JP6186597B2 - 圧電共振子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電共振子に関し、特に共振周波数を調整可能な構成に関する。
圧電体を有する共振子は、半導体プロセス等を利用することにより小型化が可能なことから、最近は発電素子や各種アクチュエータなどその応用範囲は広がってきている。
図24は、電源供給ライン110に設置されたセンサモジュールであり、その駆動用電源として発電素子101を用いた一例を示している。
発電素子101は、梁部102と、梁部102の主面上に設けられ、上部電極105、下部電極103で挟まれた圧電体104とで構成されている。梁部102の一端には永久磁石からなる錘部106が取り付けられ、電源供給ライン110を流れる交流電流に起因する電源供給ライン110周辺の磁界変化との相互作用により、梁部102は振動する。
以下、梁部102と、上部電極105と、下部電極103と、圧電体104とを含めて、梁と定義して説明する。実際には梁部102だけではなく、上部電極105、下部電極103、圧電体104を含んだ梁全体が振動する。
梁の振動により発生した歪みは、圧電体104の圧電効果により圧力に比例した電荷が現れ電圧が発生する。発生する電圧は、電源供給ライン110を流れる電流量に比例した大きさとなることから、圧電体104で発生した電圧を制御装置109で監視してその結果を無線等により送信することで、電流センサとしての役割も果たしている。この制御装置109におけるセンサ情報の蓄積、加工、送信などに要する電力を、発電素子101により生成された電力で賄われることで、電池や外部からの給電が不要なセンサモジュールを実現している。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1や非特許文献1が知られている。
しかしながら、上述した発電素子では、最大の発電効率を得るためには電源供給ライン110の交流周波数と発電素子101の共振周波数を合致させる必要がある。しかしながら、共振周波数は、梁部102の長さ、厚み、先端に取り付ける錘部106の重量などに依存するため、製造プロセスのばらつきで変動しやすいという課題があった。
米国特許第5594331号明細書
Richard White, "Demand Response: PassiveProximity Electric Sensing" Demand Response Enabling TechnologiesDevelopment Workshop, 2004年6月10日, p.1-17
本発明は、第1の支持部と、前記第1の支持部に固定された梁部と、前記第1の支持部を固定する部位と、前記梁部に略平行な第1の主面とを有する基部と、前記梁部に固定された錘部と、を備え、前記基部の第1の主面の平面方向に移動可能な第1の調整用部材をさらに備え、前記梁部は、前記第1の主面に沿う方向に延在しており、前記錘部と前記第1の調整用部材の少なくともいずれか一方は、磁石で形成されている
この構成によれば、製造プロセスのばらつきにより生じた共振周波数のずれを容易に調整することができる。
発電素子の製造プロセスのばらつきにより所望の共振周波数からずれた場合であっても、容易に調整可能であり、最大の効率を得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1による圧電共振子の梁の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1による圧電共振子の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1による圧電共振子に与えられた振動周波数と、圧電体に発生した電圧の測定結果を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1による圧電共振子の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1の調整用磁石の配置に対する梁の振動特性の変化の測定結果を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2による圧電共振子の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2による圧電共振子に与えられた振動周波数と、圧電体に発生した電圧の測定結果を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態3による圧電共振子の構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態3の調整用磁石の配置に対する梁の共振周波数の変化の測定結果を示す図である。 