JP6181021B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者によるステアリングホイールの手動操作に係る補助力を、ステアリングホイール及び転舵輪に連結された回転軸部に伝えるためのアシストモータを有する電動パワーステアリング装置に関する。
従来、運転者がステアリングホイール等の操舵部材を手動操作する際の身体的な負担を軽減するために、運転者による操舵部材の手動操作に係る補助力を、操舵部材に連結された回転軸部及び転舵輪に伝えるためのアシストモータを有する電動パワーステアリング装置が知られている。
例えば特許文献1には、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステアリング系に補助力を与える電動機(アシストモータ)と、アシストモータが発生している実トルクを検出する実トルク検出手段と、アシストモータの駆動制御を行う制御装置と、アシストモータの発生するトルクをステアリング系に伝達するトルク伝達手段と、を有する電動パワーステアリング装置の技術が開示されている。
特許文献1に係る電動パワーステアリング装置によれば、アシストモータに係る補助力を、ウォーム及びウォームホィールを有する減速機構を介して、ピニオン及びラックを有する転舵機構に伝達することで、転舵輪を転舵することができる。
特開平8−207795号公報
特許文献1に係る電動パワーステアリング装置では、アシストモータが実際に発生している実トルクを、精度良く検出することが重要である。仮に、実トルクの検出精度が悪いと、実トルクを目標アシストトルクに追従させる制御を行う際の制御性能が悪くなる。その結果、操舵フィーリングの悪化を招来してしまうからである。
しかしながら、特許文献1は、アシストモータに係る実トルクを、いかにして精度良く検出するのかについて言及していない。そのため、特許文献1に係る電動パワーステアリング装置では、アシストモータに係る実トルクを精度良く検出することができないおそれがある。その結果、操舵フィーリングの悪化を招来してしまうおそれがあった。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、運転者による操舵部材の手動操作に係る補助力を、該操舵部材に連結された回転軸部及び転舵輪に伝えるためのアシストモータを有する電動パワーステアリング装置であって、前記アシストモータの出力軸部及び前記回転軸部の間に介在するように設けられ、ウォーム及び前記回転軸部に設けたウォームホィールを少なくとも有する減速機構と、前記アシストモータの出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサと、を備え、前記ウォームのうち一方の端部は、該ウォームを前記ウォームホィールの側に弾性的に押圧する与圧機構によって支持され、前記アシストモータの出力軸部のうち一側は、少なくとも一対の軸受けによって支持され、前記ウォームのうち他方の端部及び前記アシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部間の接合部は、弾性変形を許容する弾性軸継手を介して相互に連結され、前記磁歪式トルクセンサは、前記アシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部に設けられる、ことを最も主要な特徴とする。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、運転者による操舵部材の手動操作に係る補助力を、該操舵部材に連結された回転軸部及び転舵輪に伝えるためのアシストモータを有する電動パワーステアリング装置であって、前記アシストモータの出力軸部及び前記回転軸部の間に介在するように設けられ、ウォーム及び前記回転軸部に設けたウォームホィールを少なくとも有する減速機構を備え、前記アシストモータの出力軸部又は前記ウォームのいずれかに、当該アシストモータの出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサを設けた、ことを最も主要な特徴とする。
(1)に係る発明において、操舵部材に連結された回転軸部とは、操舵部材の動作に同期して動作する回転軸部を包括する概念である。具体的には、例えば、操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27、並びに、補助軸71が、操舵部材に連結された回転軸部に相当する。
(1)に係る発明では、ウォームのうち一方の端部は、ウォームをウォームホィールの側に弾性的に押圧する与圧機構によって支持され、アシストモータの出力軸部のうち一側は、少なくとも一対の軸受けによって支持され、ウォームのうち他方の端部及びアシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部間の接合部は、弾性変形を許容する弾性軸継手を介して相互に連結される。このため、前記接合部近傍のウォーム及びアシストモータの出力軸部では、アシストモータの出力トルクに起因する曲げモーメントの影響が抑制される。
しかも、磁歪式トルクセンサは、アシストモータの出力トルクに起因する曲げモーメントの影響が抑制された、アシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部に設けられるため、この磁歪式トルクセンサによって、アシストモータの出力トルクを精度良く検出することができる。
