JP6176238B2 - デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム - Google Patents

デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6176238B2
JP6176238B2 JP2014501981A JP2014501981A JP6176238B2 JP 6176238 B2 JP6176238 B2 JP 6176238B2 JP 2014501981 A JP2014501981 A JP 2014501981A JP 2014501981 A JP2014501981 A JP 2014501981A JP 6176238 B2 JP6176238 B2 JP 6176238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
coefficients
coefficient
signal
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014501981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013128783A1 (ja
Inventor
安部 淳一
淳一 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2013128783A1 publication Critical patent/JPWO2013128783A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6176238B2 publication Critical patent/JP6176238B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2649Demodulators
    • H04L27/26524Fast Fourier transform [FFT] or discrete Fourier transform [DFT] demodulators in combination with other circuits for demodulation
    • H04L27/26526Fast Fourier transform [FFT] or discrete Fourier transform [DFT] demodulators in combination with other circuits for demodulation with inverse FFT [IFFT] or inverse DFT [IDFT] demodulators, e.g. standard single-carrier frequency-division multiple access [SC-FDMA] receiver or DFT spread orthogonal frequency division multiplexing [DFT-SOFDM]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/0211Frequency selective networks using specific transformation algorithms, e.g. WALSH functions, Fermat transforms, Mersenne transforms, polynomial transforms, Hilbert transforms
    • H03H17/0213Frequency domain filters using Fourier transforms
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • H03H21/0025Particular filtering methods
    • H03H21/0027Particular filtering methods filtering in the frequency domain
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/1027Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference assessing signal quality or detecting noise/interference for the received signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/12Neutralising, balancing, or compensation arrangements
    • H04B1/123Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L23/00Apparatus or local circuits for systems other than those covered by groups H04L15/00 - H04L21/00
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • H03H2021/0085Applications
    • H03H2021/0092Equalization, i.e. inverse modeling

Description

本発明は、デジタル信号を処理するデジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システムに関する。
光通信や無線通信において、デジタル信号が送受信されるようになっている。デジタル信号の受信装置において、デジタル信号に対して、デジタルフィルタを用いて波形ゆがみ補償を行うことが多い(例えば特許文献1及び非特許文献1参照)。
また特許文献2には、以下の技術が記載されている。まず、デジタル信号をフーリエ変換する。次いで、このフーリエ変換の結果に対して、周波数領域における波形等化処理を、デジタルフィルタを用いて行う。次いで、この波形等化処理の結果を逆フーリエ変換してデジタル信号を生成する。
なお、非特許文献2には、制御が難しいFDE(frequency-domain equalization)回路を、ルックアップテーブル(LUT:lookup table)を用いて半固定的にフィルタ係数を切り替えることにより制御し、波長分散補償を行う手法について開示されている。
特開2008−205654号公報 特開2010−057016号公報
Seb J.Savory,"Digital filters for coherent optical receivers," Optics Express Vol.16,No.2,p.804−817 (Jan.2008). M.Kuschnerov,F.N.Hauske,K.Piyawanno,B.Spinnler,A.Napoli,and B.Lankl,"Adaptive chromatic dispersion equalization for non−dispersion managed coherent systems," in Optical Fiber Communication Conference,OSA Technical Digest (Optical Society of America,2009),paper OMT1.
