JP6171895B2 - レンズアレイ製造方法 - Google Patents

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本発明は、レンズアレイ製造方法に関する。
特許文献1には、予め定めた方向に異方性を有するレンズを製造することができる、レンズ製造装置を提供することを課題とし、加工対象物の表面に切り込みを入れて凹凸部を形成する凹凸形成手段と、加工対象物の表面上にレンズ用樹脂を供給する樹脂供給手段と、供給されたレンズ用樹脂を硬化させる樹脂硬化手段と、凹凸形成手段、樹脂供給手段及び樹脂硬化手段の各々を加工対象物に対して相対移動する移動手段と、予め定めた方向に延びる凹凸部を形成し、隣接する凹凸部間にレンズ用樹脂を供給し、供給されたレンズ用樹脂を硬化させるように、凹凸形成手段、樹脂供給手段、樹脂硬化手段及び移動手段を駆動制御する制御手段と、を有することが開示されている。
特許文献2には、深さが一定である溝を容易に加工でき、しかも高精度な鏡面を有する溝付光ディスク用原盤の製造方法を提供することを目的とし、研磨したガラス盤上に、第一層としてCr、Ti、Ni−Crのいずれかの薄膜を形成し、第二層としてAuの薄膜を形成し、前記第一層と前記第二層の膜厚の和を加工する溝の溝深さに等しく形成し、ダイヤモンドスタイラスにより溝を加工することが開示されている。
特開2013−125044号公報 特開昭61−120362号公報
本発明は、レンズアレイにおける隔壁の高さのばらつきを抑制するようにしたレンズアレイ製造方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項の発明は、ガラス基板の表面に樹脂溶液を塗布して透明な膜を形成する膜形成ステップと、前記膜形成ステップによって膜が形成された前記ガラス基板の表面に親液性の表面処理を施す表面処理ステップと、
前記表面処理ステップによって表面処理された前記ガラス基板の表面に、刃によって隔壁を形成する隔壁形成ステップと、前記隔壁形成ステップによって形成された隔壁間に、液状の樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布ステップと、前記吐出塗布ステップによって吐出又は塗布された液状の樹脂を硬化させることによってレンズを形成するレンズ形成ステップを具備することを特徴とするレンズアレイ製造方法である。
請求項の発明は、前記刃の硬度は前記ガラス基板の硬度よりも高く、前記ガラス基板の硬度は前記膜の硬度よりも高いことを特徴とする請求項に記載のレンズアレイ製造方法である。
請求項の発明は、前記膜の厚さは、0.05ミクロン以上20ミクロン以下であることを特徴とする請求項又はに記載のレンズアレイ製造方法である。
請求項のレンズアレイ製造方法によれば、レンズアレイにおける隔壁の高さのばらつきを抑制することができる。また、溝内部にレンズ材の樹脂が入り込んでしまうことを抑制することができる。
請求項のレンズアレイ製造方法によれば、ガラス基板に傷をつけること無く、膜による隔壁を形成することができる。
請求項のレンズアレイ製造方法によれば、高開口率のレンズアレイを実現することができる。
レンズアレイの製造方法の例を示す説明図である。 刃によって形成された溝、隔壁の例を示す説明図である。 レンズアレイの製造方法例を示すフローチャートである。 隔壁を形成して、レンズアレイを製造する方法の例を示す説明図である。 曲率制御の例を示す説明図である。 レンズアレイの製造方法の例を示す説明図である。 2次元レンズアレイの製造方法例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
本実施の形態のレンズアレイは、表面に透明な膜を有したガラス基板に、その基板(膜を有しているガラス基板)の表面を刃によって隔壁を形成し、その隔壁間に液状樹脂によってレンズを形成したものである。隔壁は、膜によって形成される。
レンズアレイとは、正立像を形成する要素レンズ(レンズエレメント)を複数並列的に配列し、像を重ね合わせて全体で1個の連続像を形成する光学系であり、半円柱のレンズを並べたレンチキュラーレンズ等を含む。例えば、3次元画像(3Dともいう)を表現すること、視線を換えることによって複数の画像を表示すること(チェンジングともいう)ができる。配列としては、後述する図1の例のように1次元的に配列したもの(例えば、シリンドリカルレンズアレイ等)、図6の例のように2次元的に配列したもの(例えば、正方形レンズアレイ等の2次元レンズアレイ)等のマイクロレンズアレイが含まれる。
ここで、ガラス基板を透明として、レンチキュラ画像を表示する媒体と組み合わせることで、3次元画像を表現することや画像がチェンジングすることを表現することが可能となる。また、ガラス基板に直接レンチキュラ画像を形成し、さらにレンチキュラーレンズを形成してもよい。
ここで、レンチキュラ画像とは、予め複数n種類の画像V1,V2,…Vnをそれぞれ予め定めたラインずつ、短冊状の画像部分(各画像Viについて、Vi,1,Vi,1,…)に切断し、V1からVnの画像から切出した短冊状の画像部分を一組として、この組を繰返して、短冊の長手方向に対する方向(長手方向に直交する方向)に配列したものである。つまり順次、V1,1,V2,1,…Vn,1,V1,2,V2,2…,Vn-mというように配列したものである。
このレンズアレイの作成方法として、隔壁ピン止め方法がある。この隔壁ピン止め方法は、樹脂基板を鋭利な刃で引っ掻くことで隔壁を形成し、その隔壁のピン止め効果により流動性樹脂(UV硬化樹脂など)の流動を抑制する。したがって、作成すべきレンズの形状、サイズに合わせたレンズピッチで隔壁を形成し、その隔壁間に流動性樹脂を吐出することで、その形状のレンズを形成できる。レンズの曲率(焦点距離)は吐出する流動性樹脂の体積で制御する。この隔壁ピン止め方法によるレンズ製造方法は、レンズピッチ、焦点距離、レンズサイズを変更できる。本実施の形態は、この隔壁ピン止め方法を用いるものである。
一方、この隔壁ピン止め方法では、基板表面に傾きやうねりがあると、それに追従して刃を微動させなくてはならず、隔壁の高さのばらつきを抑制することが困難である。
そこで、基板をガラス基板として、そのガラス基板の表面に樹脂溶液を塗布して透明な膜を形成する。このようにすると、ガラス基盤が刃に対してストッパーの役割をするために、隔壁の高さのばらつきを抑制できる。
また、この隔壁ピン止め方法では、刃で樹脂基板面を引っ掻くことで隔壁を形成するために、レンズとして機能しない領域である溝部(刃を用いて引っ掻いた部分)をも形成してしまう。溝部は開口率を低下させるため、溝幅を小さくすることが望ましい。
溝幅を小さくするためには、先端の角度が小さい刃(薄い刃)を用いて、溝深さを小さくする必要がある。また、隔壁高さ(又は溝幅)のばらつきを抑制するためには、溝深さ(切り込み深さ)を一定にする必要がある。これら(溝深さを小さくして、溝深さを一定にすること)を両立させることが、開口率の低下を抑制したマイクロレンズアレイの作製には望ましい。なお、ここで先端の角度が小さい刃とは、予め定められた値よりも刃の先端の角度が小さければよい。
ところが、基板表面に傾きやうねりがあると、それに追従して刃を微動させなくてはならず、上記を両立させることが困難になる。基板をガラス基板として、そのガラス基板の表面に樹脂溶液を塗布して、0.05ミクロン以上20ミクロン以下の厚さである透明な膜を形成する。このようにすると、ガラス基盤が刃に対してストッパーの役割をし、溝深さを小さくして、かつ隔壁の高さのばらつきを抑制できる。また、溝深さを小さくすると、隔壁作製時に形成される溝の幅が小さくなり、その分レンズが占める面積を増やすことができるので、高開口率のレンズアレイを実現することが可能となる。
図1、図3を用いて、本実施の形態のレンズアレイの製造方法例を示す。
ステップS302では、ガラス基板110を作成する。図1(a)の例に示すように、ガラス基板を予め定められた大きさに切断して、ガラス基板110を作成する。なお、ガラス基板110は透明である。
ステップS304では、ガラス基板110の表面に樹脂溶液を塗布することによって薄膜を形成する。図1(b)の例に示すように、ガラス基板110の表面に薄膜120を形成する。以下、ガラス基板110という場合は、表面に薄膜120が形成されたガラス基板110をいう。ここで、薄膜120の厚さは、0.05ミクロン(μm)以上20ミクロン以下である。望ましくは0.2μミクロン以上20ミクロン以下である。
ステップS306では、ステップS304の処理が施されたガラス基板110の表面に、刃(Blade)によって隔壁を形成する。図1(c)の例に示すように、ガラス基板110の表面にある薄膜120を鋭利な刃130でスクラッチして、隔壁(隔壁132a、隔壁132b等)を形成する。ここで、「刃によって隔壁を形成」とは、薄膜120に刃130を切り込ませて、溝(溝132等)を作り、その刃130の両側に薄膜120を盛り上がらせることによって隔壁(隔壁132a、隔壁132b等)を作成することである。なお、刃130に対して、ガラス基板110がストッパーとして働き、薄膜120の部分だけで隔壁(隔壁132a、隔壁132b等)を作成することになる。
図1(c)の例に示す説明領域150の断面図を、図2の例に示す。薄膜120があるガラス基板110に対して、刃130を切り込ませると、薄膜120が盛り上がって溝132ができ、その両側に隔壁132a、隔壁132bができる。なお、隔壁間とは、2回(又は2本)の刃の切り込みによって、形成された隔壁の間のことをいう。つまり、刃の切り込みによって形成される2つの隔壁によって形成された4つの壁面のうち、隔壁の外壁側(溝を構成する壁面ではない側の壁面)によって形成されるレンズ形成用の領域である。図1(c)の例では、隔壁132aと隔壁134bの間の領域である。
また、刃130の硬度をB、薄膜120の硬度をF、ガラス基板110の硬度をSとした場合、S>Fの関係が成り立つようにしてもよい。さらに、B>S>Fの関係が成り立つようにしてもよい。また、望ましくは、B≧S≧10×Fの関係が成り立つようにしてもよい。
なお、硬度として、線形性が成り立つ硬度であり、例えば、ビッカース硬度(HV)、ロックウェル硬度等がある。例えば、刃130として合金工具鋼(ビッカース硬度B:700HV)、薄膜120としてポリカーボネート膜(F:13HV)、ガラス基板110(S:550HV)がある。
また、S>B>Fの関係が成り立つようにしてもよい。S>Bのためガラス基板110に引っ掻き傷がつきにくい。例えば、刃130としてSUS304(ビッカース硬度B:510HV)、薄膜120としてポリカーボネート膜(F:13HV)、ガラス基板110(S:550HV)がある。
なお、ガラス基板110と刃130は相対的に移動(ガラス基板110、刃130のいずれか一方、又は両方が移動)すればよい。つまり、隔壁の形成は、ガラス基板110上で刃130をスライドさせてもよいし、ガラス基板110に刃130を押し当ててガラス基板110を移動させてもよい(以下、同様)。
ステップS308では、生成された隔壁に囲まれた孔にレンズ材の樹脂を滴下等する。図1(d)の例に示すように、ステップS306によって形成された隔壁間(隔壁132aと隔壁134b等の間)に、液状の樹脂(UV硬化樹脂162等)を吐出又は塗布する。液状の樹脂として、例えば、UV(UltraViolet radiation)硬化樹脂であるNOA65(Norland Products社製)等がある。なお、UV硬化樹脂とは、紫外線の光エネルギーに反応して液体から固体に化学的に変化する合成樹脂である。また、熱溶融させた高分子(熱可塑性樹脂)であってもよい。
ステップS310では、樹脂の硬化処理を行う。つまり、ステップS308によって吐出又は塗布された液状の樹脂を硬化させることによってレンズを形成する。具体的には、UV硬化樹脂であれば、UV光源190のUV光照射により硬化させる。熱溶融させた熱可塑性樹脂を用いる場合は、冷却することにより硬化させる。もちろんのことながら、液状の樹脂は硬化させた状態で透明である。
この製造方法によって、ガラス基板と、前記ガラス基板に積層され、複数の隔壁が形成された透明な膜と、前記複数の隔壁間に設けられ、樹脂によって形成された凸型のレンズとを有するレンズアレイができあがる。
次に、図4、図5の例を用いて、隔壁ピン止め方法によるレンズ幅、曲率制御について説明する。
図4は、隔壁を形成して、レンズアレイを製造する方法(隔壁ピン止め方法の原理)の一例を示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするために、1つの刃130で隔壁を形成し、1つの樹脂滴下装置440で樹脂を滴下している。もちろんのことながら、ここでのガラス基板110には薄膜120がある。
図4(a1)に例示するように、刃130で切削させる走査を行って溝132を形成し(ガラス基板110の表面(薄膜120)に溝132の切り込みを入れ)、溝132の両端に隔壁132a、隔壁132bを形成する。図4(a2)の例は、刃130がガラス基板110に切り込みを入れた場面の断面を示したものである。
次に、図4(b)に例示するように、刃130をピッチ430の距離だけ移動させ、切り込みを入れ(溝134、溝136)、隔壁134a、134b、136a、136b等を形成する。ピッチ430は、隔壁間の距離であり、レンズ幅となる。つまり、ピッチ430を制御することによって、レンズ幅を制御する。
図4(c)に例示するように、隔壁間(例えば、隔壁132bと隔壁134aの間)に、樹脂滴下装置440によってUV硬化樹脂(UV硬化樹脂162等)を吐出する。樹脂の吐出量により曲率制御をする。
図5は、曲率制御(屈曲面によるピン止め効果)の例を示す説明図である。図5(a)の例に示すように、板状の平らな表面(薄膜120のあるガラス基板110)にある液体(UV硬化樹脂162等)の液体界面の接触角をθとする。図5(b)の例に示すように、板状の角(平面となす角の角度α)に液体がある場合は、ピッチ制御によって「接触角>θ+α」を満たすまで移動できない。したがって、薄膜120のあるガラス基板110の隔壁頂点部の役割として、接触角はθからθ+αまでの任意の角度をとれることとなり、液滴の量により曲率制御を行うことができる(例えば、「J.F.Oliver et al, J.Colloids and interface Sci,59,568(1977)」を参照)。
次に、図6、図7を用いて、隔壁ピン止め方法による2次元レンズアレイの製造方法について説明する。もちろんのことながら、ここでのガラス基板110にも薄膜120が形成されている。
この製造方法は、隔壁構造を格子状に形成するものである。主に正方形レンズの製造方法について、図6、図7を用いて説明する。図6は、レンズアレイの製造方法の例を示す説明図である。図7は、レンズアレイの製造方法例を示すフローチャートである。
ステップS702では、図6(a)の例に示すような一方向(垂直方向)の隔壁形成を行う。つまり、薄膜120が形成されたガラス基板110に対して、刃(Blade)610によって垂直方向の溝(溝620、630、640等)をつけることによって隔壁(隔壁622、624、632、634、642、644等)を生成する。
ステップS704では、図6(b)の例に示すような正方形開口の形成を行う。つまり、ステップS702とは異なる方向(例えば、ステップS702の方向と垂直である方向)での隔壁形成を行う。ガラス基板110に対して、刃610によって水平方向の溝(溝670、680等)をつけることによって隔壁(隔壁672、674、682、684等)を生成する。例えば、隔壁644、652、674、682によって1つの正方形開口が形成される。
なお、このステップS704では、刃610をガラス基板110に対して、相対的に移動することで隔壁を形成しているが、正方形開口の形状をした刃(金型)を基板に押し当てて隔壁を形成してもよい。レーザー光によるアブレーションにより溝構造を形成してもよい。また、この場合、刃の形状として、正方形開口以外に、多角形開口(例えば、長方形(縦と横の長さが異なる四角形)、六角形等)、円開口、楕円開口等を含んでいてもよい。なお、レンズの形状(開口)とは、隔壁によって囲まれた領域の形状のことをいう。
