JP6180118B2 - アクセスデバイスおよびアクセスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、医療器具を心膜腔内に経皮的に挿入するためのアクセスデバイスおよびアクセスシステムに関するものである。
従来、心臓と心膜との間の空間(心膜腔)に液体が貯留する心タンポナーゼの治療として、中空の針を経皮的に心膜に穿刺して心膜腔内の液体を針の内部を介して吸引および除去する方法が知られている。
また、頻拍の治療として、アブレーションカテーテルを経皮的に心膜腔内に挿入して心臓表面を焼灼する方法が知られている。この治療においても、アブレーションカテーテルの心膜腔までの挿入ルートを確保する際に、心タンポナーゼの治療と同様に、中空の針を経皮的に心膜腔内に挿入する操作を伴う。
針を心膜に穿刺する操作は主としてX線透視画像を観察しながら行われるが、薄い心膜はX線透視画像に鮮明に写らないため、心膜と針との位置関係を正確に把握することが難しい。また、特に心臓と心膜との間隔が狭い位置においては、心膜のみに選択的に針を穿刺することが難しい。そこで、針を心膜に穿刺する操作を支援するデバイスが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)
特開2011−78525号公報 米国特許第6592552号明細書
特許文献1によれば、針先が心膜を貫通して心膜腔内に進入するとその針先が心臓の表面に沿う方向に向きを変えることによって、針先が心臓に接触することが防止されるようになっている。しかしながら、柔軟で伸展しやすい心膜は、針先によって押圧されると容易に変形してしまうため、針の先端部を心膜に貫通させることが難しいという問題がある。
特許文献2によれば、吸引によって心膜を心臓から引き離し、張力のかかった状態の心膜に針を穿刺している。これにより、針を心膜のみに選択的に穿刺することができ、また、心膜を容易に穿孔することができる。しかしながら、針によって一度心膜に穴が形成されると心膜に対する吸引力が低下して心膜の張力が消失してしまう。すなわち、針の先端部が心膜に十分に貫通するまでの間、心膜に張力をかけ続けることができず、やはり針の先端部を心膜に貫通させることが難しいという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、心膜を選択的に穿刺することができるとともに針の先端部を確実に心膜に貫通させて心膜腔内に挿入することができるアクセスデバイスおよびアクセスシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、内視鏡を挿入可能な通路を有し、体内に挿入されて先端が心膜の近傍に配置される筒状のシース部材と、前記心膜を把持する把持部を先端に有し、前記シース部材の内部において該シース部材の長手方向に移動可能に設けられ、前記心膜を把持した状態の前記把持部を前記シース部材の内部において基端側へ移動可能である引っ張り部材と、前記把持部に対して前記シース部材の径方向に並んで配置される尖鋭な尖端部を先端に有し、前記シース部材の内部において該シース部材の長手方向に移動可能に設けられた穿刺部材とを備え、前記シース部材が、基端側に面した突き当て面を有し、前記穿刺部材は、前記尖端部が前記シース部材の内側の該シース部材の先端近傍の位置まで移動したときに前記突き当て面に突き当てられるストッパを備えるアクセスデバイスを提供する。
本発明によれば、シース部材を皮膚表面から体内に挿入してその先端を心膜の近傍に配置し、把持部によって心膜を把持してから引っ張り部材を基端側へ移動させることによって心膜をシース部材内に引き込む。そして、この状態で穿刺部材を先端側へ移動させることによって、心臓から引き離されている心膜を尖端部によって選択的に穿刺して穿刺部材の先端部を心膜腔内に挿入することができる。
この場合に、把持部および尖端部はシース部材内において径方向に配列されているので、尖端部は、把持部によって把持されている位置とは異なる位置において心膜を穿刺する。したがって、把持部は、尖端部による心膜の穿刺の有無に依らずに、尖端部が心膜を穿刺する前から後まで心膜を引っ張って心膜を張力のかかった状態に維持することができる。これにより、穿刺部材の先端部を心膜に確実に貫通させて心膜腔内に挿入することができる。
また、前記シース部材が、内視鏡を挿入可能な通路を有することで、通路を介してシース部材内に挿入された内視鏡によって把持部および尖端部の動作を鮮明に観察することができる。
上記発明においては、前記引っ張り部材および前記穿刺部材を、前記長手方向の互いに反対方向に連動して移動させる連動手段を備えていてもよい。
このようにすることで、引っ張り部材を基端側に移動させる1つの操作によって、心膜を引っ張る操作と尖端部を心膜に穿刺する操作との両方を行うことができ、操作者の負担を軽減することができる。
また、上記発明においては、前記連動手段が、前記長手方向に交差する軸回りに回転可能に設けられたピニオンと、前記引っ張り部材に設けられ前記ピニオンと噛み合う第1のラックと、前記穿刺部材に設けられ前記第1のラックとは反対側において前記ピニオンと噛み合う第2のラックとを備えていてもよい。
このようにすることで、ピニオンに互いに反対側において噛み合った第1のラックおよび第2のラックは、ピニオンの回転によって互いに反対方向に送られる。これにより、引っ張り部材および穿刺部材を同期させて互いに反対方向に移動させることができる。
また、上記発明においては、前記連動手段が、前記長手方向に交差する共通の軸回りに回転可能に設けられた第1のピニオンおよび第2のピニオンと、前記引っ張り部材に設けられ前記第1のピニオンと噛み合う第1のラックと、前記穿刺部材に設けられ前記第2のピニオンと噛み合う第2のラックとを備え、前記第2のピニオンが、前記第1のピニオンの径寸法よりも大きな径寸法を有していてもよい。
このようにすることで、第1のピニオンの径寸法と第2のピニオンの径寸法との比に基づくギア比の分だけ、引っ張り部材の移動の速さに対して穿刺部材の移動の速さが増幅される。これにより、穿刺部材の先端部をさらに確実に心膜に貫通させることができる。
また、上記発明においては、前記引っ張り部材および前記穿刺部材が、互いに独立に前記長手方向に移動可能に設けられていてもよい。
このようにすることで、引っ張り部材および穿刺部材をそれぞれ任意のタイミングで動作させることができる。
また、上記発明においては、前記穿刺部材の前記先端側への移動を加速する加速手段を備えていてもよい。
このようにすることで、穿刺部材の先端部をさらに確実に心膜に貫通させることができる。
また、上記発明においては、前記加速手段が、前記穿刺部材を前記シース部材の先端側へ付勢する弾性部材を備え、前記穿刺部材に、該穿刺部材の先端側への移動を禁止および解除する移動制限手段が設けられていてもよい。
このようにすることで、移動制限手段材によって穿刺部材の先端側への移動を解除することによって、弾性部材の付勢に従って穿刺部材を先端側へ勢い良く移動させることができる。
また、上記発明においては、前記シース部材が、基端側に面した突き当て面を有し、前記穿刺部材は、前記尖端部が前記シース部材の内側の該シース部材の先端近傍の位置まで移動したときに前記突き当て面に突き当てられるストッパを備えることで、尖端部がシース部材内に引き込まれた心膜以外の組織と接触することを防ぐことができる。
また、上記発明においては、前記ストッパが前記突き当て面に突き当たったときの衝撃を緩衝する緩衝手段を備えていてもよい。
このようにすることで、ストッパが突き当て面に突き当たったときにシース部材に加わる衝撃が緩衝手段によって緩衝されることにより、シース部材の位置を安定させることができる。
また、上記発明においては、前記引っ張り部材および前記穿刺部材を、前記引っ張り部材と前記穿刺部材との前記径方向の間隔が基端側から先端側へ向かって狭くなるように支持するとともに、前記引っ張り部材および穿刺部材の前記長手方向と成す角度を調整する角度調整手段を備えていてもよい。
このようにすることで、把持部および尖端部の径方向の位置を容易に調整することができる。
また、上記発明においては、引っ張り部材の前記シース部材に対する前記長手方向の位置を固定する固定手段を備えていてもよい。
このようにすることで、把持部によって把持した心膜を引っ張った状態で引っ張り部材の長手方向の位置を固定手段によって固定することにより、この後の操作を容易にすることができる。
また、上記発明においては、前記把持部が、鉗子、吸引口または湾曲した針を有していてもよい。
このようにすることで、引っ張り部材の基端側からの簡易な操作によって心膜を把持させることができる。
た、本発明は、上記いずかに記載のアクセスデバイスと、前記シース部材内に挿入される内視鏡とを備えるアクセスシステムを提供する。
上記発明においては、前記内視鏡が、側視内視鏡であってもよい。
本発明によれば、心膜を選択的に穿刺することができるとともに針の先端部を確実に心膜に貫通させて心膜腔内に挿入することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るアクセスデバイスの全体構成図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの使用方法を説明する図である。 図1のアクセスデバイスの変形例を示す(a)全体構成図および(b)IX−IX断面図である。 (a)図1のアクセスデバイスのもう1つの変形例を示す全体構成図と、(b),(c)加速手段の作用を説明する部分的な拡大図である。 (a)図1のアクセスデバイスのもう1つの変形例を示す部分的な構成図と、(b)加速手段の作用を説明する部分的な構成図である。 (a)図1のアクセスデバイスのもう1つの変形例を示す全体構成図と、(b)緩衝手段の作用を説明する部分的な構成図である。 固定手段を示す部分的な構成図である。 (a)図1のアクセスデバイスのもう1つの変形例を示す全体構成図と、(b)XIVa−XIVa断面図および(c)XIVb−XIVb断面図である。 図1のアクセスデバイスのもう1つの変形例を示す全体構成図である。 図1のアクセスデバイスと内視鏡とを備えるアクセスシステムの全体構成図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るアクセスデバイス1について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るアクセスデバイス1は、図1に示されるように、筒状のシース(シース部材)2と、該シース2内に径方向に並んで配置された引っ張り部材3および穿刺部材4とを主な構成として備えている。
シース2は、基端面2aには引っ張り部材3および穿刺部材4が貫通して挿入される穴2c,2dが形成され、先端面2bには十分に大きな開口2eが形成されている。シース2は、生体の外側から経皮的に心膜まで挿入可能な十分に細い形状を有し、例えば、外径は8mm以下である。また、シース2の基端面2aは、他の部分からなる本体に対して、例えばねじなどによって着脱可能に設けられている。基端面2aを本体から取り外すことにより、後述する連動手段5を介して基端面2aに支持されている引っ張り部材3および穿刺部材4を一体的に、シース2の本体から分離することが可能となっている。
引っ張り部材3は、細長い筒状のシャフト31と、該シャフト31の先端に設けられた鉗子(把持部)32と、シャフト31の基端に設けられてシース2の外側に配置され鉗子32を開閉動作させる操作部33とを備えている。
穿刺部材4は、細長い筒状の胴部41と、該胴部41の先端に設けられた尖鋭な針先(尖端部)42とを備えている。穿刺部材4は、中空構造を有し、胴部41を長手方向に貫通する通路43が内部に形成されている。また、穿刺部材4は、胴部41の基端に設けられてシース2の外側に配置されるフランジ状のストッパ44を備えている。このストッパ44は、針先42がシース2の先端面2bよりも若干引っ込んだ位置に配置されているときにシース2の基端面(突き当て面)2aに突き当たる位置に設けられ、針先42が開口2eから突出することを禁止するようになっている。
また、本実施形態に係るアクセスデバイス1は、引っ張り部材3および穿刺部材4を、シース2に対して長手方向の互いに反対方向に連動して移動させる連動手段5を備えている。連動手段5は、2つの穴2c,2dの間において基端面2aに設けられたピニオン51と、シャフト31の外周面のピニオン51と対向する位置に設けられた第1のラック52と、胴部41の外周面のピニオン51と対向する位置に設けられた第2のラック53とを備えている。
ピニオン51は、引っ張り部材3および穿刺部材4が配列される面に交差する方向に沿って回転軸が配置されている。また、ピニオン51は、歯が形成されている周縁の一部が2つの穴2c,2d内に露出し、一側において第1のラック52の歯と噛み合い、反対側において第2のラック53の歯と噛み合っている。このように2つのラック52,53が共通のピニオン51に対して互いに反対側において噛み合うことにより、引っ張り部材3および穿刺部材4のうち一方がシース2の先端側に移動したときに他方が基端側に移動するようになっている。
ここで、鉗子32および針先42のうち一方がシース2の先端近傍に配置されているときに他方がシース2の先端よりも十分に基端側に離れた位置に配置されるように、引っ張り部材3および穿刺部材4のシース2に対する長手方向の位置が設定されている。
次に、このように構成されたアクセスデバイス1の作用について説明する。
本実施形態に係るアクセスデバイス1を用いて内視鏡や処置具などの医療器具を心臓Aと心膜Bとの間の心膜腔C内に挿入するには、操作者は、まず、図2に示されるように、患者の体表Dから体内へシース2を挿入し、シース2の先端面2bを心膜Bの外面上に配置する。次に、操作者は、体外に配置されている操作部33を操作することによって、図3に示されるように、シース2の先端近傍に配置されている鉗子32によって心膜Bを把持する。
次に、操作者は、体外に配置されている穿刺部材4の基端側から通路43を介して心膜Bの周辺にX線造影剤Eを注入する。これにより、心膜Bの位置をX線透視画像を用いて確認することができる。操作者は、鉗子32によって心膜Bを把持した状態で引っ張り部材3を長手方向に移動させ、この移動に伴って心膜Bが移動すること、すなわち、引っ張り部材3によって心膜Bが把持されていることを、X線透視画像によって確認する。
次に、操作者は、図4に示されるように、鉗子32によって心膜Bを把持した状態で引っ張り部材3を基端側に移動させる。これにより、鉗子32によって把持されている心膜Bが心臓Aから引き離されてシース2内へと引っ張られる。これと同時に、連動手段5の作動によって穿刺部材4が先端側に移動して針先42がシース2内に引き込まれた心膜Bを穿刺し、穿刺部材4の先端部が心膜腔C内に進入する。このときに、針先42がシース2の開口2eから突出することがストッパ44によって防止されているので、操作者は、十分に勢い良く引っ張り部材3を引っ張り、穿刺部材4を十分に勢い良く心膜Bに穿刺することができる。
次に、操作者は、先と同様にして、通路43を介して心膜腔C内にX線造影剤Eを注入する。心膜腔C内においてX線造影剤Eが拡散することをX線透視画像にて確認することにより、針先42が心膜腔C内に進入したことを確認することができる。この状態において、図5に示されるように、穿刺部材4の通路43を介してガイドワイヤ10を心膜腔C内Cに挿入する。
次に、操作者は、図6に示されるように、シース2の本体から基端面2aを取り外すことにより、引っ張り部材3および穿刺部材4をシース2の本体内を介して体内から抜去する。次に、操作者は、図7に示されるように、ガイドワイヤ10に沿って、一体化された誘導シース20およびダイレータ30を心膜腔C内に挿入し、誘導シース20を体内に留置したままダイレータ30を体内から抜去する。これにより、図8に示されるように、体外と心膜腔C内とを接続する、生体内の組織からは隔離されたルートを誘導シース20内に確保することができ、この誘導シース20内を介して体外と心膜腔Cとの間で医療器具を容易に挿脱することができる。
このように、本実施形態によれば、鉗子32によって心臓A表面から十分に引き離されて張力がかかっている心膜Bを針先42が穿刺するので、針先42を心膜Bのみに選択的に穿刺して心膜Bに貫通させることができる。さらに、鉗子32によって把持されている心膜Bの位置と針先42によって穿刺される心膜Bの位置とが互いに異なる。すなわち、鉗子32は心膜Bの穿刺の有無に依らずに心膜Bを十分に引っ張り続けることができ、針先42が心膜Bを穿刺する前から後までの間、心膜Bは張力のかかった状態に安定して維持される。これにより、さらに確実に針先42を心膜Bに貫通させて穿刺部材4の先端部を心膜腔C内に挿入することができる。
なお、本実施形態においては、連動手段5によって引っ張り部材3および穿刺部材4を同一の速さで移動する構成について説明したが、これに代えて、穿刺部材4の先端側への移動を加速する加速手段を備えてもよい。
