JP6175783B2 - ろ過装置 - Google Patents
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Description
〔請求項1記載の発明〕
被処理液が供給されるろ過タンクと、
前記ろ過タンク内において前記被処理液をろ過するろ過フィルタと、
前記ろ過タンク内を下方の被処理液側領域と上方のろ過液側領域とに仕切る仕切材と、
を有するろ過装置であって、
上面及び周面が通液可能とされ、かつ下面が通液不能とされた筒状の支持体が備わり、
前記支持体の周面によって前記ろ過フィルタが支持され、
前記ろ過フィルタは基材及び表面ろ過体からなり、当該表面ろ過体が外側となる表面ろ過型のフィルタであり、
前記ろ過フィルタおよび前記支持体は前記ろ過タンクの被処理液側領域に配置され、
前記仕切材に、前記支持体の上面と連通する連通口が備わり、
この連通口を通して前記支持体内に圧力水を押し込む手段が備わり、
前記圧力水を押し込む際に周波数100〜250Hzの振動を発生する振動発生手段が、前記支持体の下面に固定され、
前記圧力水を押し込む手段は、前記ろ過タンクのろ過液側領域に圧縮空気を吹き込む圧気供給手段であり、
前記圧気供給手段により前記ろ過液側領域に圧縮空気を吹き込み、前記ろ過液側領域内のろ液を圧力水として用いて、前記ろ過フィルタに内側から外側へ向かう圧力を加えると同時に、前記振動発生手段により前記ろ過フィルタを振動させ、前記ろ過フィルタの表面に形成されたケーキ層を剥離する構成であり、
前記支持体は、円筒状の支持基体と、この支持基体の下側に配置された支持底体とを有し、
前記ろ過タンクの下端部内壁面に環状の載置板が固定されており、この載置板上に弾性リングを介して前記支持底体の周端部が載置されており、
前記支持基体の上端部の開口と前記仕切材の連通孔との間を接続する管体と、前記管体の外側に設けた環状弾性体と、を有し、
前記環状弾性体は、前記管体の上端部と前記仕切材の間、および前記管体の下端部と前記支持基材の間にそれぞれ配置されていることを特徴とするろ過装置。
前記振動発生手段は、前記圧気供給手段からの圧縮空気が供給されるとボールが回転するボールバイブレータである、
請求項1記載のろ過装置。
ろ過フィルタが基材及び表面ろ過体からなり、当該表面ろ過体が外側となる表面ろ過型のフィルタである場合において、ろ過フィルタを支持する支持体内に圧力水を押し込むとともに、当該支持体を周波数100〜250Hzの振動を発生する振動発生手段で振動させると、ろ過フィルタの表面において捕捉された懸濁物質等に当該ろ過フィルタ表面からの浮き上がり力が働き、この状態においてろ過フィルタ表面と懸濁物質等との間にせん断力が働く。したがって、ろ過フィルタ表面において捕捉された懸濁物質等をろ過フィルタの表面から瞬時に剥離することができ、ろ過フィルタの再生時間を著しく短縮できる。
図1に示すように、本形態のろ過装置10は、濁水等の被処理液W1をろ過して浄水等のろ過液W2を得る装置であり、ろ過タンク11が備えられている。このろ過タンク11は、例えば円筒状とされ、下端部から被処理液W1が供給され、上端部からろ過液W2が排出される。
次に、本形態のろ過装置10を使用して被処理水W1をろ過する方法、及び当該ろ過装置10に備わるろ過フィルタ21を再生(洗浄)する方法について説明する。
本形態においては、まず、原液ポンプPを使用して、被処理水W1をろ過タンク11の下端部から当該ろ過タンク11内に供給する。
本形態のろ過装置10は、例えば、土木工事において、建築工事において、一般工事において、工場排水やプロセス排水の処理に際して、各種作業の前処理に際して、各種表面処理に際して、水浄化に際して、各種装置に組み込んで、製鉄工場において、使用することができる。
本発明者は、圧力水によってろ過フィルタに圧力を加えるのと同時に、当該ろ過フィルタに振動を加えると好適であることを知見したが、その過程で、再生の程度は、ろ過フィルタに加える振動の周波数にも依存することを知見した。そこで、その試験の結果を表1に示した。なお、この試験に使用したろ過フィルタは、前述したプリーツ状のフィルタであり、外径400mm、内径200m、プリーツ高さL1(図3参照)100mm、高さ2400mmで、ろ過面積が89m2であった。また、圧力水の圧力は、80kPaとし、被処理水としてはゼオライト懸濁水3000m/Lを使用した。さらに、再生の程度は、ケーキ層が全く残留しなかった(完全なフィルタクリーニングがされた)場合を◎、ケーキ層がわずかに残留した場合を○、ケーキ層が2割程度の範囲で残留した場合を△、それ以上の範囲でケーキ層が残留した場合を×とした。
表1から明らかな通り、振動を加えない場合(試験例1,2)のほか、振動を加えた場合においても振動数が低い場合(試験例3,4)は、十分にろ過フィルタを再生できないことが知見された。これに対し、振動数が高い場合(試験例5〜7)は、ろ過フィルタを十分に再生できることが知見された。また、試験例5〜7によって、再生の程度は、再生時間よりも振動数に依存することが知見された。さらに、振動数を高くすれば、再生時間を15秒以下にしたとしても十分な効果が得られることが知見された。
Claims (2)
- 被処理液が供給されるろ過タンクと、
前記ろ過タンク内において前記被処理液をろ過するろ過フィルタと、
前記ろ過タンク内を下方の被処理液側領域と上方のろ過液側領域とに仕切る仕切材と、
を有するろ過装置であって、
上面及び周面が通液可能とされ、かつ下面が通液不能とされた筒状の支持体が備わり、
前記支持体の周面によって前記ろ過フィルタが支持され、
前記ろ過フィルタは基材及び表面ろ過体からなり、当該表面ろ過体が外側となる表面ろ過型のフィルタであり、
前記ろ過フィルタおよび前記支持体は前記ろ過タンクの被処理液側領域に配置され、
前記仕切材に、前記支持体の上面と連通する連通口が備わり、
この連通口を通して前記支持体内に圧力水を押し込む手段が備わり、
前記圧力水を押し込む際に周波数100〜250Hzの振動を発生する振動発生手段が、前記支持体の下面に固定され、
前記圧力水を押し込む手段は、前記ろ過タンクのろ過液側領域に圧縮空気を吹き込む圧気供給手段であり、
前記圧気供給手段により前記ろ過液側領域に圧縮空気を吹き込み、前記ろ過液側領域内のろ液を圧力水として用いて、前記ろ過フィルタに内側から外側へ向かう圧力を加えると同時に、前記振動発生手段により前記ろ過フィルタを振動させ、前記ろ過フィルタの表面に形成されたケーキ層を剥離する構成であり、
前記支持体は、円筒状の支持基体と、この支持基体の下側に配置された支持底体とを有し、
前記ろ過タンクの下端部内壁面に環状の載置板が固定されており、この載置板上に弾性リングを介して前記支持底体の周端部が載置されており、
前記支持基体の上端部の開口と前記仕切材の連通孔との間を接続する管体と、前記管体の外側に設けた環状弾性体と、を有し、
前記環状弾性体は、前記管体の上端部と前記仕切材の間、および前記管体の下端部と前記支持基材の間にそれぞれ配置されていることを特徴とするろ過装置。 - 前記振動発生手段は、前記圧気供給手段からの圧縮空気が供給されるとボールが回転するボールバイブレータである、
請求項1記載のろ過装置。
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JP2013016731A JP6175783B2 (ja) | 2013-01-31 | 2013-01-31 | ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013016731A JP6175783B2 (ja) | 2013-01-31 | 2013-01-31 | ろ過装置 |
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JP2014147861A5 JP2014147861A5 (ja) | 2015-11-12 |
JP6175783B2 true JP6175783B2 (ja) | 2017-08-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013016731A Active JP6175783B2 (ja) | 2013-01-31 | 2013-01-31 | ろ過装置 |
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