ステップS702、ステップS704の処理によって、図2の例に示すように、薄膜120による開口が形成される。
ステップS706では、図6(c)の例に示すような樹脂滴下装置696による液状樹脂の吐出を行う。薄膜120の第1の隔壁(隔壁622、624、632、634、642、644等)と第2の隔壁(隔壁672、674、682、684等)によって囲まれた領域(ここでは、正方形)に液状樹脂(樹脂626、636、646、656等)を充填する。つまり、ガラス基板110に生成された隔壁に囲まれた孔にレンズ材の樹脂636等を滴下する。液状樹脂の表面張力によりレンズ形状の樹脂626、636、646、656等によって、アレイを形成する。ここで、液状樹脂は、UV硬化樹脂であってもよいし、熱溶融させた熱可塑性樹脂であってもよい。
ステップS708では、図6(d)の例に示すようなUV光源698のUV照射による硬化処理を行う。つまり、樹脂の硬化処理を行って、各レンズを形成する。もちろんのことながら、液状高分子樹脂は硬化させた状態で透明である。
上述した実施の形態は、本発明の実施の形態の一部である。これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、ステップS304とステップS306との間に薄膜120の表面に対して親液性を高める表面処理を施してもよい。「親液性の表面処理」とは、薄膜120の表面を、レンズの材料となる液状樹脂に対して親液性(接着性が大)があるようにすることである。ここで、「親液性」の定義として、液状樹脂の液滴とその表面とのなす角度である接触角が90度以下となることである。ここでの表面処理として、種々の物理的・化学的処理が適用可能である。例えば、薄膜120よりも親液性の高い液体を塗布すること、コロナ放電、プラズマ処理(Arなど)、UV(オゾン)処理(なお、フッ素系は効果が小さい)、シランカップリング剤等によって、薄膜120の表面を親液性とする。この表面処理の後に、刃によって隔壁を形成(ステップS306)すると、薄膜120の表面より溝内部(親液性の表面処理が施されていない薄膜120の内部が露出している部分)の親液性が低くなることから、溝内部にレンズ材の樹脂が入り込んでしまうことを抑制することができる。
110…ガラス基板
120…薄膜
130…刃
132…溝
132a、132b…隔壁
134…溝
134a、134b…隔壁
136…溝
136a、136b…隔壁
138…溝
138a、138b…隔壁
140…溝
140a、140b…隔壁
162…UV硬化樹脂
190…UV光源
440…樹脂滴下装置

Claims (3)

  1. ガラス基板の表面に樹脂溶液を塗布して透明な膜を形成する膜形成ステップと、
    前記膜形成ステップによって膜が形成された前記ガラス基板の表面に親液性の表面処理を施す表面処理ステップと、
    前記表面処理ステップによって表面処理された前記ガラス基板の表面に、刃によって隔壁を形成する隔壁形成ステップと、
    前記隔壁形成ステップによって形成された隔壁間に、液状の樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布ステップと、
    前記吐出塗布ステップによって吐出又は塗布された液状の樹脂を硬化させることによってレンズを形成するレンズ形成ステップ
    を具備することを特徴とするレンズアレイ製造方法。
  2. 前記刃の硬度は前記ガラス基板の硬度よりも高く、前記ガラス基板の硬度は前記膜の硬度よりも高い
    ことを特徴とする請求項に記載のレンズアレイ製造方法。
  3. 前記膜の厚さは、0.05ミクロン以上20ミクロン以下である
    ことを特徴とする請求項又はに記載のレンズアレイ製造方法。
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