JP6177702B2 - インクジェット印刷装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット印刷装置、プログラム及び記録媒体に関する。
特許文献1には、紫外線硬化インクを出力するインクジェットノズルと、インクジェットノズルの移動方向の両側に設けられた、紫外線硬化インクを硬化させるための紫外線を照射する一対の紫外線LEDが設けられたインクジェットプリンタが記載されている。
特開2005−144679号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンタによれば、インクジェットノズルの往路でインクを吐出して紫外線を照射し、復路でもインクを吐出して紫外線を照射することができる。
しかしながら、往路にて、或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間とが異なると、同じノズルから吐出されたインクであっても、当該インクによって形成されるドット径が異なり、ひいては画質が悪くなるという問題が生じる。
本発明はこのような問題に鑑みて成されたものであり、ドット径のばらつきを抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るインクジェット印刷装置は、記録媒体に対して、光の照射を受けることで硬化するインクを吐出するヘッドと、上記ヘッドより吐出されたインクに光を照射する照射手段と、上記照射手段による光の照射を制御する照射制御手段を備え、上記ヘッドは上記記録媒体が載置される載置台に対して相対的に往復移動するものであり、上記照射手段は、上記相対的な往復移動の方向に複数並び、且つ、二つの上記照射手段間に上記ヘッドが配置されるように、配置されており、上記ヘッドと共に、上記記録媒体に対して、上記相対的な往復移動の方向と同方向に相対的に往復移動するものであり、複数の上記照射手段は、それぞれ照射素子を複数搭載しており、複数の上記照射素子のうち、少なくとも二つの上記照射素子は、上記ヘッドの有するノズルのうち少なくとも一つのノズルに対して、上記相対的な往復移動の方向における距離が、互いに異なる位置に配置されており、上記照射制御手段は、復路にて選択する照射素子として、照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と当該或るノズルとの距離との差が最も大きくなる照射素子より小さくなる照射素子を選択する制御を行なうものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、往路にて、或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間との差をより小さくすることができる。従って、ドット径のばらつきを抑制することができる。
本発明に係るインクジェット装置では、上記照射制御手段は、複数の上記照射素子を、複数の照射エリアに区分けして制御するものであり、復路にて選択する照射エリアとして、照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射エリアとして選択した照射エリアと当該或るノズルとの距離と、の差が最も大きくなる照射エリアより小さくなる照射エリアを選択する制御を行なうものであることがより好ましい。
まとまった数の照射素子を一括して制御することができるので、走査や処理が簡便としつつ、且つ、エリア毎に照射強度やタイミングを変更することができ、きめ細やかな画質制御が可能となる。
本発明に係るインクジェット印刷装置では、上記照射制御手段は、復路にて選択する照射素子として、照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と当該或るノズルとの距離との差が最も小さくなる照射素子を選択する制御を行なうものであることがより好ましい。
上記の構成によれば、往路にて、或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間との差をさらに小さくすることができる。従って、ドット径のばらつきをさらに抑制することができる。
本発明の各態様に係るインクジェット印刷装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記インクジェット印刷装置が備える照射制御手段として動作させることにより上記インクジェット印刷装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明によれば、ドット径のばらつきを抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置1の模式図である。 インクジェット印刷装置1が備えるキャリッジ10の構造を模式的に示す図である。 別の実施形態に係るインクジェット印刷装置が備えるキャリッジ20の構成を示す模式図である。 キャリッジ20が備える照射部25の構成を示す模式図である。
<実施形態1>
本発明に係るインクジェット印刷装置の一実施形態であるインクジェット印刷装置1について図1及び2を用いて説明する。図1はインクジェット印刷装置1の模式図である。図2は、インクジェット印刷装置1が備えるキャリッジ10の構造を模式的に示す図である。
インクジェット印刷装置1はYバー5、キャリッジ10、照射制御部(照射制御手段)50を備えている。また、インクジェット印刷装置1はメディア(記録媒体)Mに対して印刷を行なうものであり、図1はメディアMが載置台(図示せず。)に載置されている。
〔Yバー5〕
