JP6186819B2 - 記録装置および記録装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置および記録装置の制御方法に関する。
従来、媒体の一例としての用紙を手差しで給紙(給送)するための手差し用の給送経路と、カセットに載置した用紙を給紙するためのフロント給紙用の給送経路とを有する記録装置として、例えば特許文献1に記載のプリンターが提案されている。手差し用の給送経路は、給送方向における最上流位置に配置される手差しトレイから記録ヘッドによって記録が施される記録領域までの経路である。また、フロント給紙用の給送経路は、カセットから記録領域までの経路である。これらの給送経路において記録領域の手前(給送方向における上流側)には、モーターからの駆動力によって回転する一対のローラーを有する給送ローラー対が設けられている。
フロント給紙用のカセットに載置可能な用紙枚数は、手差しトレイに載置可能な用紙枚数よりも多い場合が一般的で、そのためにフロント給紙用のカセットには、印刷に使用する頻度が高いと考えられるサイズ(例えばISO216規格のA4サイズ)や紙厚や種類(普通紙か光沢紙か)が載置されることが多い。また、手差しトレイには、ユーザーにより指定されるサイズの用紙や、薄紙がセットされることが多く、フロント給紙用のカセットに載置可能なサイズよりも大きなサイズの用紙がセットされることもある。そのため、印刷データを取得する前であっても、手差しトレイにセットされる用紙を給送ローラー対により挟持することが望ましい。
ところで、給送ローラーを駆動させるためのモーターと駆動源を同じにする機構を有するプリンターがある。
特開2007−182316号公報
給送ローラーを駆動させるためのモーターと駆動源を同じにする機構を有する場合に、手差しトレイにセットされる用紙を給送ローラー対により挟持してからでは、給送ローラーを駆動させるためのモーターと駆動源を同じにするために当該機構を動作させることができないことがあった。
そこで本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、手差しにより記録装置に給紙した用紙を印刷位置に安定的に移送することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドと、正逆両方向に回転し、正方向への回転によって手差し用の給送経路に沿って給紙された前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、前記ローラー対を回転させるための駆動源と、前記ローラー対が正方向に回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向に回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行う動作部と、前記駆動源の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作部を動作させる場合、前記ローラー対を前記正方向へ回転させて前記給送経路に沿って給紙された前記媒体を前記ローラー対に挟持させた後、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させて前記動作部を動作させることに加え、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させたときに前記ローラー対による前記媒体の挟持を維持すべく前記ローラー対の回転を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、動作部を動作させるべくローラー対が逆方向へ回転する場合、制御部はローラー対による媒体の挟持を維持するようにローラー対の回転を制御する。従って、給送された媒体をローラー対が挟持した状態は、ローラー対と駆動源を同じにする動作部を動作させる場合も維持されるため、手差し用の給送経路から媒体を安定的に給送できる。
[適用例2]
上記適用例にかかる記録装置において、前記動作部は、前記媒体に対して記録可能に対向した前記記録ヘッドと、前記媒体との間隔を設定することが好ましい。
このような構成によれば、手差し用の給送経路に沿って給送しローラー対が挟持した媒体に対して、ローラー対を逆方向に回転させることで記録可能に対向する記録ヘッドとの間隔を容易に設定できる。
[適用例3]
上記適用例にかかる記録装置において、前記動作部は、前記記録ヘッドに対してメンテナンス処理を行うことが好ましい。
このような構成によれば、手差し用の給送経路に沿って媒体を給送しローラー対が挟持した状態において、ローラー対を逆方向に回転させることで記録ヘッドに対してメンテナンスを容易に施すことができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる記録装置において、前記制御部は、前記媒体に記録を行うための印刷ジョブデータを受け付け、前記印刷ジョブデータに基づいて、前記動作部による前記所定の動作を行うか否かを判定することが好ましい。
このような構成によれば、印刷ジョブデータに基づいて動作部による所定の動作を行うか否かを判定するため、不要な所定の動作を行うことによる記録処理のスループットの低下を抑制できる。
[適用例5]
上記適用例にかかる記録装置において、前記給送経路における前記記録ヘッドよりも上流側に、前記媒体の有無を検知するための検知手段を備え、前記制御部は、前記検知手段が前記媒体を検知した場合、前記ローラー対を回転させて前記媒体を前記ローラー対に挟持させることが好ましい。
このような構成によれば、検知手段の検知結果に基づいて、媒体を精度よく挟持することができる。
[適用例6]
本適用例にかかる記録装置の制御方法は、手差し用の給送経路に沿って給送された媒体に記録を行う記録ヘッドと、正逆両方向に回転し、正方向への回転によって前記給送経路に沿った前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、前記ローラー対を回転させるための駆動源と、前記ローラー対が正方向へ回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向へ回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行う動作部と、前記駆動源の動作を制御する制御部と、を備えた記録装置の制御方法であって、前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、前記給送経路に沿って給送された前記媒体を前記ローラー対が挟持する第1工程と、前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、挟持した前記媒体を前記記録ヘッド側へ向けて突出させる第2工程と、前記媒体が前記ローラー対に挟持された状態を維持しつつ、前記ローラー対を逆方向へ回転させて前記動作部を動作させる第3工程と、を備えることを特徴とする。
このような方法によれば、動作部を動作させるべくローラー対が逆方向へ回転する場合、制御部はローラー対による媒体の挟持を維持するべくローラー対の回転を制御する。従って、ローラー対が媒体を挟持した状態で、ローラー対と駆動源を同じにする動作部を動作させることができ、手差し用の給送経路から媒体を安定的に給送できる。
