JP6178770B2 - 排水管の延焼防止機構 - Google Patents
排水管の延焼防止機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6178770B2 JP6178770B2 JP2014198143A JP2014198143A JP6178770B2 JP 6178770 B2 JP6178770 B2 JP 6178770B2 JP 2014198143 A JP2014198143 A JP 2014198143A JP 2014198143 A JP2014198143 A JP 2014198143A JP 6178770 B2 JP6178770 B2 JP 6178770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- sound insulation
- drain pipe
- drainage
- insulation cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態の延焼防止機構は、図1に示すように、膨張材1と、遮音カバー2と、取付部材3とを備え、多層階建築物における床スラブSを貫通して設置され不燃性材料で形成された集合排水管P1と、前記集合排水管P1の下方に接続され可燃性材料で形成された立て管P2と、を備えた排水管Pに取り付けられて構成される。集合排水管P1は鋳鉄製である。集合排水管P1は、床スラブSの上方にて床スラブS上の部屋における排水を集約して下階に落下させることのできる管であり、図示のように、床スラブSを横方向に延びる枝管P3を接続できるよう構成されている。集合排水管P1と立て管P2とは、建築物の各階に対応して上下方向に交互に配置されており、内部に一連の排水流路が形成されている。立て管P2は、一般的には鉛直方向に延びる直管であるが、場合によってはエルボ等を介して水平方向や斜め方向へと排水流路が曲げられていてもよい。
次に、第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態と相違する部分について主に説明し、符号についても第1実施形態と共通する符号を付して説明する。本実施形態の遮音カバー2は、排水管Pに対して図2に示すように垂下するように取り付けられる。このように取り付けるため、遮音カバー2の取り付け時の内面のうち、集合排水管P1における縮径部分P11に一致する部分の少なくとも一部には、スペーサー部21が形成されている。このスペーサー部21は、本実施形態では遮音カバー2の一部として形成されているが、遮音カバー2とは別体で形成されることもできる。図示のように、スペーサー部21の下端は受け口部P21の上方に位置している。このスペーサー部21は、床スラブSと集合排水管P1との間の空間を埋めることができるため、下層階の火災時において、床スラブSに火災の熱が伝わることを抑制できる。なお、スペーサー部21の上下寸法は図2に示すものよりも短くすることもできる。
次に、第3実施形態について説明する。ここでは、第1及び第2実施形態と相違する部分について主に説明し、符号についても第1及び第2実施形態と共通する符号を付して説明する。本実施形態の遮音カバー2は、図4に示すように、上端2Hが床スラブSの下面S2と略一致しており、床スラブSとは重ならない。本実施形態では、第1及び第2実施形態と比べ、遮音カバー2を床スラブSの貫通孔S3の内面と集合排水管P1の外面との間の狭い隙間に差し込む必要がないため、施工が容易である。
次に、第4実施形態について説明する。ここでは、第1〜第3実施形態と相違する部分について主に説明し、符号についても第1〜第3実施形態と共通する符号を付して説明する。本実施形態は、第2実施形態を変形させたものであって、図5に示すように、遮音カバー2が上部カバー2aと下部カバー2bとに分けられたものである。上部カバー2aと下部カバー2bとは、断面形状がコの字状とされた連結部材6が上部カバー2aの下部と下部カバー2bの上部を貫通することによって接続される。また、本実施形態のスペーサー部21は上部カバー2aの上端から下端に亘って設けられている。
次に、延焼防止機構付き排水管を構築する工法につき、一例を説明する。最も単純な工法は、既に建築物に設置された集合排水管P1及び立て管P2に対し、受け口部P21に膨張材1を取り付け、集合排水管P1及び立て管P2にシート状の遮音カバー2を巻き付け、遮音カバー2の下部に取付部材3を取り付けるものである。遮音カバー2の上部は、第1及び第2実施形態では、床スラブSの貫通孔S3に詰められるモルタルMにより、床スラブSに固定される。第3実施形態では、上部固定バンド4により集合排水管P1に固定される。
2 遮音カバー
2H 遮音カバーの上端
2L 遮音カバーの下端
2a 上部カバー
2b 下部カバー
21 スペーサー部
22 スリット
23 窓部
23a 切り込み
3 取付部材
6 連結部材
P 排水管
P1 集合排水管
P2 立て管
P21 受け口部
S 床スラブ
Claims (7)
- 多層階建築物における床スラブを貫通して設置され不燃性材料で形成された集合排水管と、前記集合排水管の下方に接続され可燃性材料で形成された立て管と、を備えた排水管に取り付けられる、排水管の延焼防止機構において、
前記集合排水管の下端よりも下方の位置で、前記立て管の外周面に取り付けられ、火災時に前記立て管が焼損した場合、火災の熱により径内方向へと膨張して排水流路の少なくとも一部を覆う膨張材と、
吸音性を有する耐火素材で形成され、上端が前記集合排水管に取り付けられ、下端が前記立て管に取り付けられ、前記膨張材を、火災時に当該膨張材が径外方向へも膨張して内面に当接する位置にて径外方向から覆いつつ、前記排水管の流水音が排水管外に伝達されることを抑制する遮音カバーと、を備えることを特徴とする排水管の延焼防止機構。 - 前記立て管の上端部には、前記集合排水管の下端部を挿入できるように中間部よりも拡径された受け口部が形成されており、
前記遮音カバーは、前記排水管に取り付けられる際に上下方向となる複数のスリットを一端に備えることを特徴とする、請求項1に記載の排水管の延焼防止機構。 - 前記立て管の上端部には、前記集合排水管の下端部を挿入できるように中間部よりも拡径された受け口部が形成されており、
前記遮音カバーは、前記排水管に取り付けられる際に上下方向となる複数のスリットを当該遮音カバーの中間部に備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の排水管の延焼防止機構。 - 前記遮音カバーは、厚み方向に貫通する切り込みの形成により捲ることのできる窓部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の排水管の延焼防止機構。
- 前記遮音カバーは筒状であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の排水管の延焼防止機構。