図10は、本実施の形態の第1の変形例の圧電共振子の構成を示す図である。 図11は、本実施の形態の第2の変形例の圧電共振子の構成を示す図である。 図12Aは、本発明の実施の形態4による圧電共振子の梁の構成を示す側面図である。 図12Bは、本発明の実施の形態4による圧電共振子の梁の構成を示す上面図である。 図13は、本発明の実施の形態4による圧電共振子の構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態4による圧電共振子に与えられた振動周波数と、圧電体に発生した電圧の測定結果を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態4による圧電共振子の構成を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態5による圧電共振子の構成を示す上面図である。 図17は、本発明の実施の形態5の調整用磁石の配置に対する梁の共振周波数の変化の測定結果を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態5による圧電共振子の構成を示す上面図である。 図19は、本発明の実施の形態5の調整用磁石の配置に対する梁の共振周波数の変化の測定結果を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態6による圧電共振子の構成を示す図である。 図21は、本発明の実施の形態6の調整用磁石の配置に対する梁の共振周波数の変化の測定結果を示す図である。 図22は、本実施の形態の第3の変形例の圧電共振子の構成を示す図である。 図23は、本実施の形態の第4の変形例の圧電共振子の構成を示す図である。 図24は、従来の発電素子の構造を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1の圧電共振子の梁(振動部)の構成について、図1を参照しながら説明する。
<梁部の構成>
図1は実施の形態1による圧電共振子の梁(振動部)の構成概略図である。金属基板からなる梁部2の主面上に順に、下部電極3、圧電体4、上部電極5が積層されている。梁部2の少なくとも一方の端部には、錘部6が固定されている。錘部6は永久磁石または磁性体で構成されている。なお、下部電極3、圧電体4、上部電極5で駆動部が形成れている。他の実施の形態についても、駆動部は下部電極3、圧電体4、上部電極5で形成されている。
以下、背景技術と同様に梁部2と、上部電極5と、下部電極3と、圧電体4とを含めて、梁と定義して説明する。
以下、本発明の圧電共振子の、振動部(梁)の製造方法の一例を説明する。
梁部2は、厚み0.15mmのステンレス板(SUS430)が使用されている。そして、ステンレス板の寸法は3×20mmとする。
ステンレス板の上へ、Ag−Pd合金ペーストをスクリーン印刷することで下部電極3を形成する。そして、下部電極3の上へ圧電体印刷用ペーストをメタルマスク印刷することで圧電体4を形成する。さらに圧電体4の上へAg−Pd合金ペーストをスクリーン印刷することで上部電極5を形成する。これらを大気中において875℃で2時間保持することで焼成する。焼成後の圧電体4の厚みは20μm、下部電極3、上部電極5の厚みはいずれも3μmであった。また梁部2の先端部には重量0.38g、寸法5×5×2mmのネオジム永久磁石(錘部6)を接着剤で固定する。
圧電体4に用いる圧電材料は、低温で緻密に焼結し、かつ圧電特性に優れた組成であることが望ましい。
本実施の形態では、(式1)で示される材料組成とする。
(式1)Pb1.015Zr0.44Ti0.46(Zn1/3Nb2/30.103.015
この組成は、本出願人が提案した特許第4403967号公報に開示されている組成範囲で、優れた圧電特性を示すことで知られており、PZTのBサイトをPb(Zn1/3Nb2/3)O3で10モル%置換し、またPbサイト比を1.015とストイキオメトリーよりも過剰にしていることを特徴としている。
純度99.9%以上の酸化鉛(PbO)、酸化チタン(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニオブ(Nb25)粉末を原料とし、公知の固相法により(式1)に示したモル比の圧電材料組成粉を合成した。なお900℃未満の温度で緻密に焼結させるため、平均粒子径(D50)が0.5μm未満となるまで粉砕した。
