JP6145939B2 - 濾過方法及びその装置 - Google Patents
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Description
〔請求項1記載の発明〕
濾過容器と、
この濾過容器内に設けられた、外面にケーキ付着面及び内部に濾液通路を有するフィルタと、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間にスラリーを加圧供給するスラリー供給手段と、
前記フィルタ内部の濾液通路から前記濾過容器外部に濾液を排出する濾液排出路と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に、前記スラリー供給手段による供給圧よりも高い圧力で圧気を供給する圧気供給手段と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に加熱気体を加圧供給する加熱気体供給手段と、
前記圧気供給手段による圧気の供給圧を計測する圧力計と、を有する濾過装置を用い、
前記スラリー供給手段によりスラリーを加圧供給して前記フィルタによる濾過を行い、フィルタを通して濾液通路に排出される濾液を濾液排出路により排出するとともに、懸濁粒子は前記フィルタのケーキ付着面に付着させ、
前記フィルタのケーキ付着面をケーキにより被覆したならば、前記スラリー供給手段によるスラリー供給を停止し、前記圧気供給手段により圧気を供給して、前記濾過容器内に残留するスラリーの濾過を進行させ、スラリーの減少により前記フィルタのケーキ付着面をスラリーの中から出し、
この後に、前記圧気供給手段により圧気を供給しつつ、前記圧力計による計測値が急降下したならば、前記圧気供給手段による圧気供給を停止し、前記加熱気体供給手段により加熱気体を供給し、前記ケーキ付着面のケーキを乾燥する、
ことを特徴とする濾過方法。
濾過容器と、
この濾過容器内に設けられた、外面にケーキ付着面及び内部に濾液通路を有するフィルタと、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間にスラリーを加圧供給するスラリー供給手段と、
前記フィルタ内部の濾液通路から前記濾過容器外部に濾液を排出する濾液排出路と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に、前記スラリー供給手段による供給圧よりも高い圧力で圧気を供給する圧気供給手段と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に加熱気体を加圧供給する加熱気体供給手段と、
前記圧気供給手段による圧気の供給圧を計測する圧力計と、を有し、
前記スラリー供給手段によりスラリーを加圧供給して前記フィルタによる濾過を行い、フィルタを通して濾液通路に排出される濾液を濾液排出路により排出するとともに、懸濁粒子は前記フィルタのケーキ付着面に付着させ、
前記フィルタのケーキ付着面をケーキにより被覆したならば、前記スラリー供給手段によるスラリー供給を停止し、前記圧気供給手段により圧気を供給して、前記濾過容器内に残留するスラリーの濾過を進行させ、スラリーの減少により前記フィルタのケーキ付着面をスラリーの中から出し、
この後に、前記圧気供給手段により圧気を供給しつつ、前記圧力計による計測値が急降下したならば、前記圧気供給手段による圧気供給を停止し、前記加熱気体供給手段により加熱気体を供給し、前記ケーキ付着面のケーキを乾燥しうる構成とした、
ことを特徴とする濾過装置。
前記濾過容器における前記フィルタの下方に、前記フィルタのケーキ付着面から落下したケーキを前記濾過容器外部へ排出するケーキ排出シュートが設けられ、
前記フィルタのケーキ付着面に付着したケーキを落下させるケーキ落下手段が設けられ、かつ
前記ケーキ排出シュート内からスラリーを抜くためのドレン手段が設けられている、
請求項2記載の濾過装置。
本発明では、ケーキを形成し、ケーキをスラリー中から出した後に、スラリー供給手段による供給圧よりも高い圧力で圧気を供給すると、ケーキの脱水が進行していく。当初はケーキが液分を多く含み通気可能な状態ではないため、圧気の供給圧は設定圧に維持されるが、ケーキの脱水がある程度まで進行しケーキを通じて濾液排出路側への通気が可能になると、圧気の供給圧が急激に低下する。本発明では、これを指標として加熱気体の加圧供給を開始する。加熱気体供給工程では、ケーキは確実に通気可能な状態となっているので、高温の気体がケーキの表面から温めるだけでなく、ケーキを通過しつつケーキの内部も同時に温めて乾燥を行うことになる。よって、ケーキを単に加熱乾燥させるよりも効率良くケーキの乾燥(低含水率化)を図ることができる。しかも、必要な装置構成は簡素で済む。
図1に示すように、本形態の濾過装置10は、密閉された濾過容器11内で、濁水等の被処理スラリーW1をフィルタ12で濾過し、濾液(濁水の場合は濾過水)W2及びケーキCを排出する全量濾過(デッドエンド濾過)装置である。本形態の濾過容器11は、下部のケーキ排出シュート11Sと、このケーキ排出シュート11Sから上方に連続する筒状のフィルタ内蔵部11Uとを有する形状とされているが、任意の形状とすることができる。
濾過に際しては、スラリー供給管13によりスラリーW1を加圧供給してフィルタ12による濾過を行う。スラリーW1の供給量はスラリー供給バルブ13vの開度を調節すること等によって調節することができる。濾過容器11内に供給された濾液W2のうち、液分はフィルタ12を通して濾液通路12rに排出され、濾液W2として濾液排出管14を介して排出され、懸濁粒子はフィルタ12のケーキ付着面12fに付着されていく。その結果、フィルタ12のケーキ付着面12fにはケーキKが層状に成長する。
本形態の濾過装置10は、例えば、土木工事において、建築工事において、一般工事において、あるいは製鉄工場において使用することができ、工場排水やプロセス排水の処理に際して、各種作業の前処理に際して、各種表面処理に際して、あるいは水浄化に際して使用することができる。また、本形態のケーキろ過装置は単独で使用する他、各種装置に組み込んで使用することもできる。
Claims (3)
- 濾過容器と、
この濾過容器内に設けられた、外面にケーキ付着面及び内部に濾液通路を有するフィルタと、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間にスラリーを加圧供給するスラリー供給手段と、
前記フィルタ内部の濾液通路から前記濾過容器外部に濾液を排出する濾液排出路と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に、前記スラリー供給手段による供給圧よりも高い圧力で圧気を供給する圧気供給手段と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に加熱気体を加圧供給する加熱気体供給手段と、
前記圧気供給手段による圧気の供給圧を計測する圧力計と、を有する濾過装置を用い、
前記スラリー供給手段によりスラリーを加圧供給して前記フィルタによる濾過を行い、フィルタを通して濾液通路に排出される濾液を濾液排出路により排出するとともに、懸濁粒子は前記フィルタのケーキ付着面に付着させ、
前記フィルタのケーキ付着面をケーキにより被覆したならば、前記スラリー供給手段によるスラリー供給を停止し、前記圧気供給手段により圧気を供給して、前記濾過容器内に残留するスラリーの濾過を進行させ、スラリーの減少により前記フィルタのケーキ付着面をスラリーの中から出し、
この後に、前記圧気供給手段により圧気を供給しつつ、前記圧力計による計測値が急降下したならば、前記圧気供給手段による圧気供給を停止し、前記加熱気体供給手段により加熱気体を供給し、前記ケーキ付着面のケーキを乾燥する、
ことを特徴とする濾過方法。 - 濾過容器と、
この濾過容器内に設けられた、外面にケーキ付着面及び内部に濾液通路を有するフィルタと、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間にスラリーを加圧供給するスラリー供給手段と、
前記フィルタ内部の濾液通路から前記濾過容器外部に濾液を排出する濾液排出路と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に、前記スラリー供給手段による供給圧よりも高い圧力で圧気を供給する圧気供給手段と、
前記濾過容器の内面と前記フィルタのケーキ付着面との間に加熱気体を加圧供給する加熱気体供給手段と、
前記圧気供給手段による圧気の供給圧を計測する圧力計と、を有し、
前記スラリー供給手段によりスラリーを加圧供給して前記フィルタによる濾過を行い、フィルタを通して濾液通路に排出される濾液を濾液排出路により排出するとともに、懸濁粒子は前記フィルタのケーキ付着面に付着させ、
前記フィルタのケーキ付着面をケーキにより被覆したならば、前記スラリー供給手段によるスラリー供給を停止し、前記圧気供給手段により圧気を供給して、前記濾過容器内に残留するスラリーの濾過を進行させ、スラリーの減少により前記フィルタのケーキ付着面をスラリーの中から出し、
この後に、前記圧気供給手段により圧気を供給しつつ、前記圧力計による計測値が急降下したならば、前記圧気供給手段による圧気供給を停止し、前記加熱気体供給手段により加熱気体を供給し、前記ケーキ付着面のケーキを乾燥しうる構成とした、
ことを特徴とする濾過装置。 - 前記濾過容器における前記フィルタの下方に、前記フィルタのケーキ付着面から落下したケーキを前記濾過容器外部へ排出するケーキ排出シュートが設けられ、
前記フィルタのケーキ付着面に付着したケーキを落下させるケーキ落下手段が設けられ、かつ
前記ケーキ排出シュート内からスラリーを抜くためのドレン手段が設けられている、
請求項2記載の濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243136A JP6145939B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 濾過方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013243136A JP6145939B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 濾過方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015100743A JP2015100743A (ja) | 2015-06-04 |
JP6145939B2 true JP6145939B2 (ja) | 2017-06-14 |
Family
ID=53376943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013243136A Active JP6145939B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 濾過方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000176496A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Japan Organo Co Ltd | 汚泥濃縮・脱水装置における濾布の回生方法 |
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JP2006021114A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Mekku Corporation:Kk | 連続巻取りフィルタ装置 |
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JP5108163B1 (ja) * | 2012-07-10 | 2012-12-26 | 三協技研工業株式会社 | ろ過方法及びろ過装置 |
-
2013
- 2013-11-25 JP JP2013243136A patent/JP6145939B2/ja active Active
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