JP6189793B2 - 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 - Google Patents
組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6189793B2 JP6189793B2 JP2014112538A JP2014112538A JP6189793B2 JP 6189793 B2 JP6189793 B2 JP 6189793B2 JP 2014112538 A JP2014112538 A JP 2014112538A JP 2014112538 A JP2014112538 A JP 2014112538A JP 6189793 B2 JP6189793 B2 JP 6189793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino acid
- group
- gene
- acyl
- coa reductase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/0004—Oxidoreductases (1.)
- C12N9/0008—Oxidoreductases (1.) acting on the aldehyde or oxo group of donors (1.2)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P5/00—Preparation of hydrocarbons or halogenated hydrocarbons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/02—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group
- C12P7/04—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group acyclic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/24—Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carbonyl group
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Y—ENZYMES
- C12Y102/00—Oxidoreductases acting on the aldehyde or oxo group of donors (1.2)
- C12Y102/01—Oxidoreductases acting on the aldehyde or oxo group of donors (1.2) with NAD+ or NADP+ as acceptor (1.2.1)
- C12Y102/0105—Long-chain-fatty-acyl-CoA reductase (1.2.1.50)
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
れており、これらを利用してアルカンやアルデヒドを製造する方法が開示されている。
もに大腸菌を形質転換したことが開示されている。
おらず、脂肪酸アシルCoAを基質とした還元反応で生成するアルデヒド、当該アルデヒド
を基質として生成するアルコールや炭化水素の生産性が低いといった問題があった。
れた活性を示すアシルCoAリダクターゼを導入した組換え微生物及び当該組換え微生物を
用いた物質製造方法を提供することを目的とする。
成するに至った。
号3)[39-48aa] VxQxxxLxxIYxPYTFxxGRFDNxNxxxLxxxMxxxExxxFxFDVxxxxWxDYIxNVHIPGLxxxVxKG(配列番号4)を含む共通配列を有する、アシルCoAリダクターゼをコードする核酸を宿主微生物に導入してなる組換え微生物。
を特徴とする(1)記載の組換え微生物。
(a)配列番号14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34及び36のうちいずれかのアミノ酸配列を含むタンパク質
(b)配列番号14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34及び36のいずれかのアミノ酸配列に対して70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoAリダクターゼ活性を有するタンパク質
(配列番号11)[0-1aa]IE(D/E)NLL(A/T)QKM(K/R)E(I/M)GLERA(R/K)RYGWQDTYVFTKAMGEMMIDKLR(G/D)DIPVV(V/I)(M/I)RPSVIEST(F/L)SEPFPGWMEGNRMMDP(I/V)VL(C/W)YGKGQLTGFLVDPNGVLDVVPADMVVNATLAAMA(R/K)HG(V/M)(S/N/I)QK(P/A)DINVYQIASSVVNPL(V/A)FQDL(A/T)RLLYEHYSSSP(C/F)IDS(K/M)GRPIQVP(L/I)MK(L/F)FSS(T/S)EEFSGHLWRD(A/V)I(Q/N)K(R/S)G(L/I)T(A/S)(V/M)ASSK(G/A)KMSQKLEN(M/I)CRKSVEQAKYLA(N/K)IVEPYTFYGGRFDNSNTQRLME(S/I)MSE(K/E)EK(R/T)EF(G/D)FDVK(S/G)IDW(N/T)DYITNVHIPGLRR(H/Y)VMKGRGM(G/S)(S/N)Q(配列番
