JP6188158B2 - リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents
リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6188158B2 JP6188158B2 JP2014519954A JP2014519954A JP6188158B2 JP 6188158 B2 JP6188158 B2 JP 6188158B2 JP 2014519954 A JP2014519954 A JP 2014519954A JP 2014519954 A JP2014519954 A JP 2014519954A JP 6188158 B2 JP6188158 B2 JP 6188158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- lithium ion
- ion secondary
- secondary battery
- active material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/13—Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
- H01M4/133—Electrodes based on carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
- H01M10/0525—Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/362—Composites
- H01M4/366—Composites as layered products
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/58—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
- H01M4/583—Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
- H01M4/587—Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx for inserting or intercalating light metals
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/62—Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
- H01M4/621—Binders
- H01M4/622—Binders being polymers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/62—Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
- H01M4/624—Electric conductive fillers
- H01M4/625—Carbon or graphite
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M2004/021—Physical characteristics, e.g. porosity, surface area
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M2004/026—Electrodes composed of, or comprising, active material characterised by the polarity
- H01M2004/027—Negative electrodes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Description
このような被覆炭素材料をリチウムイオン二次電池用の負極活物質として採用すると、サイクル特性に優れ、高容量(重量あたりおよび体積あたり)でかつ安全性の高いリチウムイオン二次電池を得ることができると記載されている。
つぶれ易さが同等で形状の異なる黒鉛粉末AおよびBを混合することによって、1.7g/cm3以上の高い電極密度であっても、電解液の浸透性に優れた負極活物質が得られるので、充放電による容量損失が少なく、かつサイクル性能が良いリチウムイオン二次電池用の負極を低コストで製造することができると記載されている。
つまり、本発明者らは、初期の充放電効率とレート特性との間にトレードオフの関係が存在し、そのトレードオフの関係は炭素材料の被覆量のみを調整することでは改善できないことを明らかにした。
そこで、本発明者らは、さらに鋭意検討を重ねた。その結果、特定の要件を満たす負極活物質を用いたときに、上記トレードオフの関係を改善でき、充放電特性に優れたリチウムイオン二次電池が得られることを見出して本発明を完成するに至った。
負極活物質と、バインダーと、を含み、
上記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極が提供される。
(A)黒鉛粉末を核材とし、上記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、アモルファスカーボンにより被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m2/g以上5.3m2/g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm3/100g以上45cm3/100g以下である
負極活物質と、バインダーと、を含み、
上記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極スラリーが提供される。
(A)黒鉛粉末を核材とし、上記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、アモルファスカーボンにより被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m2/g以上5.3m2/g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm3/100g以上45cm3/100g以下である
