JP6186330B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、静電潜像をトナー像に現像する現像装置を備えた画像形成装置および画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置として、像担持体の表面上に形成された静電潜像をトナー像に現像し、そのトナー像を用紙に転写するものがある。このような画像形成装置には、現像装置が設けられる。現像装置は、トナーを収容し、そのトナーを攪拌などすることによって帯電させる。そして、現像装置は、像担持体の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。
この従来の構成では、現像装置から像担持体へのトナーの供給量、すなわち、現像装置内に収容されたトナーの消費量が少ない場合、劣化したトナー(たとえば、帯電量が過剰に上昇したトナー)が増加し、現像装置内において劣化したトナーの比率が高くなることがある。
そこで、従来では、現像装置内のトナーを像担持体の表面上に強制排出し、そのトナーを廃棄するようにした画像形成装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1では、像担持体としての感光体ドラムの非画像領域にトナーを強制排出し、感光体ドラムの非画像領域に排出したトナーをクリーニングブレードによって除去するようにしている。
特開2011−59454号公報
印字率の低い連続印刷では、トナーの消費量が少ないので、現像装置内において劣化したトナーの比率が高くなり易い。したがって、たとえば、印字率の低い連続印刷が行われると、トナー廃棄処理が実施され、現像装置内のトナーが強制排出され廃棄される。
しかし、場合によっては、印字率の低い連続印刷が繰り返し行われることがある。この場合には、トナー廃棄処理の実施頻度が高くなる。その結果、印刷に使用されずに廃棄されるトナー量が多くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、印刷に使用されずに廃棄されるトナー量を削減することが可能な画像形成装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像データに基づく静電潜像が表面上に形成される像担持体および像担持体の表面上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する現像装置を含み、現像装置によって現像されたトナー像を用紙に印刷する印刷部と、現像装置内のトナーの一部を廃棄する条件として予め定められた廃棄条件が満たされたか否かを判断する制御部と、データを記憶する記憶部と、を備える。ここで、記憶部は、ユーザーにより登録された画像データであり、廃棄予定のトナーを用いた印刷の許可を受けた画像データである所定画像データを記憶する。そして、廃棄条件が満たされたとき、記憶部に所定画像データが記憶されていなければ、制御部は、印刷部をトナー廃棄モードに移行させ、印刷部は、トナー廃棄モードに移行すると、現像装置内のトナーの一部を像担持体の表面上に強制的に排出して廃棄する。一方で、記憶部に所定画像データが記憶されていれば、制御部は、印刷部を廃トナー削減モードに移行させ、印刷部は、廃トナー削減モードに移行すると、廃棄予定のトナーを用いて、所定画像データに基づく印刷を行う。
本発明の構成では、廃棄予定のトナーを用いた印刷を許可する画像データ(所定画像データ)を登録しておくことにより、トナーを廃棄すべきタイミングになったときに、トナーの廃棄を行うトナー廃棄モードではなくて、廃棄予定のトナーを用いた印刷を行う廃トナー削減モードに移行する。すなわち、廃棄予定のトナーは所定画像データに基づく印刷に使用される。これにより、印刷に使用されずに廃棄されるトナー量を削減することができる。
以上のように、本発明の構成では、印刷に使用されずに廃棄されるトナー量を削減することができる。
本発明の一実施形態による複合機の概略図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を説明するためのブロック図 本発明の一実施形態による複合機において廃トナー削減モードで印刷するときの制御の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による複合機において廃棄予定のトナーを用いた印刷を行える旨を報知するときに表示するメッセージを示した図 本発明の一実施形態による複合機において所定画像データの登録を受け付けるときの制御の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成システムにおいて所定画像データを同一画像データとして登録するときの制御の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成システムにおいて同一画像データを削除するときの制御の流れを説明するためのフローチャート
本発明の一実施形態について、プリンター機能やコピー機能など複数種の機能を搭載する複合機を例にとって説明する。
<複合機の全体構成>
図1に示すように、複合機100(「画像形成装置」に相当)は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を読み取って画像データを生成する。印刷部2は、用紙搬送路101に沿って用紙Pを搬送するとともに、画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙Pにトナー像を印刷し、印刷済みの用紙Pを排出トレイ102に排出する。
印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6で構成される。給紙部3は、ピックアップローラー31および給紙ローラー対32を含み、用紙カセット33に収容された用紙Pを用紙搬送路101に供給する。用紙搬送部4は、複数の搬送ローラー対41を含み、用紙搬送路101に沿って用紙Pを搬送する。
画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56を含む。なお、感光体ドラム51は、「像担持体」に相当する。
画像形成時には、感光体ドラム51が回転し、その感光体ドラム51の表面を帯電装置52が帯電させる。また、露光装置53は、感光体ドラム51の表面を露光し、感光体ドラム51の表面上に静電潜像を形成する。現像装置54は、感光体ドラム51の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。
転写ローラー55は、感光体ドラム51の表面に圧接し、感光体ドラム51との間で転写ニップを形成する。この転写ニップに用紙Pが進入することにより、感光体ドラム51の表面のトナー像が用紙Pに転写される。クリーニング装置56は、感光体ドラム51の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部6は、加熱ローラー61および加圧ローラー62を含む。加熱ローラー61は、発熱源を内蔵する。加圧ローラー62は、加熱ローラー61に圧接し、加熱ローラー61との間で定着ニップを形成する。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着ニップを通過することにより、加熱および加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着し、印刷が完了する。
ここで、現像装置54にはトナーが収容されるが、そのトナーは印刷の実行によって消費されていくので、現像装置54へのトナー補給が必要となる。このため、複合機100には、補給用のトナーを収容するコンテナー20が装着される。そして、現像装置54内のトナー残量が予め定められた閾値量を下回ると、コンテナー20から現像装置54へのトナー補給が行われる。
なお、コンテナー20は、装置本体に対して着脱可能である。たとえば、装置カバーの一部が開閉カバー(図示せず)となっており、この開閉カバーが開けられると、コンテナー20を装着するためのスペースが露出される。そして、既に装着されたコンテナー20内のトナーが無くなれば、ユーザーにより、空のコンテナー20が新しいコンテナー20に交換される。
また、複合機100は、操作パネル7を備える。操作パネル7は、タッチパネル付きの液晶表示パネル71を含む。液晶表示パネル71は、各種設定などを受け付けるためのソフトキーやメッセージを表示する。あるいは、液晶表示パネル71は、装置状態を示す情報を表示する。この操作パネル7には、スタートキーやテンキーなどのハードキー72も設けられる。
また、図2に示すように、複合機100は、主制御部110(「制御部」に相当)を備える。主制御部110は、CPU111、画像処理部112およびメモリー113を含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICなどからなり、画像データに対して画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。メモリー113は、ROMおよびRAMなどからなり、制御用のプログラムやデータを記憶する。そして、主制御部110は、メモリー113に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、複合機100の動作を制御する。
具体的には、主制御部110は、画像読取部1および印刷部2(給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6)に接続され、画像読取部1の読取動作や印刷部2の印刷動作を制御する。また、主制御部110は、操作パネル7に接続され、操作パネル7の表示動作を制御したり、操作パネル7に対して行われた操作を検知したりする。
また、主制御部110は、通信部120および記憶部130と接続される。通信部120は、LANなどの通信ネットワークを介して、ユーザーにより使用されるパーソナルコンピューターであるユーザー端末200と接続される。たとえば、ユーザー端末200からは、印刷画像の基データとなる画像データが送信される。また、通信部120は、通信ネットワークを介して、自機以外の複合機100である他機と通信可能に接続される。そして、互いに通信可能に接続される複数台の複合機100は、画像形成システム100Sを構成する。なお、画像形成システム100Sに含まれる各複合機100は、後述するトナー廃棄モードおよび廃トナー削減モードを搭載する。
記憶部130は、ROMやHDDなどからなり、画像データなど種々のデータを記憶する。たとえば、記憶部130に記憶される画像データは、画像読取部1による原稿の読み取りで得られた原稿の画像データや、ユーザー端末200から送信される画像データである。そして、記憶部130に記憶される画像データは、後述する廃トナー削減モードでの印刷時に印刷画像の基データとなる。
<トナー廃棄モード>
現像装置54に収容されたトナーは、現像装置54内において撹拌されるとともに、図示しない磁気ローラーから現像ローラーへと運ばれる。そして、一部のトナーは感光体ドラム51の表面に向かって飛翔し、残りのトナーは現像装置54内に戻る。この過程においては、トナーに対して物理的ストレスや電気的ストレスが加わる。このため、現像装置54内に長時間にわたって留まっているトナーは劣化し易い。したがって、現像装置54へのトナー補給後、間もないうちに、現像装置54内のトナーが消費されることが好ましい。しかし、印字率(1ページ中の全画素数に対する印字画素数の割合)の低い印刷が続いた場合には、トナーの消費量が少なくなるため、現像装置54内に長時間にわたってトナーが留まってしまう。
このため、主制御部110は、現像装置54に収容されたトナーの一部を廃棄する条件として予め定められた廃棄条件が満たされたか否かを判断し、廃棄条件が満たされると(印字率の低い印刷が続くと)、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させる。印刷部2は、トナー廃棄モードに移行すると、現像装置54に収容されたトナーの一部を感光体ドラム51の表面上に強制的に排出する。このように強制的に排出されたトナーは、クリーニング装置56によって感光体ドラム51の表面上から除去され、廃棄される。
ところで、主制御部110は、廃棄条件が満たされたとき、印刷部2をトナー廃棄モードではなくて廃トナー削減モードに移行させる場合もある。廃トナー削減モードに移行した場合、印刷部2は、廃棄予定のトナーを用いた印刷を行うことにより、廃棄するトナー量を削減する。廃トナー削減モードでの印刷については、後に詳細に説明する。
主制御部110は、廃棄条件が満たされたか否かを判断するため、複合機100が起動して以降(複合機100に電源を投入して以降)、廃トナー削減モードでの印刷ではない通常印刷モードでの印刷の最初の印刷開始時点を起点として、通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第1カウント処理を開始する。そして、主制御部110は、第1カウント処理でのカウント枚数が予め定められた印刷枚数(以下、第1印刷枚数と称する)に達すると、廃棄条件が満たされたか否かの判断を行う。なお、第1印刷枚数は、特に限定されないが、数十枚〜数百枚(たとえば、100枚)である。
また、主制御部110は、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達すると、第1カウント処理でのカント枚数をリセットする。その後、主制御部110は、通常印刷モードでの印刷の最初の印刷開始時点を起点として、通常印刷モードでの印刷枚数のカウントを新たに開始する(第1カウント処理を新たに開始する)とともに、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達すると廃棄条件が満たされたか否かを判断する。すなわち、主制御部110は、第1カウント処理を繰り返し行い、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達する度に、廃棄条件が満たされたか否かの判断を行う。
主制御部110は、廃棄条件が満たされたか否かの判断を行うとき、第1印刷枚数分の各印刷ページの印字率を平均した値(以下、第1印字率と称する)を求める。そして、主制御部110は、第1印字率が予め定められた閾値を下回っていれば、廃棄条件が満たされたと判断する(印字率の低い印刷が続いたと判断する)。一方、主制御部110は、第1印字率が予め定められた閾値を下回っていなければ、廃棄条件が満たされていないと判断する。この場合、主制御部110は、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させない(後述の廃トナー削減モードにも移行させない)。なお、廃棄条件が満たされたか否かの判断基準となる閾値は、特に限定されないが、数%(たとえば、5%)である。また、この閾値は、変更可能であってもよい。
<廃トナー削減モード>
複合機100には、廃トナーを削減するため、廃トナー削減モードが搭載される。複合機100は、廃トナー削減モードに移行すると、廃棄予定のトナーを用いた印刷を実行する。これにより、廃棄予定のトナーが印刷に使用されるので、廃トナーが削減される。
廃トナー削減モードでは、廃棄予定のトナーを用いた印刷の許可を受けた画像データ(以下、所定画像データと称する)に基づく印刷を実行する。この廃トナー削減モードで印刷対象となる所定画像データは、ユーザーにより予め登録され、記憶部130に記憶される。言い換えると、所定画像データは、ユーザー所望の画像データであり、ユーザーにとって意味のない画像データではない。
ユーザーが所定画像データを登録すると、その所定画像データに基づく印刷は、複合機100が廃トナー削減モードに移行するまで実行されない。したがって、印刷物を直ぐに入手できなくてもよい場合などに、当該印刷物に対応する画像データが所定画像データとして登録されることが多い。あるいは、コンビニエンスストアなどの店舗に複合機100が設置されている場合には、コンビニエンスストアを利用するユーザーにとって有効な広告などの画像データが所定画像データとして登録されることもある。
所定画像データの登録は、複合機100を直接操作することによっても行えるし、ユーザー端末200からでも行える。たとえば、複合機100にて原稿を読み取るときに、原稿の画像データを所定画像データとする旨を設定しておくことによって、原稿の読み取りで得られる原稿の画像データを所定画像データとして登録することができる。また、ユーザー端末200にて所定画像データとして登録する画像データを選択するとともに、その選択した画像データを複合機100に送信することにより、ユーザー端末200にて選択した画像データを所定画像データとして登録することができる。あるいは、USBメモリーなどの携帯型メモリーから複合機100に転送した画像データを所定画像データとして登録することもできる。
このように登録された所定画像データは、記憶部130に記憶される。なお、記憶部130に記憶される所定画像データが複数になってもよい。そして、主制御部110は、廃棄条件が満たされたとき、記憶部130に所定画像データが記憶されていれば、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させる。一方で、主制御部110は、廃棄条件が満たされたとき、記憶部130に所定画像データが記憶されていなければ、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させる。すなわち、この場合には、廃棄予定のトナーは廃棄され、廃棄予定のトナーを用いた印刷は行われない。
廃トナー削減モードに移行すると、印刷部2は、廃棄予定のトナーを用いて、記憶部130に記憶された所定画像データに基づく印刷を行う。具体的には、廃トナー削減モードに移行したとき、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が現時点で廃棄の必要なトナー量(廃棄予定トナー量)に最も近くなるように、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データを1または2つ以上選択する。そして、主制御部110は、印刷部2に指示し、印刷対象として選択した1または2つ以上の所定画像データに基づく印刷を印刷部2に行わせる。
なお、主制御部110は、記憶部130に記憶された所定画像データの印字率を求め、その求めた印字率に基づき、所定画像データに基づく印刷時に消費されるトナー量を判別する。また、主制御部110は、第1印字率に基づき、廃棄予定トナー量を設定する。たとえば、廃棄予定トナー量は、第1印字率が低いほど多くなるよう設定されてもよい。あるいは、廃棄予定トナー量は、予め設定されていてもよい。
また、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量と廃棄予定トナー量とが完全に一致していなくてもよい。すなわち、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が廃棄予定トナー量より少なくてもよいし、多くてもよい。
廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が廃棄予定トナー量より少ない場合、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷後、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させる。そして、このとき、主制御部110は、廃棄予定トナー量から廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量を減算した量のトナーの廃棄を印刷部2に行わせる。一方で、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が廃棄予定トナー量より多い場合、印刷部2は、廃棄予定トナー量より多い量のトナーを用いて、所定画像データに基づく印刷を行う。
以下、図3に示すフローチャートを参照し、廃トナー削減モードで印刷するときの制御の流れを説明する。なお、図3に示すフローチャートのスタートは、複合機100が起動して以降、あるいは、主制御部110により廃棄条件が満たされたか否かの判断が行われて以降、通常印刷モードでの印刷が最初に開始されたときである。
ステップS1において、主制御部110は、通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第1カウント処理を開始する。そして、ステップS2において、主制御部110は、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に到達したか否かを判断する。その結果、第1印刷枚数に到達していなければ、主制御部110は、ステップS2の判断を繰り返す。すなわち、主制御部110は、第1カウント処理を継続する(第1カウント処理でのカウント枚数をリセットしない)。
ステップS2において、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に到達したと主制御部110が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、主制御部110は、第1カウント処理でのカウント枚数をリセットする。そして、ステップS4において、主制御部110は、現像装置54内のトナーの一部を廃棄する条件として予め定められた廃棄条件が満たされているか否かを判断する。その結果、廃棄条件が満たされていれば、ステップS5に移行し、廃棄条件が満たされていなければ、ステップS1に移行する。
ステップS5に移行した場合、主制御部110は、記憶部130に所定画像データが記憶されているか否かを判断する。その結果、記憶部130に所定画像データが記憶されていなければ、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、主制御部110は、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させる。すなわち、印刷部2は、廃棄予定のトナーを廃棄する。
ステップS5において、記憶部130に所定画像データが記憶されていると主制御部110が判断した場合には、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が廃棄予定トナー量に最も近くなるように、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データを1または2つ以上選択する。
その後、ステップS8において、主制御部110は、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させる。すなわち、印刷部2は、主制御部110により印刷対象として選択された1または2つ以上の所定画像データに基づく印刷を行う。
なお、通常印刷モードでの印刷枚数が第1印刷枚数に達していなくても、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させてもよい。具体的には、主制御部110は、第1カウント処理を開始してから第1印刷枚数に達するまでのカウント期間内に、そのカウント期間内の所定時点を起点として、通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第2カウント処理を開始する。この第2カウント処理を開始する所定時点は、第1カウント処理を開始する時点と同じである。ただし、第2カウント処理を開始する所定時点をどの時点にするかは特に限定されず、第1カウント処理の開始から第1印刷枚数に達するまでのカウント期間内であればよい。
主制御部110は、第2カウント処理を開始して以降、第2カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数よりも少ない印刷枚数(以下、第2印刷枚数と称する)に達した時点で第2印刷枚数分の各印刷ページの印字率を平均した値(以下、第2印字率と称する)を求める。なお、第2印刷枚数は、特に限定されないが、数枚〜数十枚程度(たとえば、第1印刷枚数の半分以下)であり、第1印刷枚数よりも少なければよい。
そして、主制御部110は、第2印字率が予め定められた閾値(たとえば、廃棄条件が満たされたか否かの判断基準となる閾値と同じ)を下回っており、かつ、記憶部130に所定画像データが記憶されていれば、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達していなくても、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させる。すなわち、印刷部2は、所定画像データに基づく印刷を行う。
このとき、主制御部110により、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データが選択されてもよい。たとえば、主制御部110は、第2カウント処理でのカウント枚数が第2印刷枚数に達したとき、その時点では印刷部2にトナーの廃棄を行わせないが、第2印字率に基づき、現時点で廃棄の必要なトナー量を求める。そして、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が現時点で廃棄の必要なトナー量に最も近くなるように、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データを1または2つ以上選択する。
ところで、第1カウント処理でのカウントの開始からカウント枚数が第1印刷枚数に達するまでのカウント期間内に、廃トナー削減モードで印刷するか否かの判定が複数回行われてもよい。具体的には、主制御部110は、通常印刷モードでの印刷枚数が第2印刷枚数に達すると、第2カウント処理でのカウント枚数をリセットする。その後、主制御部110は、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達するまで、第2カウント処理の開始および第2カウント処理でのカウント枚数のリセットを繰り返し、第2カウント処理でのカウント枚数が第2印刷枚数に達する度に第2印字率を求める。そして、第2印字率が閾値を下回っており、かつ、記憶部130に所定画像データが記憶されていれば、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させる。
<廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨の報知>
主制御部110は、通常印刷モードでの印刷枚数が第1印刷枚数に到達したとき、その時点で廃棄条件が満たされていれば、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知するための処理を行う。
たとえば、主制御部110は、操作パネル7に指示し、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知させる。このとき、操作パネル7は、図4に示すように、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知するためのメッセージMを表示する。すなわち、操作パネル7は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知する報知部として機能する。
あるいは、主制御部110は、通信部120に指示し、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知するための報知情報をユーザー端末200へ送信させる。複合機100から報知情報を受信したユーザー端末200は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知するためのメッセージ(図示しないが、図4に示したメッセージMと同様のメッセージ)を表示する。すなわち、ユーザー端末200は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知する外部報知装置として機能する。
廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知すると、廃棄予定のトナーを用いた印刷を所望するユーザーにより、所定画像データの登録が行われる。たとえば、当該ユーザーは、複合機100にて原稿の読み取りを行い、原稿の読み取りで得られる原稿の画像データを所定画像データとして登録する。あるいは、当該ユーザーは、ユーザー端末200から複合機100に対して画像データを送信し、ユーザー端末200から送信した画像データを所定画像データとして登録する。
ユーザーから所定画像データの登録を受け付けるため、主制御部110は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知してから所定時間が経過するまでは、印刷部2を待機させる。すなわち、印刷部2は、所定時間が経過するまで、トナーの廃棄も行わないし、廃棄予定のトナーを用いた印刷も行わない。
そして、主制御部110は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行えることをユーザーに報知してから所定時間が経過するまでの間に、画像読取部2による原稿の読み取りが行われると、画像読取部2による原稿の読み取りで得られた原稿の画像データを所定画像データとして記憶部130に記憶させる。あるいは、主制御部110は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行えることをユーザーに報知してから所定時間が経過するまでの間に、通信部120がユーザー端末200からの画像データを受信すると、ユーザー端末200からの画像データを所定画像データとして記憶部130に記憶させる。そして、主制御部110は、画像読取部2による原稿の読み取りで得られた画像データまたは通信部120がユーザー端末200から受信した画像データに基づく印刷を印刷部2に行わせる。
このように構成すれば、廃棄条件が満たされた時点で所定画像データが登録されていなくても、ユーザーへの報知により、所定画像データの登録がなされる。これにより、所定画像データに基づく印刷を行えるので、印刷に使用せずに廃棄するトナー量を削減することができる。また、ユーザーからすると、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨の報知を受けたときに、所定画像データを登録すればよいので、所定画像データを前以て登録しておく必要がなくなり、利便性が良い。
なお、廃棄条件が満たされた時点で記憶部130に既に所定画像データが記憶されている場合がある。この場合、主制御部110は、たとえば、ユーザーへの報知後に取得した画像データに基づく印刷を優先して印刷部2に行わせる。あるいは、廃棄条件が満たされた時点で記憶部130に所定画像データが記憶されていなかった場合にのみ、ユーザーへの報知を行ってもよい。
以下に、図5に示すフローチャートに沿って説明する。図5に示すフローチャートは、通常印刷モードでの印刷枚数が第1印刷枚数に到達したとき、その時点で廃棄条件が満たされていれば、スタートする。
ステップS11において、主制御部110は、操作パネル7に指示し、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知させる(図4に示したようなメッセージMを操作パネル7に表示させる)。あるいは、主制御部110は、通信部120に指示し、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨を報知するための報知情報をユーザー端末200へ送信させる(廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザー端末200に報知させる)。
続いて、ステップS12において、主制御部110は、所定時間が経過するまでに、画像データが入力されたか否かを判断する。具体的には、主制御部110は、所定時間が経過するまでに、複合機100にて原稿の読み取りが行われていれば、画像データ(原稿の読み取りで得られた画像データ)が入力されたと判断する。あるいは、主制御部110は、所定時間が経過するまでに、ユーザー端末200から画像データを受信すれば、画像データ(ユーザー端末200から受信した画像データ)が入力されたと判断する。そして、画像データが入力されたと主制御部110が判断した場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、主制御部110は、所定時間が経過するまでに入力された画像データを所定画像データとして新規登録する。ここで、図3に示したフローチャートのステップS7において、印刷対象とする所定画像データの選択が主制御部110によって行われるが、このとき、新規登録された所定画像データも選択肢に加わる。
なお、ステップS12において、画像データが入力されていないと主制御部110が判断した場合には、本フローは終了する。この場合、図3に示したフローチャートのステップS7において、主制御部110は、従前に登録された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データを選択する。
<画像形成システム内の複数台の複合機への所定画像データの登録>
所定画像データの登録を所望するユーザーは、画像形成システム100Sに含まれる複数台の複合機100に対して同一の画像データを所定画像データとして登録することができる。そして、複数台の複合機100に同一の所定画像データ(以下、同一画像データと称する場合がある)が記憶されている場合には、複数台の複合機100のうち、最初に廃トナー削減モードに移行した複合機100によって同一画像データに基づく印刷が行われる。
以下に、図6に示すフローチャートに沿って説明する。図6に示すフローチャートは、所定画像データの登録を受け付けるとき、スタートする。
ステップS21において、主制御部110は、登録対象の所定画像データが同一画像データであるか否かを判断する。たとえば、所定画像データが同一画像データであるとき、所定画像データを含む印刷データ内に、所定画像データが同一画像データである旨を示す情報も含まれる。したがって、主制御部110は、登録対象の所定画像データが同一画像データであるか否かを判断するとき、印刷データ内の情報を参照する。たとえば、操作パネル7やユーザー端末200に対して予め定められた操作を行うことにより、所定画像データが同一画像データである旨を示す情報を印刷データに含めることができる。そして、ステップS21において、登録対象の所定画像データが同一画像データであると主制御部110が判断した場合には、ステップS22に移行する。一方で、登録対象の所定画像データが同一画像データではないと主制御部110が判断した場合には、ステップS23に移行する。
ステップS22に移行した場合、主制御部110は、登録対象の所定画像データを同一画像データとして登録する。そして、たとえば、図3に示したフローチャートのステップS7において、最初に廃トナー削減モードに移行した複合機100の主制御部110は、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、同一画像データを印刷対象として優先的に選択する。一方で、ステップS23に移行した場合、主制御部110は、登録対象の所定画像データを通常の所定画像データ(同一画像データではないデータ)として登録する。
この構成では、複数台の複合機100に対して同一の所定画像データを登録しておくことにより、所定画像データに基づく印刷物を長期間にわたって入手できなくなる、という不都合の発生が抑制される。
ここで、複数台の複合機100のうち或る複合機100(複合機100Aとする)で同一画像データに基づく印刷が行われた後は、他の複合機100(複合機100Bとする)での同一画像データに基づく印刷は不要となる。したがって、たとえば、複合機100Aは、同一画像データに基づく印刷の後、同一画像データの登録を受け付けたユーザー端末200に対して、同一画像データに基づく印刷を行った旨を示す印刷済み通知を行う。これにより、複合機100Bに記憶された同一画像データがユーザーによって削除される。あるいは、複合機100Aによる同一画像データに基づく印刷後、複合機100Aから複合機100Bに対して、同一画像データのデータ削除要求が行われてもよい。なお、ユーザー端末200への印刷済み通知および複合機100Bへのデータ削除要求の両方が行われてもよい。
以下に、図7に示すフローチャートに沿って説明する。図7のフローチャートは、複合機100Aで同一画像データに基づく印刷が行われたとき、スタートする。
ステップS31において、複合機100Aの主制御部110は、同一画像データに基づく印刷が終了したか否かを判断する。その結果、同一画像データに基づく印刷が終了していれば、ステップS32に移行し、同一画像データに基づく印刷が終了していなければ、ステップS31の判断を繰り返す。
ステップS32に移行すると、複合機100Aの主制御部110は、複合機100Bに登録された同一画像データを削除するための処理を実行する。すなわち、複合機100Aの主制御部110は、通信部120に指示し、同一画像データの登録を受け付けたユーザー端末200に対して、同一画像データに基づく印刷を行った旨を示す印刷済み通知を送信させる。あるいは、複合機100Aの主制御部110は、通信部120に指示し、複合機100Bに対して、同一画像データのデータ削除要求を送信させる。
本実施形態の複合機100は、上記のように、画像データに基づく静電潜像が表面上に形成される感光体ドラム51(像担持体)および感光体ドラム51の表面上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する現像装置54を含み、現像装置54によって現像されたトナー像を用紙Pに印刷する印刷部2と、現像装置54内のトナーの一部を廃棄する条件として予め定められた廃棄条件が満たされたか否かを判断する主制御部110(制御部)と、データを記憶する記憶部130と、を備える。ここで、記憶部130は、ユーザーにより登録された画像データであり、廃棄予定のトナーを用いた印刷の許可を受けた画像データである所定画像データを記憶する。そして、廃棄条件が満たされたとき、記憶部130に所定画像データが記憶されていなければ、主制御部110は、印刷部2をトナー廃棄モードに移行させ、印刷部2は、トナー廃棄モードに移行すると、現像装置54内のトナーの一部を感光体ドラム51の表面上に強制的に排出して廃棄する。一方で、記憶部130に所定画像データが記憶されていれば、主制御部110は、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させ、印刷部2は、廃トナー削減モードに移行すると、廃棄予定のトナーを用いて、所定画像データに基づく印刷を行う。
本実施形態の構成では、廃棄予定のトナーを用いた印刷を許可する画像データ(所定画像データ)を登録しておくことにより、トナーを廃棄すべきタイミングになったときに、トナーの廃棄を行うトナー廃棄モードではなくて、廃棄予定のトナーを用いた印刷を行う廃トナー削減モードに移行する。すなわち、廃棄予定のトナーは所定画像データに基づく印刷に使用される。これにより、印刷に使用されずに廃棄されるトナー量を削減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、廃トナー削減モードに移行したとき、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が現時点で廃棄の必要なトナー量(廃棄予定トナー量)に最も近くなるように、記憶部130に記憶された所定画像データのうちから、印刷対象とする所定画像データを1または2つ以上選択する。そして、印刷部2は、主制御部110により選択された1または2つ以上の所定画像データに基づく印刷を行う。これにより、廃棄予定のトナーを効率的に印刷に使用することができる(廃棄予定のトナーの大部分を印刷に使用することができる)。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、廃トナー削減モードでの印刷ではない通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第1カウント処理を行い、第1カウント処理でのカウント枚数が予め定められた第1印刷枚数に達すると、廃棄条件が満たされたか否かの判断を行う。このとき、主制御部110は、第1印刷枚数分の各ページの印字率を平均した第1印字率を求め、第1印字率が予め定められた閾値を下回っていれば、廃棄条件が満たされたと判断し、印刷部2をトナー廃棄モードまたは廃トナー削減モードに移行させる。ここで、第1カウント処理でのカウントの開始から、カウント枚数が第1印刷枚数に達するまでの間において、印字率の低い印刷が続いていたとすると、第1印字率が低くなる。したがって、廃棄条件が満たされたか否かを第1印字率に基づき判断することで、印字率の低い印刷が続いたときに、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、第1カウント処理でのカウントを開始してからカウント枚数が第1印刷枚数に達するまでのカウント期間内に、そのカウント期間内の時点を起点として通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第2カウント処理を行う。そして、第2カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数よりも少ない第2印刷枚数に達した時点で第2印刷枚数分の各ページの印字率を平均した第2印字率が予め定められた閾値を下回っているとき、主制御部110は、記憶部130に所定画像データが記憶されていれば、第1カウント処理でのカウント枚数が第1印刷枚数に達していなくても、印刷部2を廃トナー削減モードに移行させる。これにより、通常印刷モードでの印刷枚数が第1印刷枚数に達する前であっても、印字率の低い印刷が続くなどしてトナーの廃棄が必要な状態になると、そのときに、所定画像データに基づく印刷を行うことができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部
