JP6172801B2 - 商品前出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、量販店、スーパーなどで使用される自立性に乏しい袋状商品の前出しに好適な商品前出し装置に関する
ものである。
量販店、スーパー等において、陳列された商品は陳列棚の手前の方から順次売れるため、時間がたつにつれ陳列棚の手前には商品が無くなったり、ごく少量になったりする。この場合、客は陳列棚の奥の方にある商品を見逃したり、何となく取り辛かったりして、購買意欲が急速に低下し商品の売れ行きに悪い影響を及ぼすことが多くなる。これを解決するため、作業者は、奥に残っている商品を手前に移し、その後方に新しい商品を補充する作業を頻繁に行うことになる。
しかしながら、新しい商品を後方の空間へ補充する作業は、前方にある商品が邪魔をして行い難い。また、奥にある商品を手前に移すのも大変な作業となっている。近年、このような新しい商品の補充を行い易くしたり、商品を常に前出し状態にする方法として、固定された商品陳列棚に商品前出し機能を有する商品前出し装置を設置して、陳列商品を手動又は自動的に前に押し出すものが知られている。
例えば、WO2007/020725公報には、商品を載置する基板と、該基板のレール部に前後方向スライド自在に嵌められ、常に前方移動状態に置かれる自動商品押圧体と、該自動商品押圧体の後方に位置し、手動による引き出し操作により前方移動して該自動商品押圧体又は陳列商品を押し出す手動押圧体と、を有する商品前出し具が開示されている。この商品前出し具によれば、重量物や袋状物のようなはみ出し部がある商品であっても、陳列商品を確実に前出しすることができる。
WO2007/020725公報(請求項2)
しかしながら、WO2007/020725公報の商品前出し具は、バネや滑り面材等の商品押圧体を常に前方移動状態に置く手段が必要となり、コスト上昇は避けられない。また、陳列商品が袋状物であると、商品押圧体の前方にある陳列商品が多くなると、袋状物の変形や摩擦により、自動での前方移動が十分ではないという問題があった。また、新たに商品を陳列させる際、商品押圧体は常に前方移動状態にあるため、商品押圧体の前方への付勢力に抗して商品を並べる必要があり、袋状商品の変形をきたすなど何かと不便であった。また、商品押圧体が常に前方移動状態ではない手動の商品押圧体も知られているが、手動の商品押圧体の場合、商品押圧体の前方で陳列されている袋状商品が前方から抜き取られ売れていくと、後方の袋状商品が前方へ倒れてしまうという問題があった。
従って、本発明の目的は、袋状商品が前方から抜き取られても、後方の袋状商品が転倒するという問題を回避でき、また、陳列された袋状商品を確実に前出しができ、新たな商品の補充も商品を変形させることなく円滑に行える商品前出し装置を提供することにある。
すなわち、本発明は上記課題を解決したものであって、商品を載置する水平基板と、該水平基板の一方の側端から起立する側板と、商品の押し出し方向に沿って形成されるレール部と、該レール部に摺動自在に係合する第1レール摺動部を有し、商品の背もたれ又は前出しをする第1押圧本体部を有する第1押圧体と、商品の押し出し方向に沿って形成され該第1押圧体を通り抜けて延びる連結部と、該連結部の後方端に起立状に形成され該第1押圧本体部の背面に当接する係止部と、該第1押圧体の前方側に位置し該連結部の端と接続する該レール部に摺動自在に係合する第2レール摺動部を有し、商品の仕切り又は商品の前出しをする第2押圧本体部を有する第2押圧体と、該第1押圧体を後方から前方へ押し出す後方押圧体とを備え、該側板には、該後方押圧体を後方端で接続する引出し用操作部が付設されており、該後方押圧体の下方における該レール部に対応する箇所には、該係止部との衝突を避ける切り欠きが形成されていることを特徴とする商品前出し装置を提供するものである。
また、本発明は、該レール部は、該水平基板の幅方向の中央に形成されたものであることを特徴とする前記商品前出し装置を提供するものである。
また、本発明は、該側板には商品の押し出し方向に沿って形成される側板レール部が形成され、該引出し用操作部は、該レール部に摺動自在に係合していることを特徴とする前記商品前出し装置を提供するものである。
また、本発明は、該第2押圧本体部の高さは、該第1押圧本体部の高さより小であることを特徴とする前記商品前出し装置を提供するものである。
また、本発明は、該第1レール摺動部は、両外側の横方向に突出する左右一対の鍔状部であり、該連結部は該左右一対の鍔状部間の隙間を通ることを特徴とする前記商品前出し装置を提供するものである。
また、本発明は、該第1押圧本体部は、商品陳列側が後方に僅かに倒れる傾斜面であり、下方側で且つ左右方向の中央には、凹状の傾斜部を形成したことを特徴とする前記商品前出し装置を提供するものである。
本発明によれば、第2押圧体が第1押圧体の前方にあるため、これが縦列状態の陳列商品群を途中で仕切るため袋状商品が前方から抜き取られても、第1押圧体と第2押圧体の間にある袋状商品は転倒することがない。また、袋状商品の前出し操作は、途中前出しと最終前出しの2ステップで行なえば、袋状商品の前出しが確実に行える。また、新たな商品の補充は、第1押圧体と第2押圧体の影響を受けないため、商品を変形させることなく円滑に行える。
本発明の実施の形態における商品前出し装置の斜視図である。 図1の商品前出し装置の後方側から見た斜視図である。 図1の商品前出し装置の背面図である。 図1のX−X線に沿って見た断面図である。 図1の商品前出し装置を構成する第1押圧体の斜視図である。 図4の第1押圧体の背面図である。 図4の第1押圧体の右側面図である。 図1の商品前出し装置を構成する第2押圧体の斜視図である。 図7の第2押圧体の正面図である。 図7の第2押圧体の左側面図である。 第1押圧体と第2押圧体の組み付け体の斜視図である。 図10の組み付け体を後方側から見た斜視図である。 図10の底面図である。 図1の商品前出し装置を使用した前出し工程を説明する図であり、(A)〜(D)の順で前出しされる。 図4の(D)に続く工程であり、(A)〜(D)の順で前出しされる。 本発明の他の実施の形態における商品前出し装置の斜視図である。 図16の商品前出し装置の側面図である。
商品前出し装置10は、商品の押し出し方向に沿って形成されるレール部1と、レール部1に沿って摺動自在に係合する第1押圧体2と、第1押圧体2とは別部材であり、レール部1に沿って摺動自在に係合する第2押圧体3と、を備える。本明細書において、顧客側が正面であり、横方向は正面から見た方向を言う。
商品前出し装置10において、レール部1は商品を載置する水平基板4の幅方向の中央に、商品の押し出し方向に沿って形成されたものである。すなわち、レール部1は幅方向の中央でくり抜かれた水平基板4の対峙する一対の内側端面に係合溝11が形成されたものであり、本例では、内側端面を凹凸の繰り返し形状として、凸部に係合溝11を形成したものである。凹凸端面の凸部に係合溝11を形成させることで、滑らかな摺動移動を達成できる。水平基板4の前端には、起立状の前方板41が形成されている。これにより、商品の転落を防止できる。また、前方板41の前面両側には、フック状の係止片42が形成されている。これにより、既存の陳列棚の前方係止部(不図示)に係止して、商品前出し装置10を固定することができる。また、水平基板4は2枚重ねとし、上部の水平基板を前述のくり抜き状で且つ端面凸部に係合溝11を形成したものであってもよい。これにより、第1押圧体2及び第2押圧体3の摺動移動を下部の水平基板で支持することができ、安定な前出しができる。
第1押圧体2は、図5〜図7に示すように、レール部1に摺動自在に係合する第1レール摺動部21を有し、商品の背もたれ又は前出しをする第1押圧本体部22を有する。第1押圧体2は、外力により前方へ押されると、前方へレール部1に沿って移動する。また、人の手により後方へ押されると、後方へレール部1に沿って移動する。
第1レール摺動部21は、図5〜図7及び図13に示すように、第1押圧本体部22の中央下端において、両外側の横方向に突出する左右一対の鍔状部である。すなわち、第1レール摺動部21は、商品の押し出し方向に沿った所定の長さmと所定幅nを有する略板状の鍔状部が幅方向において所定距離離間して形成される左右一対ものである。従って、左右一対の鍔状部間には隙間24が形成されている。第1レール摺動部21を左右一対の鍔状部とすることで、レール部1の係合溝11に円滑に係合できる。なお、所定の長さmは水平基板4の内側端面の凹部の長さより大とすることで、係合が外れることなく円滑に係合できる。
第1押圧本体部22は、商品陳列側が後方に僅かに倒れる所定の押圧面積を有する傾斜面を有する。これにより、商品の背もたれとなると共に、商品の前出しが可能である。また、第1押圧本体部22は、左右方向の中央には、凹状の傾斜部23が形成されている。凹状の傾斜部23が形成されることで、前出しの際、倒れている袋状商品を後方から商品の上部を押し上げることができ、起立姿勢にすることができる。第1押圧本体部22は、本例では、裏面構造がリブ構造であり、第2押圧体3の係止部32が当接する当たり面25を形成しているが、これらは本発明において必須の構成要素ではない(図6参照)。
第2押圧体3は、図8〜図10に示すように、商品の押し出し方向に沿って形成される第1押圧体2を通り抜けて延びる連結部31と、連結部31の後方端に起立状に形成され第1押圧本体部22の背面に当接する係止部32と、第1押圧体2の前方側に位置し連結部32の先端と接続するレール部1に摺動自在に係合する第2レール摺動部331及び商品の仕切り又は商品の前出しをする第2押圧本体部332を有する。連結部31において、第1押圧体2を通り抜けて延びるとは、第1押圧体2の下又は横を通って前後に延びるという意味であり、具体的には、第1押圧体2の左右一対の鍔状部間に形成された隙間24を通って第1押圧体2の前後に連続するものである。
第2押圧体3において、連結部31は薄板状であり、第1押圧体2より前方に位置する第2押圧本体部332と第1押圧体2より後方に位置する係止部32を接続するものである。連結部31は左右一対の鍔状部間の隙間24を挿通するような薄い厚み寸法と幅寸法であればよい。連結部31は第1押圧体2の移動に影響されない。すなわち、連結部31は第1押圧体2の下方を第1押圧体2のその場起立姿勢を維持したまま移動自在である。但し、係止部32及び第2押圧本体部332が第1押圧体2に当たれば第1押圧体2は移動する。また、連結部31の商品の押し出し方向における長さは、第1押圧本体部22が最後尾となる位置において、第2押圧本体部332が第1押圧本体部22と前方板41間の中央となるような長さである。これにより、商品仕切り効果が顕著に表れる。
第2押圧体3において、係止部32は背の低い起立体であり、第1押圧本体部22の背面に引っ掛かるものの、後方押圧体51には引っ掛からないものである。すなわち、連結部31が前方移動する際、係止部32は第1押圧本体部22の背面に当接して第1押圧本体部22と共に移動する。また、後方押圧体51が第1押圧本体部22の背面を押出しても、係止部32には掛らないため、第2押圧体3はそのままで第1押圧本体部22のみを押出すことができる。このため、第1押圧本体部22を前方板41に近接する位置まで前出しができる。
第2押圧体3は、更に第1押圧体2の前方側に位置し連結部32の前端と接続するレール部1に摺動自在に係合する第2レール摺動部331及び商品の仕切り又は商品の前出しをする第2押圧本体部332を有する。第2レール摺動部331は、図8〜図10及び図13に示すように、連結部31の前方側の下端に形成される第1レール摺動部21と同様で両外側の横方向に突出する左右一対の鍔状部である。すなわち、第2レール摺動部331は、商品の押し出し方向に沿った所定の長さoと幅pを有する略板状の鍔状部が幅方向において所定距離離間して形成される左右一対ものである。第2レール摺動部331を左右一対の鍔状部とすることで、レール部1の係合溝11に円滑に係合できる。なお、所定の長さoは水平基板4の内側端面の凹部の長さより大とすることで、係合が外れることなく円滑に係合できる。
第2押圧本体部332は、接続部31の前端に位置し、後方に僅かに傾斜する第1押圧本体部22の高さより小の高さの板状体である。これにより、第2押圧本体部332は、商品を仕切る機能を有する。また、顧客側からも、第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間に位置する商品をよく認識できる。また、第2押圧本体部332は、薄板状で且つ鉛直起立に近い起立状態とすることで、最終段階における前出し操作の際、可能な限り、商品を前方へ押し出すことを可能にしている。また、第2押圧本体部332は、接続部31上に複数個の設置としてもよい。この場合、前端の第2押圧本体部332あるいは前方の第2押圧本体部332から所定距離、離間した接続部31上に設置すればよい。これにより、商品前出し装置10の全長を長いものにした場合、第2押圧本体部332の仕切り効果が特に顕著に表れる。
商品前出し装置10は、水平基板4の一方の側端から起立する側板5を有する。側板5は商品の一方を区画する機能と、引出し用操作部52を付設する機能を有する。側板5には、第1押圧体2を後方から前方へ押し出す後方押圧体51を後方端で接続する引出し用操作部52が付設されている。これにより、引出し用操作部52を前方に引き出す操作のみで前出しができる。
後方押圧体51は、第1押圧体2を後方から前方へ押し出すものであれば特に制限されないが、本例では引出し用操作部52の後方端から横方向に延びる厚みのある板状体である。板状体の裏側は強度を保持しつつ軽量化を図るため、リブ構造となっている。また、後方押圧体51の上下方向における位置は、第1押圧体2の高さ方向の中央部から下方部の範囲とすることが、第1押圧体2を安定して前出しできる点で好ましい。また、後方押圧体51の下方であって、レール部1に対応する箇所には、第2押圧体3の係止部32との衝突を避ける切り欠き52が形成されている。これにより、第1押圧体2を第2押圧体3と近接する位置まで前出しすることができる。
商品前出し装置10において、側板5には商品の押し出し方向に沿って形成される側板レール部53が形成され、引出し用操作部52は、側板レール部53に摺動自在に係合している。これにより、引出し用操作部52を使用しない場合、側板5の一部を構成するよう収容できるため、商品を取り出す際の障害とならず、また、引出し用操作部52の引き出し操作が安定する。
側板レール部53は、側板5の高さ方向の中央に、商品の押し出し方向に沿って形成されたものである。すなわち、側板レール部3は、レール部1と同様に、幅方向の中央でくり抜かれた側板5の対峙する一対の内側端面に係合溝が形成されたものであり、本例では、内側端面を凹凸の繰り返し形状として、凸部に係合溝を形成したものである。
次に、商品前出し装置10の使用方法について図14及び図15を参照して説明する。商品前出し装置10は、フック状の係止片42を既存の固定棚の前方係止部(不図示)に係止してセットする。そして、第1押圧体2を限界の後方位置(最後尾位置)とする。この際、係止部32は第1押圧体2の背面に当接しており、第2押圧本体部332は、第1押圧本体部22と前方板41の概ね中央に位置している。そして、第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間の水平基板1上及び第2押圧本体部332と前方板41間の水平基板1上に袋状商品Aを載せていく。これにより商品補充作業は終了する(図14(A))。この場合、第1押圧本体部22は商品Aの背もたれとなり、第2押圧本体部332は商品仕切り機能を発現する。また、第1押圧本体部22及び第2押圧本体部332は、共にバネ付勢による押圧はないため、袋状商品が変形することはない。
顧客は商品Aを前方より抜き取っていく。このため、商品Aが最初に無くなるのは、第2押圧本体部332と前方板41間の水平基板1上に載置した商品である(図14(B))。従来の商品前出し装置では、第2押圧本体部332が存在しなかったため、この時点で最前の商品A1が滑って倒れることがあった。しかし、本発明に係る商品前出し装置10の第2押圧本体部332は、背が低くとも、商品転倒防止の機能を発揮する。
図14(B)の状態において、顧客は商品前出し装置10の奥の方にある商品を見逃したり、何となく取り辛かったりして、購買意欲が急速に低下し商品の売れ行きに悪い影響を及ぼすことが多い。このため、作業者は引出し用操作部52を手前に引き出す操作を行う。これにより、引出し用操作部52の後方に固定された後方押圧体51は、第1押圧本体部22を前方へ押し出すことになる。第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間の商品は第1押圧本体部22と第2押圧本体部332で挟み込まれるようにセットされているため、第1押圧本体部22、第2押圧本体部332及び第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間の商品Aは一体となって前方へ前出しされる(図14(C))。その後、引出し用操作部52を後方に戻す操作を行う。この際、係止部32は、後方押圧体51の後退の際、障害とはならず、第2押圧本体部332及び第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間の商品Aはその前方位置を保持したままで引出し用操作部52が元の位置に収められる(図14(D))。
図14(D)の商品前出し装置10において、顧客は商品Aを前方より抜き取っていく(図15(A))。この場合、前方部分が空くと共に、陳列商品Aは少なくなるため、最後の前出し作業を行う。作業者は引出し用操作部52を手前に引き出す第2回目の操作を行う。これにより、引出し用操作部52の後方に固定された後方押圧体51は、第1押圧本体部22を前方へ押し出すことになる(図15(B))。第1押圧本体部22と第2押圧本体部332間の商品は少なくなっていること、第1押圧体2はこれ以上前進できない位置にあること、係止部32は後方押圧体51の前進に影響しないこと等から、第1押圧本体部22のみが前出しされ、第1押圧本体部22の前方に載置される商品が前出しされる(図15(C))。すなわち、係止部32は、初期の前出しにおいては、第1押圧本体部22と連動して、一定の距離を保持しつつ移動し、仕切り機能を維持すると共に、最後の前出しにおいては、第1押圧本体部22の前方移動を妨げることがない。その後、引出し用操作部52を後方に戻す操作を行う。この際、係止部32は後方押圧体51の後退の際、障害とはならず、引出し用操作部52が元の位置に収められる(図15(D))。
商品前出し装置10によれば、袋状商品Aが前方から抜き取られても、陳列商品群の中間位置に第2押圧本体部332が存在するため、第2押圧本体部332の後方の袋状商品が転倒するという問題を回避できる。また、陳列された袋状物商品を2ステップの前出し操作により、確実に前出しができる。また、新たな商品の補充は、商品を押圧する部材が存在しないため、商品を変形させることがない。
次に、商品前出し装置10の変形例を図16及び図17を参照して説明する。図16及び図17の商品前出し装置10aにおいて、図1〜図15の商品前出し装置10と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図16及び図17において、図1〜図15と異なる点は、第1押圧体2及び第2押圧体3が摺動するレール部を側板に形成した点である。これにより、水平基板4aはレール部が存在しない平板とした点である。なお、商品前出し装置10aの側板5aには、下方から上方に向けて、第1押圧体2及び第2押圧体3が摺動するレール部1a、引出し用操作部52が摺動するレール部53aが形成されている。なお、商品前出し装置10aでは、第1押圧体2の凹状の傾斜部が省略されている。また、第1レール摺動部21aは、第1押圧本体部22aの後方へ延びている。これにより、係止部は、第1レール摺動部21aの背面を当接することになる。商品前出し装置10aは、商品前出し装置10に比べ、商品前出しが円滑さという点でやや劣るものの、同様の作用効果を奏する。
本発明の商品前出し装置は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形例を採ることができる。商品前出し装置10において、水平基板4上のレール部1及び側板5のレール部53のレール構造、第1レール摺動部21、第2レール摺動部331及び引出し用操作部52の摺動部は、上記形態に限定されず、例えば、レール部側を突起とし、摺動部側を溝としてもよく、また、一方を凸の段差、他方を凹の段差としてもよい。また、商品前出し装置10において、第2レール摺動部331の商品の押出し方向における長さは、上記図面に示された長さより更に短くてもよい。
商品前出し装置10aにおいて、第1押圧体2の凹状の傾斜部は形成されていてもよく、第1レール摺動部21は、第1押圧本体部22の下端であってもよく、商品の押出し方向における前方側であってもよい。
本発明によれば、袋状商品が前方から抜き取られても、後ろにある袋状商品は転倒しないため、商品の陳列姿勢を整える作業が減る。また、袋状商品の前出し操作は、途中前出しと最終前出しの2ステップで行なえば、袋状商品の前出しが確実に行え前出し作業がし易い。また、新たな商品の補充は、押圧体のバネ付勢などがなく、商品を変形させることがない。
1 レール部
2、2a 第1押圧体
3、3a 第2押圧体
4、4a 水平基板
5、5a 側板
10 商品前出し装置
11 係合溝
21 第1摺動部
22 第1押圧本体部
31 連結部
32 係止部
331 第2レール摺動部
332 第2押圧本体部

Claims (6)

  1. 商品を載置する水平基板と、
    該水平基板の一方の側端から起立する側板と、
    商品の押し出し方向に沿って形成されるレール部と、
    該レール部に摺動自在に係合する第1レール摺動部を有し、商品の背もたれ又は前出しをする第1押圧本体部を有する第1押圧体と、
    商品の押し出し方向に沿って形成され該第1押圧体を通り抜けて延びる連結部と、
    該連結部の後方端に起立状に形成され該第1押圧本体部の背面に当接する係止部と、
    該第1押圧体の前方側に位置し該連結部の前端と接続する該レール部に摺動自在に係合する第2レール摺動部を有し、商品の仕切り又は商品の前出しをする第2押圧本体部を有する第2押圧体と、
    該第1押圧体を後方から前方へ押し出す後方押圧体とを備え
    該側板には、該後方押圧体を後方端で接続する引出し用操作部が付設されており、
    該後方押圧体の下方における該レール部に対応する箇所には、該係止部との衝突を避ける切り欠きが形成されていることを特徴とする商品前出し装置。
  2. レール部は、該水平基板の幅方向の中央に形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の商品前出し装置。
  3. 該側板には商品の押し出し方向に沿って形成される側板レール部が形成され、該引出し用操作部は、該レール部に摺動自在に係合していることを特徴とする請求項1又は2記載の商品前出し装置。
  4. 該第2押圧本体部の高さは、該第1押圧本体部の高さより小であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の商品前出し装置。
  5. 該第1レール摺動部は、両外側の横方向に突出する左右一対の鍔状部であり、該連結部は該左右一対の鍔状部間の隙間を通ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品前出し装置。
  6. 該第1押圧本体部は、商品陳列側が後方に僅かに倒れる傾斜面であり、下方側で且つ左右方向の中央には、凹状の傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の商品前出し装置。
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