上記本発明のリチウムイオン二次電池用負極と、電解質層と、正極とを少なくとも備えた、リチウムイオン二次電池が提供される。
なお、本実施形態ではとくに断りがなければ、負極活物質を含む層を負極活物質層と呼び、集電体上に負極活物質層を形成させたものを負極と呼ぶ。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極は、負極活物質と、バインダーとを含んでいる。そして、上記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たしている。
(A)黒鉛粉末を核材とし、上記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、上記黒鉛粉末よりも結晶性の低い炭素材料により被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m2/g以上5.3m2/g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート(以下、DBPとも呼ぶ。)吸収量が32cm3/100g以上45cm3/100g以下である
本実施形態の負極活物質は、黒鉛粉末を核材とし、上記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が上記黒鉛粉末よりも結晶性の低い炭素材料により被覆されている。とくに黒鉛粉末のエッジ部が上記炭素材料により被覆されていることが好ましい。黒鉛粉末のエッジ部が被覆されることにより、エッジ部と電解液との不可逆的な反応を抑制することができ、その結果、不可逆容量の増大による初期の充放電効率の低下をより一層抑制することができる。
ここで、上記黒鉛粉末よりも結晶性の低い炭素材料とは、例えば、ソフトカーボン、ハードカーボンなどのアモルファスカーボンである。
また、人造黒鉛とは、人工的な手法で作られた黒鉛および黒鉛の完全結晶に近い黒鉛をいう。このような人造黒鉛は、例えば、石炭の乾留、原油の蒸留による残渣などから得られるタールやコークスを原料にして、焼成工程、黒鉛化工程を経ることにより得られる。
本実施形態においては、これらの有機化合物は一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらの有機化合物は、必要に応じて、溶媒により溶解または分散させて用いてもよい。
上記有機化合物の中でも、価格の点からタールおよびピッチが好ましい。
比表面積を上記上限値以下とすることにより、不可逆容量の増大による初期の充放電効率の低下を抑制することができる。また、比表面積を上記上限値以下とすることにより、後述する負極スラリーの安定性を向上させることができる。
比表面積を上記下限値以上とすることにより、リチウムイオンを吸蔵・放出する面積が大きくなり、レート特性を向上させることができる。
また、比表面積を上記範囲内とすることにより、バインダーの結着性を向上させることができる。
DBP吸収量を上記範囲内とすることにより、リチウムイオンの拡散性が向上するため、レート特性を向上させることができる。また、DBP吸収量を上記範囲内とすることにより、バインダーの結着性を向上させることができる。
炭素材料の被覆量を上記上限値以下とすることにより、リチウムイオンを吸蔵・放出する面積が大きくなり、レート特性を向上させることができる。
炭素材料の被覆量を上記下限値以上とすることにより、不可逆容量の増大による初期の充放電効率の低下を抑制することができる。また、炭素材料の被覆量を上記下限値以上とすることにより、後述する負極スラリーの安定性を向上させることができる。
ここで、上記炭素材料からなる被覆層の平均厚みは、例えば、透過電子顕微鏡(TEM)画像を撮り、ノギスを用いて測定することができる。
本実施形態の負極活物質は、例えば、以下の(1)〜(4)の工程により製造することができる。
また、この工程の加熱処理の上限温度は、有機化合物の種類や熱履歴によって適宜決定されるためとくに限定されないが、通常2500℃以下、好ましくは2000℃以下、より好ましくは1800℃以下である。
昇温速度、冷却速度、熱処理時間なども有機化合物の種類や熱履歴によって適宜決定される。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極に含まれるバインダーは、負極活物質同士および負極活物質と集電体とを結着させる役割をもつ。
上記バインダーの中でも、ポリフッ化ビニリデンまたはスチレンブタジエンゴムが好ましい。
バインダーとして水系バインダーを使用する場合、塗布に適した流動性を確保する点から、増粘剤を併用することが好ましい。そのため、本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極は、さらに増粘剤を含んでいてもよい。本実施形態の増粘剤としては、後述するリチウムイオン二次電池用スラリーの塗工性を向上させるものであればとくに限定されないが、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース系ポリマーおよびこれらのアンモニウム塩並びにアルカリ金属塩、ポリカルボン酸、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウムなどのポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコールなどの水溶性ポリマーなどが挙げられる。これらの増粘剤は一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でもカルボキシメチルセルロースが好ましい。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極は、さらに導電助剤を含んでいてもよい。導電助剤としては電子伝導性を有しており、電極の導電性を向上させるものであればとくに限定されないが、例えば、アセチレンブラック、ケチェンブラック、カーボンブラック、気相法炭素繊維などの炭素材料が挙げられる。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極は、負極の全体(後述する集電体を除く)を100質量部としたとき、負極活物質の含有量は好ましくは93質量部以上98.9質量部以下であり、とくに好ましくは95.1質量部以上97.9質量部以下である。バインダーの含有量は好ましくは0.5質量部以上3.0質量部以下であり、とくに好ましくは1.0質量部以上2.5質量部以下である。