2 印刷部
51 感光体ドラム(像担持体)
54 現像装置
100 複合機(画像形成装置)
100S 画像形成システム
110 主制御部(制御部)
120 通信部
130 記憶部

Claims (7)

  1. 画像データに基づく静電潜像が表面上に形成される像担持体および前記像担持体の表面上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する現像装置を含み、前記現像装置によって現像されたトナー像を用紙に印刷する印刷部と、
    前記現像装置内のトナーの一部を廃棄する条件として予め定められた廃棄条件が満たされたか否かを判断する制御部と、
    データを記憶する記憶部と、を備え、
    前記記憶部は、ユーザーにより登録された画像データであり、廃棄予定のトナーを用いた印刷の許可を受けた画像データである所定画像データを記憶し、
    前記廃棄条件が満たされたとき、
    前記記憶部に前記所定画像データが記憶されていなければ、前記制御部は、前記印刷部をトナー廃棄モードに移行させ、前記印刷部は、前記トナー廃棄モードに移行すると、前記現像装置内のトナーの一部を前記像担持体の表面上に強制的に排出して廃棄し、
    前記記憶部に前記所定画像データが記憶されていれば、前記制御部は、前記印刷部を廃トナー削減モードに移行させ、前記印刷部は、前記廃トナー削減モードに移行すると、廃棄予定のトナーを用いて、前記所定画像データに基づく印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記廃トナー削減モードに移行したとき、
    前記制御部は、前記廃トナー削減モードでの印刷時のトナー消費量が現時点で廃棄の必要なトナー量に最も近くなるように、前記記憶部に記憶された前記所定画像データのうちから、印刷対象とする前記所定画像データを1または2つ以上選択し、
    前記印刷部は、前記制御部により選択された1または2つ以上の前記所定画像データに基づく印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記廃トナー削減モードでの印刷ではない通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第1カウント処理を行い、前記第1カウント処理でのカウント枚数が予め定められた第1印刷枚数に達すると、前記廃棄条件が満たされたか否かの判断を行い、
    前記制御部は、前記廃棄条件が満たされたか否かの判断を行うとき、前記第1印刷枚数分の各ページの印字率を平均した第1印字率を求め、前記第1印字率が予め定められた閾値を下回っていれば、前記廃棄条件が満たされたと判断し、前記印刷部を前記トナー廃棄モードまたは前記廃トナー削減モードに移行させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1カウント処理を開始してから前記第1印刷枚数に達するまでのカウント期間内に、前記カウント期間内の時点を起点として前記通常印刷モードでの印刷枚数をカウントする第2カウント処理を行い、
    前記第2カウント処理でのカウント枚数が前記第1印刷枚数よりも少ない第2印刷枚数に達した時点で前記第2印刷枚数分の各ページの印字率を平均した第2印字率が前記閾値を下回っているとき、
    前記制御部は、前記記憶部に前記所定画像データが記憶されていれば、前記第1カウント処理でのカウント枚数が前記第1印刷枚数に達していなくても、前記印刷部を前記廃トナー削減モードに移行させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. ユーザー端末と通信する通信部を備え、
    前記制御部は、前記廃棄条件が満たされたとき、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知するための処理を行い、
    前記制御部は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知してから所定時間が経過するまでに、前記通信部が前記ユーザー端末から画像データを受信すると、前記ユーザー端末からの画像データを前記所定画像データとして前記記憶部に記憶させるとともに、前記印刷部を前記廃トナー削減モードに移行させ、前記ユーザー端末からの画像データに基づく印刷を前記印刷部に行わせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 原稿を読み取って原稿の画像データを生成する画像読取部を備え、
    前記制御部は、前記廃棄条件が満たされたとき、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知するための処理を行い、
    前記制御部は、廃棄予定のトナーを用いた印刷が行える旨をユーザーに報知してから所定時間が経過するまでに、前記画像読取部による原稿の読み取りが行われると、前記画像読取部による原稿の読み取りで得られた原稿の画像データを前記所定画像データとして前記記憶部に記憶させるとともに、前記印刷部を前記廃トナー削減モードに移行させ、前記画像読取部による原稿の読み取りで得られた原稿の画像データに基づく印刷を前記印刷部に行わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置を複数備え、
    同一の前記所定画像データを複数の前記画像形成装置にそれぞれ記憶させることが可能であり、
    複数の前記画像形成装置のそれぞれに同一の前記所定画像データが記憶されている場合には、複数の前記画像形成装置のうち、最初に前記廃トナー削減モードに移行した前記画像形成装置が同一の前記所定画像データに基づく印刷を行うことを特徴とする画像形成システム。
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