[適用例7]
上記適用例にかかる記録装置の制御方法において、前記媒体に対して印刷するための印刷ジョブデータを取得する第4工程を備え、前記第4工程は、前記第1工程が実行される前、または前記第1工程が実行された後に実行されることが好ましい。
このような方法によれば、印刷ジョブデータを取得する第4工程は第1工程の前後の何れでも良いため、ユーザーの操作性が向上する。
本発明の実施形態に係る複合機の一実施形態を示す側断面図。 記録部の概略構成を示すブロック図。 記録部の要部を拡大した拡大図。 用紙のスキューを解消させるための動作を説明する動作図。 用紙のスキューを解消させるための動作を説明する動作図。 用紙のスキューを解消させるための動作を説明する動作図。 用紙のスキューを解消させるための動作を説明する動作図。 キャリッジを送り方向上流側から見た背面断面図。 図8の要部を拡大した拡大背面断面図。 (A)および(B)は第1レバー部材の突出、退避した様子を示す側面図。 (A)および(B)はPGを大きくする際の動作を説明する図。 (A)および(B)はPGを小さくする際の動作を説明する図。 制御装置CONTが用紙Pに対する印刷処理を示すフローチャート。 オートローディング処理を説明するフローチャート。 PG切り替え処理を説明するフローチャート。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、図1における左側を「前側」といい、図1における右側を「後側」というものとする。
図1に示すように、記録装置の一例としての複合機11は、装置本体12内に配置されると共に媒体の一例としての用紙Pに記録処理を行う記録部13と、図1において記録部13の上側に配置された画像読取り部14とを備えている。この画像読取り部14は、所定の読取り場所にセットされた被読取り媒体(例えば、用紙)に記録された画像の読取りを行う。
次に、記録部13について、図1、図2および図3を参照して説明する。図1および図2に示すように、本実施形態の記録部13は、インクジェット式のプリンターであって、自動給送用の給送経路と、手差し用の給送経路とを有している。こうした記録部13において各給送経路から用紙Pが給送(給紙)される記録領域20には、給送された用紙Pを支持する支持台21と、用紙Pを挟んで支持台21の反対側に位置する記録機構22とが設けられている。この記録機構22は、走査方向(図1および図2では紙面と直交する方向)に延びるガイド軸の一形態であるガイドレール23と、ガイドレール23に支持されるキャリッジ24とを備えている。このキャリッジ24は、図示しない動力伝達機構を介してCRモーター25からの駆動力が伝達されることにより、ガイドレール23にガイドされつつ走査方向に進退移動する。
キャリッジ24において支持台21に対向する部分(図1では下部)には、支持台21に支持される用紙Pに記録を施すための記録ヘッド26が搭載されている。この記録ヘッド26は、キャリッジ24に搭載されるインクカートリッジ27から供給された記録材の一例としてのインクを噴射することにより用紙Pに対して記録を施す。また、記録ヘッド26の上流側(給紙カセット30側)には、用紙Pの有無を検出する用紙検知センサー46が搭載されている。
尚、記録部13は、摺動部材105(図8)とカム部材106(図8)とを用いて、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを変える構成を有している。この構成の詳細は後述する。
また、装置本体12において記録領域20の図1における下方には、複数枚の用紙Pを積層した状態で保持する媒体保持部の一例としての給紙カセット30が設けられている。この給紙カセット30は、装置本体12に対して、その前側から着脱可能となっている。そして、給紙カセット30からは、自動給送装置31によって、自動給送用の給送経路を上流側(給紙カセット30側)から下流側(記録領域20側)に向けて用紙Pが一枚ずつ給送される。
また、図2および図3に示すように、中間ローラー33よりも給送方向における下流側、即ち中間ローラー33の前側には、自動給送用の搬送経路に沿って給送された用紙Pを撓ませるための撓み許容空間36を介在させた状態で給送ローラー対40が設けられている。この給送ローラー対40は、用紙Pを挟持可能に配置される一対の給送用ローラー40a,40bを有している。各給送用のローラーのうち一方のローラーは、駆動源の一例としてのPFモーター41から駆動力が伝達される駆動ローラー40aであり、他方のローラーは、駆動ローラー40aの回転に基づき従動回転する従動ローラー40bである。これらの各給送用ローラー40a,40bは、用紙Pを記録領域20に給送する際にはそれぞれが一方の方向(正方向)に回転する一方、用紙Pを給送方向における上流側に戻す際にはそれぞれが他方の方向(逆方向)に回転する。また、本実施形態では、給送ローラー対40の回転方向について、用紙Pを記録領域20に給送する方向を正方向と呼び、用紙Pを上流側に戻す方向を逆方向と呼ぶ。
また、図3において給送ローラー対40の上側には、従動ローラー40bに対して、駆動ローラー40aに接近させる方向への付勢力を付与する付勢機構42が設けられている。これにより、厚みの異なる種々の用紙Pが給送される場合であっても、各給送用ローラー40a,40bは、用紙Pを適切な保持力で挟持可能である。
また、給送方向において給送ローラー対40の後側(図3では右側)には、給送される用紙Pの先端を検知するための用紙検知機構43が設けられている。この用紙検知機構43は、キャリッジ24の走査方向と同一方向に延びる図示しない回転軸線を中心に回転可能なセンサーレバー44と、図3においてセンサーレバー44よりも下側に配置される用紙検知センサー45(検知手段)とを備えている。センサーレバー44は、用紙Pの先端によって押されることにより回転する。そして、用紙検知センサー45は、センサーレバー44の回転を検知することにより用紙Pの先端が通過したことを検知し、検知した旨の検知信号を制御装置CONTに出力する。
尚、制御装置CONTは複合機11の各駆動部の駆動を制御する制御部としての機能を備える。制御装置CONTは、ハードウェアとして何れも図示しない、CPU、RAMおよびROM等を備え、ROMには各ハードウェアの駆動を制御するファームウェアが記憶されている。複合機11に印刷を指示する印刷ジョブデータ(印刷データ)は、複合機11と通信可能に接続されたコンピューターから送信されたり、複合機11上でユーザーの操作により指示されたりする。複合機11は印刷データを取得した場合、RAMに展開されたファームウェアは印刷データに基づいて上述した各駆動部の駆動を制御する。
<手差し用の給送経路について>
次に、手差し用の給送経路に沿って用紙を給送するための構成について、図2および図3を参照して説明する。
図2および図3に示すように、手差し用の給送経路における最上流側には、手差しトレイ50が設けられている。この手差しトレイ50には、その手差しトレイ50上にセットされる用紙Pの幅方向における両側に配置される一対のエッジガイド51が設けられている。本実施形態において手差しトレイ50は、図1における中間ローラー33の直上であって且つ画像読取り部14の後側となる位置に配置されている。