近年は、通信速度を高速化することが求められている。通信速度を高速化すると、フーリエ変換処理の回路規模が増大し、これに伴ってデジタルフィルタの係数も増大してしまう。デジタルフィルタの係数が増大すると、係数の設定に必要な処理が多くなってしまう。
本発明の目的は、フィルタ手段の係数の設定に必要な処理を少なくすることができるデジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システムを提供することにある。
本発明によれば、デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備え
前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、デジタル信号処理装置が提供される。
本発明によれば、デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
を備え、
前記デジタル信号処理手段は、
前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備え
前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、受信装置が提供される。
本発明によれば、デジタル信号を送信する送信手段と、
前記デジタル信号を受信する受信手段と、
を備え、
前記受信手段は、
前記デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
を備え、
前記デジタル信号処理手段は、
前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備え
前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、信号送受信システムが提供される。
本発明によれば、フィルタ手段の係数の設定に必要な処理を少なくすることができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係るデジタル処理装置の構成を示す図である。 デジタルフィルタの一例を詳細に説明するための図である。 第1係数設定部が行う処理の説明するための図である。 第1係数設定部が行う処理の第1例を説明するための図である。 第1係数設定部が行う処理の第2例を説明するための図である。 第1係数設定部が行う処理の第3例を説明するための図である。 第1係数設定部が行う処理の第4例を説明するための図である。 第2の実施形態に係るデジタル処理装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係るデジタル処理装置の構成を示す図である。 第2係数設定部の構成の第1例を説明する図である。 第2係数設定部の構成の第2例を説明する図である。 第2係数設定部の構成の第3例を説明する図である。 第3の実施形態に係る信号送受信システムの構成を示す図である。 受信装置の構成を詳細に示す図である。 第5の実施形態に係る信号送受信システムで用いられる受信装置の構成を示す図である。 第6の実施形態に係る信号送受信システムで用いられる受信装置の構成を示す図である。 図16に示したデジタルフィルタの構成を示す図である。 第6の実施形態における第2係数設定部及び第1係数設定部の構成の一例を示す図である。 第7の実施形態に係る受信装置の構成を示す図である。 フロントエンド部の機能構成を示す図である。 第8の実施形態に係る受信装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るデジタル処理装置100の構成を示す図である。デジタル処理装置100は、デジタルフィルタ110を有している。デジタルフィルタ110は、フーリエ変換部111、逆フーリエ変換部112、フィルタ部113、及び第1係数設定部114を有している。フーリエ変換部111は、時間軸のデジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成する。フィルタ部113は、N個の第1係数を用いて、周波数領域信号を周波数領域で等化する。逆フーリエ変換部112は、フィルタ部113が処理した周波数領域信号を逆フーリエ変換して、時間軸のデジタル信号に戻す。すなわちフーリエ変換部111、逆フーリエ変換部112、及びフィルタ部113は、デジタル信号に含まれる波形歪を、周波数領域における等化処理(すなわちFDE(frequency-domain equalization))で、補償する。第1係数設定部114は、m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、フィルタ部113が用いるN個の第1係数を設定する。
本実施形態では、m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、フィルタ部113が用いるN個の第1係数を設定することができる。このため、フィルタ部113の係数設定に必要な演算処理が少なくなる。例えばN=4096である場合、m<10とすることができる。以下、詳細に説明する。
デジタルフィルタ110に入力されるデジタル信号は、例えば光通信又は無線通信において、受信装置が受信した信号である。フーリエ変換部111は、例えばサイズNのフーリエ変換回路である。フーリエ変換部111が行うフーリエ変換処理は、DFT(discrete Fourier transform)、又はFFT(fast Fourier transform)である。フーリエ変換部111がDFTを行う場合、逆フーリエ変換部112は、IDFT(Inverse discrete Fourier transform)を行う。またフーリエ変換部111がFFTを行う場合、逆フーリエ変換部112はIFFT(Inverse fast Fourier transform)処理を行う。
図2は、デジタルフィルタ110の一例を詳細に説明するための図である。デジタルフィルタ110は、例えば、FDE(Fre1uency-domain equalization)フィルタである。フーリエ変換部111は、サイズNのフーリエ変換回路であり、入力された時間軸のデジタル信号をN個の周波数軸のデジタル信号に変換する。変換後のデジタル信号は、一定の周波数Δω刻みになっている。なお、Δω=2πfs/Nであり、fsはサンプリング周波数である。そしてフィルタ部113は、N個の周波数軸のデジタル信号それぞれに対して、第1係数H(0≦x≦N−1)を乗算する処理を行う。第1係数は、N個のデジタル信号それぞれに対して設定されている。このため、第1係数設定部114は、フィルタ部113に対しては、N個の第1係数を設定する。そして第1係数が乗算された後のN個のデジタル信号は、逆フーリエ変換部112によって時間軸のデジタル信号に戻される。
第1係数及び第2係数は、例えば、いずれも周波数別に設定された係数であるが、これに限定されない。第1係数及び第2係数が周波数別に設定されている場合、周波数軸上において、少なくとも一部(または全て)の第2係数の間隔は、第1係数の間隔よりも広い。第1係数設定部114は、周波数を変数としていて第1係数を近似する近似関数を、m個の第2係数を用いて設定する。そして第1係数設定部114は、この近似関数に基づいて第1係数を設定する。
