JP3213545U - 精油ボトル載置トレイ並びに該トレイ付精油ボトル収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】精油の入ったボトルを整然かつ安全に収納することが可能であると共に、ボトルの一斉取り出しやムエットの立て置きなど作業性向上に資する精油ボトル載置トレイ並びに該トレイ付精油ボトル収納ケースを提供する。【解決手段】所定の形状に成形された所用厚さを有する板体21から成り、該板体21の上面に精油ボトルBが挿嵌可能な所用深さを有する有底の挿嵌穴22が複数形成されると共に、精油を染みこませたムエットMを精油の入った各ボトルBの近傍にて立設可能な所用深さを有する差込溝24が形成され、該板体21の所定箇所には上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手23が備えられた。また、精油ボトル載置トレイ20と収納箱体10から成るトレイ付精油ボトル収納ケース1であって、開閉自在な蓋11を備えた収納箱体10の中空部12内に、一乃至複数の精油ボトル載置トレイ20が収容され、収納箱体10における所定箇所に、ムエットMを収納可能な挟持体14が備えられた。【選択図】図2
Description
本考案は、精油(英語ではエッセンシャルオイル。アロマオイルと呼ばれることもある。以下同様)をはじめとする天然または合成香料、および該香料を用いて製作された化粧品等の液体(以下、単に「精油」という。)が収容されたボトル(以下、「精油ボトル」という。)を収納するためのトレイ及びケースに関し、詳しくは、精油の入ったボトルを整然かつ安全に収納可能であって、しかもボトルの一斉取り出しが可能で、精油を染みこませたムエットをボトルと対応して立て置きできるなど、容易に作業することが可能で、かつ見た目に綺麗で美感に優れたディスプレイ機能を備えた試香紙立て付精油ボトル載置トレイ並びに該トレイ付精油ボトル収納ケースに関するものである。
従来より、精油を用いて、病気の予防、心身の健康やリラクセーション、ストレスの解消などを目的とする療法として、アロマテラピー(アロマセラピーとも呼ばれる。以下同様)が知られている。かかるアロマテラピーにおいて使用される道具には、精油や、その精油が入ったボトル、ムエット(試香紙)など種々のものがあり、これら道具の一部や一式全てをまとめて収納するケースが提供されている。
上記の様な収納ケースの提案としては、例えば、アロマテラピーに必要な用具一式をまとめて取り扱うことを可能にし、しかも、各用具の収納および管理をきわめて容易に行えるようにした「アロマテラピー用具キット」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。具体的には、開閉自在な蓋付きの収納ケース2に、(A)気密容器に充填される芳香性のエッセンシャルオイルと、(B)耐熱性の水受け皿と、(C)前記水受け皿を所定位置に保持可能な組立式の支持台と、(D)前記水受け皿の下方に設置可能なキャンドルと、(E)前記エッセンシャルオイルの滴下具を収納してなる提案である。
しかしながら、かかる「アロマテラピー用具キット」の提案は、使用時には必要に応じて収納された道具を個別に取り出し、使用が終了した後には再度ケース内に収納して片づける、というだけの単にアロマテラピーに必要な道具一式を収納し得るケースの提案であって、しかも、各道具を固定的に収納する構造を採用しておらず、持ち運びによって各道具がケース内で動いて乱雑になってしまう、といった問題があった。
また、利用者が、入浴剤、化粧水、肌用クリーム、石鹸の色と香りを自分で作成できるように色素とアロマオイルと入浴剤、化粧水、肌用クリーム、石鹸のそれぞれの作成用キットを1つずつのセットとして収納した「自主制作型バスアンドスキンケアセット」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。具体的には、セットの外箱に、食品添加物着色料と天然乳白色材とアロマオイルをセットし、なおかつ、入浴剤の作成用キットと色素と香料と作成方法についてのガイドブックを収納して、1つのセットで幾通りもの色と香りを堪能することが可能なセット商品の提案である。
しかしながら、かかる「自主制作型バスアンドスキンケアセット」の提案は、そもそもアロマテラピーそのものに関するものではなく、自分好みの入浴剤や化粧水、肌用クリーム、石鹸を自主制作するためのものであって、単に自主制作に必要な道具一式を収納した商品の提案であった。
さらに、香料の専門知識や経験がない者であっても、オリジナル性の高い賦香液を製造できて、市場のニーズに対応可能な「賦香液のブレンド装置」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。具体的には、複数の調香液アッシーと、調香液を洗浄する洗浄液と、計量機能を有する計測器具とを具備し、前記調香液アッシーが予め複数の香料原料を基に調香した調香液と、調香液を収容した容器とから構成され、計測器具を用いて択一的に選択した複数の調香液アッシーの少なくも二種以上を調合して賦香液を調香するための賦香液のブレンド装置の提案である。
しかしながら、かかる「賦香液のブレンド装置」の提案は、使用時には必要に応じて収納された道具を個別に取り出し、使用が終了した後には再度ケース内に収納して片づける、というだけの単に賦香液のブレンドに必要な道具一式を収納し得るケースの提案であって、しかも、各道具を固定的に収納する構造を採用しておらず、持ち運びによって各道具がケース内で動いて乱雑になってしまう、といった問題があった。
本出願人は、従来の精油ボトルなどといったアロマテラピーに必要な道具を収納可能なトレイやケースに着目し、単に道具を収納し得るだけでなく、作業性や安全性をはじめとする他の機能を発揮し得るトレイやケースが提供できないものかという着想の下、精油の入ったボトルを整然かつ安全に収納可能であって、ボトルの一斉取り出しやムエット(試香紙)の立て置きなど作業を容易にすることが可能なトレイ並びにケースを開発し、本考案にかかる「精油ボトル載置トレイ並びに該トレイ付精油ボトル収納ケース」の提案に至るものである。
本考案は、上記背景技術ならびに問題点に鑑み、精油が入ったボトルを整然かつ安全に収納することが可能であると共に、ボトルの一斉取り出しやムエットの立て置きなど作業性向上に資する精油ボトル載置トレイ並びに該トレイ付精油ボトル収納ケースを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案は、精油が入ったボトルを整然かつ安全に載置可能な精油ボトル載置トレイであって、所定の形状に成形された所用厚さを有する板体から成り、該板体の上面に精油ボトルが挿嵌可能な所用深さを有する有底の挿嵌穴が複数形成されると共に、該板体の所定箇所には上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手が備えられている手段を採る。
また、本考案は、前記精油ボトル載置トレイにおいて、板体の上面所定箇所に、ムエットを立設可能な所用深さを有する差込溝が形成されている手段を採り得る。
さらに、本考案は、前記精油ボトル載置トレイと、該精油ボトル載置トレイを収容し得る収納箱体と、から成るトレイ付精油ボトル収納ケースであって、開閉自在な蓋を備えた中空部を有する収納箱体の該中空部内に、一乃至複数の精油ボトル載置トレイが収容されて成る手段を採る。
またさらに、本考案は、前記収納箱体における所定箇所に、ムエットを収納可能な挟持体が備えられている手段を採り得る。
本考案にかかる精油ボトル載置トレイによれば、該精油ボトル載置トレイをそのまま作業机等に置くことで、複数の精油ボトルが整然かつ安全に載置された状態のまま作業することができると共に、精油ボトルにラベルを貼付する場合、ラベルの一部が載置トレイの上に位置するため、看者も精油ボトルが整然と並べられた状態で精油の種類を見ながら精油を選んだり作業を行ったり処方を受けることができる、といった機能性ならびに作業性の向上に優れた効果を奏する。
また、従来のムエットは作業机等に直置きされていたため、該ムエットを折り曲げて精油を浸み込ませた端部が作業机等から浮いた状態(作業机等と接触しない状態)を作る必要があったが、本考案にかかる精油ボトル載置トレイによれば、上面に差込溝を形成することで、ムエットが作業机等と接触せずに該差込溝に立設可能となっているため、ムエットの端部を折り曲げる手間がいらず、しかも立設されたムエットと近傍の精油が入ったボトルとを対応させることで、浸み込ませた精油の種類が直ぐに判別できるため、必要なムエットを容易に手にすることができ、より一層の作業性向上に資する、といった優れた効果を奏する。
さらに、本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケースによれば、収納箱体の中空部内に、複数の精油ボトルが載置された精油ボトル載置トレイを収容する態様を採用することで、収納された精油ボトルの位置が固定的に決定されることとなるため、収納箱体内において精油ボトルを整然かつ安全に収納することが可能となって、持ち運びによっても収納箱体内において乱雑に動き回ったり中身が漏れ出てしまうことがない、といった優れた効果を奏する。
