JP6186827B2 - 巻線型電子部品の製造方法及び圧着方法 - Google Patents
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Description
巻線、コア、及び外部電極を有する巻線型電子部品の製造方法であって、
前記コアに前記外部電極を形成する電極形成工程と、
前記コアに前記巻線を巻き回す巻回工程と、
前記コアに巻き回された前記巻線、及び該コアに形成された前記外部電極を交流電流のジュール熱により熱圧着する接続工程と、
を備え、
前記接続工程において、前記交流電流を増幅させた後に減衰させること、
を特徴とする。
コアに設けられた外部電極に巻線を圧着する圧着方法であって、
前記巻線、及び前記外部電極を交流電流のジュール熱により熱圧着する際に、該交流電流の電流量を増幅させた後に減衰させること、
を特徴とする。
以下に、実施例に係る巻線型電子部品1について図面を参照しながら説明する。図1において、巻芯部14の中心軸が延在している方向をx軸方向と定義する。また、x軸方向から平面視したとき、鍔部16の長辺に沿った方向をy軸方向と定義し、鍔部16の短辺に沿った方向をz軸方向と定義する。なお、x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
以下に、実施例である巻線型電子部品の製造方法について説明する。
巻線20と外部電極22,24との熱圧着は、金属製のヒーターチップWを交流電流Iのジュール熱により加熱しつつ、図2に示すように、巻線20の両端部を外部電極22,24に押し当てることにより行う。このとき、ヒーターチップWに加えられる交流電流Iは、図3に示すように、熱圧着開始と同時に増幅され、その後減衰する。これにより、ヒーターチップWの温度は、図4に示すように、交流電流Iの増幅過程P1で上昇し、減衰過程P2で徐々に低下する。なお、増幅過程P1は、交流電流Iの振幅波形の包絡線により示される電流の絶対値が増加する過程であり、減衰過程P2は、交流電流Iの振幅波形の包絡線により示される電流の絶対値が減少する過程である。
巻線型電子部品1の製造方法によれば、巻線20と外部電極22,24との接続工程における巻線型電子部品1のコア12の磁化を抑制することができる。具体的には、巻線型電子部品1の製造方法では、巻線20と外部電極22,24との接続工程において、交流電流Iを増幅させた後に減衰させている。これにより、交流電流Iの増幅過程P1におけるコア12の磁化は、交流電流Iによって発生する磁界の変化に伴って、反転を繰り返しながら、徐々に増加する。そして、減衰過程P2におけるコア12の磁化は、交流電流Iによって発生する磁界の変化に伴って、反転を繰り返しながら減衰していく。つまり、増幅過程P1において磁化された巻線型電子部品のコアが、減衰過程P2において消磁される。これにより、巻線20と外部電極22,24との接続工程における、巻線型電子部品のコアの磁化を抑制することができる。
本発明に係る巻線型電子部品の製造方法及び圧着方法は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
1 巻線型電子部品
12 コア
14 巻芯部
16,18 鍔部
20 巻線
22,24 外部電極
Claims (3)
- 巻線、コア、及び外部電極を有する巻線型電子部品の製造方法であって、
前記コアに前記外部電極を形成する電極形成工程と、
前記コアに前記巻線を巻き回す巻回工程と、
前記コアに巻き回された前記巻線、及び該コアに形成された前記外部電極を交流電流のジュール熱により熱圧着する接続工程と、
を備え、
前記接続工程において、前記交流電流を増幅させた後に減衰させること、
を特徴とする巻線型電子部品の製造方法。 - 前記交流電流の増幅過程における該交流電流の包絡線の形状と該交流電流の減衰過程における該交流電流の包絡線の形状とは、略対称であること、
を特徴とする請求項1に記載の巻線型電子部品の製造方法。 - コアに設けられた外部電極に巻線を圧着する圧着方法であって、
前記巻線、及び前記外部電極を交流電流のジュール熱により熱圧着する際に、該交流電流の電流量を増幅させた後に減衰させること、
を特徴とする圧着方法。
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JP2013085387A JP6186827B2 (ja) | 2013-04-16 | 2013-04-16 | 巻線型電子部品の製造方法及び圧着方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013085387A JP6186827B2 (ja) | 2013-04-16 | 2013-04-16 | 巻線型電子部品の製造方法及び圧着方法 |
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Family Applications (1)
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JP2013085387A Active JP6186827B2 (ja) | 2013-04-16 | 2013-04-16 | 巻線型電子部品の製造方法及び圧着方法 |
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- 2013-04-16 JP JP2013085387A patent/JP6186827B2/ja active Active
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