- 前記遮音カバーは、前記排水管に取り付けられる際に前記排水管に対向する側の面に、他の部分よりも厚み寸法の大きいスペーサー部を備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の排水管の延焼防止機構。
- 前記遮音カバーは、互いに分離して形成された上部カバー及び下部カバーと、前記上部カバーと前記下部カバーとを連結する連結部材と、を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の排水管の延焼防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198143A JP6178770B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 排水管の延焼防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198143A JP6178770B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 排水管の延焼防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016069846A JP2016069846A (ja) | 2016-05-09 |
JP6178770B2 true JP6178770B2 (ja) | 2017-08-09 |
Family
ID=55864171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014198143A Active JP6178770B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 排水管の延焼防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6178770B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6122195B1 (ja) * | 2016-09-01 | 2017-04-26 | 因幡電機産業株式会社 | 遮音カバーおよびそれを備えた延焼防止機構 |
JP7526061B2 (ja) | 2020-09-18 | 2024-07-31 | 積水化学工業株式会社 | 遮音カバー及び配管構造、遮音カバーの施工方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5953872A (en) * | 1993-08-13 | 1999-09-21 | Macmillian; George S. | Fire barrier assembly |
JP4994886B2 (ja) * | 2007-02-27 | 2012-08-08 | 株式会社クボタ | 排水配管構造 |
JP5279380B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2013-09-04 | 株式会社クボタ | 遮音シート |
JP5525715B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2014-06-18 | 株式会社クボタ | 防音シート、排水配管構造および排水配管の清掃方法 |
JP5744416B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2015-07-08 | シーシーアイ株式会社 | 排水システム |
JP2013096116A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Kojima Seisakusho:Kk | 延焼防止機能付きソケット |
-
2014
- 2014-09-29 JP JP2014198143A patent/JP6178770B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016069846A (ja) | 2016-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4928408B2 (ja) | 排水配管用部材及び排水配管構造 | |
JP5502061B2 (ja) | 排水配管用部材および排水配管構造 | |
JP7417460B2 (ja) | 排水配管継手および排水配管継手の施工方法 | |
JP2016142003A (ja) | 管継手構造、配管構造、建物 | |
JP2008064153A (ja) | 排水配管構造 | |
JP2007056536A (ja) | 排水配管構造及び排水集合管及び排水管用耐火性付属部材 | |
JP6178770B2 (ja) | 排水管の延焼防止機構 | |
JP2020094481A (ja) | 排水配管継手 | |
JP2008208653A (ja) | 排水配管構造 | |
JP5141592B2 (ja) | 梁の配管挿通部における耐火被覆構造 | |
JP7549119B2 (ja) | 排水配管継手 | |
JP7550283B2 (ja) | 排水配管部材 | |
JP5014450B2 (ja) | 排水配管構造 | |
JP2007056538A (ja) | 排水管 | |
JP6122195B1 (ja) | 遮音カバーおよびそれを備えた延焼防止機構 | |
JP2019194432A (ja) | 管継手構造 | |
KR20190068167A (ko) | 내화충전재 고정장치 | |
JP4878071B2 (ja) | 排水配管構造および耐火性付属部材 | |
JP3339621B2 (ja) | 防火区画貫通部材 | |
AU2018246334B2 (en) | Fire-protection collar | |
JP3883913B2 (ja) | 防火区画体の貫通構造及び同貫通構造を形成する貫通筒体 | |
JP2017053374A (ja) | 目隠しカバー及び防火構造の施工方法 | |
JP7465708B2 (ja) | 排水配管継手および排水配管継手の製造方法 | |
JP6074539B1 (ja) | 遮音カバーの取付け方法 | |
JP2021028532A (ja) | スリーブ閉塞装置、スリーブ、ブッシング、スリーブ閉塞構造、及びスリーブ閉塞構造の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160831 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20160906 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20161101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6178770 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |