JP3978192B2 - 付香紙管及び該紙管を使用したロール紙 - Google Patents

付香紙管及び該紙管を使用したロール紙 Download PDF

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Description

本発明は、紙管とこれを使用したロール紙に関する。より詳細には、本発明は、香りが付与されるようになった、ロール状シートの芯となる紙管と、これを使用して積層捲回されたロール状の紙に関する。
家庭で一般的に使用される、アルミフォイル、ラップフィルム、ペーパータオル、トイレットペーパーなどを含むシート状の材料はロール状に巻かれているものが多い。このようなシート材料のロール状製品は軽量であることが望まれ、また再利用の必要もないことから、ロール状の製品の芯には基本的には紙から形成された中空円筒形状の紙管が使用されることが多い。このような紙製の紙管は、さらに廃棄も容易であり、取り扱い時における安全性も高く、さらには製造コストも廉価であるといった多くの利点を有する。
家庭内において、特に玄関、室内、トイレといった場所で、好ましい香りを楽しむために芳香剤が使用されたり、または好ましくない臭いを脱臭、あるいは中和するために脱臭剤が使用されることがある。このような芳香剤、脱臭剤などを使用するときには、それとは悟られないような様々な容器などに含まれていることが多い。最近では、トイレ内において香りを得るために、あるいは悪臭を脱臭するために、上述したロール状シートなどの芯として使用される紙管のうち、トイレットペーパーロールに使用される紙管に芳香剤、香料、消臭剤、脱臭剤などが付与されるように様々な工夫が施されているものがある。
従来において、トイレットペーパーロールに使用されるような紙管は中空円筒形状であり、中空円筒状の紙管の内周面、外周面あるいは紙管が複数の原紙により構成される場合のこれら原紙の間に上述した香料や脱臭剤を付与する技術が知られている。
まず第1の従来技術の例として、トイレットパーパーの芯となる紙管の内周面に香りを付与するものがある(例えば、特許文献1、2及び3参照)。第2の従来技術の例として、第1の従来技術例とは逆にトイレットペーパーの紙管の外周面に香料を付与するものがある(例えば、特許文献4、5及び6参照)。第3の従来技術の例には、紙管を構成する2枚の原紙の間に香料を含有した接着剤を塗布するものがある(例えば、特許文献7、8、9及び10参照)。
実用新案公開番号第56−111890号公報 実用新案公開番号第63−142192号公報 実用新案公開番号第64−28194号公報 実用新案公開番号第63−178592号公報 実用新案公開番号第06−86687号公報 特許公開番号第63−282400号公報 実用新案公開番号第64−28193号公報 特許公開番号第07−116075号公報 特許公開番号第11−197054号公報 特許公開番号第12−93344号公報
特許文献1に記載された発明は、芯に芳香を加えたパラジクロ−ルベンジンなどをコーティングしたトイレットペーパーの防臭剤コーティングに関するものである。特許文献1の発明において、紙管の内周面に芳香剤をコーティングする具体的な技術が開示されておらず、完成した紙管の内周面に芳香剤を塗布することは一般的に困難であるし、塗布のみでは、芳香剤の香りが早期に消失するといった問題を有する。特許文献2の発明は、筒状の芯材の内周面に脱臭剤と芳香剤とを共存させるようになったトイレットペーパー芯材に関するものである。特許文献2には、紙管内周面に香料を塗布する方法として、紙管原紙の一面に脱臭剤と芳香剤とを共存させ千鳥状に印刷する技術が開示されている。しかし、一般的に脱臭剤と芳香剤とを共存させることは困難であるし、脱臭剤を使用する分、芳香剤の機能も十分に発揮できないという欠点を有する。特許文献3の発明は、パラフィンなどのバリヤー層をコーティングすることにより、内周面に塗布された芳香剤の香りを持続させ、香りの早すぎる消失を防止するようにしたトイレットロール用紙管を開示する。しかし、芳香剤の上にバリヤー層をコーティングすることは、結果として、高価な香料の効能を無駄にし、香りのコントロールが困難になるとともに、無駄な工程も増え、ひいては製造コストが増大することになる。このように、特許文献1から3に記載された発明のいずれもが、紙管の内周面に香料などを塗布する技術を開示しているが、香料を単に内周面に塗布しただけでは、香料が直接外気に触れるため香りの消失が早いという問題もあり、この問題を解決するために多量の香料を塗布すれば、コスト、飛散、防臭、作業環境劣化などの問題を一層複雑にすることになる。
