JP6178742B2 - 駆動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents
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Description
変速機の出力軸と同心に配置されたデファレンシャルギヤを備える動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記デファレンシャルギヤは、前記出力軸の一方端に連結される外方部材と、前記出力軸の軸線方向に対して直交するように延び、前記外方部材内に設けられた直交軸と、該直交軸の軸線方向間で互いに対向すると共に、前記直交軸に回転自在に設けられた一対のベベルギヤと、互いに対向するとともに、一対の前記ベベルギヤに噛合する一対のサイドギヤとを備え、
一方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の一方に延びる一方側ドライブシャフトが設けられ、
他方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の他方に延び、前記出力軸内を通過する他方側ドライブシャフトが設けられ、
前記出力軸には、変速用回転体が設けられ、
前記変速用回転体は、サンギヤと、リングギヤと、ピニオンと、ピニオンを回転自在に軸支するキャリアとからなる遊星歯車機構であり、
前記外方部材と前記リングギヤとは、接続され、
前記外方部材と前記リングギヤとの接続部分には、貫通孔が形成され、
前記外方部材内には、潤滑油が溜められ、
前記外方部材内の潤滑油は、他方側ドライブシャフトに設けられた供給路を介して前記変速用回転体に供給され、
前記変速用回転体の回転によって飛散した潤滑油は、前記貫通孔を通過して前記変速用回転体の外部に排出された後、筐体の上部に設けられた樋部及び前記樋部で受けた潤滑油を下方へ導く戻り油路を介して、前記外方部材内に戻されることを特徴とする。
変速機の出力軸と同心に配置されたデファレンシャルギヤを備える動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記デファレンシャルギヤは、前記出力軸の一方端に連結される外方部材と、前記出力軸の軸線方向に対して直交するように延び、前記外方部材内に設けられた直交軸と、該直交軸の軸線方向間で互いに対向すると共に、前記直交軸に回転自在に設けられた一対のベベルギヤと、互いに対向するとともに、一対の前記ベベルギヤに噛合する一対のサイドギヤとを備え、
一方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の一方に延びる一方側ドライブシャフトが設けられ、
他方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の他方に延び、前記出力軸内を通過する他方側ドライブシャフトが設けられ、
前記出力軸には、変速用回転体が設けられ、
前記外方部材内には、潤滑油が溜められ、
前記外方部材内の潤滑油は、他方側ドライブシャフトに設けられた供給路を介して前記変速用回転体に供給され、
前記変速用回転体の回転によって飛散した潤滑油は、筐体の上部に設けられた樋部及び前記樋部で受けた潤滑油を下方へ導く戻り油路を介して、前記外方部材内に戻され、
前記外方部材は、一対の軸受を介して筐体に軸支され、
前記樋部で受けた潤滑油は、前記戻り油路を介して、前記一方の軸受と前記筐体との間で画成される油溜空間に供給され、
前記外方部材または前記一方側ドライブシャフトには、前記外方部材と前記一方側ドライブシャフトとの間に位置させて螺旋溝が設けられ、
前記油溜空間の潤滑油は、前記外方部材または前記一方側ドライブシャフトの回転により、前記螺旋溝によって、前記外方部材内に導かれることを特徴とする。
2 入力部
2a 入力端部
3 出力軸
4 回転半径調節機構
5 カムディスク(カム部)
5a 貫通孔
5b 切欠孔
5c 一体型カム部
6 回転ディスク(回転部)
6a 受入孔(内周部)
6b 内歯
8 差動機構(遊星歯車機構)
14 調節用駆動源(電動機)
15 コネクティングロッド
15a 大径環状部
15b 小径環状部
16 コンロッド軸受
17 第1ワンウェイクラッチ
18 揺動リンク
18a 揺動端部
18b 突片
18c 差込孔
19 連結ピン
20 てこクランク機構(四節リンク機構)
60 挿通孔
70 ピニオン
72 ピニオンシャフト
74 軸受
80 ケース
100 出力減速機構
101 入力側スプロケット
102 出力側スプロケット
103 チェーン
104 第2ワンウェイクラッチ
105 ドグクラッチ
110 アクセル開度検出部
111 車速検出部
200 遊星歯車機構(変速用回転体)
202 サンギヤ
204 リングギヤ
206 ピニオン
208 キャリア
222 ドグクラッチ
224 ブレーキ
301 筐体
302 外方部材
303R,303L 軸受
303Ra,303La シール部材
304 直交軸
304a シール部材(本発明のシール部材)
306,308 ベベルギヤ
310,312 サイドギヤ
314 一方側ドライブシャフト
316 他方側ドライブシャフト
322 樋部
324 貫通孔
325 油溜空間
326 戻り油路
328 螺旋溝
329 供給路
P1 回転中心軸線
P2 カムディスクの中心点
P3 回転ディスクの中心点
Ra P1とP2の距離
Rb P2とP3の距離
R1 偏心量(P1とP3の距離)
ENG 走行用駆動源
DF デファレンシャルギヤ
Claims (4)
- 変速機の出力軸と同心に配置されたデファレンシャルギヤを備える動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記デファレンシャルギヤは、前記出力軸の一方端に連結される外方部材と、前記出力軸の軸線方向に対して直交するように延び、前記外方部材内に設けられた直交軸と、該直交軸の軸線方向間で互いに対向すると共に、前記直交軸に回転自在に設けられた一対のベベルギヤと、互いに対向するとともに、一対の前記ベベルギヤに噛合する一対のサイドギヤとを備え、