(1)に係る発明によれば、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、精度の良好なアシストモータに係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングのきわめて良好な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
(2)に係る発明では、例えば図1に示すように、ピニオンギア63の近傍にアシストモータ35が取り付けられるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置を想定している。
すなわち、(2)に係る発明は、(1)に係る発明に記載の電動パワーステアリング装置であって、前記回転軸部は、前記操舵部材が設けられる第1の回転軸部、前記転舵輪に連結されて前記アシストモータが設けられる第2の回転軸部、並びに、前記第1及び第2の回転軸部間を、一対の連結部をそれぞれ介して連結する第3の回転軸部からなり、前記第1の回転軸部には、前記操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出するトルクセンサが設けられ、前記磁歪式トルクセンサは、前記第2の回転軸部に連結される前記アシストモータの出力軸部及び前記ウォームの接合部近傍であって、当該アシストモータの出力軸部の側に設けられる、ことを特徴とする。
(2)に係る発明では、第1の回転軸部に設けられるトルクセンサによって、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、第2の回転軸部に連結されるアシストモータの出力軸部及びウォームの接合部近傍であってアシストモータの出力軸部の側に設けられる磁歪式トルクセンサによって、アシストモータの出力トルクを精度良く検出することができる。
(2)に係る発明によれば、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、精度の良好なアシストモータに係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングの良好なピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置を提供することができる。
一方、(3)に係る発明では、例えば図5に示すように、一対のピニオン軸を有するデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置を想定している。
すなわち、(3)に係る発明は、(1)に係る発明に記載の電動パワーステアリング装置であって、前記回転軸部は、前記操舵部材及び前記転舵輪に連結される第4の回転軸部、並びに、前記転舵輪に連結されて前記アシストモータが設けられる第5の回転軸部からなり、前記第4の回転軸部には、前記操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出するトルクセンサが設けられ、前記磁歪式トルクセンサは、前記第5の回転軸部に連結される前記アシストモータの出力軸部及び前記ウォームの接合部近傍であって、当該アシストモータの出力軸部の側に設けられる、ことを特徴とする。
(3)に係る発明では、第4の回転軸部に設けられるトルクセンサによって、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、第5の回転軸部に連結されるアシストモータの出力軸部及びウォームの接合部近傍であってアシストモータの出力軸部の側に設けられる磁歪式トルクセンサによって、アシストモータの出力トルクを精度良く検出することができる。
(3)に係る発明によれば、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、精度の良好なアシストモータに係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングの良好なデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、操舵フィーリングの良好な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の周辺部を含むブロック構成図である。 アシストモータに係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサの第1の配置構造を表す説明図である。 アシストモータに係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサの第2の配置構造を表す説明図である。 アシストモータに係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサの第3の配置構造を表す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の周辺部を含むブロック構成図である。
以下、本発明の複数の実施形態に係る電動パワーステアリング装置について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に示す図において、共通の機能を有する部材間、又は、相互に対応する機能を有する部材間には、原則として共通の参照符号を付するものとする。また、説明の便宜のため、部材のサイズ及び形状は、変形又は誇張して模式的に表す場合がある。
〔第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aと連係する操舵装置10Aの構成〕