そして、手差し用の給送経路は、図2にて一点鎖線で示すように、手差しトレイ50から用紙検知機構43の後側まで図3における左斜め下方に向けて延び、その後、水平方向に延びている。つまり、本実施形態の手差し用の給送経路は、撓み許容空間36の上部を通過した後、自動給送用の給送経路に合流する。そのため、本実施形態では、手差し用の給送経路に沿って給送される用紙Pを撓み許容空間36で撓ませることが可能である。
こうした手差し用の給送経路において手差しトレイ50の下流側には、PFモーター41やASFモーター32などの駆動源から駆動力が伝達されない負荷付与手段の一例としての負荷付与機構52が設けられている。この負荷付与機構52には、当接部材の一例としての負荷用ローラー53と、負荷用ローラー53と共に用紙Pを挟持可能に配置されるコロローラー54と、コロローラー54に対して負荷用ローラー53に接近する方向への付勢力を付与する図示しない付勢部材とが設けられている。負荷用ローラー53およびコロローラー54は、用紙Pの幅方向における長さは短く、手差し用の給送経路に沿って給送される用紙Pの幅方向における中央にそれぞれ配置されている。また、負荷用ローラー53およびコロローラー54は、それらの中央に位置する回転軸線(図示略)を中心に正逆両方向に回転可能となっている。なお、手差しトレイ50にセットされた用紙Pを給送方向における下流側に給送する際の負荷用ローラー53およびコロローラー54の回転方向(図2における矢印方向)が、正方向である。
また、負荷付与機構52には、負荷用ローラー53の逆方向(図2の矢印方向とは反対方向)への回転を規制するための力を負荷用ローラー53に付与する規制機構の一例としてのトルクリミッター55が設けられている。そして、負荷用ローラー53は、逆方向に回転させるための力(以下、「反転力」ともいう。)が所定の力未満である場合には、トルクリミッター55によって逆方向への回転が規制される。一方、トルクリミッター55は、所定の力以上の上記反転力が負荷用ローラー53に伝達された場合には、負荷用ローラー53の逆方向への回転を許容する。なお、トルクリミッター55は、負荷用ローラー53の正方向への回転を規制しない。
<自動給送用の給送経路について>
次に、自動給送用の給送経路に沿って用紙Pを給送する際の記録部13の動作について説明する。
給紙カセット30で保持される用紙Pを給送する場合、中間ローラー33が駆動される。すると、給紙カセット30内の最上位の用紙Pが、自動給送用の給送経路に沿って上流側から下流側に向けて給送される。こうした用紙Pの先端がセンサーレバー44に接触し、センサーレバー44が回転すると、用紙検知センサー45によって用紙Pの先端が検知される。すると、給送ローラー対40を構成する各給送用ローラー40a,40bが正方向Aに回転し始め、用紙Pは、給送ローラー対40に挟持された状態で記録領域20側に導かれる。
この状態では用紙Pにスキューが発生している可能性がある。そのため、スキューを解消させるために、中間ローラー33の回転が停止される。すると、中間ローラー33は、正方向にも逆方向にも回転しにくくなる。その結果、用紙Pにおいて中間ローラー33とアシストローラー35に挟持される部分(以下、「被挟持部分」ともいう。)の移動は、中間ローラー33とアシストローラー35によって規制される。
また、中間ローラー33の回転が規制されると、各給送用ローラー40a,40bは逆方向Bに回転し始める。すると、用紙Pの先端は、給送方向における上流側に戻される。その結果、給送ローラー対40による用紙Pの挟持が解消される。この状態では用紙P自体の給送方向における上流側への移動は、中間ローラー33とアシストローラー35によって規制されている。そのため、用紙Pにおいて被挟持部分よりも先端側の部分は、撓み許容空間36内で撓む。すると、逆方向Bに回転する各給送用ローラー40a,40bに接触する用紙Pの先端は、用紙Pの撓みを解消させる反発力を各給送用ローラー40a,40bに付与する。これにより、用紙Pの先端のスキューが徐々に解消される。
そして、用紙Pの先端のスキューが解消されたタイミングで、各給送用ローラー40a,40bが再び正方向Aに回転し始めると共に、中間ローラー33の回転が再開される。すると、用紙Pは、スキューが解消された状態で記録領域20内に導かれる。そして、スキューが解消された状態の用紙Pは給送ローラー対40により挟持された状態になり、スキューの解消シーケンスを終了する。
<手差し用の給送経路について>
次に、手差し用の給送経路に沿って用紙Pを給送する際の記録部13の動作について、図4〜図7を参照して説明する。
手差しトレイ50にセットされた用紙Pが手差し用の給送経路に沿って給送される途中において、用紙Pは、図4に示すように、負荷用ローラー53とコロローラー54とによって挟持される。このとき、負荷用ローラー53は正方向に回転するため、トルクリミッター55は、負荷用ローラー53の回転を規制しない。そのため、用紙Pを給送するユーザーは、用紙Pが負荷用ローラー53とコロローラー54とによって挟持されたことによる引っかかり感を余り感じることなく、用紙Pが手差し用の給送経路に沿って給送されるように用紙Pを押し込む。
用紙Pを押し込まれると図5に示すように、用紙Pの先端がセンサーレバー44に接触し、センサーレバー44が回転する。この結果、用紙Pの先端が用紙検知センサー45によって検知され、各給送用ローラー40a,40bが正方向Aに回転し始める。すると、用紙Pは、各給送用ローラー40a,40bに挟持された状態で記録領域20側に導かれる(オートローディング処理)。オートローディング処理の結果、用紙Pは、給送ローラー対40に把持されて数ミリ程度の一定量だけ記録領域20側に突出した状態に遷移する。尚、オートローディング処理は後述する。
尚、用紙Pが各給送用ローラー40a,40bから突出した状態においては、用紙Pにスキューが発生している可能性がある。そこで、オートローディング処理の一環として、図6に示すように、スキューを解消させるために、各給送用ローラー40a,40bは逆方向Bに回転し始める。すると、用紙Pの先端は、給送方向における上流側に戻される。その結果、各給送用ローラー40a,40bによる用紙Pの挟持が解消される。このとき、コロローラー54と共に用紙Pを挟持する負荷用ローラー53には、その負荷用ローラー53を逆方向に回転させるための力、即ち反転力が付与される。しかし、この反転力は上記所定の力未満であるため、負荷用ローラー53の逆方向への回転は、トルクリミッター55によって規制される。その結果、用紙Pが給送方向における上流側に戻されることが、規制される。
すると、用紙Pにおいて負荷用ローラー53及びコロローラー54によって挟持される部分よりも先端側の部分は、撓み許容空間36内で撓む。そして、逆方向Bに回転する各給送用ローラー40a,40bに接触する用紙Pの先端は、用紙Pの撓みを解消させる反発力を各給送用ローラー40a,40bに付与する。これにより、用紙Pの先端のスキューが徐々に解消される。そして、図7に示すように、用紙Pの先端のスキューが解消されたタイミングで、各給送用ローラー40a,40bが再び正方向Aに回転し始めると、用紙Pは、スキューが解消された状態で記録領域20内に導かれる。そして、スキューが解消された状態の用紙Pは給送ローラー対40により挟持された状態になり、スキューの解消シーケンスを終了する。
