引き戻され、飛走促進体41はメインノズル11Aの加速管35内に挿入される。分繊糸59は、緯糸Yの長手方向と平行に延びる状態で緯糸Yに対して溶着されてはいないが、分繊糸59は繊維剛性が低いため、飛走促進体41は、溶着部43と反対側が緯糸Yの先端側となるように緯糸進行方向に向いた状態になって、メインノズル11Aの加速管35内に挿入される。
次に、緯入れ開始タイミングになると、緯糸貯留装置27Aの係止ピン30が測長ドラム29に対して係止する状態から離間する状態に作動されると共に、緯糸ブレーキ31が緯糸Yの移動を許容する位置に動き、同時にメインノズル11A及びタンデムノズル12Aから圧縮エアが噴射される。そして、先端部に飛走促進体41が装着された緯糸Yは、変形筬16の糸飛走通路内へと噴射気流に乗って飛走するとともに、サブノズル13からリレー噴射される圧縮エアによって織布Wの反緯入れ側端部まで搬送される。
以下、同様にして飛走促進体41の緯糸Yの先端部への装着から緯入れまでが繰り返されて、織布Wが製織される。
種々の緯糸に対し、形状及び材質の異なる第1の実施形態及び第2の実施形態の飛走促進体を装着した際の表面積と筬内通路18内におけるサブノズル13による推進力の関係を調べた。結果を図12に示す。また、飛走促進体の重量と変形筬通路内における緯糸の飛走し易さの関係を調べた。結果を図13に示す。
使用した飛走促進体の形状、材質、重量、表面積、重量当たりの表面積を表1に、緯糸の種類(材質、太さ)、糸長1800mm当りの重量、表面積、重量当たりの表面積、見かけの直径を表2に示す。
図12に示されるように、緯糸Yに作用する推進力は、飛走促進体41の表面積Aに比例して大きくなることが分かる。また、飛走促進体41として使用する際に必要とされる表面積は、100mm以上が好ましいことが実験により明らかとなった。飛走促進体41の表面積が100mmより小さくなると、表面積が小さすぎて糸推進力の向上効果が少なく、製織性が低下する上、空気消費量の低減効果が小さくなる。
図13に示されるように、緯糸Yの飛び易さは、飛走促進体41の重量が軽いほど飛び易くなることが分かる。また、飛走促進体41として使用する際に必要とされる重量は、20mg以下が好ましいことが実験により明らかとなった。飛走促進体41の重量が20mgより重くなると、緯糸Y先端部の重量が重すぎて、緯糸Y先端部の飛走速度が先端部よりも後ろ側の緯糸Yの飛走速度より遅くなる場合が有り、飛走促進体41を装着したことによる効果が充分に発揮できない。
この実施形態によれば、第1の実施形態の(1),(2),(4)〜(8)に記載の効果と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(9)飛走促進体41は、加工糸55を分繊した分繊糸59で構成されている。この構成によれば、テープ状の飛走促進体41に比べて単位重量当たりの表面積が大きくなり、緯糸Yの飛走時に必要な糸推進力を少ない空気消費量において確保することができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を図14にしたがって説明する。この実施形態は、緯糸Yに対する飛走促進体41の装着をタンデムノズル12A,12Bとメインノズル11A,11Bとの間で行う点が前記第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図14に示すように、緯糸飛走促進体装着装置40は、各タンデムノズル12A,12Bの先端部にそれぞれ設けられている。メインノズル11A,11Bは加速管35を短くすることにより全長を第1の実施形態に比べて短くし、スレッドガイド37の内径を飛走促進体41の飛走に支障を来さないように大きくする。
この実施形態の構成によれば、第1の実施形態の(1)〜(5),(7)〜(8)に記載の効果と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(10)緯糸Yに対する飛走促進体41の装着をメインノズル11A,11Bの先端より緯入れ側で行う場合に比べて、緯糸Yに対して飛走促進体41を装着する際に緯糸Yの揺動がなく、かつ、緯糸静止時間が長い。そのため、織機1回転の間において飛走促進体41を緯糸Yに装着する時間を長く取れ、織機の高速化に対応できる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 第1及び第2の実施形態において、緯糸Yの先端部に飛走促進体41を装着した後、緯糸Yを引き戻して飛走促進体41をメインノズル11A,11Bの加速管35内に挿入することなく、メインノズル11A,11Bから圧縮エアの噴射を行うようにしてもよい。しかし、飛走促進体41をメインノズル11A,11Bの加速管35内に挿入する方が、メインノズル11A,11Bの圧縮エア噴射時における緯糸推進力が空気鉄砲の効果で大幅に増大するため、圧縮エアの消費量の低減や高速緯入れが可能になる。
○ 2組のメインノズル11A,11B及びタンデムノズル12A,12Bは、同一種類の緯糸Yを交互に緯入れするのではなく、異なる種類の緯糸Yを交互に緯入れしてもよい。また、異なる種類あるいは同一種類の緯糸Yをランダムに緯入れしてもよい。
○ エアジェット織機は2組のメインノズル11A,11B及びタンデムノズル12A,12Bを備える構成に限らず、1組のメインノズル11A及びタンデムノズル12Aを備えた構成であってもよい。
○ カッタ49a,49b及び分繊糸カッタ64は、ヒートカットでフラットヤーン42や分繊糸59を切断する構成に限らず、刃物で切断する構成であってもよい。
○ 第2の実施形態のように複数本のフィラメントで構成された加工糸55を静電気分繊装置57を用いて静電気力によって分繊した分繊糸59を緯糸Yに装着する代わりに、予め加工糸55を分繊した状態の分繊糸59を使用してもよい。この場合、緯糸飛走促進体装着装置40に静電気分繊装置57を設ける必要がない。
○ 飛走促進体41を構成するために、所定長さの飛走促進体41の複数個分の長さを有するフラットヤーン42や加工糸55を使用して飛走促進体41を緯糸Yの先端部に装着した後、所定長さに切断する代わりに、予め所定長さに切断された飛走促進体41を用いてもよい。この場合、カッタ49a,49bや分繊糸カッタ64は不要となる。
○ 飛走促進体41は、緯糸Yの先端部をフラットヤーン42と分繊糸59とで挟んだ状態で溶着されたものであってもよい。
○ 緯糸Yの先端部に対する飛走促進体41の装着方法は、熱溶着に限らず、機械式等の適宜方法を採用することができる。
Y…緯糸、11A,11B…メインノズル、12A,12B…タンデムノズル、36…緯糸カッタ、41…飛走促進体、59…分繊糸。

Claims (5)

  1. 緯入れ前の緯糸に対し、前記緯糸よりも単位重量当たりの表面積が大きなテープ状又は分繊糸である飛走促進体を前記緯糸の先端部に装着した状態で緯入れを行うことを特徴とするエアジェット織機における緯入れ方法。
  2. 緯入れ前の緯糸に対し、前記緯糸よりも単位重量当たりの表面積が大きなテープ状又は分繊糸である飛走促進体を前記緯糸の先端部に装着することを特徴とするエアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置。
  3. 前記飛走促進体は前記緯糸を包み込んだ状態で熱溶着により前記緯糸の先端部に装着されている請求項2に記載のエアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置。
  4. 前記緯糸に対する前記飛走促進体の装着をエアジェット織機のメインノズルと緯糸カッタとの間で行う請求項2又は請求項に記載のエアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置。
  5. 前記緯糸に対する前記飛走促進体の装着をエアジェット織機のタンデムノズルとメインノズルとの間で行う請求項2又は請求項に記載のエアジェット織機における緯糸飛走促進体装着装置。
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