特許文献4の発明は、紙管の外周面に芳香剤が塗布されたトイレットペーパーに関するものであり、特許文献5の発明は、香料が混入された接着剤または粘着剤をロール芯の外周面に塗布し、これにトイレットペーパーの一端部を貼着することにより香りを付与するロール式トイレットロールに関するものである。また特許文献6の発明は、トイレットペーパーの紙管の外周面に液状の芳香剤を塗布し、トイレットペーパーを該紙管に捲きつけるようにしたトイレットペーパーの製造方法に関する。これら特許文献4乃至6のいずれもが、紙管の外周面に香料を塗布するものであるが、このような構成の紙管の場合、一般的にこれの上にトイレットペーパーが捲回されるため、香料が紙管に巻かれ始めの部分に吸収されやすく、また香りはトイレットペーパーを通して放散されることになり、またそのために、多量の香料が必要になるといった大きな欠点を有する。さらに、特許文献5の発明のように、香料を接着剤に混入することは、通常の油性の香料と、通常の水性のエマルジョンタイプの接着剤と混合することになるので、接着剤液の安定性を損ない、接着力と接着持続力を減少させるという問題がある。さらに、接着剤と香料のロットや、それぞれの剤の銘柄あるいは化合物の変更を行う場合には、考慮を必要とする要素が一層多くなり、市場の動向に合わせた香りの変更などが極めて困難になるという問題もあった。
特許文献7に記載された発明は、外層用と内層用の原紙の間に芳香剤を封入した、ロール式トイレットペーパーの紙管に関する。特許文献8の発明は、複数の原紙を、香料が添加された接着剤を使用して重ねて貼り合わせることによりロール式トイレットペーパーの紙管を形成する技術を開示する。さらに、特許文献9の発明は、接着剤に対し1から40重量%の香料を含有させた粘着剤により2枚の紙を重ね合わせて形成されたトイレットペーパー用紙管に関する。また特許文献10に記載の発明は、内側円筒の外面と外側円筒の内面との間に香料を介在させ、該円筒のいずれかに穿孔が形成されるようになった香り付きトイレットペーパーに関する。特許文献7乃至特許文献10の発明のいずれもが、紙管の外側を形成する原紙と、内側を形成する原紙との間に香料を保持させる技術である。しかし、2枚の原紙の間に香料を保持させると、香りは、比較的厚い紙管の原紙の紙層を通って放散しなければならず、紙管の内周面に直接香料を塗布する場合よりもより多くの香料を必要とし、その結果高コストになる。また、接着剤に香料を混合して塗布すれば、第2の従来の技術のように、接着剤に香料を混入して外周面に塗布する場合と同様の問題が発生する。また、特許文献7において、香料の塗布技術として原紙面に香料剤を吹き付ける方法とノズルの数によって様々な形態を採用できることが開示されているが、芳香剤を吹きつけたり噴霧することは、高価な香料が周囲へ無駄に散逸し、コストがかかるばかりでなく、作業環境上も好ましいものではない。
従って、本発明は、トイレットペーパーなどが捲回される紙管に香料を付与する従来の技術が有する上述した多くの問題点を解決することを目的とするものであり、使用されるべき香料の量を最小限にしながらも、持続性のある香りを維持できること、香料を無駄に使用することなく低コストで製造できること、香料の環境への散逸を最小限にすること、製造工程も簡易であり高速で操業できること、そして紙管を製造するために要する資材、例えば接着剤、原紙、香料などの変更が容易に行えるようになった付香紙管およびこれを使用したロール紙を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る付香紙管は、帯状の紙管原紙をスパイラル状に捲回接着して形成した中空円筒形状であり、該紙管の内周面は付香部を有しており、該付香部は、紙管の紙層内部に及ぶが外周面に達しない程度の深さを有する凹部と、該凹部の表面上に該凹部に沿って付着された香料からなる。
本発明の別の態様において、紙管の内周面に形成された凹部は、紙管の長手方向端部間においてスパイラル状に形成されていることが好ましい。
本発明の別の態様において、本発明に係る付香紙管の内周面に形成された凹部の表面層が少なくとも部分的に破壊されていることが好ましい。
本発明のさらに別の態様において、本発明の紙管が展開されたときに付香部である凹部が原紙の長手方向両端部間においてほぼ連続あるいは不連続の直線状に形成されている。また、本発明の凹部はドットパターンで形成されていてもよい。
本発明の別の態様において、本発明の紙管が、紙管の内周面を形成する第1の原紙と、外周面を形成する第2の原紙とから構成される。第1の原紙の紙管の内周面となる側の表面にはスパイラル状の凹部と、この凹部に沿って付着された香料とからなる付香部を設け、第2の原紙の紙管の内周面側の表面には接着部を設け、該接着部により第1の原紙と第2の原紙が接合されるようになっている。
本発明に係る付香紙管の外面には紙を捲回重合してロール紙が形成される。紙は、トイレットペーパーであることが好ましい。
本発明の紙管の構成によれば、紙管の内周面に形成された凹部の表面上に該凹部に沿って香料が付着されるため、香料は該凹部を通って該表面から原紙紙層内部に速やかに浸透し、かつ凹部において香料が保持されることになる。このため、製造初期の香りとともに、これを持続させることができるといった大きな効果を有することになる。凹部の表面が傷つけられ少なくともその一部が破壊されているような場合、紙層内部が剥き出しになり、繊維の一部が外方に突出するとともに、凹部の表面積も大きくなり、香料の紙層内部への浸透が容易かつ極めて速くなる。このため、香料の浸透性、適度な香り及びこれの持続性もさらに高まる。また、高濃度の香料液を使用することが可能になり、狭い面積の塗布であっても必要な量の香料を確保できる。本発明において、傷とは、表面に何らかの外力を加えることによって、該外力が加えられた面の構造が、外力が加わっていない部分より緩くなっている状態を示す用語として使用される。
また、凹部表面が破壊されない場合であっても、凹部を形成することにより、凹部の底面は圧縮され紙層内の密度は高くなるが、凹部の側面は逆に伸長されて繊維密度が疎になるから、凹部に付着した香料は、この側面を通って速やかに紙層を水平方向に浸透する。従って、従来の大きな問題の一つであった、香料の環境への散逸を制限できることになる。さらに、紙層内部への香料の浸透が速いことは、香料塗布面が早期に取扱い可能な状態を呈するものとなり、この結果操業速度を速めることになる。
従来の技術において、紙管原紙の製造に当たっては、ウェブは多くのロールのニップを通過し、さらに程度の差はあれ、カレンダーロールにより表面が平滑化されている。そのため、原紙表面の繊維密度は内部の紙層に比べ高くなり、香料液の表面への浸透は紙層内部に比べ遅い。このような原紙の表面に、香料を塗布またはスプレーして香りの持続性を持たせようとすると、香料を多量に塗布して表面香料層を厚くするか、紙層内に浸透させるように、原紙の紙質を選んだり、工程中において浸透時間を確保したり、浸透しやすい低粘度の香料液の選択、あるいは溶媒で希釈して低粘度にするなどの工夫をしなければならなかった。このため、香料の過度の散逸による操業環境の悪化、香料の必要量の増大、無駄な工程時間を要する、原材料のロット変化や材料の変更への対応が困難であるといった悪影響が多く存在していたが、本発明の構成によりこれらを全て解消できるものとなる。
さらに、本発明の構成によれば、紙管内周面に形成される表面の一部が破壊されているか、あるいは破壊されていない凹部は、紙管原紙を展開したときに、原紙の長手方向両端部間においてほぼ直線状に形成されていればよいので、紙管原紙に凹部を形成すること、そして凹部上に香料を付着させることが、操業上簡単な装置で行えるとともに、高速でこれらを実施できるといった極めて大きな効果を奏するものである。
また、本発明の構成によれば、紙管内周面に形成される凹部をドットパターンから形成することにより、製造工程においては、原紙の紙の厚さに応じた凸状の突起を有する簡単な治具を使用してこれを原紙に押しつけることだけで本発明を実施できるものである。さらに、原紙の単位面積あたりのドット数を変更することだけで、香料の付着量を容易に制御できるという効果を奏するものである。
さらに、本発明の構成によれば、スパイラル形状の凹部からなる付香部を有する内周面を構成するための原紙と外周面を構成するための原紙の2枚の原紙を接合させることにより、紙管は適当な強度を有し、1枚の原紙よりなる紙管よりも外周面の表面の平滑度が向上した紙管を簡単に製造できる。
また、本発明の構成によれば、本発明の紙管に紙を捲回すことにより香りが適度に持続する、軽量から重量のロール紙を得ることができ、特にこれをトイレットペーパーロールに適用することにより、変化に富んだ付香トイレットペーパーを得ることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。本明細書において、図全体を通し、同一の要素は同一の符号により表す。
図1は、本発明に係る紙管10の一実施形態を示す一部破断面を有する斜視図である。紙管10は、中空円筒形状であり、これの内部を構成する内周面12と外部を構成する外周面13とを備える。紙管10の内周面12にはドットが連続したスパイラル状の付香部11が形成されている。
図2(a)は、紙管10が形成される前の帯状原紙1の表面側つまり後に紙管10の内周面12となる面から見たときの平面図であり、図2(b)は、原紙1の裏面側つまり後に紙管10の外周面13となる面からみたときの平面図である。図3は、図2(a)のIII−III線に沿った拡大断面図である。図2(a)を参照すると、付香部11が帯状原紙1の幅方向中央よりもやや下方で、該原紙1の長手方向両端間にわたりほぼ連続して直線状に形成されている。しかし、付香部11の位置はこれに限定されるものではない。本実施形態において、付香部11は凹状になるように形成されており、該凹部は複数の凹部3から形成されている。理解しやすいように誇張して図示した図3(a)を参照すると、凹部3は原紙1の表側つまり紙管10の内周面12上に形成されており、この凹部3のそれぞれは原紙1の裏側つまり紙管10の外周面13の表面を貫通しない程度の深さを有する。本発明において、凹部3は、該凹部の形成手段により表面の一部が破壊され内部の繊維が露出する場合と、表面が破壊されない場合がある。この破壊の程度により中間的形態を呈する場合もあるが、いずれも本発明の凹部として有効である。このことを概念的に示すため、図3(a)の凹部3を拡大した図が図3(b)と(c)である。図3(b)は、表面の破壊が見られない凹部3であり、凹部底面では内部の繊維が圧縮され密になっており、凹部3の側面は延伸されて繊維密度が疎になっている。このため、後に説明する香料液を凹部3上に付着させた場合、凹部3上に付着した香料液は凹部3の繊維が疎になった側面から繊維内部に速やかに拡散吸収される。また、図3(c)は、凹部3の表面の一部、特に側面が破壊されている状態を示している。図3(c)において、凹部3の底面は圧縮され内部の繊維が密になっている状態は図3(b)に図示した場合と同様であるが、凹部3の側面の一部が破壊され、内部の繊維が外方に突出している。このような状態では、凹部3に付着された香料液は一層速やかに凹部3の側面から紙層内部へ拡散吸収される。本明細書において凹部3の破壊の程度は、外力を加えた表面から紙層内部に達するが、紙の裏面には達しない深さを有するものである。このような凹部3は、後に説明するが、V字状の刃面を有する刃物で表面を傷つける方法や、先端が刃物ほど鋭利ではない、いわゆるエンボス加工、ナーリング加工といった加工方法のように力を加え移動しながら押し込むことにより形成することができる。本実施形態では、付香部11の凹部3のパターンは、ほぼ連続した直線状に形成されているが、これに限られるものではない。また、付香部11の幅の寸法は、特に制限されるものではないが、不要に幅広くする必要はない。香りの強さの程度の要望に応じて付香部11の幅を変更することが可能である。付香部11の凹部のパターンは、紙管の原紙を展開した状態のときに曲線、または文字や図柄などが連続して若しくは不連続な状態で原紙の長手方向の両端部間に形成されていればよく、様々なパターンを採用することが可能である。さらに、このようなパターンの例には、従来技術の実用新案公開番号第64‐28193号(特許文献7)に開示されている図4から図8のパターンも採用することができる。また、付香部11の幅も様々な寸法から選択できる。
図2(b)を参照すると、紙管原紙1の裏面側すなわち紙管10の外周面13上には接着部21が形成されている。接着部21は、紙管原紙1の上端から、該原紙1の幅のほぼ1/2の大きさの幅を有して原紙1の長手方向全体にわたり形成されている。すなわち、本実施形態において、接着部21は、原紙1の上半分に対応する領域に形成されている。しかし、接着部21の幅は紙管原紙1の幅の半分に相当する大きさに限定されるものではない。接着部21を設ける位置は、本実施形態のように内周面12の付香部11と重ならないように設けても、あるいは重なるように設けてもよい。しかし、本実施形態のように接着部21を紙管原紙1の上端から原紙1の上半分に位置するように形成し、該接着部を非接着部と重なるように捲回すれば、両端部を除き一様な厚さの紙管を形成することができるので好ましい。
図3をもう一度参照すると、付香部11には香料4が付香部の凹部表面上に全体的に塗布され付着されている。香料4が凹部3に沿って付与される場合、凹部3は、原紙1の紙層内部に及ぶ深さを有するため、香料4は、原紙の表面のみならず紙層内部にまで速やかに浸透され、この中に保持されることになる。特に、凹部表面が傷つけられ表面の一部が破壊されている場合は一層顕著である。従って、本実施例において、原紙の単に平坦な表面上に香料4を塗布する場合に較べて、付香部が複数の凹部3を有することにより、表面積が大きくなるために香料が効率的に塗布されるとともに、原紙内部にまで浸透しやすく、ひいては、香料の香りの効果が持続するものである。すなわち、付香部11の凹部3が多くなればなるほど香料の保持効果も上昇する。また、付香部にだけ香料を付与するために、余分な香料を必要としないので無駄なく経済的である。
図4は、本発明の第2の実施形態を表す、2枚の原紙から構成される紙管10の原紙の斜視図である。図4(a)は2枚の原紙のうち紙管10の外層面を構成する外層原紙5の斜視図であり、図4(b)は紙管10の内層面を構成する内層原紙6の斜視図である。帯状内層原紙6には、本願発明の第1実施形態と同様に、付香部11がほぼ連続して直線状に原紙長手方向全体にわたり設けられている。原紙6は表面14と裏面15とを有しており、付香部11が設けられる表面14は、紙管形成後の中空円筒形状紙管10の内周面に相当する。本実施形態において、凹部3は、第1実施形態の場合と同様に、深さが原紙6の紙層内部に至るが表面15に達しない程度となっていればよく、付香部11は複数のドット形状からなるパターンとなっている。しかし、凹部3のパターンは、第1の実施形態と同様に、これに限定されるものではなく、様々なパターンを適用することももちろん可能である。付香部11には、香料4が付香部11の凹部3の表面上に沿って付与され、香料4は付香部全体にわたり速やかに浸透し、付香部内に保持されることになる。香料4の香りの強さが適度なものであり、持続性にも優れていること、また香料4が紙管に保持されやすいことは第1の実施形態と同様の理由による。
図4(a)は、表面16と裏面17とを有する外層原紙5の斜視図である。紙管10が形成されるときには、表面16が内層原紙6の裏面15と張り合わされて接合されることになる。本実施形態において、外層原紙5の表面16上には接着剤21が表面16全体にわたり塗布されており、このように接着剤21が裏面16に塗布されることにより、原紙5の表面15と接合され紙管が形成されることになる。
このように2枚の原紙を使用して、紙管を形成する際には、これら原紙を重ね、特に紙管の幅の半分同士を重ね合わせれば2枚の原紙が半分ずつずれて重なり接着されることになる。この技術は本分野において周知であるので、本明細書ではこれ以上説明しない。このように2枚の原紙が重なり合わされて形成された紙管形成後の外層面は、内層面のみに凹部が形成されるためにこれら凹部の影響を受けることなく、表面が一様に平滑な紙管が得られることになる。もちろん、紙管が2枚以上、例えば3枚の原紙から形成される場合においても、本発明を適用できることはいうまでもないことである。
次に、本発明の第2の実施形態の製造工程について説明する。図5は、2枚の原紙から構成される紙管の製造工程を概略的に表す図である。図5を参照すると、図示しない一般的に帯状の紙管原紙原反から繰り出された内層原紙6が、押し込みロール8とアンビルロール7との間に形成されるニップを通過する。押し込みロール8は、アンビルロール7を所定の圧力で押し付けるようになっている。押し込みロール8の下方には香料溜まり9が配置されている。香料溜まり9には香料4を含む香料液が含まれており、押し込みロール8は回転しながら、香料溜まり9内の香料液を汲み上げるようになっている。押し込みロール8が香料液を汲み上げる際には、香料溜まり9に設置されているメータリング手段により押し込みロール8に付着した余剰の香料液が掻き落されるようになっている。このようにして、所望量の香料4が付着した押し込みロール8と、アンビルロール7との間に形成されたニップを内層原紙6が通過するときに、原紙6の表面14側に凹部3を形成するとともに、香料4をこれら凹部を通して紙層中に押し込むようにして付着させることになる。このようにして、原紙6の表面14には付香部11が連続して形成され、表面14の表面および紙層内部に香料4が十分に浸透することになる。
表面の一部が破壊されている凹部、あるいは破壊されていない凹部3を表面14に形成するために、例えば、V字状の刃面を有する刃物で表面を切り取る方法、先端が刃物ほど鋭利ではないが、エンボス加工やナーリング加工のように力を加えて移動しながら押し込むことにより、表面と紙層を伸長させ、伸長面で紙繊維の結合を一部破壊して疎かつ緩くする方法、あるいは表面から表面層をむしり取る方法など様々な手段を採用できる。しかし、これらの手段の中で、エンボス加工あるいはナーリング加工手段を採用することが、作業上の安全性、切りくずなどが発生しないこと、紙管の強度を弱めないこと、外観状の点からいって好ましい。押し込みロール8として、通常エンボス加工に使用されるエンボスロールや、型押しに使用されるナーリングロールなどを採用する際には、これらのロールに特に設計的な変更を加えることなく既存の状態のままで使用することができる。また、押し込みロール8の別の例としては、図6に図示するような形状のロールを使用できる。具体的には、図6(a)は、押し込みロール8として使用できるロールの一例の正面図であり、6(b)はこれの断面図である。ロールの外周面には、全体にわたり複数の突起が形成されている。各突起の高さは、原紙6の厚さより小さくなければならないが、原紙6の紙層内部に至る程度の大きさを有していなければならない。また、突起の先端は、原紙の表面に傷を付け表面の一部が破壊される程度の一定の尖鋭度を有している。例えば、本発明の第2の実施形態において、付香部11の凹部3をドット形状にすることを開示したが、このようなドットパターンを採用するときには、このようなドットを原紙表面に形成できるような突出部を外周面に有するようなロールを採用すればよい。また、図示しないが、例えば、押し込みロールの外周面に形成される突起が鑢の表面のように先端が刃状の凸部であるような外周面を有するロールを使用することができる。このように、押し込みロール8の外周表面に形成される突起パターンは、付香部11に採用しようとするパターンに応じて様々に変更可能である。また、押し込みロール8として、ナーリング加工の際に使用される回転ロールを採用する際には、例えば、上述したもの以外にも、図8(a)に図示するような網目状、図8(b)に図示する鹿の子目状、図8(c)に図示するような平目状パターンを含んでいるが、もちろんこれらの限定されるものではない。
図7は、押し込みロール8としてエンボスロールが使用されるときの本実施形態に適用可能なエンボスロールの一例の断面図である。図7を参照するとエンボスロールの上面は凸部形状を有しており、凸部の大きさにより紙管内側層に形成される凹部3の大きさ、凸部の高さにより深さがほぼ決定される。従って、必要とされる凹部3の深さや大きさにより、エンボスロールを選択しなければなならない。
アンビルロール7の幅は、少なくとも押し込みロール8により形成しようとする付香部11の幅よりも広くなければならない。アンビルロール7と押し込みロール8との間に形成されるニップを原紙6が挟まれながら通過するときに、所定の加圧下で押し込みロール8が回転すると、押し込みロール8の外周面に形成されている突起部により原紙6の表面に凹部3が形成され、押し込みロールの突起部の形状によっては凹部表面が部分的に破壊され、アンビルロール7の幅との関係で所望の幅の付香部11が連続して形成されることになる。
一方、紙管の外層面を構成するための原紙5が、図示しない一般的に帯状の原紙原反から繰り出され、接着剤塗布ロール18を通過するときに外層原紙5の表面16側の表面全体にわたり接着剤19が塗布されるようになっている。接着剤19の塗布量を適当なものに制御するために、ドクター20が接着剤と塗布ロール18近傍に配置されている。
このようにして香料が付与された内層原紙6と接着剤が塗布された外層原紙5とが、それぞれ2方向から相対して移送され、所定の位置に配置されている変換バー23においてこれらがスパイラル接合されながら、マンドレル24に移されて紙管が形成される。このような技術は一般的であるために、本明細書においてこれ以上詳細には説明しない。
紙管原紙としては、特に制限されるものはなく、原紙表面の平滑度などの物理的表面形状、吸油度、吸水度、透気度、引張強度などの各種性状には全く影響されることなく、紙管としての強度や、外観で既定される所望のものが全て使用可能である。
本発明において使用される香料は、天然、合成またはこれらの混合物のいずれも使用可能である。また、これらを適宜な溶剤で溶解あるいは希釈したものも使用できる。また、本願の構成によれば、香料は簡単に紙管内部に浸透でき、それを保持することができるために、香料液は低粘度である必要はない。従って、本発明において使用できる香料及び香料液は、従来のものに比較しても広い範囲から選択可能である。
(実施例)
本発明の紙管Aおよび比較となる従来の紙管Bを、2枚の紙管原紙を用いて図5の装置で紙管を形成した。香料液の塗布部には断面が図7の形状で円周面が図8(b)の形状のナーリングロールを用いた。本発明の紙管Aに用いた香料は、香料Iとしてフラワー系香料を、トイレットロール紙管(長さ114mm)あたり純香料重量として0.20グラム塗布した。また香料IIとして柑橘系香料を純香料重量として0.40グラム塗布した。
比較紙管Bには、2枚の紙管原紙を貼り合せるための接着剤中に香料I、香料IIを混合し、塗布量を紙管当たりの香料純分として0.2グラムから1.0グラムまで、ほぼ0.05グラムの幅で変えて紙管Bを作成した。
香料の使用量について本発明に係る紙管Aと比較紙管Bとを比較した。この比較方法は、10人のパネラーの官能試験により、製造直後における本発明の紙管Aと比較紙管Bのうち同程度の香付けであると判断された紙管を使用し、同程度の香り付けであると判断された紙管A、Bの香料の使用量を求めることによりなされた。ここで、本明細書における官能試験とは、パネラーが製品の香りを所定の位置から嗅ぐことにより香りの官能評価を行うことをいうものである。この官能評価は、1.弱い香り、2.適度な香り、3.強い香りの3段階により評価されたものである。この結果、10人のパネラーにより本発明の紙管Aと同程度の香り付けであると判断された紙管Bは、香料Iの場合0.30グラム、香料IIの場合0.75グラムであった。従って、本発明の紙管Aの方が従来の紙管Bに使用される香料の量よりも約30から50%少なかった。
次に、10人のパネラーによりほぼ同程度の香り付けであると判断された本発明に係る紙管Aと従来の紙管Bの経日での香りの変化を、それぞれ製造直後から6ヶ月に至る間定期的に同一のパネラーによる官能試験により評価された。この結果、両紙管A、Bの香りの程度にはほとんど差は見られなかった。ここで、6ヶ月という期間は、一般的に6ヶ月の保存期間経過するころまでには、紙管に捲かれたペーパーなどが消費されることを想定したものである。
従って、同一条件において、本発明に係る紙管Aと従来の紙管Bとを比較すると、製造に使用される香料の量は、本願の紙管は従来のものより約2/3から1/2の量に減少したにもかかわらず、6ヶ月経過後においてはほぼ同一の香りの程度が得られるということがわかった。このように、本発明係る紙管Aは、使用される香料の量が従来のものより実質的に相当減少するが、香料による香りの持続性には全く影響を及ぼすことなく、好ましい適度な香りが持続し続けることがわかった。
以上のように、本発明は、特にトイレットペーパーロールなどに使用するための、通常の芳香性のある香料を付与した紙管の好ましい態様について記載してきたが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば通常の芳香性のある香料のみならず、消臭剤、殺虫剤、害虫忌避剤など揮発性があり、その揮発により一定の機能を果す薬剤への適用などを含む様々な変更例にも適用できるものである。
本発明の付香紙管の一部破断した状態の斜視図である。 (a)は、本発明の紙管の第1の実施形態における原紙の表面側を示す平面図であり、(b)は(a)に示した原紙の裏面を表す平面図である。 (a)は、図2(a)に図示した本発明の紙管原紙のIII−III線に沿った拡大断面図であり、(b)は、図3(a)に図示した凹部の一例を表す概念的拡大断面図であり、(c)は、別の例の凹部を表す概念的拡大断面図である。 (a)は、本発明の紙管の第2の実施形態を表す外層の原紙を表す斜視図であり、(b)は内層の原紙を表す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の紙管の製造工程を表す概略図である。 (a)は、本発明の紙管の製造において使用できる押し付けロールの一例を示す正面図であり、(b)は断面図である。 本発明の紙管の製造において使用できるエンボスロールの一例を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)のそれぞれは、本発明の紙管の製造において使用できるナーリング加工に使用される回転ロールの例を示す側面図である。
符号の説明
1・・・原紙
3・・・凹部
4・・・香料
5・・・外層原紙
6・・・内層原紙
7・・・アンビルロール
8・・・押し付けロール
9・・・香料溜まり
10・・・紙管
11・・・付香部
12・・・紙管内周面
13・・・紙管外周面
18・・・接着剤塗布ロール
19・・・接着剤
20・・・ドクター
21・・・接着剤

Claims (9)

  1. 外周面を形成する外層原紙と内周面を形成する内層原紙をこれらの間に形成される接着剤層により少なくとも一部重合させながらスパイラル状に捲回接着して形成した中空円筒形状の紙管であって、
    前記内層原紙の前記紙管の内周面となる側の表面には付香部が形成されており、該付香部は、前記内層原紙を貫通しないが、前記紙管の内部に及ぶ程度の深さを有し、表面が少なくとも部分的に破壊されている凹部と、該凹部の表面上に該凹部に沿って付着された香料からなることを特徴とする付香紙管。
  2. 前記紙管の内面に形成された凹部は、前記紙管の長手方向両端部間においてスパイラル状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の付香紙管。
  3. 前記凹部は、前記紙管が展開されたときに前記原紙の長手方向両端間においてほぼ直線状に形成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の付香紙管。
  4. 前記凹部がドットパターンで形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の付香紙管。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の付香紙管の外面に紙を捲回重合して形成されたロール紙。
  6. 前記紙がトイレットペーパーであることを特徴とする請求項に記載のロール紙。
  7. 相対する第一と第二の帯状原反と、押し込みロールと、アンビルロールと、接着剤塗布ロールと、変換バー及びマンドレルを使用して、外周面を形成する外層原紙と、内周面を形成する、付香部を有する内層原紙とを少なくとも一部重合させながらスパイラル状に捲回接着して中空円筒形状の付香紙管を製造する方法であって、
    前記第一の帯状原反から前記内層原紙を繰り出し、
    該繰り出された内層原紙を複数の突起部を有する押し込みロールとアンビルロールとの間に形成されたニップに通過させ、該通過時において、前記押し込みロールの下方に位置する香料溜り内に前記押し込みロ−ルが回転しながら所定量の前記香料を汲み上げて付着した前記押し込みロールが前記アンビルロールに所定の圧力をかけることにより、前記内層原紙の前記紙管の内周面側の表面に凹部を形成するとともに、前記押し込みロールに付着された香料を前記凹部を通して前記内層原紙に押し込み転移させて付香部を形成し、
    該付香部が形成された内層原紙を第一方向に移送し、
    前記第二の帯状原反から前記外層原紙を繰り出し、
    前記外層原紙の前記内層原紙と接合される方の表面に接着剤塗布ロールにより所定量の接着剤を塗布し、
    該接着剤が塗布された前記外層原紙を前記第一方向に交わるような第二方向に移送し
    前記凹部が形成された前記内層原紙と前記接着剤が塗布された前記外層原紙とが交わる位置において前記変換バーによりスパイラル状に少なくとも一部接合して前記マンドレルに移し捲回して、付香紙管を製造する方法。
  8. 前記押し込みロールは、エンボスロールまたはナーリングロールであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記押し込みロールの突起部は外周面全体にわたり形成されており、該突起部のそれぞれの先端は前記凹部の表面に傷をつけ、少なくとも一部破壊できる程度の一定の尖鋭度を有することを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
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