JP6169516B2 - 樹脂成形装置及び樹脂成形方法 - Google Patents

樹脂成形装置及び樹脂成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6169516B2
JP6169516B2 JP2014071297A JP2014071297A JP6169516B2 JP 6169516 B2 JP6169516 B2 JP 6169516B2 JP 2014071297 A JP2014071297 A JP 2014071297A JP 2014071297 A JP2014071297 A JP 2014071297A JP 6169516 B2 JP6169516 B2 JP 6169516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
liquid
molding
liquid resin
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014071297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015193096A (ja
Inventor
山田 哲也
哲也 山田
智行 後藤
智行 後藤
岩田 康弘
康弘 岩田
周邦 花坂
周邦 花坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Towa Corp
Original Assignee
Towa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Towa Corp filed Critical Towa Corp
Priority to JP2014071297A priority Critical patent/JP6169516B2/ja
Priority to TW104101055A priority patent/TWI599468B/zh
Priority to KR1020150033005A priority patent/KR101649817B1/ko
Priority to CN201510106345.XA priority patent/CN104943194B/zh
Publication of JP2015193096A publication Critical patent/JP2015193096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169516B2 publication Critical patent/JP6169516B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

本発明は、トランジスタ、集積回路(Integrated Circuit :IC)、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)などのチップ状の電子部品(以下適宜「チップ」という。)を、液状樹脂を用いて樹脂封止する場合などに使用される、樹脂成形装置及び樹脂成形方法に関するものである。本出願書類においては、「液状」という用語は常温において液状であって流動性を有することを意味しており、流動性の高低、言い換えれば粘度の程度を問わない。
従来から、基板に装着されたLEDなどの光素子のチップは、熱硬化性で光を透過する液状樹脂、例えば、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などを用いて、硬化樹脂からなる封止樹脂によって樹脂封止される。樹脂封止する技術としては、圧縮成形、トランスファ成形などの樹脂成形技術が使用される。樹脂成形においては、主剤となる液状樹脂に、硬化剤などの補助剤となる液状樹脂を混合させ、混合された液状樹脂を加熱することによって樹脂成形が行われる。以下、主剤と硬化剤とを混合させて生成された液状樹脂、蛍光材などの添加剤を含む液状樹脂など、常温において液状であって流動性を有する樹脂全般を単に「液状樹脂」という。
液状樹脂を用いる樹脂封止では、樹脂供給機構であるディスペンサの先端に取り付けられたノズルから液状樹脂が下型に設けられたキャビティに供給される。キャビティは成形する製品に対応して大きさや形状が決められる。したがって、キャビティの容積を満たすように、液状樹脂の供給量が決められる。キャビティに安定して液状樹脂を供給することが重要となる。
しかしながら、製品に応じて使用される液状樹脂の種類や粘度などは多種多様である。また、ディスペンサによる吐出が終了したとしても、液状樹脂の表面張力によりノズルの吐出口に液状樹脂が残留樹脂として残ることがある。ノズルの吐出口においては、液状樹脂の表面張力による引っ張り力が上向きに働き、この引っ張り力が液状樹脂を落下させる重力よりも大きいと液状樹脂が吐出口の下方に残留樹脂として残る。吐出口の大きさや液状樹脂の粘度によって表面張力が異なり、この表面張力より大きな力を与えないと液状樹脂が完全に供給されない。特に、高粘度の液状樹脂、例えば、50Pa・s以上の粘度を有する液状樹脂を使用する場合には、表面張力が大きく、所定量の液状樹脂を安定して供給することが困難となる。
ノズルの吐出口の下方に残留樹脂が残ると、キャビティに所定量の液状樹脂が供給されず、供給量にばらつきが発生する。特に、高粘度の液状樹脂を使用する場合には、残留樹脂が残りやすくなる。残留樹脂は時間の経過とともにキャビティに落下していく場合もあるが、供給が完了するまでに時間がかかる。また、供給する時間が長くなると、すでにキャビティに供給されていた液状樹脂の一部が硬化をし始めるという問題もある。したがって、所定量の液状樹脂を短時間に安定してキャビティに供給することが重要となる。
液状である塗布材料の塗布量を常に一定にするクリームはんだ塗布装置として、「第1ノズル周辺部に第2ノズルやサイド・ノズルを設け、前記第2ノズルやサイド・ノズルに気体を噴射し、吐出中の材料をせん断してノズル先端部での残留材料をなくす」クリームはんだ塗布装置が提案されている(例えば、特許文献1の段落〔0008〕、図1、図3、図4参照)。
特開平04−309460号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたクリームはんだ塗布装置では、次のような課題が発生する。特許文献1の図1(A)に示されるように、第2ノズル23は第1ノズル6aの外周部に一体となって取り付けられている。第2ノズル23の出力口23bは第1ノズル6aの出力口6bの周囲近傍に設けられ、残留材料43を切り放す方向に作動ガスBを流す構成になっている。しかしながら、この構成では、第2ノズル23の出力口23bから作動ガスBを残留材料43に十分当てることができないという問題がある。
また、特許文献1の図1(B)に示されるように、サイドノズル29は第1ノズル6a下方でクリームはんだ8に作動ガスBが当たるように設けられている。この場合には、作動ガスBが当たる位置より下方の残留材料43を切り放すことができるが、第1ノズル6aの出力口6bの周囲近傍にはやはり残留材料43が残ってしまうという問題がある。図1(A)、(B)、どちらの場合においても、第1ノズル6aの出力口6bから完全に残留材料43を切り放すことができないので、安定して吐出材料を落下させ、均一な塗布を行うことが難しい。
本発明は上記の課題を解決するもので、樹脂成形装置において、液状樹脂を吐出するノズルに高圧ガスを供給し、高圧ガスを直接液状樹脂に吹き付けることによって、送出された液状樹脂を完全に供給することができる樹脂成形装置及び樹脂成形方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る樹脂成形装置は、上型と、該上型に相対向して設けられた下型と、上型と下型との少なくとも一方に設けられたキャビティと、キャビティにおいて硬化して硬化樹脂になるはずの液状樹脂が収容される収容部と、該収容部に液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、上型と下型とを少なくとも有する成形型を型締めする型締め手段とを備え、硬化樹脂を含む成形品を成形する樹脂成形装置であって、樹脂供給手段に設けられ液状樹脂が供給される樹脂供給口と、樹脂供給口につながり第1の方向に沿って延びる樹脂通路と、樹脂通路につながり液状樹脂を収容部に向かって吐出する樹脂吐出口と、樹脂供給手段に貯留された液状樹脂を樹脂吐出口に向かって樹脂押圧力でもって押圧する押圧手段と、樹脂供給手段に貯留された液状樹脂に向かって、第1の方向に交わる第2の方向に沿って高圧ガスを吹き付ける高圧ガス供給手段と、樹脂供給手段に設けられ高圧ガスが供給される第1のガス供給口と、第1のガス供給口において液状樹脂が第1のガス供給口を通過して高圧ガス供給手段に向かって進入することを防止する進入防止手段とを備え、少なくとも樹脂通路の一部において貯留された液状樹脂に、樹脂押圧力よりも大きい第1の圧力を有する高圧ガスを吹き付けることによって、収容部に液状樹脂を供給することを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形装置は、上述の樹脂成形装置において、進入防止手段は第2の圧力を有する高圧ガスであって、第2の圧力は樹脂押圧力よりも大きく、第1の圧力は第2の圧力よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形装置は、上述の樹脂成形装置において、進入防止手段は弁であって、第1の圧力は樹脂押圧力よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形装置は、上述の樹脂成形装置において、樹脂供給手段に設けられ高圧ガスが供給される少なくとも第2のガス供給口を備え、樹脂通路の一部において貯留された液状樹脂に、第1の圧力よりも小さい第3の圧力を有する高圧ガスを第2のガス供給口から吹き付けることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形装置は、上述の樹脂成形装置において、硬化樹脂は基板に装着されたチップを覆う封止樹脂であることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形装置は、上述の樹脂成形装置において、樹脂供給手段に液状樹脂を供給する供給モジュールと、成形型と型締め手段とを有する少なくとも1個の成形モジュールとを備え、供給モジュールと1個の成形モジュールとが着脱可能であり、1個の成形モジュールが他の成形モジュールに対して着脱可能であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る樹脂成形方法は、上型と、該上型に相対向して設けられた下型と、上型と下型との少なくとも一方に設けられたキャビティと、キャビティにおいて硬化して硬化樹脂になるはずの液状樹脂が収容される収容部と、該収容部に液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、上型と下型とを少なくとも有する成形型を型締めする型締め手段とを備えた樹脂成形装置を使用して、硬化樹脂を含む成形品を成形する樹脂成形方法であって、第1の方向に沿って延びる樹脂通路を経由して樹脂吐出口から収容部に向かって液状樹脂を吐出するために、樹脂押圧力でもって液状樹脂を押圧する工程と、少なくとも樹脂通路の一部において貯留された液状樹脂に、高圧ガス供給手段を使用して樹脂押圧力よりも大きい第1の圧力を有する高圧ガスを第1のガス供給口から吹き付けることによって、収容部に液状樹脂を供給する工程と、樹脂押圧力でもって押圧されている液状樹脂が第1のガス供給口において高圧ガス供給手段に向かって進入することを防止する工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形方法は、上述の樹脂成形方法において、進入することを防止する工程では、樹脂押圧力よりも大きく第1の圧力よりも小さい第2の圧力を有する高圧ガスを、樹脂押圧力でもって押圧されている液状樹脂に向かって第1のガス供給口から吹き付けることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形方法は、上述の樹脂成形方法において、進入することを防止する工程では、第1のガス供給口において設けられた弁を閉じることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形方法は、上述の樹脂成形方法において、液状樹脂を供給する工程では、樹脂通路の一部において貯留された液状樹脂に、第1の圧力よりも小さい第3の圧力を有する高圧ガスを第2のガス供給口から吹き付けることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形方法は、上述の樹脂成形方法において、硬化樹脂は基板に装着されたチップを覆う封止樹脂であることを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形方法は、上述の樹脂成形方法において、樹脂供給手段に液状樹脂を供給する供給モジュールを準備する工程と、成形型と型締め手段とを有する少なくとも1個の成形モジュールを準備する工程とを備え、供給モジュールと1個の成形モジュールとが着脱可能であり、1個の成形モジュールが他の成形モジュールに対して着脱可能であることを特徴とする。
本発明によれば、樹脂成形装置において、液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、樹脂供給手段に貯留された液状樹脂を押圧する押圧手段と、樹脂供給手段に貯留された液状樹脂に高圧ガスを吹き付ける高圧ガス供給手段と、高圧ガス供給手段に液状樹脂が進入することを防止する進入防止手段とを備える。樹脂供給手段に設けられた樹脂通路の一部に貯留された液状樹脂に、樹脂押圧力よりも大きい第1の圧力を有する高圧ガスを吹き付けることによって液状樹脂を供給する。このことにより、所定量の液状樹脂を短時間に安定して収容部に供給することができる。
本発明に係る樹脂成形装置において、樹脂供給機構の実施例1を示す概略図である。図1(a)は、樹脂供給機構が下型のキャビティに液状樹脂を供給する状態を示す概略部分断面図、図1(b)は、ノズルを示す断面図である。 (a)〜(d)は、図1に示された樹脂供給機構が、キャビティに液状樹脂を供給する過程を示す概略断面図である。 本発明に係る樹脂成形装置において、樹脂供給機構の実施例2を示す概略図である。図3(a)は、ノズルを示す平面図、図3(b)は、図3(a)のA−A線から見た断面図である。 本発明に係る樹脂成形装置において、樹脂供給機構の実施例3を示す概略図である。図4(a)は、ノズル部を示す概略断面図、図4(b)は、樹脂供給機構を示す概略部分断面図である。 本発明に係る樹脂成形装置の実施例4において、装置の概要を示す平面図である。