<記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGの切り替え機構>
続いて、キャリッジ24と、ガイドレール23との間の構造について詳しく説明する。
図8に示すのは、本実施形態のキャリッジ24を送り方向上流側から見た背面断面図である。また、図9に示すのは、図8の要部を拡大した拡大背面断面図である。
図8および図9に示す如く、記録部13は、キャリッジ24と、ガイドレール23と、摺動部材105と、カム部材106と、を有している。前述したようにキャリッジ24は、ガイドレール23に案内されながら幅方向Xへ移動可能に設けられている。
また、摺動部材105は、キャリッジ24と共に幅方向Xへ移動し、ガイドレール23と接触して摺動するように構成されている。
また、カム部材106は、摺動部材105と、キャリッジ24とによって挟まれている。また、カム部材106は、外力が付与された際、キャリッジ24に対して幅方向Xへ相対的に移動することができるように構成されている。そして、カム部材106がキャリッジ24に対して幅方向Xへ移動することにより、摺動部材105およびガイドレール23によって挟まれている箇所の挟まれている方向の長さが変化する。これにより、前述した記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを変えることができるように構成されている。本実施形態では、用紙Pの用紙種類、即ち、用紙Pの厚さに応じて距離PGを切り替える切り替え機構として機能する。この機能により、印刷時に記録ヘッド26と用紙Pとが接触して印刷品質が低下することを回避している。
具体的には、摺動部材105は、第1接触部105a、第2接触部105bおよび回転規制部105cを有している。このうち、第1接触部105aは、摺動部材105におけるカム部材106と接触する箇所である。本実施形態では、幅方向Xにおける異なる位置に二つ設けられている。
また、第2接触部105bは、摺動部材105におけるガイドレール23と接触する箇所である。本実施形態では、幅方向Xにおける異なる位置に二つ設けられている。
そして、前記挟まれている方向である鉛直方向Zから見て、第1接触部105aの接触領域と、第2接触部105bの接触領域とが少なくとも一部において重なるように構成されている。
これにより、キャリッジ24およびカム部材106の自重が、比較的大きく摺動部材105に作用する場合であっても、摺動部材105が、撓むように変形することを防止することができる。その結果、前述した記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGの精度を、従来の構成と比較して、向上させることができる。
また、回転規制部105cは、ガイドレール23に対するキャリッジ24の姿勢がY軸を中心として傾こうとした際、ガイドレール23に対するキャリッジ24の傾きを最小にすることができるように設けられている。具体的には、回転規制部105cは、摺動部材105における複数の第1接触部105aより、幅方向Xの外側に設けられている。そして、摺動部材105における第2接触部105b以外の箇所と比較して、ガイドレール23との間隔が狭くなるように構成されている。これにより、キャリッジ24の姿勢が傾いていない通常時は、ガイドレール23と接触しないが、キャリッジ24の姿勢が極僅かに傾くと、ガイドレール23と接触する。そして、傾きがそれ以上大きくなることを規制することができるように構成されている。
また、カム部材106は、第1段部106cと、第2段部106dと、第3段部106eと、第4段部106fと、第3接触箇所106bと、突部106aとを有しており、第1段部106cから第4段部106fのいずれかが、摺動部材105の第1接触部105aと接触するように構成されている。そして、第1接触部105aと接触する第1段部106cから第4段部106fの選択を変えることにより、前述した記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを変えることができる。
続いて、距離PGの切り換え方について説明する。図10(A)(B)に示すのは、本実施形態の第1レバー部材107の突出、退避した様子を示す側面図である。このうち、図10(A)は第1レバー部材107がガイド部材104に対して突出した状態である。一方、図10(B)は第1レバー部材107が退避した状態である。
ここで、「第1レバー部材107が突出した状態」とは、第1レバー部材107がカム部材106と当接可能な状態をいう。一方、「第1レバー部材107が退避した状態」とは、第1レバー部材107がカム部材106と当接しない状態をいう。
図10(A)(B)に示す如く、幅方向Xにおけるキャリッジ24の移動可能な範囲の一方の側端近傍には、第1レバー部材107および第2レバー部材108が設けられている。このうち、第1レバー部材107は、当接部107aと、揺動軸107bと、二股部107cとを有している。揺動軸107bを中心に揺動することにより、第1レバー部材107の一端側である当接部107aは、ガイドレール23に案内されてキャリッジ24が移動する際に、一緒に移動するカム部材106の突部106aの移動軌跡に対して突出、退避できるように構成されている。
また、二股部107cは、第1レバー部材107の他端側に設けられており、第2レバー部材108の突起部108aと係合するように構成されている。第2レバー部材108は、例えば、前述した給送ローラー対40の駆動側のローラー軸上に設けられており、所謂、トルクリミッター55を介して動力を受けて揺動することができるように構成されている。
尚、第2レバー部材108は、図示しない度当て部によって図10(A)の姿勢と、図10(B)の姿勢との間において揺動可能に設けられているものとする。つまり、前記ローラー軸が正転方向または逆転方向で回転し続けた場合であっても、第2レバー部材108は、突出した状態または退避した状態のままである。
例えば、給送ローラー対40を逆転駆動させると、第2レバー部材108は図10(A)における反時計方向へ揺動する。ここで、逆転駆動とは、用紙Pを送り方向上流側へ送ることが可能な回転方向をいう。すると、第1レバー部材107は、時計方向へ揺動する。従って、当接部107aは、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して突出した状態となる。
一方、給送ローラー対40を正方向に回転させると、第2レバー部材108は図10(B)における時計方向へ揺動する。すると、第1レバー部材107は、反時計方向へ揺動する。従って、当接部107aは、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して退避した状態となる。
図11(A)(B)に示すのは、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを大きくする際の動作を説明する図である。このうち、図11(A)は距離PGを大きくする前である。一方、図11(B)は距離PGを大きくしたときである。
図11(A)に示す如く、先ず、キャリッジ24を、幅方向Xにおける第1レバー部材107が設けられている一端側であるX軸の矢印方向へ移動させる。
そして、カム部材106の突部106aが、第1レバー部材107より幅方向Xの外側となる位置まで、キャリッジ24を移動させて停止させる。その後、給送ローラー対40を逆転駆動させる。すると、前述したように、第1レバー部材107の当接部107aが、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して突出した状態となる。つまり、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接可能な状態となる。
そして、図11(B)に示す如く、キャリッジ24をX軸の矢印と逆方向へ移動させる。この際、カム部材106は、キャリッジ24の移動によってX軸の矢印と逆方向へ移動しようとするが、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接することにより、移動が妨げられる。これにより、キャリッジ24に対してカム部材106が、相対的にX軸の矢印方向へ移動することとなる。そして、カム部材106における摺動部材105の第1接触部105aとの接触箇所を、第4段部106fから第1段部106c、第2段部106dおよび第3段部106eのいずれかに変えることができる。尚、一例として、図11(B)には、第1段部106cに変えた様子を示す。
そして、キャリッジ24を停止させてから、給送ローラー対40を正方向に回転させる。すると、前述したように、第1レバー部材107の当接部107aが、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して退避した状態となる。つまり、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接しない状態となる。そして、給送ローラー対40を停止させる。
その結果、摺動部材105の第1接触部105aと、カム部材106の第3接触箇所106bとの間の箇所の長さを変化させることができ、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを大きくすることができる。
尚、第4段部106fから第1段部106c、第2段部106d、第3段部106eのいずれに変えるかは、キャリッジ24の移動量を制御することにより行う。また、一例として、第4段部106fから第1段部106c、第2段部106d、第3段部106eのいずれかに変えることについて説明したが、第2段部106dから第3段部106eまたは第4段部106fに変えてもよいし、第3段部106eから第4段部106fに変えてもよい。係る場合も動作は同様であるので、その説明は省略する。
図12(A)(B)に示すのは、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを小さくする際の動作を説明する図である。このうち、図12(A)は距離PGを小さくする前である。一方、図12(B)は距離PGを小さくしたときである。
図12(A)に示す如く、用紙Pを送っていない状態において、先ず、給送ローラー対40を逆方向に回転させる。
すると、前述したように、第1レバー部材107の当接部107aが、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して突出した状態となる。つまり、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接可能な状態となる。
次に、キャリッジ24を、幅方向Xにおける第1レバー部材107が設けられている一端側であるX軸の矢印方向へ移動させる。そして、カム部材106の突部106aを、第1レバー部材107の当接部107aに当接させる。
そして、図12(B)に示す如く、キャリッジ24をX軸の矢印方向へ移動させる。この際、カム部材106は、キャリッジ24の移動によってX軸の矢印方向へ移動しようとするが、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接していることにより、移動が妨げられる。これにより、キャリッジ24に対してカム部材106が、相対的にX軸の矢印と逆方向へ移動することとなる。そして、カム部材106における摺動部材105の第1接触部105aとの接触箇所を、第1段部106cから第2段部106d、第3段部106e、第4段部106fのいずれかに変えることができる。尚、一例として、図12(B)には、第1段部106cに変えた様子を示す。
そして、キャリッジ24を停止させてから、給送ローラー対40を正方向に回転させる。すると、前述したように、第1レバー部材107の当接部107aが、カム部材106の突部106aの移動軌跡に対して退避した状態となる。つまり、第1レバー部材107の当接部107aがカム部材106の突部106aと当接しない状態となる。そして、給送ローラー対40を停止させる。
その結果、摺動部材105の第1接触部105aと、カム部材106の第3接触箇所106bとの間の箇所の長さを変化させることができ、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを小さくすることができる。
以上の処理により、用紙Pを給送するための給送ローラー対40の回転方向を正逆反転させることで、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGの調整が可能な状態に遷移させ、キャリッジ24を移動させることにより摺動部材105とカム部材106と接触位置が切り替わる。この結果、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを切り替えることができる。
尚、本実施形態では、給送ローラー対40が正方向に回転する場合には動作せず、給送ローラー対40が逆方向に回転する場合に、PFモーター41からの駆動力によって所定の動作を行う動作部として、用紙Pに対して記録可能に対向した記録ヘッド26と、用紙Pとの間隔を設定する切り替え機構を想定したが、これには限定されない。
例えば、動作部として、記録ヘッド26に対してメンテナンス処理を行うメンテナンス処理部(図示は略す。)も想定できる。メンテナンス処理は、例えば、記録ヘッド26が所定のインク受け領域において定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出を行う場合、吸引ポンプを稼働させてインク受け領域に吐出されたインクを吸引する処理である。メンテナンス処理に必要な駆動力はPFモーター41から供給されるように構成され、PFモーター41の駆動力は、PFモーター41の回転方向の反転を契機として、吸引ポンプに伝達される。この場合、クラッチ機構のような動力断続機構を設け、PFモーター41が逆方向に回転する場合、吸引ポンプのみにPFモーター41の駆動力が伝達され、給送ローラー対40には駆動力が伝達されない態様が好ましい。このような場合、クラッチ機構および吸引ポンプが動作部として機能する。
<手差しにおけるオートローディング処理および印刷処理>
図13は、制御装置CONTが手差しトレイ50から給紙された用紙Pに対して実行する印刷処理を示すフローチャートである。
最初に、CPUは、用紙Pが手差しトレイ50に挿入されたか、否かを判定する(ステップS200)。本実施形態では、手差しトレイ50に挿入された用紙Pは、負荷用ローラー53およびコロローラー54に挟持されて案内され、用紙Pの先端がセンサーレバー44に接触すると、センサーレバー44が回転して用紙Pの先端が用紙検知センサー45に検知されることにより用紙Pの挿入が判定される。
ここで、用紙Pが手差しトレイ50に挿入されたと判定された場合(ステップS200でYes)、オートローディング処理(ステップS220)が実行される。図14はオートローディング処理を説明するフローチャートである。
オートローディング処理が実行されると、CPUは、駆動ローラー40aに対して正方向への回転を指示する。この結果、各給送用ローラー40a,40bは用紙Pを挟持した状態で正方向に回転し、用紙Pを下流方向に送る(ステップS222)。
次に、CPUは、用紙Pの先端が給送ローラー対40から下流方向に所定量だけ突出した状態となるように駆動ローラー40aの回転を制御する(ステップS224)。本実施形態では、用紙Pが突出する所定量は、キャリッジ24に搭載された用紙検知センサー46が用紙Pの先端を検知可能な位置、即ち、10ミリ程度を想定する。
次に、CPUは、キャリッジ24を移動させて用紙検知センサー46が出力した信号に基づいて用紙Pのスキュー状態を確認する(ステップS226)。
ここで、用紙Pの基準を超えたスキューが発生していると確認した場合、CPUはスキューを解消させるべく各給送用ローラー40a,40bを逆方向に回転させて用紙Pの挟持を解除した後(ステップS228)、各給送用ローラー40a,40bを正方向に回転させて、ユーザーによって給紙された用紙Pを再度挟持し、用紙Pの先端が所定量だけ突出した状態にする(ステップS220)<第1工程>。尚、用紙Pの基準を超えたスキューが発生していると確認しなかった場合、CPUはステップS228およびステップS230は行わない。以上により、オートローディング処理を終了する。尚、本実施形態では、用紙Pが給送ローラー対40から下流方向に突出する基準量は、印刷待ち状態においても用紙Pが変形しない量、即ち、1ミリ〜数ミリ程度を想定する。
図13に戻り、CPUは印刷データを取得したか、否かを判定し(ステップS208)、印刷データが未取得の場合(ステップS208でNo)、印刷データを受信するか、またはユーザーの指示に基づいて印刷データを生成して取得するまでステップS208の判定を繰り返す。
他方で、印刷データを取得したと判定した場合(ステップS208でYes)、CPUは、ステップS240に進む。
また、ステップS200に戻り、用紙Pが手差しトレイ50に挿入されたと判定されない場合(ステップS200でNo)、CPUは印刷データを取得したか、否かを判定し(ステップS202)、印刷データが未取得の場合(ステップS202でNo)、ステップS200に戻る。
他方で、印刷データを取得したと判定した場合(ステップS202でYes)、CPUは用紙Pが手差しトレイ50に挿入されたか、否かを判定し(ステップS204)、用紙Pが未挿入の場合(ステップS204でNo)はステップS204の判定を繰り返す。
他方で、用紙Pが手差しトレイ50に挿入されたと判定された場合(ステップS204でYes)、CPUはオートローディング処理(ステップS220)を実行した後、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを切り替えるPG切り替え処理(ステップS240)を実行する。
図15は、ステップS240のPG切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、制御装置CONTは、一連のPG切り替え処理を実行する場合、給送ローラー対40による用紙Pの挟持が維持されるように給送ローラー対40の回転を制御する。
PG切り替え処理が実行されると、CPUは、現在設定されている記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGを取得する(ステップS242)。
次に、CPUは、印刷データを解析して用紙種類の情報を取得し、取得した用紙種類に基づいて設定すべき距離PGを決定する(ステップS243)。
次に、CPUは、設定されている距離PGと設定すべき距離PGとを比較して距離PGを切り替えるか、否かを判定する(ステップS244)。ここで、設定されている距離PGと設定すべき距離PGとが等しく、距離PGの切り替えは不要であると判定した場合(ステップS244でNo)、距離PGの切り替え動作を行うことなくステップS240の処理を終了する。
他方で、距離PGの切り替えが必要であると判定した場合(ステップS244でYes)、CPUは、給送ローラー対40が用紙Pを挟持した状態で、駆動ローラー40aに対して正方向に回転を指示する(ステップS246)<第2工程>。本実施形態では、CPUは、次の工程(第3工程)で給送ローラー対40を逆方向に回転させた場合、給送ローラー対40による用紙Pの挟持が維持されるように正方向の回転量を決定する。この結果、用紙Pの先端部は給送ローラー対40から下流方向に所定量だけ突出した状態となる。
次に、CPUは駆動ローラー40aに対して逆方向に回転を指示し、第1レバー部材107を突出させる(ステップS248)<第3工程>。この結果、下流方向に所定量だけ突出した用紙Pは上流方向に戻されるが、給送ローラー対40による用紙Pの挟持は維持される。
次に、CPUは、キャリッジ24を所定の方向に移動させることで、第1レバー部材107の当接部107aとカム部材106の突部106aとを当接させて移動させ、距離PGを設定すべき値となるように切り替える(ステップS250)。
次に、CPUは、駆動ローラー40aに対して正方向に回転を指示し、突出した第1レバー部材107を収納する(ステップS252)。この結果、用紙Pは、給送ローラー対40に把持され、ステップS240が実行されるよりも若干量多く突出した状態に遷移する。
次に、CPUはキャリッジ24を所定の待機場所に移動させ(ステップS254)、ステップS240の処理を終了する。
図13に戻り、次に、CPUは印刷データに基づいて用紙Pに対して印刷を行い(ステップS210)、一連の印刷処理を終了する。
以上述べた実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)用紙Pが手差しにより給紙される場合、記録ヘッド26と用紙Pとの間の距離PGは用紙Pの用紙種類に応じて好適に設定されて印刷されるため、手差しされる用紙Pの種類に依らず印刷の品質が維持される。