また、増粘剤を含む場合、増粘剤の含有量は好ましくは0.5質量部以上2.0質量部以下であり、とくに好ましくは0.8質量部以上1.7質量部以下である。また、導電助剤を含む場合、導電助剤の含有量は好ましくは0.1質量部以上2.0質量部以下であり、とくに好ましくは0.3質量部以上1.2質量部以下である。
負極の配合が上記範囲内であると、電極の歩留まりと、得られるリチウムイオン二次電池の電池特性のバランスがとくに優れる。
つづいて、本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極100の製造方法について説明する。図1は、本発明に係る実施形態のリチウムイオン二次電池用負極100の構造の一例を示す断面図である。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極100はとくに限定されないが、例えば、以下の(1)および(2)の2つの工程を経て得ることができる。
(1)上記活物質と、上記バインダーと、必要に応じて上記増粘剤と、上記導電助剤とを混合することによりリチウムイオン二次電池用負極スラリーを調製する。
(2)リチウムイオン二次電池用負極スラリーを集電体101上に塗布して乾燥する。
以下、各工程について説明する。
はじめに、本実施形態の負極スラリーを調製する工程について説明する。本実施形態の負極スラリーは、上記バインダーと、必要に応じて上記増粘剤と、上記導電助剤とを混合機により混合して、溶剤または水系媒体に分散または溶解させることにより得られる。
なお、上記溶剤または水系媒体としては、とくに限定されないが、上述したバインダーに用いる溶剤または水系媒体と同様のものを用いることができる。
このとき、用いられる混合機としては、ボールミルやプラネタリーミキサーなど公知のものが使用でき、とくに限定されない。
つづいて、得られた負極スラリーを集電体101上に塗布して乾燥することにより、負極活物質層103を形成する。
負極スラリーの塗布方法は、一般的な方法を用いることができる。例えば、リバースロール法、ダイレクトロール法、ドクターブレード法、ナイフ法、エクストルージョン法、カーテン法、グラビア法、バー法、ディップ法およびスクイーズ法などが挙げられる。これらの中でも、負極スラリーの粘性などの物性および乾燥性に合わせて、良好な塗布層の表面状態を得ることが可能となる点で、ドクターブレード法、ナイフ法、エクストルージョン法が好ましい。
本実施形態の負極の製造に用いられる集電体101としてはとくに限定されないが、価格や入手容易性、電気化学的安定性などの観点から、銅が好ましい。また、集電体101の形状についてもとくに限定されないが、厚さが0.001mm以上0.5mm以下の範囲で箔状のものを用いることができる。
つづいて、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池150について説明する。図2は、本発明に係る実施形態のリチウムイオン二次電池150の構造の一例を示す断面図である。本実施形態のリチウムイオン二次電池150は、上述したリチウムイオン二次電池用負極100と、電解質層110と、正極130とを少なくとも備えている。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池150は公知の方法に準じて作製することができる。例えば、本実施形態のリチウムイオン二次電池用負極100、正極130、電解液、セパレーターなどを用いて、公知の方法にしたがって製造される。電極は、積層体や捲回体が使用できる。外装体としては、金属外装体やアルミラミネート外装体が適宜使用できる。電池の形状は、コイン型、ボタン型、シート型、円筒型、角型、扁平型などいずれの形状であってもよい。
本実施形態のリチウムイオン二次電池に使用する正極活物質は用途に応じて適宜選択されるが、リチウムイオンを可逆に放出・吸蔵でき、電子輸送が容易におこなえるように電子伝導度が高い材料が好ましい。例えば、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物などのリチウムと遷移金属との複合酸化物;TiS2、FeS、MoS2などの遷移金属硫化物;MnO、V2O5、V6O13、TiO2などの遷移金属酸化物、オリビン型リチウムリン酸化物などが挙げられる。
オリビン型リチウムリン酸化物は、例えば、Mn、Cr、Co、Cu、Ni、V、Mo、Ti、Zn、Al、Ga、Mg、B、Nb、およびFeよりなる群のうちの少なくとも1種の元素と、リチウムと、リンと、酸素とを含んでいる。これらの化合物はその特性を向上させるために一部の元素を部分的に他の元素に置換したものであってもよい。
また、正極用集電体は、スラリーからの腐食を防止するために導電性薄膜によりコーティングしてもよい。導電性薄膜としては耐腐食性があり、電気化学的に安定なものであればとくに限定されないが、例えば、上述した導電助剤にポリフッ化ビニリデンなどのポリマーを混合したものが挙げられる。
セパレーターとしては、多孔性セパレーター、片面または両面上にゲルポリマーがコーティングされた多孔性セパレーターなどがある。多孔性セパレーターとしては、例えば、ポリプロピレン系、ポリエチレン系などのポリオレフィン系多孔性セパレーター;ポリビニリデンフルオリド、ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリビニリデンフルオリドヘキサフルオロプロピレン共重合体などのセパレーターが挙げられる。
ゲルポリマーとしては電解液含浸時にゲル化可能であればとくに限定されない。例えば、ポリビニリデンフルオリド、ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリビニリデンフルオリドヘキサフルオロプロピレン共重合体などが挙げられる。また、ゲルポリマーのセパレーターへの形成方法は公知の方法を使用できる。例えば、ゲルポリマーを溶媒に溶解させた後にこれをセパレーター上にコーティングする。
本実施形態のリチウムイオン二次電池150のセル形状は、とくに限定されず、いかなる形状であってもよい。例えば、ボタン型、円筒型、角型などのセル形状が挙げられる。
(負極活物質の作製)
負極活物質は以下のように作製した。以下、平均粒子径d50はMicrotrac社製、MT3000装置により測定し、比表面積は、Quantachrome Corporation社製、Quanta Sorbを用いて、窒素吸着法にて求めた。