図1に示されるように、ディスペンサ1の先端に取り付けられたノズル6に、樹脂供給口14と樹脂吐出口15とエア供給口16とを設ける。樹脂供給口14を、水平方向に沿って延びる樹脂通路22a及び樹脂通路22aに直交して鉛直方向に延びる樹脂通路22bを介して樹脂吐出口15につなぐ。コンプレッサ7から樹脂押圧力P0よりも大きい圧力P1で圧縮空気をエア供給口16に供給し、液状樹脂2がエア供給口16に進入することを防止する。樹脂吐出口15から液状樹脂2を吐出した後に、樹脂通路22bに貯留された液状樹脂2に、P1より大きい圧力P2で圧縮空気を吹き付けることによって、樹脂吐出口15から樹脂通路22bに残留した液状樹脂2を押し出して所定量の液状樹脂2をキャビティ21に供給する。
なお、本出願書類において「液状樹脂2を所定の場所(例えば、キャビティ21)に向かって吐出する」という文言は、「所定の開口から所定の場所に向かって液状樹脂2を吐き出す」という動作を意味し、「液状樹脂2」がその所定の場所に到達したか否かを問わない。一方、「液状樹脂2を所定の場所(例えば、キャビティ21)に供給する」という文言は、「所定の場所に液状樹脂2を到達させる」という動作を意味する。
本発明に係る樹脂成形装置の樹脂供給機構の実施例1について、図1〜図2を参照して説明する。本出願書類におけるいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図1(a)に示される樹脂供給機構であるディスペンサ1は、水平方向に沿って配置される横型ディスペンサである。ディスペンサ1は、液状樹脂2を貯留する貯留部3と、液状樹脂2を所定量だけ計量して送出する計量送出機構4と、送出された液状樹脂2を移送する樹脂移送部5と、移送された液状樹脂2を吐出する吐出部であるノズル6とを備える。
コンプレッサ7は、ノズル6に供給する高圧ガス、例えば、圧縮空気を生成する加圧機構である。コンプレッサ7は、例えば、ナイロンチューブなどの柔軟性を有する樹脂チューブ8を介してノズル6に接続される。コンプレッサ7とノズル6との間には、コンプレッサ7から供給される圧縮空気の圧力を制御する電空レギュレータ9が設けられる。圧縮空気に限らず、窒素ガスなど工場において入手できるガスを圧縮して使用してもよい。
ディスペンサ1の貯留部3には、液状樹脂2を保管する容器(図示なし)から移送された液状樹脂2が貯留される。貯留部3の一端は計量送出機構4に接続される。計量送出機構4には、液状樹脂2を所定量送出するために、例えば、サーボモータ10とボールねじ11とボールねじナット12とが設けられる。貯留部3には、ボールねじ11の先端に取り付けられ液状樹脂2を押圧するためのプランジャ13が設けられる。貯留部3の他端は樹脂移送部5の一端に接続される。樹脂移送部5の他端はノズル6に接続される。ノズル6には、樹脂移送部5の他端に接続され液状樹脂2の供給口となる樹脂供給口14と、供給された液状樹脂2の吐出口となる樹脂吐出口15と、コンプレッサ7から樹脂チューブ8を経由して供給される圧縮空気の供給口となるエア供給口16とが設けられる。
樹脂成形装置には、図1(a)に示すように、上型17と下型18とが設けられる。上型17と下型18とは併せて成形型を構成する。上型17には、例えば、基板にチップ19が装着された封止前基板20がクランプ又は吸着によって固定される。下型18には、封止前基板20に装着されたチップ19を収容して硬化樹脂が形成される空間となるキャビティ21が設けられる。ディスペンサ1のノズル6から収容部となるキャビティ21に液状樹脂2が供給され、キャビティ21の形状に対応して硬化樹脂が形成される。
図1(b)に示されるように、ノズル6の側面には樹脂供給口14が、ノズル6の底面には樹脂吐出口15が、ノズル6の天面にはエア供給口16が、それぞれ設けられる。樹脂供給口14と樹脂吐出口15とをつなぐ樹脂通路22は、樹脂供給口14から水平方向(−Y方向)に沿って延びる樹脂通路22aと、樹脂通路22aから鉛直方向(−Z方向)に沿って延びる樹脂通路22bとを備える。したがって、樹脂供給口14は、水平方向に沿って延びる樹脂通路22aと樹脂通路22aから鉛直方向に沿って延びる樹脂通路22bとを介して樹脂吐出口15につながる。エア供給口16と樹脂通路22bとをつなぐエア通路23が、エア供給口16から鉛直方向(−Z方向)に沿って設けられる。したがって、エア供給口16は、エア通路23と樹脂通路22bとを介して樹脂吐出口15につながる。
図1と図2とを参照して、本発明に係るディスペンサ1の動作について説明する。図1(a)に示されるように、ディスペンサ1において、計量送出機構4を使用して、貯留された液状樹脂2を貯留部3から樹脂移送部5に送出する。計量送出機構4において、サーボモータ10を使用してボールねじ11を回転させることによってプランジャ13を前進させる。プランジャ13によって液状樹脂2を押圧して所定量の液状樹脂2を貯留部3から樹脂移送部5に送出する。サーボモータ10の回転数を制御することによって、プランジャ13の移動量(ストロ−ク)を制御することができる。このことにより、液状樹脂2の送出量を精度よく制御することができる。
図2(a)〜(d)を用いて、ディスペンサ1に設けられたノズル6から液状樹脂2を吐出する機構と動作について説明する。図2(a)は、ノズル6に液状樹脂2が送り込まれる前の状態を示す。樹脂移送部5に水平方向に沿って設けられた樹脂通路24とノズル6に設けられた樹脂通路22aとが連通し、樹脂通路22bは鉛直方向に沿って−Z方向に延びる。これらの樹脂通路24、22a、22bを順次経由して、樹脂吐出口15からキャビティ21(図1参照)に向かって液状樹脂2を吐出する。
図2(b)は、ノズル6の樹脂吐出口15から液状樹脂2を真下に吐出している状態を示す。まず、計量送出機構4(図1(a)参照)を使用して、液状樹脂2を押圧する。例えば、液状樹脂2を押圧する樹脂押圧力をP0(kg/cm2)に設定する。図において矢印で示す樹脂押圧力P0(kg/cm2)でもって液状樹脂2を押圧し、貯留部3から樹脂通路24に液状樹脂2を送出する。更に、液状樹脂2を押圧することによって、樹脂通路24からノズル6に設けられた樹脂供給口14に液状樹脂2を注入する。更に、液状樹脂2を押圧することによって、ノズル6において水平方向に沿って設けられた樹脂通路22a及び鉛直方向に沿って設けられた樹脂通路22bを順次経由して樹脂吐出口15からキャビティ21(図1(a)参照)に向かって液状樹脂2を吐出する。
樹脂吐出口15から液状樹脂2を安定して吐出するために、樹脂通路22aに注入された液状樹脂2がエア通路23を経由してエア供給口16に進入することを、防止する必要がある。そのために、液状樹脂2の吐出を始めた時点と同時に、コンプレッサ7(図1(a)参照)からエア供給口16に、圧縮空気25(図において矢印で示す)を供給する。電空レギュレータ9を使用して、圧縮空気25の圧力をP1(kg/cm2)に設定する。圧縮空気25の圧力P1(kg/cm2)を、樹脂押圧力P0(kg/cm2)よりも大きい圧力に設定する。圧力P1(kg/cm2)に設定された圧縮空気25を、エア供給口16からエア通路23を経由して、樹脂通路22bに貯留された液状樹脂2に向かって吹き付ける。圧縮空気25の圧力P1が樹脂押圧力P0より大きいので、液状樹脂2がエア通路23を経由してエア供給口16に進入することを防止できる。また、樹脂通路22bに貯留された液状樹脂2は、この圧縮空気25の圧力P1によって鉛直方向(−Z方向)に向かう力を受ける。したがって、樹脂押圧力P0及び圧縮空気の圧力P1によって液状樹脂2は押圧され、樹脂通路22a及び22bを順次経由して樹脂吐出口15から液状樹脂2を真下に吐出することができる。
図2(c)は、サーボモータ10による液状樹脂2の送出を終了した状態を示す。液状樹脂2の送出を終了するので、樹脂押圧力は「0」となる。液状樹脂2の送出を終了した後においても、圧縮空気25の供給を継続して行う。液状樹脂2の送出を終了した時点では、図2(c)に示すように、液状樹脂2が樹脂吐出口15からキャビティ21(図1(a)参照)に完全に供給されずに、樹脂吐出口15の下方において残留樹脂26として残る。液状樹脂2の表面張力による上方向(+Z方向)への引っ張り力が、液状樹脂2の重力及び圧縮空気25の圧力P1による下方向(−Z方向)への力より大きい場合には、液状樹脂2が残留樹脂26として樹脂吐出口15の下方に残る。特に、高粘度の液状樹脂2、例えば、50Pa・s以上の粘度を有する液状樹脂2を使用する場合には、表面張力が大きく残留樹脂26が残りやすくなる。残留樹脂26が残ると、所定量の液状樹脂2がキャビティ21に供給されないので、成形不良が発生する。
図2(d)は、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを、圧縮空気によって強制的に押し出す状態を示す。液状樹脂2の送出を終了した直後に、エア供給口16から供給する圧縮空気27(図において矢印で示す)の圧力をP1(kg/cm2)からP2(kg/cm2)まで大きくする。液状樹脂2の表面張力による上方向(+Z方向)への引っ張り力よりも、下方向(−Z方向)に加わる力が大きくなるように圧縮空気27の圧力をP2(kg/cm2)まで大きくする。このことによって、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを、圧縮空気27の圧力P2によって強制的に樹脂吐出口15から押し出すことができる。樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2に、圧力P2の圧縮空気27を直接吹き付けるので、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを、キャビティ21に向かって落下させることができる。したがって、すでに吐出されてキャビティ21に供給された液状樹脂2と、樹脂通路22bに貯留していた液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っていた残留樹脂26とを押し出すことによってキャビティ21に供給された液状樹脂2との合計量が、所定量の液状樹脂2に相当する。その所定量の液状樹脂2がキャビティ21に供給されることになる。
その後、図1(a)に示した上型17と下型18とを型締めする。型締めをした後に、液状樹脂2を加熱することによって硬化樹脂を形成する。この状態で、封止前基板20に装着されたチップ19は硬化樹脂によって樹脂封止される。樹脂封止が終了した後に、上型17と下型18とを型開きする。型開きした後に、封止済基板を取り出す。このようにして、樹脂封止が完了する。
本実施例によれば、液状樹脂2を吐出する際に、コンプレッサ7を使用してディスペンサ1の先端に取り付けられたノズル6に圧縮空気25を供給する。圧縮空気25の圧力P1を液状樹脂2の樹脂押圧力P0よりも大きくするので、液状樹脂2が樹脂供給口14からエア供給口16に進入することを防止することができる。更に、圧縮空気25の圧力を圧力P1にすることよって、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2を鉛直方向に押圧するので、液状樹脂2を樹脂吐出口15からキャビティ21に供給することができる。
また、本実施例によれば、電空レギュレータ9を使用してノズル6に供給する圧縮空気の圧力を制御することができる。ノズル6の樹脂吐出口15の下方に液状樹脂2が残留樹脂26として残った場合においても、圧縮空気27の圧力をP1からP2まで大きくすることによって、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを、圧縮空気27によって強制的に落下させることができる。したがって、樹脂通路22bと樹脂吐出口15の下方とに残留樹脂26が残ることなく、所定量の液状樹脂2をキャビティ21に供給することができる。
また、本実施例によれば、液状樹脂2の送出を終了した後にコンプレッサ7から供給する圧縮空気の圧力をP1からP2まで大きくする。このことによって、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを、強制的にキャビティ21に向かって落下させることができる。このようにすることによって、所定量の液状樹脂2を安定してキャビティ21に供給することができる。したがって、樹脂成形品の品質を安定させることができる。また、液状樹脂2が自然に落下するまで待つ必要がないので、キャビティ21に液状樹脂2を供給する時間を短縮することができる。したがって、樹脂成形装置の生産性を向上させることができる。
また、本実施例によれば、低粘度から高粘度に至るまで、どのような液状樹脂2を使用した場合においても、電空レギュレータ9を使用して、ノズル6に供給する圧縮空気の圧力を制御することができる。液状樹脂2の粘度に応じて、必要な圧力まで圧縮空気の圧力を大きくすることができる。したがって、使用する液状樹脂2に対応して、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2と樹脂吐出口15の下方に残っている残留樹脂26とを確実にキャビティ21に供給することができる。
また、本実施例においては、エア供給口16から供給する圧縮空気25によって、液状樹脂2がエア通路23を経由してエア供給口16に進入することを防止した。これに限らず、例えば、エア供給口16に開閉弁や逆止弁などを設けることによって、液状樹脂2がエア供給口16に進入することを防止することができる。
また、本実施例においては、計量送出機構4として、サーボモータ10とボールねじ11との組み合わせを用いた送出手段(サーボシリンダ方式)を示した。これに限らず、ステッピングモータとボールねじとの組み合わせ、一軸偏心ねじ方式、エアシリンダなどの送出手段を用いることができる。
また、本実施例においては、ディスペンサ1に設けられた貯留部3とノズル6とを樹脂移送部5によって接続した。例えば、蛍光体や光拡散剤などの添加剤を含んだ液状樹脂を使用する場合には、蛍光体や光拡散剤の沈殿を防止するために、樹脂移送部5内の樹脂通路24に静的混合部材であるスタティックミキサを設けることができる。このことにより、蛍光体や光拡散剤を液状樹脂とともに攪拌することができる。したがって、蛍光体や光拡散剤を沈殿させることなく、均一な状態で液状樹脂を供給することができる。
また、本実施例においては、貯留部3とノズル6とを樹脂移送部5を介して接続した。これに限らず、貯留部3とノズル6とを直接接続することができる。このことによって、ディスペンサ1自体を小型化することができる。
図3を参照して、本発明に係る樹脂成形装置の樹脂供給機構の実施例2について説明する。実施例1との違いは、ノズル6において、エア供給口をノズル6の天面だけでなく、側面にも設けたことである。図3(a)に示すように、例えば、主体となるエア供給口16に加えて、補助的なエア供給口28a、28b、28cをノズル6の側面に設けることができる。エア供給口28a、28b、28cは、エア通路29a、29b、29cを介して、それぞれ樹脂通路22bにつながる。必要に応じて、複数のエア供給口をノズル6の側面に設けることができる。
図3(b)においては、例えば、エア供給口28bから水平方向(+Y方向)に沿ってエア通路29bが設けられる。エア供給口29bから樹脂通路22bに向かって圧縮空気30(図において矢印で示す)を圧力P3(kg/cm2)でもって吹き付ける。圧縮空気30の圧力P3(kg/cm2)を、エア供給口16から供給する圧縮空気25の圧力P1(kg/cm2)及び樹脂押圧力P0(kg/cm2)より小さくする。液状樹脂2を押圧する圧縮空気25の圧力P1及び樹脂押圧力P0に、この圧縮空気30の圧力P3を加えて、鉛直方向(−Z方向)に加わる力を大きくする。このようにして、樹脂吐出口15から液状樹脂2を吐出する。また、圧縮空気30を真横からでなく斜め上から樹脂通路22bに向かって吹き付けるようにしてもよい。
本実施例によれば、主体となるエア供給口16に加えて、補助的なエア供給口28a、28b、28cをノズル6の側面に設けて、複数のエア供給口から樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2に圧縮空気を吹き付ける。このことにより、樹脂通路22bに貯留している液状樹脂2を押圧する力が大きくなるので、樹脂吐出口15から液状樹脂2を吐出する吐出速度を速くすることができる。したがって、図1(a)に示されたキャビティ21に液状樹脂2を供給する時間を短縮することができ、樹脂成形装置の生産性を向上させることができる。
図4を参照して、本発明に係る樹脂成形装置の樹脂供給機構の実施例3について説明する。実施例1との違いは、第1に、計量送出機構4と貯留部3と樹脂移送部5とが鉛直方向に沿って配置されることである。第2に、樹脂移送部5とノズル6との間に液状樹脂2が流動する方向を変える樹脂方向変更部材31を設けたことである。図4(a)に示すように、樹脂方向変更部材31は樹脂供給口32と樹脂送出口33とを備える。樹脂供給口32と樹脂送出口33とをつなぐ樹脂通路34は、樹脂供給口32から鉛直方向(−Z方向)に沿って延びる樹脂通路34aと、樹脂通路34aから水平方向(−Y方向)に沿って延びる樹脂通路34bとを備える。したがって、樹脂供給口32は、鉛直方向に沿って延びる樹脂通路34aと樹脂通路34aから水平方向に沿って延びる樹脂通路34bとを介して、ノズル6に設けられた樹脂供給口14につながる。樹脂方向変更部材31の樹脂供給口32から供給される液状樹脂2は、樹脂通路34a、34bとノズル6の樹脂通路22a、22bとを順次経由して樹脂吐出口15から吐出される。
図4(b)に示すように、鉛直方向に沿って配置されたディスペンサ1の貯留部3から鉛直方向(−Z方向)に向かって送出される液状樹脂2を、樹脂移送部5、樹脂方向変更部材31、ノズル6を順次経由して、樹脂吐出口15から真下に吐出することができる。このことにより、ノズル6と樹脂方向変更部材31とを用いて、ディスペンサ1を鉛直方向に沿って配置する縦型ディスペンサとして使用することができる。
図4(b)においては、実施例1で示した横型ディスペンサ1の樹脂移送部5とノズル6との間に、樹脂方向変更部材31を設けた。このことによって、水平方向に沿って配置する横型ディスペンサ1を鉛直方向に沿って配置する縦型ディスペンサ1として使用することができる。縦型ディスペンサ1として使用する場合においても、実施例1、2で示した横型ディスペンサ1と同様の効果を奏する。
本実施例によれば、ノズル6と樹脂方向変更部材31とを用いることによって、水平方向に沿って配置する横型ディスペンサ1を鉛直方向に沿って配置する縦型ディスペンサ1として使用することができる。同じディスペンサ1を、横型ディスペンサ1又は縦型ディスペンサ1として、どちらにも使用することができる。横型ディスペンサ1として使用する場合には、樹脂成形装置の高さを小さくすることができる。縦型ディスペンサ1として使用する場合には、樹脂成形装置の平面積を小さくすることができる。
図5を参照して、本発明に係る樹脂成形装置の実施例を説明する。図5に示された樹脂成形装置35は、基板供給・収納モジュール36と、4つの成形モジュール37A、37B、37C、37Dと、液状樹脂供給モジュール38とを、それぞれ構成要素として備える。構成要素である基板供給・収納モジュール36と、成形モジュール37A、37B、37C、37Dと、液状樹脂供給モジュール38とは、それぞれ他の構成要素に対して、互いに着脱されることができ、かつ、交換されることができる。例えば、基板供給・収納モジュール36と成形モジュール37Aとが装着された状態において、成形モジュール37Aに成形モジュール37Bが装着され、成形モジュール37Bに液状樹脂供給モジュール38が装着されることができる。
基板供給・収納モジュール36には、封止前基板20を供給する封止前基板供給部39と封止済基板40を収納する封止済基板収納部41とが設けられる。基板供給・収納モジュール36には、ローダ42とアンローダ43とが設けられ、ローダ42とアンローダ43とを支えるレール44がX方向に沿って設けられる。ローダ42とアンローダ43とは、レール44に沿って移動する。
レール44に支えられたローダ42及びアンローダ43は、基板供給・収納モジュール36と各成形モジュール37A、37B、37C、37Dと液状樹脂供給モジュール38との間を、X方向に移動する。したがって、基板供給・収納モジュール36と成形モジュール37Aとが装着された状態において、ローダ42及びアンローダ43は、基板供給・収納モジュール36と成形モジュール37Aとが並ぶ方向(X方向)に沿って移動する。
加えて、ローダ42及びアンローダ43はY方向に移動する。すなわち、ローダ42及びアンローダ43は水平方向に移動する。なお、本出願書類においては、水平方向及び鉛直方向という用語は、厳密な水平方向及び鉛直方向の他に、移動する構成要素の動作を妨げない程度に方向が傾いている場合を含む。
各成形モジュール37A、37B、37C、37Dには、昇降可能な下型18と、下型18に相対向して配置された上型17(図1(a)参照)とが設けられる。上型17と下型18とは成形型を構成する。各成形モジュールは、上型17と下型18とを型締め及び型開きする型締め機構45(二点鎖線で示す円形の部分)を有する。液状樹脂2が供給されるキャビティ21が下型18に設けられる。下型18と上型17とは、相対的に移動して型締め及び型開きできればよい。なお、キャビティ21を覆うように離型フィルムを被覆してもよい。
液状樹脂供給モジュール38には、移動機構46が設けられる。移動機構46は、レール44に支えられ、レール44に沿って移動する。したがって、液状樹脂供給モジュール38と成形モジュール37Dとが装着された状態において、移動機構46は、液状樹脂供給モジュール38と成形モジュール37Dとが並ぶ方向(X方向)に沿って移動する。
移動機構46には、樹脂供給機構であるディスペンサ1が設けられる。ディスペンサ1は移動機構46においてY方向に移動する。加えて、移動機構46をY方向にも移動するようにしてもよい。ディスペンサ1の先端には、実施例1〜3で示したいずれかのノズル6を取り付けることができる。図5においては、横型ディスペンサを使用する場合を示した。これに限らず、縦型ディスペンサを使用することもできる(図4参照)。
液状樹脂供給モジュール38には、成形モジュール37A、37B、37C、37Dにおいて上型17と下型18とを型締めした状態のキャビティ21から空気を強制的に吸引して排出する真空引き機構47が設けられる。液状樹脂供給モジュール38には、樹脂成形装置35全体の動作を制御する制御部48が設けられる。図5においては、真空引き機構47と制御部48とを液状樹脂供給モジュール38に設けた場合を示した。これに限らず真空引き機構47と制御部48とを他のモジュールに設けてもよい。
本実施例においては、ディスペンサ1自体を水平方向に沿って配置、言い換えれば横向きに配置した。このことによって、樹脂成形装置35の高さを小さくすることができる。ディスペンサ1自体を鉛直方向に沿って配置、言い換えれば縦向きに配置してもよい。このことによって、樹脂成形装置35の平面積を小さくすることができる。
また、本実施例においては、基板供給・収納モジュール36と液状樹脂供給モジュール38との間に、4個の成形モジュール37A、37B、37C、37DをX方向に並べて装着した。基板供給・収納モジュール36と液状樹脂供給モジュール38とを1つのモジュールにして、そのモジュールに1個の成形モジュール37AをX方向に並べて装着してもよい。さらに、その1つのモジュールに成形モジュール37AをX方向に並べて装着し、成形モジュール37Aに他の成形モジュール37Bを装着してもよい。したがって、生産形態や生産量に対応して、樹脂成形装置35の構成を最適にすることができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、本実施例においては、半導体のチップを樹脂封止する際に使用される樹脂成形装置及び樹脂成形方法を説明した。樹脂封止する対象はIC、トランジスタなどの半導体のチップでもよく、受動素子のチップでもよい。リードフレーム、プリント基板、セラミックス基板などの基板に装着された1個又は複数個のチップを硬化樹脂によって樹脂封止する際に本発明を適用することができる。
加えて、電子部品を樹脂封止する場合に限らず、レンズ、リフレクタ(反射板)、導光板、光学モジュールなどの光学部品、その他の樹脂製品を樹脂成形によって製造する場合に、本発明を適用することができる。
本実施例においては、圧縮成形による樹脂成形装置及び樹脂成形方法を説明した。加えて、トランスファ成形による樹脂成形装置及び樹脂成形方法に本発明を適用することができる。この場合には、成形型に設けられた円筒状の空間からなる樹脂収納部(下方にプランジャと呼ばれる昇降部材が配置され、通常は固形樹脂からなる円柱状の樹脂材料が収納される部分であって、ポットと呼ばれる)に、液状樹脂が供給される。
本実施例においては、下型に設けられたキャビティを収容部として、そのキャビティに液状樹脂を供給する例を説明した。キャビティの他に、収容部は次のいずれであってもよい。第1に、収容部は、下型に設けられたポット(上述)である。
第2に、収容部は、基板の上面を含む空間であってその基板の上面に実装されているチップ(半導体のチップ、受動素子のチップなどの電子部品のチップ)を含む空間である。液状樹脂は、基板の上面に実装されているチップを覆うようにして供給される。この場合には、チップと基板との間の電気的な接続をフリップチップによって行うことが好ましい。
第3に、収容部は、シリコンウェーハなどの半導体基板の上面を含む空間である。液状樹脂は、半導体基板に形成されている半導体回路などの機能部を覆うようにして供給される。この場合には、半導体基板の上面に突起状電極(bump)が形成されていることが好ましい。
第4に、収容部は、最終的に成形型のキャビティに収容されるはずのフィルムにおける上面を含む空間である。この場合における収容部は、例えば、フィルムがくぼむことによって形成される凹部である。液状樹脂は、フィルムがくぼむことによって形成された凹部に供給される。このフィルムの目的としては、離型性の向上、フィルムの表面における凹凸からなる形状の転写、フィルムに予め形成された図柄の転写などが挙げられる。フィルムの凹部に収容された液状樹脂を、フィルムとともに、適切な搬送機構を使用して搬送して最終的に成形型のキャビティに収容する。
第1〜第4の場合のいずれにおいても、収容部に収容された液状樹脂は、最終的に成形型のキャビティの内部に収容されて、キャビティの内部において硬化する。
第2〜第4の場合のいずれにおいても、相対向する1対の成形型の外部において収容部に液状樹脂を供給し、その収容部を少なくとも含む構成要素を成形型の間に搬送することができる。
なお、各実施例においては、ノズル6に液状樹脂2を吐出する樹脂吐出口15を1つ設けた場合を示した。これに限らず、樹脂吐出口15を複数設けることもできる。この場合には、ノズル6において、樹脂供給口14からそれぞれの樹脂吐出口15につながる複数の樹脂通路を設ける。複数の樹脂通路に対応するようにして、圧縮空気を供給するエア供給口16をそれぞれ設ける。それぞれのエア供給口16から樹脂通路に貯留している液状樹脂2に圧縮空気を吹き付けて、それぞれの樹脂吐出口15から液状樹脂2を吐出する。このようにすることによって、複数設けられたキャビティに同時に液状樹脂2を供給することができる。
また、各実施例においては、主剤と硬化剤とが予め混合されて生成された液状樹脂を使用する1液タイプのディスペンサを示した。これに限らず、実際に使用する際にディスペンサにおいて主剤と硬化剤とを混合して使用する2液混合タイプのディスペンサを使用した場合においても、本実施例におけるノズル6を適用すれば同様の効果を奏する。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
1 ディスペンサ
2 液状樹脂
3 貯留部
4 計量送出機構(押圧手段)
5 樹脂移送部
6 ノズル(樹脂供給手段)
7 コンプレッサ(高圧ガス供給手段)
8 ナイロンチューブ
9 電空レギュレータ
10 サーボモータ
11 ボールねじ
12 ボールねじナット
13 プランジャ
14 樹脂供給口
15 樹脂吐出口
16 エア供給口(第1のガス供給口)
17 上型(成形型)
18 下型(成形型)
19 チップ
20 封止前基板(基板)
21 キャビティ(収容部)
22、22a、22b 樹脂通路
23 エア通路
24 樹脂通路
25 圧縮空気(進入防止手段、高圧ガス)
26 残留樹脂
27 圧縮空気(高圧ガス)
28a、28b、28c エア供給口(第2のガス供給口)
29a、29b、29c エア通路
30 圧縮空気(高圧ガス)
31 樹脂方向変更部材
32 樹脂供給口
33 樹脂送出口
34、34a、34b 樹脂通路
35 樹脂成形装置
36 基板供給・収納モジュール
37A、37B、37C、37D 成形モジュール
38 液状樹脂供給モジュール(供給モジュール)
39 封止前基板供給部
40 封止済基板
41 封止済基板収納部
42 ローダ
43 アンローダ
44 レール
45 型締め機構
46 移動機構
47 真空引き機構
48 制御部
P0 樹脂押圧力
P1 圧縮空気の圧力(第2の圧力)
P2 圧縮空気の圧力(第1の圧力)
P3 圧縮空気の圧力(第3の圧力)

Claims (12)

  1. 上型と、該上型に相対向して設けられた下型と、前記上型と前記下型との少なくとも一方に設けられたキャビティと、前記キャビティにおいて硬化して硬化樹脂になるはずの液状樹脂が収容される収容部と、該収容部に所定量の前記液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記上型と前記下型とを少なくとも有する成形型を型締めする型締め手段とを備え、前記硬化樹脂を含む成形品を成形する樹脂成形装置であって、
    前記樹脂供給手段に設けられ前記液状樹脂が供給される樹脂供給口と、
    前記樹脂供給口につながり第1の方向に沿って延びる樹脂通路と、
    前記樹脂通路につながり前記液状樹脂を前記収容部に向かって吐出する樹脂吐出口と、
    前記樹脂供給手段に貯留された前記液状樹脂を前記樹脂吐出口に向かって樹脂押圧力でもって押圧することによって前記収容部に向かって前記液状樹脂を押し出す押圧手段と、
    前記樹脂供給手段に貯留された前記液状樹脂に向かって、前記第1の方向に交わる第2の方向に沿って高圧ガスを吹き付ける高圧ガス供給手段と、
    前記樹脂供給手段に設けられ前記高圧ガスが供給される第1のガス供給口と、
    前記第1のガス供給口において前記液状樹脂が前記第1のガス供給口を通過して前記高圧ガス供給手段に向かって進入することを防止する進入防止手段とを備え、
    前記樹脂押圧力でもって押圧することによって前記収容部に向かって前記液状樹脂を押し出した後に、少なくとも前記樹脂通路の一部において残る前記液状樹脂に対して前記樹脂押圧力よりも大きい第1の圧力を有する前記高圧ガスを吹き付けて、少なくとも前記樹脂通路の一部において残る前記液状樹脂を前記樹脂吐出口に向かって押し出して順次流動させて前記収容部に収容することによって、前記収容部に所定量の前記液状樹脂を供給することを特徴とする樹脂成形装置。
  2. 請求項1に記載された樹脂成形装置において、
    前記進入防止手段は第2の圧力を有する前記高圧ガスであって、
    前記第2の圧力は前記樹脂押圧力よりも大きく、
    前記第1の圧力は前記第2の圧力よりも大きいことを特徴とする樹脂成形装置。
  3. 請求項1に記載された樹脂成形装置において、
    前記進入防止手段は弁であることを特徴とする樹脂成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された樹脂成形装置において、
    前記樹脂供給手段に設けられ前記高圧ガスが供給される少なくとも第2のガス供給口を備え、
    前記樹脂通路の一部において貯留された前記液状樹脂に、前記第1の圧力よりも小さい第3の圧力を有する高圧ガスを前記第2のガス供給口から吹き付けることを特徴とする樹脂成形装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された樹脂成形装置において、
    前記硬化樹脂は基板に装着されたチップを覆う封止樹脂であることを特徴とする樹脂成形装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された樹脂成形装置において、
    前記樹脂供給手段に前記液状樹脂を供給する供給モジュールと、
    前記成形型と前記型締め手段とを有する少なくとも1個の成形モジュールとを備え、
    前記供給モジュールと前記1個の成形モジュールとが着脱可能であり、
    前記1個の成形モジュールが他の成形モジュールに対して着脱可能であることを特徴とする樹脂成形装置。
  7. 上型と、該上型に相対向して設けられた下型と、前記上型と前記下型との少なくとも一方に設けられたキャビティと、前記キャビティにおいて硬化して硬化樹脂になるはずの液状樹脂が収容される収容部と、該収容部に所定量の前記液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記上型と前記下型とを少なくとも有する成形型を型締めする型締め手段とを備えた樹脂成形装置を使用して、前記硬化樹脂を含む成形品を成形する樹脂成形方法であって、
    第1の方向に沿って延びる樹脂通路を経由して樹脂吐出口から前記収容部に向かって前記液状樹脂を吐出するために、樹脂押圧力でもって前記液状樹脂を押し出す工程と、
    前記液状樹脂を押し出す工程の後に、少なくとも前記樹脂通路の一部において残る前記液状樹脂に、高圧ガス供給手段を使用して前記樹脂押圧力よりも大きい第1の圧力を有する前記高圧ガスを第1のガス供給口から吹き付けて、少なくとも前記樹脂通路の一部において残る前記液状樹脂を前記樹脂吐出口に向かって押し出して順次流動させて前記収容部に収容することによって、前記収容部に所定量の前記液状樹脂を供給する工程と、
    前記樹脂押圧力でもって押圧されている前記液状樹脂が前記第1のガス供給口において前記高圧ガス供給手段に向かって進入することを防止する工程とを備えることを特徴とする樹脂成形方法。
  8. 請求項7に記載された樹脂成形方法において、
    前記進入することを防止する工程では、前記樹脂押圧力よりも大きく前記第1の圧力よりも小さい第2の圧力を有する前記高圧ガスを、前記樹脂押圧力でもって押圧されている前記液状樹脂に向かって前記第1のガス供給口から吹き付けることを特徴とする樹脂成形方法。
  9. 請求項7に記載された樹脂成形方法において、
    前記進入することを防止する工程では、前記第1のガス供給口において設けられた弁を閉じることを特徴とする樹脂成形方法。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載された樹脂成形方法において、
    前記液状樹脂を供給する工程では、前記樹脂通路の一部において貯留された前記液状樹脂に、前記第1の圧力よりも小さい第3の圧力を有する高圧ガスを第2のガス供給口から吹き付けることを特徴とする樹脂成形方法。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載された樹脂成形方法において、
    前記硬化樹脂は基板に装着されたチップを覆う封止樹脂であることを特徴とする樹脂成形方法。
  12. 請求項7〜11のいずれかに記載された樹脂成形方法において、
    前記樹脂供給手段に前記液状樹脂を供給する供給モジュールを準備する工程と、
    前記成形型と前記型締め手段とを有する少なくとも1個の成形モジュールを準備する工程とを備え、
    前記供給モジュールと前記1個の成形モジュールとが着脱可能であり、
    前記1個の成形モジュールが他の成形モジュールに対して着脱可能であることを特徴とする樹脂成形方法。
JP2014071297A 2014-03-31 2014-03-31 樹脂成形装置及び樹脂成形方法 Active JP6169516B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071297A JP6169516B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
TW104101055A TWI599468B (zh) 2014-03-31 2015-01-13 樹脂成形裝置及樹脂成形方法
KR1020150033005A KR101649817B1 (ko) 2014-03-31 2015-03-10 수지 성형 장치 및 수지 성형 방법
CN201510106345.XA CN104943194B (zh) 2014-03-31 2015-03-11 树脂成形装置及树脂成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071297A JP6169516B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 樹脂成形装置及び樹脂成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015193096A JP2015193096A (ja) 2015-11-05
JP6169516B2 true JP6169516B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=54158503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014071297A Active JP6169516B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 樹脂成形装置及び樹脂成形方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6169516B2 (ja)
KR (1) KR101649817B1 (ja)
CN (1) CN104943194B (ja)
TW (1) TWI599468B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6549478B2 (ja) * 2015-11-30 2019-07-24 Towa株式会社 吐出装置、樹脂成形装置、吐出方法及び樹脂成型品の製造方法
JP6639931B2 (ja) * 2016-02-02 2020-02-05 Towa株式会社 電子部品の製造装置及び製造方法並びに電子部品
JP6640003B2 (ja) * 2016-04-05 2020-02-05 Towa株式会社 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP6218891B1 (ja) * 2016-06-24 2017-10-25 Towa株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形品の製造方法及び製品の製造方法
JP6672191B2 (ja) * 2017-01-24 2020-03-25 Towa株式会社 吐出装置、吐出方法、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
CN111370325B (zh) * 2018-12-26 2022-05-10 中芯集成电路(宁波)有限公司 系统级封装方法以及喷涂装置
JP7134926B2 (ja) * 2019-07-10 2022-09-12 Towa株式会社 樹脂成形装置、及び樹脂成形品の製造方法
JP7417429B2 (ja) 2020-01-17 2024-01-18 Towa株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形品の製造方法
JP7394732B2 (ja) * 2020-10-19 2023-12-08 Towa株式会社 樹脂供給方法、樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63215093A (ja) * 1987-03-04 1988-09-07 松下電器産業株式会社 厚膜混成集積回路の外装法
JPH04309460A (ja) 1991-04-04 1992-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd クリームはんだ塗布装置
JP2595493B2 (ja) * 1993-03-04 1997-04-02 セイコープレシジョン株式会社 液状物吐出装置
JPH1158457A (ja) * 1997-08-21 1999-03-02 Fuji Electric Co Ltd 射出成形機
JP4084844B2 (ja) * 2005-09-27 2008-04-30 Towa株式会社 電子部品の樹脂封止成形方法及び装置
KR100822523B1 (ko) * 2005-09-27 2008-04-16 토와 가부시기가이샤 전자부품의 수지밀봉 성형 방법 및 장치
JP2007251094A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Towa Corp 半導体チップの樹脂封止成形装置
JP5192749B2 (ja) * 2007-08-10 2013-05-08 Towa株式会社 光素子の樹脂封止成形方法及び装置
KR20110082422A (ko) * 2010-01-11 2011-07-19 삼성전자주식회사 몰딩 장치 및 몰딩 방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150113831A (ko) 2015-10-08
TWI599468B (zh) 2017-09-21
CN104943194B (zh) 2017-06-23
JP2015193096A (ja) 2015-11-05
KR101649817B1 (ko) 2016-08-19
TW201536511A (zh) 2015-10-01
CN104943194A (zh) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6169516B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
JP6104787B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
JP5824765B2 (ja) 樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置並びに供給ハンドラ
CN108290324B (zh) 树脂成形装置、树脂成形方法、排出机构以及排出装置
WO2010038660A1 (ja) 電子部品の圧縮樹脂封止成形方法及びそのための装置
KR20160021240A (ko) 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
KR101998942B1 (ko) 수지 성형 장치 및 수지 성형 방법
JP6218666B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
TWI585912B (zh) Resin forming apparatus and resin forming method
TWI607518B (zh) Resin molding apparatus, resin molding method, and fluid material spraying apparatus
TWI580545B (zh) Resin forming apparatus and resin forming method
JP2010238844A (ja) 圧縮樹脂封止成形に用いられる液状樹脂材料供給方法及び装置
CN111605130B (zh) 树脂成形装置和树脂成形品的制造方法
JP6310724B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250