JP6185358B2 - シャッター装置の構造及び巻取シャフトの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載のシャッター装置11の構造は、建物開口の一側に設けられ、シャッターカーテン19を外周に巻装する巻取シャフト23を備えるシャッター装置11の構造であって、
前記巻取シャフト23を構成し、前記シャッターカーテン19の一側縁が固定され該シャッターカーテン19が巻回される筒状の本体部25と、
前記本体部25の軸線51に沿う方向の両端に前記軸線51を中心に取り付けられ少なくとも一方が前記本体部25に対して前記軸線51に沿う方向に移動自在となる一対の軸首27と、
前記軸首27の外周から突出するキー55と、
前記本体部25に形成され前記軸首27を支持する軸穴49の内周が半径方向外側に切り欠かれて前記キー55が係合することで前記軸首27と前記本体部25との相対回転を規制する本体側キー溝59と、
を具備することを特徴とする。
温度差により、長尺の巻取シャフト23が伸縮すると、軸首27と本体部25とが軸線51に沿う方向で固定されておらず、移動自在とされており、巻取シャフト23の伸縮による変位が、キー55を介した本体側キー溝59の移動によって吸収され、一対の軸首間の距離が変動しにくくなる。
前記軸首27の外周に前記軸線51に沿う方向で軸首側キー溝53が凹設され、
前記キー55が、前記軸首側キー溝53より短く形成され、前記軸首側キー溝53に沿う方向に移動自在となって前記軸首側キー溝53に挿入され、前記軸首27の外周から突出することを特徴とする。
温度差により、長尺の巻取シャフト23が伸縮すると、本体部25とともにキー55が軸線51に沿う方向に移動(変位)する。キー55が軸首側キー溝53内で移動することで、軸首27は、キー55によって移動されない。これにより、巻取シャフト23の伸縮による変位が、軸首側キー溝53内でのキー55の移動によって吸収され、一対の軸首間の距離が変動しにくくなる。
前記本体部25が開口部57を有する筒状に形成され、
前記開口部57に前記軸穴49を有した中子29が固定され、
前記中子29の前記本体側キー溝59に前記キー55が固定されることを特徴とする。
それぞれの前記軸首27を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体13に固定される一対のブラケット31と、
一対の前記ブラケット31に長手方向両端が支持されて架設され少なくとも長手方向の一端側が長手方向に沿って長い長穴63を介して前記ブラケット31に締結固定される補強部材45と、
を具備することを特徴とする。
それぞれの前記軸首27を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体13に固定される一対のブラケット31と、
一対の前記ブラケット31に長手方向両端が締結固定される補強部材45と、
一対の前記ブラケット31の少なくとも一方に形成され前記建物躯体13に締結固定される前記軸線51に沿う方向に長い躯体固定用長穴61と、
を具備することを特徴とする。
それぞれの前記軸首27を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体13に固定される一対のブラケット31と、
一対の前記ブラケット31に長手方向両端が支持されて架設され少なくとも長手方向の一端側が長手方向に沿って長い長穴63を介して前記ブラケット31に締結固定される補強部材45と、
一対の前記ブラケット31の少なくとも一方に形成され前記建物躯体13に締結固定される前記軸線51に沿う方向に長い躯体固定用長穴61と、
を具備することを特徴とする。
前記軸首27を支持する軸穴49の内周に半径方向外側に切り欠かれて前記キー55が係合する本体側キー溝59を有する中子29を、前記キー55に前記本体側キー溝59を係合させて前記軸首27の外周に外挿する工程と、
前記キー55に前記中子29を固定する工程と、
前記軸首27とともに前記中子29を巻取シャフト23の筒状の本体部25の開口部57に挿入して前記中子29と前記本体部25を固定する工程と、
を含むことを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る構造を備えるシャッター装置の正面図、図2は図1に示したシャッター装置の巻取シャフト近傍の平面図、図3は図2に示した巻取シャフト端部の要部拡大断面図、図4は図3の分解斜視図である。
本実施形態に係る構造を備えるシャッター装置11は、建物躯体13の出入開口15の上部に設けられる収納ケース17と、出入開口15の左右に設けられ収納ケース17から繰り出される開閉体であるシャッターカーテン19の両縁を案内する一対のガイドレール21とを有する。
なお、上記中子29は、1枚で構成されることとしてもよく、この中子29が複数枚で構成され設けられる際には、図3や図5に示されているように、少なくとも2枚はキー55と嵌合していることが好ましい。
巻取シャフト23を製造するには、図4に示すように、軸首27の外周に軸線51に沿う方向で凹設された軸首側キー溝53に、軸首側キー溝53より短く形成されて軸首側キー溝53に沿う方向に移動自在となって軸首27の外周から突出するキー55を挿入する。
軸首27を支持する軸穴49の内周に半径方向外側に切り欠かれてキー55が係合する本体側キー溝59を有する中子29を、キー55に本体側キー溝59を係合させて軸首27の外周に外挿する。
次に、キー55に中子29を溶接等によって固定する。
そして、軸首27とともに中子29を巻取シャフト23の筒状の巻胴25の開口部57に挿入して中子29と巻胴25を溶接等によって固定する。
図5は本体部収縮時の巻取シャフト端部を表す動作説明図、図6は巻取シャフト23及び本体部の収縮時のシャッター装置要部を表す動作説明図である。
シャッター装置11の構造では、図5に示すように、軸首27の軸首側キー溝53にキー55が挿入され、キー55は、軸首側キー溝53内で所定の距離で移動可能となる。所定の距離とは、軸首側キー溝53の長さとキー55の長さの差分の距離dである。軸首27は、キー55を本体側キー溝59に係合し、巻胴25の軸穴49に挿入される。軸首27が回転駆動されれば、キー55を介して巻取シャフト23の巻胴25が回転される。軸首27が回転規制されれば、巻胴25にモーメントが作用しても、巻取シャフト23は回転が規制される。
図7は躯体固定用長穴61を有したブラケット31と建物躯体13との固定構造を表す分解斜視図、図8は長穴63の設けられた補強部材45の斜視図、図9は補強部材45をブラケット31に固定する長穴63の形成された固定アングル47の斜視図である。
シャッター装置11は、長尺部材である巻取シャフト23とともに、補強部材45も温度差によって収縮する。補強部材45は、長手方向両端がブラケット31に固定される。ブラケット31は、建物躯体13に固定される。このため、上記のキー機構を備えていない場合の従来型巻取シャフトや、補強部材45の変位は、建物躯体13に固定されてこの間隔距離が殆ど変化しないブラケット31に、応力となって作用する。シャッター装置11の構造では、この従来型巻取シャフトや補強部材45の変位を吸収するための構成も備える。
躯体固定用長穴61と長穴63の双方を備える構成では、ブラケット31に対し、補強部材45の固定部が長穴63を移動する。これとともに、建物躯体13に対してもブラケット31が躯体固定用長穴61を介して移動する。これにより、変位の吸収がより確実となり、応力が発生せず、ブラケット31が変形しにくい。その結果、一対のブラケット31に架設した従来型巻取シャフトや長尺の補強部材45が伸縮しても、ブラケット31と補強部材45が変位可能となるとともに、ブラケット31も建物躯体13に対し変位可能となり、ブラケット31の変形や破損をより確実に抑制できる。
13…建物躯体
19…シャッターカーテン
23…巻取シャフト
25…本体部(巻胴)
27…軸首
29…中子
31…ブラケット
45…補強部材
49…軸穴
51…軸線
53…軸首側キー溝
55…キー
57…開口部
59…本体側キー溝
61…躯体固定用長穴
63…長穴
Claims (7)
- 建物開口の一側に設けられ、シャッターカーテンを外周に巻装する巻取シャフトを備えるシャッター装置の構造であって、
前記巻取シャフトを構成し、前記シャッターカーテンの一側縁が固定され該シャッターカーテンが巻回される筒状の本体部と、
前記本体部の軸線に沿う方向の両端に前記軸線を中心に取り付けられ少なくとも一方が前記本体部に対して前記軸線に沿う方向に移動自在となる一対の軸首と、
前記軸首の外周から突出するキーと、
前記本体部に形成され前記軸首を支持する軸穴の内周が半径方向外側に切り欠かれて前記キーが係合することで前記軸首と前記本体部との相対回転を規制する本体側キー溝と、
を具備することを特徴とするシャッター装置の構造。 - 請求項1記載のシャッターの構造であって、
前記軸首の外周に前記軸線に沿う方向で軸首側キー溝が凹設され、
前記キーが、前記軸首側キー溝より短く形成され、前記軸首側キー溝に沿う方向に移動自在となって前記軸首側キー溝に挿入され、前記軸首の外周から突出することを特徴とするシャッター装置の構造。 - 請求項1または2記載のシャッター装置の構造であって、
前記本体部が開口部を有する筒状に形成され、
前記開口部に前記軸穴を有した中子が固定され、
前記中子の前記本体側キー溝に前記キーが固定されることを特徴とするシャッター装置の構造。 - 請求項1または2または3記載のシャッター装置の構造であって、
それぞれの前記軸首を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体に固定される一対のブラケットと、
一対の前記ブラケットに長手方向両端が支持されて架設され少なくとも長手方向の一端側が長手方向に沿って長い長穴を介して前記ブラケットに締結固定される補強部材と、
を具備することを特徴とするシャッター装置の構造。 - 請求項1または2または3記載のシャッター装置の構造であって、
それぞれの前記軸首を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体に固定される一対のブラケットと、
一対の前記ブラケットに長手方向両端が締結固定される補強部材と、
一対の前記ブラケットの少なくとも一方に形成され前記建物躯体に締結固定される前記軸線に沿う方向に長い躯体固定用長穴と、
を具備することを特徴とするシャッター装置の構造。 - 請求項1または2または3記載のシャッター装置の構造であって、
それぞれの前記軸首を前記軸線方向に移動規制して回転自在に支持し建物躯体に固定される一対のブラケットと、
一対の前記ブラケットに長手方向両端が支持されて架設され少なくとも長手方向の一端側が長手方向に沿って長い長穴を介して前記ブラケットに締結固定される補強部材と、
一対の前記ブラケットの少なくとも一方に形成され前記建物躯体に締結固定される前記軸線に沿う方向に長い躯体固定用長穴と、
を具備することを特徴とするシャッター装置の構造。 - 軸首の外周に軸線に沿う方向で凹設された軸首側キー溝に、前記軸首側キー溝より短く形成されて前記軸首側キー溝に沿う方向に移動自在となって前記軸首の外周から突出するキーを挿入する工程と、
前記軸首を支持する軸穴の内周に半径方向外側に切り欠かれて前記キーが係合する本体側キー溝を有する中子を、前記キーに前記本体側キー溝を係合させて前記軸首の外周に外挿する工程と、
前記キーに前記中子を固定する工程と、
前記軸首とともに前記中子を巻取シャフトの筒状の本体部の開口部に挿入して前記中子と前記本体部を固定する工程と、
を含むことを特徴とする巻取シャフトの製造方法。
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JP2013212933A JP6185358B2 (ja) | 2013-10-10 | 2013-10-10 | シャッター装置の構造及び巻取シャフトの製造方法 |
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