JP2016021064A - 光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイス - Google Patents
光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016021064A JP2016021064A JP2015138755A JP2015138755A JP2016021064A JP 2016021064 A JP2016021064 A JP 2016021064A JP 2015138755 A JP2015138755 A JP 2015138755A JP 2015138755 A JP2015138755 A JP 2015138755A JP 2016021064 A JP2016021064 A JP 2016021064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical film
- region
- display device
- light
- roughness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/021—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures
- G02B5/0221—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures the surface having an irregular structure
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/0236—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place within the volume of the element
- G02B5/0247—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place within the volume of the element by means of voids or pores
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0273—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use
- G02B5/0278—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use used in transmission
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0013—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide
- G02B6/0015—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
- G02B6/0016—Grooves, prisms, gratings, scattering particles or rough surfaces
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0033—Means for improving the coupling-out of light from the light guide
- G02B6/0035—Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
- G02B6/0036—2-D arrangement of prisms, protrusions, indentations or roughened surfaces
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0033—Means for improving the coupling-out of light from the light guide
- G02B6/0035—Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
- G02B6/0038—Linear indentations or grooves, e.g. arc-shaped grooves or meandering grooves, extending over the full length or width of the light guide
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
Abstract
【課題】微細構造部を設けることにより輝度分布の不均一、ホットスポット等を効果的に防止できる光学フィルムを提供する。
【解決手段】光学フィルム100は、第1の表面11と第2の表面12とを有する。第2の表面12は、第1の表面11に隣接するとともに、第1の表面11につながる第1の領域121と、第1の領域121につながる第2の領域122と、第2の領域122につながる第3の領域123とを有する。光学フィルムは100、第1の表面11に配される第1の微細構造部71と、第1の領域121及び第2の領域122に配される第2の微細構造部72とを有する。第1の微細構造部71は複数の気泡構造部710を有する。第2の微細構造部72は複数の凸部及び凹部を有する。
【選択図】図1
【解決手段】光学フィルム100は、第1の表面11と第2の表面12とを有する。第2の表面12は、第1の表面11に隣接するとともに、第1の表面11につながる第1の領域121と、第1の領域121につながる第2の領域122と、第2の領域122につながる第3の領域123とを有する。光学フィルムは100、第1の表面11に配される第1の微細構造部71と、第1の領域121及び第2の領域122に配される第2の微細構造部72とを有する。第1の微細構造部71は複数の気泡構造部710を有する。第2の微細構造部72は複数の凸部及び凹部を有する。
【選択図】図1
Description
本開示は、包括的には、光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイスに関し、より詳細には、微細構造部(micro-structures)を有する光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイスに関する。
科学技術の進歩により、種々のディスプレイデバイスが、テレビ、携帯電話、ノートパソコン、又はタブレットに広く使用されている。一般に、光を導光パネルによってディスプレイパネル全体に導くことができるように導光パネルを製造するために、従来の射出成形プロセス及び押出成形プロセスが用いられている。例えば、台湾で提出された先行文献(特許文献1)は、輝度上昇反射フィルムを開示している。
しかし、射出成形プロセス及び押出成形プロセスは、導光パネルの幅を制限する可能性があり、このようなプロセスによって幅0.3mm未満の導光パネルを製造するのは困難である。加えて、パネルが薄くなるにつれ、むら(mura)問題又はホットスポット問題がより容易に現れ、それにより、これらの問題がディスプレイ品質に影響を与える可能性がある。
本開示は、光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイスに関する。レーザー切断プロセスによって光学フィルム上に微細構造部を形成し、それにより、輝度均一性課題を効果的に解決することができ、またディスプレイデバイスを薄く軽少な(slight)装置のままとすることができる。
1つの実施形態によれば、第1の表面と第2の表面とを有する光学フィルムが提供される。第2の表面は、第1の表面に隣接するとともに、第1の表面につながる第1の領域と、第1の領域につながる第2の領域と、第2の領域につながる第3の領域とを有する。この光学フィルムは、第1の表面に配される第1の微細構造部と、第1の領域及び第2の領域に配される第2の微細構造部とを有する。第1の微細構造部は複数の気泡構造部を有する。第2の微細構造部は複数の凸部及び凹部を有する。
別の実施形態によれば、バックライトモジュールと、このバックライトモジュールに配されるディスプレイモジュールとを備えるディスプレイデバイスが提供される。バックライトモジュールは、第1の表面と第2の表面とを有する光学フィルムと、第1の表面に対向する光源とを含む。第1の表面は光入射面であり、第2の表面は光出射面である。第2の表面は、第1の表面に隣接するとともに、第1の表面につながる第1の領域と、第1の領域につながる第2の領域と、第2の領域につながる第3の領域とを有する。光学フィルムは、第1の表面に配される第1の微細構造部と、第1の領域及び第2の領域に配される第2の微細構造部とを有する。第1の微細構造部は複数の気泡構造部を有する。第2の微細構造部は複数の凸部及び凹部を有する。
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示される実施形態の完全な理解を与えるために、多数の具体的な細部を記載する。しかし、1つ又は複数の実施形態は、これらの具体的な細部を伴わずに実施してもよいことが明らかである。他の例において、よく知られている構造部及び装置は、図面を簡略化するために概略的に示されている。
実施形態は、添付図面を参照しながら詳細に記載する。実施形態の同一の要素は、同じ参照符号で示されている。また、重要なことに、図は必ずしも縮尺どおりに描かれていない場合があること、及び具体的に図示されない本開示の他の実施形態があり得ることが留意される。したがって、本明細書及び図面は、限定的ではなく例示的とみなされる。
図1は、本開示の1つの実施形態に係る光学フィルム100の概略立体図を示している。図1を参照すると、光学フィルム100は、第1の表面11と、第1の表面11に隣接する第2の表面12とを有する。この実施形態では、第2の表面12は、第1の表面11につながる第1の領域121と、第1の領域121につながる第2の領域122と、第2の領域122につながる第3の領域123とを有する。
1つの実施形態において、光学フィルム100は、第1の微細構造部71と第2の微細構造部72とを有してもよい。第1の微細構造部71は、第1の表面11に配されるとともに複数の気泡構造部710を有する。第2の微細構造部72は、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122に配され、複数の凸部及び凹部を有する。
本開示の実施形態によれば、第1の微細構造部71と第2の微細構造部72とは、レーザー切断プロセスによって形成される。例えば、第1の表面11を切断面としてもよく、光学フィルム100は、レーザー切断プロセスによって成形される。加えて、第1の領域121の粗さ及び第2の領域122の粗さは、第3の領域123の粗さよりも大きい。
図2Aは、X−Z平面における、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の側面図を示している。図2Bは、X−Y平面における、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の上面図を示している。図2Cは、Y−Z平面における、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の別の側面図を示している。すなわち、図2A〜図2Cは、第1の表面11及び第2の表面12の特徴部を示すための、光学フィルム100の上面図又は側面図である。
図3Aは、別の視点における、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の第1の表面11の概略図を示している。図3Bは、別の視点における、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の第2の表面12の概略図を示している。
図2A及び図3Aに示されているように、第1の表面11に配される第1の微細構造部71は、種々の大きさの気泡構造部710を有する。加えて、第1の表面11は、レーザー切断プロセスにおける切断面であり、レーザービームと直接接触する。レーザービームによって、複数の気泡構造部を第1の微細構造部71に形成し、第1の表面11の粗さを0μm〜10μmとすることができるように第1の表面11を波状にする。
図2Bに示されているように、第2の表面12は、第1の領域121と、第2の領域122と、第3の領域123とを有する。この実施形態では、第1の領域121及び第2の領域122は、レーザー切断プロセス後に形成され、第1の領域121の幅と第2の領域122の幅との合計W1は、400μm未満である。さらに、図1、図2C、及び図3Bに示されているように、凸部の高さH1と、光学フィルム100の第3の領域123における厚さH100との比は、0.15未満である。例えば、凸部の高さH1は、0μm〜60μmとすることができる。
図4は、図2BのD−D’線に沿った、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の断面図である。図4の第1の表面11は、光Lが光学フィルム100に入射する際に第1の微細構造部71によって影響されることの説明を簡便にするために、誇張してあることが留意されるべきである。この実施形態では、光学フィルム100の第1の表面11を光入射面としてもよく、光学フィルム100の第2の表面12を光出射面としてもよい。
図4に示されているように、光Lは、光学フィルム100に入射した後、第1の微細構造部71の複数の気泡構造部710と接触することができる。気泡構造部710は、光Lの元の経路を変えることができ、それにより、光Lを拡散させることができ、ホットスポットを減少させることができる。
加えて、光学フィルム100の製造方法がレーザー切断プロセスを含むので、第1の表面11と、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122とを、レーザービームから生じる高温によって溶融することができる。気泡構造部710を有する第1の微細構造部71と、複数の凸部及び凹部を有する第2の微細構造部72とは、第1の表面11と、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122とが冷却及び凝結した後に形成される。したがって、第1の微細構造部71及び第2の微細構造部72によって、第1の表面11の粗さと、第1の領域121の粗さと、第2の領域122の粗さとが上昇しても、第1の表面11及び第2の表面12は、依然として滑らかなままであり、研磨する必要はない。
図5は、光源Sによって生成された光Lが光学フィルム100に入射した後の経路の概略図を示している。この実施形態では、光学フィルム100の第1の表面11を光入射面等としてもよく、光学フィルム100の第2の表面12を光出射面等としてもよい。図5に示されているように、光出射面が第2の微細構造部72を含むので、光源Sによって生成された光Lは、第2の微細構造部72を通過した後に屈折することができ、それにより、光Lを光出射面からより容易に放射することができる。
1つの実施形態において、第2の微細構造部72の凸部の形状を山型(hill-shaped)等としてもよく、第2の微細構造部72の凹部の形状を谷型等としてもよい。凸部及び凹部の大きさ、高さ、及び間隔は、互いに異なってもよい。したがって、光が第2の微細構造部72の凸部及び凹部を通過する際に、光が様々な方向に向かって散乱することができ、それにより、輝度均一性課題を効果的に解決することができる。
図6は、本開示の別の実施形態に係る光学フィルム200の概略断面図を示している。この実施形態では、光学フィルム200の第1の表面11と第2の表面12との間の夾角θは、90度〜100度等、90度よりも大きい。加えて、光源Sは、第1の表面11に平行に配される。すなわち、光学フィルム200は、傾斜している光入射面(第1の表面11)を有することができ、光源Sは、傾斜している光入射面に対応して配することができる。このような構成によって、光入射面付近の第2の表面12からの光漏れを減少させることができ、最大のエネルギーを有する光が、底面にあるメッシュ点(図6には示さず)に容易に衝突することができ、それにより、光出射効率が増大する。
光学フィルム200の第1の表面11と第2の表面12との間の夾角θは、図6では90度よりも大きいが、本開示はそれに限定されない。そうではなく、光学フィルム200の第1の表面11と第2の表面12との間の夾角θは、80度〜90度等、90度よりも小さくしてもよい。
図7は、本開示のまた別の実施形態に係る光学フィルム300の上面図を示している。図7に示されているように、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122は、レーザー切断プロセスによって波状として形成することができる。波状構造部は、光が光学フィルム300に入射した後に光の経路を変えて、ホットスポットを防止することもできる。
第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122は、図7では波状として形成されているが、本開示はそれに限定されない。輝度均一性課題を改善させることができる第1の領域121及び第2の領域122の任意の形状を、レーザー切断プロセスによって容易に形成することができる。
光学フィルムは、追加の切断工具又は切断モジュールを用いずにレーザー切断プロセスによって成形されるので、傾斜している光入射面(光学フィルム200の第1の表面11等)を生成すること、又は、他の形状として第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122(光学フィルム300の波状の第2の表面12等)を形成することが容易である。さらに、レーザー切断プロセスは、薄い光学フィルムを切断するのに好適である非接触切断プロセスであり、そのため光学フィルムが切断工具の力によって変形することがない。
図8Aは、本開示の1つの実施形態に係る光学フィルム400の概略断面図を示している。上述した実施形態と同様に、光学フィルム400の第1の表面11は光入射面であり、第1の微細構造部(図8Aには示さず)を有することができ、光源Sは、第1の表面11に対向して配される。光学フィルム400の第2の表面12は光出射面であり、第2の微細構造部72を有することができる。加えて、光学フィルム400は、第2の表面12に略平行かつ第1の表面11に隣接する第3の表面13を更に有する。この実施形態では、光学フィルム400は、第3の表面13に配される複数のメッシュ点73を有し、メッシュ点73は凸部又は凹部に限定されない。
図8Bは、本開示の別の実施形態に係る光学フィルム400’の概略断面図を示している。図8Aの光学フィルム400とは異なり、光源S’の高さをZ方向に沿った光学フィルム400’の高さと同じとしてもよい。このような構造は、光学フィルム400’に入射する光源S’からの光の量を増大させることができる。図8Aの要素と相似の他の要素は、ここで再度言及しない。
図9Aは、本開示の実施形態に係る光学フィルム500の概略断面図を示している。図9Aに示されているように、光学フィルム500の第1の表面11は光入射面であり、第1の微細構造部(図9Aには示さず)を有することができ、光源Sは、第1の表面11に対向して配される。この実施形態では、光学フィルム500の第3の表面13は光出射面であり、第2の微細構造部72を有する第2の表面12は、第1の表面11に隣接しかつ第3の表面13に略平行である。加えて、光学フィルム500は、第2の表面12に配される複数のメッシュ点73も有し、メッシュ点73は凸部又は凹部に限定されない。
第2の微細構造部の位置は、レーザー切断プロセスにおいて光学フィルムと接触するレーザーの位置によって決まることが留意されるべきである。本開示の実施形態では、第2の微細構造部72は、例えば、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122に配される。しかし、第2の表面12は、光学フィルムの光出射面であることに限定されない。例えば、図9Aの実施形態に示されているように、光学フィルム500の第3の表面13が光出射面として用いられる。
同様に、図9Bは、本開示の別の実施形態に係る光学フィルム500’の概略断面図を示している。図9Aの光学フィルム500とは異なり、光源S’の高さは、Z方向に沿った光学フィルム500’の高さと同じとしてもよい。このような構造は、光学フィルム500’に入射する光源S’からの光の量を増大させることができる。図9Aの要素と相似の他の要素は、ここで再度言及しない。
図10A〜図10Cは、本開示の光学フィルム600の製造の一実施形態を示している。図10Aに示されているように、ローラーを用いてロールツーロールプロセスを実施し、光学フィルム基部構造体60を成形する。次に、レーザービームLSによって光学フィルム基部構造体60にレーザー切断プロセスを実施して、それにより、光学フィルム基部構造体60を分割して、図10Cに示されているような光学フィルム600を成形する。
この実施形態では、ローラー90は、複数の溝901を有することができ、それにより、ロールツーロールプロセスにおいて、溝901が光学フィルム基部構造体60上の複数のパターン化構造部91を形成する。加えて、図10Bに示されているように、レーザービームLSがパターン化構造部91に沿って光学フィルム基部構造体60を切断し、それにより、図10Cに示されているように、光学フィルム600がパターン化構造部92を有することができる。しかし、本開示はこれに限定されない。そうではなく、ローラー90上の901を付された要素は、凸部としてもよく、レーザービームLSは、パターン化構造部91に沿って光学フィルム基部構造体60を切断する必要はない。レーザー切断プロセスは、光学フィルム600に関する要求に応じて調整することができる。
また、1つの実施形態において、光学フィルム600は、複数のメッシュ点73を有してもよい。ロールツーロールプロセスにおいて、ローラー90によって光学フィルム基部構造体60上に直接メッシュ点73を形成することもできるし、レーザービームLSによって光学フィルム基部構造体60上のメッシュ点73を形成してもよい。レーザービームLSによって、レーザー切断プロセスにおいて同時に又はレーザー切断プロセス後にメッシュ点73を形成してもよい。
また、ローラー90又はレーザービームLSに加えて、メッシュ点73は、スクリーン印刷又はインクジェット印刷(IJP)によって光学フィルム600の表面に形成してもよい。加えて、メッシュ点73は、レーザー切断プロセス前に、上述したスクリーン印刷又はインクジェット印刷によって光学フィルム基部構造体60の表面に形成してもよく、次に、レーザー切断プロセスを実施する。代替的に、メッシュ点73は、レーザー切断プロセス後に、上述したスクリーン印刷又はインクジェット印刷によって光学フィルム600の表面に直接形成してもよい。
1つの実施形態において、表面コーティングプロセスを光学フィルム600に実施して、光学フィルム600の表面硬さを増大させてもよく、それにより、光学フィルム600の引掻き傷を減少させることができ、また本体強度を増大させて反りを防止することができる、すなわち光学効率を更に増大させることができる。同様に、表面コーティングプロセスは、レーザー切断プロセス前に光学フィルム基部構造体60の表面に実施してもよいし、レーザー切断プロセス後に光学フィルム600の表面に直接実施してもよい。
図11は、本開示の実施形態と比較例とのUF指数比較図である。UF指数は、平面の各点の輝度が均一であるか否かを判定する基準値であり、最高輝度点(brightest point)の輝度から最低輝度点(darkest point)の輝度を減算し、次に光入射面から距離dにある平面の滅点の輝度で除算したものと定義される。UF指数は、以下の式(1)によって示すことができる。
図11では、X軸は、光入射面からの距離d(mm)を示し、Y軸は、UF指数を示している。曲線C1は、本開示の実施形態に係る光学フィルム100のシミュレーション図である。光学フィルム100は、第1の表面11(光入射面)に配される第1の微細構造部71と、第2の表面12(光出射面)に配される第2の微細構造部72とを有する。曲線C2は、比較例の光学フィルムのシミュレーション図である。比較例の光学フィルムの光入射面又は光出射面には、微細構造部はない。