またさらに、本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケースによれば、精油ボトルを取り出す際は、個別に取り出し可能であるほか、複数の精油ボトルが載置された精油ボトル載置トレイを取っ手を介して収納箱体内から取り出す手法を採り得るため、複数の精油ボトルを一々に取り出すのではなく精油ボトル載置トレイを使って一気に取り出すことが可能であって、作業性の向上に資する、といった優れた効果を奏する。
本考案は、精油の入ったボトルを整然かつ安全に載置可能な精油ボトル載置トレイ20であって、所定の形状に成形された所用厚さを有する板体21から成り、該板体21の上面に精油ボトルBが挿嵌可能な所用深さを有する有底の挿嵌穴22が複数形成されると共に、該板体21の所定箇所には上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手23が備えられている手段を採用したこと、並びに、精油ボトル載置トレイ20と、該精油ボトル載置トレイ20を収容し得る収納箱体10と、から成るトレイ付精油ボトル収納ケース1であって、開閉自在な蓋11を備えた中空部12を有する収納箱体10の該中空部12内に、一乃至複数の精油ボトル載置トレイ20が収容されて成る手段を採用したこと、を最大の特徴とする。
以下、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20並びにトレイ付精油ボトル収納ケース1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
以下、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20並びにトレイ付精油ボトル収納ケース1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20並びにトレイ付精油ボトル収納ケース1は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法等の範囲内で適宜変更することができるもので、記載文言通りに狭義に解釈されるものではなく、同様の作用効果を発揮し得る範囲内で広義に解釈されるものである。
先ず、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20の実施形態について説明する。図1は、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20の実施形態を示す説明図である。
本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20は、中に精油の入った精油ボトルBを整然かつ安全に載置可能なものであって、以下の構成を採る。
本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20は、中に精油の入った精油ボトルBを整然かつ安全に載置可能なものであって、以下の構成を採る。
精油ボトル載置トレイ20は、所用厚さを有する板体21から成り、所定の形状に成形されている。該板体21の上面には、所用深さを有する有底の挿嵌穴22が複数形成されており、該挿嵌穴22には精油ボトルBが挿嵌可能となっている。すなわち、該挿嵌穴22の内径は、精油ボトルBの外径よりやや大径に形成されている。また、挿嵌穴22の深さについては、特に限定するものではないが、精油ボトルが動くことなく固定できる深さであり、かつ挿嵌される精油ボトルBの種類が一目で判別し得るべく、該精油ボトルBに貼付されたラベルが隠れずに板体21の上に位置する程度の深さとすることが望ましい。ところで、板体21の上面に形成される挿嵌穴21の数についても特に限定するものではなく、精油ボトルBの外径を基に板体21の大きさから形成可能な挿嵌穴21の数を割り出して形成されることとなる。尚、図1(a)では、六個の挿嵌穴21が形成された場合について示しており、図1(b)では、二十八個の挿嵌穴21が形成された場合について示している。
また精油ボトル載置トレイ20は、板体21の所定箇所において、上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手23が備えられている。該取っ手23は、精油ボトル載置トレイ20を持ち運びする際の把持部として機能するものである。該取っ手23が備えられる箇所及び数について、例えば図示の様に板体21の平面視略中央箇所(略中心箇所)に一の取っ手23を備えたり、あるいは、図示されていないが板体21の両端部に夫々一つ計二つの取っ手23を備える態様など、特に限定されるものではない。
精油ボトル載置トレイ20を構成する板体21や取っ手23の材質については、特に限定するものではなく、例えば木製や金属製、合成樹脂製、紙製等が考え得る。尚、板体21と取っ手23については、共に同材質で成形すると夫々別材質で成形するとを問うものでもない。
精油ボトル載置トレイ20の形状については、複数の精油ボトルBを載置可能な大きさ・形状であれば特に限定するものではなく、運搬性や収納性を考慮しつつ、載置される精油ボトルBの数もふまえて適宜決定される。例えば図1(a)に示す様な矩形状や、図1(b)に示す様な円形状など、種々形状に成形される。尚、図1(b)では、精油ボトル載置トレイ20の形状について一つの円形状とした場合を示しているが、かかる円形状を直径線で分割して二つの半円形状としたり、半径線で放射状に分割して複数の円弧形状としたり、さらには、所定径幅の同心円で外周部を環状に分割する形状とすることも可能である。
精油ボトル載置トレイ20の上面所定箇所には、差込溝24を形成する態様が考え得る。該差込溝24は、ムエットMを差し込んで立設し得る所用深さを有して形成されている。これにより、先端に精油を浸み込ませたムエットMが差込溝24にて立設されるため、作業机等と接触しなくなることからムエットMの端部を折り曲げる作業が不要となり、作業性向上に多大な効果を奏することとなる。尚、差込溝24の配置(形成箇所)や個数について特に限定するものではないが、各精油ボトルBごとに夫々別々にムエットMを立設可能とするべく、該差込溝24は精油ボトル載置トレイ20に形成された各挿嵌穴21の近傍に夫々形成されることが望ましい。このとき、各挿嵌穴21の前方または後方に一列に差込溝24を形成・配置する態様や、省スペース化を考慮して隣接する挿嵌穴21ごと前方と後方に互い違いに差込溝24を形成・配置する態様などが考え得る。ところで、本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20では、精油ボトルBが挿嵌される挿嵌穴22と共に差込溝24を形成する態様についてのみ説明しているが、場合によっては挿嵌穴22を形成せずに差込溝24のみを形成する態様、即ちムエットMのみを立設し得るトレイの態様も考え得る。
本考案において、精油ボトル載置トレイ20に載置される精油ボトルBの種類・形状・大きさについては特に限定はなく、また、該精油ボトルBのキャップの形式・形態についても特に限定するものではない。すなわち、精油ボトルBの外径・形状に対しては、当該精油ボトルBの形状に合わせて挿嵌穴21を成形すれば対応することができる。
以上の通り構成される精油ボトル載置トレイ20によれば、複数の精油ボトルBが整然かつ安全に載置されていることで、そのまま作業机等に置いて作業することができると共に、看者も精油ボトルBが整然と並べられた状態で精油の種類を見ながら精油を選んだり作業を行ったり処方を受けることが可能となる。また、精油ボトル載置トレイ20の上面に差込溝24を形成することで、ムエットMが作業机等と接触せずに該差込溝24に立設可能となっているため、ムエットMの端部を折り曲げる必要がなく、しかも立設されたムエットMと近傍の精油ボトルBとを対応させることで、浸み込ませた精油の種類が直ぐに判別可能となる。
次に、本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケース1について説明する。尚、実施例1と同様の部分は説明を省略する。図2及び図3は、本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケース1の実施形態を示す説明図である。
本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケース1は、中に精油ボトルBを整然かつ安全に収納可能なものであって、収納箱体10と精油ボトル載置トレイ20で構成されている。
本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケース1は、中に精油ボトルBを整然かつ安全に収納可能なものであって、収納箱体10と精油ボトル載置トレイ20で構成されている。
収納箱体10は、開閉自在な蓋11を備えると共に、内部には精油ボトルBが載置された状態の精油ボトル載置トレイ20を収容可能な中空部12を有する形態となっている。該中空部12には、一乃至複数の精油ボトル載置トレイ20が収容されることとなる。尚、該収納箱体10には、不使用時や持ち運び時に開閉自在の蓋11を封止可能なロック機構を備えることが好ましい。
収納箱体10の材質については、特に限定するものではなく、例えば木製や金属製、合成樹脂製、紙製等が考え得る。また、該収納箱体10の形状についても特に限定はなく、例えば図2に示す様な平面視矩形状や、図3に示す様な平面視円形状が考えられ、あるいは、図示されていないが平面視楕円形状や多角形状などを採用し得る。
収納箱体10における所定箇所には、ムエットMを収納可能な挟持体14が備えられた態様を採用し得る。該挟持体14の具体的構造について、ムエットMを挟持可能であれば特に限定はなく、例えば図示の様な一辺開口型のポケット様構造であったり、あるいは、ゴム等の伸縮帯を取り付け束ねる構造や開閉蓋を有する箱型構造などが考え得る。また、挟持体14を備える箇所についても特に限定はなく、例えば図示の様に蓋11の内側に備えられたり、あるいは、収納箱体10の外周壁面や蓋11の上面などといった外面所定箇所に備える態様であってもよい。
精油ボトル載置トレイ20の基本的な構成については、前記実施例1において説明した構成と同様であって、精油ボトル載置トレイ20は、所定の形状に成形された所用厚さを有する板体21から成り、該板体21の上面に精油ボトルBが挿嵌可能な所用深さを有する有底の挿嵌穴22が複数形成されると共に、該板体21の所定箇所には上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手23が備えられて成る。尚、本考案にかかるトレイ付精油収納ケース1に採用し得るための精油ボトル載置トレイ20の限定的構成として、以下の点が挙げられる。
すなわち、精油ボトル載置トレイ20の形状について、前記収納箱体10における中空部12に収容可能な大きさ・形状を有して形成されることとなる。具体的には、収納箱体12の平面視形状すなわち中空部12の形状を基に、収容される精油ボトル載置トレイ20の数もふまえて適宜決定されるもので、例えば図2に示す様な矩形状や図3に示す様な円形状など、中空部12の形状に合わせて種々形状に成形される。
また、精油ボトル載置トレイ20の材質について、前記収納箱体10に合わせて同材質のものとしたり、該収納箱体10とは別の材質とする態様が可能である。
また、精油ボトル載置トレイ20の材質について、前記収納箱体10に合わせて同材質のものとしたり、該収納箱体10とは別の材質とする態様が可能である。
以上の各構成から成るトレイ付精油ボトル収納ケース1において、一の収納箱体10における中空部12の中に収容される精油ボトル載置トレイ20の数については、特に限定するものではなく、一乃至複数の精油ボトル載置トレイ20が一の中空部12の中に収容されることとなる。尚、図2では一の中空部12の中に三つの精油ボトル載置トレイ20が収容される場合について示しており、また、図3では一の中空部12の中に一つの精油ボトル載置トレイ20が収容される場合について示している。
本考案において、トレイ付精油ボトル収納ケース1に収納される精油ボトルBの種類・形状・大きさについては特に限定はなく、また、該精油ボトルBのキャップの形式・形態についても特に限定するものではない。すなわち、高さが嵩む精油ボトルBであっても、収納箱体10の高さ即ち中空部12の高さを任意に設定することで対応可能である。
ここで、本考案にかかるトレイ付精油ボトル収納ケース1の使用態様について説明する。
先ず、収納時の態様について説明する。各種精油の入った精油ボトルBを精油ボトル載置トレイ20に形成された挿嵌穴22に挿嵌し、その状態で取っ手23を介して持ち上げ、収納箱体10の中空部12へ収容する。また、未使用のムエットMが、挟持体14により挟持されている。この状態で蓋11が閉じられると共に、ロック機構を備える態様を採用した場合には該ロック機構により蓋11は封止され、保管・持ち運びが可能となる。
先ず、収納時の態様について説明する。各種精油の入った精油ボトルBを精油ボトル載置トレイ20に形成された挿嵌穴22に挿嵌し、その状態で取っ手23を介して持ち上げ、収納箱体10の中空部12へ収容する。また、未使用のムエットMが、挟持体14により挟持されている。この状態で蓋11が閉じられると共に、ロック機構を備える態様を採用した場合には該ロック機構により蓋11は封止され、保管・持ち運びが可能となる。
次に、使用時の態様について説明する。ロック機構を備える態様を採用した場合には該ロック機構を開封し、収納箱体10の蓋11を開ける。収納箱体10の中空部12の中から取っ手23を介して精油ボトル載置トレイ20を取り出し、作業机等に載置する。挟持体14から未使用のムエットMを取り出し、精油ボトル載置トレイ20の挿嵌穴22に挿嵌された精油ボトルBを取り出し、該精油ボトルBのキャップを開けて、該ムエットMの先端に精油を1滴浸み込ませる。精油ボトルBのキャップを閉め、該精油ボトルBを元の挿嵌穴22に挿嵌する。精油が浸みたムエットMを、浸みた精油の入った精油ボトルB近傍の差込溝24に差し込み立設する。このとき、精油の浸みた先端を上方に向けつつ、精油の浸みていない他端側を差込溝24に差し込む。精油ボトルBの取り出しから精油が浸みたムエットMの立設までは、必要に応じて繰り返し行われる。
本考案にかかる精油ボトル載置トレイ20並びにトレイ付精油ボトル収納ケース1は、精油ボトルBを整然かつ安全に収納することが可能となって、持ち運びによっても収納箱体10内において乱雑に動き回ったり中身が漏れ出てしまうことがなく、精油ボトル載置トレイ20を使って複数の精油ボトルBを一気に取り出すことが可能であって、しかも精油ボトルBが整然と並べられた状態で看者も精油の種類を容易に確認しながら精油を選んだり作業をしたり処方を受けることができ、さらには、ムエットMの端部を折り曲げることなく精油ボトルBの近傍に立設させることで、浸み込ませた精油の種別が直ぐに判別することが可能となることから、収納性はもちろん見た目に綺麗で美感に優れ、扱い易さから作業性の向上に資すると共に機能性の向上に優れた効果を発揮するものである。したがって、本考案にかかる「精油ボトル載置トレイ20並びに該トレイ付精油ボトル収納ケース」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
1 トレイ付精油ボトル収納ケース
10 収納箱体
11 蓋
12 中空部
14 挟持体
20 精油ボトル載置トレイ
21 板体
22 挿嵌穴
23 取っ手
24 差込溝
B 精油ボトル
M ムエット
10 収納箱体
11 蓋
12 中空部
14 挟持体
20 精油ボトル載置トレイ
21 板体
22 挿嵌穴
23 取っ手
24 差込溝
B 精油ボトル
M ムエット
Claims (4)
- 精油をはじめとする天然または合成香料および該香料を用いて製作された化粧品等の液体が入ったボトルを整然かつ安全に載置可能な精油ボトル載置トレイであって、
所定の形状に成形された所用厚さを有する板体から成り、該板体の上面に精油ボトルが挿嵌可能な所用深さを有する有底の挿嵌穴が複数形成されると共に、該板体の所定箇所には上方へ延伸する少なくとも一以上の棒状の取っ手が備えられていることを特徴とする精油ボトル載置トレイ。 - 前記精油ボトル載置トレイにおいて、板体の上面所定箇所に、ムエットを立設可能な所用深さを有する差込溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の精油ボトル載置トレイ。
- 前記請求項1または請求項2に記載の精油ボトル載置トレイと、該精油ボトル載置トレイを収容し得る収納箱体と、から成るトレイ付精油ボトル収納ケースであって、
開閉自在な蓋を備えた中空部を有する収納箱体の該中空部内に、一乃至複数の精油ボトル載置トレイが収容されて成ることを特徴とするトレイ付精油ボトル収納ケース。 - 前記収納箱体における所定箇所に、ムエットを収納可能な挟持体が備えられていることを特徴とする請求項3に記載のトレイ付精油ボトル収納ケース。
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CN114261638A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-01 | 水利部牧区水利科学研究所 | 一种稳固的水样存放检测一体箱 |
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CN114261638B (zh) * | 2021-12-29 | 2023-08-04 | 水利部牧区水利科学研究所 | 一种稳固的水样存放检测一体箱 |
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