JP6169939B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池装置に関し、特に固体酸化物形の燃料電池装置に関する。
燃料電池装置は、燃料電池システムの中核をなすもので、水素富化燃料と酸化剤とを反応させて発電を行う複数の燃料電池セルと、燃料電池セルの上端部(燃料電池セルの反応ガスの流れ方向における下流端部)から排出されるオフガス(未反応の水素富化燃料)を燃焼させるオフガス燃焼部と、を含んで構成される。
また、燃料電池装置は、一般には、燃料電池セルの上方に配置されて水素含有燃料を改質して水素富化燃料を生成する改質器を更に含んで構成され、オフガス燃焼部は、燃料電池セルと共に改質器を加熱する。この改質器により燃料電池セルへの水素富化燃料の供給がなされる。
このような燃料電池装置は、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、改質器が気化部と改質部とを含んで構成されている。気化部では、外部から供給される水を気化させて水蒸気を発生させている。改質部では、気化部で発生した水蒸気を用いて、水素含有燃料を水蒸気改質反応により反応させている。
また、特許文献1では、改質器において、気化部を構成する金属製の筺体の燃料電池セルに対向する側の面を構成する壁材が、改質部を構成する金属製の筺体の燃料電池セルに対向する側の面を構成する壁材よりも厚く形成されている。
特開2011−096388号公報
ところで、改質器については、その流入口から比較的低温な水素含有燃料が流入するので、改質器の流入口側部分(入口部)は低温になるおそれがある。また、改質器の入口部で水蒸気改質反応が開始される場合には、この反応が吸熱反応であることにより、当該入口部の温度が低下しかねない。また、改質器の入口部が特許文献1に記載のような気化部である場合には、気化熱により、当該入口部の温度が低下しかねない。従って、改質器の入口部が局所的に低温となり、この結果、改質器の温度分布が不均一になるおそれがある。
この対策としては、特許文献1のように、改質器の入口部(例えば気化部)の壁材の厚みを、入口部以外の部分(例えば改質部)の壁材の厚みよりも大きく形成することで、改質器の入口部の熱伝導性を強化することが考えられる。
しかしながら、この対策では、オフガス燃焼部について、改質器の入口部の壁材の厚みが増大することにより燃焼空間が低減し、この結果、燃焼状態が不安定になるおそれがある。このため、複数の燃料電池セルからなる燃料電池セル群において、改質器の入口部の下方に位置する燃料電池セルが、他の燃料電池セルに比べて低温となり、この結果、燃料電池セル群の温度分布が不均一になり、ひいては、燃料電池セル群の発電効率が低下するおそれがあった。
また、特許文献1のように改質器の入口部の熱伝導性を強化すると、当該入口部の下方に位置する燃料電池セルからの、当該入口部の受熱量が増加するので、当該入口部の下方に位置する燃料電池セルが、他の燃料電池セルに比べて低温となり、この結果、燃料電池セル群の温度分布が不均一になり、ひいては、燃料電池セル群の発電効率が低下するおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑み、改質器及び燃料電池セル群の温度分布を均一化することで、良好な発電効率を得ることを目的とする。
そのため本発明に係る燃料電池装置は、入口部及び出口部を備え、入口部に流入する水素含有燃料を改質して水素富化燃料を生成し、この水素富化燃料を出口部より排出する改質器と、水素富化燃料と酸化剤とを反応させて発電を行う複数の燃料電池セルと、互いに離間する改質器の入口部の外面と改質器の出口部の外面とを連結するように延びる熱伝導部と、を含んで構成される。熱伝導部は、改質器の入口部の外面に接続する一端部、改質器の出口部の外面に接続する他端部、及び、一端部と他端部との間の部分である中間部からなる。熱伝導部の中間部は、改質器の外面から離間している。
本発明によれば、熱伝導部は、改質器の入口部の外面と出口部の外面とを連結するように延びる。また、熱伝導部の中間部は、改質器の外面から離間している。これにより、熱伝導部は、高温である改質器の出口部の熱を、低温である改質器の入口部に直接的に伝熱することができるので、当該入口部が、その下方に位置する燃料電池セルから受熱することを抑制しつつ、当該入口部が温度低下することを抑制することができる。従って、改質器の入口部の下方に位置する燃料電池セルの温度低下が抑制される。これに加えて、高温である改質器の出口部の温度上昇を抑制させ、逆に低温である改質器の入口部の温度低下を抑制させることで、改質器の温度分布を均一化することができるので、この結果、改質器の下方に位置する燃料電池セル群の温度分布を均一化することができ、ひいては、燃料電池セル群の良好な発電効率を得ることができる。
本発明の第1実施形態における燃料電池装置の正面縦断面図 同上実施形態における燃料電池装置の平面横断面図 本発明の第2実施形態における改質器及び熱伝導部の概略構成を示す図 同上実施形態における熱伝導部の第1及び第2変形例の概略構成を示す図 本発明の第3実施形態における改質器及び熱伝導部と、この熱伝導部の第1及び第2変形例との概略構成を示す図 本発明の第4実施形態における改質器及び熱伝導部の概略構成を示す図 同上実施形態における熱伝導部の第1〜第3変形例の概略構成を示す図 本発明の第5実施形態における改質器及び熱伝導部の概略構成を示す図 同上実施形態における熱伝導部の第1及び第2変形例の概略構成を示す図 本発明の第6実施形態における改質器及び熱伝導部と、この熱伝導部の変形例との概略構成を示す図 本発明の第7実施形態における燃料電池装置の正面縦断面図 同上実施形態における改質器及び熱伝導部の平面図 本発明の第8実施形態における改質器及び熱伝導部の概略構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す燃料電池装置の正面縦断面図であり、図2のII−II断面に対応している。図2は燃料電池装置の平面横断面図であり、図1のI−I断面に対応している。
燃料電池装置の筐体については、燃焼室区画部材1と天板2のみを示している。ここで、燃焼室区画部材1は、底面1a、長側面1b、1c及び短側面1d、1eを有している。天板2は、燃焼室区画部材1の上面側開口部に対向している。天板2の上側の領域は酸化剤(空気)の供給源をなす。燃焼室区画部材1の長側面1b、1c上端部と天板2との間の空隙3は、排気出口をなす。
尚、本実施形態では、燃焼室区画部材1において、一方の短側面(短側面1d)を正面(前面)とし、他方の短側面(短側面1e)を背面(後面)とし、これら一対の短側面同士を結ぶ方向を前後方向、長側面1bと長側面1cとを結ぶ方向を左右方向という。
次に燃料電池装置の筐体内部の構成について説明する。
本実施形態の燃料電池装置は、筐体内、特に燃焼室区画部材1内に、水素含有燃料と酸化剤(一般には空気)とを反応させて発電を行う複数の燃料電池セル10と、複数の燃料電池セル10の上端部から排出されるオフガスを燃焼させて燃料電池セル10を高温状態に維持するオフガス燃焼部20とを備える。
燃料電池装置はまた、燃焼室区画部材1内に、水素含有燃料を改質して水素富化燃料を生成し、この水素富化燃料を燃料電池セル10のアノード(燃料極)に供給する改質器30と、燃料電池セル10のカソード(酸化剤極)に酸化剤(空気)を供給する酸化剤供給部材50とを備える。改質器30には、後述する熱伝導部材60が設けられている。
燃料電池セル10は、上下方向に延びる扁平なセル支持体の表面に、アノード(燃料極)、固体酸化物からなる電解質、カソード(酸化剤極)を積層してなる。セル支持体は、その延在方向に沿って内部に燃料通路が形成されると共に、多孔質である。よって、アノードにはセル支持体内部から水素富化燃料が供給される。カソードには外部から酸化剤が供給される。