Yバー5は一方向に延在している。Yバー5が延在する方向はインクジェット印刷装置1の主走査方向である。換言すれば、主走査方向とは載置台の面方向に平行な一方向である。
なお、主走査方向に垂直であって、載置台の面方向に平行な方向が副走査方向である。メディアMは副走査方向に搬送される。
〔キャリッジ10〕
キャリッジ10はYバー5に取り付けられており、主走査方向に往復移動をする。これにより、キャリッジ10は載置台に対して相対的に移動し、その結果、後述するヘッド11が載置台に対して相対的に移動する。
本実施形態では、主走査方向においては、ヘッド11が移動し、メディアMは主走査方向に移動しない形態について説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ヘッドが固定されており、記録媒体が主走査方向に往復移動するものであってもよい。
キャリッジ10は、ヘッド11、照射部(照射手段)12A及び照射部12Bを備えている。
〔ヘッド11〕
ヘッド11はメディアMに対して、光の照射を受けることで硬化するインクを吐出するものである。具体的には、ヘッド11にはノズルnが形成されており、ノズルnからインクが吐出される。
インクとしては、照射手段により照射される光で硬化されるものであればよく、例えば、当該光を紫外線として、インクを紫外線硬化型インクとすることが好ましい。本実施形態では、ヘッド11は紫外線硬化型インクを吐出するものである形態として説明する。
〔照射部12A、照射部12B〕
照射部12A及び12Bは、ヘッド11より吐出されたインクに紫外線を照射するためのものである。ヘッド11から吐出されたインクは、照射部12A及び12Bから照射された紫外線により硬化する。
また、照射部12A及び12Bは、主走査方向に並び、且つ、照射部12Aと照射部12Bとの間にヘッド11が配置されるように、配置されている。これにより、照射部12A及び12Bは、ヘッド11の移動方向と同方向、すなわち、主走査方向に移動する。
照射部12A及び12Bは、それぞれ、照射素子を複数搭載している。
複数の照射素子のうち、少なくとも二つの照射素子は、ヘッド11の有するノズルのうち少なくとも一つのノズルに対して、主走査方向における距離が、互いに異なる位置に配置されている。
例えば、図2に示すように、照射素子E2と照射素子E3とでは、ノズルnまでの距離が、それぞれL2及びL3となり、主走査方向における距離が互いに異なる。
〔照射制御部50〕
照射制御部50は、照射部12A及び12Bによる光の照射を制御するものである。
例えば、照射制御部50は、照射部12A及び12Bに搭載された照射素子のうち、或るノズルから吐出されて、メディアMに着弾したインクに対して、紫外線を照射する照射素子を選択する制御を行なう。
選択方法としては、照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と当該或るノズルとの距離との差が最も大きくなる照射素子より小さくなる照射素子を選択する。これにより、往路にて、或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対して、記録媒体に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間との差をより小さくすることができる。従って、ドット径のばらつきを抑制することができる。
なお、本明細書において「往路」と「復路」とは、往復移動のうち一方向の移動を「往路」とし、その帰路を「復路」とする。ヘッド等の初期位置からの移動を往路とすることに限定するものではない。例えば、初期位置から、一旦、他方の端まで移動し、その移動後の位置を基準として、初期位置まで移動することを「往路」と当該他方の端まで移動することを「復路」とすることもある。
例えば、照射制御部50が、ノズルnから吐出されてメディアMに着弾したインクに対して、往路で照射素子E1を選択した場合には、復路で、ノズルnら吐出されてメディアMに着弾したインクに対して、照射素子E3ではなく照射素子E2を選択する。理由は次のとおりである。
つまり、照射部12Bが搭載する照射素子のうち、当該復路にてノズルnから吐出されてメディアMに着弾したインクを硬化するための紫外線を照射可能な照射素子は、ノズルnに対して主走査方向に並んでおり、当該インクの直上を通る当該照射素子E2及び照射素子E3である。このうち、照射素子E3からノズルnまでの距離L3と照射素子E1からノズルnまでの距離L1との差は、照射素子E2からノズルnまでの距離L2と照射素子E1からノズルnまでの距離L1との差より大きい。本実施形態では、照射素子E3は、ノズルnから吐出されたインクに対する照射素子との中で、L1との差が最も大きくなる照射素子である。
照射素子E2を選択すれば、ノズルnとの距離L2は、照射素子とノズルnとの距離L1との差が、距離L3より小さくなる。従って、照射制御部50は照射素子E2を選択する。
なお、本実施形態では、照射素子E2を選択すれば、照射素子の中で、距離L1との差が最も小さくなる距離L2となる。
このようにすることで、同じノズルから吐出されたインクに対して、着弾してから紫外線が照射されるまでの時間の、往路と復路との差を小さくすることができ、ドット径のばらつきを抑えることができる。このような制御を、全ノズルに対して行なうことで、メディアM上の全てのドットの径を均一に近づけることができるため、画質を向上させることができる。
なお、往路での照射素子の選択は、インクの種類、所望の効果の程度等から自由に選択すればよく、照射制御部50も、ユーザが入力した各条件に基づいて、吐出されたインクに対して紫外線を照射できる照射素子の中から選択する。