号12)を含むことを特徴とする(1)記載の組換え微生物。
を特徴とする(1)記載の組換え微生物。
(a)配列番号14、16及び18のいずれかのアミノ酸配列を含むタンパク質
(b)配列番号14、16及び18のいずれかのアミノ酸配列に対して70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoAリダクターゼ活性を有するタンパク質
(a)配列番号14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34及び36のうちいずれかのアミノ酸配列を含むタンパク質
(b)配列番号14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34及び36のいずれかのアミノ酸配列に対して70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoAリダクターゼ活性を有するタンパク質
活性を示すアシルCoAリダクターゼを発現することから、脂肪酸アシルCoAをアシルCoAリ
ダクターゼにて還元した脂肪族アルデヒド、当該脂肪族アルデヒドからの脂肪族アルコール及び炭化水素の生産性に優れる。
本発明に係る組換え微生物は、特定の共通配列を有するアシルCoAリダクターゼをコー
ドする核酸を導入したものである。本発明にかかる組換え微生物は、当該アシルCoAリダ
クターゼを発現することで、脂肪酸とCoAとのチオエステル化合物であるアシルCoA(脂肪酸アシルCoAと称する場合もある)を還元してアルデヒド化合物を高生産できるといった
特徴を有する。生産されたアルデヒド化合物は、当該微生物内の代謝反応により酸化されアルコールとなるか、炭化水素合成活性を有する酵素により炭化水素合成の基質として使用される。したがって、本発明に係る組換え微生物は、当該アシルCoAリダクターゼを発
現することでアルデヒド化合物を高生産できるといった特徴に加え、当該アルデヒド化合物に基づくアルコールを高生産する、及び/又は当該アルデヒド化合物に基づく炭化水素
を高生産するといった特徴を有する。
基・糖・リン酸ジエステル部に化学修飾を加えた核酸分子などの人工核酸を含む意味である。また、アシルCoAリダクターゼをコードする核酸としては、ゲノムに存在する発現調
節領域及びコーディング領域を含む領域、及びゲノムに存在するコーディング領域のみからなる領域の両者を含む意味である。
に近縁の誘導体や縮合体を含め、多糖・オリゴ糖(少糖)・二糖・単糖も含む意味である。単糖の具体的な例としては、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース、マンノース、キシロース、キシルロース、リボース、エリトロース、トレオース、エリトルロース、グリセルアルデヒド、ジヒドロキシアセトンなどが挙げられ、二糖の具体的な例としては、スクロース(サッカロース・蔗糖)、ラクトース(乳糖)、マルトース(麦芽糖)、トレハロース、セロビオースなどが挙げられる。
上述したアシルCoAリダクターゼにおいて共通配列とは、一例として、以下のアミノ酸
配列:GxGxxxFLxxKxxxxxGxTGFLxKVxIEKILRTxPxVxKxxxxIKAxxxxxAxxRLxxxxxxxxxFxxLxxxxGxxYxxFxxxKLxPxxGxxxxxxxGxxxxxxxxxAxxVDxxxNSAANTTFxERYDxAxxxNTxGxxxxMxxAxxxxxLKLFLxxSTAYVNGQxQGxxxExPF(26-57aa)GLxRAxxxGWQDTYVFTKAMGEMxxxxxRxxxPVxxxRPSVIESTxxxPFPGWMEGxRMMDPxxLxYGKGQLxGFxxDPxGVxDVVPADMVVNATLAxxAxHG(9-18aa)YxxxSSxxNPLxFxxLxxxxxxHxxxxPxxDxxGxPIxVxxM(39-48aa)VxQxxxLxxIYxPYTFxxGRFDNxNxxxLxxxMxxxExxxFxFDVxxxxWxDYIxNVHIPGLxxxVxKGである(共通配列1)。
において、-で連結した2つの数値とaaからなる表記は、その位置が任意のアミノ酸から
なる配列であり、その配列が当該2つの数値で挟まれる範囲のアミノ酸残基数からなることを示している。なお、本明細書に記載するアミノ酸配列については、この表記方法を採用する。
個の任意のアミノ酸残基、配列番号3のアミノ酸配列、39〜48個の任意のアミノ酸残基及び配列番号4のアミノ酸配列がこの順で連結したアミノ酸配列であると言い換えることができる。
るアミノ酸配列である。言い換えると、上述した共通配列1を有するアシルCoAリダクタ
ーゼは、共通配列1を有しないアシルCoAリダクターゼと比較して、アシルCoAを基質としてアルデヒド化合物を合成する活性が高いと言える。上述した共通配列1は、アシルCoA
を基質としてアルデヒド化合物を合成する活性が高いアシルCoAリダクターゼ群を、アシ
ルCoAを基質としてアルデヒド化合物を合成する活性の無い或いは低いアシルCoAリダクターゼから区別できる明確な区別基準となる配列である。
のアシルCoAリダクターゼを挙げることができる。
えば、Fragaria vesca (woodland strawberry)由来の遺伝子ID:101311020で特定される
遺伝子、Glycine max (soybean)由来の遺伝子ID:100776505で特定される遺伝子、Glycine max (soybean)由来の遺伝子ID:100801815で特定される遺伝子、Populus trichocarpa (black cottonwood)由来の遺伝子ID:POPTR_576417で特定される遺伝子、Vitis vinifera (wine grape)由来の遺伝子ID:100245182で特定される遺伝子、Cicer arietinum (chickpea) 由来の遺伝子ID:101510781で特定される遺伝子、Solanum lycopersicum (tomato)
由来の遺伝子ID:101262598で特定される遺伝子、Cucumis sativus (cucumber)由来の遺
伝子ID:101212401で特定される遺伝子、Brachypodium distachyon由来の遺伝子ID:100845156で特定される遺伝子、Setaria italica (foxtail millet)由来の遺伝子ID:101779750で特定される遺伝子、Sorghum bicolor (sorghum)由来の遺伝子ID:SORBI_01g046030で特定される遺伝子及びOryza sativa japonica (Japanese rice)由来の遺伝子ID:Os03t0167600-01で特定される遺伝子を挙げることができる。
る)を用いてアラインメント解析した結果を図2−1〜2−3に示す。解析に用いたバージョンおよび各種パラメーターを以下に示す。
-Pairwise Alignment Parameters
--Alignment Type, Slow
--Slow Pairwise Alignment Options
---Protein Weight Matrix, Gonnet
---Gap Open, 10
---Gap Extension, 0.1
Multiple Sequence Alignment Parameters
-Protein Weight Matrix, Gonnet
-Gap Open, 10
-Gap Extension, 0.20
-Gap Distances, 5
-No End Gaps, no
-Iteration, none
-Numiter, 1
-Clustering, NJ
Output Options
-Format, Aln w/numbers
-Order, Aligned
通配列1を有することが理解できる。なお、図2−1〜2−3に示すように、上述した共通配列1は、表1に示した複数のアシルCoAリダクターゼのアミノ酸配列において完全に
一致するアミノ酸残基を抜き出し、その他のアミノ酸残基を任意のアミノ酸(Xと表記)
とした配列である。
、アミノ酸配列間において完全に一致しないものの、類似するアミノ酸残基を含むことがわかる。したがって、上述した共通配列1に代えて、これら類似するアミノ酸残基を含む共通配列2を定義することができる。すなわち、表1に示した複数のアシルCoAリダクタ
ーゼにおける共通配列2とは、表1に示した複数のアシルCoAリダクターゼのアミノ酸配
列において完全に一致するアミノ酸残基と、アミノ酸配列間において完全に一致しないものの、類似するアミノ酸残基とを含むアミノ酸配列である。
って示した表記は、その位置が当該複数のアミノ酸のうちいずれかのアミノ酸であることを示している。
アミノ酸残基、配列番号7のアミノ酸配列、18〜26個の任意のアミノ酸残基及び配列番号8のアミノ酸配列がこの順で連結したアミノ酸配列であると言い換えることができる。
別するアミノ酸配列であるといえる。
酸・ペプチド・タンパク質 5.1アミノ酸、監修:市川厚、監訳:福岡伸一、発行者:曽
根良介、発行所:(株)化学同人、ISBN4-7598-0944 -9)でも記載されているように、アミノ酸は同様の性質(化学的性質や物理的大きさ)を持つ側鎖に従って分類される事がよく知られる。また、タンパク質の活性を保持したまま、所定のグループに分類されるアミノ酸残基間における分子進化上の置換が頻度高く起こることがよく知られる。この考えを基に、参考文献(2): Henikoff S., Henikoff J.G., Amino-acid substitution matrices from protein blocks, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 89, 10915-10919 (1992)中の、Fig.2でアミノ酸残基の置換変異のスコアマトリックス(BLOSUM)が提唱され、広く使用され
ている。参考文献(2)では、側鎖の化学的性質が似たもの同士のアミノ酸置換は、タンパ
ク質全体に与える構造や機能変化が少なくなると言う知見に基づくものである。上記参考文献(1)及び(2)によれば、マルチプルアラインメントで考慮するアミノ酸の側鎖のグループは、化学的性質や物理的大きさなどの指標を基にして考えることができる。これは、参考文献(2)に開示されたスコアマトリックス(BLOSUM)において、スコアの0以上の値を持つアミノ酸、好ましくは1以上の値を持つアミノ酸のグループとして示される。代表的な
グループとしては、下記の8つが上げられる。その他の細かいグループ分けは、当該スコアの値の0以上同士のアミノ酸グループ、好ましくは1以上同士のアミノ酸グループ、さらに好ましくは2以上のアミノ酸グループであれば良い。
このグループは、上記参考文献(1)で示された中性非極性アミノ酸のうち、脂肪属性の
疎水性側鎖をもつアミノ酸のグループであり、V(Val、バリン)、L(Leu、ロイシン)、I(Ile、イソロイシン)及びM(Met、メチオニン)から構成される。参考文献(1)による中性非極
性アミノ酸と分類されるもののうちFGACWPは以下理由で、この「脂肪族疎水性アミノ酸グループ」には含めない。G(Gly、グリシン)やA(Ala、アラニン)はメチル基以下の大きさで非極性の効果が弱いからである。C(Cys、システイン)はS-S結合に重要な役目を担う場合
があり、また、酸素原子や窒素原子と水素結合を形成する特性があるからである。F(Phe
、フェニルアラニン)やW(Trp、トリプトファン)は側鎖がとりわけ大きな分子量をもち、
かつ、芳香族の効果が強いからである。P(Pro、プロリン)はイミノ酸効果が強く、ポリペプチドの主鎖の角度を固定してしまうからである。
このグループは、中性極性アミノ酸のうちヒドロキシメチレン基を側鎖に持つアミノ酸のグループであり、S(Ser、セリン)とT(Thr、スレオニン)から構成される。SとTの側鎖に存在する水酸基は、糖の結合部位であるため、あるポリペプチド(タンパク質)が特定の活性を持つために重要な部位である場合が多い。
このグループは、酸性であるカルボキシル基を側鎖に持つアミノ酸のグループであり、D(Asp、アスパラギン酸)とE(Glu、グルタミン酸)から構成される。
このグループは、塩基性アミノ酸のグループであり、K(Lys、リジン)とR(Arg、アルギ
ニン)から構成される。これらKとRは、pHの広い範囲で正に帯電し塩基性の性質をもつ。
一方、塩基性アミノ酸に分類されるH(His、ヒスチジン)はpH7においてほとんどイオン化されないので、このグループには分類されない。
このグループは、全てα位の炭素元素に側鎖としてメチレン基が結合しその先に極性基を有すると言う特徴を持つ。非極性基であるメチレン基の物理的大きさが酷似している特徴を持ち、N(Asn、アスパラギン、極性基はアミド基)、D(Asp、アスパラギン酸、極性基
はカルボキシル基)とH(His、ヒスチジン、極性基はイミダゾール基)から成る。
このグループは、全てα位の炭素元素に側鎖としてジメチレン基以上の直鎖炭化水素が結合しその先に極性基を有すると言う特徴を持つ。非極性基であるジメチレン基の物理的大きさが酷似している特徴を持つ。E(Glu、グルタミン酸、極性基はカルボキシル基)、K(Lys、リジン、極性基はアミノ基)、Q(Gln、グルタミン、極性基はアミド基)、R(Arg、ア
ルギニン、極性基はイミノ基とアミノ基)から成る。
このグループには、側鎖にベンゼン核を持つ芳香族アミノ酸であり、芳香族特有の化学的性質を特徴とする。F(Phe、フェニルアラニン)、Y(Tyr、チロシン)、W(Trp、トリプト
ファン)から成る。
このグループには、側鎖に環状構造を持つと同時に極性も持つアミノ酸で、H(H、ヒス
チジン、環状構造と極性基は共にイミダゾール基)、Y(Tyr、チロシン、環状構造はベンゼン核で極性基は水酸基)から成る。
伝学研究所のDDBJで使用できる)を用いてアラインメント解析した結果を図3に示す(解析に用いたバージョンおよび各種パラメーターは上記の通りである)。
似したアミノ酸配列を有していることが分かる。これら3つのアシルCoAリダクターゼを
特徴付けるアミノ酸配列として共通配列3を定義することができる。共通配列3:MDAGSLVLSQNGKSQA(E/D)I(L/V)VKDLVPY(D/G)G(P/T)T(0-2aa)TLIG(V/L)ED(0-1aa)GIGIVKFL(G/R)GKKFFITGATGFLAKV(F/L)IEKILRTEPDVGKMY(L/I)LIKAKN(K/N)Q(A/V)AMERLQ(N/K)EIINT(E/Q)LFRCL(Q/R)(E/Q)IHGKSYQAFMLSKLVP(V/I)VG(N/D)ICE(H/T)NLGLDE(G/D)(I/L)S(D/N)VIA(E/D)EVDV(I/F)VNSAANTTFDERYDTAININT(I/R)GP(O/S)RLM(N/A)IAKKCKKLKLFLHVSTAYVNGQ(R/K)QGRIMERPFSIG(E/D)CIAREK(YL)IS(E/G)V(S/P)PKYLPTLDIE(G/N)EIN(L/M)V(S/L)(N/K)(Y/N)KG(D/N)(0-1 aa)IE(D/E)NLL(A/T)QKM(K/R)E(I/M)GLERA(R/K)RYGWQDTYVFTKAMGEMMIDKLR(G/D)DIPVV(V/I)(M/I)RPSVIEST(F/L)SEPFPGWMEGNRMMDP(I/V)VL(C/W)YGKGQLTGFLVDPNGVLDVVPADMVVNATLAAMA(R/K)HG(V/M)(S/N/I)QK(P/A)DINVYQIASSVVNPL(V/A)FQDL(A/T)RLLYEHYSSSP(C/F)IDS(K/M)GRPIQVP(L/I)MK(L/F)FSS(T/S)EEFSGHLWRD(A/V)I(Q/N)K(R/S)G(L/I)T(A/S)(V/M)ASSK(G/A)KMSQKLEN(M/I)CRKSVEQAKYLA(N/K)IVEPYTFYGGRFDNSNTQRLME(S/I)MSE(K/E)EK(R/T)EF(G/D)FDVK(S/G)IDW(N/T)DYITNVHIPGLRR(H/Y)VMKGRGM(G/S)(S/N)Q
ルCoAリダクターゼ及びアシルCoAを基質としてアルデヒド化合物を合成する活性の無い或いは低いアシルCoAリダクターゼと区別するアミノ酸配列であるといえる。
すると、アシルCoAを還元してアルデヒド化合物を更に高生産でき、当該アルデヒド化合
物に基づくアルコールを更に高生産する、及び/又は当該アルデヒド化合物に基づく炭化
水素を更に高生産できるといった特徴を示すこととなる。
、上述した共通配列1、2又は3を有する、アシルCoAリダクターゼをコードするもので
あれば、特に限定されない。言い換えると、当該核酸としては、表1に列挙した具体的なアシルCoAリダクターゼ遺伝子に限定されず、表1に挙げた植物種と異なる植物種由来の
アシルCoAリダクターゼをコードする核酸も含まれる。例えば、GenBank等のデータベースに配列データが格納されていない植物由来であって、共通配列1、2又は3を有する、アシルCoAリダクターゼをコードする核酸も使用することができる。
ように具体的な配列番号で特定されるアシルCoAリダクターゼをコードする核酸に限定さ
れず、上述した共通配列1、2又は3を有するアシルCoAリダクターゼをコードする核酸
であれば如何なる核酸も使用することができる。アシルCoAリダクターゼをコードする核
酸とは、当該核酸がコードするタンパク質がアシルCoAを還元してアルデヒド化合物を生
成する活性を有することを意味する。
するか否か、若しくは当該タンパク質をコードする核酸が共通配列1、2又は3を有するタンパク質をコードするか否かは、当該タンパク質のアミノ酸配列若しくは当該核酸がコードするアミノ酸配列を共通配列1、2又は3に示すアミノ酸配列と比較することで容易に判別することができる。
3を有するものとして定義した。しかし、本発明において使用できるアシルCoAリダクタ
ーゼは、この共通配列1、2又は3を有するタンパク質に限定されない。
いるかは、該核酸を適当なプロモーターとターミネーター等の間に組み込んだ発現ベクターを作製し、この発現ベクターを用いて適当な宿主を形質転換し、発現するタンパク質のアシルCoAリダクターゼ活性を測定すればよい。ここでアシルCoAリダクターゼ活性を測定するには、上記形質転換体を炭素源を含む培地にて培養し、合成されたアルデヒド化合物又はアルデヒド化合物に由来するアルコールをガスクロマトグラフィー/質量分析装置等
によりにより測定すればよい。なお、形質転換体を培養する際には、培地にアシルCoAを
添加しても良い。
以上で説明したアシルCoAリダクターゼをコードする核酸は、適当な発現ベクターに組
み込まれ、宿主微生物に導入される。ここで、宿主微生物としては、アシルCoAリダクタ
ーゼを発現できる微生物であれば特に限定されるものではない。宿主としては、例えば、エッシェリヒア・コリ(Escherichia coli)などのエッシェリヒア属、コリネバクテリウ
ム・グルタミカム(Corynebacterium glutamicum)などのコリネ菌、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)などのバチルス属、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)
などのシュードモナス属、リゾビウム・メリロティ(Rhizobium meliloti)などのリゾビウム属に属する細菌が挙げられ、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、シゾサッカロマイセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)、ピキア・パストリス(Pichia pastoris)などの酵母、糸状菌などを含む真菌が挙げられる。
えばバチルス・ズブチリス168株などが挙げられる。
ものではない。例えばカルシウムイオンを用いる方法[Cohen, S.N.,et al.:Proc. Natl. Acad. Sci., USA, 69:2110-2114 (1972)]、エレクトロポレーション法などが挙げられる
。
なプロモーターを使用する。このようなプロモーターとしては、特に限定されないが、例えばグリセルアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ遺伝子(TDH3)のプロモーター、3-ホ
スホグリセレートキナーゼ遺伝子(PGK1)のプロモーター、高浸透圧応答7遺伝子(HOR7)のプロモーターなどが利用可能である。なかでもピルビン酸脱炭酸酵素遺伝子(PDC1)のプロモーターが下流の目的遺伝子を高発現させる能力が高いために好ましい。その他にも、gal1プロモーター、gal10プロモーター、ヒートショックタンパク質プロモーター、MFα1プロモーター、PHO5プロモーター、GAPプロモーター、ADHプロモーター、AOX1プロモーターなどを使用することで、下流の遺伝子を強発現させることができる。
施可能であるが、これに限定されない。
基質とした炭化水素合成能を有する微生物に導入されることが好ましい。この場合、上述したアシルCoAリダクターゼを発現する組換え微生物は、アルデヒド化合物から炭化水素
を高生産することができる。例えば上述した微生物に対して、デカルボニラーゼ活性を有する酵素(脱CO酵素)をコードする核酸を導入することによって、アルデヒド化合物から炭化水素を合成する能力を有する組換え微生物を製造することができる。このように得られた組換え微生物或いは本来的にデカルボニラーゼ活性を有する微生物を宿主として、上述したアシルCoAリダクターゼを導入することで、非常に高収率で炭化水素を合成するこ
とができる。
微細藻類シュードコリシスチス・エリプソイディア(Pseudochoricystis ellipsoidea)
や、シュードコリシスチス(Pseudochoricystis)属或いはコリシスチス(Choricystis)属に属する炭化水素生産能を有する微細藻類を培養することで、培養物から炭化水素を採取する方法が開示されている。これらの生物からデカルボニラーゼ活性を有する酵素をコードする核酸を単離して使用することができる。特開2010-528627号公報に開示されたア
ルデヒドをアルカンに転換する遺伝子、特表2011-520455号公報に開示されたSynechococcus elongatus由来のアルカン合成酵素遺伝子やアルデヒド合成酵素遺伝子を利用することもできる。さらにまた、特開平09-322780号公報に開示されたアラビドプシス・サリアナ