なお、上記した近似関数の設定処理及び第1係数の設定処理は、ハードウェア(LSI(Large Scale Integration)回路もしくはFPGA(field programmable gate array))、またはソフトウェア(CPU(Central Processing Unitすなわちマイコン)もしくはPC(Personal Computer))などを用いて行われる。またこれらの処理は、一部がソフトウェアで行われて残りがハードウェアで行われても良い。
図3は、第1係数設定部114が行う処理を説明するための図である。第1係数設定部114は、m個の第2係数h(0≦y≦m−1)を用いて、N個のデジタル信号H(0≦x≦N−1)を設定する。第1係数設定部114は、例えば、m個の第2係数hを入力としてN個の第1係数Hを出力とするLSI回路を有している。この回路としては、複数の例がある。
図4は、第1係数設定部114が行う処理の第1例を説明するための図である。第1例において、第1係数設定部114は、図4(a)に示すようにFIR(finite impulse response)フィルタ伝達特性演算回路を有している。FIRフィルタ伝達特性演算回路は、以下の式(1)で示される伝達関数に従って、演算処理を行う。
Figure 0006176238
ここで、z−m(k)=[exp(jkΔω)]−m=exp(−jmkΔω)(jは虚数単位、T=1/f)である。
図4(b)は、式(1)で示される伝達関数の一例を示している。第1係数設定部114は、このような関数を用いて、所望のωにおける第1係数Hを設定する。
図5は、第1係数設定部114が行う処理の第2例を説明するための図である。第2例において、第1係数設定部114は、図5(a)に示すようにセグメント分け伝達特性演算回路を有している。セグメント分け伝達特性演算回路は、以下の考えに従った処理を行う。
図5(b)に示すように、まず、周波数軸(0〜(N−1)Δωs)を、m個のセグメントに分割する。各セグメントの幅は、Δωsの整数倍であり、互いに等しくても良いし、少なくとも一部が異なっていても良い。第2係数は、各セグメントの境界の値を示している。そしてこれらセグメントの境界値を近似関数で結び(例えば直線近似)、この近似関数を用いて、第1係数を算出する。
例えばあるセグメントのセグメント境界周波数がkΔω及びkΔω(k<k)で、その境界周波数における伝達特性の値がそれぞれHk及びHkであるとする。この場合、周波数kΔω(k≦k<k)における伝達特性の値は、線形近似による内分点の演算として{(k−k)Hk+(k−k)Hk}/(k−k)と計算される。
図6は、第1係数設定部114が行う処理の第3例を説明するための図である。第3例において、第1係数設定部114は、図6(a)に示すように多項式近時伝達特性演算回路を有している。多項式近時伝達特性演算回路は、以下の式(2)で示される伝達関数に従って、演算処理を行う。
Figure 0006176238
ここで、a(0≦x≦m−1)が、第2係数である。
図6(b)は、式(2)で示される伝達関数の一例を示している。第1係数設定部114は、このような関数を用いて、所望のωにおける第1係数Hを設定する。
図7は、第1係数設定部114が行う処理の第4例を説明するための図である。本図に示す例において、第1係数設定部114は、m個の第2係数それぞれに対応したm個の第3係数からなる係数セットを、N個の第1係数別に記憶している。第1係数設定部114は、第1係数別に、その第1係数に対応する第3係数の係数セットを読み出す。そして第1係数設定部114は、読み出した第3係数それぞれを、その第3係数に対応する第2係数に乗ずることにより、第1係数を算出する。図7に示す例では、第1係数設定部114は、上記した(1)式におけるz−m(k)の代わりとして用いられるべき固定値を、第3係数として記憶している。なお、この固定値は、適宜更新される。
以上、本実施形態によれば、m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、フィルタ部113が用いるN個の第1係数を設定することができる。このため、フィルタ部113の係数設定に必要な演算処理が少なくなる。このため、デジタル処理装置100の速度を高速化することができ、これに伴い、通信速度を高速化することができる。またデジタル処理装置100の回路規模を小さくすることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るデジタル処理装置100の構成を示す図である。本実施形態に係るデジタル処理装置100は、固定フィルタ係数設定部116及び乗算部115を有している点を除いて、第1の実施形態に係るデジタル処理装置100と同様の構成である。
固定フィルタ係数設定部116は、第1係数の固定値を記憶している。そして乗算部115は、第1係数設定部114が設定した第1係数と、固定フィルタ係数設定部116が記憶している第1係数を乗算し、その値をフィルタ部113に出力する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、固定フィルタ係数設定部116が記憶している第1係数を、第1係数設定部114が算出した第1係数で補正することにより、第1係数の値を容易に適切な値にすることができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係るデジタル処理装置100の構成を示す図である。本実施形態に係るデジタル処理装置100は、初期値設定部117、デジタル信号処理部120、誤差信号生成部130、及び第2係数設定部140を有している点を除いて、第1の実施形態に係るデジタル処理装置100と同様の構成である。
初期値設定部117は、第1係数設定部114が用いる第1係数の初期値を記憶している。そして第1係数は、第2係数設定部140から入力される第2係数が変動することにより、更新されていく。
デジタル信号処理部120は、例えばDSP(digital Signal Processor)であり、デジタルフィルタ110から出力されたデジタル信号を処理する。デジタル信号処理部120は、クロック再生、復調処理、誤り訂正など、信号受信に必要なデジタル信号処理を行う。
誤差信号生成部130は、デジタルフィルタ110が出力したデジタル信号の誤差を検出し、検出した誤差を示す誤差信号を生成する。誤差信号生成部130は、デジタルフィルタ110における波形等化(補償)アルゴリズムに応じた誤差信号の演算を行う。ここで波形等化(補償)アルゴリズムとしては、例えばCMA(constant modulus algorithm)、LMS(least mean squares)アルゴリズム、RLS(recursive least squares)アルゴリズムなどの手法を用いることが可能である。誤差信号生成部130は、参照信号(固定値、トレーニング信号、又は識別判定(DD:decision directed)信号等)とデジタルフィルタ110が出力したデジタル信号との誤差を求め、それぞれの波形等化(補償)アルゴリズムに応じた誤差信号演算を行う。
第2係数設定部140は、誤差信号生成部130が生成した誤差信号を受信し、受信した誤差信号に基づいて、m個の第2係数を設定する。例えば、第2係数設定部140は、局所探索法によりm個の第2係数を設定する。第2係数設定部140が設定したm個の第2係数は、第1係数設定部114に出力される。
