JP6170319B2 - トイレットロール及びトイレットロールの製造方法 - Google Patents
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Description
〔請求項1記載の発明〕
帯状のトイレットペーパーが紙管に巻かれているトイレットロールであって、
前記紙管が紙管内面側に位置される内側紙管原紙と紙管外面側に位置される外側紙管原紙とがともに螺旋状に巻かれた二層積層構造をなし、かつ、その内側紙管原紙が、幅方向の縁部が離間幅1〜7mmで離間するように巻かれて、外側紙管原紙の紙管内面側に向く面の一部が、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から露出されており、その露出部分に消臭剤が付与されている、ことを特徴とするトイレットロール。
内側紙管原紙と外側紙管原紙とが対面する部分の間にも消臭剤が付与されている請求項1記載のトイレットロール。
一対の原反ロールから繰出された、紙管内面側に位置される内側紙管原紙と紙管外面側に位置される外側紙管原紙とを、マンドレルシャフトに螺旋状に巻いて二層積層構造の筒状部分を形成し、その筒状に形成された部分をトイレットロールの複数倍幅以上の幅でカットして長尺の紙管を形成する紙管形成工程と、
長尺の紙管にトイレットロールの複数倍幅以上の幅のトイレットペーパー原紙を巻いてログを形成する工程と、
ログを切断して個々のトイレットロールにする工程と、を有し、
前記紙管形成工程において、前記内側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際にその幅方向の縁部が離間幅1〜7mmで離間するように巻きつけて、前記外側紙管原紙の紙管内面側に向く面の一部が前記内側紙管原紙の縁部離間部分から露出するようにし、
かつ、前記外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける前に、少なくとも露出する部分に消臭剤を付与する、ことを特徴とするトイレットロールの製造方法。
前記紙管形成工程において、
前記外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける前に、その外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に、消臭剤を含有させた接着剤を塗布し、
前記内側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際にその幅方向の縁部が離間するように巻きつけて、前記接着剤によって外側紙管原紙と積層接着するとともに、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から外側紙管原紙に塗布した消臭剤を含む接着剤が紙管内面に露出するようにする、請求項3記載のトイレットロールの製造方法。
前記紙管形成工程において、
マンドレルシャフトに巻き付ける前に外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に消臭剤を塗布し、
前記内側紙管原紙の紙管外面側に向く面に接着剤を塗布し、
前記内側紙管原紙及び外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際に、前記内側紙管原紙をその幅方向の縁部が離間するように巻きつけて、前記接着剤によって外側紙管原紙と積層接着するとともに、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から外側紙管原紙に塗布した消臭剤が紙管内面に露出するようにする、請求項3記載のトイレットロールの製造方法。
前記紙管形成工程に、
外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に、接着剤をその幅方向の所定の位置が連続方向に非塗布部分が形成されるように塗布する工程と、その接着剤の塗布前後において前記非塗布部分に消臭剤を塗布する工程と、を有する請求項3記載のトイレットロールの製造方法。
本発明の実施形態に係るトイレットロール10のを特に図1〜図6を参照しながら説明する。但し、本発明のトイレットロールは、この実施形態に必ずしも限定されるわけではない。本実施形態に係るトイレットロールは、図1に示すとおり、紙管11に帯状の家庭用薄葉紙であるトイレットペーパー12が巻かれたものである。トイレットロール10の大きさ等は、幅L1が100〜115mm、直径L2が100〜120mm、巻き長さ(トイレットペーパーの全長)が18〜70m、紙管内径L3が35〜50mmであるのが望ましい。この大きさであれば一般的なトイレットロール用のペーパーホルダーが利用でき、トイレットペーパーの長さも十分である。
次に、本発明の実施形態に係るトイレットロール10の製造方法例を特に図7〜図14を参照しながら説明する。但し、本発明のトイレットロール10の製造方法は、この方法に必ずしも限定されるわけではない。
第1実施形態のトイレットロールの製造方法は、図7に示すように、長尺のスパイラル紙管30を製造する紙管形成工程(A)と、その長尺のスパイラル紙管を用いてログを製造するログ製造工程(B)と、ログを裁断して個々のトイレットロールにする裁断工程(C)を有している。
第1実施形態の紙管製造工程は、図7中(A)、図8〜図10に示すように、原反ロール31A,32Aから繰出された二枚の帯状の紙管原紙31,32のうち一方の紙管原紙31の一方面に糊付けロール51により消臭剤が混合された接着糊44を付与し、前記一方の紙管原紙31の糊付けされた面に他方の紙管原紙32を幅方向に一部重ね、前記他方の紙管原紙32の糊付け面と接しない面をマンドレルシャフト52に対向する面、すなわち紙管内面となる面にして、各紙管原紙31,32をマンドレルシャフト52に螺旋状に巻き付けて連続的に筒状部分29を形成し、その筒状部分29をトイレットロール10の複数倍幅以上の幅でカッター58によりカットして長尺のスパイラル紙管30を形成する。
上記の長尺のスパイラル紙管30の製造と平行して又はその後において、ログ製造工程(図7中(B)にて、ログ70を製造する。なお、ログ70とは、最終製品であるトイレットロール10の直径と同径でありかつ幅が最終製品の複数倍幅以上ある中間製品である。
以上のように、ログ70を製造したならば、このログ70を既知のログアキュームレーターX3で複数本をストックしつつ後段のログカッター設備X4へと移動させる。そして、その後に図7中(C)に示すように、既知のログカッター91でログ70を製品幅に裁断し、図5に示すような、個々のトイレットロール10,10…とする。このログの切断と同時に、長尺の紙管も裁断され、長尺の紙管30も個々の紙管11となる。
次いで、第2実施形態のトイレットロールの製造方法を、図7、図9及び図11〜図13を参照しながら説明する。第2実施形態は、第1実施形態と紙管形成工程が一部異なっている。〔ログ製造工程(B)〕、〔ログ切断工程(C)〕は第1実施形態と同様である。第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、その異なる第2実施形態に特有の事項を説明する。
次いで、第3実施形態のトイレットロールの製造方法を、図7、図9、図14及び図15を参照しながら説明する。第3実施形態も第2実施形態と同様に、第1実施形態と紙管形成工程が一部異なっている。〔ログ製造工程(B)〕、〔ログ切断工程(C)〕は第1実施形態と同様である。第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、その異なる第3実施形態に特有の事項を説明する。
Claims (6)
- 帯状のトイレットペーパーが紙管に巻かれているトイレットロールであって、
前記紙管が紙管内面側に位置される内側紙管原紙と紙管外面側に位置される外側紙管原紙とがともに螺旋状に巻かれた二層積層構造をなし、かつ、その内側紙管原紙が、幅方向の縁部が離間幅1〜7mmで離間するように巻かれて、外側紙管原紙の紙管内面側に向く面の一部が、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から露出されており、その露出部分に消臭剤が付与されている、ことを特徴とするトイレットロール。 - 内側紙管原紙と外側紙管原紙とが対面する部分の間にも消臭剤が付与されている請求項1記載のトイレットロール。
- 一対の原反ロールから繰出された、紙管内面側に位置される内側紙管原紙と紙管外面側に位置される外側紙管原紙とを、マンドレルシャフトに螺旋状に巻いて二層積層構造の筒状部分を形成し、その筒状に形成された部分をトイレットロールの複数倍幅以上の幅でカットして長尺の紙管を形成する紙管形成工程と、
長尺の紙管にトイレットロールの複数倍幅以上の幅のトイレットペーパー原紙を巻いてログを形成する工程と、
ログを切断して個々のトイレットロールにする工程と、を有し、
前記紙管形成工程において、前記内側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際にその幅方向の縁部が離間幅1〜7mmで離間するように巻きつけて、前記外側紙管原紙の紙管内面側に向く面の一部が前記内側紙管原紙の縁部離間部分から露出するようにし、
かつ、前記外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける前に、少なくとも露出する部分に消臭剤を付与する、ことを特徴とするトイレットロールの製造方法。 - 前記紙管形成工程において、
前記外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける前に、その外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に、消臭剤を含有させた接着剤を塗布し、
前記内側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際にその幅方向の縁部が離間するように巻きつけて、前記接着剤によって外側紙管原紙と積層接着するとともに、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から外側紙管原紙に塗布した消臭剤を含む接着剤が紙管内面に露出するようにする、請求項3記載のトイレットロールの製造方法。 - 前記紙管形成工程において、
マンドレルシャフトに巻き付ける前に外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に消臭剤を塗布し、
前記内側紙管原紙の紙管外面側に向く面に接着剤を塗布し、
前記内側紙管原紙及び外側紙管原紙をマンドレルシャフトに巻き付ける際に、前記内側紙管原紙をその幅方向の縁部が離間するように巻きつけて、前記接着剤によって外側紙管原紙と積層接着するとともに、前記内側紙管原紙の縁部離間部分から外側紙管原紙に塗布した消臭剤が紙管内面に露出するようにする、請求項3記載のトイレットロールの製造方法。 - 前記紙管形成工程に、
外側紙管原紙の紙管内面側に向く面に、接着剤をその幅方向の所定の位置が連続方向に非塗布部分が形成されるように塗布する工程と、その接着剤の塗布前後において前記非塗布部分に消臭剤を塗布する工程と、を有する請求項3記載のトイレットロールの製造方法。
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