JP6169952B2 - ロータリダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリダンパに関する。
従来、ロータリダンパにあっては、ハウジングと、このハウジングに自軸回りに回転可能に軸支されるシャフトと、ハウジングとシャフトとの間に形成されて作動液が充填される作用室と、シャフトの外周に起立して作用室を一方室と他方室に区画するベーンと、一方室と他方室とを連通する流路と、この流路を通過する作動液の流れに抵抗を与える減衰弁とを備えている。
そして、外力の入力によりシャフトが回転すると、一方室と他方室のうち縮小される室の作動液が上記流路を通過して拡大する室に移動するので、ロータリダンパは、上記流路を作動液が通過する際の減衰弁の抵抗に起因する減衰力を発生する(例えば、特許文献1,2)。
特開平11−82593号公報 特開平11−344066号公報
特許文献1に開示のロータリダンパでは、作用室を形成するハウジングの側部に二つの減衰弁を横方向に並べて配置しているので、ロータリダンパが大型となってしまい、重量が重くなるとともに車両等の制振対象への搭載性が損なわれる。また、特許文献2に開示のロータリダンパでは、減衰弁がハウジングの作用室間を仕切る隔壁部に設けられており、シャフトの揺動可能範囲が圧迫される。このため、シャフトの揺動可能範囲を充分に確保しようとすると、ハウジングの外径を大きくしなければならず、特許文献1に開示のロータリダンパと同様に、大型化して重量が重くなるとともに、搭載性が損なわれる。
そこで、このような不具合を解決するため、図4に示すように、シャフト2を筒状にし、その内部に減衰弁Vを収容することで、ロータリダンパを小型化し、軽量化を可能にする提案がある。また、図4に示すロータリダンパでは、シャフト2内に減衰弁Vを収容するバルブ収容室Rを一対の固定仕切4,5で区画し、この他の部分に温度変化による作動液の体積変化を補償する温度補償室を形成している。この温度補償室は、固定仕切4側に配置されて作動液が充填される液溜室L3と、この液溜室L3と可動隔壁6で区画され気体が封入される気室Gとからなり、液溜室L3は、図4中左側の固定仕切4に形成されるオリフィス通路4aを介してバルブ収容室Rに連通している。
そして、上記ロータリダンパでは、シャフト2の回転に伴い縮小される一方室L1または他方室L2の作動液がバルブ収容室Rに流入して減衰弁Vを通り、拡大する室に移動するようになっているので、ロータリダンパは、シャフト2の回転時に上記減衰弁Vの抵抗に起因する減衰力を発生し、シャフト2の回転を抑制できる。また、温度変化により作動液の体積が変化すると、この変化分の作動液がオリフィス通路4aを通って液溜室L3とバルブ収容室Rとの間を行き来し、可動隔壁6が移動して気室Gが膨縮するので、ロータリダンパは、温度変化による作動液の体積変化を液溜室L3と気室Gで補償できる。
しかしながら、上記ロータリダンパにおいては、作動液を注入する際、液溜室L3からオリフィス通路4aを通して一方室L1と他方室L2に作動液を充填しようとすると、オリフィス通路4aの抵抗で作業時間が極めて長くなるので、一方室L1に作動液を注入するための注入口10cと、他方室L2に作動液を注入するための注入口10dと、液溜室L3に作動液を注入するための注入口14dの、三つの注入口10c,10d,14dを設け、各注入口10c,10d,14dから作動液を注入して作業時間を短縮している。このため、三つの注入口10c,10d,14d全てに作動液注入用のホースを接続しなければならず、作業が煩雑であるとともに、部品数が増加する不具合がある。
そこで、本発明の目的は、シャフト内に減衰弁を収容するとともに、シャフト内に温度補償用の気室及び液溜室を形成する場合であっても、作動液の注入作業を容易にするとともに、部品数を削減することが可能なロータリダンパを提供することである。
上記課題を解決するための手段は、ハウジングと、このハウジングに自軸回りに回転可能に軸支されるシャフトと、このシャフトの外周に起立するベーンと、上記ハウジングと上記シャフトとの間に形成されて上記ベーンで区画され作動液が充填される一方室及び他方室と、これら一方室と他方室とを行き来する作動液の流れに抵抗を与える減衰弁とを備えるロータリダンパにおいて、上記シャフトは、筒状に形成されるとともに、その内部には、一対の固定仕切の間に区画され上記減衰弁を収容するバルブ収容室と、一方の上記固定仕切で上記バルブ収容室と区画され作動液が充填される液溜室と、可動隔壁で上記液溜室と区画され気体が封入される気室とが形成されており、上記ハウジングに形成されて上記ハウジング外の作動液を上記ハウジング内に導く注入口と、上記液溜室と上記バルブ収容室とを連通するオリフィス通路と、上記注入口からの作動液を上記液溜室に導くメイン注入路と、上記液溜室から上記一方室へ向かう作動液の流れのみを許容する一方側分岐注入路と、上記液溜室から上記他方室へ向かう作動液の流れのみを許容する他方側分岐注入路とを備えることである。