この天然黒鉛粉末99.0質量部と、平均粒子径d50が35μm 、軟化温度80℃の石炭系ピッチ粉末1.0質量部とを、Vブレンダーを用いた単純混合により固相で混合した。
得られた混合粉末を黒鉛るつぼに入れ、窒素気流下1300 ℃ で1時間熱処理して、負極活物質を得た。
得られた負極活物質の比表面積は4.8m2/gであった。また、負極活物質のDBP吸収量を、JIS K−6217−4に示されている方法により求めた結果、DBP吸収量は、37cm3/100gであった。
さらに、パーキンエルマ社製TGA7アナライザを用いて、以下の方法により、炭素材料の被覆量を見積もった。まず、負極活物質50mgを用いて純酸素50ml雰囲気下、昇温速度5℃/minにて900℃まで昇温したところ、430℃近傍で質量減少が始まり、550℃近傍までで0.8質量%分が減少したところで減少割合が緩やかになり、その後質量減少が加速した。この結果から、得られた負極活物質中の炭素材料の被覆量は0.8質量%と見積もった。
また、得られた負極活物質について、透過電子顕微鏡(TEM)画像を撮り、ノギスを用いて被覆層の平均厚みを測定したところ、被覆層の平均厚みは5nmであった。また、黒鉛のエッジ部分に集中的に被覆層が存在していた。
負極は以下のように作製した。負極活物質としては、上記負極活物質を使用した。
はじめに、カルボキシメチルセルロース(以下、CMC)を1.0質量%含む水溶液を、上記負極活物質中に投入・攪拌した。次いで、均一なスラリーとなった段階で、バインダーとしてスチレン・ブタジエン共重合体を40質量%含むエマルジョン水溶液を投入し、さらに攪拌した。その後、厚さ10μmの銅箔の両面に、単位面積当たりの容量が等しくなるように均一に塗布して、乾燥させ、CMCを1質量%、スチレン・ブタジエン共重合体を1.5質量%含む負極を作製した。この負極をロールプレスで1.6g/cm3に圧縮成型した。
正極活物質としてLi(Li0.1Mn1.9)O4、とLiNi0.85Co0.15O2を質量比で85:15に混合したものを用い、バインダーとしてポリフッ化ビニリデンを用いた。
正極活物質95質量部とポリフッ化ビニリデン5質量部とを混合して、N−メチル−2−ピロリドンに分散させることによりスラリーを調製した。このスラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に、厚さが95μmになるように均一に塗布して、乾燥させた。その後、ロールプレスで圧縮成型した。
石炭系ピッチ粉末の割合および熱処理温度を表1に記載のものに変えた以外は、実施例1と同様の方法で負極活物質、電極および電池を作製した。得られた各負極活物質の物性は表1に示す。
電池作製に使用した電極を用いて、以下の手順により剥離強度を測定した。ロールプレスに圧縮成型する前の電極を幅12mm、長さ5cmにわたって切り取り、電極の集電体側にセロハンテープを貼り付けた。次いで、電極を固定し、JISK6854−2に準じ、テープを50mm /minの速度で180°方向に剥離した。そのときの強度(N/m)を10回測定し、その平均値を剥離強度とした。得られた結果を表1にそれぞれ示す。
次に、作製した各電池を用いて充放電試験をおこなった。25℃雰囲気において、上限電圧4.2V、充電電流70mA、合計充電時間150分の条件で定電流・定電圧充電をおこなった。その後、下限電圧3.0V、放電電流70mAの条件で定電流放電(1C放電)をおこなった。次いで、10分間の休止時間を設けた後、下限電圧3.0V、放電電流14mAの条件で再び定電流放電(0.2C放電)をおこなった。充電容量に対する1C放電時の放電容量および0.2C放電容量の合計容量(充放電効率)を計算した。また、1C放電時の放電容量および0.2C放電容量の合計容量に対する1C放電時の放電容量の割合(1C/0.2Cレート)を計算した。得られた結果を表1にそれぞれ示す。
以下、参考形態の例を付記する。
<付記>
(付記1)
負極活物質と、バインダーと、を含み、
前記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極。
(A)黒鉛粉末を核材とし、前記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、前記黒鉛粉末よりも結晶性の低い炭素材料により被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m 2 /g以上5.3m 2 /g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm 3 /100g以上45cm 3 /100g以下である
(付記2)
付記1に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記負極活物質を100質量%としたとき、熱重量分析により算出される前記炭素材料の被覆量が、0.7質量%以上8.0質量%以下である、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記3)
付記1または2に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記負極活物質のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による体積基準粒度分布における平均粒子径d 50 が9μm以上30μm以下である、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記4)
付記1乃至3いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末を被覆している前記炭素材料からなる被覆層の平均厚みが、0.5nm以上15nm以下である、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記5)
付記1乃至4いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末のエッジ部が、前記炭素材料により被覆されている、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記6)
付記1乃至5いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記負極活物質が、前記黒鉛粉末に有機化合物を付着させた後、前記有機化合物を焼成して炭化することにより得られるものである、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記7)
付記1乃至6いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末が、天然黒鉛を含む、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記8)
付記1乃至7いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記炭素材料が、アモルファスカーボンを含む、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記9)
付記1乃至8いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記バインダーが、水系バインダーである、リチウムイオン二次電池用負極。
(付記10)
負極活物質と、バインダーと、を含み、
前記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(A)黒鉛粉末を核材とし、前記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、前記黒鉛粉末よりも結晶性の低い炭素材料により被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m 2 /g以上5.3m 2 /g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm 3 /100g以上45cm 3 /100g以下である
(付記11)
付記10に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記負極活物質を100質量%としたとき、熱重量分析により算出される前記炭素材料の被覆量が、0.7質量%以上8.0質量%以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記12)
付記10または11に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記負極活物質のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による体積基準粒度分布における平均粒子径d 50 が9μm以上30μm以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記13)
付記10乃至12いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末を被覆している前記炭素材料からなる被覆層の平均厚みが、0.5nm以上15nm以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記14)
付記10乃至13いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末のエッジ部が、前記炭素材料により被覆されている、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記15)
付記10乃至14いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記負極活物質が前記黒鉛粉末に有機化合物を付着させた後、前記有機化合物を焼成して炭化することにより得られるものである、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記16)
付記10乃至15いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末が、天然黒鉛を含む、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記17)
付記10乃至16いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記炭素材料が、アモルファスカーボンを含む、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記18)
付記10乃至17いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記バインダーが、水系バインダーである、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(付記19)
付記1乃至9いずれか一つに記載のリチウムイオン二次電池用負極と、電解質層と、正極とを少なくとも備えた、リチウムイオン二次電池。
Claims (15)
- 負極活物質と、バインダーと、を含み、
前記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極。
(A)黒鉛粉末を核材とし、前記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、アモルファスカーボンにより被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m2/g以上5.3m2/g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm3/100g以上45cm3/100g以下である - 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記負極活物質を100質量%としたとき、熱重量分析により算出される前記アモルファスカーボンの被覆量が、0.7質量%以上8.0質量%以下である、リチウムイオン二次電池用負極。 - 請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記負極活物質のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による体積基準粒度分布における平均粒子径d50が9μm以上30μm以下である、リチウムイオン二次電池用負極。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末を被覆している前記アモルファスカーボンからなる被覆層の平均厚みが、0.5nm以上15nm以下である、リチウムイオン二次電池用負極。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末のエッジ部が、前記アモルファスカーボンにより被覆されている、リチウムイオン二次電池用負極。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記黒鉛粉末が、天然黒鉛を含む、リチウムイオン二次電池用負極。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極において、
