JP5934926B2 - 振動発電装置、振動モニタリング装置及びシステム - Google Patents

振動発電装置、振動モニタリング装置及びシステム Download PDF

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Description

本開示は、振動発電装置、振動モニタリング装置及びシステムに関する。
圧電素子は、特定方向に圧力を加えることにより、電気分極が誘起されて電圧を発生させる素子である。圧電素子を利用することにより、機械的変位を電圧に変換して、発電することができる。身近な機械的変位として、振動がある。振動により発電することができれば、ほとんどあらゆる所において電源を用意することなく電子機器を動作させることが可能になる。
振動により発電する方法として、圧電素子が振動板に取り付けられた振動圧電体を用いる方法がある。しかし、この方法においては、振動圧電体の共振周波数が振動の周波数と一致している場合には大きな機械的変位が得られ、発電できるが、共振周波数が振動の周波数からずれるとほとんど発電できない。このため、共振周波数が異なる複数の振動圧電体を用いて、発電可能な振動の範囲を広げることが検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011−152004号公報
しかしながら、前記従来の方法では、複数の振動圧電体が必要である。また、個々の振動圧電体が対応する周波数が狭いため、振動圧電体を複数設けたとしても広い周波数帯域をカバーすることは困難である。
本発明は、広い周波数帯域幅を有する発電特性の振動発電装置を実現できるようにすることを目的とする。
本開示の振動発電装置の一態様は、振動部材に取り付けられた振動系を備え、振動系は、第1の振動系と、第1の振動系に取り付けられた第2の振動系とを有し、第1の振動系は、振動部材に取り付けられた弾性部材と、弾性部材に取り付けられた第1のマス部材とを含み、第2の振動系は、圧電素子と一体となった板バネと、板バネに取り付けられた第2のマス部材とを含み、第1の振動系の共振周波数と第2の振動系の共振周波数とは略一致している。
振動発電装置の一態様において、第2の振動系の共振応答倍率が第1の振動系の共振応答倍率よりも大きく、第1のマス部材の質量と第1の振動系の共振応答倍率との積が、第2のマス部材の質量と第2の振動系の共振応答倍率との積よりも大きくてもよい。
振動発電装置の一態様において、第1のマス部材の質量は、第2のマス部材の質量の5倍以上であってもよい。
振動発電装置の一態様において、第2の振動系の共振周波数は、第1の振動系の共振周波数の90%以上、110%以下であってもよい。
振動発電装置の一態様において、圧電素子は、板バネの表面に設けられた圧電膜を含み、圧電膜には圧縮応力が付与されていてもよい。
振動発電装置の一態様において、第2のマス部材の板バネにおける位置は調整可能とすることができる。
振動発電装置の一態様において、第1の振動系は、第1のマス部材に取り付けられた、調整用マス部材を含んでいてもよい。
本開示の振動モニタリング装置の一態様は、本開示の振動発電装置と、振動発電装置により駆動される信号送信装置とを備えている。
振動モニタリング装置の一態様において、振動部材は、正常動作において第1の周波数帯域の振動を生じ、振動系の共振周波数は、第1の周波数帯域とすることができる。
振動モニタリング装置の一態様において、振動部材は、異常時において第2の周波数帯域の振動を生じ、振動系の共振周波数は、第2の周波数帯域としてもよい。
本開示の振動モニタリングシステムの一態様は、本開示の振動モニタリング装置を複数備え、振動部材は、異なる周波数帯域の振動を生じる複数の状態を有し、複数の振動モニタリング装置は、振動系の共振周波数が振動部材の異なる状態に対応している。
本開示に係る振動発電装置によれば、広い周波数帯域幅を有する発電特性が得られ、効率良く発電することができる。
一実施形態に係る振動発電装置を示す断面図である。 一実施形態に係る振動発電装置を説明するための振動モデルである。 一実施形態に係る振動発電装置の発電特性の一例を示すグラフである。 一実施形態に係る振動発電装置の発電特性の一例を示すグラフである。 一実施形態に係る振動発電装置の発電特性の一例を示すグラフである。 一実施形態に係る振動モニタリング装置を示すブロック図である。
一実施形態に係る振動発電装置は、図1に示すような構成を有している。図1に示すように、本実施形態の振動発電装置100は、振動系110を備えており、振動系110は接着部材102を介して振動部材101に取り付けられている。振動発電装置100を使用する方向に限定はないが、以下においては振動部材101側を下、振動部材101と反対側を上として説明する。
振動部材101は、振動が発生するあらゆるものが含まれる。例えば、運輸機械、工作機械及び家電製品等を含む機械類並びにその構成部品が含まれる。例えば、自動車、電車航空機、冷蔵庫及び洗濯機等が含まれる。また、これらに使用されているボディ、エンジン、モータ、シャフト、マフラ、バンパ、タイヤ、コンプレッサ及びファン等が含まれる。さらに、建物、道路及び橋等を含む建造物並びにそれに付随する柱、壁及び床等の構造部材や、エレベータ及びダクト等の設備などが含まれる。
振動系110は、第1の振動系111と第2の振動系112とを有している。第1の振動系111は、振動部材101の上に取り付けられた弾性部材131及び弾性部材131の上に取り付けられた第1のマス部材132を有している。弾性部材131は、第1のマス部材132を振動部材101に弾性連結できればどのようなものであってもよい。図1においては、弾性部材131が矩形ブロック状のゴム弾性体である例を示している。弾性部材131と振動部材101とを接着部材102を介して接着する例を示したが、ボルト等により連結することもできる。弾性部材131は、専用の部材である必要はなく、振動部材の構造物の一部を利用してもよい。例えば、振動部材101が自動車である場合、自動車に設けられている制振用ダイナミックダンパの弾性部を、弾性部材131として利用することができる。
第1のマス部材132は第1の振動系111の固有共振周波数を設定するための質量である。図1においては、第1のマス部材132は凹部132aを有しており、凹部132aに第2の振動系112が収容されている。また凹部132aを覆う蓋体132Aを有しており、凹部132aを封止することができる。
第1のマス部材132の質量m1は、必要とする第1の振動系111の固有共振周波数に基づいて決定すればよい。但し、蓋体132Aを含めた第1のマス部材132の質量m 1は、振動部材101の等価マス質量Mに対して10%以上(m1≧0.1×M)とすることができる。このようにすれば、第1のマス部材132が振動部材101の振動状態に対して十分な影響を及ぼして、ダイナミックダンパとして機能する。従って、振動が相殺され、振動部材101の振動が低減されるという効果を得ることができる。但し、振動発電装置100はダイナミックダンパ等の制振装置としての機能を有していなくてもよい。この場合には、第1のマス部材132の質量m1は振動部材101の等価マス質量Mに対して10%未満であってもよい。
第1のマス部材132は、特に限定されないが比重が大きな材料により形成することができる。例えば、鉄を用いることができる。弾性部材131と第1のマス部材132とはボルト等により連結したり、接着剤等により接着したりすることができる。
第2の振動系112は、弾性部材である板バネ151と、板バネ151の一の面に設けられた圧電素子153及び第2のマス部材152とを有している。板バネ151は、バネ鋼又はバネ用ステンレス鋼等により形成された長手板状の金属部材とすることができる。板バネ151は、一方の端部が固定部材154を介して第1のマス部材132に取り付けられている。第2のマス部材152は、板バネ151の他方の端部に取り付けられている。このため、第2のマス部材152は、板バネ151により第1のマス部材132に弾性連結されている。従って、第2のマス部材152の第1のマス部材132に対する相対変位は、板バネ151の板厚方向における弾性変形によって許容される。このように、第1の振動系111と第2の振動系112とは2自由度の振動系110を構成する。
図1においては、直方体状の固定部材154の側面に板バネ151が取り付けられ、固定部材154の底面が凹部132aの底面に取り付けられている。しかし、これに限らず第2の振動系112は、振動方向が第1の振動系111の振動方向と一致するように第1の振動系111に取り付けられていればよい。振動方向が一致しているとは、主たる振動の方向が一致していることをいい、振動の位相は問わない。主たる振動の方向とは、変位が最も大きくなる方向をいう。方向が一致しているとは、方向のずれが±30°、好ましくは±20°、より好ましくは±10°以内であることをいう。
第2のマス部材152は、第2の振動系112の固有共振周波数を設定するための質量である。第2のマス部材152の質量m2は、必要とする第2の振動系112の固有共振周波数に基づいて決定すればよい。但し、第1の振動系111の固有振動数での応答倍率(共振応答倍率)Xは第2の振動系112の固有振動数での応答倍率(共振応答倍率)Qよりも十分に小さくし、かつ、第1のマス部材132の質量m1は第2のマス部材152の質量m2よりも十分に大きくすることでm1×X>m2×Qという関係を満たすように設定することが望ましい。このように設定することにより、大きな発電電力が得られる周波数帯域幅がより広くなるという効果が得られる。また、第1のマス部材132の質量m1を第2のマス部材152の質量m1の5倍以上とすることにより、さらにその効果を大きくすることができる。
図1においては、第2のマス部材152は板バネ151の端部に取り付けられているが、第2のマス部材152の取り付け位置は任意に変更することができる。第2のマス部材152の板バネ151上の位置を変更することにより、第2の振動系112の固有共振周波数を調整することができる。また、第2のマス部材152は、板バネ151の圧電素子153と反対側に設けることもできる。第2のマス部材152は、板バネ151に接着材等により取り付けることができる。また、取り付け位置が調整できるようにボルト等により固定することもできる。
圧電素子153は、下部電極156、上部電極157、及び下部電極156と上部電極157との間に挟まれた圧電体層158を有している。振動部材101から第1のマス部材132に及ぼされた外力は、第2のマス部材152に伝達される。これにより、第1のマス部材132と第2のマス部材152とは相対変位し、板バネ151は弾性変形する。圧電素子153は、板バネ151と一体となっているため、第1のマス部材132と第2のマス部材152との相対変位による振動エネルギーが、圧電素子153に入力される。これにより、圧電素子153が板バネ151と共に変形し、電圧が発生する。従って、本実施形態の振動発電装置は、第1のマス部材132と第2のマス部材152との相対変位量に応じて、振動エネルギーを電気エネルギーに変換する。
圧電素子153に生じた電力は、下部電極156及び上部電極157にそれぞれ接続されたリード159から取り出すことができる。リード159を電気回路と接続することにより、圧電素子153に生じた電力により、電気回路を駆動することができる。電気回路は特に限定されないが、整流回路、DC/DCコンバータ回路、蓄電回路、センサ回路又は無線送受信回路等とすることができる。
圧電体層158は、セラミクス材料又は単結晶材料等からなる膜とすることができる。例えば、チタン酸ジルコン酸鉛、窒化アルミニウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等からなる膜とすることができる。圧電体層158は、圧縮応力を付与した膜とすることができる。これにより、圧電体層158を大きく変形させることが可能となる。
圧電素子153は、例えば以下のようにして形成することができる。まず、アルミニウムを少量含むSUS430等の耐熱性ステンレス板からなる板バネ151の主面上に、銀−パラジウム合金ペースト層をスクリーン印刷する。次に、圧電材料組成粉を含有する圧電材料ペースト層を銀−パラジウム合金ペースト層の上にスクリーン印刷する。次に、圧電材料ペースト層の上に銀−パラジウム合金ペースト層をスクリーン印刷して、未焼結素子を形成する。次に、未焼結素子を焼成さやの中に配置して875℃で2時間焼成する。これにより、銀−パラジウムペースト層及び圧電材料ペースト層を焼結緻密化する。これにより、板バネ151と一体となった、下部電極156、圧電体層158及び上部電極157を有する焼結素子が形成される。次に、下部電極156と上部電極157との間に、100Vの電圧を、120℃にて30分間印加して、圧電体層158を分極させる。
板バネ151は、例えば幅12.5mm、長さ18mm、厚さ0.1mmとすることができる。銀−パラジウムペースト層及び圧電材料ペースト層は、幅12mm、長さ12mmとすることができる。焼結後の下部電極156及び上部電極157の厚さは5μmとすることができる。焼結後の圧電体層158の厚さは25μmとすることができる。
圧電体層158は、例えば組成式(1)に示す材料により形成することができる。
Pb1.015Zr0.44Ti0.46(Zn1/3Nb2/30.103.015・・・(1)。
この組成は、優れた圧電特性を示し、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のBサイトをPb(Zn1/3Nb2/3)O3で10モル%置換している。Pbサイト比は1.015でありストイキオメトリーよりも過剰である。この場合、圧電材料ペーストは、以下のようにして作成することができる。純度99.9%以上の酸化鉛(PbO)、酸化チタン(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニオブ(Nb25)粉末を原料に、固相法により組成式(1)に示すモル比の圧電材料組成粉末を調製する。なお、圧電体層の焼結温度を900℃未満とするために、粉末の粒径は0.5μm未満とする。
次に、有機バインダと溶剤とを配合した有機ビヒクルを調製する。有機バインダには、例えばエチルセルロース樹脂、アクリル樹脂及びブチラール樹脂等から選ばれた少なくとも1つを用いることができる。溶剤には、例えばα−テルピネオール又はブチルカルビトール等を用いることができる。有機バインダと溶剤との配合比は、例えば2:8とすることができる。有機ビヒクルと、圧電材料組成分末とを、適量のリン酸エステル系分散剤と共に混合して、混練することにより圧電材料ペーストが得られる。有機ビヒクルと圧電材料組成分末との混合比は重量比率にて20:80とすることができる。混練には3本ボールミル等を用いることができる。
銀−パラジウムペーストは、例えば、銀を90%、パラジウムを10%含む銀パラジウム合金粒子を含むペーストとすればよい。銀パラジウム合金粒子の粒径は0.9μm程度とすることができる。
このようにして得られた圧電素子153の圧電体層158の表面には、例えば450MPa程度の圧縮応力が付与されている。これは、室温から焼成温度の900℃までの平均の熱膨張係数が、PZT系の圧電材料においては5ppm/K程度であるのに対し、耐熱性ステンレス板においては12ppm/K程度とかなり大きいことによる。圧電体層158の表面における残留応力は、圧電素子153の上部電極157を研磨により除去して圧電体層158を露出させた後、圧電体層158の露出面において結晶格子間隔をX線解析法により測定することにより求めることができる。残留応力の測定には、例えば解析角2θが38°付近に出現する面指数(111)のピークを用いることができる。
第1の振動系111と第2の振動系112とは、図2に示すような振動モデルで表現することができる多自由度振動系となる。なお、図2においてm1は第1のマス部材132の質量、m2は第2のマス部材152の質量、k1は弾性部材131のバネ定数、k2は板バネ151のバネ定数、x1は第1のマス部材132の変位量、x2は第2のマス部材152の変位量、F0sin2πftは、振動部材101から振動発電装置100に入力される振動荷重である。
このような多自由度振動系において、第1の振動系111単体の機械的な共振周波数f r1と、第2の振動系112単体の機械的な共振周波数fr2との差がある程度以上小さく、略一致している場合には、第1の振動系111における振動と、第2の振動系112における振動とを相互に伝達させて連成的な振動状態とすることができる。ここで、共振周波数fr1とfr2とが略一致しているとは、fr1とfr2との差が、fr1の±15%以下、好ましくは±10%以下、より好ましくは±5%以下であることをいう。
振動部材101から入力される振動の周波数及び大きさが同じ場合、第2のマス部材152の変位量x2は、第1の振動系111と第2の振動系112との連成的な振動状態とすることで、第2の振動系112単独の場合よりも大きくすることができる。また、第2の振動系112単体の機械的な共振周波数fr2からずれた周波数の振動が振動部材101から入力された場合にも、第2のマス部材152を大きく変位させることが可能となり、大きな発電電力が得られる周波数帯域幅を広くすることができる。
なお、第1の振動系111の共振周波数fr1と第2の振動系112の共振周波数fr2は、上記の範囲内で互いに異なる値となるように設定してもよい。
図3は、fr1を45Hzに設定した第1の振動系111と、fr2を44.8Hzに設定した第2の振動系112とを組み合わせた振動発電装置100の発電特性と、fr2を44.8Hzに設定した第2の振動系112単独の場合の発電特性とを示している。図3においえ振動発電装置100の発電特性を実線で示し、第2の振動系112単独の発電特性を破線で示す。
発電特性は、加振機により第1の振動系111と第2の振動系112とを組み合わせた振動発電装置100及び第2の振動系112単独の発電装置に振動を加え、リード159の両端の電圧Vrmsを検出することにより行った。発電電力PはVrms 2/Rとして算出した。Rはリード159の間に接続した抵抗の値であり、100kΩとした。加振機により加えた振動の加速度は0.1Gとした。
第1の振動系111は、弾性部材131を、縦4cm、横3cm、厚さ0.5cmのゴム弾性体とした。第1のマス部材132の質量は200gとした。振動加速度が0.1Gで、周波数が45Hzの場合における第1の振動系111単独の共振応答倍率は、6.84であった。第1の振動系111の共振応答倍率は、所定の周波数の振動を加振機により第1の振動系111に与え、加振機の振動変位と、第1の振動系111の振動変位とをレーザ変位計により測定し、その比率を共振応答倍率とした。第1のマス部材132の質量と第1の振動系111単独の共振応答倍率との積は1368となった。
なお、弾性部材131であるゴム弾性体は、天然ゴム、合成ゴム、又は天然ゴムと合成ゴムとのブレンドゴムとすることができる。合成ゴムとしては、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、塩素化−イソブチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素化−アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリルゴム、及びシリコーンゴム等を挙げることができる。
第2の振動系112は、圧電素子153が形成された幅12.5mm、長さ18mm、厚さ0.1mmの板バネ151と、その表面に取り付けた第2のマス部材152とした。圧電素子153は、先に例示した方法により形成した。圧電体層158は組成式(1)に示した材料とし、幅12mm、長さ12mmで焼成後の厚さを30μmとした。第2のマス部材152の質量は、fr2が44.8Hzとなるように調整した結果9.8gとなった。第1のマス部材132の質量は第2のマス部材152の質量の20倍以上と十分に大きい値であった。また、この場合における第2の振動系112単独の共振応答倍率は30.5であった。従って、第2のマス部材152の質量と第2の振動系112単独の共振応答倍率との積は299となり、第1のマス部材132の質量と第1の振動系111単独の共振応答倍率との積の0.22倍と十分に小さい値であった。
図3において破線で示すように、第2の振動系112単独の場合にはfr2である44.8Hzにおいて215μWの電力が得られた。100μW以上の発電電力が得られた範囲は、1.8Hzであった。図3において実線で示す、第1の振動系111と第2の振動系112とを組み合わせた場合には、第1ピークと第2ピークが認められた。発電電力は最大となった第1ピークは41.8Hzであり、その値は510μWであった。また、第2ピークは50.1Hzであり、259μWの電力が得られた。100μW以上の電力が得られた範囲ΔF100は13.9Hzであった。100μW以上の電力が得られた範囲の中心周波数F100は46.3Hzであった。
r1が45Hzの第1の振動系111と、fr2が異なる種々の第2の振動系112とを組み合わせた振動発電装置について発電特性を測定した。fr2は、第2のマス部材152の質量及び取り付け位置を調整することにより変化させた。ここで使用した最も重い第2のマス部材152の質量は15.0gで、第1のマス部材132の質量は第2マス部材152の質量の13.3倍と十分に大きい値であった。また、最も大きい第2の振動系単独の共振応答倍率は38.2であり、質量と共振応答倍率との積の最大値は402で、第1のマス部材132の質量と第1の振動系111単独の共振応答倍率との積の0.29倍と十分に小さい値であった。測定に用いた装置のfr2及び発電特性等を表1にまとめて示す。fr1とfr2とが|fr1−fr2|/fr1≦0.1の条件を満たす場合、つまりfr2がfr1の90%以上、110%以下の場合には、100μW以上の発電電力が得られる範囲ΔF100を10Hz以上とすることができた。