一方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の一方に延びる一方側ドライブシャフトが設けられ、
他方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の他方に延び、前記出力軸内を通過する他方側ドライブシャフトが設けられ、
前記出力軸には、変速用回転体が設けられ、
前記変速用回転体は、サンギヤと、リングギヤと、ピニオンと、ピニオンを回転自在に軸支するキャリアとからなる遊星歯車機構であり、
前記外方部材と前記リングギヤとは、接続され、
前記外方部材と前記リングギヤとの接続部分には、貫通孔が形成され、
前記外方部材内には、潤滑油が溜められ、
前記外方部材内の潤滑油は、他方側ドライブシャフトに設けられた供給路を介して前記変速用回転体に供給され、
前記変速用回転体の回転によって飛散した潤滑油は、前記貫通孔を通過して前記変速用回転体の外部に排出された後、筐体の上部に設けられた樋部及び前記樋部で受けた潤滑油を下方へ導く戻り油路を介して、前記外方部材内に戻されることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。 - 請求項1記載の動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記外方部材と前記直交軸とは別体で構成され、
前記外方部材と前記直交軸との連結部に、潤滑油の漏れを防止するためのシール部材が設けられることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記変速用回転体は、サンギヤ又はリングギヤと、前記サンギヤ又は前記リングギヤに噛合するピニオンを自転及び公転自在に軸支するキャリアとを有する遊星歯車機構であることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。 - 変速機の出力軸と同心に配置されたデファレンシャルギヤを備える動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記デファレンシャルギヤは、前記出力軸の一方端に連結される外方部材と、前記出力軸の軸線方向に対して直交するように延び、前記外方部材内に設けられた直交軸と、該直交軸の軸線方向間で互いに対向すると共に、前記直交軸に回転自在に設けられた一対のベベルギヤと、互いに対向するとともに、一対の前記ベベルギヤに噛合する一対のサイドギヤとを備え、
一方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の一方に延びる一方側ドライブシャフトが設けられ、
他方のサイドギヤには、前記出力軸の軸線方向の他方に延び、前記出力軸内を通過する他方側ドライブシャフトが設けられ、
前記出力軸には、変速用回転体が設けられ、
前記外方部材内には、潤滑油が溜められ、
前記外方部材内の潤滑油は、他方側ドライブシャフトに設けられた供給路を介して前記変速用回転体に供給され、
前記変速用回転体の回転によって飛散した潤滑油は、筐体の上部に設けられた樋部及び前記樋部で受けた潤滑油を下方へ導く戻り油路を介して、前記外方部材内に戻され、
前記外方部材は、一対の軸受を介して筐体に軸支され、
前記樋部で受けた潤滑油は、前記戻り油路を介して、前記一方の軸受と前記筐体との間で画成される油溜空間に供給され、
前記外方部材または前記一方側ドライブシャフトには、前記外方部材と前記一方側ドライブシャフトとの間に位置させて螺旋溝が設けられ、
前記油溜空間の潤滑油は、前記外方部材または前記一方側ドライブシャフトの回転により、前記螺旋溝によって、前記外方部材内に導かれることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014060316A JP6178742B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 駆動力伝達装置の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014060316A JP6178742B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 駆動力伝達装置の潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015183762A JP2015183762A (ja) | 2015-10-22 |
JP6178742B2 true JP6178742B2 (ja) | 2017-08-09 |
Family
ID=54350533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014060316A Expired - Fee Related JP6178742B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 駆動力伝達装置の潤滑構造 |
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JPS5899551U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-06 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 車両用終減速機のデイフアレンシヤル潤滑装置 |
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JPH06341515A (ja) * | 1993-05-31 | 1994-12-13 | Suzuki Motor Corp | センターデファレンシャル装置の潤滑装置 |
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-
2014
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