前記バインダーが、水系バインダーである、リチウムイオン二次電池用負極。 - 負極活物質と、バインダーと、を含み、
前記負極活物質が、以下の要件(A)、(B)、および(C)を満たす、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。
(A)黒鉛粉末を核材とし、前記黒鉛粉末の表面の少なくとも一部が、アモルファスカーボンにより被覆されている
(B)窒素吸着BET法による比表面積が0.8m2/g以上5.3m2/g以下である
(C)JIS K6217−4に準拠して測定したジブチルフタレート吸収量が32cm3/100g以上45cm3/100g以下である - 請求項8に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記負極活物質を100質量%としたとき、熱重量分析により算出される前記アモルファスカーボンの被覆量が、0.7質量%以上8.0質量%以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項8または9に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記負極活物質のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による体積基準粒度分布における平均粒子径d50が9μm以上30μm以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項8乃至10いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末を被覆している前記アモルファスカーボンからなる被覆層の平均厚みが、0.5nm以上15nm以下である、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項8乃至11いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末のエッジ部が、前記アモルファスカーボンにより被覆されている、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項8乃至12いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記黒鉛粉末が、天然黒鉛を含む、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項8乃至13いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極スラリーにおいて、
前記バインダーが、水系バインダーである、リチウムイオン二次電池用負極スラリー。 - 請求項1乃至7いずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極と、電解質層と、正極とを少なくとも備えた、リチウムイオン二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014519954A JP6188158B2 (ja) | 2012-06-04 | 2013-05-30 | リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127013 | 2012-06-04 | ||
JP2012127013 | 2012-06-04 | ||
JP2014519954A JP6188158B2 (ja) | 2012-06-04 | 2013-05-30 | リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 |
PCT/JP2013/064992 WO2013183530A1 (ja) | 2012-06-04 | 2013-05-30 | リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2013183530A1 JPWO2013183530A1 (ja) | 2016-01-28 |
JP6188158B2 true JP6188158B2 (ja) | 2017-08-30 |
Family
ID=49711922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014519954A Active JP6188158B2 (ja) | 2012-06-04 | 2013-05-30 | リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150104711A1 (ja) |
EP (1) | EP2858149B1 (ja) |
JP (1) | JP6188158B2 (ja) |
CN (1) | CN104335398B (ja) |
WO (1) | WO2013183530A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102469839B1 (ko) * | 2013-11-27 | 2022-11-22 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 비수계 2 차 전지 부극용 탄소재, 비수계 2 차 전지용 부극 및 비수계 2 차 전지 |
CN106463767B (zh) * | 2014-03-31 | 2019-03-01 | Nec 能源元器件株式会社 | 锂离子二次电池 |
JP2018006072A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | オートモーティブエナジーサプライ株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極 |
