JP6196549B2 - 発電機構及びセンサー - Google Patents

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Description

本発明は、発電機構及びセンサーに係り、特に、振動によって発電を行う発電機構及びその発電機構を利用したセンサーに関する。
鉄道や交通の分野においては振動が発生する場所が多く、その振動を利用する技術が模索されてきた。例えば、振動を電力に変換する技術(以下、「振動発電」ともいう)がある。そのような技術として、圧電型の発電機構で電力を発生させる技術において、振動による圧電のために外部から作用する力に対して高効率で発電を試みる技術がある(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
一般に、特許文献1や特許文献2に示されるように、振動発電のシステムは、いわゆる1自由度系の構造を有し、1つの固有振動数をより強めることで発電している。ここで図6に振動系をモデル化したもの及び固有振動数に関する式を示す。図6(a)は1自由度系に関するもので、図6(b)は2自由度系に関するものである。
図6(a)の式(1)からも分かるように、1自由度系においては、質量mやバネ定数kを変化させることで固有振動数を変化させる。しかし、低い周波数に対応するには、バネ部分を長くしたり、錘を大型化させる必要がある。
また、「Research of Wideband Vibration System of Energy Harvest System for Wireless Sensor(非特許文献1)」は、2自由度系を用いて複数の振動数に対応させた発電装置について開示している。しかし、当該文献の技術は、2つの固有振動数を持つが1Hzでも周波数がずれると発電が出来なくなってしまう(センシングが不可能になってしまう)。ここで、非特許文献1に開示の技術の2自由度系は一般的に以下の図6(b)に示す簡略図で示され、固有振動数は図中の式(2)及び式(3)の連立方程式で示される。この連立方程式を用いて2つの質量(m1、m2)とバネ定数(k1、k2)を決める。
特開2006−158112号公報 特開平11−136964号公報 Kibong Han et al.、「Research of Wideband Vibration System of Energy Harvest System for Wireless Sensor」、International Journal of Emerging Technology and Advanced Engineering、Volume 2、12 December 2012、p.49-53 蒲地 秀矢等、「振動発電デバイスを用いた簡易な列車振動監視方法の基礎的検討」、2012年8月、土木学会第67回年次学術講演会講演概要集第VI部、p.515−516 「鉄道線路の軌道に生ずる振動の解析」、1970年7月、土木学会論文集報告集第179号
ところで、鉄道の枕木振動は、列車の車軸間隔や車輪が枕木を通過する速度により枕木や路盤の固有振動数が変化することが知られている(例えば非特許文献3参照)。
1自由度系の振動発電装置を取り付けると1つの固有振動数のみの発電となってしまい、様々な条件下での発電が困難であって新たな技術の導入が求められていた。また、広い周波数範囲で発電を行うには個々の周波数に適合した固有振動数の装置を取り付ける必要があるので大型化してしまうという課題があった。さらに、事前に設置する車両通過速度による枕木固有振動数を調査し、調整しなければならない。
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決する技術を提供することにある。
本発明の発電機構は、機械的な外力を受けてその外力を電力に変換する磁歪式の発電部と、一端が回動自在であり、他端が自由端であって、振動により揺動する梁状の振動部と、前記振動部の自由端側に設けられ、揺動に伴い前記発電部に前記機械的な外力を作用させる力作用部と、前記振動部に設けられた錘と、前記振動部と、設置物と連動して変位する部材とを連結するように取り付けられた弾性部材と、を有し、前記錘は、固定位置を変更可能であって、前記弾性部材はバネであって、前記錘の固定位置と前記振動部の回動自在の一端の間に取り付けられるとともに、その取付位置及び初期のばね定数が調整可能であって、前記錘及び前記弾性部材の取付態様を調整することで、前記発電部における電力変換可能な周波数領域を広帯域化している
本発明のセンサーは、枕木に設置された上述の発電機構と、列車が通過した場合に前記発電機構が出力する電力をもとに振動状態を検出する判断部と、前記電力の電力量を継続して記憶する記憶部と、を備え、前記判断部は、前記記憶部で記憶している前記電力量が増加している場合に、路盤の空洞が発生したと判断する。
本発明のセンサーは、枕木に設置された上述の発電機構と、前記発電機構が出力する電力をもとに周波数を算出する算出部と、列車の車軸間隔を記憶する記憶部と、を備え、前記算出部は、列車が通過した場合に記憶部で記憶している車軸間隔と前記周波数から前記列車の速度を算出する。
本発明によると、振動発電において発電可能とする周波数領域を拡大して効果的に発電可能とする技術を提供することができる。
本実施形態に係る、振動発電装置の構成を簡易的に示す図である。 本実施形態に係る、振動発電装置の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る、振動発電装置の構成を示す右側面図である。 本実施形態に係る、振動発電装置の構成を示す左側面図である。 本実施形態に係る、本振動発電装置と1自由度系の振動発電装置の発電量(蓄電量)を比較した図である。 本実施形態に係る、1自由度系及び2自由度系のモデル及び固有振動数に関する式を示した図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本実施形態に係る振動発電装置10の概略構成を示す図である。また、図2は、振動発電装置10に関して実際に試作し後述する発電実験を行った構造の正面図を示している。図3は、図2に対応する振動発電装置10の右側面図(図2の矢印X2)である。図4は、図2に対応する振動発電装置10の左側面図(図2の矢印X1)である。
振動発電装置10は、筐体部20と、発電機30と、振動打撃部40と、弾性調整部50と、バネ60とを備える。この振動発電装置10は、線路の枕木90等に設置され、振動によって揺動した振動打撃部40が発電機30を打撃する。発電機30は、磁歪式発電機であって、振動打撃部40による打撃を受けて発電する。
筐体部20は、枕木90等のように実際に振動する構造物に固定されるとともに、発電機30と、振動打撃部40と、弾性調整部50と、バネ60を所定の位置に配置する。
具体的には、筐体部20は、例えばステンレス鋼で出来ており、ベース部21と、第1の支柱部22と、第2の支柱部23と、発電機支持フレーム部24とを備える。
ベース部21は、図示では所定厚さの長方形の板状部材であって、枕木90等の振動する構造物に固定される。ベース部21の図示左側端部には垂直に延出する第1の支柱部22が固定される。また、図示右側端部には、同様に垂直に延出する第2の支柱部23が固定される。
第1の支柱部22の上端には第2の支柱部23側に延びる発電機支持フレーム部24が所定長さで固定されている。発電機支持フレーム部24には、発電機30が吊り下げるように固定されている。
第2の支柱部23の上端から上下方向の略中央部分までの範囲に、第1の支柱部22側に延びる弾性調整部50が位置調整可能に固定されている。位置調整のために、図3に示すように、高さ調整用開口25が複数形成されている。バネ支持フレーム51は、図2の実線では、一番上側に固定された状態を示しており、2点破線では一番下側に固定された状態と成っている。
弾性調整部50は、筐体部20と同様に例えばステンレス鋼材である。弾性調整部50には、バネ60の一方の端部を取り付ける為のバネ調整固定用穴52が複数水平に所定間隔で並んで形成されている。ここでは、6つのバネ調整固定用穴52が形成されている。
第2の支柱部23の上下方向の中央より若干下側の位置には、振動打撃部40が回動軸42で上下に揺動自在に取り付けられている。
振動打撃部40は、打撃用フレーム41と、打撃部43と、錘44と、位置調整用穴45と、バネスライド部46とを備える。
打撃用フレーム41は、ステンレス鋼材で形成された梁状の細長い四角柱であって、図示左側の端部が回動軸42によって回動自在に第2の支柱部23に取り付けられている。
打撃用フレーム41の他方の端部(図示左側の自由端側)には、打撃部43が上向きに取り付けられている。打撃部43は、発電機に強い打撃力を加えるために、一点で発電機と接する形状が望ましい。本実施形態では、上端が半球状に形成された円柱の部材であるが上端は円錐状や三角錐状などでもよい。打撃部43の下側部分が打撃用フレーム41に固定されている。図2の構成では、打撃部43の上側の半球部分は、打撃用フレーム41が水平の状態で、発電機30(被打撃部32)に対向するように配置されているが発電する振動周波数やバネ定数により斜めの状態で配置されてもよい。打撃用フレーム41が揺動した場合に、打撃部43の先端部分が被打撃部32に当たる。
打撃用フレーム41の自由端側の近くには錘44が、交換可能に取り付けられている。また、打撃用フレーム41の側面で錘44より回動軸42側の所定の位置には、横方向に貫通する複数の位置調整用穴45が延伸方向(横方向)に所定間隔で並んで形成されている。このように、錘44は取り付け態様が調整可能となっている。
位置調整用穴45には、バネ60の一端を固定するために用いられるバネスライド部46が取り付けられている。バネスライド部46は、ボルトによって所望の位置調整用穴45に固定されるようになっている。バネスライド部46の上側部分にはバネ60の一端を固定する為の開口47が形成されている。
つまり、バネ調整固定用穴52とバネスライド部46の開口47とにバネ60の端部が固定される。取り付けるバネ調整固定用穴52とバネスライド部46の開口47を選択したり、バネ支持フレーム51の高さを調整することで、バネ60の初期長さを調整することができ、運用時のバネ定数を調整したり、打撃用フレーム41の傾きや先端部分の移動量、つまり打撃部43の移動量を調整することができる。当然にバネ60自体を取り替えることでも対応することができる。このように、バネ60は、取り付け態様が調整可能になっている。
発電機30は、コイル部31と被打撃部32とを備える。コイル部31は、発電機支持フレーム部24に下向きに固定される。被打撃部32は、コイル部31の下側に取り付けられる。コイル部31は、磁歪素子と呼ばれる材料の外周に銅線をコイル状に巻いた発電素子で構成されている。磁歪素子は、逆磁歪を発現する材料に外部より応力を加え金属結晶歪みを加えると、磁歪材料外周に巻いたコイルに起電力が発生する逆磁歪効果(Villari効果)によって発電する部材である。ここでは、振動によって揺動した打撃部43が被打撃部32を打撃する。打撃による応力が被打撃部を介してコイル部に伝達されることによって、コイル部31に起電力が生じる。この起電力を取り出すことで発電機30は電力を出力することができる。
ところで、1自由度系の構造を採用した場合、打撃部43に相当する部材が、固有振動数fから僅かでも外れて振動した場合、十分な振動が得られない。結果として、被打撃部32を打撃する力が弱くなってしまい、発電量が小さくなってしまう。
そこで、本実施形態では、上述の様な構造を採用することで、良好に振動する周波数を広帯域化した。なお、ここで周波数が低い帯域は振幅幅が大きいことが知られている。この振動発電装置10はその振幅幅を利用している。
振動発電装置10が上下振幅を受けると、錘44がついている梁(打撃用フレーム41)には、次の式(4)で示される力Fが加えられる。ここで、xはバネ60の初期位置(振動ゼロの状態での位置を伸びゼロとする)からの伸び量である。
Figure 0006196549

バネ60には復元力(kx)が作用し、錘44の相対変位を小さくする力が発生するのでF=−kxと表される。よって、次の式(5)が成り立つ。ここで、mは錘44の質量、uは静止地盤変位を示す。右辺の大きさは、慣性力と呼ばれ動く枕木90を動かないものと仮定したときのみかけの力である。
Figure 0006196549
本実施形態では、低い周波数に対応するために、錘44を元に戻す力(復元力)を小さくすることで、梁(打撃用フレーム41)をゆっくりと揺動させている。その結果、広帯域周波数で発電機30の被打撃部32に対して十分に打撃を加えることができる。つまり、コイル部31の内部(磁歪素子)に対して良好に応力を作用させることができ、良好な発電が可能となる。
参考例として1自由度系の振動発電装置と本実施形態の振動発電装置10を用いた発電量比較試験の結果を示す。試験方法として加振機により加速度0.1Gで振動させて双方の装置で発電させる。発電させた電圧は整流回路で整流した後にコンデンサに30秒間蓄電させ、その時の蓄電電圧をオシロスコープで観測した。蓄電電圧を測定後に、
発電量W(J)=CV/2
により算出した。
ここでCはコンデンサ容量(F)、Vは蓄電電圧(V)である。
計測した周波数は、2Hz〜10Hzまで1Hz間隔である。
錘44の質量は50gとした。それに伴い、バネ60を選択し、その取付状態を調整した。比較対象として同等の錘を持った1自由度の振動系の振動発電装置を用いた。錘44の質量を上記値としたのは、枕木90等に現実的に取り付ける場合を想定したもので、それ以上の質量では大型化してしまいその他の部分を振動に耐えるように設計しなければならなくなり、実用化の点で現実的な範囲としたものである。なお、図2〜4で示した振動発電装置10の試作機では、図2においては幅約18cm、高さ約15cmであり、一般的に鉄道の線路に設置可能として許容される範囲に収まっている。また、実際の製品化にあたっては、上記質量の錘44を採用した場合でも、さらに小型化する余地が大きいことは明白である。
計測した周波数毎の発電量を図5のグラフに示す。図示のように1自由度系では、固有振動数と想定される8Hzにおいて大きな発電量(蓄電量)となっている。しかし、1Hzずれただけで発電量が低下し、2〜5、9、10Hzでは発電量がゼロで、発電可能な範囲が非常に狭いことが分かる。30秒の発電量は92.5μJである。
一方、発電可能領域を広帯域化した本実施形態の振動発電装置10では、5Hzにピークがあるものの、ずれた場合でも発電量の低下が大きくない。1自由度系と比較して、幅広く発電がなされているのが分かる。30秒の発電量は221.3μJである。
なお、本実施形態の振動発電装置10は、枕木90等に設置され列車通過に伴う振動によっていわゆる振動発電を行う。発電によって得られた電力を用いて、外部の監視装置に所定のデータを送信するといったアプリケーションに使用することできる。特に、近年では、小出力通信であっても十分な通信距離及び通信品位が確保できるようになったので、上記の発電量であっても十分に通信を行うことができる。また、所定のセンサーを駆動させるといった使用方法も可能である。
また、振動発電装置10をセンサー(検出装置)として機能させることもできる。例えば、路盤の空洞を検知するセンサーとして用いることができる。振動発電装置10が設置されている近傍において、空洞等が発生した場合には、振動状態に変化が生じることが想定される。路盤空洞は空洞により枕木90の振幅幅が大きくなることにより、発電量が増加すると想定される。したがって発電のみでなく、空洞のセンシングも可能になる。発電量を継続して記録しておき、異なる傾向が生じたら、空洞発生の可能性アリと判断し、所定の監視装置に対して警告を出力してもよい。
橋梁の振動による老朽化を監視する装置に適用することが考えられる。橋梁は老朽化により振幅が大きくなると考えられるので発電量が増加するだけで無く老朽化のセンシングも可能になる。
また、発電量が増えることにより無線による送信も可能になる。つまり、上述の様に空洞化や老朽化にともなって発電量が増加した場合に限って、通信可能となるような通信装置を設けておけば、振動発電装置10から送信がなされたことで、異常発生の可能性ありと判断することができる。
また、通過する車両の種類によって振動のパターンがある程度同じような傾向を示す。鉄道の場合、通過する車両は特定できるので、通過した車両によって発生した振動が想定される振動と異なるパターンを示した場合であって、他の車両の時の振動のパターンに変化が見られない場合、車両に問題が発生している可能性があると判断することもできる。
また、振動発電装置10を速度検出器として用いることができる。列車の車軸間隔をL(m)として、振動発電装置10の発電周波数をf(Hz)とすると列車速度V(m/秒)は、V=L×f(m/秒)で計算できる。この列車速度V(m/秒)が、あらかじめ設定した規定値または外部から指令した許容速度を越える場合は列車の速度超過として警告出力を出力してもよい。
以上、本実施形態では、低い周波数に対応する為に錘を元に戻す力(復元力)を小さくすることで梁(打撃用フレーム41)をゆっくりと振動(揺動)させることができる。その結果、より広帯域周波数において、発電機30に対して揺動する打撃部43で応力を加えることにより発電が可能である。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 振動発電装置
20 筐体部
21 ベース部
22 第1の支柱部
23 第2の支柱部
24 発電機支持フレーム部
25 高さ調整用開口
30 発電機
31 コイル部
32 被打撃部
40 振動打撃部
41 打撃用フレーム
42 回動軸
43 打撃部
44 錘
45 位置調整用穴
46 バネスライド部
50 弾性調整部
51 バネ支持フレーム
52 バネ調整固定用穴
60 バネ
90 枕木

Claims (3)

  1. 機械的な外力を受けてその外力を電力に変換する磁歪式の発電部と、
    一端が回動自在であり、他端が自由端であって、振動により揺動する梁状の振動部と、
    前記振動部の自由端側に設けられ、揺動に伴い前記発電部に前記機械的な外力を作用させる力作用部と、
    前記振動部に設けられた錘と、
    前記振動部と、設置物と連動して変位する部材とを連結するように取り付けられた弾性部材と、
    を有し
    前記錘は、固定位置を変更可能であって、
    前記弾性部材はバネであって、前記錘の固定位置と前記振動部の回動自在の一端の間に取り付けられるとともに、その取付位置及び初期のばね定数が調整可能であって、
    前記錘及び前記弾性部材の取付態様を調整することで、前記発電部における電力変換可能な周波数領域を広帯域化したことを特徴とする発電機構。
  2. 枕木に設置された請求項1に記載の発電機構と、
    列車が通過した場合に前記発電機構が出力する電力をもとに振動状態を検出する判断部と、
    前記電力の電力量を継続して記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記判断部は、前記記憶部で記憶している前記電力量が増加している場合に、路盤の空洞が発生したと判断する
    ことを特徴とするセンサー。
  3. 枕木に設置された請求項1に記載の発電機構と、
    前記発電機構が出力する電力をもとに周波数を算出する算出部と、
    列車の車軸間隔を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記算出部は、列車が通過した場合に記憶部で記憶している車軸間隔と前記周波数から前記列車の速度を算出する
    ことを特徴とするセンサー。
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