例えば、図9(a),(b)に示されるように、連動手段5が備えるピニオンのギア比を適宜調整することによって、引っ張り部材3の基端側への移動速さよりも穿刺部材4の先端側の移動速さが速くなるように構成してもよい。
すなわち、連動手段5が、引っ張り部材3の第1のラック52に噛み合う第1のピニオン511と、穿刺部材4の第2のラック53に噛み合い、第1のピニオン511と回転軸を共有する第2のピニオン512とを備え、加速手段6は、第1のピニオン511が第2のピニオン512の径寸法よりも大きな径寸法を有することによって構成される。
このようにすることで、引っ張り部材3の移動速さに対して所定の割合で増幅された速さで穿刺部材4を移動させることができる。
あるいは、加速手段6は、図10(a)に示されるように、一端が基端面2aに、他端がストッパ44にそれぞれ接続され、穿刺部材4を先端側に付勢する弾性部材(図示する例ではコイルばね)61を備えてもよい。この場合、引っ張り部材3の基端側への移動と穿刺部材4の先端側への移動とを連動させる連動手段として、胴部41の外周面の半径方向外側の位置に設けられ半径方向に突出した係止爪(移動制限手段)54と、シャフト31の基端部に設けられてシャフト31よりも大きな外径を有する大径部55とを備える。
具体的には、係止爪54は、図10(b)に示されるように、弾性部材61が基端側に引っ張られた状態で基端面2aに引っ掛かる位置に設けられ、ストッパ44が大径部55によって半径方向外方に押圧されることによって基端面2aに係止された状態に維持されるようになっている。
この状態から引っ張り部材3が基端側に移動して大径部55の先端がストッパ44の位置を通り過ぎると、図10(c)に示されるように、胴部41が半径方向内方にずれて係止爪54が穴2dの位置まで移動することにより、弾性部材61の付勢力に従って穿刺部材4が先端側へ勢い良く移動するようになっている。
このようにすることで、引っ張り部材3の基端側の移動速さに依らずに穿刺部材4を十分な速さで移動させ、針先42を心膜Bにさらに確実に貫通させることができる。
さらに加速手段6は、図11(a)に示されるように、引っ張り部材3の移動とは独立して穿刺部材4を加速するように構成されていてもよい。すなわち、大径部55に代えて、係止爪54の先端側への移動を係止するピン部材(移動制限手段)62が備えられる。このピン部材62は、胴部41および係止爪54が通過可能な溝62aを有している。ピン部材62は、通常状態においては、バネ63の付勢によって、溝62が係止爪54からは外れた位置に配される位置に保持されている。この状態から、図11(b)に示されるように、操作者が、ピン部材62を押圧すると、溝62aが係止爪54の位置に移動し、弾性部材61の付勢力に従って穿刺部材4が先端側へ勢い良く移動するようになっている。
このように、引っ張り部材3の基端側への移動と穿刺部材4の先端側への移動とを独立させることにより、引っ張り部材3および穿刺部材4を任意のタイミングで移動させることができ、使い勝手を向上することができる。
また、本実施形態においては、穿刺部材4の先端側の移動によってストッパ44が基端面2aに突き当たったときの衝撃を緩衝する緩衝手段7を備えてもよい。
図1のアクセスデバイス1を例に挙げて説明すると、図12(a)に示されるように、緩衝手段7は、シース2内に穿刺部材4と略平行に配置された棒71と、該棒71の基端に設けられたフランジ状のストッパ72と、胴部41と棒71との間に設けられた、連動手段5と同様の構造を有する連動手段73とを備える。連動手段73は、弾性部材61の収縮によってストッパ44が最も先端側の位置に配置されるときに、ストッパ72が基端面2aに突き当たるように、設計されている。
これにより、図11(b)に示されるように、穿刺部材4が先端側に移動してストッパ44が弾性部材61を介して基端面2aに突き当たると同時に、ストッパ44とは反対方向からストッパ72が基端面2aに突き当たる。これにより、心膜Bの穿刺時にシース2に作用する衝撃を緩衝し、シース2の位置を安定させることができる。