ここで、具体例を用いて説明する。この例において、波形等化アルゴリズムとしてはCMAが用いられる。また第1係数設定部114は、図4に示したFIRフィルタ伝達特性演算回路を有している。第2係数設定部140は、以下の(3)式に従って、誤差信号生成部130が出力した誤差信号e(t)=1−|fout(t)|を処理することで、第2係数の更新値h´(t)を算出する。
Figure 0006176238
ここで、μはステップサイズパラメータであり、conj(・)は(・)の複素共役を表す。
第2係数設定部140は、式(3)を用いた処理を繰り返す。これにより、デジタルフィルタ110への入力が時間的に変動しても、第1係数設定部114は、この変動に追従して第1係数を更新することができる。
図10は、第2係数設定部140の構成の第1例を説明する図である。本実施形態において、第2係数設定部140は、勾配情報演算部141及び第2係数更新部143を有している。勾配情報演算部141は、第2係数の変化の割合を示す勾配情報を生成する。勾配情報は、例えば(3)式の右辺の第2項で示された情報である。具体的には、勾配情報は、以下の(4)式に従って算出される。
Figure 0006176238
第2係数更新部143は、勾配情報演算部141が算出した勾配情報を用いて、第2係数を更新する。第2係数更新部143は、例えば、CMA、LMS、RLSなどを用いた最急降下法(steepest descent method)、又は共役勾配法(conjugate gradient method)に従って、処理を行う。
図11は、第2係数設定部140の構成の第2例を説明する図である。本図に示す例において、第2係数設定部140は、誤差比較部142及び第2係数更新部143を有している。
第2係数更新部143は、時刻tにおける第2係数h〜hm−1の近傍で、第2係数を第1の微小量ほど変化させる(h+Δh1〜hm−1+Δh1m−1)。また第2係数更新部143は、第2係数h〜hm−1の近傍で、第2係数を第2の微小量ほど変化させる(h+Δh2〜hm−1+Δh2m−1)。そして誤差比較部142は、第1の微少量変化させたときの誤差信号eと、第2の微少量変化させたときの誤差信号eを比較する。第2係数更新部143は、誤差比較部142における比較結果を用いて、誤差信号の差分が小さくなる方向へ逐次、第2係数の更新量Δh〜Δhm−1を変化させる。この場合には、誤差比較部142は、山登り法、逐次改善法、近傍探索法などの局所探索法を用いることが可能である。
図12は、第2係数設定部140の構成の第3例を説明する図である。図10に示した例及び図11に示したでは、第2係数設定部140は、逐次更新により第2係数の更新を行う。これに対して本図に示す例では、第2係数設定部140は、m個の誤差信号e(t)〜e(t+m−1)を第2係数として、この第2係数を用いてブロック信号処理により第1係数を演算する。
詳細には、第2係数設定部140は、フーリエ変換部144、勾配情報演算部145、及び第2係数更新部143を有している。フーリエ変換部144は、時間軸の情報であるm個の誤差情報e(t+X)(0≦X≦m−1)をフーリエ変換し、周波数軸の信号Ex(0≦X≦m−1)を生成する。次いで勾配情報演算部145は、勾配情報演算部141が第2係数に対して行った処理と同様の処理を周波数軸の信号Ex(0≦X≦m−1)に対して行うことにより、周波数領域での誤差の勾配情報を生成する。第2係数更新部143は、勾配情報演算部145が生成した勾配情報を用いて、第2係数(本図に示す例ではH(0≦X≦m−1)と記載)を設定する。そして第1係数設定部114は、例えば図5を用いて説明した方法により、第1係数を設定する。
なお、本例において、フーリエ変換部144は省略されても良い。この場合、第2係数設定部140は、図10,11に示した例と同様に、時間領域でのブロック信号処理を行う。
以上、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2係数設定部140は、誤差信号生成部130が生成した誤差信号を用いて第2係数を設定する。このため、デジタルフィルタ110への入力が時間的に変動しても、第1係数設定部114は、この変動に追従して第1係数を更新することができる。
(第4の実施形態)
図13は、第3の実施形態に係る信号送受信システムの構成を示す図である。本図に示す信号送受信システムは、送信機10及び受信装置30を有している。送信装置10は、デジタル信号を生成して受信装置30に送信する。送信装置10と受信装置30の間には、伝送媒質20が存在している。送信装置10と受信装置30の間の通信が有線で行われる場合、伝送媒質20は、例えば光ファイバである。また送信装置10と受信装置30の間の通信が無線で行われる場合、伝送媒質20は空間である。
受信装置30は、デジタル処理装置100及びフロントエンド部200を有している。デジタル処理装置100は、例えば第1〜第3の実施形態のいずれかに示した構成を有している。本図に示す例では、デジタル処理装置100は、第3の実施形態と同様の構成を有している。
フロントエンド部200(デジタル信号取得部)は、送信装置10が送信してきた信号を受信する。そしてフロントエンド部200は、デジタル処理装置100が処理できる信号に変換する。
図14は、受信装置30の構成を詳細に示す図である。本図に示す例において、フロントエンド部200はフロントエンド回路201及び複素信号生成部208を有している。フロントエンド回路201は、送信装置10から受信した信号と、参照信号LOを用いて、4チャンネルの信号Ix、Qx、Iy、及びQyを生成する。複素信号生成部208は、信号Ix、Qx、Iy、及びQyを用いて、2チャンネルの複素信号Exin(t)=Ix+jQ(x)、及びEyin(t)=Iy+jQ(y)を生成する。ここでjは虚数単位である。
またデジタル処理装置100は、デジタルフィルタ110を2つ有している。第1のデジタルフィルタ110は、複素信号Exin(t)=Ix+jQ(x)を処理し、第2のデジタルフィルタ110は、Eyin(t)=Iy+jQ(y)を処理する。2つのデジタルフィルタ110が行う処理は、第1〜第3の実施形態に示したとおりである。
そして受信装置30は、2つの信号品質判断部132を有している。第1の信号品質判断部132は、第1のデジタルフィルタ110の出力Exout(t)の信号品質を判断する。具体的には、第1の信号品質判断部132は、出力Exout(t)の波形ゆがみに基づいて、この波形ゆがみを示す波形ゆがみ信号を生成する。生成された波形ゆがみ信号は、誤差信号生成部130に入力される。
また第2の信号品質判断部132は、第2のデジタルフィルタ110の出力Eyout(t)の信号品質を判断する。具体的には、第2の信号品質判断部132は、出力Eyout(t)の波形ゆがみに基づいて、この波形ゆがみを示す波形ゆがみ信号を生成する。生成された波形ゆがみ信号は、誤差信号生成部130に入力される。
そして誤差信号生成部130は、2つの波形ゆがみ信号それぞれに基づいて、2種類の誤差信号を生成する。第2係数設定部140は、2種類の誤差信号それぞれに基づいて、x、y別に第2係数を設定する。そして第1係数設定部114は、x、y別に、第1係数を設定する。
本実施形態によっても、第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。また本図に示す例では、誤差信号生成部130は、信号品質判断部132が生成する波形ゆがみ信号を用いて、誤差信号を設定する。このため、既に信号品質判断部132を有する受信装置30に対して誤差信号生成部130、第2係数設定部140、及び第1係数設定部114を組み込む場合、新たに誤差信号を生成するための検出回路をデジタル処理装置100に追加する必要がなくなる。
(第5の実施形態)
図15は、第5の実施形態に係る信号送受信システムで用いられる受信装置30の構成を示す図である。本実施形態に係る信号送受信システムは、受信装置30の構成を除いて、第4の実施形態に係る信号送受信システムと同様の構成である。
本実施形態に係る受信装置30は、信号品質判断部132の代わりに誤り訂正部134を有している点を除いて、第4の実施形態に係る受信装置30と同様の構成である。誤り訂正部134は、デジタル信号処理部120が出力したデジタル信号の誤りを訂正する。また誤り訂正部134は、デジタル信号の訂正内容を示す誤り訂正情報を、誤差信号生成部130に出力する。誤差信号生成部130は、誤り訂正信号に基づいて、誤差信号を生成する。
本実施形態によっても、第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。また本図に示す例では、誤差信号生成部130は、誤り訂正部134が生成する誤り訂正情報を用いて、誤差信号を設定する。このため、既に誤り訂正部134を有する受信装置30に対して誤差信号生成部130、第2係数設定部140、及び第1係数設定部114を組み込む場合、新たに誤差信号を生成するための検出回路をデジタル処理装置100に追加する必要がなくなる。
(第6の実施形態)
本実施形態に係る信号送受信システムは、デジタルコヒーレント技術を用いて、信号を送受信するシステムである点を除いて、第5の実施形態に係る信号送受信システムと同様の構成である。すなわち本実施形態において、信号は、光通信によって送信される。光信号は、偏波多重方式やQAM(quadrature amplitude modulation)などを用いて、多値変調されている。
図16は、第6の実施形態に係る信号送受信システムで用いられる受信装置30の構成を示す図である。なお本図において、デジタル信号処理部120の図示を省略している。受信装置30は、フロントエンド部200及びデジタル処理装置100を有している。
フロントエンド部200は、光ハイブリッド202、光電変換部204、AD(Analog-Digital)変換部206、及び複素信号生成部208を有している。
光ハイブリッド202には、伝送路からの信号光と、局所光源からの局所光が入力される。光ハイブリッド202は、光信号と局所光とを位相差0で干渉させて第1光信号(I)を生成し、光信号と局所光とを位相差π/2で干渉させて第2光信号(Q)を生成する。また光ハイブリッド202は、光信号と局所光とを位相差0で干渉させて第3光信号(I)を生成し、光信号と局所光とを位相差π/2で干渉させて第4光信号(Q)を生成する。第1光信号及び第2光信号は、一組の信号を形成し、また第3光信号及び第4光信号も、一組の信号を形成する。
光電変換部204は、光ハイブリッド202が生成した4つの光信号(出力光)を光電変換して、4つのアナログ信号を生成する。
AD変換部206は、光電変換部204が生成した4つのアナログ信号を、それぞれデジタル信号に変換する。
複素信号生成部208は、信号Ix、Qx、Iy、及びQyを用いて、2チャンネルの複素信号Exin(t)=Ix+jQ(x)、及びEyin(t)=Iy+jQ(y)を生成する。
デジタル処理装置100は、帯域補償係数設定部118及び波長分散補償係数設定部119を有している。帯域補償係数設定部118は、フロントエンド部200に起因した波長分散を補償するための係数を記憶している。そして波長分散補償係数設定部119が記憶している係数及び帯域補償係数設定部118が記憶している係数は、第1係数設定部114が設定した第1係数に対して乗算される。そして乗算された後の第1係数は、デジタルフィルタ110に出力される。
なお、帯域補償係数設定部118及び波長分散補償係数設定部119が記憶している情報は、半固定値であり、必要に応じて例えばマニュアルで更新される。またデジタル処理装置100は、さらにスキュー補償を行うための係数を記憶する記憶部、及びI−Qインバランス補償を行うための係数を記憶する記憶部を有していても良い。これら記憶部に記憶されている係数も、第1係数設定部114が設定した第1係数に対して乗算される。
図17は、図16に示したデジタルフィルタ110の構成を示す図である。本実施形態において、デジタル信号は複数(具体的には2つ)ある。そしてフーリエ変換部111、逆フーリエ変換部112、及びフィルタ部113は、2のデジタル信号別に設けられている。そして2つのフーリエ変換部111、逆フーリエ変換部112、及びフィルタ部113は、バタフライ回路を構成している。
図18は、本実施形態における第2係数設定部140及び第1係数設定部114の構成の一例を示す図である。本図に示す例において、第2係数設定部140は、図10を用いて説明した処理をする。具体的には、第2係数設定部140は、勾配情報演算部141及び第2係数更新部143を有している。勾配情報演算部141は、4つの信号Ix、Qx、Iy、及びQyそれぞれごとに、勾配情報を算出する。第2係数更新部143は、4つの信号Ix、Qx、Iy、及びQyそれぞれごとに、第2係数を設定する。そして第1係数設定部114は、4つの信号Ix、Qx、Iy、及びQyそれぞれごとに、第1係数を設定する。
本実施形態によっても、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、デジタルコヒーレントに用いられる受信装置において、デジタルフィルタ110の係数設定に必要な演算処理を少なくすることができる。
(第7の実施形態)
本実施形態に係る信号送受信システムは、無線通信により信号を送受信するシステムである点を除いて、第5の実施形態に係る信号送受信システムと同様の構成である。
図19は、本実施形態に係る受信装置30の構成を示す図である。本実施形態において、受信装置30は、アンテナ300、フロントエンド部400、デジタル処理装置100、第1係数設定部114、デジタル信号処理部120、誤差信号生成部130、及び第2係数設定部140を有している。デジタル処理装置100、第1係数設定部114、デジタル信号処理部120、誤差信号生成部130、及び第2係数設定部140の構成は、上記した第2〜第6の実施形態のいずれかと同様である。
アンテナ300は、無線で送信されてきた信号を受信する。フロントエンド部400は、アンテナ300が受信した信号を処理し、処理後のデジタル信号をデジタル処理装置100に出力する。
図20は、フロントエンド部400の機能構成を示す図である。フロントエンド部400は、フィルタ402、ローノイズアンプ404、ミキサー406、基準信号源407、フィルタ408、可変利得アンプ410、及びAD変換部412を有している。フィルタ402は、アンテナ300が受信した信号からノイズとなる周波数成分を除去する。ローノイズアンプ404は、フィルタ402が出力したアナログ信号を増幅する。ミキサー406は、基準信号源407が生成した基準信号を、ローノイズアンプ404が出力したアナログ信号に乗ずる。フィルタ408は、ミキサー406が出力したアナログ信号からノイズとなる周波数成分を除去する。可変利得アンプ410は、フィルタ408が出力したアナログ信号を増幅する。AD変換部412は、可変利得アンプ410が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。