図11に示されているように、光入射面に比較的近い平面(例えば、dが8mmよりも短い)では、曲線C1(本開示の実施形態に係る光学フィルム100に対応する)は、曲線C2(比較例の光学フィルムに対応する)よりも著しく低いところにある。すなわち、本開示の実施形態に係る光学フィルム100の最高輝度点の輝度と最低輝度点の輝度との差は、比較例の光学フィルムの最高輝度点の輝度と最低輝度点の輝度との差よりも著しく小さい。したがって、ホットスポットが生じにくい。
図11の曲線C1及びC2に示されているように、本開示の実施形態に係る光学フィルム100は、第1の表面11(光入射面)に配される第1の微細構造部71と、第2の表面12(光出射面)に配される第2の微細構造部72とを有するので、光学フィルム100内の光の経路を第1の微細構造部71及び第2の微細構造部72によって変えることができ、それにより、比較例の光学フィルム(光入射面及び光出射面にいかなる微細構造部も有しない)と比較して、ホットスポット問題を効果的に解決することができる。
本開示の実施形態では、光学フィルム100、200、300、400、及び500の材料としては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルメタクリレートスチレンコポリマー(MS)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラス、及び光透過性材料を挙げることができる。さらに、光学フィルム100、200、300、400、及び500は、ディスプレイデバイスのバックライトモジュールに適用することができる。例えば、本開示の実施形態に係る光学フィルムは、横向き液晶ディスプレイデバイスの導光パネルとして使用してもよい。
図12は、本開示の実施形態に係るディスプレイデバイス1の概略断面図を示している。図12に示されているように、ディスプレイデバイス1は、バックライトモジュール10と、このバックライトモジュール10に配されるディスプレイモジュール20とを備えることができる。バックライトモジュール10は、図1〜図5に示されているような光学フィルム100と、この光学フィルム100の一方の側に配される光源Sとを含むことができる。
光学フィルム100の構造は、図1〜図5に示されている構造として形成することができる。光学フィルム100は、第1の表面11と、第1の表面11に隣接する第2の表面12とを有する。加えて、光学フィルム100の製造方法がレーザー切断プロセスを含むことができるので、第2の表面12は、第1の表面11につながる第1の領域121と、第1の領域121につながる第2の領域122と、第2の領域122につながる第3の領域123とを有する。光学フィルム100は、第1の微細構造部71及び第2の微細構造部72を有することができる。第1の微細構造部71は、第1の表面11に配されるとともに、複数の気泡構造部710を有する。第2の微細構造部72は、第2の表面12の第1の領域121及び第2の領域122に配されるとともに、複数の凸部及び凹部を有する。
この実施形態では、第1の領域121の粗さ及び第2の領域122の粗さは、第3の領域123の粗さよりも大きい。ディスプレイモジュール20は、液晶ディスプレイパネルを含むもの等とすることができる。図12では光学フィルム100が例として取り上げられているが、本開示はそれに限定されないことが留意されるべきである。本開示の他の実施形態に係る光学フィルム200、300、400、及び500は、ディスプレイデバイス1にも適用することができる。
上述したように、本開示の実施形態に係る光学フィルムは、第1の微細構造部及び第2の微細構造部を有する。これらの微細構造部は、光が光学フィルムに入射した後に光の経路を変えることができ、それにより、輝度分布をより均一とすることができ、微細構造部によって、ホットスポット問題、むら問題、又は縁部における輝線を効果的に防止することができる。
加えて、光学フィルムの製造方法がレーザー切断プロセスを含むので、第1の表面と第2の表面の一部とを、レーザービームから生じる高温によって溶融することができる。第1の微細構造部及び第2の微細構造部は、光の経路を変えることができる気泡又は不規則な凸部及び凹部を有するが、第1の表面及び第2の表面は、依然として滑らかなままであり、研磨する必要はない。
さらに、本開示の実施形態に係る光学フィルムの製造方法は、光学フィルム基部基板を成形するロールツーロールプロセスを含み、次に、光学フィルムを成形するレーザー切断プロセスを実施する。ロールツーロールプロセスによって、0.3mmよりも小さい厚さの光学フィルム基部基板を成形することができ、レーザービームによって切断して、種々の様々な形状の光入射面を成形するか、又は光学フィルム(基部基板)上のメッシュ点を生成することができる。
当業者には、開示されている実施形態に対して種々の変更及び変形を行うことができることは明らかである。本明細書及び例は単に例示とみなされ、本開示の真の範囲は以下の特許請求の範囲及びその均等物によって示されるものであることが意図される。
Claims (15)
- 第1の表面と、該第1の表面に隣接する第2の表面とを有する光学フィルムであって、前記第2の表面は、前記第1の表面につながる第1の領域と、該第1の領域につながる第2の領域と、該第2の領域につながる第3の領域とを有し、該光学フィルムは、
前記第1の表面に配されるとともに、複数の気泡構造部を有する、第1の微細構造部と、
前記第1の領域及び前記第2の領域に配されるとともに、複数の凸部及び凹部を有する、第2の微細構造部と、
を有する、光学フィルム。 - 前記第1の領域の粗さ及び前記第2の領域の粗さは、前記第3の領域の粗さよりも大きい、請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記第1の領域の幅と前記第2の領域の幅との合計は、400μm未満である、請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記凸部の高さと、前記光学フィルムの前記第3の領域における厚さとの比は、0.15未満である、請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記凸部の前記高さは、0μm〜60μmである、請求項4に記載の光学フィルム。
- 前記第1の表面の粗さは、0μm〜10μmである、請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記光学フィルムは、前記第2の表面に略平行であるとともに前記第1の表面に隣接する、第3の表面を更に有し、また、該第3の表面に配される複数のメッシュ点を有する、請求項1に記載の光学フィルム。
- バックライトモジュールと、
前記バックライトモジュールに配されるディスプレイモジュールと、
を備えるディスプレイデバイスであって、前記バックライトモジュールは、
第1の表面と、該第1の表面に隣接する第2の表面とを有する光学フィルムと、
前記第1の表面に対向する光源と、
を含み、前記第2の表面は、前記第1の表面につながる第1の領域と、該第1の領域につながる第2の領域と、該第2の領域につながる第3の領域とを有し、前記第1の表面は、光入射面として使用され、前記第2の表面は、光出射面として使用され、前記光学フィルムは、
前記第1の表面に配されるとともに、複数の気泡構造部を有する、第1の微細構造部と、
前記第1の領域及び前記第2の領域に配されるとともに、複数の凸部及び凹部を有する、第2の微細構造部と、
を有する、ディスプレイデバイス。 - 前記第1の領域の粗さ及び前記第2の領域の粗さは、前記第3の領域の粗さよりも大きい、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
- 前記第1の領域の幅と前記第2の領域の幅との合計は、400μm未満である、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
- 前記凸部の高さと、前記光学フィルムの前記第3の領域における厚さとの比は、0.15未満である、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
- 前記凸部の前記高さは、0μm〜60μmである、請求項11に記載のディスプレイデバイス。
- 前記第1の表面の粗さは、0μm〜10μmである、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
- 前記光学フィルムは、前記第2の表面に略平行であるとともに前記第1の表面に隣接する、第3の表面を更に有し、また、該第3の表面に配される複数のメッシュ点を有する、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
- 前記光学フィルムの材料が、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートスチレンコポリマー、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ガラス、及び光透過性材料のいずれか1つを含む、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW103124221 | 2014-07-15 | ||
TW103124221A TWI551902B (zh) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 光學膜片及應用其之顯示裝置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016021064A true JP2016021064A (ja) | 2016-02-04 |
Family
ID=55074448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015138755A Pending JP2016021064A (ja) | 2014-07-15 | 2015-07-10 | 光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイス |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9733399B2 (ja) |
JP (1) | JP2016021064A (ja) |
KR (1) | KR20160008964A (ja) |
TW (1) | TWI551902B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW202134759A (zh) | 2020-02-10 | 2021-09-16 | 美商康寧公司 | 包含圖案化反射器的背光 |
CN114924338B (zh) * | 2022-06-13 | 2023-12-05 | 深圳市兆驰光元科技有限公司 | 一种扩散膜及背光模组 |
TWI842546B (zh) * | 2023-05-29 | 2024-05-11 | 瀚宇彩晶股份有限公司 | 光源模組 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6672552B1 (en) * | 2003-05-02 | 2004-01-06 | Chzh-Lin Jao | Supporting rod assembly providing luminous decorating effect |
TWM291539U (en) * | 2005-12-07 | 2006-06-01 | Eternal Chemical Co Ltd | Composite optical film |
US20070236938A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Structured Composite Optical Films |
US20070237938A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Reinforced Optical Films |
US20080123364A1 (en) * | 2006-11-28 | 2008-05-29 | Chia-Yin Chang | Structure of light guide board |
TW200937043A (en) | 2008-02-29 | 2009-09-01 | Eternal Chemical Co Ltd | Brightness enhancement reflective film |
TW201103738A (en) * | 2009-07-17 | 2011-02-01 | Lhien-Wen Chen | Optical film and manufacturing method thereof |
KR101208174B1 (ko) * | 2010-07-28 | 2012-12-04 | 엘지이노텍 주식회사 | 광학시트 및 이를 포함하는 발광소자패키지 |
US20130063965A1 (en) * | 2011-09-14 | 2013-03-14 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd. | Light guide plate and backlight module |
KR20140058837A (ko) * | 2012-11-07 | 2014-05-15 | 삼성디스플레이 주식회사 | 광학 시트 및 이를 갖는 백라이트 어셈블리 |
-
2014
- 2014-07-15 TW TW103124221A patent/TWI551902B/zh active
-
2015
- 2015-06-18 US US14/743,002 patent/US9733399B2/en active Active
- 2015-07-03 KR KR1020150095071A patent/KR20160008964A/ko unknown
- 2015-07-10 JP JP2015138755A patent/JP2016021064A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201602661A (zh) | 2016-01-16 |
US9733399B2 (en) | 2017-08-15 |
TWI551902B (zh) | 2016-10-01 |
KR20160008964A (ko) | 2016-01-25 |
US20160018570A1 (en) | 2016-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8349225B2 (en) | Method for manufacturing light guide plate having light scattering microstructures | |
TWI436133B (zh) | 導光板之製造設備及具有該導光板之背光單元 | |
TWI567425B (zh) | 具有包含分散粒子以供擴散之基材的增亮膜 | |
JP2007214001A (ja) | 導光板、導光板成形用金型、導光板成形用金型の製造方法および導光板の製造方法 | |
CN109143428B (zh) | 扩散片、背光、液晶显示设备、以及制造扩散片的方法 | |
US9114557B2 (en) | Diffusion sheet, backlight, liquid crystal display apparatus and method of manufacturing the diffusion sheet comprising a plurality of convex shapes that are irregularly spaced and aligned relative to each other | |
JP2008159274A (ja) | 導光板、導光板成形用金型、導光板成型用金型の製造方法及び導光板の製造方法 | |
JP5767419B1 (ja) | 導光シート、バックライトユニット及び携帯型端末 | |
US20090147385A1 (en) | Prism sheet and method for making the same | |
TW201622930A (zh) | 在基板上形成凹凸結構的方法與模具制作的方法 | |
JP2016021064A (ja) | 光学フィルム及び該光学フィルムを用いるディスプレイデバイス | |
JP2013077473A (ja) | 導光板、導光板の製造方法、金型、ディスプレイ用バックライトユニットおよびディスプレイ | |
JP2017116930A (ja) | バックライトユニット用光学シート及びバックライトユニット | |
TWI507786B (zh) | 顯示裝置及其側光式背光模組 | |
US20160313488A1 (en) | Display device | |
JP2014044912A (ja) | 樹脂シートの製造方法 | |
JP2017228359A (ja) | フロントライト用導光板、面光源装置、表示装置 | |
JP5272508B2 (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
WO2017104677A1 (ja) | バックライトユニット用光学シート及びバックライトユニット | |
JP2013161582A (ja) | 導光板 | |
JP2013229286A (ja) | 面光源装置及びこれを含むバックライトユニット | |
JP5948128B2 (ja) | 導光板 | |
JP2011242419A (ja) | 光学シート及び金型並びにバックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP5984363B2 (ja) | 導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置 | |
US20110188262A1 (en) | Light conductive plate and manufacturing method thereof |