由来の脂肪アルデヒドデカルボニラーゼ活性に関与するタンパク質をコードする遺伝子を利用することもできる。
有する酵素をコードする炭化水素合成遺伝子が開示されている。WO2013/129393に開示さ
れた炭化水素合成酵素遺伝子を利用することで、上述したような炭化水素の高生産が可能となる。
ル基等を挙げることができる。また、分岐としては、クロロメチル基、アセチル基、2-ピリジル基、ヒドロキシフェニル基、アミノアセチル基、メトキシ基、フェノキシ基、メチルチオ基、フェニルチオ基等を挙げることができる。さらに、合成対象の炭化水素は飽和炭化水素(アルカン)でもよいし、不飽和炭化水素(アルケン及びアルキン)でもよい。
本発明に係る組換え微生物は、上述したように、アシルCoAを基質としてアルデヒド化
合物を合成する活性に優れている。したがって、本発明に係る組換え微生物を利用することによって、アルデヒド化合物、アルデヒド化合物から合成されるアルコール及び炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を製造することができる。
成できる。
本実施例では、ラン藻(ノストク・パンクチフォルム(Nostoc punctiform))由来のアルデヒドデカルボニラーゼ遺伝子(遺伝子ID:Npun R1711)を有する発現ベクターと、種
々の植物由来のアシルCoAリダクターゼ遺伝子を有する発現ベクターとを大腸菌に導入し
、得られた組換え大腸菌におけるアルカン生産能を評価した。本実施例で使用したアシルCoAリダクターゼ遺伝子を表2に纏めた。
ーゼ遺伝子はデータベースに格納された塩基配列情報に基づいて人工的に合成した。アルデヒドデカルボニラーゼ遺伝子(遺伝子ID:Npun R1711)の塩基配列及びアミノ酸配列を
配列番号67及び68に示した。
ゼ遺伝子を人工合成する際、5’末端にはNdeI認識配列を含むTACCATGGGCATACATATGGCCATCATAACGGTTCTGGCAAATATTCTGAAATGAGCTGTTGACAATTAATCATCGGCTCGTATAATGTGTGGAATTGTGAGCGGATAACAATTTCACACAAGGAGATATACG(配列番号69)を、3’末端にはXhoI認識配列を含むTAATTAACCTAGGCTGCTGCCACCGCTGAGCAATAACTAGCATAACCCCTTGGGGCCTCTAAACGGGTCTTGAGGGGTTTTTTGCCCTCGAGTCCGGCCGCATGCGGCCGCAT(配列番号70)を付加した。
ルテックスで懸濁した。これを遠心分離(10,000rpm、1分、室温)し、この上清をGC/MS
分析に供した。GC/MS分析の条件を表3に示した。
株に関するGC/MS分析のチャートを図7に示した。図5及び6に示した定量結果を表4に
纏めた。
てアシルCoAを還元してアルデヒド化合物を生成する活性を有するアシルCoAリダクターゼをコードしていることが示された。
定される遺伝子、Glycine max (soybean)由来の遺伝子ID:100801815で特定される遺伝子、Populus trichocarpa (black cottonwood)由来の遺伝子ID:POPTR_576417で特定される遺伝子、Vitis vinifera (wine grape)由来の遺伝子ID:100245182で特定される遺伝子、Cicer arietinum (chickpea) 由来の遺伝子ID:101510781で特定される遺伝子、Solanum lycopersicum (tomato)由来の遺伝子ID:101262598で特定される遺伝子、Cucumis sativus (cucumber)由来の遺伝子ID:101212401で特定される遺伝子、Brachypodium distachyon由来の遺伝子ID:100845156で特定される遺伝子、Setaria italica (foxtail millet)由
来の遺伝子ID:101779750で特定される遺伝子、Sorghum bicolor (sorghum)由来の遺伝子ID:SORBI_01g046030で特定される遺伝子及びOryza sativa japonica (Japanese rice)由来の遺伝子ID:Os03t0167600-01で特定される遺伝子は、宿主微生物においてアシルCoAを還元してアルデヒド化合物を生成する活性を有するアシルCoAリダクターゼをコードして
いることが示された。なお、共通配列1及び2は、これら12種類の遺伝子によりコードされるアシルCoAリダクターゼを特徴付ける配列である。
された。なお、共通配列3は、これら3種類の遺伝子によりコードされるアシルCoAリダ
クターゼを特徴付ける配列である。
Claims (6)
- 以下(a)又は(b)のタンパク質をコードする核酸を宿主微生物に導入してなる組換え微生物。
(a)配列番号14、16、18、71、22、24、26、28、30、32、34及び36のうちいずれかのアミノ酸配列を含むタンパク質
(b)配列番号14、16、18、71、22、24、26、28、30、32、34及び36のいずれかのアミノ酸配列に対して90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoAを還元してアルデヒド化合物を生成する活性を有するタンパク質 - 上記宿主微生物が大腸菌、コリネ菌及び酵母からなる群から選ばれる微生物であることを特徴とする請求項1記載の組換え微生物。
- 上記宿主微生物は、アルデヒドを基質として炭化水素を合成するアルデヒドデカルボニラーゼをコードする核酸を導入したものであることを特徴とする請求項1記載の組換え微生物。
- 炭素数13〜15の炭素鎖を有する炭化水素を生成することを特徴とする請求項3記載の組換え微生物。
- 請求項3記載の組換え微生物を炭素源を含む培地にて培養する工程と、培養後の組換え微生物内から炭化水素を回収する工程とを含む物質製造方法。
- 上記炭化水素は炭素数13〜15の炭素鎖を有する炭化水素であることを特徴とする請求項5記載の物質製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014112538A JP6189793B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 |
US14/716,973 US10377993B2 (en) | 2014-05-30 | 2015-05-20 | Recombinant microorganism and method for producing a substance using the same |
BR102015012461A BR102015012461A2 (pt) | 2014-05-30 | 2015-05-28 | microrganismo recombinante e método para produzir uma substância com uso do mesmo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014112538A JP6189793B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015226476A JP2015226476A (ja) | 2015-12-17 |
JP6189793B2 true JP6189793B2 (ja) | 2017-08-30 |
Family
ID=54701037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014112538A Active JP6189793B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10377993B2 (ja) |
JP (1) | JP6189793B2 (ja) |
BR (1) | BR102015012461A2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002223788A (ja) | 2001-01-31 | 2002-08-13 | Kao Corp | アルコールの製造方法 |
SG10201509864QA (en) | 2007-06-01 | 2015-12-30 | Solazyme Inc | Production of oil in microorganisms |
CA2717586C (en) | 2008-03-05 | 2020-08-11 | Genomatica, Inc. | Primary alcohol producing organisms |
WO2009140696A2 (en) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | Ls9, Inc. | Methods and compositions for producing hydrocarbons |
CA3146669A1 (en) | 2008-10-28 | 2010-06-03 | Genomatica, Inc. | Methods for producing a fatty alcohol in a host cell |
CA2746952A1 (en) | 2008-12-16 | 2010-06-24 | Genomatica, Inc. | Microorganisms and methods for conversion of syngas and other carbon sources to useful products |
JP2011067105A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Mitsui Chemicals Inc | 微生物由来アルデヒドデヒドロゲナーゼによる不飽和脂肪族アルデヒドの分解方法 |
KR101334981B1 (ko) | 2010-06-10 | 2013-12-02 | 한국과학기술원 | 탄화수소 생성능을 가지는 변이 미생물 및 이를 이용한 탄화수소의 제조방법 |
CN102719467A (zh) * | 2012-07-09 | 2012-10-10 | 武汉大学 | 一种利用脂肪酰acp还原酶生物合成脂肪醇的方法 |
-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014112538A patent/JP6189793B2/ja active Active
-
2015
- 2015-05-20 US US14/716,973 patent/US10377993B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2015-05-28 BR BR102015012461A patent/BR102015012461A2/pt not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10377993B2 (en) | 2019-08-13 |