また、本実施形態においては、引っ張り部材3の、シース2に対する長手方向の位置を固定する固定手段を備えてもよい。固定手段8は、例えば、図13に示されるように、シャフト31の移動を基端側のみに制限するラチェット機構からなり、シャフト31の外周面に形成されたのこぎり歯状の歯81と、該歯81に噛み合う爪82とを備える。符号83は、爪82をシャフト31に向かって付勢するばねである。
このようにすることで、ばね83の付勢力に抗してシャフト31を基端側に移動させて心膜Bを引っ張ったときに、操作者がシャフト31を把持せずともシャフト31が心膜Bの弾性力によって先端側へ引き戻されることがなく、シース2に対するシャフト31の長手方向の位置が一定に保持される。これにより、この後に行われる穿刺部材4などの操作を操作者はより容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、引っ張り部材3および穿刺部材4の、シース2の長手方向に対する角度を調整する角度調整手段を備えてもよい。
角度調整手段9は、図14(a)に示されるように、シース2内において該シース2の長手方向に移動可能に設けられた円板状の角度調整板91と、該角度調整板91に連結されてシース2の基端側まで延びる操作棒92とを備えている。符号2fは、操作棒92が貫通して挿入される穴である。
角度調整板91は、図14(c)に示されるように、シャフト31および胴部41がそれぞれ貫通して挿入される第1の穴91aおよび第2の穴91bを有している。これら2つの穴91a,91bの間隔は、図14(b),(c)からも分かるように、基端面21の2つの穴2c,2dの間隔よりも狭くなっている。操作者が操作棒92を押し引きして角度調整板91の長手方向の位置を変更することにより、シース2の長手方向に対するシャフト31および胴部41の角度が変更されるようになっている。
このようにすることで、シャフト31および胴部41は、基端面2aの穴2c,2dと角度調整板91の穴91a,91bとの2点においてそれぞれ支持されるので、シース2に対する姿勢が安定する。これにより、心膜Bに対する鉗子32および針先42の位置、ならびに、鉗子32と針先42との相対位置を精度良く操作することができ、心膜Bの最適な位置を鉗子32によって把持し、心膜Bの最適な位置に針先42を穿刺することができる。
また、本実施形態においては、引っ張り部材3が、把持部として鉗子32を備えることとしたが、把持部の構成はこれに限定されるものではなく、心膜Bを安定して把持することができるものであれば特に制限されない。
例えば、把持部として、図15に示されるように、先端側に開口する吸引口321aを有する吸引カップ321を備えてもよい。この場合、シャフト31は、吸引カップ321の内部と基端とを連通する通路(図示略)を内部に有し、この通路の内部を吸引装置40を用いて基端側から減圧することによって、心膜Bを吸引口321aから吸引カップ321内に吸引して把持することができる。
あるいは、把持部として、シャフト31の長手方向に対して側方に湾曲した針を備えてもよい。
このような把持部によっても、基端側での簡易な操作によって心膜Bを十分に安定して把持することができる。
また、本実施形態においては、図16に示されるように、アクセスデバイス1を内視鏡50と組み合わせてアクセスシステム100を構成してもよい。
この場合、シース2は、基端面2aに、内視鏡50が挿入されるもう1つの穴(通路)2gを有する。内視鏡50は、該内視鏡50に対して側方に配置された鉗子32および針先42を容易に視野Fに捉えることができるように、側視内視鏡であることが好ましい。符号60は、内視鏡50によって取得された画像を処理するプロセッサ、符号70は、プロセッサ60によって処理された画像を表示するモニタである。
このようにすることで、鉗子32によって心膜Bが把持されている状態や、針先42による穿刺位置などを、内視鏡画像によって鮮明に確認することができる。
1 アクセスデバイス
2 シース(シース部材)
2a 基端面(突き当て面)
3 引っ張り部材
32 鉗子(把持部)
321 吸引カップ(把持部)
321a 吸引口
4 穿刺部材
42 針先(尖端部)
44 ストッパ
5 連動手段
51,511,512 ピニオン
52,53 ラック
6 加速手段
61 弾性部材
62 ピン部材(移動制限手段)
7 緩衝手段
8 固定手段
9 角度調整手段
50 内視鏡
100 アクセスシステム
B 心膜

Claims (15)

  1. 内視鏡を挿入可能な通路を有し、体内に挿入されて先端が心膜の近傍に配置される筒状のシース部材と、
    前記心膜を把持する把持部を先端に有し、前記シース部材の内部において該シース部材の長手方向に移動可能に設けられ、前記心膜を把持した状態の前記把持部を前記シース部材の内部において基端側へ移動可能である引っ張り部材と、
    前記把持部に対して前記シース部材の径方向に並んで配置される尖鋭な尖端部を先端に有し、前記シース部材の内部において該シース部材の長手方向に移動可能に設けられた穿刺部材とを備え
    前記シース部材が、基端側に面した突き当て面を有し、
    前記穿刺部材は、前記尖端部が前記シース部材の内側の該シース部材の先端近傍の位置まで移動したときに前記突き当て面に突き当てられるストッパを備えるアクセスデバイス。
  2. 前記引っ張り部材および前記穿刺部材を、前記長手方向の互いに反対方向に連動して移動させる連動手段を備える請求項1に記載のアクセスデバイス。
  3. 前記連動手段が、
    前記長手方向に交差する軸回りに回転可能に設けられたピニオンと、
    前記引っ張り部材に設けられ前記ピニオンと噛み合う第1のラックと、
    前記穿刺部材に設けられ前記第1のラックとは反対側において前記ピニオンと噛み合う第2のラックとを備える請求項2に記載のアクセスデバイス。
  4. 前記連動手段が、
    前記長手方向に交差する共通の軸回りに回転可能に設けられた第1のピニオンおよび第2のピニオンと、
    前記引っ張り部材に設けられ前記第1のピニオンと噛み合う第1のラックと、
    前記穿刺部材に設けられ前記第2のピニオンと噛み合う第2のラックとを備え、
    前記第2のピニオンが、前記第1のピニオンの径寸法よりも大きな径寸法を有する請求項2に記載のアクセスデバイス。
  5. 前記引っ張り部材および前記穿刺部材が、互いに独立に前記長手方向に移動可能に設けられている請求項1に記載のアクセスデバイス。
  6. 前記穿刺部材の前記先端側への移動を加速する加速手段を備える請求項1または請求項5に記載のアクセスデバイス。
  7. 前記加速手段が、前記穿刺部材を前記シース部材の先端側へ付勢する弾性部材を備え、
    前記穿刺部材の先端側への移動を禁止および解除する移動制限手段を備える請求項6に記載のアクセスデバイス。
  8. 前記ストッパが前記突き当て面に突き当たったときの衝撃を緩衝する緩衝手段を備える請求項1から請求項7のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  9. 前記引っ張り部材および前記穿刺部材を、前記引っ張り部材と前記穿刺部材との前記径方向の間隔が基端側から先端側へ向かって狭くなるように支持するとともに、前記引っ張り部材および穿刺部材の前記長手方向と成す角度を調整する角度調整手段を備える請求項1から請求項のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  10. 前記引っ張り部材の前記シース部材に対する前記長手方向の位置を固定する固定手段を備える請求項1から請求項のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  11. 前記把持部が、鉗子を有する請求項1から請求項10のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  12. 前記把持部が、前記心膜を吸引する吸引口を有する請求項1から請求項10のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  13. 前記把持部が、湾曲した針を有する請求項1から請求項10のいずれかに記載のアクセスデバイス。
  14. 請求項1から請求項13のいずかに記載のアクセスデバイスと、
    前記シース部材内に挿入される内視鏡とを備えるアクセスシステム。
  15. 前記内視鏡が、側視内視鏡である請求項14に記載のアクセスシステム。
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