(2)印刷データを取得するタイミング、および用紙Pが手差しされるタイミングは何れが先であっても用紙種類に応じて距離PGが設定される。特に、用紙Pが手差しされた状態で印刷データを取得した場合、給送ローラー対40が用紙Pを挟持した状態を維持しつつ、印刷データが示す用紙種類に応じて距離PGが設定されるため、手差し印刷時において快適な操作性をユーザーに提供できる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)本実施形態における記録部13では、手差し用の給送経路と自動給送経路とは、負荷用ローラー53の給送方向における下流側かつアシストローラー35の給送方向における下流側で合流したが、アシストローラー35を備えずに、トルクリミッター55を設けた負荷用ローラー53を中間ローラー33の上部に従動可能に当接させ、負荷用ローラー53と中間ローラー33とが当接する位置で合流する構成でもよい。すなわち、手差しトレイ50に載置された用紙Pが負荷用ローラー53と中間ローラー33とに挟持されて給送方向における下流側に給送され、給紙カセット30に載置された用紙Pが負荷用ローラー53と中間ローラー33とに挟持されて給送方向における下流側に給送される構成でもよい。
(2)実施形態において、記録装置は、自動給送装置31を備えない構成であってもよい。この場合、手差し用の給送経路は水平方向に延びる形状であってもよい。
(3)実施形態において、記録装置は、画像読取り部14を備えない構成であってもよい。
(4)実施形態において、記録機構22は、キャリッジ24の走査方向が用紙Pの給送方向と一致する所謂ラテラルスキャンタイプであってもよい。また、記録機構22は、記録時にはキャリッジ24に支持される記録ヘッド26を移動させないタイプであってもよい。
(5)実施形態において、記録部13はインクカートリッジ27がキャリッジ24に搭載されない所謂オンキャリッジタイプであってもよい。
(6)実施形態において、媒体は、撓むことが可能な媒体であれば用紙P以外の他の媒体(例えば、プラスチックフィルム、布あるいは金属箔)であってもよい。
(7)実施形態において、記録機構22は、ワイヤインパクト式、熱転写式、電子写真式などの記録ヘッド26を備える記録機構であってもよい。
(8)上記実施形態では、記録部13をインク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置としてもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置としてもよい。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。
また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。
(9)上記実施形態では、動作部として用紙Pとの間隔を設定する切り替え機構を想定したが、動作部はクラッチ機構および吸引ポンプを含むメンテナンス処理部であってもよい。すなわち、手差しトレイ50にセットされた用紙Pを給送ローラー対40により挟持した状態で、動作部としてのメンテナンス処理部を動作させてもよい。その場合に、CPUは、駆動ローラー40aを正方向へ回転させて手差しトレイ50上の用紙Pを給送ローラー対40に挟持させた後、駆動ローラー40aを逆方向へ回転させてメンテナンス処理部を動作させることに加え、駆動ローラー40aを逆方向へ回転させたときに給送ローラー対40による用紙Pの挟持を維持すべく駆動ローラー40aの回転を制御してもよい。この場合であっても、給送された用紙Pを給送ローラー対40が挟持した状態は、駆動ローラー40aと駆動源を同じにするメンテナンス処理部を動作させる場合も維持されるため、手差しトレイ50上の用紙Pを安定的に給送できる。
また、メンテナンス処理を行うか否か(切り替え機構の場合のステップS240に相当)は以下のようにして決めてもよい。
(例1)用紙Pのスキュー状態を確認するためにキャリッジ24を移動させる際に、ノズルの目詰まり防止のためのキャップが記録ヘッド26から解除された時間を計測しておき、計測した時間が所定の閾値を超えた場合には、印刷データに基づいて用紙Pに印刷を行う(ステップS210)前に、CPUがメンテナンス処理部にメンテナンス処理を行わせる。この場合であっても、給送された用紙Pを給送ローラー対40が挟持した状態は、駆動ローラー40aと駆動源を同じにするメンテナンス処理部を動作させる場合も維持されるため、手差しトレイ50上の用紙Pを安定的に給送できる。また、記録ヘッド26に対して、用紙Pを挟持した状態であっても、メンテナンス処理を行うことができる。
(例2)用紙Pのスキュー状態を確認するためにキャリッジ24を移動させた際に、キャリッジが何かにぶつかり、ジャム等が生じている可能性があると判断される場合に、印刷データに基づいて用紙Pに印刷を行う(ステップS210)前に、CPUがメンテナンス処理部にメンテナンス処理を行わせる。この場合であっても、給送された用紙Pを給送ローラー対40が挟持した状態は、駆動ローラー40aと駆動源を同じにするメンテナンス処理部を動作させる場合も維持されるため、手差しトレイ50上の用紙Pを安定的に給送できる。また、記録ヘッド26に対して、用紙Pを挟持した状態であっても、メンテナンス処理を行うことができる。
(例3)目詰まりが生じているか否かの検出を、公知の方法により行い、目詰まりが生じていると検出した場合には、印刷データに基づいて用紙Pに印刷を行う(ステップS210)前に、CPUがメンテナンス処理部にメンテナンス処理を行わせる。なお、目詰まりが生じているか否かの検出を行う方法として種々の方法を適用することが可能であり、例えば用紙Pにチェックパターンを印刷した結果に基づいて目詰まりが生じているか否かを判定してもよいし、記録ヘッド26により吐出された液滴の有無や状態を監視した結果に基づいて目詰まりが生じているか否かを判定してもよい。監視の方法としては、光学的に監視する方法、静電容量変化を利用する方法などがある。また、記録ヘッド26の駆動前後の変化を監視した結果に基づいて目詰まりが生じているか否かを判定してもよい。監視の方法としては、液滴を吐出させるための駆動素子の振動を利用する方法や抵抗値の変化を利用する方法などがある。この場合であっても、給送された用紙Pを給送ローラー対40が挟持した状態は、駆動ローラー40aと駆動源を同じにするメンテナンス処理部を動作させる場合も維持されるため、手差しトレイ50上の用紙Pを安定的に給送できる。また、記録ヘッド26に対して、用紙Pを挟持した状態であっても、メンテナンス処理を行うことができる。
ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。また、流体は、トナーなどの粉粒体でもよい。なお、本明細書でいう流体には、気体のみからなるものは含まないものとする。
また、以上のような手法を実施する装置は、単独の装置によって実現される場合もあれば、複数の装置を組み合わせることによって実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態では限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
