JP6171914B2 - ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6171914B2
JP6171914B2 JP2013258852A JP2013258852A JP6171914B2 JP 6171914 B2 JP6171914 B2 JP 6171914B2 JP 2013258852 A JP2013258852 A JP 2013258852A JP 2013258852 A JP2013258852 A JP 2013258852A JP 6171914 B2 JP6171914 B2 JP 6171914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
temporary
main body
protector
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013258852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015116109A (ja
Inventor
重人 加藤
重人 加藤
平井 宏樹
宏樹 平井
敦 村田
敦 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2013258852A priority Critical patent/JP6171914B2/ja
Publication of JP2015116109A publication Critical patent/JP2015116109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171914B2 publication Critical patent/JP6171914B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、車両等において配線材として用いられるワイヤーハーネスに保護部材を取付けるための技術に関する。
車両等に用いられるワイヤーハーネスには、電線の経路を規制しつつ保護するための保護部材が取付けられることがある。
特許文献1は、上記のような保護部材として、樋状のプロテクタ本体と、蓋体とを備えるプロテクタを開示している。このプロテクタは、合成樹脂等によって形成されている。
また、特許文献2は、ワイヤーハーネス本体部の周囲を不織材料で覆い、この不織材料を金型内に配設した状態でホットプレスして、保護部材を形成する技術を開示している。
特開2004−319141号公報 特開2013−73896号公報
ところで、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制することが必要となる場合がある。しかしながら、通常、ワイヤーハーネスは、平面的に広がる作業板上において組立てられる。このため、作業板において、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制する構成を組込むことは難しい。
例えば、特許文献1に開示の技術によって、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制しようとすると、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制する形状を有するプロテクタを、ワイヤーハーネスに装着する必要がある。しかしながら、作業板上において平面的に配設されるワイヤーハーネスに対して、立体的形状に経路規制する形状を有するプロテクタを取付けることは困難である。
この場合、ワイヤーハーネスを平面的に組立てるための作業板とは別の作業台上にプロテクタ装着用の治具を準備し、当該治具上で、プロテクタをワイヤーハーネスに装着することが考えられる。その場合、ワイヤーハーネスの移し替え作業等が必要となり、ワイヤーハーネスの組立作業が繁雑となる。
また、例えば、特許文献2に開示の技術によると、ワイヤーハーネスの製造現場に、不織材料を、ワイヤーハーネスを収容可能となる形状に形作るためのホットプレス機を導入する必要があり、作業スペースや作業負担が増大するといった問題がある。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制可能なプロテクタを、電線に対して容易に装着できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、(a)第1底部の両側の一対の第1側壁部を同じ側に折曲げて樋状の第1仮収容部を形成すると共に第2底部の両側の一対の第2側壁部を同じ側に折曲げて樋状の第2仮収容部を形成するようにシート材を曲げて、電線群の少なくとも一部を収容可能な仮プロテクタに加工し、前記仮プロテクタを平面に沿って配設する工程と、(b)前記工程(a)の後に、前記仮プロテクタを、前記電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように前記電線群に取付ける工程と、(c)前記工程(b)の後に、前記第1仮収容部と前記第2仮収容部との間を曲げて、前記一対の第1側壁部と前記一対の第2側壁部との重ね合せ部分を所定の重ね合せ状態に維持することで、前記第1仮収容部と前記第2仮収容部との曲げ角度を一定に維持して、前記仮プロテクタの少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、前記仮プロテクタを曲げた状態に維持する工程と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(a)は、前記シート材を曲げて前記第1仮収容部と前記第2仮収容部とが長尺状に延在する長尺本体部に加工する工程を含み、前記工程(b)は、前記長尺本体部を、前記電線群に取付ける工程を含み、前記工程(c)は、前記長尺本体部の少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、前記長尺本体部を曲げた状態に維持する工程を含む。
第3の態様は、第2の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記長尺本体部に対して、その延在方向に沿って離れた複数箇所に前記電線群に取付けられる取付部が設けられると共に、前記複数の取付部の間に前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能な長さ調整部が設けられており、前記工程(c)において、前記長さ調整部を伸しつつ又は縮めつつ、前記長尺本体部を曲げるものである。
第4の態様は、第3の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記複数の取付部は、前記長尺本体部の両端部に設けられているものである。
第5の態様は、第4の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(b)において、前記電線群は、前記長尺本体部に収容される幹線部分と、前記長尺本体部の延在方向中間部において前記幹線部分から分岐する分岐部分とを含む形態に配設されると共に、前記長尺本体部に前記分岐部分を前記幹線部分から分岐させるように導く分岐案内部が形成され、前記工程(c)において、前記長尺本体部のうち前記分岐案内部と少なくとも一端側の端部との間に曲げ部が形成され、前記長尺本体部のうち前記分岐案内部に対して前記曲げ部が形成される側の部分に、前記長さ調整部が設けられているものである。
第6の態様は、第2〜第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記長さ調整部は、前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に折られた蛇腹状部分を含むものである。
