JP6171134B2 - 燃料電池スタック - Google Patents
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Description
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と透水圧が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して透水圧が小さい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とが重畳された重畳体の透水圧が小さいことを特徴とする。
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と水蒸気排出速度が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して水蒸気排出速度が大きい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とが重畳された重畳体の水蒸気排出速度が大きいことを特徴とする。
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と透水圧及び水蒸気排出速度が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して透水圧が小さく且つ水蒸気排出速度が大きい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とが重畳された重畳体の透水圧が小さく且つ水蒸気排出速度が大きいことを特徴とする。
(1) ガス拡散層は、嵩密度が0.31g/m2、厚さが190μmのカーボンペーパに、三井・デュポンフロロケミカル社製のテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)の分散液「FEP 120−JRB Dispersion」(商品名)を含浸させ、120℃で30分間乾燥させることで、撥水処理を行った。この際、カーボンペーパは、該カーボンペーパに対するFEPの乾燥重量が、2.4重量%となるように分散液に含浸させた。
前記(3)の工程に代えて、前記(1)で作製したガス拡散層上に、前記(2)で調製した多孔質層用ペーストをインクとして、多孔質層の厚みが52.2μmとなるようにスクリーン印刷を行った。それ以外は単位セルA1と同様にして、単位セルA2を得た。
前記(3)の工程に代えて、前記(1)で作製したガス拡散層上に、前記(2)で調製した多孔質層用ペーストを、厚みが14.3μmとなるようにブレード塗工器を利用して塗布した。それ以外は単位セルA1と同様にして、単位セルB1を得た。
前記(3)の工程に代えて、前記(1)で作製したガス拡散層上に、前記(2)で調製した多孔質層用ペーストを、厚みが31.4μmとなるようにブレード塗工器を利用して塗布した。それ以外は単位セルA1と同様にして、単位セルB2を得た。
前記(3)の工程に代えて、前記(1)で作製したガス拡散層上に、前記(2)で調製した多孔質層用ペーストを、厚みが40.9μmとなるようにブレード塗工器を利用して塗布した。それ以外は単位セルA1と同様にして、単位セルB3を得た。
前記(3)の工程に代えて、前記(1)で作製したガス拡散層上に、前記(2)で調製した多孔質層用ペーストを、厚みが48.2μmとなるようにブレード塗工器を利用して塗布した。それ以外は単位セルA1と同様にして、単位セルB4を得た。
12a…端部単位セル 12b…中央部単位セル
14…ターミナルプレート 16…絶縁プレート
18…エンドプレート 20…酸化剤ガス入口連通孔
22…冷却媒体入口連通孔 24…燃料ガス出口連通孔
26…燃料ガス入口連通孔 28…冷却媒体出口連通孔
30…酸化剤ガス出口連通孔 32…タイロッド
34…電解質膜・電極構造体 36…アノード側セパレータ
38…カソード側セパレータ 40…燃料ガス流路
42…酸化剤ガス流路 44…冷却媒体流路
46…電解質膜 48…アノード電極
50…カソード電極 52…第1電極触媒層
54…第1ガス拡散層 56…第1多孔質層
58…第2電極触媒層 60…第2ガス拡散層
62…第2多孔質層 64…第1重畳体
66…第1絶縁シート 68…第2重畳体
70…第2絶縁シート 72…シール部材
74…測定装置
Claims (8)
- 固体高分子膜からなる電解質膜をアノード電極とカソード電極で挟持するように積層した電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体の両側に配設されるセパレータとを有する単位セルを複数個積層して構成される燃料電池スタックであって、
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と透水圧が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して透水圧が小さい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とを重畳した重畳体の透水圧が小さいことを特徴とする燃料電池スタック。 - 請求項1に記載の燃料電池スタックにおいて、前記端部単位セルの前記重畳体の透水圧が10.0〜30.0kPaであり、前記他の単位セルの前記重畳体の透水圧が30.0〜120.0kPaであることを特徴とする燃料電池スタック。
- 固体高分子膜からなる電解質膜をアノード電極とカソード電極で挟持するように積層した電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体の両側に配設されるセパレータとを有する単位セルを複数個積層して構成される燃料電池スタックであって、
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と水蒸気排出速度が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して水蒸気排出速度が大きい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とを重畳した重畳体の水蒸気排出速度が大きいことを特徴とする燃料電池スタック。 - 請求項3に記載の燃料電池スタックにおいて、前記端部単位セルの前記重畳体の水蒸気排出速度が18.0〜20.0mg/cm2・minであり、前記他の単位セルの前記重畳体の水蒸気排出速度が15.0〜18.0mg/cm2・minであることを特徴とする燃料電池スタック。
- 固体高分子膜からなる電解質膜をアノード電極とカソード電極で挟持するように積層した電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体の両側に配設されるセパレータとを有する単位セルを複数個積層して構成される燃料電池スタックであって、
前記アノード電極及び前記カソード電極の各々は、前記電解質膜に臨む電極触媒層と、ガス拡散層とを有し、
前記アノード電極又は前記カソード電極の少なくとも一方は、前記電極触媒層と前記ガス拡散層との間に介在する多孔質層をさらに有し、
前記複数個の単位セルのうち、積層方向の両端部に配置される端部単位セルは、他の単位セルの前記ガス拡散層と透水圧及び水蒸気排出速度が同じ前記ガス拡散層を有し、且つ前記他の単位セルの前記多孔質層に比して透水圧が小さく且つ水蒸気排出速度が大きい前記多孔質層を有することにより、前記他の単位セルに比して、前記多孔質層と前記ガス拡散層とを重畳した重畳体の透水圧が小さく且つ水蒸気排出速度が大きいことを特徴とする燃料電池スタック。 - 請求項5に記載の燃料電池スタックにおいて、前記端部単位セルの前記重畳体の透水圧が10.0〜30.0kPa及び水蒸気排出速度が18.0〜20.0mg/cm2・minであり、前記他の単位セルの前記重畳体の透水圧が30.0〜120.0kPa及び水蒸気排出速度が15.0〜18.0mg/cm2・minであることを特徴とする燃料電池スタック。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記端部単位セルは、前記他の単位セルに比して、前記電解質膜・電極構造体の積層方向に対する電気抵抗が小さいことを特徴とする燃料電池スタック。
- 請求項7記載の燃料電池スタックにおいて、前記端部単位セルの前記重畳体を積層方向に15kgf/cm2で加圧したときの該重畳体の貫通抵抗が4.0〜5.0mΩ・cm2であり、前記他の単位セルの前記重畳体を積層方向に15kgf/cm2で加圧したときの該重畳体の貫通抵抗が5.0〜7.0mΩ・cm2であることを特徴とする燃料電池スタック。
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