なお、フロントエンド部400は、フィルタ402、ローノイズアンプ404、ミキサー406、基準信号源407、フィルタ408、及び可変利得アンプ410の少なくとも一つ(全ての場合を含む)を有していなくても良い。この場合、フロントエンド部400において、アンテナ300が受信した信号を直接AD変換部412がデジタル信号に変換する。
本実施形態によれば、無線通信に用いられる受信装置において、デジタルフィルタ110の係数設定に必要な演算処理を少なくすることができる。
(第8の実施形態)
本実施形態に係る信号送受信システムは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式で無線通信する点を除いて、第7の実施形態に係る信号送受信システムと同様の構成である。
図21は、第8の実施形態に係る受信装置30の構成を示す図である。本実施形態において受信装置30は、アンテナ300、フロントエンド部400、複素信号生成部208、及びデジタルフィルタ110を複数組有している。フロントエンド部400は、アンテナ300が受信したアナログ信号から実数成分(I)と虚数成分(Q)を取り出し、それぞれをAD変換する。複素信号生成部208より後の処理は、例えば図14〜図18を用いて説明した処理と同様である。
本実施形態によれば、MIMO方式の無線通信に用いられる受信装置において、デジタルフィルタ110の係数設定に必要な演算処理を少なくすることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2012年3月1日に出願された日本出願特願2012−45962を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以下、参考形態の例を付記する。
1. デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備えるデジタル信号処理装置。
2. 1.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記第1係数及び第2係数は周波数別に設定された係数であり、
周波数軸上において、前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広く、
前記第1係数設定手段は、前記周波数を変数としていて前記第1係数を近似する近似関数を、前記m個の第2係数を用いて設定し、前記近似関数に基づいて前記第1係数を設定するデジタル信号処理装置。
3. 1.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記第1係数設定手段は、前記m個の第2係数を入力として前記N個の第1係数を出力とする回路を有するデジタル信号処理装置。
4. 3.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記回路は、FIR(finite impulse response)フィルタ伝達特性演算回路、セグメント分け伝達特性演算回路、又は多項式近時伝達特性演算回路であるデジタル信号処理装置。
5. 1.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記第1係数設定手段は、
前記m個の第2係数それぞれに対応したm個の第3係数からなる係数セットを、前記N個の第1係数別に記憶しており、
前記第1係数別に、当該第1係数に対応する前記係数セットに含まれる前記m個の第3係数それぞれを、当該第3係数に対応する前記第2係数に乗ずることにより、当該第1係数を算出するデジタル信号処理装置。
6. 1.〜5.のいずれか一つに記載のデジタル信号処理装置において、
前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の誤差を示す誤差信号を受信し、前記誤差信号に基づいて、前記m個の第2係数を設定する第2係数設定手段を備えるデジタル信号処理装置。
7. 6.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号と参照信号の差に基づいて、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
8. 6.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の誤りを訂正したことを示す誤り訂正情報から、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
9. 6.に記載のデジタル信号処理装置において、
前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の波形ゆがみに基づいて、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
10. 6.〜9.のいずれか一つに記載のデジタル信号処理装置において、
前記第2係数設定手段は、局所探索法により前記m個の第2係数を設定するデジタル信号処理装置。
11. 1.〜10.のいずれか一つに記載のデジタル信号処理装置において、
複数の前記デジタル信号が入力され、
前記複数のデジタル信号別に、前記フーリエ変換手段、前記フィルタ手段、及び前記逆フーリエ変換手段を有しており、
前記複数の前記フーリエ変換手段、前記フィルタ手段、及び前記逆フーリエ変換手段は、バタフライ回路であるデジタル信号処理装置。
12. デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
を備え、
前記デジタル信号処理手段は、
前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備える受信装置。
13. 12.に記載の受信装置において、
光信号を光電変換してアナログ信号を生成する光電変換手段をさらに備え、
前記デジタル信号取得手段は、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することにより、前記デジタル信号を取得する受信装置。
14. デジタル信号を送信する送信手段と、
前記デジタル信号を受信する受信手段と、
を備え、
前記受信手段は、
前記デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
を備え、
前記デジタル信号処理手段は、
前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
を備える信号送受信システム。

Claims (14)

  1. デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
    N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
    m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
    を備え
    前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、デジタル信号処理装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記第1係数及び第2係数は周波数別に設定された係数であり、
