JP6169206B1 - 端面スルーホール基板の製造方法及び端面スルーホール基板 - Google Patents

端面スルーホール基板の製造方法及び端面スルーホール基板 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程の簡素化及び製造コストの低減を図りつつも、端面スルーホールにバリ及び金属箔の剥離が生じることがない端面スルーホール基板の製造方法を提供すること。【解決手段】絶縁材料を少なくとも含む板状の基体を準備する準備工程と、前記基体を貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、前記基体にめっき処理を施し、前記貫通孔によって露出した前記基体の露出面及び前記基体の表面に金属膜を形成してスルーホールを形成するめっき工程と、前記基体の表面の金属膜にパターニングを施してスルーホールランドを形成するパターニング工程と、切削工具を使用して前記基体を分割して端面スルーホールを形成する切削工程と、を有し、前記切削工程においては、前記スルーホールランドの形成領域であって前記端面スルーホールの端部に面取りされた形状を形成するように切削経路を設定すること。【選択図】図1

Description

本発明は、端面スルーホールを備えるプリント配線基板である端面スルーホール基板の製造方法及び当該製造方法によって製造される端面スルーホール基板に関する。
従来から、プリント配線基板の導体層相互間の電気的な接続をなすためにスルーホールが形成され、当該スルーホールの周囲に導体パターンであるスルーホールランドを形成することは一般的に行われていた。また、当該スルーホールランドを2分割し、スルーホールの半分をプリント配線基板の外縁に配置させ、端面スルーホールとする加工も行われていた。
一般的な端面スルーホールの形成方法としては、スルーホール及びスルーホールランドが形成されたプリント配線基板に対し、当該スルーホール及びスルーホールランドを2分割するように、ルータ工具を直線方向に移動させる。すなわち、当該スルーホール及びスルーホールランドの中心を通るようにルータ工具を直線方向に移動させ、当該スルーホールランド部分を直線状に加工することになる。しかしながら、ルータ工具がスルーホールランドを通過しスルーホールに到達する部分(すなわち、スルーホールランドとスルーホールとの界面部分)には、バリや銅などの金属箔の剥離が生じる問題があった。
上記問題を解決するために、スルーホールランドの形成前に、スルーホールの外周部分に対してドリル加工、ルータ加工、又はプレスによる穴あけ加工等を施して当該スルーホールを形成する銅箔の一部を除去し、当該銅箔を除去する穴を通過するようにルータ加工を施して端面スルーホールを形成する方法が知られている。このような方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平10−126024号公報
しかしながら、特許文献1に開示された端面スルーホールの形成方法では、スルーホールランドを2分割するためのルータ加工以外に、スルーホールを形成する銅箔の一部を除去するためにルータ加工等を事前に行う必要があり、製造工程の簡素化及び製造コストの低減を十分に図ることができない問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製造工程の簡素化及び製造コストの低減を図りつつも、端面スルーホールにバリ及び金属箔の剥離が生じることがない端面スルーホール基板の製造方法を提供することにある。また、本発明においては、製造コスト、並びに端面スルーホールにおけるバリ及び金属箔の剥離が低減された端面スルーホール基板を提供することも目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の端面スルーホール基板の製造方法は、絶縁材料を少なくとも含む板状の基体を準備する準備工程と、前記基体を貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、前記基体にめっき処理を施し、前記貫通孔によって露出した前記基体の露出面及び前記基体の表面に金属膜を形成してスルーホールを形成するめっき工程と、前記基体の表面の金属膜にパターニングを施してスルーホールランドを形成するパターニング工程と、前記パターニング工程の後に、切削工具を使用して前記基体を分割して端面スルーホールを形成する切削工程と、を有し、前記切削工程においては、前記端面スルーホールの内側面と切削面とが、前記内側面と前記切削面との境界において鈍角をなすように前記端面スルーホールの端部を面取りする
また、上述した製造方法の前記切削工程においては、前記切削工具の回転方向を一方向として切削してもよい。これにより、切削工具の回転方向を反転させるような特殊な機構を設ける必要がなくなり、コスト低減を図りつつも端面スルーホールにおけるバリ及び金属箔の剥離を低減することができる。
更に、上述したいずれかの製造方法における切削工程においては、前記端面スルーホールの端部にR面加工又はC面加工された形状を形成するように前記切削経路を設定してもよい。これにより、端面スルーホールにおけるバリ及び金属箔の剥離をより一層低減することができる。
そして、上述したいずれかの製造方法における切削工程においては、前記基体の外縁から前記スルーホールを経由して前記基体の他の外縁までに至る切削経路に対して1回の切削を施して前記基体を分割しもよい。これにより、切削回数をより削減することができ、製造工程及び製造コストの削減をより一層図ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の端面スルーホール基板は、絶縁材料を少なくとも含む板状の基体と、前記基体の外縁に位置する端面スルーホールと、
前記基体の表面上であって前記端面スルーホールの周囲に位置するスルーホールランドと、を有し、前記端面スルーホールは、前記端面スルーホールの内側面と切削面とが、前記内側面と前記切削面との境界において鈍角をなすように前記端面スルーホールの端部が面取りされた形状を備え、前記スルーホールランドは、前記基体の外縁まで延在する
また、上述した端面スルーホール基板において、前記面取りされた形状は、R面又はC面としてもよい。これにより、端面スルーホールにおけるバリ及び金属箔の剥離をより一層低減されることになる。
本発明に係る端面スルーホール基板の製造方法においては、製造工程の簡素化及び製造コストの低減が図られ、更には端面スルーホールにバリ及び金属箔の剥離が生じることがなくなる。また、本発明に係る端面スルーホール基板においては、製造コスト、並びに端面スルーホールにおけるバリ及び金属箔の剥離が低減されることになる。
実施例に係る端面スルーホール基板の概略部分斜視図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の部分上面図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図である。 実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図である。 図7の破線領域VIIIの拡大図である。 図8と同様にして示す、他の実施例に係る端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分拡大上面図である。 変形例に係る端面スルーホール基板の部分上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施例で用いる様々な数値は、一例を示す場合もあり、必要に応じて様々に変更することが可能である。
<実施例>
先ず、本発明の実施例に係る端面スルーホール基板について、図1及び図2を参照しつつ説明する。ここで、図1は、本実施例に係る端面スルーホール基板の概略部分斜視図である。また、図2は、本実施例に係る端面スルーホール基板の部分上面図である。
図1及び図2に示すように、本実施例に係る端面スルーホール基板1は、基体2、及び基体2の外縁2aに位置する端面スルーホール3を有している。また、基体2の表面2b上であって端面スルーホール3の周囲にはスルーホールランド4が形成されている。更に、基体2の表面2b上には、スルーホールランド4の一部を露出するように、保護膜5が形成されている。
基体2は、樹脂等の絶縁材料を少なくとも含む板状の部材である。より具体的に、基体2は、絶縁材料のみからなる単層の絶縁板であってよく、絶縁板の両面に銅などの金属箔を貼り合わせた両面板、又は絶縁材料及び銅などの金属箔を複数積層した多層板であってもよい。なお、本実施例においては、図示しないものの、基体2の内部には金属箔が埋設されており、当該金属箔にはパターニング処理が施され、所望の内層配線パターンが形成されている。また、金属箔は銅に限定されることなく、端面スルーホール基板1の使用用途等に応じて銀、金等の他の金属材料を用いることができる。
端面スルーホール3は、基体2に形成された開口部6、及び開口部6に位置する基体2の側面の一部に形成された金属膜7から構成されている。開口部6は、開口部6を上方から平面視した場合にU字状となる形状を有しているが、当該形状は半円又は他の形状であってもよく、端面スルーホール基板1の使用用途や要求される端面スルーホール3の特性に応じて適宜変更することができる。金属膜7は、例えば、銅からなり、基体2の表面2bに形成されたスルーホールランド4と、基体2の裏面に形成されたスルーホールランド又は上記内層配線パターン(いずれも図示せず)とを電気的に接続している。なお、金属膜7は銅に限定されることなく、端面スルーホール基板1の使用用途や要求される端面スルーホール3の特性に応じて銀、金等の他の金属材料を用いることができる。
また、端面スルーホール3は、その端部3a、3bが面取りされている。より具体的には、端面スルーホール3の端部3a、3bは湾曲しており、R面加工が施されている。換言すると、端面スルーホール3の端部3a、3bの面取りされた形状は、R面となっている。なお、当該面取りされた部分には、金属膜7は形成されていないが、上記内層配線パターンが露出することになる。また、本実施例においては、金属膜7が端面スルーホール3の端部3a、3bまで到達している。
更に、図2から分かるように、端面スルーホール3の面取りされた端部3a、3bは、スルーホールランド4の形成領域内に配置されている。このような配置により、バリ及び金属箔の剥離を低減することが可能になるが、当該説明は後述する製造方法の説明の際に詳細にする。
スルーホールランド4は、端面スルーホール3の周囲に形成されており、所望の形状を備えている。また、絶縁性及び耐熱性の確保の観点から、スルーホールランド4の一部は保護膜5によって被覆されているが、半田などを塗布して電気的な接続を確保するために使用される部分(端面スルーホール3の周囲に位置する部分)が露出している。
保護膜5には、スルーホールランド4及びその他の配線パターン(図示せず)の絶縁性及び耐熱性を保持するために、公知のソルダレジストが用いられる。保護膜5であるソルダレジストの材料には、端面スルーホール基板1の使用用途等に応じて、種々の絶縁性のインク材料を用いることができる。
次に、図1乃至図8を参照しつつ、本実施例に係る端面スルーホール基板1の製造方法について詳細に説明する。ここで、図3乃至図7は、端面スルーホール基板の製造方法の各製造工程における部分上面図であり、図8は図7の破線領域VIIIの拡大図である。
先ず、絶縁材料を少なくとも含む板状の基体2を準備する(準備工程)。ここで、基体2は、上述したように、単層の絶縁体、金属箔を貼り合わせた両面板、又は多層板を用いることができる。続いて、図3に示すように、準備した基体2の所望の位置に、平面形状が楕円状の貫通孔11を形成する(貫通孔形成工程)。貫通孔11の形成は、例えば、ドリル又はルータ工具を用いて機械的に行われてもよく、所定の波長のレーザを使用するレーザ加工によって行われてよい。
次に、図4に示すように、基体2の全表面(すなわち、基体2の表裏面及び貫通孔11によって露出面)に対して公知のめっき処理を施し、基体の2の表裏面に金属膜12を形成し、且つ貫通孔11によって露出した露出面に金属膜7を形成する(めっき工程)。これにより、貫通孔11及び金属膜7からなるスルーホール13が形成されることになる。なお、金属膜7と金属膜12とは、同一材料(例えば、銅)から形成され、1つの銅膜として形成されることになるが、本実施例では説明の便宜上のため別々の符号を付して説明している。
次に、図5に示すように、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて金属膜12にパターニングを施し、略楕円状のスルーホールランド4及び当該スルーホールランド4から延在する引出配線14、及びその他の配線パターン(図示せず)を形成する(パターニング工程)。なお、図5においては、基体2の表面2bのみを示しているが、基体2の裏面側にも所望のスルーホールランド、引出配線、及びその他の配線パターンが形成される。
続いて、図6に示すように、スルーホールランド4のみを露出するように、ソルダレジストを塗布して保護膜5を形成する。なお、図6においては、基体2の表面2bのみを示しているが、基体2の裏面側にも所望の保護膜が形成され、スルーホールランドのみが露出することになる。また、スルーホールランド4にも当該ソルダレジストを塗布する場合もあるが、このような場合であってもスルーホール13の形成領域にはソルダレジストが塗布されることはなく、スルーホール13も露出されたままとなる。
次に、図7及び図8からわかるように、ルータ工具15を用いて、スルーホール13(貫通孔11)から基体2の外縁2cに向って、更にはスルーホール13から基体2の他の外縁(図示せず)に向って切削を行う(切削工程)。これにより、図2に示すように基体2及びスルーホール13が分割され、分割されたスルーホール13の一方が端面スルーホール3と機能することになる。より具体的な切削工程としては、例えば、スルーホール13から図8に示す切削経路A1(破線によって示す)に沿い、スルーホールランド4の外周近傍まで1回目のルータ加工が施されることになる。次に、スルーホール13から図8に示す切削経路A2(破線によって示す)に沿い、スルーホールランド4の外周近傍まで2回目のルータ加工が施されることになる。その後、切削経路A3(破線によって示す)に沿い、基体2の外縁2cから他方の外縁に向って一直線上に3回目のルータ加工が施される。すなわち、本実施例に係る切削工程においては、3度のルータ加工が施され、基体2が分割されることになる。ここで、1回目、2回目、及び3回目のルータ加工におけるルータ工具15の回転方向は同一であり、例えば時計周りに回転させる。なお、切削の回数、切削の順序、及びルータ工具の回転方向は、上述した内容に限定されることはなく、端面スルーホール3の形状、及び端面スルーホール基板1に要求される特性等に応じて、適宜変更すことができる。
また、切削経路A1、A2は、端面スルーホール3の端部3a、3bが面取りされた形状となるように設定されている。より具体的には、スルーホール13からスルーホールランド4に対して侵入する際に、その切削経路が曲線となるように切削経路A1、A2が設定されている。換言するならば、ルータ工具15を一直線に進行させるのではなく、スルーホール13の側面に対して斜め方向からルータ工具15が接触しつつ曲線を描くように進行させることになる。すなわち、本実施例において、端面スルーホール3の端部3a、3bにR面加工が施されるように、切削経路A1、A2が設定されていることになる。
また、ルータ工具15は、スルーホールランド4の形成領域内においてその進行方向が変わるため、R面加工された端面スルーホール3の端部3a、3bはスルーホールランド4の形成領域内に位置することになる。
このように、本実施例においては、端面スルーホール3の端部3a、3bが、R面加工されたR面となるように湾曲させるため、端面スルーホール3におけるバリ及び端面スルーホール3及びスルーホールランド4を構成する金属箔の剥離が低減されることになる。また、ルータ工具15の回転方向を一方向としつつ3回のルータ加工による切削によって端面スルーホール3を確実に形成することができるため、製造工程の削減及び簡素化、並びに端面スルーホール基板1自体の製造コストを低減することができる。これは、スルーホール13を中心として一直線上に切削をする場合には、端面スルーホール3におけるバリの低減の観点から、互いに進行方向が異なる切削経路に対してルータ工具15の回転を相違させること(すなわち、ルータ工具15の逆回転機構)が必要となるが、本実施例においては、当該逆回転機構が不要となるめに上記の効果が実現されることになる。なお、本発明においては、端面スルーホール3におけるバリの低減の観点から当該逆回転機構の重要度は下がるものの、より一層のバリの低減を行う場合には、当該逆回転機構を用いてもよい。
なお、上述した実施例においては、3回のルータ加工により基体2を分割したが、基体2の外縁2cからスルーホール13(貫通孔11)を経由して、基体2の他の外縁まで切削を行い、1回のルータ加工によって基体2の分割を行ってもよい。具体的には、図9に示すように、切削経路B(破線によって示す)に沿って、ルータ加工が施されることになる。切削経路Bは、切削経路A1、A2と同様に、端面スルーホール3の端部3a、3bが面取りされた形状となるように設定されている。より具体的には、スルーホールランド4に対して侵入するルータ工具15がスルーホール13に向けて進む際に、ルータ工具15の進行方向が直角に変わるのではなく又はルータ工具15が一直線上に進むのではなく、その切削経路が曲線となるように進行方向を変えている。換言するならば、本切削工程においては、ルータ工具15の切削経路には角が無く、当該切削経路は直線及び曲線から構成されている。すなわち、切削経路A1、A2と同様に、端面スルーホール3の端部3a、3bにR面加工が施されるように、切削経路Bが設定されていることになる。このような1回のルータ加工により基体2を分割することができれば、更なる製造工程の削減及び製造コストの低減を図ることができる。
また、上述した実施例においては、端面スルーホール3の端部3a、3bにR面加工が施されるように切削経路A1、A2を設定していたが、端面スルーホール3の端部3a、3bに他の面取り加工(例えば、C面加工)が施されるように切削経路A1、A2を設定してもよい。図10には、C面加工が施されるようにして形成された端面スルーホール3’が図示されている。図10に示す端面スルーホール基板1’においては、端面スルーホール3’の端部3a’、3b’は、C面として面取りされた形状を備えることになる。このような場合であっても、上述した実施例と同様に、製造工程の削減及び簡素化、並びに端面スルーホール基板1’自体の製造コストを低減しつつ、端面スルーホール3’におけるバリ及び端面スルーホール3’及びスルーホールランド4を構成する金属箔の剥離を低減することができる。
更に、上述した実施例においては、楕円状のスルーホール13及び楕円状のスルーホールランド4を形成したが、円形のスルーホールに楕円状のスルーホールランド又は円形のスルーホールランドを形成してもよく、或いは楕円状のスルーホールに円形のスルーホールランドを形成してもよい。いずれの場合であっても、スルーホールランドの形成領域内に、端面スルーホールの端部が位置することになる。
1 端面スルーホール基板
2 基体
2a 外縁
2b 表面
2c 外縁
3 端面スルーホール
3a、3b 端部
4 スルーホールランド
5 保護膜
6 開口部
7 金属膜
11 貫通孔
12 金属膜
13 スルーホール
14 引出配線
15 ルータ工具
A1、A2、A3、B 切削経路

Claims (8)

  1. 絶縁材料を少なくとも含む板状の基体を準備する準備工程と、
    前記基体を貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記基体にめっき処理を施し、前記貫通孔によって露出した前記基体の露出面及び前記基体の表面に金属膜を形成してスルーホールを形成するめっき工程と、
    前記基体の表面の金属膜にパターニングを施してスルーホールランドを形成するパターニング工程と、
    前記パターニング工程の後に、切削工具を使用して前記基体を分割して端面スルーホールを形成する切削工程と、を有し、
    前記切削工程においては、前記端面スルーホールの内側面と切削面とが、前記内側面と前記切削面との境界において鈍角をなすように前記端面スルーホールの端部を面取りする端面スルーホール基板の製造方法。
  2. 前記切削工程においては、前記切削工具の回転方向を一方向として切削する請求項1に記載の端面スルーホール基板の製造方法。
  3. 前記切削工程においては、前記端面スルーホールの端部にR面加工された形状を形成するように前記切削経路を設定する請求項1又は2に記載の端面スルーホール基板の製造方法。
  4. 前記切削工程においては、前記端面スルーホールの端部にC面加工された形状を形成するように前記切削経路を設定する請求項1又は2に記載の端面スルーホール基板の製造方法。
  5. 前記切削工程においては、前記基体の外縁から前記スルーホールを経由して前記基体の他の外縁までに至る切削経路に対して1回の切削を施して前記基体を分割する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端面スルーホール基板の製造方法。
  6. 絶縁材料を少なくとも含む板状の基体と、
    前記基体の外縁に位置する端面スルーホールと、
    前記基体の表面上であって前記端面スルーホールの周囲に位置するスルーホールランドと、を有し、
    前記端面スルーホールは、前記端面スルーホールの内側面と切削面とが、前記内側面と前記切削面との境界において鈍角をなすように前記端面スルーホールの端部が面取りされた形状を備え
    前記スルーホールランドは、前記基体の外縁まで延在する端面スルーホール基板。
  7. 前記面取りされた形状は、R面である請求項6に記載の端面スルーホール基板。
  8. 前記面取りされた形状は、C面である請求項6に記載の端面スルーホール基板。
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