電解質は、高温下で酸化物イオンを伝導する。アノードは、酸化物イオンと燃料中の水素とを反応させて、電子及び水を発生させる。カソードは、空気中の酸素と電子とを反応させて、酸化物イオンを発生させる。
従って、燃料電池セル10のカソードにて、下記(1)式の電極反応が生起され、アノードにて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード: 1/2O+2e→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード: O2−(電解質)+H→HO+2e ・・・(2)
燃料電池装置には前述のような燃料電池セル10が多数備えられ、これらは電気的に直列及び/又は並列に接続されて、燃料電池セル10の組み立て体であるセルスタック11を構成している。燃料電池セル10の形状及び配列は任意に選択することができるため、図中のセルスタック11については、それらを省略して概略的に示している。セルスタック11は、台座13上に配置されている。
ここで、燃料電池セル10(セルスタック11)への水素富化燃料の供給は、台座13側(セルスタック11の下端部側)からなされ、台座13は水素富化燃料の分配機能を有している。水素富化燃料としては、改質器30から改質ガスが供給される。
燃料電池セル10(セルスタック11)への酸化剤(空気)の供給は、複数の燃料電池セル10を2つのグループに分割するように、燃料電池セル10間の隙間に配置した酸化剤供給部材50を介してなされる。
また、セルスタック11の上端部側はオフガス(未反応の水素富化燃料)の排出部となり、オフガスは余剰の酸化剤供給下で燃焼する。従って、セルスタック11の上端部近傍がオフガス燃焼部20となる。
改質器30は、改質触媒を用いた改質反応により、水素含有燃料を改質して、水素リッチな改質ガス(水素富化燃料)を生成する。本実施形態では、オフガス燃焼部20での燃焼熱によって加熱されるように、改質器30は、燃焼室区画部材1内でセルスタック11の上方に配置される。
改質器30は酸化剤供給部材50を避けるように形成されており、平面視で溝形状(コ字形状)をなしている。
改質器30は、前後方向に延在する直方体状の左側ケーシング31及び右側ケーシング32と、これらケーシングの後端部同士を連結する中央後側ケーシング33とを備えている。これらのケーシングは金属製である。ここで、左側ケーシング31の外面は、下面31a、左側面31b、右側面31c、前面31d、及び、上面31fを含んで構成されている。また、右側ケーシング32の外面は、下面32a、左側面32b、右側面32c、前面32d、及び、上面32fを含んで構成されている。
左側ケーシング31と右側ケーシング32とは、水平面上に互いに離間して平行に配置されている。換言すれば、左側ケーシング31は右側ケーシング32に対して空隙を空けて対向配置されている。
左側ケーシング31は、セルスタック11の左側部分の上方に配置されている。右側ケーシング32は、セルスタック11の右側部分の上方に配置されている。
左側ケーシング31と右側ケーシング32とは、互いの内部空間が、中央後側ケーシング33の内部空間を介して連通している。
改質器30は気化部35及び改質部36を備える。気化部35は、右側ケーシング32のうち前側の部分に配置されている。改質部36は、右側ケーシング32のうち気化部35を除いた部分と、中央後側ケーシング33と、左側ケーシング31とからなる部分に配置されている。すなわち、改質器30の右側ケーシング32については、その前側に気化部35が配置されて、後側に改質部36が配置されている。
右側ケーシング32の前面32d(気化部35の前面)には流入口37が設けられている。この流入口37には、原燃料・改質用水供給配管38の一端部が接続されている。尚、原燃料・改質用水供給配管38は燃焼室区画部材1の短側面1dを貫通している。
左側ケーシング31の下面31aのうち前側の部分(改質部36の下流側端部36aの下面)には流出口39が設けられている。また、この流出口39からセルスタック11の台座13へ改質ガスを供給するための供給配管40も設けられている。
ここで、右側ケーシング32のうち流入口37を含む前側の部分(すなわち、気化部35)が、本発明の「改質器の入口部」に対応している。気化部35には、原燃料・改質用水供給配管38から流入口37を介して水素含有燃料(原燃料)と改質用水とが流入し得る。
また、左側ケーシング31のうち流出口39を含む前側の部分(すなわち、改質部36の下流側端部36a)が、本発明の「改質器の出口部」に対応している。改質部36にて生成された改質ガスは、流出口39から供給配管40内に排出され、この供給配管40を通って、セルスタック11の台座13に供給される。
従って、改質器30は、入口部として、気化部35を備えると共に、出口部として、改質部36の下流側端部36aを備えている。
気化部35には、例えばアルミナボールなどの伝熱部材(図示せず)が充填されており、改質部36には、改質触媒が充填されている。
気化部35では、原燃料・改質用水供給配管38から流入口37を介して流入した水素含有燃料(原燃料)と改質用水とが、オフガス燃焼部20における燃焼熱と、セルスタック11の発電による発熱とを受けて加熱される。この加熱により、気化部35では、水素含有燃料が水蒸気改質反応に適した温度まで昇温されると共に、改質用水が気化されて水蒸気が発生する。
改質部36では、気化部35から供給される水蒸気を用いて、水蒸気改質反応によって、水素含有燃料を改質して、水素リッチな改質ガス(水素富化燃料)を生成する。この改質反応は吸熱反応であり、オフガス燃焼部20における燃焼熱とセルスタック11の発電による発熱とが利用される。尚、改質部36では、水蒸気改質反応に替えて、部分酸化反応又は自己熱改質反応など、更にはこれらの改質反応の組み合わせなど、水素発生手法として公知な手法によって改質ガスを生成してもよい。
水素含有燃料(原燃料)としては、例えば、炭化水素系燃料が用いられる。炭化水素系燃料としては、分子中に炭素と水素とを含む化合物(酸素等、他の元素を含んでいてもよい)若しくはそれらの混合物が用いられ、例えば、炭化水素類、アルコール類、エーテル類、バイオ燃料が挙げられる。具体的には、炭化水素類として、メタン、エタン、プロパン、ブタン、天然ガス、LPG(液化石油ガス)、都市ガス、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油が挙げられる。アルコール類として、メタノール、エタノールが挙げられる。エーテル類として、ジメチルエーテルが挙げられる。バイオ燃料として、バイオガス、バイオエタノール、バイオディーゼル、バイオジェットが挙げられる。
次に酸化剤供給部材50について説明する。
天板2の上側の領域は酸化剤(空気)の供給源であり、この天板2に前後方向に延びるスリット4が形成されている。このスリット4は酸化剤入口をなす。そして、このスリット4から燃焼室区画部材1内へ酸化剤供給部材50が挿入配置されている。
酸化剤供給部材50は、上面が開口し垂直な扁平面を有する矩形の容器で、燃料電池セル10間の隙間に配置され、上面側の開口部は酸化剤(空気)の供給源と連通している。そして、扁平な矩形の容器の底部近傍の側面に複数の酸化剤噴出口51が形成され、酸化剤噴出口51はセルスタック11に相対している。
従って、酸化剤(空気)は、スリット4から酸化剤供給部材50の内部に流入し、酸化剤噴出口51から噴出して、セルスタック11のカソードに供給される。
次に熱伝導部材60について説明する。
気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間には金属製の熱伝導部材60が配置されている。ここで、熱伝導部材60については、ケーシング31〜33と同じ金属材料により形成されることが好ましい。
熱伝導部材60は、平面視で後部開放の溝形状(コ字形状)をなしている。詳しくは、熱伝導部材60は、左側面60b、右側面60c、及び前面60dを有しており、これらの面により、前述の溝形状が形成されている。
熱伝導部材60の左側面60b及び右側面60cの前後方向の長さについては、各々が、気化部35の前後方向の長さにほぼ等しい。また、熱伝導部材60の高さは、ケーシング31〜33の高さにほぼ等しい。
熱伝導部材60の左側面60bは、改質部36の下流側端部36aの右側面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)に面接触している。熱伝導部材60の右側面60cは、気化部35の左側面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部)に面接触している。
熱伝導部材60の左側面60bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積は、熱伝導部材60の右側面60cと気化部35の左側面との接触面積にほぼ等しい。
ここで、熱伝導部材60が本発明の「熱伝導部」に対応しており、改質器30の気化部35の外面と改質部36の下流側端部36aの外面とを連結するように延びている。また、熱伝導部材60の前面60dが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、改質器30の外面から離間している。また、熱伝導部材60の右側面60cが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、改質器30の気化部35の左側面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材60の左側面60bが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの右側面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材60は、改質器30の気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の最短距離で各々の外面同士を連結するように延びている。
改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱は、熱伝導部材60の左側面60b、前面60d、及び右側面60cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
本実施形態によれば、燃料電池装置は、入口部(気化部35)及び出口部(改質部36の下流側端部36a)を備え、入口部に流入する水素含有燃料を改質して水素富化燃料を生成し、この水素富化燃料を出口部より排出する改質器30と、水素富化燃料と酸化剤とを反応させて発電を行う複数の燃料電池セル10と、互いに離間する改質器30の入口部の外面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部)と出口部の外面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)とを連結するように延びる熱伝導部(熱伝導部材60)と、を含んで構成される。熱伝導部(熱伝導部材60)は、入口部の外面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部)に接続する一端部(右側面60c)、出口部の外面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)に接続する他端部(左側面60b)、及び、当該一端部と他端部との間の部分である中間部(前面60d)からなり、熱伝導部の中間部(前面60d)が、改質器30の外面から離間している。これにより、熱伝導部(熱伝導部材60)は、高温である改質器30の出口部の熱を、低温である改質器30の入口部に直接的に伝熱することができるので、当該入口部が、その下方に位置する燃料電池セル10から受熱することを抑制しつつ、当該入口部が温度低下することを抑制することができる。従って、改質器30の入口部の下方に位置する燃料電池セル10の温度低下が抑制される。これに加えて、高温である改質器30の出口部の温度上昇を抑制させ、逆に低温である改質器30の入口部の温度低下を抑制させることで、改質器30の温度分布を均一化することができるので、この結果、改質器30の下方に位置するセルスタック11の温度分布を均一化することができ、ひいては、セルスタック11の良好な発電効率を得ることができる。
また本実施形態によれば、改質器30の入口部(気化部35)は出口部(改質部36の下流側端部36a)に対して空隙を空けて対向配置され、熱伝導部(熱伝導部材60)は、改質器30の入口部と出口部との間の最短距離で各々の外面同士を連結するように延びる。これにより、改質器30の出口部(高温側)から入口部(低温側)への伝熱経路として機能する熱伝導部(熱伝導部材60)での熱損失を最小限に抑えることができるので、効率良く伝熱することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池装置は、複数の燃料電池セル10の上端部から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部20を更に含んで構成され、改質器30は、複数の燃料電池セル10の上方に配置される。これにより、オフガス燃焼部20は、燃料電池セル10を加熱するのみならず、改質器30も加熱することができる。
また本実施形態によれば、改質器30の入口部は、改質用水(液体)を気化する気化部35である。これにより、オフガス燃焼部20からの燃焼熱を利用して、改質用水を気化させて水蒸気を得ることができるので、燃料電池装置の筺体内で効率良く燃料改質用の水蒸気を得ることができる。
図3は、本発明の第2実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材61)の概略構成を示す図である。詳しくは、図3(A)及び(B)は、それぞれ、改質器及び熱伝導部(熱伝導部材61)の正面図及び平面図(前側部分を図示)である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、熱伝導部材60の代わりに、熱伝導部材61を用いている。
気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間には金属製の熱伝導部材61が配置されている。ここで、熱伝導部材61については、ケーシング31〜33と同じ金属材料により形成されることが好ましい。
熱伝導部材61は、正面視で下部開放の溝形状(コ字形状)をなしている。詳しくは、熱伝導部材61は、左側面61b、右側面61c、及び上面61fを有しており、これらの面により、前述の溝形状が形成されている。
熱伝導部材61の左側面61b、右側面61c、及び上面61fについては、各々が、酸化剤供給部材50に接触しないように、各寸法が設定されている。尚、熱伝導部材61の高さは、ケーシング31〜33の高さにほぼ等しい。
熱伝導部材61の左側面61bは、改質部36の下流側端部36aの右側面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)に面接触している。熱伝導部材61の右側面61cは、気化部35の左側面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部)に面接触している。
熱伝導部材61の左側面61bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積は、熱伝導部材61の右側面61cと気化部35の左側面との接触面積にほぼ等しい。
ここで、熱伝導部材61が本発明の「熱伝導部」に対応しており、改質器30の気化部35の外面と改質部36の下流側端部36aの外面とを連結するように延びている。また、熱伝導部材61の上面61fが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、改質器30の外面から離間している。また、熱伝導部材61の右側面61cが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、改質器30の気化部35の左側面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材61の左側面61bが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの右側面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材61は、改質器30の気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の最短距離で各々の外面同士を連結するように延びている。
特に本実施形態によれば、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材61の左側面61b、上面61f、及び右側面61cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。これにより、比較的簡素な構成で、改質器30の出口部(高温側)からの熱を入口部(低温側)に効率良く伝熱することができる。
図4(A)及び(B)は、それぞれ、本実施形態における熱伝導部材61の第1変形例(熱伝導部材61’)及び第2変形例(熱伝導部材61’’)を示す正面図である。
図4(A)に示す第1変形例において、熱伝導部材61’は、前述の熱伝導部材61の上下を反転させることで形成され得る。それゆえ、熱伝導部材61’は正面視で上部開放の溝形状(コ字形状)をなしており、下面61a、左側面61b、及び右側面61cを有している。この第1変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材61’の左側面61b、下面61a、及び右側面61cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。ここで、熱伝導部材61’の下面61aが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、改質器30の外面から離間している。
図4(B)に示す第2変形例において、熱伝導部材61’’は、前述の熱伝導部材61に下面61aを追加することで形成され得る。それゆえ、熱伝導部材61’’は正面視で矩形形状をなしており、下面61a、左側面61b、右側面61c、及び上面61fを有している。この第2変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材61’’の左側面61b、下面61a及び上面61f、右側面61cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図5(A)は、本発明の第3実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材62)の概略構成を示す平面図(前側部分を図示)である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
図5(A)に示す本実施形態では、熱伝導部材60の代わりに、金属製の熱伝導部材62を用いている。
熱伝導部材62は、熱伝導部材60と同様に、左側面60b、右側面60c、及び前面60dを有しているが、それに加えて、左側面60bの後端から後方に延びる延長面60gを有している。すなわち、熱伝導部材62の左側面60bが後方に延長されて延長面60gが形成されている。それゆえ、熱伝導部材62の左側面60b及び延長面60gと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積は、熱伝導部材62の右側面60cと気化部35の左側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材62が本発明の「熱伝導部」に対応しており、改質器30の気化部35の外面と改質部36の下流側端部36aの外面とを連結するように延びている。また、熱伝導部材62の左側面60b及び延長面60gが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの右側面(外面)に接続して面接触している。
本実施形態では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材62の左側面60b及び延長面60g、前面60d、及び右側面60cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
特に本実施形態によれば、熱伝導部(熱伝導部材62)の他端部(左側面60b及び延長面60g)と改質器30の出口部の外面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)との接触面積は、熱伝導部(熱伝導部材62)の一端部(右側面60c)と改質器30の入口部の外面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部)との接触面積よりも大きい。これにより、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)の熱を熱伝導部材62にて比較的広範囲にわたって吸収して改質器30の入口部(気化部35)に伝熱することができる。
図5(B)及び(C)は、それぞれ、熱伝導部材62の第1変形例(熱伝導部材62’)及び第2変形例(熱伝導部材62’’)を示す平面図(前側部分を図示)である。
図5(B)に示す第1変形例において、熱伝導部材62’は、熱伝導部材62とは異なり、前面60dの左側端から左方に延びる延長面60hを有している。すなわち、熱伝導部材62の前面60dが左方に延長されて延長面60hが形成されている。また、延長面60hの左側端には左側面60bの前端が接続している。左側面60bの後端には延長面60gの前端が接続している。
熱伝導部材62’の左側面60b及び延長部60gは、改質部36の下流側端部36aの左側面(左側ケーシング31の左側面31bの前側部)に面接触している。また、熱伝導部材62’の延長面60hは、改質部36の下流側端部36aの前面(左側ケーシング31の前面31d)に面接触している。それゆえ、熱伝導部材62’の左側面60b及び延長面60g、60hと改質部36の下流側端部36aの左側面及び前面との接触面積は、熱伝導部材62’の右側面60cと気化部35の左側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材62’の左側面60b、延長面60g及び60hが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの左側面、及び前面(外面)に接続して面接触している。
この第1変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材62’の延長面60g、左側面60b、延長面60h、前面60d、及び右側面60cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図5(C)に示す第2変形例において、熱伝導部材62’’は、熱伝導部材62’における延長面60gの代わりに、中央面60iを有している。中央面60iは、前面60dの左側端(延長面60hの右側端)から後方に延びており、その各寸法は左側面60bにほぼ等しい。
熱伝導部材62’’の中央面60iは、改質部36の下流側端部36aの右側面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)に面接触している。それゆえ、熱伝導部材62’’の左側面60b、延長面60h、及び中央面60iと改質部36の下流側端部36aの左側面、前面、及び右側面との接触面積は、熱伝導部材62’’の右側面60cと気化部35の左側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材62’’の左側面60b、延長面60h、及び中央面60iが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの左側面、前面、及び右側面(外面)に接続して面接触している。
この第2変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材62’’の左側面60b、中央面60i、延長面60h、前面60d、及び右側面60cを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
尚、図5(A)〜(C)に示した熱伝導部材62、62’及び62’’は、各々が前面60dを含んで構成されているが、熱伝導部材62、62’及び62’’は、前面60dに加えて、又は、前面60dに代えて、前述の下面61a及び上面61f(図3及び図4参照)の少なくとも一方を含んで構成されてもよい。
図6は、本発明の第4実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材63)の概略構成を示す図である。詳しくは、図6(A)及び(B)は、それぞれ、改質器及び熱伝導部(熱伝導部材63)の右側部分(気化部35側部分)の正面図及び平面図である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
熱伝導部材63は金属製であり、熱伝導部材60と同様に、左側面60b、右側面60c、及び前面60dを有しているが、それに加えて、右側面60cの上端から右方に延びる上面60jを有している。この上面60jは、気化部35の上面(右側ケーシング32の上面32fの前側部)を上方から覆うように配置されて、当該上面に面接触している。それゆえ、熱伝導部材63の右側面60c及び上面60jと気化部35の左側面及び上面との接触面積は、熱伝導部材63の左側面60bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材63の右側面60c及び上面60jが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の左側面及び上面(外面)に接続して面接触している。
本実施形態では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材63の左側面60b、前面60d、右側面60c、及び上面60jを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
特に本実施形態によれば、熱伝導部(熱伝導部材63)の一端部(右側面60c及び上面60j)と改質器30の入口部の外面(右側ケーシング32の左側面32bの前側部及び上面32fの前側部)との接触面積は、熱伝導部(熱伝導部材63)の他端部(左側面60b)と改質器30の出口部の外面(左側ケーシング31の右側面31cの前側部)との接触面積よりも大きい。これにより、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱を熱伝導部材63を介して改質器30の入口部(気化部35)に比較的広範囲にわたって伝熱することができる。
図7(A)〜(C)は、それぞれ、本実施形態における熱伝導部材63の第1変形例(熱伝導部材63’)、第2変形例(熱伝導部材63’’)、及び第3変形例(熱伝導部材63’’’)を示す正面図であり、特に、各熱伝導部材の右側部分(気化部35側部分)を示している。
図7(A)に示す第1変形例において、熱伝導部材63’は、前述の熱伝導部材63に下面60kを追加することで形成され得る。この下面60kは、右側面60cの下端から右方に延びている。また、下面60kは、気化部35の下面(右側ケーシング32の下面32aの前側部)を下方から覆うように配置されて、当該下面に面接触している。それゆえ、熱伝導部材63’の右側面60c、上面60j、及び下面60kと気化部35の左側面、上面、及び下面との接触面積は、熱伝導部材63’の左側面60bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材63’の右側面60c、上面60j、及び下面60kが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の左側面、上面、及び下面に接続して面接触している。
この第1変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材63’の左側面60b、前面60d、右側面60c、上面60j、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図7(B)に示す第2変形例において、熱伝導部材63’’は、前述の熱伝導部材63’のうち上面60jを省略して形成され得る。それゆえ、熱伝導部材63’’の右側面60c及び下面60kと気化部35の左側面及び下面との接触面積は、熱伝導部材63’’の左側面60bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材63’’の右側面60c及び下面60kが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の左側面及び下面に接続して面接触している。
この第2変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材63’’の左側面60b、前面60d、右側面60c、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図7(C)に示す第3変形例において、熱伝導部材63’’’は、前述の熱伝導部材63’’に右側面60mを追加することで形成され得る。この右側面60mは、下面60kの右側端から上方に立ち上がっている。また、右側面60mは、気化部35の右側面(右側ケーシング32の右側面32cの前側部)を右方から覆うように配置されて、当該右側面に面接触している。それゆえ、熱伝導部材63’’’の下面60k、右側面60c及び60mと気化部35の下面、左側面及び右側面との接触面積は、熱伝導部材63’’’の左側面60bと改質部36の下流側端部36aの右側面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材63’’’の下面60k、右側面60c及び60mが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の下面、左側面及び右側面に接続して面接触している。
この第3変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材63’’’の左側面60b、前面60d、右側面60c、下面60k、及び右側面60mを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
尚、図6及び図7に示した熱伝導部材63、63’、63’’及び63’’’については、各熱伝導部材のうち、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)に面接触する部分の構成を、前述の図5(A)〜(C)の図示と同様にしてもよい。
また、図6及び図7に示した熱伝導部材63、63’、63’’及び63’’’は、各々が前面60dを含んで構成されているが、熱伝導部材63、63’、63’’及び63’’’は、前面60dに加えて、又は、前面60dに代えて、前述の下面61a及び上面61f(図3及び図4参照)の少なくとも一方を含んで構成されてもよい。
図8は、本発明の第5実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材64)の概略構成を示す図である。詳しくは、図8(A)及び(B)は、それぞれ、改質器及び熱伝導部(熱伝導部材64)の正面図及び下面図(前側部分を図示)である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、流出口39が、左側ケーシング31の前面31d(改質部36の下流側端部36aの前面)に設けられている。
熱伝導部材64は金属製であって平板状であり、下面61a(図4参照)、下面60k(図7参照)、及び下面60nを含んで構成される。下面60kは、下面61aの右側端から右方に延びている。下面60nは、下面61aの左側端から左方に延びている。また、下面60nは、改質部36の下流側端部36aの下面(左側ケーシング31の下面31aの前側部)を下方から覆うように配置されて、当該下面に面接触している。ここで、熱伝導部材64の下面60kが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の下面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材64の下面60nが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの下面(外面)に接続して面接触している。
特に本実施形態によれば、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材64の下面60n、下面61a、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。これにより、比較的簡素な構成で、改質器30の出口部(高温側)からの熱を入口部(低温側)に効率良く伝熱することができる。
尚、本実施形態では、改質器30の気化部35の下面と、改質部36の下流側端部36aの下面とに面接触する平板状の熱伝導部材64を説明したが、この熱伝導部材64に加えて、又は、熱伝導部材64に代えて、熱伝導部材64と同様の構成を有する平板状の熱伝導部材を、改質器30の気化部35の上面と、改質部36の下流側端部36aの上面とに面接触するように設けてもよい。
図9(A)及び(B)は、本実施形態における熱伝導部材64の第1変形例(熱伝導部材64’)を示す正面図及び斜視図である。尚、図9(A)は、熱伝導部材64’が改質器30に設置された状態を示す。
図9(A)及び(B)に示す第1変形例において、熱伝導部材64’は、前述の熱伝導部材64に左側面60bを追加することで形成され得る。左側面60bは、下面60nの右側端から上方に立ち上がっている。それゆえ、熱伝導部材64’の左側面60b及び下面60nと改質部36の下流側端部36aの左側面及び下面との接触面積は、熱伝導部材64’の下面60kと気化部35の下面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材64’の左側面60b及び下面60nが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの左側面及び下面(外面)に接続して面接触している。
この第1変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材64’の左側面60b、下面60n、下面61a、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図9(C)及び(D)は、本実施形態における熱伝導部材64の第2変形例(熱伝導部材64’’)を示す正面図及び斜視図である。尚、図9(C)は、熱伝導部材64’’が改質器30に設置された状態を示す。
図9(C)及び(D)に示す第2変形例において、熱伝導部材64’’は、前述の熱伝導部材64に右側面60c及び上面60jを追加することで形成され得る。右側面60cは、下面61aの右側端(下面60kの左側端)から上方に立ち上がっている。上面60jは、右側面60cの上端より右方に延びている。それゆえ、熱伝導部材64’’の右側面60c、上面60j、及び下面60kと気化部35の左側面、上面、及び下面との接触面積は、熱伝導部材64’’の下面60nと改質部36の下流側端部36aの下面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材64’’の右側面60c、上面60j、及び下面60kが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の左側面、上面、及び下面(外面)に接続して面接触している。
この第2変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材64’’の下面60n、下面61a、右側面60c、上面60j、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図10(A)及び(B)は、本発明の第6実施形態における熱伝導部(熱伝導部材65)の概略構成を示す正面図及び斜視図である。尚、図10(A)は、熱伝導部材65が改質器30に設置された状態を示す。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、流出口39が、左側ケーシング31の前面31d(改質部36の下流側端部36aの前面)に設けられている。
図10(A)及び(B)に示すように、熱伝導部材65は、前述の熱伝導部材60に、上面60j及び60pと、下面60k及び60nとを追加することで形成され得る。上面60pは、左側面60bの上端から左方に延びている。上面60pは、改質部36の下流側端部36aの上面(左側ケーシング31の上面31fの前側部)を上方から覆うように配置されて、当該上面に面接触している。尚、上面60j、下面60k及び60nについては前述したのでその説明を省略する。
ここで、熱伝導部材65の右側面60c、上面60j、及び下面60kが、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応しており、気化部35の左側面、上面、及び下面(外面)に接続して面接触している。また、熱伝導部材65の左側面60b、上面60p、及び下面60nが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの右側面、上面、及び下面(外面)に接続して面接触している。
特に本実施形態によれば、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材65の左側面60b、上面60p、下面60n、前面60d、右側面60c、上面60j、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。これにより、熱伝導部材65と改質器30の入口部及び出口部との接触面積が前述の第1実施形態よりも大きくなるので、一度に多量の熱を改質器30の入口部に伝熱することが可能となり、ひいては、高い伝熱効率を実現することができる。
図10(C)及び(D)は、本実施形態における熱伝導部材65の変形例(熱伝導部材65’)を示す正面図及び斜視図である。尚、図10(C)は、熱伝導部材65’が改質器30に設置された状態を示す。
図10(C)及び(D)に示す変形例において、熱伝導部材65’は、前述の熱伝導部材65に延長面60h(図5参照)を追加することで形成され得る。延長面60hは、左側面60b、上面60p、及び下面60nの前側縁により区画形成される前面開口部を塞ぐように形成されている。延長面60hには、供給配管40を挿入するための貫通孔41が予め形成されている。
熱伝導部材65’の延長面60h、左側面60b、上面60p、及び下面60nと改質部36の下流側端部36aの前面、右側面、上面、及び下面との接触面積は、熱伝導部材65’の右側面60c、上面60j、及び下面60kと気化部35の左側面、上面、及び下面との接触面積よりも大きい。ここで、熱伝導部材65’の延長面60h、左側面60b、上面60p、及び下面60nが、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応しており、改質部36の下流側端部36aの前面、右側面、上面、及び下面(外面)に接続して面接触している。
この変形例では、改質器30の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱が、熱伝導部材65’の延長面60h、左側面60b、上面60p、下面60n、前面60d、右側面60c、上面60j、及び下面60kを介して、改質器30の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
図11は、本発明の第7実施形態を示す燃料電池装置の正面縦断面図である。図12は、本実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材70及び71)の平面図である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
燃料電池セル10の組み立て体であるセルスタック80が台座13上に配置されている。
また、セルスタック80の上端部側はオフガス(未反応の水素富化燃料)の排出部となり、オフガスは余剰の酸化剤供給下で燃焼する。従って、セルスタック80の上端部近傍がオフガス燃焼部20となる。
改質器90は、オフガス燃焼部20での燃焼熱によって加熱されるように、燃焼室区画部材1内でセルスタック80の上方に配置される。
改質器90は、金属製のケーシング91を備えている。ケーシング91は、所定方向(図では水平一方向である前後方向)に延びる直方体状である。ここで、ケーシング91の外面は、下面91a、左側面91b、右側面91c、前面91d、及び、上面91fを含んで構成されている。
改質器90(ケーシング91)の前側(一側)には、気化部35(改質器90の入口部)が位置している。また、改質器90(ケーシング91)の後側(他側)には、改質部36の下流側端部36a(改質器90の出口部)が位置している。
燃料電池セル10(セルスタック80)への酸化剤(空気)の供給は、図示しない酸化剤供給部材を介してなされる。
次に熱伝導部材70及び71について説明する。
本実施形態では、改質器90のケーシング91の左側面91b及び右側面91cに、各別に、金属製の熱伝導部材70及び71が設けられている。ここで、熱伝導部材70及び71については、ケーシング91と同じ金属材料により形成されることが好ましい。
ケーシング91の左側面91bに設けられる熱伝導部材70は、平板を屈曲させて形成されており、前側接触部70a、中央非接触部70b、及び後側接触部70cを含んで構成されている。
前側接触部70aは、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応するものであり、気化部35の左側面(ケーシング91の左側面91bの前側部)に接続して面接触している。
前側接触部70aの後端部には、中央非接触部70bの前端部が接続している。中央非接触部70bは、その前端部にて左方に屈曲した後、ケーシング91の左側面91bに対して所定間隔L1を空けて後方に延び、更に、改質部36の下流側端部36aの近傍にて右方に屈曲して、その後端部が、後側接触部70cの前端部に接続している。ここで、中央非接触部70bが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、ケーシング91の左側面91bから離間している。
後側接触部70cは、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応するものであり、改質部36の下流側端部36aの左側面(ケーシング91の左側面91bの後側部)に接続して面接触している。
従って、熱伝導部材70は、改質器90のうち、気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の部分の外面を、中央非接触部70bによって跨いで、気化部35の左側面(ケーシング91の左側面91bの前側部)と改質部36の下流側端部36aの左側面(ケーシング91の左側面91bの後側部)とを連結するように延びている。
ケーシング91の右側面91cに設けられる熱伝導部材71は、平板を屈曲させて形成されており、前側接触部71a、中央非接触部71b、及び後側接触部71cを含んで構成されている。
前側接触部71aは、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応するものであり、気化部35の右側面(ケーシング91の右側面91cの前側部)に接続して面接触している。
前側接触部71aの後端部には、中央非接触部71bの前端部が接続している。中央非接触部71bは、その前端部にて右方に屈曲した後、ケーシング91の右側面91cに対して所定間隔L2を空けて後方に延び、更に、改質部36の下流側端部36aの近傍にて左方に屈曲して、その後端部が、後側接触部71cの前端部に接続している。ここで、熱伝導部材71の中央非接触部71bが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、ケーシング91の右側面91cから離間している。
後側接触部71cは、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応するものであり、改質部36の下流側端部36aの右側面(ケーシング91の右側面91cの後側部)に接続して面接触している。
従って、熱伝導部材71は、改質器90のうち、気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の部分の外面を、中央非接触部71bによって跨いで、気化部35の右側面(ケーシング91の右側面91cの前側部)と改質部36の下流側端部36aの右側面(ケーシング91の右側面91cの後側部)とを連結するように延びている。
改質器90の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱は、熱伝導部材70及び71を介して、改質器90の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
特に本実施形態によれば、改質器は所定方向(前後方向)に延び、その一側(前側)に入口部(気化部35)が位置し、他側(後側)に出口部(改質部36の下流側部分36a)が位置する。熱伝導部(熱伝導部材70及び71)は、改質器90の入口部と出口部との間の部分を跨いで、改質器90の入口部の外面と改質器90の出口部の外面とを連結するように延びる。これにより、熱伝導部(熱伝導部材70及び71)は、高温である改質器90の出口部の熱を、低温である改質器90の入口部に直接的に伝熱することができるので、当該入口部が、その下方に位置する燃料電池セル10から受熱することを抑制しつつ、当該入口部が温度低下することを抑制することができる。また、高温である改質器90の出口部の温度上昇を抑制させ、逆に低温である改質器90の入口部の温度低下を抑制させることで、改質器90の温度分布を均一化することができるので、この結果、改質器90の下方に位置するセルスタック80の温度分布を均一化することができる。
尚、本実施形態では、図10及び図11にて、所定間隔L1>所定間隔L2である例を示しているが、所定間隔L1と所定間隔L2との大小関係はこれに限らない。すなわち、所定間隔L1<所定間隔L2としてもよく、また、所定間隔L1=所定間隔L2としてもよい。
また、本実施形態では、改質器90には熱伝導部材70及び71が設けられているが、改質器90に設けられる熱伝導部材の個数はこれに限らない。例えば、改質器90には、熱伝導部材70及び71のいずれか一方が設けられてもよい。
図13(A)及び(B)は、本発明の第8実施形態における改質器及び熱伝導部(熱伝導部材72)の側面図及び正面図である。
図11及び図12に示した第7実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、熱伝導部材70及び71の代わりとして、改質器90のケーシング91の上面91fに、金属製の熱伝導部材72が設けられている。ここで、熱伝導部材72については、ケーシング91と同じ金属材料により形成されることが好ましい。
熱伝導部材72は、平板を屈曲させて形成されており、前側接触部72a、中央非接触部72b、及び後側接触部72cを含んで構成されている。
前側接触部72aは、本発明の「熱伝導部の一端部」に対応するものであり、気化部35の上面(ケーシング91の上面91fの前側部)に接続して面接触している。
前側接触部72aの後端部には、中央非接触部72bの前端部が接続している。中央非接触部72bは、その前端部にて上方に屈曲した後、ケーシング91の上面91fに対して所定間隔L3を空けて後方に延び、更に、改質部36の下流側端部36aの近傍にて下方に屈曲して、その後端部が、後側接触部72cの前端部に接続している。ここで、熱伝導部材72の中央非接触部72bが、本発明の「熱伝導部の中間部」に対応しており、ケーシング91の上面91fから離間している。
後側接触部72cは、本発明の「熱伝導部の他端部」に対応するものであり、改質部36の下流側端部36aの上面(ケーシング91の上面91fの後側部)に接続して面接触している。
従って、熱伝導部材72は、改質器90のうち、気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の部分の外面を、中央非接触部72bによって跨いで、気化部35の上面(ケーシング91の上面91fの前側部)と改質部36の下流側端部36aの上面(ケーシング91の上面91fの後側部)とを連結するように延びている。
改質器90の出口部(改質部36の下流側端部36a)からの熱は、熱伝導部材72を介して、改質器90の入口部(気化部35)に伝熱され得る。
尚、本実施形態では、熱伝導部材72が改質器90のケーシング91の上面91fに設けられる例を説明したが、熱伝導部材72の設置箇所はこれに限らない。熱伝導部材72は、例えば、改質器90のケーシング91の下面91aに設けられてもよい。この場合には、熱伝導部材72は、改質器90のうち、気化部35と改質部36の下流側端部36aとの間の部分の外面を、中央非接触部72bによって跨いで、気化部35の下面(ケーシング91の下面91aの前側部)と改質部36の下流側端部36aの下面(ケーシング91の下面91aの後側部)とを連結するように延びる。
また、本実施形態において、前述の熱伝導部材70及び71の少なくとも一方を、改質器90のケーシング91の外面に設けてもよい。
尚、前記第1〜第8実施形態では、本発明の「改質器の入口部」として、気化部35を挙げて説明したが、「改質器の入口部」はこれに限らない。例えば、気化部が改質器とは別体である場合には、「改質器の入口部」は、改質器の改質部36の流入口側部分(入口部)になり得る。この場合においても、改質部36の入口部では、吸熱反応である水蒸気改質反応が比較的起こりやすいことから、低温になりかねない。この改質部36の入口部に前記第1〜第8実施形態のいずれかの技術を適用することにより、改質部36の入口部の温度低下を抑制することができるので、改質部36の入口部の下方に位置する燃料電池セル10の温度低下が抑制され、ひいては、セルスタックの温度分布を均一化することができる。
また、前記第1〜第8実施形態では、熱伝導部材を改質器のケーシングに固定する手法として、例えば溶接が用いられ得る。
また、前記第1〜第8実施形態では、本発明の「熱伝導部」として、改質器のケーシングとは別体の熱伝導部材を用いて説明したが、「熱伝導部」の構成はこれに限らない。例えば、前述の熱伝導部材と同様の構成を有する熱伝導部を、改質器のケーシングと一体的に形成してもよい。
以上からわかるように、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 燃焼室区画部材
2 天板
3 空隙
4 スリット
10 燃料電池セル
11 セルスタック
13 台座
20 オフガス燃焼部
30 改質器
31 左側ケーシング
32 右側ケーシング
33 中央後側ケーシング
35 気化部
36 改質部
36a 下流側端部
37 流入口
38 原燃料・改質用水供給配管
39 流出口
40 供給配管
41 貫通孔
50 酸化剤供給部材
51 酸化剤噴出口
60、61、61’、61’’、62、62’、62’’、63、63’、63’’、64、64’、64’’、65、65’、70、71、72 熱伝導部材(熱伝導部)
80 セルスタック
90 改質器
91 ケーシング

Claims (7)

  1. 入口部及び出口部を備え、前記入口部に流入する水素含有燃料を改質して水素富化燃料を生成し、この水素富化燃料を前記出口部より排出する改質器と、
    前記水素富化燃料と酸化剤とを反応させて発電を行う複数の燃料電池セルと、
    互いに離間する前記入口部の外面と前記出口部の外面とを連結するように延びる熱伝導部と、
    を含んで構成され、
    前記熱伝導部は、前記入口部の外面に接続する一端部、前記出口部の外面に接続する他端部、及び、前記一端部と前記他端部との間の部分である中間部からなり、
    前記熱伝導部の中間部が、前記改質器の外面から離間している、燃料電池装置。
  2. 前記改質器の前記入口部は前記出口部に対して空隙を空けて対向配置され、
    前記熱伝導部は、前記入口部と前記出口部との間の最短距離で各々の外面同士を連結するように延びる、請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記改質器は所定方向に延び、その一側に前記入口部が位置し、他側に前記出口部が位置し、
    前記熱伝導部は、前記改質器における前記入口部と前記出口部との間の部分の外面を跨いで、前記入口部の外面と前記出口部の外面とを連結するように延びる、請求項1に記載の燃料電池装置。
  4. 前記熱伝導部の前記一端部と前記入口部の外面との接触面積は、前記熱伝導部の前記他端部と前記出口部の外面との接触面積よりも大きい、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
  5. 前記熱伝導部の前記他端部と前記出口部の外面との接触面積は、前記熱伝導部の前記一端部と前記入口部の外面との接触面積よりも大きい、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
  6. 前記改質器の前記入口部は、液体を気化する気化部である、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
  7. 前記複数の燃料電池セルの上端部から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部を更に含んで構成され、
    前記改質器は、前記複数の燃料電池セルの上方に配置される、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
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