JP6173847B2 - 自動改札機 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る自動改札機が適用される自動改札システム100の概略構成図である。
同図に示すように、自動改札システム100は、自動改札機1と、自動改札機1を管理し、制御する上位装置としての監視盤2により構成されている。この自動改札システム100は、集計装置3と接続され、集計装置3は自動改札機1から監視盤2に送信された利用者情報を集計する。
また、監視盤2は、自動改札システム100全体の制御を司るプロセッサを構成するCPU(中央演算処理装置)と、このCPUの制御プログラムなどを記憶しているROMと、乗車券から読取った情報の記憶、および制御プログラムのバッファとして情報を記憶する記憶手段として用いられるRAM(何れも不図示)等を備えている。
図2は、移動可能とした状態の自動改札機1を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
図2(a)、図2(b)に示すように、自動改札機1は、利用者の通行の可否を判断し、通行可能な利用者を通過させるものであって、駅構内の不図示のピット上に設置される。自動改札機1は、ピット上に載置される架台7と、架台7上に設けられる一対の改札機本体8と、を備えている。そして、一対の改札機本体8の間に、利用者が通行する通路9が形成される。
なお、乗車券が磁気券の場合は、乗車券読取部11に設けられている投入口11aに乗車券を投入し、乗車券が無線カードの場合は、乗車券読取部11に設けられている無線通信部11bに翳すようになっている。
さらに、改札機本体8の上部には、無線LAN13が設けられている。乗車券読取部11から読み取った乗車券に記憶されている改札情報は、無線LAN13を介して監視盤2に送信される。なお、無線LAN13を介して監視盤2に送信される情報は、乗車券に記憶されている改札情報の他に、改札機本体8の動作情報等が送信される。
また、ポール部15上には、改札機本体8の動作状態(小児券の投入、無効券の投入や機器の異常など)を表示する状態表示部25が設けられている。
この他に、改札機本体8には、不図示の電源コードが設けられている。この電源コードを駅構内の分電盤等に接続することにより、改札機本体8に電力が供給される。
架台7の4隅には、それぞれ車輪17a,17b,17c,17dが重力方向下方(以下、単に下方という)に向かって突設されている。これら車輪17a〜17dは、それぞれ架台7に格納可能に設けられている。また、各車輪17a〜17dのうち、進入側の2つの車輪17c,17dは、その回転軸P1回りにのみ回転可能に設けられている。一方、各車輪17a〜17dのうち、退出側の2つの車輪17a,17bは、その回転軸P2回りに回転可能、かつ改札機本体8の高さ方向に沿う軸心P3回りに回転可能に設けられている。
また、油圧ポンプ18と各車輪17a〜17dは、配管19によって接続されている。配管19には、作動油が充填されており、油圧ポンプ18のシリンダ18aの伸長動作に伴って、各車輪17a〜17dが作動油の圧力を受け、架台7の重力方向下側の面7b(以下、単に下面7bという)から突出したり、架台7に格納されたりするようになっている。なお、各車輪17a〜17dの突出、格納動作は、全て同期するようになっている。
次に、図2、図3に基づいて、駅構内での自動改札機1の増設および撤去方法について説明する。
図3は、設置状態の自動改札機1を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
自動改札機1を増設および撤去するにあたって、自動改札機を移動させる場合、図2(a)、図2(b)に示すように、架台7の退出側の側面7a(油圧ポンプ18)にハンドル部20を取り付ける。そして、ハンドル部20の把持部20bを持ち上げると、油圧ポンプ18のシリンダ18aが伸長し、架台7の下面7bから各車輪17a〜17dが突出する。
したがって、上述の実施形態によれば、一対の改札機本体8を架台7上に設けて一体化された自動改札機1に、ハンドル部20を着脱自在に設けると共に、このハンドル部20を操作することによって、油圧ポンプ18を介して各車輪17a〜17dを架台7の下面7bから突出させたり格納させたりすることができる。そして、各車輪17a〜17dを突出させた状態で、ハンドル部20を利用して容易に自動改札機1を移動させることができる。このため、自動改札機1を、容易に増設したり撤去したりすることができる。
さらに、油圧ポンプ18にリリースレバー21を設け、このリリースレバー21を操作することにより、架台7に各車輪17a〜17dを格納するように構成しているので、架台7に各車輪17a〜17dを容易に格納することができる。
さらに、改札機本体8の上部に無線LAN13を設けることにより、改札機本体8と監視盤2とを電気的に接続することなく、監視盤2に、乗車券の改札情報や改札機本体8の動作情報等を送信することができる。このため、自動改札機1を増設したり撤去したりする場合の配線作業を簡略化できる。
例えば、上述の実施形態では、架台7の下面7bから各車輪17a〜17dを突出させたり格納させたりするために架台7に油圧ポンプ18を設け、この油圧ポンプ18を、ハンドル部20を用いて操作する場合について説明した。しかしながら、ハンドル部20を用いて架台7の下面7bから各車輪17a〜17dを突出させたり格納させたりすることができる機構であればよく、架台7に設けるのは油圧ポンプ18に限られるものではない。
しかしながら、これに限られるものではなく、ハンドル部20を押すようにして自動改札機1を移動させてもよい。この場合、架台7に設けられている4つの車輪17a〜17dのうち、進入側の2つの車輪17c,17dを、その回転軸P1回りに回転可能、かつ改札機本体8の高さ方向に沿う軸心P3回りに回転可能に設けることが望ましい。これにより、自動改札機1を移動させる際の操作性を向上させることができる。
また、架台7の進入側に油圧ポンプ18を設けると共に、架台7の進入側にハンドル部20を着脱自在に設けてもよい。
Claims (4)
- 利用者の通行を制御する自動改札機において、
改札機本体と、
前記改札機本体の下部に配置され、前記改札機本体に格納可能に設けられた車輪と、
前記車輪を前記改札機本体の下方に突出させる油圧ポンプと、
前記改札機本体の前記利用者の通行方向側面に設けられ、かつ該通行方向側面で前記油圧ポンプと着脱自在とされていると共に、リリースレバーが設けられているハンドル部と、を備え、
前記油圧ポンプは、装着された前記ハンドル部の操作に基づいて、前記車輪を前記改札機本体から下方に突出させ、前記改札機本体を移動可能とし、
前記リリースレバーを操作することによって、前記改札機本体に前記車輪を格納する自動改札機。 - 前記改札機本体の下部における4隅に、それぞれ前記車輪を配置し、
これら車輪のうち、長手方向一方に配置された2つの前記車輪を、この車輪の回転軸回りにのみ回転可能に設けると共に、
長手方向他方に配置された2つの前記車輪を、この車輪の回転軸回りに回転可能、かつ前記改札機本体の高さ方向に沿う軸心回りに回転可能に設けた請求項1に記載の自動改札機。 - 前記ハンドル部は、前記改札機本体を移動させる際の引手としての機能を兼ね備えている請求項1または請求項2に記載の自動改札機。
- 前記改札機本体は、上位装置と無線で送受信可能な無線通信部を備えている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動改札機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187650A JP6173847B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187650A JP6173847B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 自動改札機 |
Publications (2)
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JP2015055932A JP2015055932A (ja) | 2015-03-23 |
JP6173847B2 true JP6173847B2 (ja) | 2017-08-02 |
Family
ID=52820311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013187650A Active JP6173847B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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JP2005076182A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Fuyo Denshi:Kk | 簡易設置型ゲート装置 |
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-
2013
- 2013-09-10 JP JP2013187650A patent/JP6173847B2/ja active Active
Also Published As
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JP2015055932A (ja) | 2015-03-23 |
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