JP2018006071A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | オートモーティブエナジーサプライ株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極 |
JP6802904B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-12-23 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | リチウムイオン電池用負極およびリチウムイオン電池 |
KR102609884B1 (ko) * | 2017-11-09 | 2023-12-05 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 높은 결정화도를 가지는 바인더를 포함하는 이차전지용 다층 전극 |
JP6994157B2 (ja) * | 2018-02-09 | 2022-01-14 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解液二次電池および電池組立体 |
KR102426797B1 (ko) | 2018-04-04 | 2022-07-29 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 리튬 이차전지용 음극 활물질, 이의 제조방법, 이를 포함하는 리튬 이차전지용 음극, 및 리튬 이차전지 |
US11552326B2 (en) * | 2020-02-25 | 2023-01-10 | Betterpower Battery Co., Ltd. | Button lithium ion battery, preparation method thereof and preparation method of lithium ion cell composite flat sheet |
CN219350311U (zh) * | 2020-06-25 | 2023-07-14 | 株式会社村田制作所 | 二次电池 |
CN115000386B (zh) * | 2022-07-07 | 2023-07-14 | 欣旺达电动汽车电池有限公司 | 负极活性材料、负极极片、锂离子电池和用电设备 |
CN116216691A (zh) * | 2023-02-02 | 2023-06-06 | 湖北万润新能源科技股份有限公司 | 一种硬碳及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3259930B2 (ja) * | 1993-03-11 | 2002-02-25 | 財団法人電力中央研究所 | リチウム二次電池 |
US6482547B1 (en) * | 1998-05-21 | 2002-11-19 | Samsung Display Devices Co., Ltd. | Negative active material for lithium secondary battery and lithium secondary battery using the same |
JP2000003708A (ja) | 1998-06-12 | 2000-01-07 | Osaka Gas Co Ltd | 被覆炭素材料、その製造方法、ならびにそれを用いたリチウム二次電池 |
JP4968978B2 (ja) * | 1999-04-15 | 2012-07-04 | アオイ電子株式会社 | ナノサイズの混在物を含有する炭素粒子を有する電池用電極および電池ならびにそれらの製造方法および電解方法 |
JP4625296B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-02-02 | 日立マクセル株式会社 | 非水二次電池およびこれを用いた電子機器 |
JP2007095534A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解液二次電池の製造方法 |
JP4839180B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2011-12-21 | Jfeケミカル株式会社 | 炭素粉末およびその製造方法、リチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用負極ならびにリチウムイオン二次電池 |
TW200746523A (en) * | 2006-01-30 | 2007-12-16 | Tokai Carbon Kk | Negative electrode material for lithium ion secondary battery and process for producing the same |
JP2009193805A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Panasonic Corp | 非水電解質二次電池正極板用ペースト及び、これを用いた正極板と非水電解質二次電池 |
JP6029200B2 (ja) | 2008-10-06 | 2016-11-24 | 日本カーボン株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法 |
EP2413403B1 (en) * | 2009-03-27 | 2018-03-07 | Mitsubishi Chemical Corporation | Negative electrode material for non-aqueous electrolyte secondary battery and non-aqueous electrolyte secondary battery using same |
WO2011115247A1 (ja) * | 2010-03-18 | 2011-09-22 | Necエナジーデバイス株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
JP5742153B2 (ja) * | 2010-09-29 | 2015-07-01 | 三菱化学株式会社 | 非水系二次電池用複層構造炭素材、及びそれを用いた負極材並びに非水系二次電池 |
