JP6185760B2 - 薬剤揮散装置収容体、及び薬剤揮散装置の陳列方法 - Google Patents

薬剤揮散装置収容体、及び薬剤揮散装置の陳列方法 Download PDF

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Description

本発明は、薬剤揮散装置収容体、及び薬剤揮散装置の陳列方法に関する。
従来より、種々の形態の芳香装置が提案されており、例えば、非特許文献1には、造花により構成された揮散体が用いられている。より詳細に説明すると、この芳香装置は、芳香液が収容された薬液容器と、揮散体とを備え、揮散体は、造花により構成された揮散部と、これに連結された紐状の吸液芯とで構成されている。そして、使用時には吸液芯を薬液容器に差し込み、揮散体が薬剤容器の上方に配置されるようにする。これにより、芳香液は、吸液芯を伝って揮散部に供給され、ここから芳香液が外部に揮散することで、芳香効果を得ることができる。また、薬液容器の上方に揮散部が配置されることから、花瓶に花が挿された状態を模した芳香装置が構成される。したがって、この芳香装置は、インテリアとしても利用することができる。
株式会社アート・ラボ、ソラフラワーディフューザー、[online]、株式会社アート・ラボのホームページ、[平成24年11月29日検索]インターネット(URL:http://www.artlab.co.jp/products/eandf/products/efs1.html)
ところで、上記のような芳香装置は、販売場所でのディスプレイ効果を高めるため、これを収容する梱包箱には内部を視認できる窓が設けられていることが多い。ところが、上記のような芳香装置は、一般的に、薬剤容器と揮散体とが分離した状態で梱包箱に収容されるため、この状態では実際の使用状態、つまり、花瓶に花が挿されたような状態をイメージしにくい。そのため、このような梱包形態では、インテリアとしての効果を訴求し難かった。この問題は、上記のような芳香装置のみならず、揮散体を用いて消臭液、アロマオイルなどを揮散する揮散装置全般に共通する問題である。また、造花を揮散体として用いる場合のほか、揮散体に装飾が施され、薬液容器との組み立て後にインテリアとしても用いることができるような装置全般に係る問題である。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、装飾された揮散体を用いた揮散装置を、使用状態をイメージできるように収容した薬剤揮散装置収容体及び薬剤揮散装置の陳列方法を提供することを目的とする。
本発明に係る揮散装置収容体は、上部が開口した首部を有し、薬液が収容された薬剤容器と、前記薬剤容器の開口に差し込み可能となっている吸液芯、及び当該吸液芯の先端部に取付けられ、装飾が施された揮散部、を有する揮散体と、前記薬剤容器及び揮散体を支持する支持体と、前記揮散体及び薬剤容器を支持した状態で前記支持体を収容するとともに、前記揮散体及び薬剤容器を外部から視認可能な窓が設けられた梱包箱と、を備え、前記支持体は、前記薬剤容器を着脱自在に収容可能な第1凹部を有する第1収容部と、前記揮散体の揮散部を収容可能な第2凹部を有する第2収容部と、前記揮散体の吸液芯が収容され、前記第1及び第2収容部とは反対側を向く、第3収容部と、を備え、前記第2凹部は、前記薬剤容器の首部が配置される箇所において前記第1凹部と連通し、前記第2凹部に形成された貫通孔を介して前記第3収容部と連通し、前記吸液芯が前記貫通孔を介して前記第2収容部から第3収容部へ延びるように配置可能である。
この構成によれば、薬剤容器と揮散体とが梱包箱に収容されており、使用時にはこれらを梱包箱から取り出し、吸液芯を薬剤容器の開口部へ挿入し、揮散部が薬剤容器の開口部の上に配置した上で使用される。この状態で薬液は吸液芯を伝って揮散部へ供給され、揮散部から外部へ揮散することで、消臭や芳香効果を得ることができる。
そして、本発明の揮散装置収容体では、使用前に薬剤容器及び揮散体が梱包箱に収容されているときに、使用状態を確認することができる。すなわち、梱包箱の内部の支持体では、揮散部を収容する第2凹部が、第1凹部において薬剤容器の首部が配置される箇所と連通している。そのため、梱包箱の内部では、揮散部は、薬剤容器の開口部の上部に配置され、この状態を梱包箱の窓から視認することができる。したがって、梱包箱に収容された状態で、使用状態を確認することができる。また、薬剤容器と揮散体の揮散部とが隣接して配置されるため、梱包箱内に無駄なスペースが生じるのを防止することができ、梱包箱をコンパクトにすることができる。
また、吸液芯は、貫通孔を介して第3収容部に収容されるため、薬剤容器を収容する第1収容部とは反対側に配置される。したがって、梱包箱の窓からは、薬剤容器に隠れて吸液芯が見えないようにすることができる。その結果、使用者は、より正確な使用状態をイメージすることができる。
上記揮散装置収容体においては、吸液芯が屈曲状態を維持可能に構成することができる。そのため、吸液芯を屈曲させ、貫通孔に係合するように配置することができる。こうすることで、吸液芯が貫通孔に保持されるため、揮散体全体を固定することができる。したがって、梱包箱の内部で揮散体が移動するのを防止することができる。その結果、揮散体が壊れやすい態様で形成されていたとしても、梱包箱の内部で壁にぶつかるなどして壊れるのを防止することができる。
具体的には、例えば、前記吸液芯を、薬液が浸透可能な材料で形成された紐状の本体部と、前記本体部の内部に当該本体部に沿って設けられ、塑性変形可能な線状の保形材と、で構成することができる。
上記揮散装置収容体においては、前記第1収容部は、前記第1凹部を挟んで両側に配置され前記薬剤容器を挟持する一対の挟持部を備えるように構成できる。そして、前記第1凹部、及び前記一対の挟持部の上方には、前記第2凹部から前記窓側へはみ出した前記揮散部を収容する空間を形成することができる。
この構成によれば、揮散部の配置される空間を広くすることができるため、揮散部が周囲の壁にぶつかって壊れるのを防止することができる。
上記揮散装置収容体においては、前記梱包箱を、上部に開口部を有する筒状の箱本体と、前記箱本体の開口部を閉じる蓋部と、で構成することができ、前記蓋部を、前記窓部とは反対側の端部がヒンジとして前記箱本体の開口部の縁部に固定することができる。このようにすると、梱包箱から薬剤容器及び揮散体を取り出すとき、窓側に配置された揮散部が蓋部とぶつかるのを防止することができる。特に、揮散部は、装飾が施されているため、壊れやすかったり、形態が変化しやすい可能性があるため、このように構成すると、有利である。
前記揮散部は、例えば、造花とすることができる。これにより、装飾効果を大きくすることができ、インテリアとしての利用価値が高まる。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の陳列方法は、上部が開口した首部を有し、薬液が収容された薬剤容器を準備するステップと、前記薬剤容器の開口に差し込み可能となっている吸液芯、及び当該吸液芯の先端部に取付けられ、装飾が施された揮散部、を有する揮散体を準備するステップと、前記薬剤容器及び揮散体を支持する支持体であって、前記薬剤容器を着脱自在に収容可能な第1凹部を有する第1収容部、前記揮散体の揮散部を収容可能な第2凹部を有する第2収容部、及び前記第1及び第2収容部とは反対側を向く第3収容部、を備え、前記第2凹部が、前記薬剤容器の首部が配置される箇所において前記第1凹部と連通し、前記第2凹部に形成された貫通孔を介して前記第3収容部と連通する、支持体を準備するステップと、前記支持体を収容するとともに、窓が設けられた梱包箱を準備するステップと、前記支持体の前記第1凹部に前記薬剤容器を配置するステップと、前記支持体の前記第2凹部に前記揮散体の揮散部を配置するとともに、前記揮散体の吸液芯を前記貫通孔を介して前記第2収容部から第3収容部へ延びるように配置するステップと、当該支持体を、前記薬剤容器及び揮散体が前記窓を向くように、前記梱包箱に収容するステップと、当該梱包箱を、前記窓が購買者を向くように陳列台に配置するステップと、を備えている。
本発明に係る揮散装置収容体及び薬剤揮散装置の陳列方法によれば、装飾された揮散体を用いた揮散装置を、使用状態をイメージできるように収容することができる。
本発明の一実施形態に係る芳香装置の分解図である。 芳香装置の組立図である。 梱包箱の斜視図である。 支持体の斜視図である。 図4の側面図である。 図4の支持体に薬剤容器及び揮散体が保持された状態を示す斜視図である。 図6の側面図である。 芳香装置が収容された梱包箱の正面図である。
以下、本発明に係る薬剤揮散装置収容体を芳香装置の収容体に適用した場合の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。この芳香装置収容体は、芳香剤を揮散する芳香装置を梱包箱に収容したものである。具体的には、芳香装置と、この芳香装置を収容する梱包箱と、この梱包箱の内部に収容され、芳香装置を支持する支持体と、で構成されている。なお、以下では、説明の便宜のため、図5の左側を正面側、右側を背面側と称し、他の図面についてもこの方向にしたがって、説明を行う。以下、これら各部材について詳細に説明する。
<1.芳香装置>
図1は芳香装置の分解図であり、図2は芳香装置の組立図である。本実施形態に係る芳香装置は、芳香液が収容された薬剤容器1と、この薬剤容器1に取り付けられる揮散体2とで構成されている。薬剤容器1は、プラスチックやガラスなどで形成されており、上部に開口が形成された容器本体11と、この容器本体11の開口部111を閉じる蓋材12と、で構成されている。容器本体11は、上部の径が小さい円柱状に形成されている。具体的には、円柱状の胴体部112、テーパ状の肩部113、及び径の小さい首部114が、下方から上方に向かってこの順で一体的に形成されている。首部114の上端は開口し、また首部114の外周面には雄ネジが形成されている。これにより、首部114には雄ネジによって上述した蓋材12が着脱自在に固定されている。芳香装置が梱包箱3に収容されているときは、薬剤容器1の開口は蓋材12で閉じられているが、使用時には蓋材12が取り外され、後述するように、揮散体2が装着される。なお、薬剤容器1は、外部から芳香剤の残量が視認できるように少なくとも一部が透明または半透明であることが好ましい。
次に、揮散体2について説明する。揮散体2は、造花として形成された揮散部21と、この揮散部21から紐状に延びる吸液芯22とで構成されている。揮散部21は、造花として公知の方法で作成することができ、図1に示すような菊の花を模した形態のほか、薔薇の花のような形態など種々の形態とすることができる。また、揮散部21は、芳香液を揮散できるような材料で形成することが必要であり、例えば、造花としてのリアリティを創出するため、花弁をソラの木の皮で作製することができる。
また、吸液芯22は、紙、布などの液体が含浸可能な材料(本体部)により紐状に形成されており、一端部が揮散部21の背面に固定されている。すなわち、吸液芯22は、造花としての茎を模している。そして、吸液芯22の自由端である他端部は、使用時に薬剤容器1の開口部111へ挿入され、薬剤容器1の芳香液に浸される。これにより、芳香液は吸液芯22に含浸し、これを伝って揮散部21へ供給される。また、吸液芯22の一端部、つまり揮散部21との連結部分から吸液芯22の中間部には、針金(保形材)221が埋め込まれている。これにより、吸液芯22は針金221を塑性変形させることで、針金221に沿った形状に変形させることができる。
<2.梱包箱>
図3は梱包箱の斜視図である。図3に示すように、本実施形態に係る梱包箱3は、上下方向に長い縦長の直方体であり、角筒状の箱本体31を備えている。箱本体31は、一部が透明に形成された正面板311、この正面板311の背面に配置される背面板312、及び正面板311と背面板312とを連結する一対の側面板313とで構成されている。正面板311は、商品として正面を向く面であり、例えば、商品の名称などが表示されている。そして、上述したように、一部が透明に形成される窓を設けることで、内部に収容された薬剤容器1や揮散体2を外部から視認できるようになっている。そして、箱本体31の下面にはいわゆる地獄底(アメリカンロック)により閉鎖部32が形成されている。また、箱本体31の上部開口は、蓋部33及び一対のフラップ34によって閉じられている。蓋部33は、背面板312の上端に折り曲げ可能に取り付けられ、一対のフラップ34は、それぞれ側面板313の上端に折り曲げ可能に取り付けられている。蓋部33は、箱本体31の上部開口を覆う大きさに形成され、先端部には折り曲げ可能な先端フラップ331が設けられている。
<3.支持体>
図4は支持体の斜視図、図5は図4の側面図である。支持体4は、芳香装置を保持した状態で、梱包箱3に収容される部材であり、芳香装置を、梱包箱3の中で移動しないように固定する緩衝材として機能する。
図4及び図5に示すように、支持体4は、プラスチック、紙などの材料で形成されており、その色は特には限定されないが、例えば、透明または半透明にすることができる。支持体4は、梱包箱3の正面側を向く正面部41と、この正面部41の周縁に連結され、梱包箱3の蓋部33、閉鎖部32、及び一対の側面板313に沿って矩形状に形成された周縁部42とで、構成されている。この構成により、支持体4の背面板側は、開放されており、ここに背面空間(第3収容部)44が形成されている。正面部41には、第1収容部411及び第2収容部412がこの順で下から上へ形成されている。第1収容部411には、薬剤容器1を収容し、両側及び下方が囲まれた第1凹部431が形成されている。より詳細には、第1凹部431を両側から挟むように一対の挟持部433が形成されるとともに、第1凹部431の下側には両挟持部433と連結し、薬剤容器1を下側から支持する支持部434が形成されている。また、第1収容部411が形成されている部分と対応する周縁部42の前後方向の長さXは、梱包箱3の側面板313と同じ長さであり、これによって、支持体4が梱包箱3の中で前後方向に動かないように固定される。
第2収容部412には、揮散体2が収容される正面視矩形状の第2凹部432が形成されている。第1凹部431と第2凹部432とは、平面視円弧状に形成された切り欠き435を介して連通している。この円弧状の切り欠き435には、後述するように、薬剤容器1の首部114が配置される。第2収容部412が形成されている部分と対応する周縁部42の前後方向の長さYは、第1収容部411と対応する周縁部42の長さXの約半分である。したがって、第2収容部412と梱包箱3の正面板311との間には、空間Sが形成される(図5参照)。このため、この空間Sと、第2収容部412の第2凹部432とを合わせた領域に、揮散体2の揮散部21が配置される。特に、揮散部21は造花であり、材料によっては壊れやすい可能性があるが、このような広い領域を確保することで、仮に揮散体が動いたとしても接触する壁面が減るため、壊れにくくなる。
また、第2凹部432には貫通孔438が形成されており、背面空間44と連通している。さらに、第2凹部432の上方には、第2凹部432と連通する第3凹部437が形成されている。第3凹部437は正面視矩形状に形成されており、この第3凹部437と周縁部42の上面との間に壁を形成している。したがって、ユーザは、第3凹部437に指を引っ掛けることができ、これによって、支持体4を上方へ引き上げて梱包箱3から取り出すことができる。
<4.梱包形態>
図6は支持体4に薬剤容器1及び揮散体2が保持された状態を示す斜視図、図7は図6の側面図である。図6及び図7に示すように、薬剤容器1及び揮散体2を梱包箱3に梱包するには、まず、薬剤容器1を支持体4の第1収容部411に配置する。具体的には、第1収容部411の第1凹部431に薬剤容器1を嵌め込む。このとき、薬剤容器1の首部114は、第1凹部431と第2凹部432との間の切り欠き435に嵌まり、薬剤容器1の蓋材12が、第2凹部432の下部へやや突出した状態となる。続いて、揮散体2の吸液芯22を第2凹部432の貫通孔438へ差し込み、吸液芯22と揮散部21との連結部分が貫通孔438付近に位置するまで、吸液芯22を背面空間44へ延ばしていく。この状態で、揮散部21の背面側は、第2凹部432内に配置されるが、揮散部21の正面側は第2収容部412から前面にやや飛び出した状態となる。ここで、梱包作業者は、図7に示すように、吸液芯22が貫通孔438と係合するように、吸液芯22の針金221を折り曲げる。こうして、揮散体2は支持体4に固定される。このとき、薬剤容器1の蓋材12と隣接するように、揮散部21が配置されるため、揮散部21は薬剤容器1上に固定されたように見える。
以上のように、支持体4に薬剤容器1と揮散体2とが固定されると、これを梱包箱3に収納する。このとき、支持体4において薬剤容器1と揮散体2が配置されている側が、正面板311側を向くように、支持体4を梱包箱3に挿入する。これに続いて、蓋部33を閉じれば、梱包が完了する。その後、この梱包箱3は、販売店の陳列台に配置されるが、その際には、梱包箱3の正面板311、つまり透明の窓が設けられた面が購買者を向くように配置される。
<5.使用方法>
続いて、使用方法について説明する。まず、梱包箱3の蓋部33を開く。続いて、支持体4の第3凹部437に指を引っ掛け、支持体4を上方に引き上げる。このとき、蓋部33は、背面板312側にヒンジを介して取付けられているため、支持体4の正面板311側に配置された揮散部21が蓋部33にぶつかるのを防止することができる(図7参照)。そして、支持体4を梱包箱3から取り出すと、支持体4から薬剤容器1及び揮散体2を取り外す。続いて、薬剤容器1の蓋材12を取り外した後、薬剤容器1の開口部111に揮散体2の吸液芯22を挿入する。これにより、図2に示すように、花が花瓶に挿された状態が模されるため、装飾効果を得ることができる。このとき、吸液芯22は芳香液に浸されるため、芳香液は吸液芯22を伝って揮散部21へ供給される。そして、芳香液は揮散部21から外部へ揮散し、芳香効果を得ることができる。
<6.特徴>
以上のように、上記実施形態によれば、支持体4において、揮散部21を収容する第2凹部432が、第1凹部431において薬剤容器1の首部114が配置される箇所と連通している。そのため、図8に示すように、梱包箱3の内部で、揮散部21は、薬剤容器1の開口部111に隣接して配置され、この状態を梱包箱3の正面板311から視認することができる。したがって、上述したように、梱包箱3が陳列台に配置されたときには、梱包箱3に収容された状態で、購買者が芳香装置の使用状態を確認することができる。
また、吸液芯22は、貫通孔438を介して背面空間44に収容されるため、薬剤容器1を収容する第1収容部411とは反対側に配置される。したがって、梱包箱3の正面板311からは、薬剤容器1に隠れて吸液芯22が見えないようにすることができる。その結果、使用者は、より正確な使用状態をイメージすることができる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、揮散部21は造花により構成されているが、これ以外でも、装飾が施され、薬剤容器1との組み合わせにインテリア的な効果を奏するものであればよい。また、薬剤容器1には、芳香液のほか、消臭液、アロマオイルなど、種々の薬剤を収容することができる。また、吸液芯22は、ジュラコン芯、フェルト芯などを用いて屈曲状態を維持可能なものであればよく、例えばフェルト芯に針金等が埋め込まれているものであっても良い。
梱包箱3は、直方体状であるが、特には限定されず、多角柱状、円柱状であってもよい。
1 薬剤容器
2 揮散体
3 梱包箱
4 支持体
21 揮散部
22 吸液芯
33 蓋部
44 背面空間(第3収容部)
111 開口部
221 針金(保形材)
411 第1収容部
412 第2収容部
431 第1凹部
432 第2凹部
438 貫通孔

Claims (7)

  1. 上部が開口した首部を有し、薬液が収容された薬剤容器と、
    前記薬剤容器の開口に差し込み可能となっている吸液芯、及び当該吸液芯の先端部に取付けられ装飾が施された揮散部、を有する揮散体と、
    前記薬剤容器及び揮散体を支持する支持体と、
    前記揮散体及び薬剤容器を支持した状態で前記支持体を収容するとともに、前記揮散体及び薬剤容器を外部から視認可能な窓が設けられた梱包箱と、
    を備え、
    前記梱包箱は、前記窓が設けられた正面側を向く面と、これとは反対の背面側を向く面と、を有し、
    前記支持体は、
    前記薬剤容器を着脱自在に収容可能な第1凹部を有する第1収容部と、
    前記揮散体の揮散部を収容可能な第2凹部を有する第2収容部と、
    前記揮散体の吸液芯が収容される第3収容部と、
    を備え、
    前記支持体における、前記正面側に前記第1収容部及び第2収容部が配置され、前記背面側に前記第3収容部が配置され、
    前記第2凹部は、前記薬剤容器の首部が配置される箇所において前記第1凹部と連通し、前記第2凹部に形成された貫通孔を介して前記第3収容部と連通し、前記吸液芯が前記貫通孔を介して前記第2収容部から第3収容部へ延びるように配置可能な、薬剤揮散装置収容体。
  2. 前記吸液芯は屈曲状態を維持可能に構成されている、請求項1に記載の薬剤揮散装置収容体。
  3. 前記吸液芯は、
    薬液が浸透可能な材料で形成された紐状の本体部と、
    前記本体部の内部に当該本体部に沿って設けられ、塑性変形可能な線状の保形材と、
    を備えている、請求項1に記載の薬剤揮散装置収容体。
  4. 前記第1収容部は、前記第1凹部を挟んで両側に配置され前記薬剤容器を挟持する一対の挟持部を備えており、
    前記第1凹部、及び前記一対の挟持部の上方には、前記第2凹部から前記窓側へはみ出した前記揮散部を収容する空間が形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の薬剤揮散装置収容体。
  5. 前記梱包箱は、
    上部に開口部を有する筒状の箱本体と、
    前記箱本体の開口部を閉じる蓋部と、
    を備え、
    前記蓋部は、前記窓部とは反対側の端部がヒンジとして前記箱本体の開口部の縁部に固定されている、請求項1から4のいずれかに記載の薬剤揮散装置収容体。
  6. 前記揮散部は、造花により構成されている、請求項1から5のいずれかに記載の薬剤揮散装置収容体。
  7. 上部が開口した首部を有し、薬液が収容された薬剤容器を準備するステップと、
    前記薬剤容器の開口に差し込み可能となっている吸液芯、及び当該吸液芯の先端部に取付けられ、装飾が施された揮散部、を有する揮散体を準備するステップと、
    前記薬剤容器及び揮散体を支持する支持体であって、前記薬剤容器を着脱自在に収容可能な第1凹部を有する第1収容部、前記揮散体の揮散部を収容可能な第2凹部を有する第2収容部、及び第3収容部、を備え、前記第2凹部が、前記薬剤容器の首部が配置される箇所において前記第1凹部と連通し、前記第2凹部に形成された貫通孔を介して前記第3収容部と連通する、支持体を準備するステップと、
    前記支持体を収容するとともに、窓が設けられた梱包箱を準備するステップと、
    前記支持体の前記第1凹部に前記薬剤容器を配置するステップと、
    前記支持体の前記第2凹部に前記揮散体の揮散部を配置するとともに、前記揮散体の吸液芯を前記貫通孔を介して前記第2収容部から第3収容部へ延びるように配置するステップと、
    当該支持体を、前記薬剤容器及び揮散体が前記窓を向くように、前記梱包箱に収容するステップと、
    当該梱包箱を、前記窓が購買者を向くように陳列台に配置するステップと、
    を備え、
    前記梱包箱は、前記窓が設けられた正面側を向く面と、これとは反対の背面側を向く面と、を有し、
    前記支持体における、前記正面側に前記第1収容部及び第2収容部が配置され、前記背面側に前記第3収容部が配置されている、薬剤揮散装置の陳列方法。
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