    周波数軸上において、前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広く、
    前記第1係数設定手段は、前記周波数を変数としていて前記第1係数を近似する近似関数を、前記m個の第2係数を用いて設定し、前記近似関数に基づいて前記第1係数を設定するデジタル信号処理装置。
  3. 請求項1に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記第1係数設定手段は、前記m個の第2係数を入力として前記N個の第1係数を出力とする回路を有するデジタル信号処理装置。
  4. 請求項3に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記回路は、FIR(finite impulse response)フィルタ伝達特性演算回路、セグメント分け伝達特性演算回路、又は多項式近時伝達特性演算回路であるデジタル信号処理装置。
  5. 請求項1に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記第1係数設定手段は、
    前記m個の第2係数それぞれに対応したm個の第3係数からなる係数セットを、前記N個の第1係数別に記憶しており、
    前記第1係数別に、当該第1係数に対応する前記係数セットに含まれる前記m個の第3係数それぞれを、当該第3係数に対応する前記第2係数に乗ずることにより、当該第1係数を算出するデジタル信号処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の誤差を示す誤差信号を受信し、前記誤差信号に基づいて、前記m個の第2係数を設定する第2係数設定手段を備えるデジタル信号処理装置。
  7. 請求項6に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号と参照信号の差に基づいて、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
  8. 請求項6に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の誤りを訂正したことを示す誤り訂正情報から、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
  9. 請求項6に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記逆フーリエ変換手段が生成した前記デジタル信号の波形ゆがみに基づいて、前記誤差信号を生成する誤差信号生成手段を備えるデジタル信号処理装置。
  10. 請求項6〜9のいずれか一項に記載のデジタル信号処理装置において、
    前記第2係数設定手段は、局所探索法により前記m個の第2係数を設定するデジタル信号処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のデジタル信号処理装置において、
    複数の前記デジタル信号が入力され、
    前記複数のデジタル信号別に、前記フーリエ変換手段、前記フィルタ手段、及び前記逆フーリエ変換手段を有しており、
    前記複数の前記フーリエ変換手段、前記フィルタ手段、及び前記逆フーリエ変換手段は、バタフライ回路であるデジタル信号処理装置。
  12. デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
    前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
    を備え、
    前記デジタル信号処理手段は、
    前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
    N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
    m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
    を備え、
    前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、受信装置。
  13. 請求項12に記載の受信装置において、
    光信号を光電変換してアナログ信号を生成する光電変換手段をさらに備え、
    前記デジタル信号取得手段は、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することにより、前記デジタル信号を取得する受信装置。
  14. デジタル信号を送信する送信手段と、
    前記デジタル信号を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記受信手段は、
    前記デジタル信号を取得するデジタル信号取得手段と、
    前記デジタル信号を処理するデジタル信号処理手段と、
    を備え、
    前記デジタル信号処理手段は、
    前記デジタル信号をフーリエ変換して周波数軸の信号である周波数領域信号を生成するフーリエ変換手段と、
    N個の第1係数を用いて、前記周波数領域信号を周波数領域で等化するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で処理された前記周波数領域信号を前記デジタル信号に戻す逆フーリエ変換手段と、
    m個(ただしN>m)の第2係数を用いて、前記N個の第1係数を設定する第1係数設定手段と、
    を備え
    前記第2係数の間隔の少なくとも一つは、前記第1係数の間隔よりも広い、信号送受信システム。
JP2014501981A 2012-03-01 2013-01-10 デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム Active JP6176238B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045962 2012-03-01
JP2012045962 2012-03-01
PCT/JP2013/000044 WO2013128783A1 (ja) 2012-03-01 2013-01-10 デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013128783A1 JPWO2013128783A1 (ja) 2015-07-30
JP6176238B2 true JP6176238B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=49082002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014501981A Active JP6176238B2 (ja) 2012-03-01 2013-01-10 デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9385766B2 (ja)
JP (1) JP6176238B2 (ja)
WO (1) WO2013128783A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9917712B2 (en) * 2016-03-14 2018-03-13 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Frequency domain equalizer for optical communications
EP3444632A4 (en) * 2016-04-11 2019-12-04 Furuno Electric Company, Limited SIGNAL PROCESSING DEVICE AND RADAR TYPE APPARATUS
JP6759742B2 (ja) * 2016-06-16 2020-09-23 富士通株式会社 受信装置及び設定方法
US9906384B1 (en) * 2016-09-26 2018-02-27 Nxp B.V. Multiple-tap compensation and calibration
JP7057500B2 (ja) * 2018-05-16 2022-04-20 日本電信電話株式会社 受信装置及び受信方法
JP2021040239A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 ファナック株式会社 機械学習装置、受信装置及び機械学習方法
US10958483B1 (en) * 2019-09-10 2021-03-23 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for determining a set of optimal coefficients

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5237416A (en) * 1989-10-18 1993-08-17 Victor Company Of Japan, Ltd. Apparatus for removing waveform distortion from a video signal
JPH03133219A (ja) * 1989-10-19 1991-06-06 Fujitsu Ltd 高安定性エコーキャンセラ
JP2865853B2 (ja) * 1990-11-28 1999-03-08 株式会社日立製作所 波形等化装置
KR0141579B1 (ko) * 1991-12-11 1998-06-15 강진구 고스트제거장치 및 방법
JPH05252000A (ja) * 1992-03-05 1993-09-28 Hitachi Ltd 信号処理装置
KR970000767B1 (ko) * 1994-01-18 1997-01-18 대우전자 주식회사 블라인드 등화기
JP4682448B2 (ja) * 2001-05-25 2011-05-11 株式会社豊田中央研究所 受信装置
JP4303760B2 (ja) 2007-02-16 2009-07-29 富士通株式会社 Ad変換制御装置、光受信装置および光受信方法
JP5217792B2 (ja) 2008-08-29 2013-06-19 富士通株式会社 光受信機の電力供給制御方法、並びに、デジタル信号処理回路および光受信機
WO2010108334A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Fujitsu Limited Apparatus and method for equalizing chromatic dispersion and digital coherent optical receiver
CN102422571B (zh) * 2009-05-18 2016-06-15 日本电信电话株式会社 信号生成电路、光信号发送装置、信号接收电路、光信号同步确立方法以及光信号同步系统
JP5444877B2 (ja) * 2009-06-24 2014-03-19 富士通株式会社 デジタルコヒーレント受信器
JP5585115B2 (ja) * 2010-02-18 2014-09-10 日本電気株式会社 光受信機、光通信システム及び光通信システムの等化方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150333783A1 (en) 2015-11-19
WO2013128783A1 (ja) 2013-09-06
JPWO2013128783A1 (ja) 2015-07-30
US9385766B2 (en) 2016-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6176238B2 (ja) デジタル信号処理装置、受信装置、及び信号送受信システム
CN110337788B (zh) 光传输特性估计方法、光传输特性补偿方法、光传输特性估计系统及光传输特性补偿系统
JP6206487B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP5102738B2 (ja) Iqミスマッチ補正回路
JP6500781B2 (ja) 等化処理回路、デジタル受信機、信号送受信システム、等化処理方法およびデジタル受信方法
JP5965356B2 (ja) 信号処理システム、及び信号処理方法
US20160261398A1 (en) Clock Recovery Method and Device
WO2014155775A1 (ja) 信号処理装置、光通信システム、及び信号処理方法
US10985845B2 (en) Adaptive equalization filter and signal processing device
JP7311744B2 (ja) 光受信装置及び係数最適化方法
WO2021199317A1 (ja) 光伝送システム及び特性推定方法
JP6355465B2 (ja) 光受信器、送受信装置、光通信システムおよび波形歪補償方法
US20150092827A1 (en) Method for determining the imperfections of a transmit pathway and of a receive pathway of an apparatus, and associated radio apparatus
JP5109886B2 (ja) 群遅延特性補償装置及び群遅延特性補償方法
JP4362246B2 (ja) ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置及び中継システム
JP2014230249A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP5049730B2 (ja) 中継装置
KR100311522B1 (ko) 디지털 티브이 중계기에서의 왜곡 신호 보상 방법 및 장치
JP5068230B2 (ja) Ofdmデジタル信号等化装置、等化方法及び中継装置
JP2021069108A (ja) 静的等化器係数の確定装置及び方法
JP2019054497A (ja) 受信装置、送信装置、及び通信システム
JP2010177940A (ja) Ofdm通信装置及びサブキャリアの信号レベルの補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6176238

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150