また、制御の態様によっては、照射素子E2のみならず、隣接する照射素子も紫外線を照射するように制御してもよい。つまり、本発明では、往路にて、或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と或るノズルとの距離との差が最も大きくなる照射素子より小さくなる照射素子を少なくとも一つ選択すればよい。これにより、往路でノズルから吐出されてから紫外線の照射が開始されるまでの時間に、より近い時間で復路での紫外線の照射が開始されることで、ドット径のばらつきを抑えることができる。
以上の動作により、照射制御部50は、往路及び復路で使用する照射素子を選択する。
<実施形態2>
本発明の別の実施形態について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、実施形態2に係るインクジェット印刷装置が備えるキャリッジ20の構成を示す模式図である。図4は、キャリッジ20が備える照射部25の構成を示す模式図である。なお、キャリッジ20の構成及び後述する照射制御部50の制御方法以外は実施形態1と同じ構成であるものとして説明する。
キャリッジ20は、6個のヘッド21、照射ユニット22A、照射ユニット22Bを備えている。
6個のヘッド21は、スタガ配列となるように配置されている。それぞれにノズルが副走査方向に並んだノズル列が設けられている。
照射ユニット22A及び22Bは、それぞれ複数の照射部25が副走査方向に並んで形成されたものである。
照射部25は、図4に示すように、多くの照射素子Eが搭載されている。また、照射部25に搭載された複数の照射素子Eは、複数の照射エリアに区分けされて、照射制御部50によって制御される。
具体的には、照射部25上の照射素子Eは、照射エリアA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9に区分けされている。
照射エリアA1、A2、A3、A4は、副走査方向における端から端まで、当該方向に並んだ照射素子Eで形成されており、照射エリアA6、A7、A8、A9の両側に配置されている。照射エリアA6、A7、A8、A9は、照射エリアA2とA3とで挟まれた領域を、主走査方向に平行な境界線で区分けされたものである。
ここで、本実施形態における照射制御部50の制御について、ヘッド21のうち、ノズル列Nから吐出されるインクの照射に用いられる照射素子の制御を例に説明する。
まず、照射制御部50は、往路にて、ノズル列Nから吐出されて、メディアMに着弾したインクに対して、照射ユニット22Bのうち、当該インクの直上を通過する照射部25の照射エリアA4をする。これは、インクの種類、所望の硬化の程度等から選択される。
仮に、復路において、照射ユニット22Aの照射部25の照射エリアA1を選択すると、ノズル列Nと往路で選択された照射エリアA4との距離L4と、照射ユニット22Aの照射エリアA1との距離L5との差は、他の照射エリアを選択した場合における差に対して最も大きくなる。つまり、往路で最も内側の照射エリアA4を選択したのであるからといって、復路でも最も内側の照射エリアA1を選択すると、ノズル列Nから吐出されたインクに対して紫外線の照射が開始される時間に大きな差が生じてしまい、ドット径にばらつきが生じる。
ここで、復路において、照射ユニット22Aの照射部25の照射エリアA4を選択すると、ノズル列Nと当該照射エリアA4との距離はL6である。距離L6と距離L4との差は、距離L5と距離L4との差より小さい。また、この差は、他の照射エリアの場合と倉手も最も小さくなる。
そこで、照射制御部50は、復路において、ノズル列Nから吐出されたインクを硬化させるための照射エリアとして、照射ユニット22Aの照射エリアA4を選択する。
このように、様々な態様の紫外線照射手段について、本発明に係るインクジェット装置が備える照射制御手段の制御は応用可能である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
インクジェット印刷装置1の照射制御部50は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、インクジェット印刷装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項〕
以上のように、インクジェット印刷装置1は、メディアMに対してインクを吐出するヘッド11と、ヘッド11より吐出されたインクに光を照射する照射部12A及び12Bと、照射部12A及び12Bによる光の照射を制御する照射制御部50を備え、ヘッド11はメディアMが載置される載置台に対して相対的に往復移動するものであり、照射部12A及び12Bは、上記相対的な往復移動の方向に複数並び、且つ、二つの照射部12A及び12B間にヘッド11が配置されるように、配置されており、ヘッド11と共に、メディアMに対して、上記相対的な往復移動の方向と同方向に相対的に往復移動するものであり、照射部12A及び12Bは、それぞれ照射素子を複数搭載しており、複数の照射素子のうち、少なくとも二つの照射素子は、ヘッド11の有するノズルのうち少なくとも一つのノズルnに対して、上記相対的な往復移動の方向における距離が、互いに異なる位置に配置されており、照射制御部50は、復路にて選択する照射素子として、照射対象のインクを吐出するノズルnからの距離と、往路にて、ノズルnから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子E1とノズルnとの距離との差が最も大きくなる照射素子E3より小さくなる照射素子E2を選択する制御を行なうものである。
上記の構成によれば、往路にて、ノズルnから吐出されたインクに対して、メディアMに着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、ノズルnから吐出されたインクに対して、メディアMに着弾してから紫外線が照射されるまでの時間との差をより小さくすることができる。従って、ドット径のばらつきを抑制することができる。
インクジェット装置の別の形態は、照射制御部50は、複数の照射素子を、複数の照射エリアに区分けして制御するものであり、復路にて選択する照射エリアとして、照射対象のインクを吐出する或るノズル列Nからの距離と、往路にて、ノズル列Nから吐出されたインクに対する照射エリアとして選択した照射エリアA4とノズル列Nとの距離と、の差が最も大きくなる照射エリアA1より小さくなる照射エリアA4を選択する制御を行なうものである。
まとまった数の照射素子を一括して制御することができるので、走査や処理が簡便としつつ、且つ、エリア毎に照射強度やタイミングを変更することができ、きめ細やかな画質制御が可能となる。
インクジェット印刷装置1では、照射制御部50は、復路にて選択する照射素子として、照射対象のインクを吐出するノズルnからの距離と、往路にてノズルnから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子E1とノズルnとの距離との差が最も小さくなる照射素子E2を選択する制御を行なうものである。
上記の構成によれば、往路にて、ノズルnから吐出されたインクに対して、メディアMに着弾してから紫外線が照射されるまでの時間と、復路にて、ノズルnから吐出されたインクに対して、メディアMに着弾してから紫外線が照射されるまでの時間との差をさらに小さくすることができる。従って、ドット径のばらつきをさらに抑制することができる。
本発明は、インクジェット印刷に利用することができる。
1 インクジェット印刷装置
11、21 ヘッド
12A、12B、25 照射部(照射手段)
50 照射制御部(照射制御手段)
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8 照射エリア
E、E1、E2、E3 照射素子
M メディア(記録媒体)
N ノズル列
n ノズル

Claims (5)

  1. 記録媒体に対して、光の照射を受けることで硬化するインクを吐出するヘッドと、
    上記ヘッドより吐出されたインクに光を照射する照射手段と、
    上記照射手段による光の照射を制御する照射制御手段を備え、
    上記ヘッドは上記記録媒体が載置される載置台に対して相対的に往復移動するものであり、
    上記照射手段は、上記相対的な往復移動の方向に複数並び、且つ、二つの上記照射手段間に上記ヘッドが配置されるように、配置されており、上記ヘッドと共に、上記載置台に対して、上記相対的な往復移動の方向と同方向に相対的に往復移動するものであり、
    複数の上記照射手段は、それぞれ照射素子を複数搭載しており、
    複数の上記照射素子のうち、少なくとも二つの上記照射素子は、上記ヘッドの有するノズルのうち少なくとも一つのノズルに対して、上記相対的な往復移動の方向における距離が、互いに異なる位置に配置されており、
    上記照射制御手段は、復路にて選択する照射素子として、
    照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、
    往路にて当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と当該或るノズルとの距離と
    の差が最も大きくなる照射素子より小さくなる照射素子を選択する制御を行なうものであることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 上記照射制御手段は、
    複数の上記照射素子を、複数の照射エリアに区分けして制御するものであり、
    復路にて選択する照射エリアとして、
    照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、
    往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射エリアとして選択した照射エリアと当該或るノズルとの距離と、
    の差が最も大きくなる照射エリアより小さくなる照射エリアを選択する制御を行なうものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷装置。
  3. 上記照射制御手段は、復路にて選択する照射素子として、
    照射対象のインクを吐出する或るノズルからの距離と、
    往路にて、当該或るノズルから吐出されたインクに対する照射素子として選択した照射素子と当該或るノズルとの距離と
    の差が最も小さくなる照射素子を選択する制御を行なうものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット印刷装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット印刷装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを上記照射制御手段として機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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