11…複合機、12…装置本体、13…記録部、14…画像読取り部、20…記録領域、21…支持台、22…記録機構、23…ガイドレール、24…キャリッジ、25…CRモーター、26…記録ヘッド、27…インクカートリッジ、30…給紙カセット、31…自動給送装置、32…ASFモーター、33…中間ローラー、35…アシストローラー、36…撓み許容空間、40…給送ローラー対、40a…駆動ローラー、40b…従動ローラー、41…PFモーター、42…付勢機構、43…用紙検知機構、44…センサーレバー、45…用紙検知センサー、46…用紙検知センサー、50…手差しトレイ、51…エッジガイド、52…負荷付与機構、53…負荷用ローラー、54…コロローラー、55…トルクリミッター、104…ガイド部材、105…摺動部材、105a…第1接触部、105b…第2接触部、105c…回転規制部、106…カム部材、106a…突部、106b…第3接触箇所、106c…第1段部、106d…第2段部、106e…第3段部、106f…第4段部、107…第1レバー部材、107a…当接部、107b…揺動軸、107c…二股部、108…第2レバー部材、108a…突起部、CONT…制御装置。

Claims (5)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    正逆両方向に回転し、正方向への回転によって手差し用の給送経路に沿って給紙された前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、
    前記ローラー対を回転させるための駆動源と、
    前記ローラー対が正方向に回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向に回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行う動作部と、
    前記駆動源の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作部を動作させる場合、前記ローラー対を前記正方向へ回転させて前記給送経路に沿って給紙された前記媒体を前記ローラー対に挟持させた後、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させて前記動作部を動作させることに加え、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させたときに前記ローラー対による前記媒体の挟持を維持すべく前記ローラー対の回転を制御し、
    前記動作部は、前記媒体に対して記録可能に対向した前記記録ヘッドと、前記媒体との間隔を設定することを特徴とする記録装置。
  2. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    正逆両方向に回転し、正方向への回転によって手差し用の給送経路に沿って給紙された前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、
    前記ローラー対を回転させるための駆動源と、
    前記ローラー対が正方向に回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向に回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行う動作部と、
    前記駆動源の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作部を動作させる場合、前記ローラー対を前記正方向へ回転させて前記給送経路に沿って給紙された前記媒体を前記ローラー対に挟持させた後、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させて前記動作部を動作させることに加え、前記ローラー対を前記逆方向へ回転させたときに前記ローラー対による前記媒体の挟持を維持すべく前記ローラー対の回転を制御し、
    前記制御部は、前記媒体に記録を行うための印刷ジョブデータを受け付け、前記印刷ジョブデータに基づいて、前記動作部による前記所定の動作を行うか否かを判定することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置において、
    前記給送経路における前記記録ヘッドよりも上流側に、前記媒体の有無を検知するための検知手段を備え、
    前記制御部は、前記検知手段が前記媒体を検知した場合、前記ローラー対を回転させて前記媒体を前記ローラー対に挟持させることを特徴とする記録装置。
  4. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、正逆両方向に回転し、正方向への回転によって手差し用の給送経路に沿って給紙された前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、前記ローラー対を回転させるための駆動源と、前記ローラー対が正方向へ回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向へ回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行い前記媒体に対して記録可能に対向した前記記録ヘッドと、前記媒体との間隔を設定する動作部と、前記駆動源の動作を制御する制御部と、を備えた記録装置の制御方法であって、
    前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、前記給送経路に沿って給送された前記媒体を前記ローラー対が挟持する第1工程と、
    前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、挟持した前記媒体を前記記録ヘッド側へ向けて突出させる第2工程と、
    前記媒体が前記ローラー対に挟持された状態を維持しつつ、前記ローラー対を逆方向へ回転させて前記動作部を動作させる第3工程と、を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
  5. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、正逆両方向に回転し、正方向への回転によって手差し用の給送経路に沿って給紙された前記媒体を挟持し、前記正方向への回転によって前記記録ヘッド側へ向けて挟持した前記媒体を給送するローラー対と、前記ローラー対を回転させるための駆動源と、前記ローラー対が正方向へ回転する場合には動作せず、前記ローラー対が逆方向へ回転する場合には前記駆動源からの駆動力によって所定の動作を行う動作部と、前記駆動源の動作を制御すると共に前記媒体に記録を行うための印刷ジョブデータを受け付け、前記印刷ジョブデータに基づいて、前記動作部による前記所定の動作を行うか否かを判定する制御部と、を備えた記録装置の制御方法であって、
    前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、前記給送経路に沿って給送された前記媒体を前記ローラー対が挟持する第1工程と、
    前記ローラー対を前記正方向へ回転させることにより、挟持した前記媒体を前記記録ヘッド側へ向けて突出させる第2工程と、
    前記媒体が前記ローラー対に挟持された状態を維持しつつ、前記ローラー対を逆方向へ回転させて前記動作部を動作させる第3工程と、を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
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