WO2012057290A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 三菱化学株式会社 | 非水電解液二次電池負極用複層構造炭素材、非水系二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び非水電解液二次電池負極用複層構造炭素材の製造方法 |
-
2013
- 2013-05-30 JP JP2014519954A patent/JP6188158B2/ja active Active
- 2013-05-30 CN CN201380029159.XA patent/CN104335398B/zh active Active
- 2013-05-30 US US14/401,679 patent/US20150104711A1/en not_active Abandoned
- 2013-05-30 EP EP13800194.6A patent/EP2858149B1/en active Active
- 2013-05-30 WO PCT/JP2013/064992 patent/WO2013183530A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2858149A4 (en) | 2016-02-10 |
EP2858149A1 (en) | 2015-04-08 |
EP2858149B1 (en) | 2019-01-02 |
CN104335398A (zh) | 2015-02-04 |
JPWO2013183530A1 (ja) | 2016-01-28 |
WO2013183530A1 (ja) | 2013-12-12 |
US20150104711A1 (en) | 2015-04-16 |
CN104335398B (zh) | 2017-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6188158B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池用負極スラリー、およびリチウムイオン二次電池 | |
JP5101692B2 (ja) | 導電性が優れたアノード材料及びそれを使用する高出力二次バッテリー | |
JP5221660B2 (ja) | 電池の負極、及びそれを用いたリチウムイオン電池 | |
JP6304774B2 (ja) | 負極製造用ペーストの製造方法、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP5150966B2 (ja) | 非水電解液二次電池用正極およびそれを用いた非水電解液二次電池 | |
KR102580763B1 (ko) | 리튬이온 이차전지용 음극재, 리튬이온 이차전지용 음극재의 제조 방법, 리튬이온 이차전지용 음극 및 리튬이온 이차전지 | |
JP6258641B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
CN105280880B (zh) | 非水电解质二次电池用正极、非水电解质二次电池以及其系统 | |
KR102460008B1 (ko) | 음극의 전리튬화 방법 및 이로부터 수득되는 음극 | |
JP6615785B2 (ja) | 負極製造用ペーストの製造方法、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP7367201B2 (ja) | 二次電池、装置、人造黒鉛及び製造方法 | |
US11784314B2 (en) | Negative electrode for lithium secondary battery and lithium secondary battery including the same | |
WO2018110263A1 (ja) | 複合黒鉛粒子、その製造方法及びその用途 | |
EP2876722B1 (en) | Lithium secondary battery | |
KR101590678B1 (ko) | 리튬 이차전지용 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지 | |
JPWO2017217407A1 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
EP2874227B1 (en) | Lithium secondary battery | |
JP2014199750A (ja) | リチウム二次電池用負極炭素材料、リチウム電池用負極およびリチウム二次電池 | |
KR102227102B1 (ko) | 리튬이차전지 전극 코팅 방법, 및 이에 따라 제조한 전극을 포함하는 리튬이차전지 | |
KR20080036255A (ko) | 리튬 이차전지용 혼합 음극재 및 이를 포함하는 고출력리튬 이차전지 | |
WO2018066110A1 (en) | Spacer Included Electrodes Structure and Its Application for High Energy Density and Fast Chargeable Lithium Ion Batteries | |
JP2017188424A (ja) | リチウムイオン二次電池用正極活物質、及びそれを用いたリチウムイオン二次電池用正極並びにリチウムイオン二次電池 | |
WO2014157503A1 (ja) | リチウム二次電池用負極炭素材料、リチウム二次電池用負極およびリチウム二次電池 | |
KR101115390B1 (ko) | 리튬 이차전지용 혼합 음극재 및 이를 포함하는 고출력 리튬 이차전지 | |
KR20220064385A (ko) | 복합 흑연 재료 및 이의 제조 방법, 이차 전지 및 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160406 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6188158 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |