JP6181432B2 - タイヤ - Google Patents
タイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6181432B2 JP6181432B2 JP2013118808A JP2013118808A JP6181432B2 JP 6181432 B2 JP6181432 B2 JP 6181432B2 JP 2013118808 A JP2013118808 A JP 2013118808A JP 2013118808 A JP2013118808 A JP 2013118808A JP 6181432 B2 JP6181432 B2 JP 6181432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- rubber layer
- side rubber
- radial direction
- outer side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
実施形態のタイヤは、トレッド部及び1対のサイド部を有しており、リムフランジに組み付けるように構成される。タイヤは、1対のビードコアと、前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有しており、前記トレッド部及び前記1対のサイド部の骨格を形成するカーカス層とを備える。前記1対のサイド部のそれぞれは、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面において前記タイヤ幅方向の内側に凹む凹部を有する。前記凹部は、タイヤ表面を形成する外側サイドゴム層と、前記タイヤ幅方向において前記外側サイドゴム層よりも内側に位置する内側サイドゴム層とを有する。前記内側サイドゴム層の弾性率は、前記外側サイドゴム層の弾性率よりも高い。
(タイヤの構成)
以下において、第1実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係るタイヤ1を示す断面図である。詳細には、図1は、タイヤ幅方向TW及びタイヤ径方向TRに沿った断面を示している。
第1実施形態では、凹部51は、内側サイドゴム層55及び外側サイドゴム層54を有しており、内側サイドゴム層55の弾性率は、外側サイドゴム層54の弾性率よりも高い。従って、外側サイドゴム層54の弾性率よりも高い弾性率を有する内側サイドゴム層55によって凹部51が補強されるため、サイド部(凹部51)の歪みの発生が抑制される。また、有機繊維の配置ではなくて、外側サイドゴム層54の弾性率よりも高い弾性率を有する内側サイドゴム層55によって凹部51を補強するため、オゾンクラックの発生及び進展が抑制される。
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について説明する。
以下において、評価結果について説明する。具体的には、以下に示すサンプルを準備して、各サンプルについて、歪み測定値(指数)、オゾンクラックレベル測定値(指数)、BFドラム距離測定値(指数)、RR測定値(指数)について測定した。
各サンプルを試験ドラムに押し当てて、ドライ路面の条件下で試験ドラムを回転させて、サイド部の歪みを測定した。測定結果は、従来例に係るサンプルを100とする指数によって表した。ここで、指数が大きいほど歪みが小さい。ここでは、各サンプルの内圧が650KPaの内圧であり、荷重が印加されていないケース(内圧時)、及び、各サンプルの内圧が650KPaの内圧であり、正規荷重が印加されたケース(荷重時)について、サイド部の歪みを測定した。
各サンプルを車輌(トレーラ)に装着して、10ヶ月に亘って車輌を走行させて、オゾンクラックレベルを測定した。路面条件は、天候等に左右されるため、ドライ路面又はウェット路面である。測定結果は、従来例に係るサンプルを100とする指数によって表した。ここで、指数が大きいほどオゾンクラックの発生が少ない。なお、オゾンクラックレベルは、サイド部の一定面積において、オゾンクラックが発生した面積である。
各サンプルを試験ドラムに押し当てて、ドライ路面の条件下で試験ドラムを回転させて、ビード部が壊れるまでの走行距離を測定した。なお、各サンプルに印加する荷重を段階的に増大した。測定結果は、従来例に係るサンプルを100とする指数によって表した。ここで、指数が大きいほど走行距離が長い。
各サンプルを試験ドラムに押し当てて、ドライ路面の条件下で試験ドラムを回転させて、転がり抵抗を測定した。測定結果は、従来例に係るサンプルを100とする指数によって表した。ここで、指数が大きいほど転がり抵抗が小さい。
上述した試験結果については、図3に示す通りである。図3に示すように、比較例1では、従来例と比べて、有機繊維によって凹部を補強することによって、歪み測定値(荷重時)が向上した。しかしながら、比較例1では、従来例と比べて、歪み測定値(荷重時)及びオゾンクラックレベル測定値が悪化した。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (4)
- トレッド部及び1対のサイド部を有しており、リムフランジに組み付けるように構成されたタイヤであって、
1対のビードコアと、
前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有しており、前記トレッド部及び前記1対のサイド部の骨格を形成するカーカス層とを備え、
前記1対のサイド部のそれぞれは、タイヤ表面を形成する外側サイドゴム層の前記タイヤ表面側に、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面において前記タイヤ幅方向の内側に凹む凹部が形成されており、
前記外側サイドゴム層の前記凹部が形成された位置においては、前記タイヤ幅方向において前記外側サイドゴム層よりも内側に位置する内側サイドゴム層を有しており、
前記内側サイドゴム層の弾性率は、前記外側サイドゴム層の弾性率よりも高く、
前記タイヤ幅方向における前記内側サイドゴム層の厚みは、前記凹部の下端の前記タイヤ径方向における位置から前記凹部の上端の前記タイヤ径方向における位置までの前記タイヤ径方向における範囲内であって、前記凹部の下端の前記タイヤ径方向における位置から前記タイヤ径方向の外側に向けて10mm以上かつ30mm以下の範囲において、前記タイヤ幅方向における前記内側サイドゴム層の厚み及び前記外側サイドゴム層の厚みの和の30%以上かつ50%以下である
ことを特徴とするタイヤ。 - 前記凹部の下端は、前記リムフランジの上端を基準として、前記タイヤ径方向の外側が正領域であり、前記タイヤ径方向の内側が負領域である場合に、基準に対して−5mm以上かつ+10mm以下の範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
- 前記外側サイドゴム層の弾性率は、100%モジュラスで2.0MPa以上でありかつ2.4MPa以下であり、
前記内側サイドゴム層の弾性率は、100%モジュラスで2.6MPa以上でありかつ3.0MPa以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。 - 前記凹部は、前記凹部の上端と前記凹部の下端とを結ぶ線に対して前記タイヤ表面が最も内側に凹む最凹み部位を含み、
前記内側サイドゴム層の厚みは、前記最凹み部位に対応する位置において最も厚く、前記タイヤ径方向において前記最凹み部位に対応する位置から離れるに従って薄いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013118808A JP6181432B2 (ja) | 2013-06-05 | 2013-06-05 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013118808A JP6181432B2 (ja) | 2013-06-05 | 2013-06-05 | タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014234134A JP2014234134A (ja) | 2014-12-15 |
JP6181432B2 true JP6181432B2 (ja) | 2017-08-16 |
Family
ID=52137138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013118808A Expired - Fee Related JP6181432B2 (ja) | 2013-06-05 | 2013-06-05 | タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6181432B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2415016A1 (fr) * | 1978-01-20 | 1979-08-17 | Michelin & Cie | Pneumatique pour roue de vehicule gros porteur |
DE4020531A1 (de) * | 1990-06-28 | 1992-01-02 | Continental Ag | Fahrzeugluftreifen |
JP2781542B2 (ja) * | 1995-06-19 | 1998-07-30 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
JP2837840B2 (ja) * | 1997-01-09 | 1998-12-16 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4007717B2 (ja) * | 1999-04-28 | 2007-11-14 | 横浜ゴム株式会社 | 競技用空気入りタイヤ |
JP2008254619A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2009113593A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
-
2013
- 2013-06-05 JP JP2013118808A patent/JP6181432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014234134A (ja) | 2014-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5944826B2 (ja) | タイヤ | |
JP6848356B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
RU2618358C2 (ru) | Пневматическая шина | |
JP6052846B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5277928B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPWO2015063977A1 (ja) | タイヤ | |
JP5475096B1 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP4608302B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5497805B2 (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP6292710B2 (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP6450112B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4818266B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4842628B2 (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
JP5479848B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2018070018A (ja) | 空気入りタイヤユニット | |
JP6181432B2 (ja) | タイヤ | |
JP5703973B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6313068B2 (ja) | 農業機械用空気入りタイヤ | |
JP6450111B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4812344B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2016002538A1 (ja) | タイヤ | |
JP6360493B2 (ja) | 建設プラントタイプの大型車両用タイヤのビード部 | |
JP6147574B2 (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP4751106B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6204938B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170720 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6181432 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |