JP6174786B2 - 音響発生器、音響発生装置および電子機器 - Google Patents

音響発生器、音響発生装置および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、圧電素子を用いた音響発生器、音響発生装置および電子機器に関するものである。
従来、圧電素子を用いた音響発生器が知られている(例えば、特許文献1を参照)。かかる音響発生器は、振動板に取り付けた圧電素子に電圧を印加して振動させることによって振動板を振動させ、かかる振動の共振を積極的に利用することで音響を出力するものである。このような音響発生器は、例えば、筐体に収容されて音響発生装置として使用されているとともに、モバイルコンピューティング機器等の小型の電子機器に組み込まれて使用されている。
WO2012/001954号
上記の音響発生器、音響発生装置および電子機器では、さらなる音質の向上が求められている。さらに、外部からの振動の影響を受けて、音質が低下してしまうことへの改善も求められている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、音質が良好で、外部からの振動の影響を受けにくい音響発生器、音響発生装置および電子機器を提供することを目的とする。
本発明の音響発生器は、励振器と、該励振器が取り付けられており、該励振器の振動によって振動する振動板と、該振動板を支持する枠体と、前記振動板と前記枠体との間に介在された接合材とを含み、前記接合材の中にボイドがあり、該ボイドが前記振動板と前記接合材との境界または前記枠体と前記接合材との境界に面していることを特徴とする。
また本発明の音響発生装置は、上記の音響発生器と、該音響発生器を収容する筐体とを備えることを特徴とする。
また本発明の電子機器は、上記の音響発生器と、該音響発生器に接続された電子回路と、該電子回路および前記音響発生器を収容する筐体とを備え、前記音響発生器から音響を発生させる機能を有することを特徴とする。
本発明の音響発生器によれば、接合材にボイドを設けることで接合材の強度にバラツキができ、共振が分割され、ダンピングされ、音圧カーブが平坦化される。したがって、ピークディップが小さくなるため、音質が良くなる。さらに、筐体などの外部からの振動が吸収されるようになるため、外部振動による音質の低下を低減できる。
また、本発明の音響発生装置および電子機器によれば、音質の向上した音響発生器を用いて構成されていることから、高音質の音響発生装置および電子機器を実現できる。
(a)は本発明の音響発生器の実施の形態の一例を示す概略平面図であり、(b)は(a)に示すA−A線概略断面図、(c)は要部Xの一例を示す拡大断面図である。 (a)は本発明の音響発生器の実施の形態の他の例を示す概略平面図であり、(b)は(a)に示すA−A線概略断面図、(c)は要部Xの一例を示す拡大断面図である。 本発明の音響発生器の要部Xの他の例を示す拡大断面図である。 本発明の音響発生器の要部Xの他の例を示す拡大断面図である。 本発明の音響発生器の要部Xの他の例を示す拡大断面図である。 (a)は本発明の音響発生器の実施の形態の他の例を示す概略平面図であり、(b)は(a)に示す音響発生器の要部Xの一例を示す拡大断面図である。 本発明の音響発生器の要部Xの他の例を示す拡大断面図である。 比較例の音響発生器の周波数特性の一例を示すグラフである。 本発明の音響発生器の周波数特性の一例を示すグラフである。 本発明の音響発生装置の実施形態の構成を示す図である。 本発明の電子機器の一実施形態の構成を示す図である。
以下、本発明の音響発生器の実施の形態の一例について図面を参照して説明する。
図1(a)は本発明の音響発生器の実施の形態の一例を示す概略平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すA−A線概略断面図、図1(c)は要部Xの一例を示す拡大断面図である。また、図2(a)は本発明の音響発生器の実施の形態の他の一例を示す概略平面図であり、図2(b)は図2(a)に示すA−A線概略断面図、図2(c)は要部Xの一例を示す拡大断面図である。
図1に示す例の音響発生器1は、励振器としての圧電素子11と、圧電素子11が取り付けられており、圧電素子11の振動によって圧電素子11とともに振動する振動板12と、振動板12の外周部を支持する枠体13と、振動板12の外周部と枠体13との間に介在された接合材15とを含み、接合材15の中にはボイド151がある。
音響発生器1を構成する励振器としては、例えば圧電素子11が用いられる。励振器として圧電素子11を用いた場合の構成としては、圧電体層と内部電極層とが積層されて板状に形成された積層体を含み、表面に設けられた表面電極層、内部電極層が導出された側面に設けられた外部電極などを備えている形態が好ましく用いられる。
圧電素子11は、振動板12の表面に貼り付けられるなどして取り付けられ、電圧の印加を受けて振動することによって振動板12を励振させる。励振器として圧電素子11を用いた場合において、圧電素子11は、たとえば、4層のセラミックスからなる圧電体層と、3層の内部電極層が交互に積層された積層体と、かかる積層体の上面および下面に形成された表面電極層と、内部電極層が導出された側面に形成された外部電極とを備える。
圧電素子11を構成する圧電体層は圧電特性を有するセラミックスで形成されたもので、このようなセラミックスとして、チタン酸ジルコン酸鉛(lead zirconate titanate)、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、Bi層状化合物、タングステンブロンズ構造化合物等の非鉛系圧電体材料等、従来から用いられている圧電セラミックスを用いることができる。圧電体層の1層の厚みは、低電圧で駆動させるために、例えば0.01〜0.1mmに設定することが好ましい。また、大きな屈曲振動を得るために、200pm/V以上の圧電定数d31を有することが好ましい。
また、圧電素子11を構成する内部電極層は、圧電体層を形成するセラミックスと同時焼成により形成されたもので、第1の内部電極層および第2の内部電極層からなる。圧電体層と交互に積層されて圧電体層を上下から挟んでおり、積層順に第1の内部電極層および第2の内部電極層が配置されることにより、それらの間に挟まれた圧電体層に駆動電圧を印加するものである。内部電極層を形成する材料としては、種々の金属材料を用いることができる。例えば、圧電セラミックスとの反応性が低い銀や銀−パラジウムを主成分とする導体、あるいは銅、白金などを含む導体を用いることができるが、これらにセラミック成分やガラス成分を含有させてもよい。なお、銀とパラジウムとからなる金属成分と、圧電体層を構成するセラミック成分とを含有した材料で内部電極層を構成した場合、圧電体層と内部電極層との熱膨張差による応力を低減することができるので、積層不良のない圧電素子11を得ることができる。
励振器としては、例えば上面側および下面側の主面が長方形状または正方形状といった多角形の形状、あるいは円形または楕円形といった形状をなしている板状体からなる圧電素子11が好ましく、このような圧電素子11および後述の振動板12と枠体13を用いることにより、音響発生器1を薄型にすることができる。
さらに、圧電素子11をバイモルフ構造とするのが好ましい。すなわち、ある瞬間に加えられる電界の向きに対する分極の向きが厚み方向における一方側と他方側とで逆転するように分極されているのが好ましい。薄型化に貢献するとともに、少ないエネルギーで効率よく振動板を振動できるため、高音量の音響発生器とすることができる。
音響発生器1を構成する振動板12は、樹脂や金属等の種々の材料を用いて形成することができる。例えば、厚さ0.4mm〜1.5mmのポリエチレン、ポリイミド、アクリル樹脂等の樹脂フィルムで振動板12を構成することができる。
この振動板12には、励振器としての圧電素子11が取り付けられている。具体的には、圧電素子11の主面がエポキシ系樹脂等の接着剤により振動板12の主面に接合されている。
そして、励振器(圧電素子11)の振動によって、振動板12は励振器(圧電素子11)とともに振動するようになっている。例えば、圧電素子11がバイモルフ構造の圧電素子である場合において、外部電極にリード線が接続され、このリード線を介して圧電素子に電気信号が入力されると(電圧が印加されると)、ある瞬間において、振動板12に接着された側(圧電素子11の下面側)の圧電体層は積層方向に垂直な面内方向に縮み、圧電素子11の上面側の圧電体層は積層方向に垂直な面内方向に伸びるように変形し、振動板12側へ屈曲する。したがって、圧電素子11に交流信号を与えることにより、圧電素子11が屈曲振動し、振動板12に屈曲振動を与えることができる。なお、リード線に代えて、フレキシブル基板(FPC)を用いることもでき、これにより薄型化に有利である。
そして、振動板12の外周部を支持するように枠体13が設けられている。枠体13としては、例えば内周形状および外周形状が矩形である枠部材を用いることができる。図1に示す例では、枠体13は1枚の枠部材からなり、これに振動板12の外周部が貼り付けられて音響発生部10が構成されている。一方、図2に示す例では、枠体13は2枚の枠部材131、132からなり、振動板12の外周部を挟み込んで振動板123を支持する。振動板12の外周部が枠体13を構成する2枚の枠部材131、132に挟まれて固定されている。このようにして、振動板12は枠体13の枠内に張った状態で枠体13に支持されている。なお、図1における振動板12のうち枠体13よりも内側に位置する部分、図2における振動板12のうち枠体13を構成する2枚の枠部材131、132に挟まれていない部分は、自由に振動することができるようになっている。
枠体13を構成する2枚の枠部材131、132の厚みや材質などは、特に限定されるものではない。金属、樹脂、ガラスなど種々の材料を用いて枠体13を形成することができる。例えば、機械的強度および耐食性に優れるという理由から、厚さ0.1〜5.0mmのステンレス製のものが枠体13および枠体13を構成する枠部材131、132として好適に用いることができる。また、枠体13および枠体13を構成する枠部材131、132の幅としては、例えば1.2〜10.0mmのものが用いられる。なお、図1および図2には、その内側の領域の形状が略矩形状である枠体13を示しているが、平行四辺形、台形および正n角形といった多角形であってもよく、円形や楕円形であってもよい。
また、音響発生器1は、枠体13の枠内において圧電素子11および振動板12の表面を覆うように設けられて、圧電素子11および振動板12とともに振動する樹脂層14をさらに備えてもよい。
樹脂層14は、たとえば、アクリル系樹脂を用いてヤング率が例えば1MPa〜1GPaの範囲となるように形成されることが好ましい。この樹脂層14は必ずしも圧電素子11の表面を覆うまでに設けられていなくてもよいが、圧電素子11の表面を覆うまでに設けられる(樹脂層14に圧電素子11が埋設される)ことで、適度なダンピング効果を誘発させることができるので、共振現象を抑制して、音圧の周波数特性におけるピークやディップを小さく抑えることができる。図においては、樹脂層14が枠体13と同じ高さとなるように形成された状態を示しているが、樹脂層14が枠体13の高さよりも高くなるように形成されてもよい。
ここで、振動板12、枠体13、接合材15および樹脂層14が一体とされて、全体として振動する複合振動体ととらえることもできる。
なお、図では励振器(圧電素子11)が1個の場合を例示しているが、励振器(圧電素子11)の個数を限定するものではない。また、図では振動板12の一方の主面に圧電素子11を設けた場合を示しているが、振動板12の両面に圧電素子11が設けられてもよい。また、圧電素子11として、バイモルフ型の積層型の圧電素子を例に挙げたが、ユニモルフ型の圧電素子であっても構わない。
そして、本実施形態の音響発生器1は、振動板12の外周部と枠体13との間に介在された接合材15を含み、接合材15の中にはボイド151がある。
この構成によれば、接合材15の強度にバラツキができ、振動板12、枠体13、接合材15および樹脂層14が一体とされた複合振動体の共振が分割され、ダンピングされ、音圧カーブが平坦化される。したがって、ピークディップが小さくなるため、音質が良くなる。さらに、筐体、枠体13などの外部からの振動が吸収されるようになるため、外部振動による音質の低下を低減できる。
なお、図2に示すように、枠体13が2枚の枠部材131、132からなる場合において、振動板12の外周部と圧電素子11が配置された側の枠部材131との間に介在された接合材15にボイド151があるとともに、振動板12の外周部と圧電素子11が配置されていない側の枠部材132との間に介在された接合材15にボイド151がある構成が好ましいが、いずれか一方の接合材15のみにボイド151がある構成であってもよい。
接合材15としては、例えばUV硬化型樹脂、熱硬化型樹脂(アクリル系)、嫌気性UV硬化型樹脂、UV熱硬化型樹脂などの接着剤が用いられる。具体的には、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが用いられる。例えば、接合材15にアクリル系接着剤を用いることで、柔らかく、ピークディップ抑制に貢献できる。接合材15の厚みとしては、例えば10〜80μmとされる。
UV硬化型樹脂からなる接着剤を接合材15として用いる場合の枠体13への振動板12の接合方法としては、テンションを加えた状態の振動板12の表裏にエキシマ処理をしたうえで、振動板12の上面にUV硬化型樹脂を枠体13(枠部材131)形状に印刷やディスペンサーなどの方法を用いて塗布する。そして、枠体13(枠部材131)にプライマーを塗布して乾燥させた後、UV硬化型樹脂の上に枠体13(枠部材131)をゆっくりとのせる。そのあと上から押し付け、さらにUVを照射し硬化させる。振動板12の下に枠体13(枠部材132)を接合する場合は、振動板12の下面にUV硬化型樹脂を枠体13(枠部材132)形状に印刷やディスペンサーなどの方法を用いて塗布し、以下上記と同様の方法とすればよい。また、熱硬化型樹脂からなる接着剤を接合材15として用いる場合は、硬化させる際に、上記のUV照射に代えて加熱させればよい。UV熱硬化も同様である。
振動板12と枠体13とを接合する接合材15中にボイド151を形成する方法としては、種々の方法を用いることが出来る。例えば、攪拌器にて攪拌する場合に空気を噛みこませるように攪拌することで、接合材15中にボイド151を作製することができる。また、硬化前の接合材15を塗布し、接合材15の所望の場所に気体を注入することによってボイド151を形成したあとに接合材15を硬化させる方法を用いてもよい。例えば、細い管の先端を接合材15と枠体13若しくは振動板12との境界に当てて、管の先端を境界に沿って移動させながら管を通して気体を注入することによりボイド151を形成し、その後に接合材15を硬化させることにより、枠体13若しくは振動板12との境界にボイド151を設けることができる。また、中空の樹脂球を所望の場所に配置した後に、枠体13の表面に硬化前の接合材15を塗布する方法を用いてもよい。また、真空脱泡によりボイド151を移動させて接合材15の外周側に位置させるようにしてもよい。また、中空の樹脂球を硬化前の接合材15に混ぜてもよい。また、部分的に接合材15を塗布することによって、ボイド151が振動板12との境界から枠体13との境界にかけて接合材15を貫通した構成とすることができる。
ここで、図3に示すように、ボイド151が振動板12と接合材15との境界または枠体13と接合材15との境界に面しているのが好ましい。これらの境界に面してボイド151があることで、接合材15が振動変化に追従しやすくなり、さらに振動板12に外部からの振動を接合材15が伝えにくくなるため、より音質が良くなる。また、振動板12と接合材15との境界または枠体13と接合材15との境界に面しているボイド151は、完全な球形ではなく、振動板12との境界または枠体13との境界に接する方向(境界に平行な方向)に拡がったような形状であるのが好ましい。これにより、振動板12との境界または枠体13との境界に面しているボイド151の面積を大きくすることができるので、上述の効果を向上させることができる。
なお、振動板12と接合材15との境界とは、振動板12と接合材15とが接している面をいい、枠体13と接合材15との境界とは枠体13と接合材15とが接している面をいう。
また、図4に示すように、ボイド151が振動板12と接合材15との境界から枠体13と接合材15との境界にかけて接合材15を貫通しているのが好ましい。枠体13と振動板12との間を貫通するボイド151を設けることで、接合材15を介さずにボイド151中を通る振動も発生するため、振動の到着時間がずれて外部振動による振動を小さくする効果があり、さらに音質が良くなる。
また、図5に示すように、ボイド151が接合材15の外周側の端部にあるのが好ましい。ここで、接合材15の外周側の端部とは、振動板12の外周に対応する側の接合材15の端部であり、接合材15の外壁面からの距離が幅全体の距離の20%までの範囲にある領域のことをいう。このようにボイド151を接合材15の外周側の端部に設けることで、外部からの圧力による変形に対して追従しやすいため、耐久性が良くなる。
なお、図1および図2に示すように、ボイド151は振動板12および枠体13と接していなくてもよく、振動で接合材15中にクラックが進展するのを防止することができ、振動板12の剥れ防止、振動板12のテンション低下防止を図ることができる。
接合材15に含まれるボイド151が例えば球形の場合、ボイド151一個の直径が例えば10〜120μmで、接合材15の厚み(0.01mm〜0.08mm)の例えば50〜150%の長さに設定される。なお、ボイド151が不規則形状の場合は、例えば投影面積円相当径(ボイド151の投影面積と同じ面積の円の直径)が10〜120μmに設定される。
接合材15に含まれるボイド151は、平面視で周方向全体に散らばってあるのがよく、このとき周方向で偏って存在してもよい。接合材15に含まれるボイド151が周方向で偏って存在する、すなわち接合材15中におけるボイド151の占める割合が周方向で異なっていることで共振を分割させ、共振周波数が揃いにくくして、ピ一クディップを抑える効果を得ることができる。なお、接合材15中におけるボイド151の占める割合は、例えば断面で見たボイド151の面積比が例えば0.1〜25%の範囲に設定される。
また、図6に示すように、接合材15が枠体13の内縁よりはみ出したはみ出し部150を有しており、枠体13の内縁の全体を見たときにはみ出し部150のはみ出し量が不均一になっていてもよい。例えば、はみ出し部150が全周にわたって同じ厚みではみ出し、はみ出し部150のはみ出している距離(枠体13の内縁からの距離)が全周にわたって見たときに異なっている部位を有していることで、枠体13の内縁より内側の領域において、振動板12単体で振動する領域と、振動板12および接合材15が接合された構造で振動する領域とが混在し、それぞれの共振条件が異なることから共振周波数が揃いにくくなり、ピ一クディップをより抑えることができ、音質を向上させることができる。
枠体13の内縁の全体を見たときにはみ出し量が不均一になっているとは、枠体13の内縁の全体を見たときに少なくとも一箇所で他の部位とは異なるはみ出し量のはみ出し部150があることを意味し、枠体13の内縁の各辺において他の部位とは異なるはみ出し量のはみ出し部150があることに限定されるものではない。
また、はみ出し量が不均一である例としては、同じ距離ではみ出したはみ出し部150の厚みが異なっている形態、はみ出し部150のはみ出している距離および厚みの両方が異なっている形態も挙げられる。
なお、はみ出し部150のはみ出す幅(はみ出している距離)としては、図6(b)の断面において例えば0.5mm〜2.0mm、好ましくは0.1mm〜1.0mmである。
さらに、図7に示すように、枠体13の内縁よりはみ出したはみ出し部150にもボイド151を備えているのが好ましく、これにより共振条件が異なるだけでなく、ボイド151により振動の伝わり方が変化することで、さらに共振周波数が揃いにくくなり、ピークディップをさらに抑えることができる。
ここで、ボイドを含まない接合材を用いた場合(図8)とボイドを含む接合材を用いた場合(図9)との音質(音圧の周波数特性)の違いについて説明する。
図8および図9は音圧の周波数特性の一例を示すグラフである。図8は、接合材中にボイドを含まない場合の音圧の周波数特性を示す。また、図9は、接合材15の境界、接合材15中、連結して接合材15を貫通したボイドを全て含む場合の音圧の周波数特性を示す。なお、図8および図9に示すグラフは横軸が周波数を示し、縦軸は音圧を示す。図8および図9に示された音圧の周波数特性が測定された音響発生器は、ボイドの有無以外の構成、すなわち各部材やその寸法および材質については同一に設定した。
図8における700Hz〜1.4kHzの周波数帯、4kHz〜7kHzの周波数帯に各々位置するピークやディップと、図9に示す700Hz〜1.5kHzの周波数帯、4kHz〜8kHzの周波数帯に各々位置するピークやディップとを比べると、図8に示すグラフにおけるピークやディップに対して明らかに小さくなっていることがわかる。
このように、接合材15中にボイド151が含まれる場合には、ボイドが含まれない場合に比べて、大部分の周波数帯でピークやディップが小さくなり、音圧の平坦性が良くなり音圧の周波数特性が改善される。
次に、本発明の音響発生装置の実施の形態の一例について説明する。
音響発生装置20は、いわゆるスピーカーのような発音装置であり、図10に示すように、たとえば、音響発生器1と、音響発生器1を収容する筐体30を備える。筐体30は、音響発生器1の発する音響を内部で共鳴させるとともに、筐体30に形成された図示せぬ開口から音響を外部へ放射する。この筐体30は、例えば、アルミニウムやマグネシウム合金などの金属、ポリカーボネートなどの樹脂など、種々の材料を用いて形成することができる。このような筐体30を有することにより、たとえば低周波数帯域における音圧を高めることができる。
かかる音響発生装置20は、スピーカーとして単独で用いることができる他、後述するように、携帯端末や薄型テレビ、あるいはタブレット端末などへ好適に組み込むことが可能である。また、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機、洗濯機などのように、従来、音質については重視されなかった家電製品に組み込むこともできる。
本例の音響発生装置20によれば、音質の向上した音響発生器1を用いて構成されていることから、高音質の音響発生装置を得ることができる。
次に、音響発生器を搭載した電子機器について、図11を用いて説明する。図11は、実施形態に係る電子機器50の構成を示す図である。なお、図には、説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図11に示すように、本例の電子機器50は、音響発生器1と、音響発生器1に接続された電子回路60と、電子回路60および音響発生器1を収容する筐体40とを備え、音響発生器1から音響を発生させる機能を有する。図11に示す例では、電子機器50が、携帯電話やタブレット端末のような携帯端末装置であるものとする。
図11に示すように、電子機器50は、電子回路60を備える。電子回路60は、たとえば、コントローラ50aと、送受信部50bと、キー入力部50cと、マイク入力部50dとから構成される。電子回路60は、音響発生器1に接続されており、音響発生器1へ音声信号を出力する機能を有している。音響発生器1は電子回路60から入力された音声信号に基づいて音響を発生させる。
また、電子機器50は、表示部50eと、アンテナ50fと、音響発生器1とを備え、これら各デバイスを収容する筐体40を備える。なお、図11では、1つの筐体40にコントローラ50aをはじめとする各デバイスがすべて収容されている状態をあらわしているが、各デバイスの収容形態を限定するものではない。本実施形態では、少なくとも電子回路60と音響発生器1とが、1つの筐体40に収容されていればよい。
コントローラ50aは、電子機器50の制御部である。送受信部50bは、コントローラ50aの制御に基づき、アンテナ50fを介してデータの送受信などを行う。キー入力部50cは、電子機器50の入力デバイスであり、操作者によるキー入力操作を受け付ける。マイク入力部50dは、同じく電子機器50の入力デバイスであり、操作者による音声入力操作などを受け付ける。表示部50eは、電子機器50の表示出力デバイスであり、コントローラ50aの制御に基づき、表示情報の出力を行う。
そして、音響発生器1は、電子機器50における音響出力デバイスとして動作する。なお、音響発生器1は、電子回路60のコントローラ50aに接続されており、コントローラ50aによって制御された電圧の印加を受けて音響を発することとなる。
なお、図11では、電子機器50が携帯用端末装置であるものとして説明を行ったが、電子機器50の種別を問うものではなく、音響を発する機能を有する様々な民生機器に適用されてよい。たとえば、薄型テレビやカーオーディオ機器は無論のこと、音響を発する機能を有する製品、例を挙げれば、掃除機や洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどといった種々の製品に用いられてよい。
本例の電子機器50によれば、音質の向上した音響発生器1を用いて構成されていることから、高音質の電子機器を得ることができる。
次に、音響発生器を搭載した携帯端末について説明する。
本例の携帯端末は、図11に示すように、音響発生器1と、音響発生器1に接続された電子回路60と、電子回路60および音響発生器1を収容する筐体40と、ディスプレイとを備え、音響発生器1から音響を発生させる機能を有する。
すなわち、上述の電子機器50において、図11に示す表示部50eとして、画像情報を表示する機能を有する表示装置であるディスプレイを備えた構成のものが本例の携帯端末である。例えば、液晶ディスプレイおよび有機ELディスプレイ等の既知のディスプレイを好適に用いることができる。なお、ディスプレイは、タッチパネルのような入力装置を有するものであっても良い。
ここで、筐体40に音響発生器1を接合するための接合部材としては、少なくとも一部に粘弾性体を含む接合部材である。この接合部材は粘弾性体のみからなる単一のものであっても、粘弾性体を含むいくつかの部材からなる複合体であっても構わない。このような接合部材としては、例えば不織布等からなる基材層の両面に粘着剤が付着された両面テープ等を好適に用いることができる。接合部材の厚みは、例えば0.1mm〜0.6mmに設定される。
電子回路60としては、例えば、ディスプレイに表示させる画像情報や携帯端末によって伝達する音声情報を処理する回路や、通信回路等が例示できる。これらの回路の少なくとも1つであってもよいし、全ての回路が含まれていても構わない。また、他の機能を有する回路であってもよい。さらに、複数の電子回路を有していても構わない。なお、電子回路と音響発生部とは接続用配線で接続されている。
筐体40の一部がディスプレイであってもよく、筐体40の一部がディスプレイのカバーとなってその内側にディスプレイが配置されたものであってもよい。
なお、携帯端末は、アンテナなどを介してデータの送受信などを行う通信手段(通信部)を有しているものである。たとえば、スマートフォンに代表される携帯電話や、タブレットPC、ノート型PCと言ったモバイル機器、ゲーム機などが挙げられる。
このような携帯端末は、音質の向上した音響発生器1を用いて構成されていることから、高音質の携帯端末を実現できる。
1 音響発生器
11 圧電素子
12 振動板
13 枠体
131、132 枠部材
14 樹脂層
15 接合材
151 ボイド
20 音響発生装置
30、40 筐体
50 電子機器
50a コントローラ
50b 送受信部
50c キー入力部
50d マイク入力部
50e 表示部
50f アンテナ
60 電子回路

Claims (9)

  1. 励振器と、該励振器が取り付けられており、該励振器の振動によって振動する振動板と、該振動板を支持する枠体と、前記振動板と前記枠体との間に介在された接合材とを含み、前記接合材の中にボイドがあり、該ボイドが前記振動板と前記接合材との境界または前記枠体と前記接合材との境界に面していることを特徴とする音響発生器。
  2. 前記ボイドが前記振動板と前記接合材との境界から前記枠体と前記接合材との境界にかけて前記接合材を貫通していることを特徴とする請求項に記載の音響発生器。
  3. 励振器と、該励振器が取り付けられており、該励振器の振動によって振動する振動板と、該振動板を支持する枠体と、前記振動板と前記枠体との間に介在された接合材とを含み、前記接合材の中にボイドがあり、該ボイドが前記接合材の外周側の端部にあることを特徴とする音響発生器。
  4. 励振器と、該励振器が取り付けられており、該励振器の振動によって振動する振動板と、該振動板を支持する枠体と、前記振動板と前記枠体との間に介在された接合材とを含み、前記接合材の中にボイドがあるとともに、前記接合材が前記枠体の内縁よりはみ出したはみ出し部を有しており、前記枠体の内縁の全体を見たときに前記はみ出し部のはみ出し量が不均一になっていることを特徴とする音響発生器。
  5. 前記ボイドが前記はみ出し部にもあることを特徴とする請求項に記載の音響発生器。
  6. 前記ボイドが前記振動板および前記枠体と接していないことを特徴とする請求項3乃至請求項5のうちのいずれかに記載の音響発生器。
  7. 前記接合材はアクリル系接着剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載の音響発生器。
  8. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載の音響発生器と、該音響発生器を収容する筐体とを備えることを特徴とする音響発生装置。
  9. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載の音響発生器と、該音響発生器に接続された電子回路と、該電子回路および前記音響発生器を収容する筐体とを備え、前記音響発生器から音響を発生させる機能を有することを特徴とする電子機器。
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