本発明の第1実施形態に係るピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置11Aの説明に先だって、電動パワーステアリング装置11Aと連係する操舵装置10Aの構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aの周辺部を含むブロック構成図である。図2は、アシストモータ35に係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の第1の配置構造を表す説明図である。
操舵装置10Aは、図1に示すように、ステアリングホイール13、操舵補助装置15A、転舵装置17を備える。
本発明の“操舵部材”に相当するステアリングホイール13は、車両(不図示)の進行方向を、運転者が所望の方向に変えようとする際に操作される部材である。ステアリングホイール13の中央部には、操舵軸19(本発明の“第1の回転軸部”に相当する。)の一方の端部が連結されている。操舵軸19は、上部筺体21における下部、上部のそれぞれに設けた軸受23a,23bを介して、上部筺体21に対して回動自在に支持されている。
上部筺体21の内部には、操舵軸19を囲むように、磁歪式の操舵トルクセンサ25が設けられている。操舵軸19のうち操舵トルクセンサ25と対向する位置には、操舵軸19の周方向全周を覆うように、例えばNi−Feメッキよりなる磁歪膜(不図示)が設けられている。操舵トルクセンサ25は、ステアリングホイール13を介して操舵軸19に入力される操舵トルクの大きさを、例えばソレノイド型の第1及び第2コイル25a,25bを用いて、操舵軸19に対し非接触で検出する機能を有する。
ここで、磁歪式の操舵トルクセンサ25における操舵トルクの検出原理について説明する。操舵軸19に操舵トルクが入力されると、操舵軸19の表面には、張力方向(+45°方向)及び圧縮方向(−45°方向)の歪みが発生する。このとき、張力方向では透磁率が増加する一方、圧縮方向では透磁率が減少する。この現象を“磁歪効果”と呼ぶ。透磁率が増加する方向に沿って磁束が通過するように、第1コイル25aを設ける。一方、透磁率が減少する方向に沿って磁束が通過するように、第2コイル25bを設ける。
すると、透磁率が増加する方向に沿って磁束が通過するように設けた第1コイル25aではインダクタンスが増加する一方、透磁率が減少する方向に沿って磁束が通過するように設けた第2コイル25bではインダクタンスが減少する。第1コイル25aと第2コイル25bとをブリッジ接続して、差動増幅回路(不図示)において差動電圧を増幅し出力する。これにより、操舵トルクに比例した出力電圧、すなわち、操舵トルクの相関値(操舵トルク信号)を検出することができる。
操舵トルクセンサ25で検出された操舵トルク信号は、後記する電動パワーステアリング制御装置(以下、“EPS制御装置”と省略する場合がある。)51に、例えば、高速通信が可能な専用線を用いて供給される。ただし、前記の専用線に代えて、例えばCAN(Controller Area Network)やフレックスレイ(FlexRay)のような通信媒体24を介して、操舵トルク信号がEPS制御装置51に供給される構成を採用してもよい。
操舵軸19には、ステアリングホイール13の操舵角を検出する操舵角センサ26が設けられている。操舵角センサ26で検出された操舵角信号は、通信媒体24を介して、EPS制御装置51に供給される。ただし、ステアリングホイール13の操舵角を検出する際に、操舵角センサ26による操舵角信号に代えて、後記するアシストモータ35に内蔵されるレゾルバ(不図示)による回転角信号を用いてもよい。
操舵軸19のうち、ステアリングホイール13が設けられた一方の端部とは反対側の他方の端部には、中間軸部(本発明の“第3の回転軸部”に相当する。)27及び一対の自在継手(本発明の“一対の連結部”に相当する。)29を直列に介して、転舵軸31(本発明の“第2の回転軸部”に相当する。)が連結されている。転舵軸31は、下部筺体32における下部及び上部のそれぞれに設けた一対の軸受33a,33bを介して、下部筺体32に対して回動自在に支持されている。
転舵軸31に設けられる操舵補助装置15Aは、運転者によるステアリングホイール13の手動操作に係る補助力を与える機能を有する。操舵補助装置15Aは、図2に示すように、運転者の手動操作によるステアリングホイール13の操舵トルクを軽減(手応えの調整を含む)するための補助力(操舵反力)を供給するアシストモータ35、及び、減速機構37を備えて構成される。
減速機構37は、図1及び図2に示すように、アシストモータ35の出力軸部39に連結されるウォームギア41及びウォームギア41に噛合するウォームホイールギア43を有する。ウォームホイールギア43は、転舵軸31の軸方向における中間部分に、転舵軸31と一体に回動可能に設けられている。減速機構37は、アシストモータ35の出力軸部39及び転舵軸31の間に介在するように設けられている。
これにより、ウォームホイールギア43は、アシストモータ35の駆動力を、減速機構37、転舵軸31、操舵軸19等を介してステアリングホイール13に伝えると同時に、転舵装置17を介して転舵輪61a,61bに伝える役割を果たす。
アシストモータ35の出力軸部39は、図2に示すように、一対の軸受け40a,40bを介して、下部筐体32に対して回動自在に支持されている。一方、アシストモータ35の出力軸部39に連結されるウォームギア41も、図2に示すように、一対の軸受け42,44を介して、下部筐体32に対して回動自在に支持されている。
