JP6180996B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置に関し、例えば、有線ネットワーク及び無線ネットワークに接続されるプリンタに適用し得る。
従来、有線通信を行う有線通信部、及び無線通信を行う無線通信部を有し、それぞれの通信部(通信インタフェース)でネットワークに接続してデータ(例えば、印刷データ)を送受信する画像形成装置(例えば、プリンタ)が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−014109号公報
しかしながら、従来の有線通信部と無線通信部の両方を備える画像形成装置では、複数の通信部のそれぞれを維持していたが、非効率になる場合があった。
そのため、有線通信部と無線通信部を備える場合に、無線通信部を効率的に動作させることができる画像形成装置が望まれている。
本発明の画像形成装置は、(1)有線ネットワークに接続する有線接続部と、(2)他の無線通信装置が形成した第1無線ネットワークに接続する第1の無線通信モードと、自装置が第2無線ネットワークを形成して他の無線通信装置の接続を受付ける第2の無線通信モードとに対応する無線接続部と、(3)前記無線接続部に対して、前記無線接続部が動作する無線通信モードに応じた電力供給を行う無線電力制御部と、(4)前記無線接続部が前記第1の無線通信モードで動作しているときに、前記無線接続部が接続する前記第1無線ネットワークと、前記有線接続部が接続する前記有線ネットワークとの間で通信可能な場合、前記無線接続部を前記第2の無線通信モードで動作させる無線通信制御手段と、(5)前記有線接続部又は前記無線接続部のいずれかで受信した画像形成データに基づく画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、有線通信部と無線通信部を備える画像形成装置において、無線通信部を効率的に動作させることができる。
実施形態に係る画像形成装置の機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係る通信システムの接続構成の例(その1)について示したブロック図である。 実施形態に係る通信システムの接続構成の例(その2)について示したブロック図である。 実施形態に係る通信システムの接続構成の例(その3)について示したブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置で送受信される確認パケットの構成例について示した説明図である。 実施形態に係る画像形成装置で処理される印刷データパケットの構成例について示した説明図である。 実施形態に係る画像形成装置が起動する際の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置が、ゲストアクセス要求を受けた場合の動作について示したフローチャートである。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による画像形成装置の一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、以下では本発明の画像形成装置をプリンタに適用する例について説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態の画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。また、図2〜図4は、それぞれ、画像形成装置110を備える通信システム100の接続構成例について示したブロック図である。
図2〜図4に示す通り、画像形成装置110は、有線ネットワークN1及び無線ネットワークN2に接続可能となっているものとする。また、通信システム100には、有線通信により他の通信装置と接続可能な有線通信装置120、無線通信により他の通信装置と接続可能な無線通信装置130、及び画像形成装置110への印刷ジョブのデータ送信等を行うクライアント端末(ホスト)としてのPC160が配置されているものとする。図2〜図4では、画像形成装置110、有線通信装置120、及び無線通信装置130の接続構成、及びPC160の数が異なる接続構成例について示している。図2〜図4の詳細については後述する。なお、画像形成装置110の周辺の接続構成については、図2〜図4の例には限定されないものである。
有線通信装置120は、例えば、有線LAN(イーサネット(登録商標))のインタフェースを複数備え、パケット(イーサネットフレーム)の中継等を行うことができる通信装置(例えば、L2ハブやルータ等)であるものとする。以下では、有線通信装置120は、2つの有線ネットワークN1(N1−1、N1−2)に接続可能であるものとして説明する。なお、有線通信装置120は、有線ネットワークN1−2を介して画像形成装置110に接続しているものとする。
無線通信装置130は、無線LANのインタフェース及び有線LANのインタフェースを備え、パケット(イーサネットフレーム)の中継等を行うことができる通信装置(例えば、無線ルータや無線アクセスポイント等)であるものとする。なお、以下では、無線通信装置130が無線アクセスポイントとして動作し、形成する無線ネットワークN2を、無線ネットワークN2−1と呼ぶものとする。
この実施形態において、画像形成装置110は、無線通信装置130の子機として無線通信装置130に接続(無線ネットワークN2−1に参加)する無線通信モード(以下、「インフラストラクチャモード」とも呼ぶ)、又は自装置を無線アクセスポイントとして動作させる無線通信モード(以下、「ローカルアクセスポイントモード」と呼ぶ)のいずれかの無線通信モードで動作可能であるものとして説明する。なお、以下では、画像形成装置110がローカルアクセスポイントモードで動作する際に形成する無線ネットワークN2を、無線ネットワークN2−2と呼ぶものとする。
画像形成装置110は、無線接続部111、無線電源112、電源113、有線接続部114、メイン制御部115、記憶部116、印刷部117、表示部118、及び入力部119を有している。
無線接続部111は、メイン制御部115からの制御信号(出力信号)に応じて無線通信する無線通信インタフェースである。無線接続部111は、インフラストラクチャモード又はローカルアクセスポイントモードのいずれかの無線通信モードで通信することが可能である。無線接続部111は、無線通信制御手段としても機能するメイン制御部115の制御に応じて、いずれかの無線通信モードで動作する。
この実施形態の画像形成装置110において、ローカルアクセスポイントモードについては、主としてゲストユーザのPC160(例えば、外部から訪問してきたユーザが使用するPC160)からの印刷を可能とすることを目的とした無線通信モードであるものとする。したがって、画像形成装置110では、ローカルアクセスポイントモードについては、常時使用するものではなくゲストユーザのPC160を一時的に画像形成装置110もアクセスさせるための無線通信モードであるものとして以下の説明を行う。そのため、無線接続部111は、ローカルアクセスポイントモードについては、インフラストラクチャモードよりも少ない出力(消費電力)で動作するものとして説明する。画像形成装置110では、上述のようにローカルアクセスポイントモードは、常時使用するものではなく、ゲストユーザのPC160は通常移動が容易なモバイルPCであることが多いと考えられるため(通常、外部から訪問してきた人が所有するPCであるため)、ローカルアクセスポイントモードを使用する際に出力を低下させても利便性が低下することが少ないと考えられる。
無線電力制御部としての無線電源112は、メイン制御部115からの出力信号に応じて、無線接続部111への電力の供給及び供給量の制御を行うものである。無線接続部111がインフラストラクチャモードで動作する場合、無線電源112は、通常モード(ハイパワーモード)で動作し無線接続部111への電力供給を行うものとする。また、無線接続部111がインフラストラクチャモードで動作する場合、無線電源112は、通常モード(ハイパワーモード)よりも少ない消費電力(単位時間あたりの消費電力(消費電流))での電力供給を行う省電力モード(ローパワーモード)で動作するものとする。例えば、無線接続部111では、ローカルアクセスポイントモードで動作する場合単位時間当たりの消費電力を、インフラストラクチャモードの場合の20%(5分の1)程度で動作するように制御(省電力制御)するようにしてもよい。
電源113は、無線電源112、有線接続部114、メイン制御部115、記憶部116、印刷部117、表示部118及び入力部119に電力を供給するものである。
有線接続部114は、有線ネットワークに接続可能な有線インタフェースである。ここでは、有線接続部114は、有線ネットワークN1−2を介して、有線通信装置120に接続されているものとする。なお、以下では、無線LAN側(無線接続部111)と有線LAN側(有線接続部114)との間の接続(例えば、レイヤ2におけるブリッジ接続や、レイヤ3におけるルーティングによる接続)が可能であるものとして説明する。
メイン制御部115は、画像形成装置110全体の処理を制御する。例えば、メイン制御部115は、有線接続部114が受信した印刷データを記憶部116に記憶させ、当該印刷データを用いた印刷を行うように印刷部117を制御する。また、メイン制御部115は、無線接続部111を制御して選択した無線通信モード(インフラストラクチャモード又はローカルアクセスポイントモード)で動作させる処理を行う。メイン制御部115が、無線接続部111の無線通信モードを変更制御するタイミングについては後述する。
記憶部116は、画像形成装置110での処理に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部116は、CPUがメイン制御部115として機能するためのプログラムを記憶する。また、記憶部116は、無線接続部111及び有線接続部114で受信された印刷データを記憶する。
画像形成手段としての印刷部117は記憶部113に記憶された印刷データ(画像形成データ)を印刷用紙(媒体)に印刷(画像形成)するものである。
表示出力手段としての表示部118は画像形成装置110の状態を表示出力する。例えば表示部118は、印刷部117が印刷データを印刷している場合に印刷中と表示する。また、表示部118は、無線接続部111の動作状態に係る情報(例えば、接続されているネットワーク名や無線通信モード)を表示出力する。表示部118に用いるデバイスは限定されないものであるが、例えば、液晶ディスプレイ等を適用することができる。
入力部119はユーザが入力した入力情報をメイン制御部115に送信するものである。例えば、入力部119はユーザが入力した印刷実行信号をメイン制御部115に送信する。また、入力部119は、ユーザが入力した無線接続部の接続変更の情報をメイン制御部115に送信する。入力部119に用いるデバイスは限定されないものであるが、例えば、1又は複数のハードウェアボタンを用いて構成するようにしてもよい。
以上のように、画像形成装置110は、無線接続部111及び有線接続部114を備えているため、例えば、図2〜図4に示すような種々の接続構成とすることができる。以下、図2〜図4のそれぞれの接続構成の例について説明する。
まず、図2に示す通信システム100の接続構成について説明する。
図2の接続構成の例では、画像形成装置110、有線通信装置120、無線通信装置130、及び1台のPC160−1が配置されている。また、図2では、PC160−1が、有線ネットワークN1−1に接続されている。さらに、図2では、無線通信装置130が有線ネットワークN1−1に接続された状態となっている。さらにまた、図2では、画像形成装置110が、インフラストラクチャモードで動作し、無線ネットワークN2−1(無線通信装置130)に子機として接続した状態となっている。すなわち、図2では、無線通信装置130が、画像形成装置110と直接無線通信可能な位置に配置されている状態について示している。
次に、図3に示す通信システム100の接続構成について説明する。
図3の接続構成の例では、画像形成装置110、有線通信装置120、無線通信装置130、及び3台のPC160−1〜160−3が配置されている。さらに、図3では、無線通信装置130が有線ネットワークN1−1に接続された状態となっている。さらにまた、図3では、PC160−1、160−3が、それぞれ、有線ネットワークN1−1、無線ネットワークN2−1(無線通信装置130)に接続されている。また、図3では、画像形成装置110が、ローカルアクセスポイントモードで動作し、無線アクセスポイントとして無線ネットワークN2−2を形成し、PC160−2が接続(収容)された状態となっている。
次に、図4に示す通信システム100の接続構成について説明する。
図4の接続構成の例では、画像形成装置110、有線通信装置120、無線通信装置130、及び2台のPC160−1、160−3が配置されている。さらに、図4では、無線通信装置130が有線ネットワークN1−1に接続されていない状態となっている。さらにまた、図3では、PC160−1、160−2が、それぞれ、有線ネットワークN1−1、無線ネットワークN2−1(無線通信装置130)に接続されている。また、図4では、画像形成装置110が、インフラストラクチャモードで動作し、無線ネットワークN2−1(無線通信装置130)に接続した状態となっている。すなわち、図4では、無線通信装置130が、画像形成装置110と直接無線通信可能な位置に配置されている状態について示している。
次に、メイン制御部115が無線接続部111の無線通信モードを制御する処理について説明する。
メイン制御部115は、初期の起動時には、無線接続部111に対して、インフラストラクチャモードとして起動制御を試みるが、接続先の無線通信装置130にアクセスできない場合や、インフラストラクチャモードでの接続先が設定されていない場合(記憶部116に設定されていない場合)には、ローカルアクセスポイントモードで動作するように制御する。
そして、メイン制御部115は、無線接続部111がインフラストラクチャモードで無線通信装置130(無線ネットワークN2−1)に接続すると、無線LANのインタフェース(無線接続部111)と、有線LANのインタフェース(有線接続部114)とが同じ系統のネットワーク(相互にIP通信可能なネットワーク)に接続しているか否かを確認する。具体的には、メイン制御部115は、無線接続部111又は有線接続部114のいずれか一方のLANインタフェースから、他方のLANインタフェースへ疎通確認(IP通信可能であるか否かの通信確認)を行うためのパケット(以下、「確認パケットPA」と呼ぶ)を送信し、所定時間内に到達したか否かを確認する。メイン制御部115は、送出したパケットPAが、所定時間内に宛先のLANインタフェースに到達したことが確認された場合には、無線LANのインタフェース(無線接続部111)と、有線LANのインタフェース(有線接続部114)とが同じ系統のネットワークに接続されていると判断するものとする。そして、メイン制御部115は、無線LANのインタフェース(無線接続部111)と、有線LANのインタフェース(有線接続部114)とが同じ系統のネットワーク(相互にIP通信可能なネットワーク)に接続している場合、インフラストラクチャモードでの動作を不要と判断し、無線接続部111をローカルアクセスポイントモードで動作させるように制御するものとする。
例えば、図2、図3の接続構成例のように、有線通信装置120及び無線通信装置130が、有線ネットワークN1−1に接続されている場合、画像形成装置110では、無線接続部111と有線接続部114との間で確認パケットPAは送受信できる(すなわち、同一系統のネットワークに接続している)ことになる。一方、図4の接続構成例のように、無線通信装置130が、有線ネットワークN1−1に接続されていない場合、画像形成装置110では、無線接続部111と有線接続部114との間で確認パケットPAは送受信できない(すなわち、同一系統のネットワークに接続していない)ことになる。
図5は、確認パケットPAの構成該当について示した説明図である。
図5に示す確認パケットPAには、送信先(宛先)IPアドレス、送信元IPアドレス及び、任意のデータで構成される確認データ(例えば、確認データであることを示す所定のデータ)が含まれているものとする。確認パケットPAの具体的構成については、図5に示す内容のパケットに限定されず、疎通確認可能なIPパケット(例えば、ICMP ECHO等のプロトコルのパケット)を用いるようにしてもよい。
また、メイン制御部115は、無線接続部111がインフラストラクチャモードとして動作しているときに、ユーザからゲストアクセスの要求(一時的なメイン制御部115への移行の要求)を受付けた場合、一定時間無線接続部111をローカルアクセスポイントモードで動作するように切り替える。メイン制御部115が、ユーザからゲストアクセスの要求を受付ける方法については限定されないものであるが、例えば、入力部119から操作を受付け(例えば、所定のメニュー選択やボタン押下)により受付けるようにしてもよい。
次に、画像形成装置110がPC160等から印刷データを受信する際のパケット(以下、「印刷データパケットPP」と呼ぶ)の構成例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、印刷データパケットPPには、印刷データから分割されたデータ(以下、「分割画像データ」と呼ぶ)、当該分割画像データの位置(印刷データ全体から見た当該分割画像データの位置)を示す情報(以下「分割位置情報」と呼ぶ)、送信元IPアドレス、及送信先(宛先)IPアドレスが含まれている。なお、印刷データパケットPPの具体的な構成は限定されないものであり、種々のネットワークに接続するプリンタと同様の構成を適用することができる。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の画像形成装置の動作を説明する。
なお、以下では、無線通信装置130は、無線LANルータ(無線アクセスポイント)として機能しており、初期設定として、無線LAN接続時の識別情報(SDID:WLAN001、無線暗号キー、macアドレスaa:bb:cc:dd:ee、IPアドレス:192.168.0.1)及び有線LAN接続時の識別情報(macアドレスaa:bb:cc:dd:ff、IPアドレス:192.168.0.2)が設定されているものとする。
(A−2−1)初期設定
まず、画像形成装置110で、ネットワークに関する初期設定が行われる際の動作について説明する。この実施形態の画像形成装置110は、ユーザの操作に応じてネットワーク設定(無線接続部111及び有線接続部114に対する設定)を行うものとする。この実施形態の画像形成装置110では、メイン制御部115が、ユーザから表示部118及び入力部119を用いた操作入力(例えば、ハードウェアキー及びディスプレイを用いたメニュー操作入力)を受付けることにより、ネットワーク設定の内容を決定して保持するものとする。
メイン制御部115は、ユーザから、入力部119を用いて有線接続部114が使用するIPアドレス(例:192.168.0.3)の設定を受付けると、記憶部116に有線接続部114が使用するIPアドレス(例:192.168.0.3)を記憶させる。
また、メイン制御部115は、ユーザから入力部119を用いて無線接続部111が接続するIPアドレス(例:192.168.0.4)の設定を受付けると、記憶部116に無線接続部111が使用するIPアドレス(例:192.168.0.4)を記憶させる。
さらに、メイン制御部115は、ユーザから入力部119を用いて無線接続部111が接続する外部の無線通信装置130の識別名(SSIDやmacアドレス、無線暗号キー)の入力(接続可能なリストから選択を受付けるようにしてもよい)を受付けると、記憶部116に、無線通信装置130の識別情報(SSID:WLAN001、無線暗号キー、macアドレスaa:bb:cc:dd:ee、IPアドレス:192.168.0.1のうち少なくとも1つ)を記憶させる。なお、画像形成装置110において、上述のネットワークの設定は、有線接続部114を用いてPC等の端末から接続(レイヤ2のMACアドレスを用いた接続)を受付けて行うようにしてもよい。
ここでは、以上のように、画像形成装置110(記憶部116)においてネットワークに関する初期設定が行われたものとする。そして、画像形成装置110が、上述の初期設定の後電源投入等により起動した場合(例えば、省電力状態から復帰した場合、やユーザ操作により再起動した場合を含む)の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、画像形成装置110に電源が投入され、メイン制御部115を含む各構成要素が起動したものとする(S001)。
メイン制御部115は、起動すると、無線電源112を制御して無線接続部111の電力を通常モード(ハイパワーモード)で動作させる。そして、メイン制御部115は、記憶部116から、無線通信装置130の識別情報、及び無線接続部111と外部の無線通信装置130の識別情報を読み出し、無線接続部111と外部の無線通信装置130の間で通信可能か判断する(S002)。具体的には、メイン制御部115は、無線接続部111を無線通信装置130にアクセス(無線ネットワークN2−1に参加)させる処理を行い、無線接続部111と外部の無線通信装置130の間で通信可能か判断する。
無線接続部111が無線通信装置130と通信可能とならない場合、メイン制御部115は、画像形成装置110と外部無線通信装置130は遠距離に配置または接続不可と判断する。そして、メイン制御部115は、無線接続部111を省電力モード(ローパワーモード)のローカルアクセスポイントモードで動作させ、ローカルアクセスポイントモード時は設定された識別情報(SSID:WLAN002、無線暗号化キー:なし、IPアドレス:192.168.1.1に切り替え)の設定に基づいて接続し、印刷データ(印刷データパケットPP)を供給することで印刷可能なことを表示部118に表示(例えば、「ローカルアクセスポイント使用可能」等のメッセージを表示出力)する処理を行う(S005)。
無線接続部111が無線通信装置130と通信可能と判断された場合、メイン制御部115は、記憶部116から有線接続部114が使用するIPアドレスを読み出す。さらに、メイン制御部115は、有線接続部114のIPアドレス宛に無線接続部111経由(無線ネットワークN2−1、及び無線通信装置130を経由)で確認パケットPAを送信する(S003)。
そして、メイン制御部115は、無線接続部111から送出した確認パケットPAが、所定時間内に有線接続部114に到達(有線ネットワークN1−1を介して無線接続部111のIPアドレスが付与された確認パケットPAが到達)したか否かを確認する。なお、確認パケットPAについては逆方向に送信(有線接続部114から無線接続部111へ向けて送信)するようにしてもよい。
確認パケットPAが所定時間内に有線接続部114に到達した場合、メイン制御部115は、接続した無線通信装置130が有線通信装置120と同じ系統のネットワークに接続されていると判断し、上述のステップS005の動作に移行する。
確認パケットPAが所定時間内に有線接続部114に到達しなかった場合、メイン制御部115は、接続した無線通信装置130が有線通信装置120と異なる系統のネットワークに接続されると判断する。そして、メイン制御部115は、画像形成装置110(無線接続部111)が無線通信装置130の子機(インフラストラクチャモード)として動作するように制御する(S006)。これにより、画像形成装置110は、無線通信装置130(無線ネットワークN2−1)経由で、印刷データを受け付けることが可能となる。
メイン制御部115は、以上の動作により無線接続部111の無線通信モードを変更する。
(A−2−2)無線通信モードの移行動作
次に、画像形成装置110が、無線通信装置130の子機(インフラストラクチャモード)として動作しているとき、ユーザの操作に応じて、一時的にローカルアクセスポイントモードへ遷移する動作例について図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、画像形成装置110が、無線通信装置130の子機(インフラストラクチャモード)として動作しているときに、メイン制御部115が、ユーザからゲストアクセスの要求(一時的なメイン制御部115への移行の要求)を受付けたものとする(S010)。メイン制御部115が、ユーザからゲストアクセスの要求を受付ける方法については限定されないものであるが、例えば、入力部119から操作を受付け(例えば、所定のメニュー選択やボタン押下)により受付けるようにしてもよい。
そして、ユーザからゲストアクセスの要求を受付けると、メイン制御部115は、無線接続部111及び無線電源112を制御して、所定の時間(例えば、10分間)だけローパワーモードのローカルアクセスポイントモードに一時的に移行させる(S011)。具体的には、メイン制御部115は、無線接続部111を制御して、ローカルアクセスポイントモードに対応する識別情報(SSID:WLAN002、無線暗号化キー:なし、IPアドレス:192.168.1.1に切り替え)を設定する。
このとき、メイン制御部115は、印刷データを送受信することで印刷可能なことを、表示部118から(例えば、「ローカルアクセスポイント使用可能」用のメッセージ)を表示出力するようにしてもよい。
メイン制御部115は、ローカルアクセスポイントモードに移行してから所定時間経過すると(S012)、無線接続部111を制御してローカルアクセスポイントモードで使用していた設定を元に戻し、画像形成装置110が無線通信装置130の子機(インフラストラクチャモード)として動作するように設定する。そして、メイン制御部115は無線電源112を制御して無線接続部111の電力をハイパワーモード(初期接続状態)に移行させる(S013)。
(A−2−3)各PCの通信経路
次に、上記の動作により設定された画像形成装置110の状態(図3及び図4状態)において、各PC160(PC160−1、PC160−2、PC160−3)からの印刷データパケットPPの送信経路について説明する。
[PC160−1について]
図3〜図5の接続構成では、PC160−1(例えば、社内一般ユーザPC)が有線LAN経由で画像形成装置110に印刷データパケットPPを送信することになる。具体的には、PC160−1から画像形成装置110の有線接続部114のIPアドレス宛に印刷データパケットPPを送信する。送信された印刷データパケットPPは有線通信装置120を経由して画像形成装置110の有線接続部114に受信される。
[PC160−2について]
図3の接続構成では、PC160−2(例えば、ゲストPC)が画像形成装置110の無線接続部111に直に無線接続(ゲストPCとして接続)して画像形成装置110に印刷データパケットPPを送信することになる。具体的には、PC160−2から画像形成装置110のローカルアクセスポイントモードの無線接続部111のIPアドレス宛に印刷データパケットPPを送信する。送信された印刷データパケットPPは無線ネットワークN2−2を経由し画像形成装置110の無線接続部111に受信される。
[PC160−3について]
図3の接続構成では、PC160−3(例えば、社内一般ユーザPC、無線通信装置130に登録済み)は、無線通信装置130経由で有線ネットワークN1−1を介しながら画像形成装置110に印刷データパケットPPを送信することになる。具体的には、PC160−3から画像形成装置110の有線接続部114のIPアドレス宛に印刷データパケットPPを送信する。送信された印刷データパケットPPは無線ネットワークN2−1、無線通信装置130、有線ネットワークN1−1及び有線通信装置120を経由して画像形成装置110の有線接続部114に受信される。
一方、図4の接続構成では、PC160−3(例えば、社内一般ユーザPC、無線通信装置130に登録済み)は、無線通信装置130及び無線ネットワークN2−1経由で画像形成装置110に印刷データ(印刷データパケットPP)を送信することになる。具体的には、PC160−3から画像形成装置110(インフラストラクチャモードで動作する無線接続部111)のIPアドレス宛に、印刷データパケットPPを送信する。送信された印刷データパケットは、無線ネットワークN2−1及び無線通信装置130を経由し画像形成装置110の無線接続部111に受信される。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
(A−3−1)画像形成装置110では、無線接続部111と有線接続部114との間で、同じ系統のネットワークに接続されている場合(上述の図2、図3の状態の場合)には、無線接続部111をインフラストラクチャモードで動作させなくても、有線接続部114を用いて当該系統のネットワークに接続されたPC160からの印刷データは受信することができる。そのため、画像形成装置110では、無線接続部111と有線接続部114との間で、同じ系統のネットワークに接続されている場合には、インフラストラクチャモード(ハイパワーモード(通常モード))で動作させずに、ローカルアクセスポイントモード(ローパワーモード(省電力モード))で動作させることにより効率的な動作を行う。これにより、画像形成装置110では、無線接続部111(無線電源112)で消費される電力を低減させつつ、無線接続部111を有効利用することができる。
また、画像形成装置110(メイン制御部115)は、無線接続部111がインフラストラクチャモードとして動作しているときに、ユーザからゲストアクセスの要求(一時的なメイン制御部115への移行の要求)を受付けた場合、一定時間無線接続部111をローカルアクセスポイントモードで動作するように切り替える。これにより、像形成装置110では、有線ネットワークN1経由で、無線通信装置130(例えば、無線アクセスポイント)と接続できる場合には、余った無線接続部111を用いて、ゲストユーザ用に出力を落としたローカルアクセスポイントを提供することができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態では、像形成装置110では、有線ネットワークN1経由で、無線通信装置130(例えば、無線アクセスポイント)と接続できる場合には、無線接続部111をローカルアクセスポイントモードとして動作させているが、単に無線接続部111を不活性化して電力消費供給を停止又は抑制するようにしてもよい。
100…通信システム、110…画像形成装置、111…無線接続部、112…無線電源、113…電源、114…有線接続部、115…メイン制御部、116…記憶部、117…印刷部、118…表示部、119…入力部、N1、N1−1、N1−2…有線ネットワーク、N2、N2−1、N2−2…無線ネットワーク、120…有線通信装置、130…無線通信装置、160、160−1〜160−3…PC。

Claims (4)

  1. 有線ネットワークに接続する有線接続部と、
    他の無線通信装置が形成した第1無線ネットワークに接続する第1の無線通信モードと、自装置が第2無線ネットワークを形成して他の無線通信装置の接続を受付ける第2の無線通信モードとに対応する無線接続部と、
    前記無線接続部に対して、前記無線接続部が動作する無線通信モードに応じた電力供給を行う無線電力制御部と、
    前記無線接続部が前記第1の無線通信モードで動作しているときに、前記無線接続部が接続する前記第1無線ネットワークと、前記有線接続部が接続する前記有線ネットワークとの間で通信可能な場合、前記無線接続部を前記第2の無線通信モードで動作させる無線通信制御手段と、
    前記有線接続部又は前記無線接続部のいずれかで受信した画像形成データに基づく画像形成を行う画像形成手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記無線通信制御手段は、前記無線接続部が前記第1の無線通信モードで動作しているときに、ユーザの操作に応じて、一定期間だけ、前記無線接続部を前記第2の無線通信モードで動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記無線接続部の動作状態に係る情報を表示出力する表示出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示出力手段は、前記無線接続部が動作している無線通信モードを示す情報を表示出力することが可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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