JEITA EM−4501に記載されている方法に則り、得られた圧電材料の圧電体特性を測定したところ、機械結合係数kpは0.60、圧電定数d31は−125pm/Vと優れた圧電特性を示した。
次に、圧電体印刷用ペーストの作製方法について説明する。有機バインダと溶剤との配合比率が、例えば2:8となるように調製して有機ビヒクルを作製する。有機バインダには例えばエチルセルロース樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂などを使用することができ、溶剤には例えばα−テルピネオール、ブチルカルビトールなどを使用することができる。この有機ビヒクルと上記圧電材料粉砕粉を例えば20:80の重量比率で秤量し、適量の分散剤とともに混合した後、三本ボールミルで混練することにより圧電体印刷用ペーストを作製した。
上部電極5および下部電極3の形成には、市販の銀パラジウム合金(銀:パラジウム比=90:10、平均粒子径0.9μm)ペーストを用いた。
<圧電共振子の構成>
次に実施の形態1の圧電共振子の構成について図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、実施の形態1の圧電共振子1では、梁部2の一方の端部が支持部8で固定され、支持部8は基部7に固定されている。梁部2の少なくとも一つの主面は、基部7の主面と略平行となるように、梁部2は支持部8で固定されている。本実施の形態では、梁部2、支持部8、基部7はそれぞれ別体としているが、梁部2、支持部8、基部7を一体で形成しても同等の効果を得る。
梁部2、支持部8、基部7の固定方法の一例としては、基部7に支持部8をボルトなどで固定する。そして、梁部2の錘部6が固定されていない側の端部と、支持部8を固定する。
<動作特性の評価方法>
次に本発明の実施の形態1の圧電共振子1の振動特性の評価方法について図2及び図3を参照しながら説明する。
基部7を振動発生機(図示せず)に固定し、振動発生機により圧電共振子1を振動させると、圧電効果により圧電体4に電圧が発生する。振動周波数に対する下部電極3と上部電極5間の電圧変化をオシロスコープ9により測定し、発生電圧が最大となる振動周波数から、本発明の圧電共振子1の共振周波数を求めることができる。
図3は、上記方法で圧電共振子1に与えられた振動周波数と、圧電体4に発生した電圧との関係を測定した結果である。なお振動加速度は0.1Gで一定となるよう振動発生機で制御されている。図3に示すように振動周波数64.5Hzで発生電圧は最大となり、そのときの電圧(実効値)は約8Vであった。
先端部に重量Wの錘を有する片持ち梁の共振周波数frはレーリー法により(式2)により求められることが知られている。
Figure 0006186597
(式2)では、Mは梁の重量、Lは長さ、Eはヤング率、Iは断面二次モーメントである。梁部2が金属のみで形成されていると仮定し、梁部2の厚みを金属基板の厚み0.15mmと圧電体4の厚み0.02mmを足した0.17mmとして、錘部6の重量Wが0.38gのときの共振周波数frを(式2)から計算すると65.0Hzとなり、図3に示した測定結果と一致することを確認した。
なお、厳密には、下部電極3、上部電極5の厚みを考慮する必要があるが、圧電体4に対して下部電極3、上部電極5は非常に薄いので、本実施の形態では、下部電極3、上部電極5の厚みは考慮していない。
次に図4に示すように永久磁石からなる錘部6の直下に、調整用磁石10を配置したときの共振周波数を測定した結果について説明する。調整用磁石10は寸法3×3×3mmのネオジム永久磁石で、錘部6とは15mm離れている。
図5中に(a)で示す折れ線グラフは、錘部6との間に反発力が発生する向きに調整用磁石10を配置したときの、振動周波数と発生電圧の測定結果である。この時の調整用磁石10の配置は、例えば、調整用磁石10の各磁極を基部7の主面と垂直となるように配置するとともに、調整用磁石10の上面側の磁極と、錘部6の下面側の磁極が互いに同極となるように配置している。
図5中の(b)で示す折れ線グラフは、錘部6との間に吸着力が発生する向きに調整用磁石10を配置したときの、振動周波数と発生電圧の測定結果である。この時の調整用磁石10の配置は、例えば、調整用磁石10の各磁極を基部7の主面と垂直となるように配置するとともに、調整用磁石10の上面側の磁極と、錘部6の下面側の磁極が互いに異極となるように配置している。
図5中の(c)で示す折れ線グラフは、調整用磁石10を配置していないときの、振動周波数と発生電圧の測定結果である。
図5に示す測定結果の関係から、以下のことが分かった。
錘部6との間に反発力が発生する方向に調整用磁石10を配置したときの共振周波数(グラフ(a))は65.4Hzで、調整用磁石10を配置していない時の共振周波数(グラフ(c))の64. 4Hzよりも0.9Hz高い。
一方、錘部6との間に吸着力が発生する方向に調整用磁石10を配置したときの共振周波数(グラフ(b))は、63.7Hzで、調整用磁石10を配置していない時の共振周波数(グラフ(c))の64. 4Hzよりもよりも0.8Hz低い。
また、いずれの条件についても、発生電圧は約8Vでほとんど変化しなかった。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態では、梁部2に引っ張り応力を作用させると共振周波数が高くなり、圧縮応力を作用させると共振周波数が低くなることから、梁部2の一方の端部に永久磁石で形成される錘部6を固定し、錘部6の直下に調整用磁石10を配置させることで、共振周波数を変化させることができた。
つまり、配置した調整用磁石10と錘部6との間で反発力および吸着力を発生させることで、梁部2に引っ張り応力および圧縮応力がはたらき、共振周波数を変化させることができた。
(実施の形態2)
実施の形態2では、調整用磁石10を基部7の主面上で配置位置を変えたときの、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた結果について説明する。
なお、実施の形態2の圧電共振子の構成は、図4を参照しながら説明した実施の形態1と実質的に同様である。異なる点は、調整用磁石10位置を変えている点だけである。
実施の形態2では、図6に示すとおり、永久磁石からなる錘部6の直下の位置を位置0とする。そして梁部2の中心軸に沿って支持部8に向かう方向をマイナス、その逆方向をプラスとして、+2、+4、+6mmの位置、および−2、−4、−6mmの位置に調整用磁石10を配置したときの圧電共振子1のそれぞれの共振周波数を測定した。なお、上記調整用磁石10を移動させる際、梁部2の幅方向の中心軸と、調整用磁石10の中心が重なるように調整用磁石を配置している。調整用磁石10は寸法3×3×3mmのネオジム磁石で、位置0に配置したとき錘部6とは15mmの間隔で離れている。
図7中に(a)で示す折れ線グラフは、永久磁石からなる錘部6と反発する面が上方となるように調整用磁石10を−6〜+6mmの位置に配置した時の共振周波数の変化を測定した結果である。この時の調整用磁石1の配置は、例えば、錘部6の下面側をN極とした場合、調整用磁石10のS極、N極が基部7の主面に対して垂直となるように配置するとともに、調整用磁石10の上面側をN極としている。つまり、調整用磁石1と錘6を、同極同士が対向するように配置させている。
図7中に(b)で示す折れ線グラフは、永久磁石からなる錘部6と吸着する面が上方となるように調整用磁石10を−6〜+6mmの位置に配置した時の、共振周波数の変化を測定した結果である。この時の調整用磁石1の配置は、例えば、錘部6の下面側をN極とした場合、調整用磁石10のS極、N極が基部7の主面に対して垂直となるように配置するとともに、この調整用磁石10の上面側をS極としている。つまり、調整用磁石1と錘6を異極同士が対向するように配置させている。
図7中の(c)で示す折れ線グラフは、永久磁石からなる錘部6と吸着する面を支持部8側、反発する面を支持部8と反対側となるように調整用磁石10を−6〜+6mmの位置に配置したときの、共振周波数の変化を測定した結果である。この調整用磁石1の配置は、例えば、調整用磁石10のS極、N極が基部7の主面に対して平行となるように配置するとともに、錘部6の直下を0として、支持部8側に錘部6と異極を、その反対側に錘部6と同極を配置させている。
なお図7中に示す×印は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数である。
以上の結果から、永久磁石からなる錘部6と反発する面、または吸着する面を上方にして調整用磁石10を配置した場合(図7中の(a)および(b))は、−2〜+6mmの配置位置で、ほぼ直線的に共振周波数が変化することがわかった。また、+6mmの位置に調整用磁石10を配置したときの共振周波数は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数と、錘部6の直下(位置0mm)に調整用磁石10を配置したときの共振周波数との上下関係と、逆の関係になっていることも分かった。
すなわち、調整用磁石10の磁極方向を変えなくても、調整用磁石10の配置を変化させることにより、調整用磁石10を配置しないときよりも圧電共振子1の共振周波数を高くしたり、低くしたり調整することが可能であることがわかった。
また永久磁石からなる錘部6に対して吸着面、反発面を支持部8側、支持部8と反対側となるように配置した場合(図7中の(c))は、−6〜0mmの配置位置で、共振周波数はほぼ直線的に変化している。−4mmの位置に配置したときの共振周波数は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数とほぼ等しくなり、それよりも支持部8側へ配置したときは低周波側へ、支持部8と反対側へ配置したときには高周波側へ共振周波数が変化している。
以上の結果より、本実施の形態の構成では、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面上で任意の位置に配置することにより、圧電共振子1の共振周波数の微調整機構として活用できる。
なお、本実施の形態では、調整用磁石10を梁部2が延在する方向に沿って移動させて配置していた。調整用磁石10を移動させて配置する時、調整用磁石10を梁部2の中心軸に沿って配置することが望ましい。梁部2の中心軸に沿って配置することで、共振周波数を調整する際に梁部2に捩れ等が発生することがなく、圧電共振子1の信頼性を高めることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向に配置位置を変えたときの、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた結果について説明する。
図8に示すように永久磁石からなる錘部6の直下に、高さ2mm、4mmの磁石固定部材11を基部7の主面上に固定し、さらに、基部7の上へ調整用磁石10固定させた。この状態で、圧電共振子1の共振周波数を測定した。調整用磁石10は寸法3×3×3mmのネオジム磁石で形成さえている。調整用磁石10と錘部6との距離は、磁石固定部材11がないときは15mm、高さ2mmの磁石固定部材11のときは13mm、高さ4mmの磁石固定部材11のときは11mmである。
図9中の(a)で示す折れ線グラフは、永久磁石からなる錘部6との間に反発力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置したときの共振周波数の変化を測定した結果である。この時、調整用磁石10の磁極は基部7の主面に対して垂直であるとともに、調整用磁石10の上面側の磁極と錘部6の下面側の磁極とが同極になるように配置されている。
図9中の(b)で示す折れ線グラフは、永久磁石からなる錘部6との間に吸着力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置したときの共振周波数の変化を測定した結果である。この時、調整用磁石10の磁極は基部7の主面に対して垂直であるとともに、調整用磁石10の上面側の磁極と錘部6の下面側の磁極とが異極になるように配置されている。
なお、図9中に示す×印は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数である。
以上の結果から、永久磁石からなる錘部6との間に反発力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置した場合(図9中の(a))は、磁石固定部材11の高さが高くなり、錘部6と調整用磁石10の距離が近づくと、共振周波数は高周波側へ変化することが分かった。永久磁石からなる錘部6との間に吸着力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置したとき(図9中の(b))は、磁石固定部材11の高さが高くなり、錘部6と調整用磁石10の距離が近づくと、共振周波数は低周波側へ大きく変化することが分かった。
図9に示す本実施の形態の共振周波数の変化は、図7に示す実施の形態2で示した結果と比較すると非常に大きく、調整用磁石10の影響を大きく受けることがわかった。
以上の結果より、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向の任意位置に配置できる構成は圧電共振子1の共振周波数の調整機構として有用である。
また、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向、および水平方向の任意位置に配置する構成とすることにより、圧電共振子1の共振周波数をより大きな周波数範囲で正確に調整することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4の圧電共振子の梁(振動部)の構成について、図12A、図12Bを参照しながら説明する。
<梁部の構成>
図12は実施の形態4による圧電共振子の梁(振動部)の構成概略図である。金属基板からなる梁部2の主面上に順に、下部電極3a,3b、圧電体層4a,4b、上部電極5a,5bが積層されている。梁部2の中央付近(中央部)に、錘部6が固定されている。錘部6は永久磁石または磁性体で構成されている。
以下、実施の形態1と同様に梁部2と、上部電極5a、5bと、下部電極3a、3bと、圧電体4aと4bとを含めて、梁と定義して説明する。
以下、本発明の圧電共振子の、振動部(梁)の製造方法については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
圧電体層印刷用ペーストの作製方法についても実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
<圧電共振子の構成>
次に実施の形態4の圧電共振子の構成について図13を参照しながら説明する。
図13に示すように、実施の形態4の圧電共振子1では、梁部2の両方の端部がそれぞれ支持部8a、8bで固定され、支持部8a、8bは基部7に固定されている。梁部2の少なくとも一つの主面は、基部7の主面と略平行となるように、梁部2の両方の端部は支持部8a,8bに固定されている。言い換えれば、梁部2は、基部7の主面に沿う方向に延在している。
本実施の形態では、梁部2、支持部8a,8b、基部7はそれぞれ別体としているが、これら梁部2、支持部8a,8b、基部7を一体で形成した場合であっても同等の効果を得る。
梁部2、支持部8、基部7の固定方法は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
<動作特性の評価方法>
次に本発明の実施の形態4の圧電共振子1の振動特性の評価方法について図13及び図14を参照しながら説明する。
なお、測定方法は実施の形態1と同様であるので、測定結果についてのみ、以下説明する。
図14は、圧電共振子1に与えられた振動周波数と、圧電体層4a,4bに発生した電圧との関係を測定した結果である。図14に示すように振動周波数321.8Hzで発生電圧は最大となり、そのときの電圧(実効値)は約1.4Vであった。
次に図15に示すように、永久磁石からなる錘部6の直下に、調整用磁石10を配置したときの共振周波数を測定した結果について説明する。調整用磁石10は寸法5×5×1mmのネオジム永久磁石で、錘部6の下面からは5mm離れている。
錘部6との間に反発力が発生する方向に調整用磁石10を配置したとき(例えば、調整用磁石10を、調整用磁石10の天面側と錘部6の下面側の磁極を同極となるように配置した時)の、振動周波数は320.6Hzで、調整用磁石10を配置していないときよりも1.2Hz低くなる。錘部6との間に吸着力が発生するように調整用磁石10を配置した場合(調整用磁石10の天面側と錘部6の下面側の磁極を異極となるように調整用磁石10を配置した場合)、共振周波数は322.9Hzで、調整用磁石10を配置していないときよりも1.1Hz高くなることがわかった。この時、発生電圧は約1.4Vでほとんど変化しなかった。
梁部2に応力を作用させると共振周波数が変化することから、本実施の形態の構成では、梁部2の先端部に錘部6として固定した永久磁石と、その直下に配置した調整用磁石10との間で反発力を発生させることで、梁部2に応力がはたらき、共振周波数を変化させることができた。
(実施の形態5)
実施の形態5では、図16、図18の調整用磁石10を、基部7の主面に対して平面方向にその配置位置を変えたときの、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた結果について説明する。
実施の形態5では、図16に示すとおり、調整用磁石10を基部7の主面に対して平面方向、および梁部2の長手に対して直交方向に配置位置を変える。この時の、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた結果について説明する。
永久磁石からなる錘部6の直下を位置0として、梁部2の中心軸に直交した任意の方向をプラス、その逆方向をマイナスとして、+5、+2.5mmの位置、および−2.5、−5mmの位置に調整用磁石10を配置したとき圧電共振子1の共振周波数を測定した。調整用磁石10は寸法5×5×1mmのネオジム磁石で、位置0に配置したとき錘部6とは5mmの間隔で離れており、錘部6と反発する面を上方となるように調整用磁石10を配置した。
図17は調整用磁石10を−5〜+5mmの位置に配置したときの、共振周波数の変化を測定した結果である。なお図中の×印は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数である。
図17に示すように調整用磁石10を−5〜+5mmの位置に配置することで、共振周波数を315〜330Hzの範囲で変化することがわかった。調整用磁石10を配置していないときの共振周波数は321.8Hzであることから、この結果は、調整用磁石10の配置位置によって圧電共振子1の共振周波数を高周波側、低周波側いずれへも調整できることを意味している。
次に図18に示すように、調整用磁石10を基部7の主面に対して平面方向、および梁部2の長手方向に沿ってその配置位置を変えたときの、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた。
永久磁石からなる錘部6の直下を基準となる位置0とする。本実施の形態では図18における右方向(梁2の長手方向のうち一方の方向)に順に、+5、+2.5mmの位置、左方向(梁2の長手方向のうち他方の方向)に順に、−2.5、−5mmの位置に調整用磁石10を配置し、それぞれの位置で、圧電共振子1の共振周波数を測定した。調整用磁石10は寸法5×5×1mmのネオジム磁石で、位置0に配置したとき錘部6とは5mmの間隔で離れており、錘部6と反発する面を上方となるように調整用磁石を配置した。
図19は調整用磁石10を−5〜+5mmの位置に配置したときの、共振周波数の変化を測定した結果である。なお図中の×印は、調整用磁石10を配置しないときの共振周波数である。図19から明らかなように、調整用磁石10を−5〜+5mmの位置に配置することで、共振周波数は319〜322.5Hzの範囲で直線的に変化することがわかった。
以上の説明からも明らかなように、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面に対して平面方向の任意位置に配置する構造は、圧電共振子1の共振周波数の調整機構として有用である。
(実施の形態6)
実施の形態6では、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向に配置位置を変えたときの、圧電共振子1の共振周波数の変化を調べた結果について説明する。
図20のように永久磁石からなる錘部6の直下に、高さ1mm、2mmの磁石固定部材11を基部7の主面に固定している。磁石固定部材11の上へ調整用磁石10を固定したとしたときの梁部2の共振周波数を測定した。調整用磁石10は寸法5×5×1mmのネオジム磁石で、錘部6との距離(調整用磁石10の天面と錘部6の下面との距離)は磁石固定部材11がないときは5mm、高さ1mmの磁石固定部材11のときは4mm、高さ2mmの磁石固定部材11のときは3mmである。
図21は永久磁石からなる錘部6との間に反発力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置したときの共振周波数の変化を測定した結果である。
図21に示すように、永久磁石からなる錘部6との間に反発力が発生する向きに調整用磁石10を磁石固定部材11の上に配置すると、磁石固定部材11の高さが高くなり、錘部6と調整用磁石10の間隔が小さくなるほど共振周波数は低周波側へ変化する。
以上の結果より、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向の任意位置に配置できる構造は圧電共振子1の共振周波数の微調整機構として有用である。
また、永久磁石からなる錘部6に対して、調整用磁石10を基部7の主面に対して垂直方向、および水平方向の任意位置に配置する構造とすることにより、圧電共振子1の共振周波数をより大きな周波数範囲で正確に調整することができる。
なお、上記実施の形態では、基部7と調整用磁石10を、梁部2に対して一面側のみに設けたが、図10や図22に示すように、梁部2を挟んで両面側に基部7a、7bと調整用磁石10a、10bを設けてもよい。図10または図22のような構成とすることで、基部7bの主面と梁部2との間に電源供給ラインを設置することが可能となり、調整用磁石10が電源供給ラインと干渉することなく容易に圧電共振子1を設置することができる。
本発明の圧電共振子1を発電素子として使用する場合は、基部7bの主面に、基部7aの主面に設けた調整用磁石10aと同様の調整用磁石10bを設けることで、共振周波数をより高精度でかつ調整範囲を広くすることが可能となる。
なお本実施の形態においては、錘部6を永久磁石で形成したが、錘部6の一部または全てを永久磁石で形成したり、錘部6の一部または全てを磁性体(望ましくは鉄、コバルト、ニッケル、あるいはこれらの合金である強磁性体)で形成したりしても良い。
また、錘部6あるいは調整用磁石10のいずれか一方を磁性体で形成してもよい。
本実施の形態においては、調整用磁石10を永久磁石で形成したが、電磁石等で形成しても良い。電磁石とすることで電力は消費するが、調整用磁石10の磁界方向、強度を自由に変化させることで、簡単かつ緻密に圧電共振子1の共振周波数を調整することができる。
また、梁部2に捩れ応力が生じる位置に調整用磁石10を配置すると、梁部2が長時間振動すると疲労により破断しやすくなるため、梁部2に捩れ応力を生じさせない位置に、調整用磁石10を配置するのが好ましい。すなわち、調整用磁石10は、梁部2の中心軸に沿って配置、移動させることで共振周波数を調整することが望ましい。
また、梁部2の材料を弾性体とすることで、梁部2の捩れを利用して共振周波数を調整することも可能である。その場合は、調整用磁石10を、梁部2の中心軸と直交する方向に設けることで、梁部2に対して捩れを発生させることができる。
また上述した実施の形態では、錘部6と梁部2を別体としたが、一体として形成した場合であっても同様の効果を得ることができる。これは、梁部2と支持部8(8a、8b)、基部7(7a、7b)も同様であり、これらが一体で形成されていてもよい。
また本実施の形態においては、調整用磁石10は圧電共振子1に対して1個使用する例を示したが、図10、図22のように梁部2の上下に配置する構成など、調整用磁石10を複数個配置してもよい。この構成によれば、より緻密に共振周波数を調整することができる。
調整用磁石10を基部7の主面を基準として梁部2の主面に対して平面方向あるいは垂直方向に配置した実施の形態について説明した。調整用磁石10を基部7の主面上に配置しているが、錘部6に対して反発力あるいは吸着力を生じさせる位置に設ければよく、その位置は基部7の主面のみに限定されるものではない。例えば、基部7と梁部2との間に別途フレーム等を挿入しそのフレーム上に磁石等を設けても良い。
また、錘部6に取り付けた磁石と調整用磁石10が、磁力により吸着し動かなくならないようにするため、図11、図23のように梁部2の振動量を制限するストッパー12、12a、12bを設けても良い。このストッパー12、12a、12bは、梁部2が衝突しても破壊されないように弾性体であることが望ましく、その天面は少なくとも調整用磁石10の天面より高くなるように配置する。
本発明は振動発電素子、発振子など片持ち梁の共振特性を用いた圧電デバイスとして利用することが有用である。
1 圧電共振子
2,102 梁部
3,3a,3b,103 下部電極
4,4a,4b,104 圧電体
5,5a,5b,105 上部電極
6,106 錘部
7,7a,7b,107 基部
8,8a,8b,108 支持部
9 オシロスコープ
10,10a,10b 調整用磁石
11 磁石固定部材
12,12a,12b ストッパー
101 発電素子
109 制御装置
110 電源供給ライン

Claims (7)

  1. 第1の支持部と、
    前記第1の支持部に固定された梁部と、
    前記第1の支持部を固定する部位と、前記梁部に略平行な第1の主面とを有する基部と、前記梁部に固定された錘部と、
    を備え、
    前記基部の第1の主面の平面方向に移動可能な第1の調整用部材をさらに備え、
    前記梁部は、前記第1の主面に沿う方向に延在しており、
    前記錘部と前記第1の調整用部材の少なくともいずれか一方は、磁石で形成されている、圧電共振子。
  2. 前記第1の調整用部材は、少なくとも前記錘部と対向する位置を通り、前記位置に対してプラス方向と前記プラス方向と逆向きのマイナス方向へ前記第1の主面上を移動可能である請求項1記載の圧電共振子。
  3. 前記第1の調整用部材は、前記梁部の中心軸に沿って移動可能である請求項1記載の圧電共振子。
  4. 前記第1の調整用部材は、前記梁部の中心軸と直交する線に沿って移動可能である請求項1記載の圧電共振子。
  5. 第2の支持部をさらに備え、
    前記梁部は、一方の端部を前記第1の支持部に固定され、他方の端部を前記第2の支持部に固定され、
    前記錘部は、前記梁部の中央部に固定されている、
    請求項4記載の圧電共振子。
  6. 第2の調整用部材をさらに備え、
    前記基部は、前記梁部に略平行である第2の主面をさらに有し、
    前記梁部は、前記第2の主面と前記第1の主面に挟まれており、
    前記第2の調整用部材は、前記第2の主面上を移動可能である、
    請求項1記載の圧電共振子。
  7. 前記位置は、前記錘部の直上または直下である請求項2記載の圧電共振子。
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