ウォームギア41を下部筐体32に対して回動自在に支持するために、下部筐体32には、ウォームギア41をウォームホィールギア43の側に弾性的に押圧する与圧機構42が設けられている。これにより、ウォームギア41のうち一方の端部41aは、ウォームギア41をウォームホィールギア43の側に弾性的に押圧する与圧機構42によって支持されている。
なお、与圧機構42としては、例えば、特許文献(特開2005−42913号公報)の段落番号0095〜0106、及び図6〜図9に記載の構成を適宜採用すればよい。
ウォームギア41の他方の端部41b、及び、アシストモータ35の出力軸部39のうち他側の自由端部39a間の接合部は、軸放射方向への弾性変形を許容する弾性軸継手45を介して相互に連結されている。
なお、弾性軸継手45としては、例えば、特許文献(特開2010−48355号公報)の段落番号0019〜0030、及び図2〜図4に記載の構成を適宜採用すればよい。
アシストモータ35に係る実トルクを検出するために、図2に示すように、アシストモータ35の出力軸部39に連結されるウォームギア41の他方の端部41bには、操舵トルクセンサ25と同様の検出原理を呈する、磁歪式トルクセンサ47が設けられている。磁歪式トルクセンサ47は、ウォームギア41の他方の端部41bのうち、弾性軸継手45に近接する位置に設けられている。磁歪式トルクセンサ47で検出された実トルク信号は、EPS制御装置51に供給される。
転舵装置17は、図1に示すように、ステアリングホイール13及び操舵軸19を介して入力された運転者の操舵力(操舵トルク)を、転舵輪61a,61bに伝達する機能を有する。転舵装置17は、転舵軸31に設けられたピニオンギア63と、ピニオンギア63に噛合するラックギア65を有して車幅方向に往復運動可能なラック軸67と、ラック軸67の両端側にそれぞれ設けられるタイロッド69a,69bと、タイロッド69a,69bをそれぞれ介して回動可能に設けられる転舵輪61a,61bと、を含んで構成されている。
〔本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aの構成〕
次に、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aの構成について、図1を参照して説明する。
電動パワーステアリング装置11Aは、操舵補助装置15A及びEPS制御装置51を含んで構成されている。EPS制御装置51は、通信媒体24に接続されている。通信媒体24には、前記の操舵角センサ26の他に、自車両の速度(車速)を検出する車速センサ53、ブレーキペダル(不図示)の踏み込みストロークを検出するブレーキセンサ55、及び、アクセルペダル(不図示)の踏み込みストロークを検出するアクセルセンサ57がそれぞれ接続されている。
(EPS制御装置51の構成)
EPS制御装置51は、操舵トルクセンサ25により検出される操舵トルク信号、操舵角センサ26により検出される操舵角信号、磁歪式トルクセンサ47により検出される出力トルク信号、車速センサ53により検出される車速信号などの各種信号を参照して、電動パワーステアリング装置11Aが発揮するステアリングホイール13の操舵補助力を制御する機能を有する。EPS制御装置51は、演算処理を行うマイクロコンピュータ、及び、アシストモータ35の駆動制御回路を含む各種の周辺回路を含んで構成される。
詳しく述べると、EPS制御装置51は、磁歪式トルクセンサ47により検出される高精度の出力トルク(実トルク)を、操舵トルクセンサ25により検出される操舵トルクに基づく目標アシストトルクに追従させるように制御する機能を有する。
〔本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aが奏する作用効果〕
次に、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aが奏する作用効果について説明する。
第1の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aは、運転者によるステアリングホイール(操舵部材)13の手動操作に係る補助力を、ステアリングホイール13に連結された転舵軸(回転軸部)31及び転舵輪61a,61bに伝えるためのアシストモータ35を有する電動パワーステアリング装置11Aであって、アシストモータ35の出力軸部39及び転舵軸(回転軸部)31の間に介在するように設けられ、ウォームギア(ウォーム)41及び転舵軸(回転軸部)31に設けたウォームホィールギア(ウォームホィール)43を少なくとも有する減速機構37を備え、アシストモータ35の出力軸部39又はウォームギア41のいずれかに、アシストモータ35の出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47を設けた、ことを最も主要な特徴とする。
第1の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aでは、アシストモータ35の出力軸部39又はウォームギア41のいずれかに、アシストモータ35の出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47を設けたため、この磁歪式トルクセンサ47によって、アシストモータ35に係る実トルクを精度良く検出することができる。
第1の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aによれば、精度の良好なアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングの良好な電動パワーステアリング装置11Aを提供することができる。
また、第2の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aでは、回転軸部は、ステアリングホイール(操舵部材)13が設けられる操舵軸(第1の回転軸部)19、転舵輪61a,61bに連結されてアシストモータ35が設けられる転舵軸(第2の回転軸部)31、並びに、第1及び第2の回転軸部間を、一対の自在継手(一対の連結部)29をそれぞれ介して連結する中間軸部(第3の回転軸部)27からなり、操舵軸(第1の回転軸部)19には、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ25が設けられ、磁歪式トルクセンサ47は、転舵軸(第2の回転軸部)31に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であって、ウォームギア41の他方の端部41b(図2参照)に設けられる、構成を採用してもよい。
第2の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aでは、操舵軸(第1の回転軸部)19に設けられる操舵トルクセンサ25によって、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、転舵軸31に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってウォームギア41の他方の端部41bの側に設けられる磁歪式トルクセンサ47によって、アシストモータ35の出力トルクを精度良く検出することができる。
ここで、アシストモータ35は、中間軸部(第3の回転軸部)27及び一対の自在継手(一対の連結部)29に対して下流側に設けられているため、アシストモータ35の出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の検出値から、中間軸部27及び一対の自在継手29に起因するうねりの影響を除くことができる。そのため、アシストモータ35による補助力を付与した後の出力トルク特性に対しても、中間軸部27に起因するうねりの影響を除くことができる。
第2の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aによれば、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、精度の良好なアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングの良好なピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置11Aを提供することができる。
また、第3の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aでは、回転軸部は、ステアリングホイール(操舵部材)13が設けられる操舵軸(第1の回転軸部)19、転舵輪61a,61bに連結されてアシストモータ35が設けられる転舵軸(第2の回転軸部)31、並びに、第1及び第2の回転軸部間を、一対の自在継手(一対の連結部)29をそれぞれ介して連結する中間軸部(第3の回転軸部)27からなり、操舵軸(第1の回転軸部)19には、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ25が設けられ、磁歪式トルクセンサ47は、転舵軸(第2の回転軸部)31に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってアシストモータ35の出力軸部39(図3参照)の側に設けられる、構成を採用してもよい。
図3は、アシストモータ35に係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の第2の配置構造を表す説明図である。第2の配置構造では、磁歪式トルクセンサ47は、図3に示すように、アシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってアシストモータ35の出力軸部39の側に、下部筺体32に支持されて設けられている。
なお、第2の配置構造において、ウォームギア41のうち一方の端部41aが、ウォームギア41をウォームホィールギア43の側に弾性的に押圧する与圧機構42によって支持されている点、並びに、ウォームギア41の他方の端部41b、及び、アシストモータ35の出力軸部39のうち他側の自由端部39a間の接合部が、軸放射方向への弾性変形を許容する弾性軸継手45を介して相互に連結されている点は、第1の配置構造と同じである。
こうした与圧機構42及び弾性軸継手45を採用することにより、減速機構37でのガタが抑制されることで、ウォームギア41及びウォームホィールギア43を有する減速機構37のバックラッシュに由来する異音の発生を抑制することができる。また、アシストモータ35の制御対象である転舵輪61a,61bの状態をダイレクトに高い精度で検知することが可能となる結果、良好な操舵フィーリングを期待することができる。
第3の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aでは、操舵軸(第1の回転軸部)19に設けられる操舵トルクセンサ25によって、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、転舵軸31に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってアシストモータ35の出力軸部39の側に設けられる磁歪式トルクセンサ47によって、アシストモータ35の出力トルクを精度良く検出することができる。
第3の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aによれば、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、精度の良好なアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングの良好なピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置11Aを提供することができる。
なお、磁歪式トルクセンサ47を、アシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってアシストモータ35の出力軸部39の側に設ける第2の配置構造(図3参照)に代えて、図4に示す第3の配置構造を採用してもよい。図4は、アシストモータ35に係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の第3の配置構造を表す説明図である。第3の配置構造では、磁歪式トルクセンサ47は、図4に示すように、アシストモータ35の出力軸部39のうち、軸受け40aに隣接する位置に設けられている。
なお、第3の配置構造において、ウォームギア41のうち一方の端部41aが、ウォームギア41をウォームホィールギア43の側に弾性的に押圧する与圧機構42によって支持されている点、並びに、ウォームギア41の他方の端部41b、及び、アシストモータ35の出力軸部39のうち他側の自由端部39a間の接合部が、軸放射方向への弾性変形を許容する弾性軸継手45を介して相互に連結されている点は、第1及び第2の配置構造と同じである。
〔本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bの構成〕
次に、本発明の第2実施形態に係るデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置11Bの構成について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aの周辺部を含むブロック構成図である。
第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aと、第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bとの相違点は、第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Aがピニオンアシスト式を採用しているのに対し、第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bがデュアルピニオン式を採用している点である。
すなわち、第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、図5に示すように、操舵補助装置15Bは、アシストモータ35の出力軸部39に対してウォームギア41及びウォームホイールギア43を有する減速機構37を介して連結される補助軸71と、補助軸71に設けられたピニオンギア73と、ピニオンギア73に噛合するラックギア75を有して車幅方向に往復運動可能なラック軸67と、を含んで構成されている。補助軸71は、下部筺体32における下部及び上部のそれぞれに設けた一対の軸受73a,73bを介して、下部筺体32に対して回動自在に支持されている。
第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27が、本発明の第4の回転軸部に相当する。また、補助軸71が、本発明の第5の回転軸部に相当する。
〔本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bが奏する作用効果〕
次に、本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bが奏する作用効果について説明する。
第4の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、回転軸部は、ステアリングホイール(操舵部材)13及び転舵輪61a,61bに連結される操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27(第4の回転軸部)、並びに、転舵輪61a,61bに連結されてアシストモータ35が設けられる補助軸(第5の回転軸部)71からなり、操舵軸(第4の回転軸部)19には、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ25が設けられ、磁歪式トルクセンサ47は、補助軸(第5の回転軸部)71に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であって、ウォームギア41の側に設けられる、構成を採用してもよい。
第4の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、操舵軸(第4の回転軸部)19に設けられる操舵トルクセンサ25によって、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、補助軸71に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってウォームギア41の他方の端部41bの側に設けられる磁歪式トルクセンサ47によって、アシストモータ35の出力トルクを精度良く検出することができる。
ここで、アシストモータ35は、操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27(第4の回転軸部)に対し離隔して設けられているため、アシストモータ35の出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の検出値から、第4の回転軸部に起因するノイズの影響を抑制することができる。そのため、アシストモータ35による補助力を付与した後の出力トルク特性に対しても、第4の回転軸部に起因するノイズの影響を抑制することができる。
第4の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bによれば、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、高精度のアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、操舵フィーリングのきわめて良好なデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置11Bを提供することができる。
また、第5の観点に基づく第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、回転軸部は、ステアリングホイール(操舵部材)13及び転舵輪61a,61bに連結される操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27(第4の回転軸部)、並びに、転舵輪61a,61bに連結されてアシストモータ35が設けられる補助軸(第5の回転軸部)71からなり、操舵軸(第4の回転軸部)19には、操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ25が設けられ、磁歪式トルクセンサ47は、補助軸(第5の回転軸部)71に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であって、アシストモータ35の出力軸部39の側に設けられる、構成を採用してもよい。
第5の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bでは、操舵軸(第4の回転軸部)19に設けられる操舵トルクセンサ25によって、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクを検出する一方で、補助軸71に連結されるアシストモータ35の出力軸部39及びウォームギア41の接合部近傍であってアシストモータ35の出力軸部39の側に設けられる磁歪式トルクセンサ47によって、アシストモータ35の出力トルクを精度良く検出することができる。
ここで、アシストモータ35は、操舵軸19、転舵軸31、及び、中間軸部27(第4の回転軸部)に対し離隔して設けられているため、アシストモータ35の出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の検出値から、第4の回転軸部に起因するノイズの影響を抑制することができる。そのため、アシストモータ35による補助力を付与した後の出力トルク特性に対しても、第4の回転軸部に起因するノイズの影響を抑制することができる。
第5の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bによれば、ステアリングホイール13の手動操作に係る操舵トルクをアシストするように、高精度のアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、第4の観点に基づく第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置11Bと同様に、操舵フィーリングのきわめて良好なデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置11Bを提供することができる。
また、第6の観点に基づく電動パワーステアリング装置11A,11Bでは、ウォームギア41は、一対の軸受け42,44を介して回動自在に支持され、アシストモータ35の出力軸部39は、一対の軸受け40a,40bを介して回動自在に支持され、磁歪式トルクセンサ47は、アシストモータ35の出力軸部39のうち、一対の軸受け40a,40bに対して開放側となるウォームギア41の側に位置して設けられる、構成を採用してもよい。
第6の観点に基づく電動パワーステアリング装置11A,11Bでは、磁歪式トルクセンサ47は、アシストモータ35の出力軸部39のうち、一対の軸受け40a,40bに対して開放側となるウォームギア41の側に位置して設けられる(図4参照)、構成を採用してもよい。磁歪式トルクセンサ47は、一対の軸受け40a,40bのうち、ウォームギア41の側の軸受け40aに隣接して設けるのが好ましい。出力軸部39に係る曲げモーメントの影響を抑制する効果を期待することができるからである。
図4は、アシストモータ35に係る実トルクを検出する磁歪式トルクセンサ47の第3の配置構造を表す説明図である。第3の配置構造では、磁歪式トルクセンサ47は、図4に示すように、アシストモータ35の出力軸部39のうち、一対の軸受け40a,40bに対して自由端側となるウォームギア41の側に位置(ウォームギア41の側の軸受け40aに隣接)して、下部筺体32に支持されて設けられている。
なお、第3の配置構造において、ウォームギア41のうち一方の端部41aが、ウォームギア41をウォームホィールギア43の側に弾性的に押圧する与圧機構42によって支持されている点、並びに、ウォームギア41の他方の端部41b、及び、アシストモータ35の出力軸部39のうち他側の自由端部39a間の接合部が、軸放射方向への弾性変形を許容する弾性軸継手45を介して相互に連結されている点は、第1または第2の配置構造と同じである。
第5の観点に基づく電動パワーステアリング装置11A,11Bによれば、出力軸部39に係る曲げモーメントの影響が抑制されたより精度の良好なアシストモータ35に係る実トルクを、磁歪式トルクセンサ47によって検出することができる。その結果、ステアリングホイール(操舵部材)13の手動操作に係るトルクをアシストするように、より精密なアシストモータ35に係る実トルクに基づく操舵トルク制御を実現することができるため、きわめて操舵フィーリングの良好な電動パワーステアリング装置11A,11Bを提供することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した複数の実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の第1実施形態に係る説明において、ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置11Aを例示する一方で、本発明の第2実施形態に係る説明において、デュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置11Bを例示して説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。第1実施形態に係るピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置11Aの構成にならって、操舵補助装置15Aを、下部筐体32に代えて上部筐体21のコラム部に設けることにより、本発明をコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用してもよい。
11A 第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置
11B 第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置
13 ステアリングホイール(操舵部材)
19 操舵軸(第1の回転軸部、及び第4の回転軸部)
25 操舵トルクセンサ
27 中間軸部(第3の回転軸部、及び第4の回転軸部)
29 一対の自在継手(一対の連結部)
31 転舵軸(第2の回転軸部、第4の回転軸部)
35 アシストモータ
37 減速機構
39 出力軸部
41 ウォームギア(ウォーム)
43 ウォームホィールギア(ウォームホィール)
47 磁歪式トルクセンサ
61a,61b 転舵輪
71 補助軸(第5の回転軸部)

Claims (3)

  1. 運転者による操舵部材の手動操作に係る補助力を、該操舵部材に連結された回転軸部及び転舵輪に伝えるためのアシストモータを有する電動パワーステアリング装置であって、
    前記アシストモータの出力軸部及び前記回転軸部の間に介在するように設けられ、ウォーム及び前記回転軸部に設けたウォームホィールを少なくとも有する減速機構と、
    前記アシストモータの出力トルクを検出する磁歪式トルクセンサと、を備え、
    前記ウォームのうち一方の端部は、該ウォームを前記ウォームホィールの側に弾性的に押圧する与圧機構によって支持され、
    前記アシストモータの出力軸部のうち一側は、少なくとも一対の軸受けによって支持され、
    前記ウォームのうち他方の端部及び前記アシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部間の接合部は、弾性変形を許容する弾性軸継手を介して相互に連結され、
    前記磁歪式トルクセンサは、前記アシストモータの出力軸部のうち他側の自由端部に設けられる、
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置であって、
    前記回転軸部は、前記操舵部材が設けられる第1の回転軸部、前記転舵輪に連結されて前記アシストモータが設けられる第2の回転軸部、並びに、前記第1及び第2の回転軸部間を、一対の連結部をそれぞれ介して連結する第3の回転軸部からなり、
    前記第1の回転軸部には、前記操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出するトルクセンサが設けられ、
    前記磁歪式トルクセンサは、前記第2の回転軸部に連結される前記アシストモータの出力軸部及び前記ウォームの接合部近傍であって、当該アシストモータの出力軸部の側に設けられる、
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置であって、
    前記回転軸部は、前記操舵部材及び前記転舵輪に連結される第4の回転軸部、並びに、前記転舵輪に連結されて前記アシストモータが設けられる第5の回転軸部からなり、
    前記第4の回転軸部には、前記操舵部材の手動操作に係る操舵トルクを検出するトルクセンサが設けられ、
    前記磁歪式トルクセンサは、前記第5の回転軸部に連結される前記アシストモータの出力軸部及び前記ウォームの接合部近傍であって、当該アシストモータの出力軸部の側に設けられる、
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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