本発明のロータリダンパによれば、シャフト内に減衰弁を収容するとともに、シャフト内に温度補償用の気室及び液溜室を形成する場合であっても、作動液の注入作業を容易にするとともに、部品数を削減することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るロータリダンパを、図2中X1−X1線で切断した切断部端面図である。 本発明の一実施の形態に係るロータリダンパを図1中X2−X2線で切断したハウジングの切断面と、上記ロータリダンパを図1中X3−X3線で切断したシャフトの切断面を組み合わせて示した図である。 本発明の一実施の形態に係るロータリダンパにおける一方側分岐注入路と他方側分岐注入路部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、従来のロータリダンパを、シャフトの軸方向に沿って切断した縦断面図である。(b)は、従来のロータリダンパを、シャフトの径方向に沿って切断した切断部端面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係るロータリダンパについて、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。また、図面は、符号の向きに見るとする。
図1,2に示すように、本実施の形態に係るロータリダンパDは、ハウジング1と、このハウジング1に自軸回りに回転可能に軸支されるシャフト2と、このシャフト2の外周に起立するベーン3と、上記ハウジング1と上記シャフト2との間に形成されて上記ベーン3で区画され作動液が充填される一方室L1及び他方室L2と、これら一方室L1と他方室L2とを行き来する作動液の流れに抵抗を与える減衰弁V1,V2とを備えており、上記シャフト2は、筒状に形成されるとともに、その内部には、一対の固定仕切4,5の間に区画され上記減衰弁V1,V2を収容するバルブ収容室Rと、一方の上記固定仕切4で上記バルブ収容室Rと区画され作動液が充填される液溜室L3と、可動隔壁6で上記液溜室L3と区画され気体が封入される気室Gとが形成されている。
さらに、ロータリダンパDは、上記ハウジング1に形成されて上記ハウジング1外の作動液を上記ハウジング1内に導く注入口14dと、上記液溜室L3と上記バルブ収容室Rとを連通するオリフィス通路4aと、上記注入口14dからの作動液を上記液溜室L3に導くメイン注入路7aと、上記液溜室L3から上記一方室L1へ向かう作動液の流れのみを許容する一方側分岐注入路2aと、上記液溜室L3から上記他方室L2へ向かう作動液の流れのみを許容する他方側分岐注入路2bとを備えている。
また、本実施の形態において、ロータリダンパDは、車両のサスペンション用に利用されており、ハウジング1を制振対象である車体に固定する一方、ハウジング1から突出するシャフト2の突端部にセレーション2aを設け、当該セレーション2aを振動入力部である車輪に、図示しないリンク機構を介して接続している。このリンク機構は、車輪の上下運動をシャフト2の回転運動に変換するので、路面凹凸による衝撃が車輪に入力されると、シャフト2がハウジング1に軸支されながら自軸回りに回転するようになっている。この自軸回りに回転するとは、自身(シャフト)の軸回りに回転することをいう。なお、シャフト2とリンク機構との接続方法は、適宜変更することが可能であり、ロータリダンパDが車両のサスペンション以外に利用されるとしてもよい。
以下、ロータリダンパDの各構成について詳細に説明する。
ハウジング1は、シャフト2が挿通されてシャフト2との間に空間を形成する筒状のケース10と、同じくシャフト2が挿通されてケース10の軸方向の両側に積層される一対のサイドプレート11,12と、これらサイドプレート11,12の反ケース側に積層されてシャフト2を軸支する一対のサイドパネル13,14とを備えている。そして、ケース10とサイドプレート11,12とサイドパネル13,14は、ハウジング1の外側からサイドパネル13とサイドプレート11を貫通しケース10の図2中左部に螺合される複数のボルト15と、ハウジング1の外側からサイドパネル14とサイドプレート12を貫通しケース10の図2中右部に螺合される複数のボルト16で一体化されている。
ケース10の内周には、相対向してシャフト2側に突出しシャフト2の軸方向に沿って延びる一対の隔壁部10a,10bが設けられており、ケース10とシャフト2との間に形成される空間を二つの断面扇状の作用室P1,P2に区画している。これらの作用室P1,P2には、それぞれ、作動液が充填されている。本実施の形態において、作動液は油からなるが、減衰力を発生できれば他の液体であってもよい。また、隔壁部10a,10bには、それぞれ、両サイドプレート11,12に密着するとともに、シャフト2の外周面に摺接するコ字状のシール17が取り付けられており、隔壁部10a,10bとシャフト2との間、及び、隔壁部10a,10bとサイドプレート11,12との間を通って、作動液が二つの作用室P1,P2の間を行き来できないようになっている。
ケース10の両側に積層されるサイドプレート11,12は、それぞれ、サイドパネル13,14よりも薄肉の円板状とされていて、中央部にシャフト2の挿通を許容する挿通孔11a,12aが形成されている。また、サイドプレート11,12は、ベーン3に摺接してサイドパネル13,14を保護するために設けられており、耐摩耗性の観点から、耐摩耗性に優れた性質を有する。また、一方のサイドプレート11の図2中左右両側には、それぞれ、サイドプレート11の周方向に沿ってOリング18,19が設けられており、サイドプレート11とサイドパネル13との間と、サイドプレート11とケース10との間を塞いでいる。同様に、他方のサイドプレート12の図2中左右両側にも、それぞれ、サイドプレート12の周方向に沿ってOリング20,21が設けられており、サイドプレート12とケース10との間と、サイドプレート12とサイドパネル14との間を塞いでいる。なお、サイドプレート11,12は、サイドパネル13,14と一体化されていてもよく、また、サイドパネル13,14が他の構成によって保護されていれば、サイドプレート11,12を廃するとしてもよい。
ケース10との間に一方のサイドプレート11を挟む一方のサイドパネル13と、ケース10との間に他方のサイドプレート12を挟む他方のサイドパネル14は、共に、例えば、アルミニウムといった軽量な材料で形成されており、これによりロータリダンパDの全重量を軽減することができる。
一方のサイドパネル13は、筒状でシャフト2の図2中左部が挿通されるシャフト保持部13aと、このシャフト保持部13aの図2中右端から外側に張り出すフランジ状のキャップ部13bとを備えている。シャフト保持部13aの内周には、反ケース側から順に、環状のダストシール22と、環状のオイルシール23と、筒状のベアリング24と、環状のサイドシール25が軸方向に並んで保持されている。そして、ダストシール22はシャフト2の外周面に摺接して塵や埃がハウジング1内に侵入することを防ぎ、オイルシール23は同じくシャフト2の外周面に摺接してハウジング1内の作動液が流出することを防ぐ。また、サイドシール25は、シャフト2とサイドプレート11との間を塞ぐので、一方のサイドパネル13は、ベアリング24を介してシャフト2の図2中左部を自軸回りに回転可能に軸支しながら、ケース10とシャフト2との間に形成される空間の図2中左側開口を塞ぐことができる。また、キャップ部13bには、上記ボルト15が挿通されるとともに、このボルト15よりも内周側の図2中右側面に上記Oリング18が密着している。
他方のサイドパネル14は、有底筒状であってシャフト2の図2中右部が挿入されるシャフト保持部14aと、このシャフト保持部14aの図2中左端から外側に張り出すフランジ状のキャップ部14bとを備えており、シャフト保持部14aの底部14cとシャフト2の図2中右端との間には、隙間室L4が形成されている。シャフト保持部14aの内周には、反ケース側から順に、環状のオイルシール26と、筒状のベアリング27と、環状のサイドシール28が軸方向に並んで保持されている。そして、シャフト保持部14aの底部14cは塵や埃がハウジング1内に侵入することを防ぎ、オイルシール26は作用室P1,P2内の作動液が隙間室L4に漏れることを防ぐ。また、サイドシール28はシャフト2とサイドプレート12との間を塞ぐので、他方のサイドパネル14は、ベアリング27を介してシャフト2の図2中右部を自軸回りに回転可能に軸支しながら、ケース10とシャフト2との間に形成される空間の図2中右側開口を塞ぐことができる。また、キャップ部14bには、上記ボルト16が挿通されるとともに、このボルト16よりも内周側の図2中左側面に上記Oリング21が密着している。
また、他方のサイドパネル14において、シャフト保持部14aの底部14cには、ハウジング1外の作動液をハウジング1内に導くための注入口14dが形成されており、この注入口14dは、シャフト保持部14aの底部14cとシャフト2の図2中右端との間に形成される隙間室L4に開口している。また、注入口14dは、ハウジング1内に作動液を注入した後、プラグ29で栓をされ、ロータリダンパDの作動時に、ハウジング1内の作動液が注入口14dから漏れないようになっている。
シャフト2は、筒状に形成されて、図2中左側をハウジング1から突出させており、この突出端から図2中右側に連なり、同軸上に配置されるセレーション2aと、第一軸部2bと、この第一軸部2bよりも外径が大きい拡径部2cと、この拡径部2cよりも外径が小さい第二軸部2dとを備えている。そして、第一軸部2bの外周面に、一方のサイドパネル13に保持されるダストシール22、オイルシール23及びベアリング24が摺接し、第一軸部2bと拡径部2cの境界の段差面にサイドシール25が摺接している。他方、第二軸部2dの外周面には、他方のサイドパネル14に保持されるオイルシール26及びベアリング27が摺接し、第二軸部2dと拡径部2cの境界の段差面にサイドシール28が摺接している。また、拡径部2cがケース10に収容されるようになっており、この拡径部2cの外周面に隔壁部10a,10bのシール17が摺接し、拡径部2cの外周であって、両隔壁部10a,10bの間に上記作用室P1,P2がそれぞれ形成されている。
シャフト2の内部には、図2中右側部分の軸心部に配置されるとともにシャフト2の軸方向に沿うロッド7と、環状に形成されてロッド7の軸方向の両端部外周に保持される一対の固定仕切4,5と、ロッド7の外周における両固定仕切4,5の間に保持される環状の固定隔壁8と、図2中左側の固定仕切4の反ロッド側に配置されシャフト2の内周面に摺接する可動隔壁6とが設けられている。さらに、シャフト2の図2中左端部内周には、キャップCが螺合されており、このキャップCでシャフト2の図2中左側開口を塞いでいる。他方、シャフト2の図2中右端部内周には、環状の外周螺子ナット9が螺合されており、この外周螺子ナット9でシャフト2の図2中右側開口を塞がないようになっている。
また、上記外周螺子ナット9は、図2中右側の固定仕切5をシャフト2に固定している。この固定仕切5は、ロッド7に螺合するバルブナット70でロッド7、図2中左側の固定仕切4及び固定隔壁8と一体化されているので、図2中右側の固定仕切5をシャフト2に固定することで、ロッド7、図2中左側の固定仕切4及び固定隔壁8を一体的にシャフト2に固定できる。
キャップCと可動隔壁6との間には、気体が圧縮されながら封入されて気室Gが形成されており、可動隔壁6と図2中左側の固定仕切4との間には、作動液が充填されて液溜室L3が形成されており、両固定仕切4,5の間には、作動液が充填されてバルブ収容室Rが形成されている。そして、このバルブ収容室Rは、固定隔壁8で、図2中左側の一方側バルブ室r1と、図2中右側の他方側バルブ室r2とに区画されている。また、キャップCには、エアバルブGVが取り付けられているので、このエアバルブGVで気室Gに気体を給排できるようになっている。
つづいて、シャフト2の外周面に軸方向に沿って起立するベーン3は、図1に示すように、シャフト2における拡径部2cの外周に、周方向に180度の角度をもって一対設けられており、一方のベーン3が一方の作用室P1を二つの部屋p10,p11に区画するとともに、他方のベーン3が他方の作用室P2を二つの部屋p20,p21に区画している。ベーン3,3は、それぞれ、両サイドプレート11,12に摺接するとともに、ケース10の内周面に摺接するコ字状のシール30を備えており、ベーン3とケース10との間、及び、ベーン3とサイドプレート11,12との間を通って作動液が二つの部屋(p10とp11、p20とp21)を行き来することを防いでいる。
シャフト2が図1中時計回りに回転するとき、ベーン3,3の進行方向に位置し、対角線上に配置される二つの部屋p10,p20は、共に、シャフト2に形成される一方側通孔2eを介して一方側バルブ室r1に連通しており、一方室L1を構成している。また、シャフト2が図1中反時計回りに回転するとき、ベーン3,3の進行方向に位置し、対角線上に配置される二つの部屋p11,p21は、共に、シャフト2に形成される他方側通孔2fを介して、他方側バルブ室r2に連通しており、他方室L2を構成している。つまり、一方室L1と他方室L2は、一対のベーン3,3で区画され、シャフト2が図1中時計回りに回転するとき、一方室L1が縮小され、反時計回りに回転するとき、他方室L2が縮小されるようになっている。
図2には、本実施の形態に係るロータリダンパDを図1中X2−X2線で切断したときのハウジング1の切断面と、本実施の形態に係るロータリダンパDを図1中X3−X3線で切断したときのシャフト2の切断面とを組み合わせた状態が示されている。このため、図2中、一方側通孔2eが、隔壁部10aに対向しているように見えるが、実際に、一方側通孔2eと他方側通孔2fは、シャフト2におけるベーン3の根本付近に設けられており、シャフト2が回転しても隔壁部10a,10bと重ならないようになっている。
つづいて、一方室L1に連通する一方側バルブ室r1と、他方室L2に連通する他方側バルブ室r2は、固定隔壁8に形成される流路8a,8bを介して連通している。本実施の形態において、流路8a,8bは、固定隔壁8の図2中右側に積層される減衰弁V1で開閉される流路8aと、固定隔壁8の図2中左側に積層される減衰弁V2で開閉される流路8bとで構成されており、これらを区別するため、以下、図2中右側の減衰弁を一方側減衰弁V1、この一方側減衰弁V1で開閉される流路を一方側流路8a、図2中左側の減衰弁を他方側減衰弁V2、この他方側減衰弁V2で開閉される流路を他方側流路8bとする。
一方側減衰弁V1は、一方側流路8aを一方側バルブ室r1から他方側バルブ室r2へ向かう作動液の流れを許容し、この反対方向の流れを阻止するとともに、一方側流路8aを通過する作動液の流れに対して所定の抵抗を与えるように設定されている。他方、他方側減衰弁V2は、他方側流路8bを他方側バルブ室r2から一方側バルブ室r1へ向かう作動液の流れを許容し、この反対方向の流れを阻止するとともに、他方側流路8bを通過する作動液の流れに対して所定の抵抗を与えるように設定されている。本実施の形態において、一方側減衰弁V1と他方側減衰弁V2は、共に、積層リーフバルブからなるが、この限りではなく、減衰弁V1,V2の構成は適宜変更することが可能である。
つづいて、図2中左側の固定仕切4で一方側バルブ室r1と区画される液溜室L3は、上記固定仕切4に形成されるオリフィス通路4aを介して一方側バルブ室r1に連通するとともに、ロッド7を軸方向に貫通するメイン注入路7aと、外周螺子ナット9の内側とを介して、シャフト2と図2中右側のサイドパネル14の底部14cとの間に形成される隙間室L4に連通している。上記したように、隙間室L4には、注入口14dが開口しているので、注入口14dからの作動液をメイン注入路7aを通して液溜室L3に導くことができる。さらに、液溜室L3は、シャフト2に形成される一方側分岐注入路2aを介して一方室L1に連通するとともに、同じくシャフト2に形成される他方側分岐注入路2bを介して他方室L2に連通している。
上記したように、図2には、本実施の形態に係るロータリダンパDを図1中X2−X2線で切断したハウジング1の切断面と、本実施の形態に係るロータリダンパDを図1中X3−X3線で切断したシャフト2の切断面とを組み合わせた状態が示されている。このため、図2中、一方側分岐注入路2aが、隔壁部10aに対向しているように見えるが、実際には図1に示すように、一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bがシャフト2におけるベーン3の根本付近に設けられており、シャフト2が回転しても隔壁部10a,10bと重ならないようになっている。また、本実施の形態において、一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bは、シャフト2の軸方向の同じ位置に設けられているが、軸方向にずれていてもよく、ロータリダンパDが減衰力を発生するロータリダンパDの作動時において、可動隔壁6の摺動範囲外に設けられていれば、任意に軸方向の位置を変更することができる。
一方側分岐注入路2aの途中には、この一方側分岐注入路2aを液溜室L3から一方室L1に向かう作動液の流れを許容し、この反対方向の流れを阻止する逆止弁V3が設けられており、他方側分岐注入路2bの途中には、この他方側分岐注入路2bを液溜室L3から他方室L2へ向かう作動液の流れを許容し、この反対方向の流れを阻止する逆止弁V4が設けられている。図3に示すように、一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bは、共に、逆止弁V3,V4を収容する弁収容部2cと、この弁収容部2cに連通するとともに液溜室L3に開口する開口部2dとを備えている。この開口部2dは、円錐台状に形成されており、液溜室L3にかけて拡径している。
一方側分岐注入路2aに設けられる逆止弁V3と、他方側分岐注入路2bに設けられる逆止弁V4は、共に、球状の弁体30と、この弁体30を収容する筒状のホルダ31と、このホルダ31の液溜室L3側の先端部に嵌合する環状の弁座部材32と、ホルダ31内に収容されて弁体30を弁座部材32側に附勢するばね33とを備えており、液溜室L3の圧力が弁体30を弁座部材32から離座させる方向に作用する一方、シャフト2外の圧力が弁体30を弁座部材32に押し付ける方向に作用するようになっている。また、ホルダ31の外周にはシャフト2との間に隙間34が形成されるとともに、ホルダ31には当該ホルダ31の肉厚を貫通する通孔31aが形成されている。このため、弁体30が弁座部材32から離座すると、液溜室L3の作動液が通孔31aと隙間34を通ってシャフト2外に移動できる。なお、逆止弁V3,V4の構成は、図示する限りではなく、適宜変更することができる。
もどって、図2に示すように、上記液溜室L3と気室Gを区画する可動隔壁6は、有底筒状に形成される本体部60と、この本体部60における筒部の外周に沿って取り付けられる環状のシール61とを備えており、このシール61をシャフト2の内周面に押し付けながら、シャフト2内を軸方向に摺動する。シール61をシール溝に装着した際のシール61の外径と、シャフト2の内径との差がシール61のシャフト2に対する締め代d1(図3)である。そして、当該締め代d1よりも、一方側分岐注入路2a及び他方側分岐注入路2bの各開口部2dにおけるシャフト2の径方向に沿う長さ(深さ)d2が長くなるように設定されている。このようにすることで、後述する作動液注入工程で、シール61が一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bを通過しても、シール61が疵付くことを防ぐことができる。
以下、本実施の形態に係るロータリダンパDの作動液注入工程について説明する。
作動液注入前の前処理として、プラグ29を外した注入口14dに真空ポンプを接続し、ロータリダンパD内の空気を抜く。この真空引きにより、一方室L1の気体は、一方側通孔2eから一方側バルブ室r1に移動する。また、他方室L2の気体は、他方側減衰弁V2を開き、他方側通孔2f、他方側バルブ室r2、他方側流路8bの順に通って一方側バルブ室r1に移動する。さらに、この一方側バルブ室r1の気体は、オリフィス通路4a、液溜室L3、メイン注入路7a、外周螺子ナット9の内側を順に通って隙間室L4に移動し、この隙間室L4に開口する注入口14dからハウジング1外に吸い出される。このとき、両逆止弁V3,V4は開かず、可動隔壁6が図2中左側の固定隔壁4まで移動する。
真空引きの後、注入口14dに作動液注入用のホースを接続し、ハウジング1内に作動液を注入する。注入口14dから隙間室L4に流入した作動液は、外周螺子ナット9の内側と、メイン注入路7aを通って液溜室L3に流入し、可動隔壁6を図2中左側に押し上げる。さらに、液溜室L3の作動液は、オリフィス通路4aを通って一方側バルブ室r1に移動し、この一方側バルブ室r1から一方側通孔2eを通って一方室L1に移動したり、一方側減衰弁V1を開き、一方側流路8a、他方側バルブ室r2、他方側通孔2fの順に通って他方室L2に移動したりする。
また、可動隔壁6が図2中左側に移動して、一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bの開口部2dと液溜室L3が連通すると、逆止弁V3,V4が開き、液溜室L3の作動液が一方側分岐注入路2aを通って一方室L1に移動するとともに、他方側分岐注入路2bを通って他方室L2に移動する。一方室L1に流入した作動液は、一方側通孔2eを通って一方側バルブ室r1に移動することもでき、他方室L2に流入した作動液は、他方側通孔2fを通って他方側バルブ室r2に移動することもできる。つまり、上記一方側分岐注入路2a及び他方側分岐注入路2bを設けることにより、注入口14dが一か所であっても、一方室L1、他方室L2、一方側バルブ室r1、他方側バルブ室r2等、作動液充填用の部屋に速やかに作動液を充填することができる。
以下、本実施の形態に係るロータリダンパDの作動について説明する。
外力の入力により、シャフト2が図1中時計回りに回転するとき、ベーン3,3で一方室L1が加圧され、一方側分岐注入路2aは逆止弁V3で遮断されたままとなる。そして、縮小される一方室L1の作動液は、一方側通孔2eを通って一方側バルブ室r1に移動するとともに、一方側減衰弁V1を押し開き、一方側流路8a、他方側バルブ室r2、他方側通孔2fの順に通って拡大する他方室L2に移動する。このため、ロータリダンパDは、一方側減衰弁V1の抵抗に起因する減衰力を発生し、上記シャフト2の図1中時計回りの回転を抑制する。
反対に、外力の入力により、シャフト2が図1中反時計回りに回転するとき、ベーン3,3で他方室L2が加圧され、他方側分岐注入路2bは逆止弁V4で遮断されたままとなる。そして、縮小される他方室L2の作動液は、他方側通孔2fを通って他方側バルブ室r2に移動するとともに、他方側減衰弁V2を押し開き、他方側流路8b、一方側バルブ室r1、一方側通孔2eの順に通って拡大する一方室L1に移動する。このため、ロータリダンパDは、他方側減衰弁V2の抵抗に起因する減衰力を発生し、上記シャフト2の図1中反時計回りの回転を抑制する。
また、温度上昇により作動液の体積が増加すると、一方側バルブ室r1の作動液がオリフィス通路4aを通過して液溜室L3に移動するので、可動隔壁6が図2中左側に移動して気室Gが縮小される。反対に、温度低下により作動液の体積が減少すると、液溜室L3の作動液がオリフィス通路4aを通過して一方側バルブ室r1に移動するので、可動隔壁6が図2中右側に移動して気室Gが拡大する。つまり、上記液溜室L3と上記気室Gで、温度変化による作動液の体積変化を補償することができる。
また、本実施の形態において、気室Gには、気体を圧縮しながら封入して作動液を加圧しているので、減衰力発生応答性を良好にできる。
以下、本実施の形態におけるロータリダンパDの作用効果について説明する。
本実施の形態において、可動隔壁6は、シャフト2の内周面に摺接する環状のシール61を備えており、このシール61におけるシャフト2に対する締め代d1よりも、開口部2dにおけるシャフト2の径方向に沿う長さd2が長く設定されている。
上記構成によれば、真空引きをするときに、可動隔壁6が一方側分岐注入路2aや他方側分岐注入路2bに達し、シール61の外径が締め代分拡径したとしても、シール61と逆止弁V3,V4が干渉してシール61が疵付くことを防ぐことができる。
なお、可動隔壁6が、真空引き時を含め、一方側分岐注入路2aや他方側分岐注入路2bを通過しない構成となっていれば、上記開口部2dの形状を変更したり、開口部2dを廃止したりするとしてもよい。また、本実施の形態において、可動隔壁6は、一般に、フリーピストンと称される構成であるが、この限りではなく、気室Gと液溜室L3とを区画しながら、これらの容積比率を変更可能な限りにおいて、適宜変更することが可能である。例えば、可動隔壁6が、ブラダやベローズ等、膨縮可能な構成であるとしてもよく、この場合にも、上記開口部6dの形状を変更したり、開口部6dを廃止したりすることができる。
また、本実施の形態において、一方側分岐注入路2a及び他方側分岐注入路2bは、それぞれ、液溜室L3からシャフト2外へ向かう作動液の流れのみを許容する逆止弁V3,V4を収容する弁収容部2cと、この弁収容部2cに連通するとともに液溜室L3に開口する開口部3dとを備えている。そして、この開口部3dは、円錐台状に形成されて液溜室L3にかけて拡径する。
上記構成によれば、真空引き時に可動隔壁6が一方側分岐注入路2aや他方側分岐注入路2bを通過する際、シール61が開口部2dの傾斜に沿って拡径したり縮径したりできるので、シール6が疵付くことを防ぐことができる。
なお、この場合にも、可動隔壁6が真空引き時を含め、一方側分岐注入路2aや他方側分岐注入路2bを通過しない構成となっていれば、上記開口部2dの形状を変更したり、開口部2dを廃止したりするとしてもよい。
また、本実施の形態において、シャフト2は、筒状に形成されるとともに、その内部には、一対の固定仕切4,5の間に区画され減衰弁V1,V2を収容するバルブ収容室Rと、一方の固定仕切4でバルブ収容室Rと区画され作動液が充填される液溜室L3と、可動隔壁6で液溜室L3と区画され気体が封入される気室Gとが形成されている。さらに、ロータリダンパDは、ハウジング1に形成されてハウジング1外の作動液をハウジング1内に導く注入口14dと、液溜室L3とバルブ収容室Rとを連通するオリフィス通路4aと、注入口14dからの作動液を液溜室L3に導くメイン注入路7aと、液溜室L3から一方室L1へ向かう作動液の流れのみを許容する一方側分岐注入路2aと、液溜室L3から他方室L2へ向かう作動液の流れのみを許容する他方側分岐注入路2bとを備えている。
上記構成によれば、シャフト2内に減衰弁V1,V2を収容するとともに、シャフト2内に温度補償用の気室Gと液溜室L3とを形成しているので、ロータリダンパDを小型化することができる。このため、ロータリダンパDを軽量化するとともに、搭載性を良好にすることが可能となる。
また、このように、シャフト2内に減衰弁V1,V2を収容するとともに、シャフト2内に温度補償用の気室Gと液溜室L3とを形成した場合であっても、上記構成によれば、一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bを備えているので、液溜室L3に作動液を導くことのできる注入口14dを一か所設けておけば、液溜室L3から分岐する一方側分岐注入路2aと他方側分岐注入路2bを通して一方室L1及び他方室L2に速やかに作動液を充填することができる。
つまり、上記構成によれば、図4に示すような、一方室L1に作動液を注入するための注入口10cや、他方室L2に作動液を注入するための注入口10dが不要となり、注入口を従来よりも減らすことができるので、注入口に栓をするプラグや、注入口に接続するホース等の部品数を減らすことができる。また、注入口を減らすことで、真空ポンプや作動液注入用のホースを接続する作業工数を減らすことができるので、作動液の注入作業を容易にすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
D ロータリダンパ
d1 シールにおけるシャフトに対する締め代
d2 開口部におけるシャフトの径方向に沿う長さ
G 気室
L1 一方室
L2 他方室
L3 液溜室
R バルブ収容室
V1,V2 減衰弁
V3,V4 逆止弁
1 ハウジング
2 シャフト
2a 一方側分岐注入路
2b 他方側分岐注入路
2c 弁収容部
2d 開口部
3 ベーン
4,5 固定仕切
4a オリフィス通路
6 可動隔壁
7a メイン注入路
14d 注入口
61 シール

Claims (3)

  1. ハウジングと、このハウジングに自軸回りに回転可能に軸支されるシャフトと、このシャフトの外周に起立するベーンと、上記ハウジングと上記シャフトとの間に形成されて上記ベーンで区画され作動液が充填される一方室及び他方室と、これら一方室と他方室とを行き来する作動液の流れに抵抗を与える減衰弁とを備えるロータリダンパにおいて、
    上記シャフトは、筒状に形成されるとともに、その内部には、一対の固定仕切の間に区画され上記減衰弁を収容するバルブ収容室と、一方の上記固定仕切で上記バルブ収容室と区画され作動液が充填される液溜室と、可動隔壁で上記液溜室と区画され気体が封入される気室とが形成されており、
    上記ハウジングに形成されて上記ハウジング外の作動液を上記ハウジング内に導く注入口と、上記液溜室と上記バルブ収容室とを連通するオリフィス通路と、上記注入口からの作動液を上記液溜室に導くメイン注入路と、上記液溜室から上記一方室へ向かう作動液の流れのみを許容する一方側分岐注入路と、上記液溜室から上記他方室へ向かう作動液の流れのみを許容する他方側分岐注入路とを備えることを特徴とするロータリダンパ。
  2. 上記一方側分岐注入路及び上記他方側分岐注入路は、それぞれ、上記液溜室から上記シャフト外へ向かう作動液の流れのみを許容する逆止弁を収容する弁収容部と、この弁収容部に連通するとともに上記液溜室に開口する開口部とを備えており、この開口部は、円錐台状に形成されて上記液溜室にかけて拡径することを特徴とする請求項1に記載のロータリダンパ。
  3. 上記可動隔壁は、上記シャフトの内周面に摺接する環状のシールを備えており、このシールにおける上記シャフトに対する締め代よりも、上記開口部における上記シャフトの径方向に沿う長さが長く設定されていることを特徴とする請求項2に記載のロータリダンパ。
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