Figure 0005934926
また、第1のマス部材132の質量を300gとし、fr1を38.1Hz、共振応答倍率を7.06倍とした第1の振動系111と、第2のマス部材152の質量を10.5gとし、fr2を38.3Hz、共振応答倍率を25倍とした第2の振動系112を組み合わせた振動発電装置の発電特性を図4に示す。なお、第1のマス部材132の質量と第1の振動系111単独の共振応答倍率との積は2118であった。第2のマス部材152の質量と第2の振動系112単独の共振応答倍率との積は263でああった。両者の比率は0.12と十分に小さい値であった。
図4において破線で示すように、第2の振動系112単独の場合には、fr2である38.3Hzにおいて208μWの電力が得られた。また100μW以上の電力が得られた範囲ΔF100は2.1Hzであった。図4において実線で示す、第1の振動系111と第2の振動系112とを組み合わせた場合には、34.9Hzにおいて、発電電力は最大となり、その値は583μWであった。また、41.8Hzにおいてもピークが認められ、442μWの電力が得られた。100μW以上の電力が得られた範囲ΔF100は12.4Hzであった。100μW以上の電力が得られた範囲の中心周波数F100は38.5Hzであった。
第1の振動系111の固有共振周波数fr1及び第2の振動系112の固有共振周波数f r2の少なくとも一方を変化させることにより、最大の電力が得られる周波数を変化させることができる。また、100μW以上の電力が得られる周波数の範囲ΔF100も変化させることができる。fr1は、第1のマス部材132の質量を変化させることにより、調整することができる。第1のマス部材132の質量は、大きさ又は材質を変えることにより変化させることができる。また、例えば、調整用マス部材を第1のマス部材132に取り付けることにより変化させることもできる。fr2は、第2のマス部材152の質量及び取り付け位置の少なくとも一方を変化させることにより、調整することができる。
一方、第2の振動系112の共振応答倍率と第1の振動系111の共振応答倍率がほぼ等しい場合、又は第1の振動系111の共振応答倍率の方が第2の振動系112の共振応答倍率よりも大きい場合には、図5に示すような2つの鋭いピークを有し、ピーク間の周波数領域では発電電力が小さくなる発電電力−周波数特性となる。このため、100μW以上の電力が得られる周波数の範囲ΔF100が連続しなくなってしまう。また、第2の振動系112の共振応答倍率が第1の振動系111の共振応答倍率よりも大きい場合においても、第1のマス部材132の質量が小さすぎる、又は第2のマス部材152の質量が大きすぎる場合には、上記と同様の現象が生じる。これは、第1のマス部材132の質量と第1の振動系112の共振応答倍率との積が、第2のマス部材152の質量と第2の振動系112の共振応答倍率との積よりも小さくなることによる。
本実施形態においては、100μW以上の電力が得られる範囲について説明したが、発電電力は、入力される振動の大きさ及び振動発電装置の大きさによって変化する。また、振動発電装置により駆動する電子回路によって、必要とする電力量は変化する。従って、100μW以上という発電電力は一つの目安であり、振動発電装置の発電範囲は、実際の設置条件及び使用条件によって設定することができる。
本実施形態の振動発電装置は、振動周波数が変化する振動部材と組み合わせる場合に特に有用である。例えば、洗濯物の量等により振動周波数が変化する洗濯機、冷凍機の作動状態等により振動周波数が変化する冷蔵庫、走行状態及び路面状態等により振動周波数が変化する自動車等に、本実施形態の振動発電装置を取り付けることができる。
また、本実施形態の振動発電装置は、センサ等と組み合わせなくても、種々の装置及び設備等のモニターとして用いることができる。例えば、図6に示すように、所定の周波数範囲の振動により発電する振動発電装置201と、無線モジュール202とを組み合わせることにより、振動モニタリング装置200を実現することができる。振動発電装置201が発電する周波数範囲を、装置203が正常動作している際に生じる振動の範囲とすることにより、装置203の正常動作をモニタリングすることができる。この場合、装置203が正常に運転されている場合には、振動による発電が行われるため信号を送信する。一方、異常が発生し、振動の周波数が正常範囲をはずれた場合には、発電が生じないか、発電電力が低下するため信号の送信を行わない。
振動モニタリング装置200から送信された信号は、受信機により受信することができる。100μW程度の電力により無線モジュールを駆動することができれば、見通しが良い場合には100m程度離れた位置に受信機を設置することが可能となる。なお、信号を有線で送信する構成とすることもできる。
従来の振動発電装置は、100μW以上の電力を得られる範囲が数Hzしかないため、わずかでも振動の周波数がずれると、信号が停止してしまう。しかし、本実施形態の振動発電装置は、100μW以上の電力を得られる範囲が10Hz以上あるため、正常な運転状態における振動範囲をカバーすることができる。
信号は、連続的に送信するようにしても、所定のタイミングで送信するようにしてもよい。また、送信する信号にモジュール番号又は位置情報等のデータを加えてもよい。このようにすれば、複数の装置等を同時に管理することができる。また、1つの装置等に複数の振動発電装置を取り付けることも可能となる。1つの装置等に複数の振動発電装置を取り付ける際に、発電周波数範囲が異なる振動発電装置を取り付けることができる。大きな装置等の場合には、部位によって振動の周波数が異なる場合がある。発電周波数範囲が異なる振動発電装置を取り付けることにより、部位毎にモニタリングすることが可能となる。また、振動の周波数範囲が広い場合には、発電周波数範囲をずらした複数の振動発電装置を取り付けることができる。振動の情報だけでなく、振動部材である装置の電源のオン・オフ等の情報を組み合わせるようにしてもよい。このようにすれば、装置の正常な停止による、信号の停止を容易に判定することが可能となる。
発電を行う周波数範囲を装置が正常動作している場合の周波数範囲とする例を示したが、装置に異常が生じた場合の周波数範囲としてもよい。この場合には、装置に異常が生じた際に信号が送信される。また、正常動作している場合の周波数範囲において発電する振動発電装置と、異常が生じた場合の周波数範囲において発電する振動発電装置とを設けてもよい。また、振動の周波数が異なる複数の運転状態を有する装置の場合には、それぞれの運転状態に対応するように複数の振動発電装置を設けることもできる。
振動モニタリング装置は、振動が生じる機器、装置、設備及び建築物等のどのようなものに取り付けることもできる。例えば、モータ若しくはエンジン等を有する機器、装置又は設備等の振動をモニタリングすることができる。具体的に、圧縮機、ポンプ、ファン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、及び自動車等の振動をモニタリングすることができる。また、橋又は道路等の建造物の振動をモニタリングすることもできる。
自動車の場合、例えばボディ等に取り付けることのより全体としての振動を検出することができる。また、エンジン、シャフト等の各構成部品に取り付けることにより、構成部品毎にモニタリングすることもできる。モニタリングにより装置全体又は各部品の寿命を予測することもできる。例えば、マフラに取り付けることにより、マフラの脱落等を予測することが可能となる。また、大きな衝撃による振動を検出するようにして、衝突事故等の発生を検出することも可能である。また、振動以外の特性を検出するセンサと組み合わせてもよい。例えば、タイヤ又はシャフトに取り付けることにより、タイヤの異常を検出することができる。この場合、空気圧又は温度等を別途モニタリングして、これらの情報と組み合わせるようにしてもよい。空気圧センサ又は温度センサ等は、振動発電装置により駆動してもよい。
本実施形態の振動発電装置は、3つ以上のマス部材をそれぞればね部材を介して直列的に弾性連結して、3自由度以上の多自由度振動系とすることもできる。これによれば、より一層広い周波数域の振動入力に対して、高い発電効率を得ることができる。なお、3自由度以上の多自由度振動系を採用する場合には、互いに弾性連結された2つのマス部材を選択して、それらマス部材の間にのみ発電素子を設けてもよい。また、隣接配置されて相互に弾性連結された複数組のマス部材間に、それぞれ発電素子を設けることもできる。
また、例えば、第1のマス部材に対して2つ以上の第2のマス部材を並列的に且つ互いに独立した2つ以上の第2のばね部材を介してそれぞれ弾性連結することで、発電装置の多自由度振動系を構成することもできる。これによれば、第2の振動系が複数構成されることから、それら第2の振動系単体の機械的な固有振動数を互いに異ならせて、より広い周波数域の振動入力に対する有効な発電を実現したり、第2の振動系単体の機械的な固有振動数を互いに同じにすることで、特定周波数域の振動入力に対する発電効率の向上を図ったりすることも可能である。
また、圧電素子に変えて電歪素子又は磁歪素子等の発電素子を用いてもよい。エレクトレット又は交差磁束の時間変化を使った電磁方式等を用いた発電構造を用いることもできる。第2の振動系に板バネを用いる例を示したが、板バネに代えてコイルスプリング、ゴム弾性体又は棒ばね等を用いることもできる。
本開示の振動発電装置は、広い周波数帯域をカバーすることができ、幅広い振動により発電する振動発電装置、又は幅広い振動をモニターする振動モニタリング装置及びシステム等として有用である。
100 振動発電装置
101 振動部材
102 接着部材
110 振動系
111 第1の振動系
112 第2の振動系
131 弾性部材
132 第1のマス部材
132A 蓋体
132a 凹部
151 板バネ
152 第2のマス部材
153 圧電素子
154 固定部材
156 下部電極
157 上部電極
158 圧電体層
159 リード
200 振動モニタリング装置
201 振動発電装置
202 無線モジュール
203 装置

Claims (10)

  1. 振動部材に取り付けられた振動系を備え、
    前記振動系は、第1の振動系と、前記第1の振動系に取り付けられた第2の振動系とを有し、
    前記第1の振動系は、前記振動部材に取り付けられた弾性部材と、前記弾性部材に取り付けられた第1のマス部材とを含み、
    前記第2の振動系は、圧電素子と一体となった板バネと、前記板バネに取り付けられた第2のマス部材とを含み、
    前記第1の振動系の共振周波数と、前記第2の振動系の共振周波数とは略一致し
    前記第2の振動系の共振応答倍率は、前記第1の振動系の共振応答倍率よりも大きく、
    前記第1のマス部材の質量と前記第1の振動系の共振応答倍率との積は、前記第2のマス部材の質量と前記第2の振動系の共振応答倍率との積よりも大きいことを特徴とする振動発電装置。
  2. 前記第1のマス部材の質量は、前記第2のマス部材の質量の5倍以上である、請求項に記載の振動発電装置。
  3. 前記第2の振動系の共振周波数は、前記第1の振動系の共振周波数の90%以上、110%以下である、請求項1又は2に記載の振動発電装置。
  4. 前記圧電素子は、前記板バネの表面に設けられた圧電膜を含み、
    前記圧電膜には圧縮応力が付与されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の振動発電装置。
  5. 前記第2のマス部材の前記板バネにおける位置は調整可能である、請求項1〜のいずれか1項に記載の振動発電装置。
  6. 前記第1の振動系は、前記第1のマス部材に取り付けられた、調整用マス部材を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の振動発電装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の振動発電装置と、
    前記振動発電装置により駆動される信号送信装置とを備えている、振動モニタリング装置。
  8. 前記振動部材は、正常動作において第1の周波数帯域の振動を生じ、
    前記振動系の共振周波数は、前記第1の周波数帯域である、請求項に記載の振動モニタリング装置。
  9. 前記振動部材は、異常時において第2の周波数帯域の振動を生じ、
    前記振動系の共振周波数は、前記第2の周波数帯域である、請求項に記載の振動モニタリング装置。
  10. 請求項に記載の振動モニタリング装置を複数備え、
    前記振動部材は、異なる周波数帯域の振動を生じる複数の状態を有し、
    複数の前記振動モニタリング装置は、前記振動系の共振周波数が前記振動部材の異なる状態に対応している、振動モニタリングシステム。
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