US20150344851A1 (en) | 2015-12-03 |
JP2015226476A (ja) | 2015-12-17 |
BR102015012461A2 (pt) | 2016-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11555211B2 (en) | Recombinant production systems for prenylated polyketides of the cannabinoid family | |
EP3622080B1 (en) | Improved methods for producing isobutene from 3-methylcrotonic acid | |
Qiu et al. | Improvement of lichenysin production in Bacillus licheniformis by replacement of native promoter of lichenysin biosynthesis operon and medium optimization | |
JP5936548B2 (ja) | 細胞、核酸、酵素及びその使用並びにソホロリピッドの製造方法 | |
MX2011007039A (es) | Metodo para la preparacion de dioles. | |
JP2017121247A (ja) | イソプレンシンターゼおよびそれをコードするポリヌクレオチド、ならびにイソプレンモノマーの製造方法 | |
Liu et al. | Simultaneous production of butanol and acetoin by metabolically engineered Clostridium acetobutylicum | |
CN106906201B (zh) | 一种生产橙花叔醇的萜类合酶及其应用 | |
JP5867586B2 (ja) | 炭化水素合成酵素遺伝子及びその利用 | |
JP2014526237A (ja) | 脂肪族鎖長および飽和特徴が改善された脂肪酸およびその誘導体の生成 | |
US20210403959A1 (en) | Use of type i and type ii polyketide synthases for the production of cannabinoids and cannabinoid analogs | |
KR20100124332A (ko) | 글리옥살라아제 iii 활성을 갖는 폴리펩티드, 이를 코딩하는 폴리뉴클레오티드 및 이들의 용도 | |
Luo et al. | A negative regulator of carotenogenesis in Blakeslea trispora | |
Gao et al. | High-yield production of D-1, 2, 4-butanetriol from lignocellulose-derived xylose by using a synthetic enzyme cascade in a cell-free system | |
US11345907B2 (en) | Method for producing albicanol compounds | |
JP2023027261A (ja) | 中鎖脂肪酸誘導体の生産のための改良された活性を有するチオエステラーゼ変種 | |
Sun et al. | Efficient biosynthesis of high-value succinic acid and 5-hydroxyleucine using a multienzyme cascade and whole-cell catalysis | |
CN106011164B (zh) | 基因元件、表达载体及其应用 | |
JP6189793B2 (ja) | 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 | |
JP6034332B2 (ja) | 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 | |
WO2022241298A2 (en) | Engineered cells, enzymes, and methods for producing cannabinoids | |
Zhang et al. | SWAN | |
JP2022502068A (ja) | レバウジオシドの高効率産生のためのStevia rebaudianaのカウレン酸ヒドロキシラーゼバリアント | |
WO2019086583A1 (en) | Production of macrocyclic ketones in recombinant hosts | |
JP2017012011A (ja) | イソペンテニル二リン酸のメチル化方法及びメチル化イソペンテニル二リン酸の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160923 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170321 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170803 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6189793 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |