JP2008251343A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池の端部セルでのフラッディングを抑制可能な燃料電池を提供する。
【解決手段】電解質膜102と、電解質膜102の両面側に配置され、電気化学反応に用いられる反応ガスが通過する反応ガス流路105、106が形成された一対のセパレータ103、104とを有するセル100が積層された燃料電池において、積層されたセル100の少なくとも一方の端部に位置する端部セル100と集電板101との間に水分除去用部材108が設けられる。水分除去用部材108には、端部セル100の外側セパレータ103、104の反応ガス流路105、106に対応する位置に、反応ガスとしての空気が通過する水分除去用空気流路109が形成されており、外側セパレータ103、104の反応ガス流路105、106と、水分除去用空気流路109との間には、水分を透過可能な水分透過部材110が設けられている。
【選択図】図4
【解決手段】電解質膜102と、電解質膜102の両面側に配置され、電気化学反応に用いられる反応ガスが通過する反応ガス流路105、106が形成された一対のセパレータ103、104とを有するセル100が積層された燃料電池において、積層されたセル100の少なくとも一方の端部に位置する端部セル100と集電板101との間に水分除去用部材108が設けられる。水分除去用部材108には、端部セル100の外側セパレータ103、104の反応ガス流路105、106に対応する位置に、反応ガスとしての空気が通過する水分除去用空気流路109が形成されており、外側セパレータ103、104の反応ガス流路105、106と、水分除去用空気流路109との間には、水分を透過可能な水分透過部材110が設けられている。
【選択図】図4
Description
本発明は、水素と酸素との電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池に関する。
燃料電池は、複数のセルが積層され、その両端を集電板で挟まれて構成されているため、両端に位置する端部セルは集電板の熱伝導により冷却されやすく、他のセルより低温になりやすい。このため、端部セルでは水が凝縮してフラッディングが生じやすい。特にセルの燃料ガス側流路では空気側流路よりも流速が遅いので水分が排出されにくく、フラッディングが生じやすい。このようなセル内部でのフラッディング発生は、セルの発電性能を悪化させることとなる。
このような問題に対し、冷却水流路と燃料ガス流路との間に、燃料ガス側セパレータよりも熱伝導率が低い材質よりなる断熱層を設ける構成が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の構成では、断熱層により燃料ガスを空気より冷却されにくくすることで燃料ガス温度を空気温度よりも高くして、水蒸気分圧差で燃料ガス側の水分を電解質膜を透過させて空気側へ移動させ、空気側よりも流速の遅い燃料ガス側流路内でのフラッディングを防止している。さらに、燃料電池の積層体の少なくとも両端部に位置するセパレータの外側面に当接されている集電板に、燃料電池が出力する電流によって加熱される発熱体を設け、端部セルの温度低下による水の凝縮を防止する構成が提案されている(特許文献2)。
特開2005−203313号公報
特開平8−167424号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、断熱層を設けることで冷却性能が低下してしまい、さらに燃料電池スタックの端部にある燃料ガス流路では、集電板の熱伝導による冷却で充分な効果が得られなくなるという問題がある。また、特許文献2の構成では、発熱体のために余分な電力を消費するため、燃料電池の燃費が悪化する問題がある。
本発明は上記点に鑑み、燃料電池の端部セルでのフラッディングを抑制可能な燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電気化学反応により発電するセル(100)が複数積層され、その両端部に集電板(101)が設けられた燃料電池であって、セル(100)は、電解質膜(102)と、電解質膜(102)の両面側に配置され、電気化学反応に用いられる反応ガスが通過する反応ガス流路(105、106)が形成された一対のセパレータ(103、104)とを有し、積層されたセル(100)のうち少なくとも一方の端部に位置する端部セル(100)と集電板(101)との間に水分除去用部材(108)が設けられており、水分除去用部材(108)には、端部セル(100)における水分除去用部材(108)に隣接する側の外側セパレータ(103、104)に形成された反応ガス流路(105、106)に対応する位置に、反応ガスとしての空気が通過する水分除去用空気流路(109)が形成されており、外側セパレータ(103、104)に形成された反応ガス流路(105、106)と、水分除去用空気流路(109)との間には、水分を透過可能な水分透過部材(110)が設けられていることを特徴としている。
水分除去用部材(108)は、集電板(101)が接触しているため、集電板(101)の熱伝導により冷却され、水分除去用空気流路(109)を流れる空気は、外側セパレータ(103、104)の反応ガス流路(105、106)を流れる反応ガスよりも低温となる。このため、水分除去用空気流路(109)における水蒸気分圧は、外側セパレータ(103、104)の反応ガス流路(105、106)における水蒸気分圧より低くなり、外側セパレータ(103、104)の反応ガス流路(105、106)側に存在する水分が水分透過部材(110)を透過して水分除去用空気流路(109)に移動する。この結果、端部セル(100)におけるフラッディングの発生を抑制することができる。なお、水分透過部材(110)としては、セルを構成する電解質膜と同様の電解質膜を好適に用いることができる。
また、セル(100)の反応ガス流路のうち水素が通過する水素流路(106)は、空気が通過する空気流路(105)よりガス流量が少ないので水分を排出しにくくフラッディングが発生しやすい。このため、外側セパレータ(103、104)に形成された反応ガス流路が、水素が通過する水素流路(106)として構成することで、フラッディングの発生を効果的に抑制することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システムを示す模式図で、この燃料電池システムは例えば電気自動車に適用される。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システムを示す模式図で、この燃料電池システムは例えば電気自動車に適用される。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池10を備えている。この燃料電池10は、図示しない電気負荷や2次電池等の電気機器に電力を供給するものである。電気自動車の場合には、車両走行駆動源としての電動モータが電気負荷に相当している。
図2は、燃料電池10の斜視図である。本実施形態では燃料電池10として固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となる燃料電池セル100が複数個積層され、且つ電気的に直列接続されている。積層されたセル10の両端には集電板101が設けられている。なお、図2では積層されたセル100から集電板101を分離した状態で図示している。燃料電池10では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり電気エネルギが発生する。
(負極側)H2→2H++2e-
(正極側)2H++1/2O2+2e-→H2O
図1に戻り、燃料電池システムには、燃料電池10の空気極(正極)側に空気(酸素)を供給するための空気流路20と、燃料電池10の水素極(負極)側に水素を供給するための水素流路30が設けられている。ここで、空気流路20における燃料電池10より上流側を空気供給流路20aといい、下流側を空気排出流路20bという。また、水素流路30における燃料電池10より上流側を水素供給流路30aといい、下流側を水素排出流路30bという。なお、空気は本発明の酸化ガスに相当し、水素は本発明の燃料ガスに相当している。
(正極側)2H++1/2O2+2e-→H2O
図1に戻り、燃料電池システムには、燃料電池10の空気極(正極)側に空気(酸素)を供給するための空気流路20と、燃料電池10の水素極(負極)側に水素を供給するための水素流路30が設けられている。ここで、空気流路20における燃料電池10より上流側を空気供給流路20aといい、下流側を空気排出流路20bという。また、水素流路30における燃料電池10より上流側を水素供給流路30aといい、下流側を水素排出流路30bという。なお、空気は本発明の酸化ガスに相当し、水素は本発明の燃料ガスに相当している。
空気供給流路20aの最上流部には、大気中から吸入した空気を燃料電池10に圧送するための空気供給装置21が設けられ、空気供給流路20aにおける空気供給装置21と燃料電池10との間には、空気への加湿を行う加湿器22が設けられている。空気供給装置21としては、コンプレッサを用いることができる。水素供給流路30aの最上流部には、水素供給装置31が設けられ、水素供給流路30aにおける水素供給装置31と燃料電池10との間には、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整するための水素調圧弁32が設けられている。水素供給装置31としては、高圧水素が充填された高圧水素タンクを用いることができる。
燃料電池10は発電効率確保のために運転中一定温度(例えば80℃程度)に維持する必要がある。このため、燃料電池10を冷却するための冷却システムが設けられている。冷却システムには、燃料電池10に冷却水(熱媒体)を循環させる冷却水経路40、冷却水を循環させるウォータポンプ41、ファン42を備えたラジエータ(放熱器)43が設けられている。冷却水経路40には、冷却水をラジエータ43をバイパスさせるためのバイパス経路44が設けられている。冷却水経路40とバイパス経路44との合流点には、バイパス経路44に流れる冷却水流量を調整するための流路切替弁45が設けられている。
燃料電池システムには、各種制御を行う制御部(ECU)50が設けられている。制御部50は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。制御部50は、各種演算処理を行い、空気供給装置21、加湿器22、水素調圧弁32、水素ポンプ33、ウォータポンプ41、流路切替弁45等に制御信号を出力する。
次に、燃料電池セル100の構成について説明する。図3は、燃料電池10の空気および水素の流れを示す概念図である。図3に示すように、セル100は、電解質膜の両側面に電極が配置されたMEA(Membrane Electrode Assembly:電解質・電極接合体)102と、このMEA102を挟持する空気側セパレータ103および水素側セパレータ104で構成されている。セパレータ103、104は、カーボン材または導電性金属よりなる板状部材からなる。空気側セパレータ103には空気が流れる空気流路105が形成され、水素側セパレータ104には水素が流れる水素流路106が形成されている。
図3に示すように、燃料電池10に流入した空気(酸素)は各セル100で分岐して、各セル100の空気側セパレータ103の空気流路105に対して並列に供給される。また、燃料電池10に流入した水素は各セル100で分岐して、各セル100の水素側セパレータ104の水素流路106に対して並列に供給される。空気および水素は、燃料電池10の図3における左側から流入し、各セル100の反応ガス流路105、106を通過した後、燃料電池10の図3における左側から流出するようになっている。このため、本実施形態の各セル100では、電解質膜102を中心として空気側セパレータ103が反応ガスの流入側に近い側(図3における左側)に配置され、水素側セパレータ104が反応ガスの流入側から遠い側(図3における右側)に配置されている。
図4は、燃料電池10の断面図であり、図2の燃料電池10における奥側部分の断面構成のみを示している。図4に示すように、空気側セパレータ103の空気流路105と水素側セパレータ104の水素流路106は、MEA102を介して互いに対応する位置に形成されている。さらに、図4に示すように、空気側セパレータ103と水素側セパレータ104には、空気流路105と水素流路106が形成された面の反対面に冷却水が流れる冷却水流路107が形成されている。図4では紙面垂直方向に空気流路105、水素流路106、冷却水流路107が形成されている。
図3、図4に示すように、積層されたセル100の一端側に接するように水分除去用セパレータ108が配置されている。水分除去用セパレータ108は、空気側セパレータ103と同様の構成を有しており、冷却水流路107と水分除去用空気流路109が形成されている。図3に示すように、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109は、各セル100の空気側セパレータ103の空気流路105と並列に配置されており、反応ガスとしての水分除去用空気流路109には空気(酸素)が流れる。ただし、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109を流れる空気(酸素)は、上記電気化学反応に寄与していない。
本実施形態の水分除去用セパレータ108は、燃料電池10における反応ガス流入口から最も離れた側、つまり図3、図4における右端に位置するセル100(以下、「端部セル100」という。)に隣接して配置されている。この結果、図4に示すように、端部セル100と集電板101との間に水分除去用セパレータ108が配置される。端部セル100は、水素側セパレータ104が集電板101側に位置している。このため、水分除去用セパレータ108は端部セル100の外側セパレータである水素側セパレータ104に直接的に接している。
図5(a)は水分除去用セパレータ108の正面図とA−A断面図であり、図5(b)は端部セル100の水素側セパレータ104の正面図とB−B断面図である。図4、図5に示すように、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109と、端部セル100の水素側セパレータ104の水素流路106の間には、水分除去用電解質膜110が配置されている。具体的には、端部セル100の水素側セパレータ104における水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109に対応する部位には、水分除去用電解質膜110が設けられており、水分除去用セパレータ108における端部セル100の水素側セパレータ104の水素流路106に対応する部位には、水分除去用貫通孔111が設けられている。水分除去用電解質膜110としては、セル100のMEA102と同様の構成を有する電解質膜を用いることができる。なお、水分除去用電解質膜110が本発明の水分透過部材に相当している。
上記構成の燃料電池10は、以下のように作動する。まず、空気供給装置21から空気の供給が開始され、水素供給装置31から水素の供給が開始されることで、各セル100の空気流路105に空気が流れ、水素流路106に水素が流れ、燃料電池10は発電を開始する。このとき、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109にも、空気側セパレータ103の空気流路105と同様に空気が流れる。
水分除去用セパレータ108は、集電板101が接触しているため、集電板101の熱伝導により冷却されて、各セル100を構成しているセパレータ103、104より低温となる。このため、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109を流れる空気は、隣接する端部セル100の水素側セパレータ104の水素流路106を流れる水素よりも低温となり、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109における水蒸気分圧は、端部セル100の水素側セパレータ104の水素流路106における水蒸気分圧より低くなる。
この水蒸気分圧差により、水蒸気分圧が高い水素側セパレータ104の水素流路106側に存在する水分が、水分除去用電解質膜110を透過して、水蒸気分圧が低い水分除去用セパレータ108側の水分除去用空気流路109に移動することとなる。この結果、端部セル100におけるフラッディングの発生を抑制することができる。そして、水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109に移動した水分は、空気流れにより水分除去用空気流路109から排出される。このように、端部セル100の外側に配置されるセパレータ104に接するように水分除去用セパレータ108を設け、端部セル100の水素流路106と水分除去用セパレータ108の空気流路との間に水分除去用電解質膜110を設けることで、端部セル100におけるフラッディングを抑制できる。
また、セル100の水素流路106は空気流路105よりガス流量が少ないので水分を排出しにくくフラッディングが発生しやすい。このため、本実施形態のように端部セル100の外側に水素流路106が位置する場合には、端部セル100の水素流路106に接するように水分除去用セパレータ108を配置することで、効果的にフラッディングの発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6は、本第2実施形態の燃料電池10の断面図である。図7(a)は水分除去用セパレータ108の正面図とA−A断面図であり、図7(b)は端部セル100の水素側セパレータ104の正面図とB−B断面図である。図6は、上記第1実施形態の図4に対応しており、図7は上記第1実施形態の図5に対応している。
図6、図7に示すように、本第2実施形態では、端部セル100の水素側セパレータ104と、水分除去用セパレータ108には、冷却水流路107が設けられていない。これにより、水分除去用セパレータ108と、端部セル100の外側セパレータである水素側セパレータ104とおける中空部を減少させることができ、強度を向上させることができる。また、燃料電池10における温度低下しやすい部位である集電板101近傍の冷却水流路をなくすことで、燃料電池10の端部で温度低下しすぎることを抑制しできる。これにより、端部セル100の水素側セパレータ103の水素流路106での水分の凝縮を抑制でき、フラッディングの発生を効果的に抑制できる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、水分除去用セパレータ108に隣接する水素側セパレータ104に水分除去用電解質膜110を設けたが、これに限らず、水分除去用セパレータ108側に水分除去用電解質膜110を設けてもよい。
なお、上記各実施形態では、水分除去用セパレータ108に隣接する水素側セパレータ104に水分除去用電解質膜110を設けたが、これに限らず、水分除去用セパレータ108側に水分除去用電解質膜110を設けてもよい。
また、上記各実施形態では、端部セル100における水分除去用セパレータ108に隣接する外側セパレータが水素側セパレータ104である場合について説明したが、これに限らず、端部セル100の外側セパレータが空気側セパレータ103である場合には、空気側セパレータ103に水分除去用セパレータ108を隣接させればよい。このような構成によっても、端部セル100の空気側セパレータ103より水分除去用セパレータ108の方が低温になり、空気側セパレータ103の空気流路105と水分除去用セパレータ108の水分除去用空気流路109との水蒸気分圧差によって、空気側セパレータ103の空気流路105の水分を水分除去用電解質膜110を介して水分除去用空気流路109に移動させることができる。これにより、端部セル100の空気側セパレータ103の空気流路105におけるフラッディングの発生を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、積層されたセル100の一方の端部セル100と集電板101との間に水分除去用セパレータ108を設けたが、これに限らず、積層されたセル100の両端に位置する端部セル100と集電板101との間に水分除去用セパレータ108を設けてもよい。
また、上記各実施形態では、水分透過部材として電解質膜110を用いたが、水分透過部材は両面側のガスの透過を抑えつつ、水分を透過可能な材料であればよく、電解質膜以外の材料を用いることができる。
10…燃料電池、100…セル、101…集電板、102…MEA、103…空気側セパレータ、104…水素側セパレータ、105…空気流路、106…水素流路、107…冷却水流路、108…水分除去用セパレータ、110…水分除去用電解質膜、111…水分除去用貫通孔。
Claims (3)
- 電気化学反応により発電するセル(100)が複数積層され、その両端部に集電板(101)が設けられた燃料電池であって、
前記セル(100)は、電解質膜(102)と、前記電解質膜(102)の両面側に配置され、前記電気化学反応に用いられる反応ガスが通過する反応ガス流路(105、106)が形成された一対のセパレータ(103、104)とを有し、
前記積層されたセル(100)のうち少なくとも一方の端部に位置する端部セル(100)と前記集電板(101)との間に水分除去用部材(108)が設けられており、
前記水分除去用部材(108)には、前記端部セル(100)における前記水分除去用部材(108)に隣接する側の外側セパレータ(103、104)に形成された前記反応ガス流路(105、106)に対応する位置に、前記反応ガスとしての空気が通過する水分除去用空気流路(109)が形成されており、
前記外側セパレータ(103、104)に形成された前記反応ガス流路(105、106)と、前記水分除去用空気流路(109)との間には、水分を透過可能な水分透過部材(110)が設けられていることを特徴とする燃料電池。 - 前記外側セパレータ(103、104)に形成された前記反応ガス流路は、前記反応ガスとして水素が通過する水素流路(106)として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
- 前記水分透過部材(110)は、電解質膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池。
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Cited By (2)
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KR101018075B1 (ko) * | 2008-12-29 | 2011-03-02 | 주식회사 엑스에프씨 | 선택적 투과막을 이용한 고분자 전해질막 연료전지 스택의 구조 |
JP2014160579A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池スタック |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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