第7の態様は、第2〜第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記長さ調整部は、2つの部材がスライドしつつ前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に連結される構成部分を含むものである。
第8の態様に係るワイヤーハーネスは、保護対象部分を含む電線群と、前記保護対象部分を覆うように、前記電線群に取付けられたプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、シート材を曲げることによって形成され、第1底部の両側の一対の第1側壁部が同じ側に折曲げられて形成された樋状の第1収容部と第2底部の両側の一対の第2側壁部が同じ側に折曲げられて形成された樋状の第2収容部とが長尺状に延在する長尺本体部を含み、前記長尺本体部に対して、その延在方向に沿って離れた複数箇所に前記電線群に取付けられた取付部が設けられると共に、前記複数の取付部の間に前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能な長さ調整部が設けられ、前記第1収容部と前記第2収容部との間を曲げて、前記一対の第1側壁部と前記一対の第2側壁部との重ね合せ部分を所定の重ね合せ状態に維持することで、前記第1収容部と前記第2収容部との曲げ角度が一定に維持されているものである。
第9の態様は、第8の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記長さ調整部は、前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に折られた蛇腹状部分を含むものである。
第10の態様は、第8の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記長さ調整部は、2つの部材がスライドしつつ伸縮可能に連結される構成部分を含むものである。
第1の態様によると、仮プロテクタを、電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように当該電線群に取付けるため、当該仮プロテクタを電線群に対して容易に装着できる。また、仮プロテクタの少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、仮プロテクタを曲げた状態に維持するため、当該シート材から仮プロテクタ形態を経て形成されるプロテクタによってワイヤーハーネスを立体的に経路規制することができる。
第2の態様によると、少なくとも1枚のシート材を曲げて前記平面に沿って長尺状に延在する長尺本体部に加工し、これを電線群に取付け、この後、長尺本体部を曲げるため、仮プロテクタを電線群に対して容易に装着できる。
第3の態様によると、長尺本体部を、前記電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように前記電線群に取付け、この後、長尺本体部を曲げると、取付部間で、電線群の寸法余り又は寸法足らずが発生する可能性がある。そこで、前記長尺本体部のうち複数の取付部の間に、伸縮可能な長さ調整部を設け、前記工程(c)において、前記長さ調整部を伸しつつ又は縮めつつ、前記長尺本体部を曲げることで、電線群の寸法余り又は寸法足らずを解消することができる。また、これにより、平面上で、シート材に対する電線群の固定箇所を設計することができるため、ワイヤーハーネスの設計が容易となる。
第4の態様によると、長尺本体部の両端部の取付部を電線群に対して容易かつしっかり取付けることができる。
第5の態様によると、長尺本体部の途中から分岐部分が分岐している場合、当該分岐部分が分岐する部分は、長尺本体部の延在方向に対して動き難い。そこで、前記長尺本体部のうち前記分岐案内部に対して前記曲げ部が形成される側の部分に、前記長さ調整部が設けられる構成とすることで、電線群の寸法余り又は寸法足らずを解消することができる。
第6の態様によると、簡易な構成によって長さ調整を行うことができる。
第7の態様によると、プロテクタの外観形状においてなるべく凹凸を少なくできる。
第8の態様によると、長尺本体部を、前記電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように前記電線群に取付け、この後、長尺本体部を曲げた場合において、前記長さ調整部を伸しつつ又は縮めつつ、前記長尺本体部を曲げることができる。これにより、取付部間で電線群の寸法余り又は寸法足らずを解消することができる。
第9の態様によると、簡易な構成によって長さ調整を行うことができる。
第10の態様によると、プロテクタの外観形状においてなるべく凹凸を少なくできる。
ワイヤーハーネスと組立図板との関係を示す説明図である。 ワイヤーハーネスと組立図板との関係を示す説明図である。 不織部材からシート材を形成する工程例を示す説明図である。 シート材として用いられる中空シート材の例を示す一部切り欠き斜視図である。 シート材として用いられる中空シート材の他の例を示す一部切り欠き斜視図である。 シート材として用いられる中空シート材のさらに他の例を示す一部切り欠き斜視図である。 工程(a)においてシート材を曲げる作業を示す説明図である。 工程(a)によって加工された仮プロテクタ内に電線群を収容した状態を示す説明図である。 工程(b)において仮プロテクタを電線群に取付けた状態を示す説明図である。 工程(c)において仮プロテクタを曲げた状態を示す説明図である。 蛇腹部を設けなかった場合に電線群の寸法余りが生じることを説明するための図である。 蛇腹部を設けなかった場合に電線群の寸法余りが生じることを説明するための図である。 蛇腹部を設けることによって電線群の寸法余りが抑制されることを説明するための図である。 蛇腹部を設けることによって電線群の寸法余りが抑制されることを説明するための図である。 変形例に係る長さ調整部を示す説明図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネスについて説明する。
<ワイヤーハーネスの設計経路と組立図板との関係について>
本実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネスについて説明するにあたって、ワイヤーハーネスの設計経路と組立図板との関係等について説明しておく。
図1及び図2はワイヤーハーネス10とその組立図板50との関係を示す説明図である。図1及び図2において、説明の便宜のため、XYZ直交座標軸を図示した。
ワイヤーハーネス10は、複数の電線群12を含む配線材である。より具体的には、ワイヤーハーネス10は、車両等において各種電気機器同士を電気的に接続する配線材であり、複数の電線が車両等における配線経路に沿って適宜分岐しつつ結束されている。ワイヤーハーネス10の端部には、コネクタ等が接続されており、ワイヤーハーネス10が車両に組込まれた状態で、端部のコネクタが車両等に搭載された各種電気機器に接続されることで、当該各種電気機器同士がワイヤーハーネス10を介して電気的に接続される。なお、ワイヤーハーネス10には、光ファイバーコード等が含まれていてもよい。
ワイヤーハーネス10は、車両において3次元的な配線経路に沿って配設される。もっとも、ワイヤーハーネス10を組立てる際には、当該ワイヤーハーネス10の設計、製造作業を容易にするため、3次元的な配線経路を2次元に展開した経路設計を行う。そして、電線群12を、組立図板50上で、当該組立図板50に平行な仮想作業平面(図1及び図2ではXY平面)において所定の2次元的な経路に沿って配設し、この状態で、前記電線群12の結束作業、プロテクタ、車両固定具等の外装部品の装着作業を実施する。なお、組立図板50上における電線群12の支持は、U字状の治具52等によってなされる。
上記ワイヤーハーネス10に対しては、その保護及び経路規制を行うため、当該ワイヤーハーネス10の少なくとも一部を覆うプロテクタ20が取付けられることがある。また、そのワイヤーハーネス10の車両における配線経路によっては、図1に示すように、プロテクタ20の一部が作業平面に対して斜行するように(図1ではZ軸方向に傾くように)、前記プロテクタ20が曲げられた形状を呈する場合があり得る。
かかるプロテクタ20を、組立図板50上で電線群12に装着するためには、電線群12をZ軸方向側に傾けるように配設して、当該電線群12をプロテクタ20に取付ける必要がある。そのためには、ワイヤーハーネス10の組立時の経路を、3次元的に考慮して設計し、またその組立作業を行う必要があり、その設計及び製造作業が困難となる。
また、上記のようなプロテクタ20の取付作業を除いて電線群12の結束作業等を行った後、プロテクタ20を取付ける前のワイヤーハーネス10を、別のプロテクタ取付用の作業図板に移し替え、当該プロテクタ取付用の作業図板上でプロテクタ20をワイヤーハーネス10に取付けることとすれば、組立図板50における作業に関しては、2次元的な組立経路設計に基づく組立作業が可能となる。しかしながら、この場合、ワイヤーハーネス10の移し替え作業が必要となってしまう。
そこで、図2に示すように、電線群12を、組立図板50に平行な仮想作業平面(図2ではXY平面)において所定の2次元的な経路に沿って配設し、この状態で、電線群12に仮プロテクタ30を取付ける。また、同状態で、電線群12の他の箇所の結束作業、外装部品等の固定作業を実施する。
この後、仮プロテクタ30の一部が仮想作業平面に対して斜行するように(図2ではZ軸方向に傾くように)、仮プロテクタ30を曲げた状態に維持すれば(図2の矢符A参照)、組立図板50に上における結束作業、外装部品の取付作業自体に関しては、2次元的な組立経路設計に基づく作業が可能となり、ワイヤーハーネス10の組立作業が容易となる。
<プロテクタを形成するためのシート材の構造について>
上記プロテクタ20を形成するためのシート材の構造について説明しておく。本実施形態においては、プロテクタ20は、シート材40を曲げ加工すること、特に、折曲げ加工することによって形成される。
シート材40によって形成されたプロテクタ20は、シート材40の曲げ方、折曲げ方を適宜変更することで、種々形状に加工することが可能となる。このため、シート材40によって形成されたプロテクタ20を用いることで、電線群12を多様な経路で規制することを、比較的安価に実現することが可能となる。
かかるプロテクタ20を形成するためのシート材40としては、電線群12を覆った状態で当該電線群12の経路規制及び保護を行うことが可能な程度の剛性を有し、かつ、曲げ可能な性質(好ましくは折曲げ可能な性質)を有するものを用いるとよい。
かかるシート材40としては、不織部材をホットプレスして固めた不織シート、樹脂製のシート、紙シート等を用いることができる。
図3は、不織部材78をホットプレスして固めることによってシート材40を形成する工程例を示す説明図である。
不織部材78は、複数の繊維が織られずに絡み合った繊維材料であって、柔軟性を有している。当該不織部材78は、加熱によって少なくとも一部が溶融し、その後硬化することにより、高剛性となる。また、不織部材78の溶融部分が硬化する際に、加圧することによって、所定形状、例えば、薄手のシート形状を呈するように加工することができる。
具体的は、不織部材78としては、絡み合う基本繊維と、接着樹脂(「バインダ」とも呼ばれる)とを含む柔軟性を有するものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点を有する樹脂である。そして、この不織部材78を、基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱することで、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染みこむ。この後、不織部材78が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織部材が硬化して、加熱前の状態よりも硬くなる。また、接着樹脂が溶融している状態で、不織部材78を圧縮すると、当該不織部材78は、その圧縮時における所定の成形形状に維持される。
接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。
このように、不織部材78として、基本繊維と接着樹脂とを含むものを用いれば、上記ホットプレス後においても、基本繊維は繊維状態のまま残存することができる。このため、上記不織部材78をホットプレスすることによって形成されたシート材40は、ある程度の柔軟性を有する。このため、当該シート材40を形成したプロテクタ20が周囲の部材に当たったとしても接触音等を発生させ難いという利点がある。
上記不織部材78は、長尺帯状に形成されており、巻回体70として巻取られている。上記不織部材78は、巻回体70から引出され、予備加熱装置72を経て、一対の加熱加圧ローラ74間に導かれる。一対の加熱加圧ローラ74は、ヒータ等によって加熱されると共に、図示省略のモータ等によって、不織部材78を引出す方向に回転駆動されている。そして、不織部材78は、予備加熱装置72によって、接着樹脂が溶融する温度未満に予備加熱された後、一対の加熱加圧ローラ74間に至る。一対の加熱加圧ローラ74では、不織部材78は、接着樹脂が溶融する温度以上に加熱されつつ加圧される。これにより、不織部材78は、ある程度の剛性を持つシート形状をなすシート材40に加工される。
なお、一対の加熱加圧ローラ74の下流側には、不織部材78の引出方向上流側に向けて徐々に薄手となるスクレーパー75が配設されている。一対のスクレーパー75の先端部は、一対の加熱加圧ローラ74と当該一対の加熱加圧ローラ74から導出されるシート材40との間に配設されており、加熱加圧ローラ74の表面からシート材40を剥がす役割を有している。
なお、上記一対の加熱加圧ローラ74の表面に溝形状、或は、突起形状を付しておくことにより、シート材40に凹凸形状を形成することができる。特に、一対の加熱加圧ローラ74の表面に、溝形状を形成しておけば、シート材40を接着樹脂の融点以上に加熱しない部分を設けることができ、この部分を、シート材40の折目として形成することができる。
また、上記シート材40としては、複数の板状部分の間に中空構造が形成された中空シート材を用いることも好ましい。かかる中空シート材であれば、軽量かつ強度的にも優れたプロテクタ20を得ることができるからである。
図4〜図6は、それぞれ中空シート材40A、40B、40Cの例を示す一部切り欠き斜視図である。
図4に示す中空シート材40Aは、複数(ここでは2つ)の板状部材42Aと、複数の板状部材42Aに挟込まれた介在部材46Aとを備える。
複数の板状部材42A及び介在部材46Aを形成する材質は特に限定されない。複数の板状部材42A及び介在部材46Aは、紙によって形成されていてもよいし、樹脂によって形成されていてもよいし、また、これらの組合わせによって構成されていてもよい。複数の板状部材42A及び介在部材46Aの少なくとも1つを紙によって形成する場合には、その表面に撥水処理等を施すことが好ましい。
板状部材42Aは、平板状に形成されている。複数の板状部材42Aが介在部材46Aを介して間隔をあけた状態で連結されている。
介在部材46Aは、凹凸形状を呈する板状に形成された部材である。かかる介在部材46Aが、複数の板状部材42Aの間に挟み込まれた状態で、当該板状部材42Aの内向き面に接合される。板状部材42Aと介在部材46Aとの接合は、例えば、接着剤、粘着剤等により行われる。これにより、介在部材46Aが呈する凹凸形状に応じた中空構造が、複数の板状部材42Aの間に形成される。
ここでは、介在部材46Aは、山部46Aaと谷部46Abとが波状に連続する形状に形成されている。山部46Aaの延在方向と谷部46Abの延在方向とは、平行な位置関係にあり、従って、介在部材46Aを平面視すると、複数の山部46Aaと複数の谷部46Abとが交互に並列状に形成された構成とされている。
そして、介在部材46Aが複数の板状部材42Aの間に挟み込まれ、谷部46Abの底部の下面と下側の板状部材42Aとが接合されると共に、山部46Aaの頂部の上面と上側の板状部材42Aとが接合されている。
このような中空シート材40Aによると、複数の板状部材42Aが間隔をあけて、介在部材46Aによって連結されているため、曲り難い。また、板状部材42A間に介在部材46Aが介在しているため、当該介在部材46Aによっても中空シート材40Aが曲り難くかつ凹み難いように補強される。
また、中空シート材40Aの複数の板状部材42Aの間には中空構造が形成されているため、その分、軽量化及び材料費の低減を図ることもできる。
なお、中空シート材40Aの所定形状への切断又は所定形状の折線L(後述する)の形成は、一対のローラの表面に切断刃及び折線L形成用の突起又は刃を設け、当該一対のローラによって中空シート材40Aを挟むことによって連続的に容易に行うことができる。
上記中空シート材40Aの一製造例について説明しておく。
介在部材46Aは、例えば、平板状の部材を、凹凸面を有するプレス型の間に挟み込むことで形成することができる。例えば、帯状をなす平板状の部材を所定の搬送路に沿って連続的に供給すると共に、当該搬送路に沿って一対のローラを配設する。この一対のローラの表面には、凹凸形状を形成しておく。そして、帯状をなす平板状の部材を所定の搬送路に沿って搬送しつつ、当該平板状の部材を一対のローラで連続的に挟込んでいくことで、介在部材46Aを連続的に形成することができる。
また、上記所定の搬送路に沿って、一対のローラの下流側に、一対の帯状の板状部材42Aを連続的に供給して、当該一対の帯状の板状部材42Aの間に介在部材46Aを順次挟込んで接着剤等で接合していく。これにより、中空シート材40Aを連続的に製造することができる。
図5に示す中空シート材40Bが、中空シート材40Aと異なるのは、介在部材46Aに代えて介在部材46Bが用いられている点である。
すなわち、介在部材46Bは、凹凸形状を呈する板状に形成された部材であり、より具体的には、介在部材46Bの平面視において点在するように複数の突部47Bが形成された構成とされている。ここでは、介在部材46Bを平面視した状態において、複数の突部47Bが縦横に一定間隔で並ぶように形成されている。突部47Bは、介在部材46Bのうち平板状に延在する基板部48Bより一方主面側に突出するように形成されており、筒の上端部が閉じられた形状を呈している。ここでは、突部47Bは、上方に向けて徐々に狭まる形状、即ち、錐台形状に形成されている。突部47Bは、円錐台形状に形成されていてもよいし、角錐台形状に形成されていてもよいし、角錐台の角を丸めた形状に形成されていてもよい。
そして、介在部材46Bが複数の板状部材42Bの間に挟み込まれ、基板部48Bの下面が下側の板状部材42Bに接合され、突部47Bの頂部が上側の板状部材42Bに接合されている。
このような中空シート材40Bによると、上記中空シート材40Aと同様に、強度的に優れ、かつ、軽量化を図ることができる。
なお、2つの板状部材42B間に、上記介在部材46Bが2つ突合わせた状態で介在していてもよい。
図6に示す中空シート材40Cは、樹脂材料によって形成された部材であり、複数(ここでは2つ)の板状部42Cと、板状部42Cの間に介在する介在部46Cとを備え、はしご状断面を有する形状に形成されている。
より具体的には、板状部42Cは、平板状に形成されている。複数の板状部42Cが介在部46Cを介して間隔をあけた状態で連結されている。
複数の板状部42Cの間に、複数の介在部46Cが相互間に間隔をあけた並列状態で設けられている。
各介在部46Cは、細長い板状に形成されており、両側の板状部42Cに対して直交する姿勢で、当該板状部42Cに対して一体成型されている。
このため、中空シート材40Cを、介在部46Cの延在方向に対して直交する面で切断すると、一対の板状部42Cの間に複数の介在部46Cが延在するはしご状断面を示す。
このような中空シート材40Cは、例えば、前記はしご状断面に応じた押出孔から樹脂を押出す押出成型装置によって、連続的に製造することができ、これにより、中空シート材40Cを容易に低コストで製造することができる。
このような中空シート材40Cによっても、上記中空シート材40Aと同様に、強度的に優れたものとすることができ、かつ、軽量化を図ることができる。また、このような中空シート材40Cは、樹脂材料の押出成型によって効率よく製造できるというメリットもある。
なお、複数の板状部分間に介在して中空構造を形成する介在部分は、他の中空形状を形成するものであってもよい。例えば、複数の板状部分間において、それらの間の介在部分は、三角柱等の多角柱状の中空形状を形成するものであってもよく、特に、ハニカム構造を形成するものであってもよい。
なお、中空シート材40A、40B、40Cの厚み寸法は、1.5mm〜15.0mm程度であることが好ましい。
なお、以下の説明では、不織部材78によって形成されたもの、中空シート材40A、40B、40Cであるかに拘らず、シート材40と表記する。
<ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネスについて>
ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネスについてより詳細に説明する。このワイヤーハーネスの製造方法は、(a)シート材を曲げて、電線群の少なくとも一部を収容可能な仮プロテクタに加工し、前記仮プロテクタを平面に沿って配設する工程と、(b)前記仮プロテクタを、前記電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように前記電線群に取付ける工程と、(c)前記工程(b)の後に、前記仮プロテクタの少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、前記仮プロテクタを曲げた状態に維持する工程と、を備える。
図7は上記工程(a)においてシート材40を曲げる作業を示す説明図であり、図8は上記工程(a)によって加工された仮プロテクタ30内に電線群12を収容した状態を示す説明図であり、図9は上記工程(b)において仮プロテクタ30を電線群12に取付けた状態を示す説明図であり、図10は上記工程(c)において仮プロテクタ30を曲げた状態を示す説明図である。
<シート材40の形状について>
ここで、加工に供されるシート材40について説明しておく。
ここでは、1枚のシート材40から仮プロテクタ30が加工される。シート材40は、第1シート部42と、第2シート部44とが、長さ調整部としての蛇腹部46を介して連結された構成とされている(図7参照)。
第1シート部42は、長尺板状の第1底部42aと、当該第1底部42aの両側部に設けられた一対の第1側壁部42bと、一対の第1側壁部42bのそれぞれの外方部分に設けられた一対の第1蓋部42cとを備えており、これらの各境界には、折容易な折線Lが形成されている。なお、ここでは、第1側壁部42bは、その外向き端部に向けて徐々に細くなる帯形状に形成されている。
第1底部42aのうち第2シート部44の反対側の端部には、第1側壁部42bよりも外側方に延出する取付部42apが延設されている。
また、一対の第1側壁部42bのうち第2シート部44側の端縁部は、外方に向けて当該第2シート部44側に傾斜するように延在する部分を有している。
また、一方側の第1側壁部42bの延在方向中間部には、分岐案内部42dが形成されている。ここでは、分岐案内部42dは、第1側壁部42bの延在方向中間部を、第1底部42a側の部分を除いて方形状に切断し、方形状の開口42dhを形成すると共に当該開口42dhのうち第1底部42a側の部分から外方に延在可能な分岐固定部42bpを形成することによって形成されている。
そして、電線群12のうち幹線部分12aから分岐する分岐部分12bが前記開口42dhを通って外方に導かれると共に、前記分岐固定部42bpに取付けられることで、当該分岐部分12bが幹線部分12aから分岐するように導かれる(図8〜図10参照)。
第1底部42aに対して一対の第1側壁部42bを同じ側に折曲げることで、第1底部42aに対して反対側で開口する樋状の第1仮収容部32が形成される。最終形態では、一対の第1蓋部42cが前記開口を閉塞するように折曲げて重ね合わされ、当該重ね合わせ状態で固定されることで、第1収容部22が形成される。第1収容部22は、電線群12の一部の周囲四方を覆って保護した状態で、当該電線群12の一部を一定の経路(ここでは直線経路)に沿った状態に維持する。
なお、ここでは、一対の第1蓋部42cが設けられているが、1つの蓋部によって開口を閉じるようにしてもよい。また、蓋部があることは必須ではない。さらに、本第1収容部22は、作業平面内において曲がるように形成されていてもよい。
また、第2シート部44は、方形板状の第2底部44aと、第2底部44aの両側部に設けられた一対の第2側壁部44bと、一対の第2側壁部44bのそれぞれの外方部分に設けられた第2蓋部44cとを備えており、これらの各境界には、折容易な折線Lが形成されている。
第2底部44a及び一方の第2側壁部44bのうち第2シート部44の反対側の端部には、その周囲よりも外方に延出する取付部44apが延設されている。
また、一対の第2側壁部44bのうち第2シート部44側の端縁部は、当該第1シート部42側に延出しており、その端縁部は、外側方に向けて当該第2シート部44から遠ざかる側に傾斜するように延在するように形成されている。
第2底部44aに対して一対の第2側壁部44bを同じ側に折曲げることで、第2底部44aに対して反対側で開口する樋状の第2仮収容部34が形成される。最終形態では、一対の第2蓋部44cが前記開口を閉塞するように折曲げて重ね合わされ、当該重ね合わせ状態で固定されることで、第2収容部24が形成される。第2収容部24は、電線群12の他の一部の周囲四方を覆って保護した状態で、当該電線群12の他の一部を一定の経路(ここでは直線経路)に沿った状態に維持する。
ここでは、一対の第2蓋部44cが設けられているが、1つの蓋部によって開口を閉じるようにしてもよい。また、蓋部があることは必須ではない。さらに、本第2収容部24は、作業平面内において曲がるように形成されていてもよい。
蛇腹部46は、第1仮収容部32と第2仮収容部34とを結ぶ方向に沿って伸縮可能に折られた構成とされている。ここでは、蛇腹部46は、複数(ここでは2つ)の板状部46pを含む。板状部46pは、第1底部42a及び第2底部44aと同幅に形成されている。各板状部46pは、第1底部42a、第2底部44aに対してそれらの内面側から見て山折となるように折られ、板状部46pの間は、その内面側から見て谷折となるように折られる(図8参照)。従って、蛇腹部46は、第1底部42aと第2底部44aとの間において、外向きにV字状に突出するように折られている。この蛇腹部46は、各折部分の折角度を調整することで、第1底部42aと第2底部44aとを結ぶ方向において伸縮可能とされる。蛇腹部46は、より多数回に折られた構成であってもよい。
上記第1シート部42を折曲げて第1仮収容部32に形成し、第2シート部44を折曲げて第2仮収容部34に形成することで、シート材40が仮プロテクタ30に加工される。この状態では、仮プロテクタ30は、第1仮収容部32と第2仮収容部34とが蛇腹部46を介して長尺状に延在する長尺本体部31を含む(図8参照)。
この長尺本体部31を観察すると、その延在方向に沿って離れた複数箇所に、電線群12に取付可能な取付部42ap、取付部44apが設けられている。ここでは、長尺本体部31の両端部に、取付部42ap、取付部44apが設けられている。もっとも、長尺本体部の延在方向中間部に、電線群に取付け可能な取付部(例えば、結束バンドを挿通可能な孔又は溝)が設けられていてもよい。
また、上記長さ調整部としても蛇腹部46は、取付部42apと取付部44apの間に設けられている。従って、長尺本体部31の取付部42ap及び取付部44apを電線群12に取付けた状態で、取付部42apと取付部44apとの間で、長尺本体部31と電線群12との経路長差が生じた場合に、前記蛇腹部46が長尺本体部31の延在方向に沿って伸縮することによって前記経路長差を吸収できるようになっている。
また、上記長尺本体部31は、工程(b)において、第1仮収容部32と第2仮収容部34との間で曲げられる。上記長さ調整部としての蛇腹部46は、長尺本体部31のうち分岐案内部42dに対して曲る部分側に設けられている。このため、蛇腹部46は、分岐案内部42dと取付部44apとの間で伸縮して、当該間での電線群12の寸法余り又は寸法足らずを抑制することができる。
上記を前提として、各工程(a)、(b)、(c)について説明する。
<工程(a)について>
工程(a)では、図7に示すように、シート材40を曲げて、電線群12の少なくとも一部を収容可能な仮プロテクタ30に加工し、仮プロテクタ30を作業台50に対して作業平面に沿って配設する(図2参照)。
図7に示す例では、組立図板50上に、曲げ加工用治具54が配設されている。治具54は、樹脂又は金属等により形成された長尺部材に形成されている。曲げ加工用治具54には、その延在方向に沿ってシート曲げ用溝55が形成されている。シート曲げ用溝55は、曲げ加工用治具54の両端及び上方に開口する角溝状に形成されており、第1底部42a及び第2底部44aと同幅に形成されている。また、シート曲げ用溝55の底の延在方向中間部には、逃し用凹部56が形成されている。また、治具54の一方の側壁のうち後述する分岐部分12bに対向する位置には、開口57が形成されている。シート曲げ用溝55の底の高さ位置は、治具52による電線群12の支持高さ位置と同程度であることが好ましい。
そして、シート材40の第1底部42a、第2底部44a及び蛇腹部46を、シート曲げ用溝55内に押込むと(図7の矢符C参照)、一対の第1側壁部42b及び一対の第2側壁部44bがシート曲げ用溝55の側壁に沿って立上がるように第1底部42a、第2底部44aに対して折曲げられる(図7の矢符B参照)。これにより、第1仮収容部32及び第2仮収容部34が形成される。これにより、第1仮収容部32と第2仮収容部34とが蛇腹部46を介して連設され、かつ、長尺状に延在する長尺本体部31が形成される。また、この際、第1仮収容部32と第2仮収容部34とを近づけて、蛇腹部46を逃し用凹部56内に収容するように折曲げて、当該蛇腹部46が第1仮収容部32と第2仮収容部34との間で縮んだ状態となるようにする。
なお、シート材40を折る作業は、必ずしも上記治具54を用いて行われる必要はない。組立図板50上における平面上にシート材40を配設した状態で、作業者が手でシート材40を折曲げてもよい。また、作業者がシート材40を手で持ってシート材40を折曲げてもよい。
<工程(b)について>
工程(b)では、図8及び図9に示すように、仮プロテクタ30を、電線群12のうち平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように電線群12に取付ける。
すなわち、電線群12を組立図板50上において所定の作業平面に沿って所定の組立経路に沿って配設する。なお、この際、電線群12の全体が作業平面に沿って配設されることが好ましいが、部分的に作業平面に対して交差する方向に曲げられる部分が存在していてもよい。
ここでは、電線群12のうち本プロテクタ20によって保護される部分は、長尺本体部31内に収容される幹線部分12aと、長尺本体部31の延在方向中間部において幹線部分12aから分岐する分岐部分12bとを含む形態に配設される。
そして、上記幹線部分12aが第1仮収容部32及び第2仮収容部34に収容される。また、分岐部分12bは、一方の第1側壁部42bに形成された分岐案内部42dの開口42dhを通じて、前記幹線部分12aから分岐するように外方に導かれる。
そして、この状態で、取付部42ap及び電線群12に粘着テープ、結束バンド等の結束部材18が結束されると共に、取付部44ap及び電線群12に同様の結束部材18が結束される。これにより、長尺本体部31の両端部が電線群12に取付けられる。
また、分岐案内部42dの分岐固定部42bp及び電線群12の分岐部分12bに対しても上記と同様の結束部材18が結束される。これにより、幹線部分12aは、分岐部分12bが分岐する位置で、長尺本体部31に対してその延在方向一定位置に位置決めされることになる。
なお、上記シート材40をシート曲げ用溝55内に押込む際に、電線群12をシート材40の第1底部42a及び第2底部44aに押付けるようにしてもよい。これにより、シート材40を折曲げる作業と、シート材40によって電線群12を覆う作業とを同時に行える。つまり、工程(a)と工程(b)の少なくとも一部とは同時に行われてもよい。
なお、第1蓋部42c及び第2蓋部44cは、本工程(b)又は次の工程(c)において、適宜第1仮収容部32及び第2仮収容部34の上方開口を塞ぐように閉じられる。第1蓋部42c及び第2蓋部44cを閉じた状態の維持は、一対の第1蓋部42c、一対の第2蓋部44c同士を重ね合せて、接着剤、両面テープ、ステープラー等で接合すること、或は、蓋部に形成された差込み片を相手側の蓋部等に形成されたスリットに差込んで固定すること等により行うことができる。
<工程(c)について>
工程(c)では、図10に示すように、上記工程(b)の後に、仮プロテクタ30(ここでは、長尺本体部31)の少なくとも一部が作業平面に対して交差するように、仮プロテクタ30を曲げた状態に維持する。
すなわち、第1仮収容部32に対して第2仮収容部34が斜め上方に向くように、第1仮収容部32と第2仮収容部34との間を曲げる(図10の矢符D参照)。そして、第1仮収容部32と第2仮収容部34とが、ワイヤーハーネス10の配線経路に応じた所定の角度をなす状態で、第1仮収容部32と第2仮収容部34との曲げ角度を維持する。ここでは、一対の第1側壁部42bと、一対の第2側壁部44bとの重ね合せ部分を、所定の重ね合せ状態に維持することで、第1仮収容部32と第2仮収容部34との曲げ角度を一定に維持する。一対の第1側壁部42bと一対の第2側壁部44bとの重ね合せ状態の維持は、例えば、接着剤、両面テープ、ステープラー等で接合すること、或は、第1側壁部42bと第2側壁部44bとの一方に形成された差込み片を他方に形成されたスリットに差込んで固定すること等により、結合部20qを設けて行うことができる。これにより、長尺本体部31の延在方向中間部に曲げ部31Vが形成される。
なお、長尺本体部31の曲げ作業は、第1仮収容部32を曲げ用溝55内に配設したまま行ってもよいし、長尺本体部31を曲げ用溝55から取外した状態で行ってもよい。
第1仮収容部32に対して第2仮収容部34を曲げる際、第1仮収容部32の外側端部が電線群12に取付けられ、第2仮収容部34の外側端部が電線群12に取付けられている。このため、曲げ状態に応じて、その取付箇所間で電線群12の寸法余り又は寸法足らずが生じ得る。ここでは、そのような寸法余り又は寸法足らずに応じて、蛇腹部46を伸しつつ又は縮めつつ(ここでは伸しつつ)長尺本体部31を曲げることで、最終形態において、電線群12の寸法足らず又は寸法余りの発生を抑制している。
また、ここでは、長尺本体部31に分岐案内部42dが形成されているため、その分岐案内部42dの位置では、電線群12を長尺本体部31の延在方向に沿って移動させることができない。そこで、長尺本体部31のうち分岐案内部42dとその一端側の端部の取付部44apとの間に曲げ部31Vの位置を設定し、長尺本体部31のうち分岐案内部42dに対して曲げ部31Vが形成される側の部分に、長さ調整部としての蛇腹部46を形成している。これにより、曲げ部31Vが要因となって生じる電線群12の寸法余り又は寸法足らずを、長さ調整部としての蛇腹部46によって抑制することができる。
以上のように、曲げ部31Vを形成することによって、電線群12に対してプロテクタ20が取付けられたワイヤーハーネス10を製造することができる。
図11及び図12は、蛇腹部46を設けなかった場合において電線群12の寸法余りが生じることを説明するための図であり、図13及び図14は蛇腹部46を設けることによって電線群12の寸法余りが抑制されることを説明するための図である。
図11及び図12に示すプロテクタ120では、上記第1仮収容部32に対応する第1仮収容部132と、第2仮収容部34に対応する第2仮収容部134とが直接的に折曲げ可能に繋がっている。この場合に、上記と同様に、プロテクタ120の両端部を電線群12に対して固定し、第1仮収容部132と第2仮収容部134との間を曲げるとする。第1仮収容部132と第2仮収容部134とは、互いの底部を介して繋がっているため、当該底部が外側となるように第1仮収容部132と第2仮収容部134とを曲げると、その底部の内側を通る電線群12には寸法余りが生じてしまい、第1仮収容部132及び第2仮収容部34からのはみ出し部分12pが生じてしまう(図12参照)。
そこで、図13及び図14に示すように、第1仮収容部32と第2仮収容部34とを蛇腹部46を介して繋げる。すると、第1仮収容部32に対して第2仮収容部34を曲げた場合において、長尺本体部31の両端の取付部42ap、44ap間を結ぶ長さの変化に応じて、蛇腹部46を伸すように変形させることができる。結果、電線群12の寸法余り等を抑制して、電線群12が第1仮収容部32及び第2仮収容部34からはみ出すこと等が抑制される。なお、第1底部42a及び第2底部44aを外向けにして曲げた場合には、電線群12の寸法足らずが生じる可能性があるが、この場合には、蛇腹部46を縮めつつ長尺本体部31を曲げれば、電線群12の寸法足らずを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、長さ調整部が蛇腹部46である例で説明したが、その他の構成であってもよい。
例えば、図15に示すように、長さ調整部246として、2つの第1スライド部247、第2スライド部248がスライドしつつ伸縮可能に連結される構成を採用してもよい。
より具体的には、長さ調整部246は、第1スライド部247と、第2スライド部248とを備える。第1スライド部247は、底部247aの両側部に一対の側壁部247bが立設された構成とされている。また、第2スライド部248は、底部248aの両側部に一対の側壁部248bが立設された構成とされている。また、第2スライド部248の外幅寸法は、第1スライド部247の内幅寸法と同程度であり、第2スライド部248が第1スライド部247内をスライド移動できるようになっている。また、第2スライド部248の底部248aの両側には、その外方に延出するガイド片248cが形成され、第1スライド部247の底部247aと一対の側壁部247bとの各間には、ガイド片248cをスライド可能に嵌め込み可能なガイドスリット247sが形成されている。そして、ガイド片248cがガイドスリット247s内を移動できる範囲内で、第2スライド部248が第1スライド部247内をスライド移動できるようになっている。そして、第2スライド部248が第1スライド部247内をスライド移動する構造によって、長さ調整部246が実現されている。
かかる長さ調整部246は、上記実施形態における第1仮収容部32又は第2仮収容部34の延在方向中間部に組込まれることで、曲げに対する電線群12の寸法余り又は寸法足らずを解消するように伸縮変形することができる。もっとも、上記実施形態のように、分岐案内部42dが設けられている場合には、当該分岐案内部42dに対して曲げ部31Vが設けられる側、即ち、第2仮収容部34に長さ調整部246を組込むとよい。この場合には、蛇腹部46を省略し、第1仮収容部32と第2仮収容部34とを1つの折目を通じて繋げてもよい。
この変形例によると、プロテクタの外観形状を、なるべく凹凸の少ない形状とすることができる。
<作用効果等について>
以上のように構成されたワイヤーハーネス10の製造方法及びワイヤーハーネス10によると、仮プロテクタ30を、電線群12のうち作業平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように当該電線群12に取付けるため、仮プロテクタ30を電線群12に対して容易に装着できる。
また、仮プロテクタ30のうち少なくとも一部が前記作業平面に対して交差するように、仮プロテクタ30を曲げた状態に維持するため、当該シート材40から仮プロテクタ30の形態を経て形成されるプロテクタ20によって、ワイヤーハーネス10を立体的に経路規制することができる。
また、ここでは、少なくとも1枚のシート材40を曲げて、前記作業平面に沿って延在する長尺本体部31に加工し、これを電線群12に取付け、この後、長尺本体部31を曲げるため、仮プロテクタ30を電線群12に対して容易に装着できる。
また、長尺本体部31のうち複数の取付部42ap、44apの間に、伸縮可能な長さ調整部として蛇腹部46を設け、工程(c)において、蛇腹部46を伸しつつ又は縮めつつ、長尺本体部31を曲げるため、曲げられたプロテクタ20の形態において、電線群12の寸法余り又は寸法足らずを解消することができる。また、これにより、平面上で、シート材40に対する電線群12の固定箇所等を設計することができるため、ワイヤーハーネス10の設計が容易となる。
また、取付部42ap、44apは、長尺本体部31の両端部に設けられているため、当該長尺本体部31の両端の取付部42ap、44apを電線群12に対して容易かつしっかりと取付けることができる。
また、長尺本体部31の延在方向途中から分岐部分12bが分岐している場合、幹線部分12aのうち分岐部分12bが分岐する部分は、長尺本体部31の延在方向に対して動き難い。そこで、長尺本体部31のうち分岐案内部42dに対して曲げ部31Vが形成される側の部分に、長さ調整部としての蛇腹部46を設けることで、電線群12の寸法余り又は寸法足らずを解消することができる。
なお、長尺本体部31の延在方向途中において、分岐部分12bが分岐していることは必須ではない。
また、長さ調整部として蛇腹部46を設けることで、シート材40を折曲げるという簡易な構成によって長さ調整を行うことができる。
なお、本実施形態では、蛇腹部46は、第1底部42aと第2底部44aとを繋ぐ位置に設けられているが、その他、側壁部等に設けられていてもよい。
<変形例>
上記実施形態では、第1仮収容部32と第2仮収容部34とが蛇腹部46等を介して繋がっている例で説明したが、第1仮収容部32と第2仮収容部34とが別体として形成されていてもよい。この場合であっても、仮プロテクタを構成する第1仮収容部及び第2仮収容部を、電線群のうち平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように当該電線群によりに装着でき、かつ、その後、第1仮収容部と第2仮収容部とを、所定の角度をなす状態に合体連結することで、ワイヤーハーネスを立体的に経路規制することができるという作用効果を得ることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 電線群
12a 幹線部分
12b 分岐部分
18 結束部材
20 プロテクタ
20q 結合部
22 第1収容部
24 第2収容部
30 仮プロテクタ
31 長尺本体部
31V 曲げ部
32 第1仮収容部
34 第2仮収容部
40 シート材
42ap、44ap 取付部
42d 分岐案内部
46 蛇腹部
50 組立図板
246 長さ調整部
247 第1スライド部
248 第2スライド部材

Claims (10)

  1. (a)第1底部の両側の一対の第1側壁部を同じ側に折曲げて樋状の第1仮収容部を形成すると共に第2底部の両側の一対の第2側壁部を同じ側に折曲げて樋状の第2仮収容部を形成するようにシート材を曲げて、電線群の少なくとも一部を収容可能な仮プロテクタに加工し、前記仮プロテクタを平面に沿って配設する工程と、
    (b)前記工程(a)の後に、前記仮プロテクタを、前記電線群のうち前記平面に沿って配設された保護対象部分を覆うように前記電線群に取付ける工程と、
    (c)前記工程(b)の後に、前記第1仮収容部と前記第2仮収容部との間を曲げて、前記一対の第1側壁部と前記一対の第2側壁部との重ね合せ部分を所定の重ね合せ状態に維持することで、前記第1仮収容部と前記第2仮収容部との曲げ角度を一定に維持して、前記仮プロテクタの少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、前記仮プロテクタを曲げた状態に維持する工程と、
    を備えるワイヤーハーネスの製造方法。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記工程(a)は、前記シート材を曲げて前記第1仮収容部と前記第2仮収容部とが長尺状に延在する長尺本体部に加工する工程を含み、
    前記工程(b)は、前記長尺本体部を、前記電線群に取付ける工程を含み、
    前記工程(c)は、前記長尺本体部の少なくとも一部が前記平面に対して交差するように、前記長尺本体部を曲げた状態に維持する工程を含む、
    ワイヤーハーネスの製造方法。
  3. 請求項2記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記長尺本体部に対して、その延在方向に沿って離れた複数箇所に前記電線群に取付けられる取付部が設けられると共に、前記複数の取付部の間に前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能な長さ調整部が設けられており、
    前記工程(c)において、前記長さ調整部を伸しつつ又は縮めつつ、前記長尺本体部を曲げる、ワイヤーハーネスの製造方法。
  4. 請求項3記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記複数の取付部は、前記長尺本体部の両端部に設けられている、ワイヤーハーネスの製造方法。
  5. 請求項4記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記工程(b)において、前記電線群は、前記長尺本体部に収容される幹線部分と、前記長尺本体部の延在方向中間部において前記幹線部分から分岐する分岐部分とを含む形態に配設されると共に、前記長尺本体部に前記分岐部分を前記幹線部分から分岐させるように導く分岐案内部が形成され、
    前記工程(c)において、前記長尺本体部のうち前記分岐案内部と少なくとも一端側の端部との間に曲げ部が形成され、
    前記長尺本体部のうち前記分岐案内部に対して前記曲げ部が形成される側の部分に、前記長さ調整部が設けられている、ワイヤーハーネスの製造方法。
  6. 請求項2〜請求項5のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記長さ調整部は、
    前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に折られた蛇腹状部分を含む、ワイヤーハーネスの製造方法。
  7. 請求項2〜請求項5のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記長さ調整部は、
    2つの部材がスライドしつつ前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に連結される構成部分を含む、ワイヤーハーネスの製造方法。
  8. 保護対象部分を含む電線群と、
    前記保護対象部分を覆うように、前記電線群に取付けられたプロテクタと、
    を備え、
    前記プロテクタは、シート材を曲げることによって形成され、第1底部の両側の一対の第1側壁部が同じ側に折曲げられて形成された樋状の第1収容部と第2底部の両側の一対の第2側壁部が同じ側に折曲げられて形成された樋状の第2収容部とが長尺状に延在する長尺本体部を含み、前記長尺本体部に対して、その延在方向に沿って離れた複数箇所に前記電線群に取付けられた取付部が設けられると共に、前記複数の取付部の間に前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能な長さ調整部が設けられ、前記第1収容部と前記第2収容部との間を曲げて、前記一対の第1側壁部と前記一対の第2側壁部との重ね合せ部分を所定の重ね合せ状態に維持することで、前記第1収容部と前記第2収容部との曲げ角度が一定に維持されている、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項8記載のワイヤーハーネスであって、
    前記長さ調整部は、
    前記長尺本体部の延在方向に沿って伸縮可能に折られた蛇腹状部分を含む、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項8記載のワイヤーハーネスであって、
    前記長さ調整部は、2つの部材がスライドしつつ伸縮可能に連結される構成部分を含む、ワイヤーハーネス。
JP2013258852A 2013-12-16 2013-12-16 ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス Expired - Fee Related JP6171914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258852A JP6171914B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258852A JP6171914B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015116109A JP2015116109A (ja) 2015-06-22
JP6171914B2 true JP6171914B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=53529433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013258852A Expired - Fee Related JP6171914B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171914B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017069153A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
JP6585580B2 (ja) * 2016-12-20 2019-10-02 矢崎総業株式会社 収容部材の連結構造及び収納ケース
WO2019131848A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 古河電気工業株式会社 電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネス
JP6764892B2 (ja) * 2018-03-12 2020-10-07 住友電装株式会社 ハーネスプロテクタおよびワイヤハーネスの配索構造
JP7042712B2 (ja) * 2018-07-04 2022-03-28 古河電気工業株式会社 電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネス

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3127848B2 (ja) * 1996-12-27 2001-01-29 住友電装株式会社 プロテクタ
JP2013135502A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 配線具
JP2013187980A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ワイヤハーネス及び配線具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015116109A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6171914B2 (ja) ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス
JP6156118B2 (ja) プロテクタ付ワイヤーハーネス、プロテクタ付ワイヤーハーネスの製造方法、プロテクタ組立用治具
JP5920181B2 (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
US20160156165A1 (en) Protector and wiring harness with protector
US20130056240A1 (en) Wire protection member
KR20120135516A (ko) 전선 보호구
EP2755210A1 (en) Wire harness and method for producing wire harness
JP5359922B2 (ja) 保護部材付電線
WO2016203969A1 (ja) 電線モジュール及び電線保護部材
JP6197555B2 (ja) ルーフ配線モジュールの製造方法及びルーフ配線モジュール
JP6753551B1 (ja) 配線部材
JP2016063709A (ja) 電線モジュール
JP6331886B2 (ja) プロテクタ及び電線モジュール
JP6065830B2 (ja) プロテクタ、電線モジュール、およびプロテクタの製造方法
JP2016040969A (ja) プロテクタ及び電線モジュール
JP5630343B2 (ja) ワイヤハーネス
WO2013035363A1 (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネス用保護部材
WO2021100511A1 (ja) 配線部材
JP2014003757A (ja) 経路維持保護部材及びワイヤーハーネス
JP5556606B2 (ja) 被覆部材付電線束および被覆部材付電線束の製造方法
JP5582083B2 (ja) ガイド体付ワイヤーハーネス
JP2015223054A (ja) 外装部材付ワイヤーハーネス
JP6471454B2 (ja) プロテクタ及び電線モジュール
WO2017056957A1 (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
JP6996639B2 (ja) 配線部材及び配線部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees