JP6168473B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に係わり、特に、データベース記憶手段に記憶したデータベースの全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式に展開し、その文字列データの内容のうち表示領域に対応した一部分を表示手段に表示するようにした電子機器に関する。
従来から、電子機器の一部には、本体に設けた表示画面に本体駆動制御用等のデータベースを表示可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、液晶ディスプレイの周囲に、サーマルヘッドにより印字を行なう時に設定される文字サイズを表示するための文字サイズ表示領域等の各種の表示領域を設け、テープ印字装置(本体)の電源を0Nした後に、モード設定キーを押下すると、液晶ディスプレイにおけるいずれかの表示領域が点滅され、続いて右カーソルキー又は左カーソルキーを操作して文字サイズ表示領域を点滅させることで文字サイズ設定モードとする。
そして、文字サイズ設定モードが保持されている状態で、上カーソルキー又は下カーソルキーを押下すると、文字サイズ表示領域にROMに記憶している文字サイズデータが文字のポイント数とそのポイント数で半角、全角、倍角の別を点滅表示する。
特開平05−229189号公報
しかしながら、このような表示では、ここで、上記表示領域は所定面積を備えており、データベースをマトリクス形式で表示する場合に表示可能な範囲は限られるので、上記表示領域に対応した一部分のデータベースの内容のみが表示手段に表示される。すなわち、上記マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、カーソルが指定した特定の1つのセルやこれに隣接する行又は列の複数のセルを含む一定範囲が表示手段に表示される。この結果、操作者は、表示手段に表示されている一定範囲の表示内容が、マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、どの部分に該当するのかを明確に識別することができ難く、利便性が低下する場合があり得るという問題が生じていた。
本発明の目的は、少なくとも、カーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端又は最右端近くに位置している状態であるか、そうでない状態であるかを容易に認識することができ、利便性を向上することができる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを、記憶する記憶手段と、所定面積の表示領域を有し、前記記憶手段に記憶された前記データベースの内容のうち前記表示領域に対応した一部分を、前記マトリクス形式により表示するための表示手段と、前記表示手段において表示される、特定の前記セルを指定するためのカーソルを、上下左右の所望の方向へ移動操作するための操作手段と、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち左右いずれかの最端列に移動する操作が行われた場合に、前記表示手段を制御し、前記最端列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、前記最端列の複数のセルの枠線のさらに外方側はセルの枠線を非表示とする、第1表示制御手段と、前記操作手段により前記カーソルが前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、前記表示手段を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち左側部分を省略表記しつつ右側部分を実表記とするとともに、当該カーソルの位置するセルの右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする、第3表示制御手段と、を有し、前記第1表示制御手段は、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列に移動する操作が行われた場合には、前記最左列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最左列の複数のセルの枠線のさらに左側はセルの枠線を非表示とする、左列用表示制御信号を生成して表示手段に出力し、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースの最右列に移動する操作が行われた場合には、前記最右列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最右列の複数のセルの枠線のさらに右側はセルの枠線を非表示とする、右列用表示制御信号を生成して表示手段に出力することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本願発明は、複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを、記憶する記憶手段と、所定面積の表示領域を有し、前記記憶手段に記憶された前記データベースの内容のうち前記表示領域に対応した一部分を、前記マトリクス形式により表示するための表示手段と、前記表示手段において表示される、特定の前記セルを指定するためのカーソルを、上下左右の所望の方向へ移動操作するための操作手段と、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち左右いずれかの最端列に移動する操作が行われた場合に、前記表示手段を制御し、前記最端列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、前記最端列の複数のセルの枠線のさらに外方側はセルの枠線を非表示とする、第1表示制御手段と、前記操作手段により前記カーソルが前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、前記表示手段を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側及び右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする、第4表示制御手段と、を有し、前記第1表示制御手段は、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列に移動する操作が行われた場合には、前記最左列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最左列の複数のセルの枠線のさらに左側はセルの枠線を非表示とする、左列用表示制御信号を生成して表示手段に出力し、前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースの最右列に移動する操作が行われた場合には、前記最右列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最右列の複数のセルの枠線のさらに右側はセルの枠線を非表示とする、右列用表示制御信号を生成して表示手段に出力する、ことを特徴とする。
本願発明の電子機器においては、操作手段と表示手段と記憶手段とを有している。記憶手段にはデータベースが記憶されており、そのデータベースには、複数のフィールドに文字列データがそれぞれ割り当てられた複数のレコードが含まれている。表示手段では、上記データベースの内容を、セルが複数行×複数列に配置されるマトリクス形式によって表示することができる。この表示中には特定のセルを指定可能なカーソルが表示され、操作手段が操作手段を操作することによって、当該カーソルを上下左右の所望の方向へ移動操作することができる。
ここで、上記表示領域は所定面積を備えており、データベースをマトリクス形式で表示する場合に表示可能な範囲は限られるので、上記所定面積に対応した一部分のデータベースの内容のみが表示手段に表示される。すなわち、上記マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、カーソルが指定した特定の1つのセルやこれに隣接する複数のセルを含む一定範囲(上記所定面積に対応)が抽出されて、表示手段に表示される。この結果、操作者は、現在表示手段に表示されている上記一定範囲の表示内容が、マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、どの部分に該当するのかを明確に識別できず、利便性が低下する場合があり得る。
そこで、本願発明においては、第1表示制御手段が設けられる。そして、この第1表示制御手段の制御により、操作手段を介した上記操作者の操作により、表示手段では、カーソルがマトリクス形式のデータベースのうち左右いずれかの最端列に移動された場合には、当該最端列(最左列又は最右列)のセルの枠線と対応する文字列データの少なくとも一部とを表示するとともに、当該最端列のさらに外方側(最左列の左側又は最右列の右側)のセルの枠線を非表示とする。
これにより、上記のように限られた範囲での表示手段の表示において、カーソルが最左列のセルの指定となったときにはさらにその左側にはセルの枠線がなくなるので、操作者は、自らの操作によりカーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端に到達したことをひと目で明確に認識することができる。同様に、カーソルが最右列のセルの指定となったときにはさらにその右側にはセルの枠線がなくなるので、操作者は、自らの操作によりカーソルがマトリクス形式のデータベースの最右端に到達したことをひと目で明確に認識することができる。
以上の結果、操作者は、少なくとも、カーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端又は最右端近くに位置している状態であるか、そうでない状態(カーソルがマトリクス形式のデータベースの左右方向中間に位置している状態)であるかを容易に認識できる。この結果、利便性を向上することができる。
本発明によれば、少なくとも、カーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端又は最右端近くに位置している状態であるか、そうでない状態であるかを容易に認識することができ、利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態の電子機器としてのラベル作成装置の外観を表す斜視図である。 制御系を表す機能ブロック図である。 表示画面における表示遷移例を示す説明図である。 左側列あり及び右側列ありの場合の表示例の説明図である。 左側列あり及び右側列なしの場合の表示例の説明図である。 左側列なし及び右側列ありの場合の表示例の説明図である。 1行表示の場合の表示例の説明図である。 2行表示の場合の表示例の説明図である。 3行表示の場合の表示例の説明図である。 左最後2文字に省略表示を加えるとともに右最初2文字に省略表示を加えた例の表示例の説明図である。 本発明のCPUによるメインルーチンのフロー図である。 本発明のCPUによるデータベース表示ルーチンのフロー図である。 本発明のCPUによるデータベース選択表示ルーチンのフロー図である。 本発明のCPUによる左側列表示ルーチンのフロー図である。 本発明のCPUによる中央列表示ルーチンのフロー図である。 本発明のCPUによる右側列表示ルーチンのフロー図である。 左最初2文字に省略表示を加えるとともに右最初2文字に省略表示を加えた例の表示例の説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、電子機器としてのラベル作成装置1について「上」、「下」、「前」、「後」、「幅」というときは、ユーザの手によって把持された通常の使用状態におけるユーザ目線における図1中に示す矢印方向に各々対応し、ラベル作成装置1について「厚さ」というときは、前後方向の厚さを指すものとする。
<ラベル作成装置の全体構造>
図1に示すように、ラベル作成装置1は、ユーザの手によって把持されるハンディ型の電子機器である。ラベル作成装置1は、装置本体2と、この装置本体2の後部面に着脱自在に取り付けられるカバー3とを備えている。
装置本体2は、薄厚で上下方向に長い扁平な略直方体形状を有しており、装置本体2の前面には、上部に印刷データや設定画面(データベースを含む)等を表示するための液晶表示手段としての液晶表示部4が設けられ、液晶表示部4の下側に、ラベル作成装置1を操作するためのキーボード部5が設けられている。このキーボード部5には、文字や記号、数字等の文字キー、及び種々の機能キーを含むキー群が配置されている。また装置本体2の幅方向一方側(図1中左側)の側壁部2aの上部には、図示しない印刷済みラベル用テープを切断するためのカット操作レバー6が設けられている。
<制御系>
次に、図2を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。なお、図2中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図2において、印字ラベル作成装置1は、所定の演算を行う演算部を構成するCPU10を有している。
CPU10は、RAM11の一時記憶機能を利用しつつROM12に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによって印字ラベル作成装置1全体の制御を行う。
また、CPU10は、図示しない被印字媒体を搬送する搬送手段としてのプラテンローラ等を駆動する駆動モータ13の駆動制御を行うモータ駆動回路14と、被印字媒体に対し所望の印字を行う印字手段としてのサーマルヘッド15の複数の発熱素子の通電制御を行うサーマルヘッド制御回路16とに接続され、これらを制御している。さらに、CPU10は、液晶表示部4の表示状態を制御する表示制御回路17に表示制御情報を出力する。
これらCPU10、モータ駆動回路14、サーマルヘッド制御回路16に、電源としての乾電池7の正極側が接続され、負極側は接地(グランド)されている。
さらに、CPU10には、キーボード部5と、RAM11と、ROM12と、が接続されている。ROM12には、各種の処理を実行するための制御プログラムが記憶されている。また、ROM12には、複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式に展開して液晶表示部4に表示するためのデータベースを記憶している。そして、液晶表示部4は、所定面積の表示領域を有し、ROM12に記憶されたデータベースの内容のうち表示領域に対応した一部分をマトリクス形式で表示する(後述の表示データベース30)ように表示制御回路17に表示制御される。
また、CPU10は、周知のラベル作成機能に加え、例えば、ROM12に記憶したデータベースの各レコードに含まれる文字列データを適宜に使用して印字ラベル(図示せず)を作成することができる。
本実施形態の要部は、全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを記憶するROM12と、ROM12に記憶されたデータベースの内容のうち所定表示領域に対応した一部分をマトリクス形式により表示する液晶表示部4と、液晶表示部4において表示される特定のセルを指定するためのカーソルを移動操作するためのキーボード部5と、キーボード部5によりカーソルを左右何れかに移動する操作が行われた場合に、液晶表示部4を制御して最端列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、最端列のセルのさらに外方側のセル枠線を非表示とする表示制御回路17と、を有している。以下、その詳細を順を追って説明する。
液晶表示部4には、図3の上段左第1列に示すように、利用者がテキスト入力モードとした状態で、例えば、検索文字「testDB」を文字入力すると、CPU10は、ROM12に記憶した各種データベースから“testDB”を含むデータベース名を検索し、該当するデータベースを抽出する。表示制御回路17は、そのCPU10の検索結果に基づいて、液晶表示部4に、図3の上段左第2列に示すように、データベース名「testDB A」「testDB B」「testDB C」の3種類(3行)を表示したデータベース選択モードを表示する。ここで、CPU10は、利用者がテキスト入力モードの状態で、例えば、「testDB B」とフル入力していた場合、液晶表示部4の表示文字「testDB B」を、他との識別が可能となるように表示反転した状態で表示するように表示制御回路17に反転表示制御信号を出力する。また、表示制御回路17は、液晶表示部4の画面左端に、他のデータベースを選択するための存在及び操作を認識できるように、上下矢印を表示する。
また、テキスト入力モードの表示状態から、上述した検索文字「testDB」等を入力せず、利用者がキーボード部5の『detabase』キーを押下した場合には、データベース選択モードに表示を切り替えることも可能である。この場合、データベース選択モードで表示されるデータベース名は、アルファベット順となる。また、逆に、データベース選択モードからキーボード部5の『Esc』キーを押下した場合には、テキスト入力モードに復帰表示切替とすることも可能である。
なお、利用者が各種キーを操作したことをCPU10が検出すると、そのキー操作に応じた表示状態となるように表示制御信号を表示制御部17に出力する。これにより、表示制御回路17は、CPU10から出力された表示制御信号に応じて表示状態を切り替えるものであるが、以下の説明においては、これらの制御を省略し、利用者によるキーボード部5のキー操作と、それに連動した液晶表示部4での表示切り替えの遷移として説明する。
この状態から、利用者が、キーボード部5で『Enter』キー又は『OK』キーを押下すると、図3の上段第3列に示すように、液晶表示部4には、選択したデータベースに基づいて複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式に展開したデータベース表示モード(1)が表示される。なお、このデータベース表示モード(1)を表示している状態で『Esc』キーを押下すると、データベース選択モードに復帰表示切り替えすることができる。
なお、データベース表示モードにおいては、1つのセルに対して、最大で半角8文字の文字表示が可能となっている。したがって、半角9文字を超える文字数の文字列の場合には、半角7文字目までは通常の文字表示とし、半角8文字目の最後の1文字を半角「・」で表示する。これにより、1つのセルの文字数が多いために、特に左右で隣接するセルの表示ができなくなるという不便を解消することができる。なお、この文字数は、上記に限定されるものではなく、液晶表示部4の表示範囲や表示文字サイズ等に応じて任意である。また、データベース表示モードにおいては、スクロール操作は無効となっている。
また、表示制御回路17は、データベース選択モードで『Enter』キー又は『OK』キーが押下されると、CPU10からの制御信号の出力により、ROM12から選択したデータベースを表示する場合、先頭のセルの先頭文字にカーソル(図示せず)を表示する。ここでのカーソルは、縦線又は下線等の公知のカーソルである。また、例えば、上書きモードや挿入モードのようにカーソルの点灯や点滅による表示等も任意で選択可能となっている。さらに、カーソルが位置しているセルの枠線は、他のセルとの区別が可能となるように太枠線で表示される。
次に、CPU10は、例えば、データベース表示モード(1)を表示している状態で所定時間(例えば、1秒)が経過したら、図3上段右列に示すように、データベース表示モード(2)として、選択状態にあるセルの文字列の全て(又は9文字以上の可能な文字数(例えば、20文字))を画面下段に別ウィンドウを表示する。さらに、利用者がこの状態から画面下段の枠内の『Preview』アイコン(虫眼鏡のアイコン)を押下したら、図3上2段右列に示すように、データベース内容表示モードとして、液晶表示画面4の表示可能範囲の略全てを利用して、1行目にレコード番号、2行目にフィールド番号を表示し、3〜7行目に選択されているデータベースの内容を表示する。本実施の形態では、最大100文字まで表示を可能としている。また、改行のある内容の場合、横にはつなげずに、改行マーク等を表示して次の行から表示させる。なお、データベース表示モードにおいて、フィールド名(例えば、「number」「name」など)での選択は不可能となっている。また、フィールド名の行での『Enter』キーや『OK』キーの押下も無効とする。さらに、画面下段に表示した選択状態にあるセルの文字列表示は、例えば、20文字以下の全体表示可能な文字数の場合には、『Preview』アイコンを表示しないようにすることも可能である。この際、21文字を超える場合、18文字までを表示して、19文字目を「・」又は「…」で表示しても良い。さらに、選択されているデータベースの内容が8文字以内の時は、画面下段にセルの文字列表示は行わない。
一方、CPU10は、例えば、データベース表示モード(1)を表示している状態で、利用者が右キー(『→』キー)を押下した場合には、その押下の度に、図3の上2段3列、上3段3列、上4段3列、に示すデータベース表示モード(3)、データベース表示モード(4)、データベース表示モード(5)のように、右側のセル、カーソル、太枠が順次遷移する。なお、これらの表示は、左キー(『←』キー)の押下によって順次左側のセルへと順次復帰遷移する。この際、例えば、一番右端のセルまで移動した時に、右キー押下しても、セルが存在しないために操作は無効となる。また、その行内に配置したセルに対してのみ右キー又は左キーの押下で移動ができる。したがって、例えば、一番右端のセルまで移動した時に、右キー押下しても改行処理、すなわち、下の行の先頭セルにカーソルは移動しない。
さらに、CPU10は、例えば、データベース表示モード(5)を表示している状態で、利用者が下キー(『↓』キー)を押下した場合には、その押下の度に、図3の上4段2列に示すデータベース表示モード(6)のように、下側のセル、カーソル、太枠が順次遷移する。なお、これらの表示は、上キー(『↑』キー)の押下によって順次上側のセルへと順次復帰遷移する。
ここで、例えば、セルの上下方向や左右方向に他の表示していないセルが存在している場合、画面の左端や下端に矢印(→、↑、▼など)等の表示により、残りのデータベースがある旨を容易に認識することができるようになっている。
また、表示制御回路17は、例えば、図4に示すように、左列及び右列の各セルに残りのセルが存在している場合、その一部を枠線と共に表示するようになっている。この際、表示中央列のセルには、上述した8文字を限度として全てを表示し、左側のセルは文字列最後の2文字、右側のセルは文字列最初の2文字を表示する。
一方、表示制御回路17は、例えば、図5に示すように、右側列のセルに残りのセルが存在していない場合、右側列のセルの枠線を表示しないことにより、最右端列のセルを既に表示している状態である旨を利用者に認識させることができる。
同様に、表示制御回路17は、例えば、図6に示すように、左側列のセルに残りのセルが存在していない場合、左側列のセルの枠線を表示しないことにより、最左端列のセルを既に表示している状態である旨を利用者に認識させることができる。
また、これらの表示状態は、例えば、図7に示す1行データベース、図8に示す2行データベース、図9に示す3行データベース等においても適用可能である。さらに、例えば、図10に示すように、左列及び右列の各セルに残りのセルが存在している場合、その一部を枠線と共に表示するようになっている。この際、表示中央列のセルには、上述した8文字を限度として全てを表示し、左側のセルは文字列最後の2文字に残りの文字があることを示す「・」又は「…」、右側のセルは文字列最初の2文字に残りの文字があることを示す「・」又は「…」を表示してもよい。
次に、本実施の形態におけるCPU10並びに表示制御回路17の具体的な制御について説明する。
図11のメインフロー図に示すように、ステップS1において、CPU10は、ROM12に記憶したデータベースに初期化処理を行ったうえで、ステップS2において、液晶表示部4にテキスト入力モードを表示するよう表示制御回路17を制御する。なお、このメインフロー図は、上述した図3のテキスト入力モードからデータベース選択モードへの遷移例に関する説明である。
次に、CPU10は、ステップS3において、データベース転送信号があったか否かが判定され、データベース転送信号ありの場合にはステップS4に移行し、このステップS4にてROM12から、例えば、RAM11にデータベースを転送する。また、このステップS4にてデータベースを転送した場合には、ステップS2へとループする。
また、CPU10は、ステップS3において転送信号がなかった場合、ステップS5において、利用者によってキーボード5から何らかのキー入力があったか否かが判定され、何らかのキー入力があった場合にはステップS6へと移行し、キー入力が無かった場合にはステップS2へとループする。
CPU10は、ステップS6において、キーボード部5で操作されたキーが『データベース』キーであったか否かが判定され、『データベース』キーであった場合には、ステップS7へと移行して、表示制御回路17にデータベース選択モード表示信号を出力し、ステップS8において利用者が選択したデータベースを液晶表示部4に表示させ、ステップS2へとループする。
CPU10は、ステップS6において、キーボード部5で操作されたキーが『データベース』キーでなかった場合、ステップS9において、その操作キーに応じたその他の処理を実行してステップS2へとループする。
次に、図12に基づいて、上述したステップS8のデータベース表示モードにおける詳細なルーチンを説明する。なお、この図12に示したルーチンは、上述した図3のデータベース表示モード及びデータベース内容表示モードへの遷移例に関する説明である。
CPU10は、ステップS11において、カーソル位置を初期化したうえで、ステップS12において、液晶表示部4にデータベース表示モード(1)(データベース表示画面)を表示するよう、表示制御回路17を制御してステップS13へと移行する。
CPU13は、ステップS13において、何らかのキー入力があったか否かが判定され、何らかのキー入力がなかった場合には、ステップ14において一定時間の経過が監視され、さらに、一定時間経過しても何らかのキー操作がなかった場合には、データベース表示モード(2)の別ウィンドウを液晶表示部4に表示するよう、表示制御回路17に表示制御信号を出力する。表示制御回路17は、この制御信号を受けて、RAM11(又はROM12)から対応するセルのデータベースの内容を取得するとともに、例えば、20文字制限をしたうえで画面下にデータベースの内容を表示する。
また、CPU10は、ステップS13において、何らかのキー入力があった場合、ステップS16において、そのキーがカーソルキー(『→』キー、『←』キー、『↑』キー、『↓』キー)であるか否かが判定される。そして、カーソルキーであった場合、CPU10は、ステップS17において、そのキーの種類に応じて、例えば、データベース表示モード(3)〜(6)に表示に切り替えるよう、表示制御回路17を制御したうえで、ステップS12へとループする。
さらに、CPU10は、ステップS16において、何らかのキー入力がカーソルキーではなかった場合、ステップS18において、そのキーが『プレビュー』キー(『プレビュー』アイコン)であるか否かが判定される。そして、『プレビュー』キーであった場合、CPU10は、ステップS19において、カーソルが位置しているセルに対応してデータベース内容表示モード(データベース内容表示画面)を液晶表示部4に表示に切り替えるよう、表示制御回路17を制御する。表示制御回路17は、その制御信号に基づいて、RAM11(又はROM12)からデータベースの内容を取得し、データベース内容表示モードに反映し、ステップ20へと移行する。
CPU10は、ステップS20において、『OK』キーが押圧されたか否かが監視され、『OK』キーが押下された場合にはステップS12へとループし、『OK』が押下されない場合には、継続して『OK』キーの押下を待機する。
CPU10は、ステップS18において、利用者の操作が『プレビュー』キーでなかった場合、CPU10は、ステップS21において、『終了』キーが押下されたか否かが判定され、『終了』キーが押下された場合にはステップS22においてその他の処理(キー操作に応じた)を実行し、ステップS12へとループする。また、CPU10は、『終了』キーが硬化された場合には、このルーチンを終了する。
次に、上記ステップS12におけるデータベース表示モードにおけるCPU10及び表示制御回路17による具体的な表示制御例を説明する。なお、このルーチンは、上述した図4乃至図6に対するデータベース検索結果に対する液晶表示部4における表示例に関する説明である。
CPU10は、ステップS11においてカーソル位置の初期化を実行したならば、まず、ステップS31において、データベースを液晶表示部4に画面表示するよう表示制御回路17に制御信号を出力してステップS32に移行する。
この際、CPU10は、ステップS32において、液晶表示部4における画面表示開始位置を画面上の最初の行に設定し、ステップS33において、データベースの表示開始行を決定してステップS34に移行する。表示制御回路17は、この指令を受けて、RAM11(又はROM12)からデータベースを取得し、そのデータベースの表示開始行から複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式に展開して液晶表示部4に表示する。
具体的には、CPU10は、カーソル位置がデータベースの先頭行又は2行目から表示させる場合には、表示開始行は先頭行とする。また、CPU10は、カーソル位置がデータベース上の3行目以降から表示させる場合には、表示開始行はカーソル位置の1つ上の行からとする。
次に、CPU10は、液晶表示部4における表示状態をデータベースのセルに対応させて、ステップS34において、左側の列の表示状態を決定し、ステップS35において、中央の列の表示状態を決定し、ステップS36において、左側の列の表示状態を決定し、それぞれの制御信号を表示制御回路17に出力し、ステップS37へと移行する。
そして、CPU10は、ステップS37において、液晶表示部4の表示範囲に対して全ての行を表示したか否かが判定され、全ての行を表示した場合にはこのルーチンを終了する。また、全ての行の表示をしていない場合には、ステップS38において、データベースの最後の行を表示したか否かが判定され、データベースの最後の行を表示した場合にはこのルーチンを終了する。また、データベースの最後の行を表示していない場合には、ステップS39において次の行を表示するよう表示制御回路17に制御信号を出力する。表示制御回路17は、ステップS40において、その指令に基づいてデータベースの表示行を次の行に進め、ステップS34へとループし、以降の処理を繰り返す。
図14〜図16は、上述したステップS34〜ステップS36における詳細な画面表示制御のルーチンを示す。
まず、ステップS34において、左側の列の表示状態を決定するには、CPU10は、ステップS34−1において、ステップS33で決定した表示開始行と対応セルのカーソル位置との関係から、カーソルよりも左側にセルが存在しているか否かが判定され、カーソル左にセルが存在している場合にはステップ34−2へと移行し、カーソル左にセルが存在していない場合にはステップS34−3へと移行する。
ここで、CPU10は、カーソルよりも左側にセルが存在している場合、ステップS34−2において、「左側列あり」の状態でセル表示する旨の制御信号を表示制御回路17に出力する。これにより、表示制御回路17は、ステップS34−4において、例えば、図4又は図5に示すように、「左側列あり」としてセル内の文字列の最後の2文字の表示を実行する。
また、CPU10は、カーソルよりも左側にセルが存在していない場合、ステップS34−3において、「左側列なし」の状態でセル表示する旨の制御信号を表示制御回路17に出力する。これにより、表示制御回路17は、例えば、図6に示すように、「左側列なし」の表示を実行する。
また、ステップS35において、中央の列の表示状態を決定するには、CPU10は、ステップS35−1において、ステップS33で決定した表示開始行と対応セルのカーソル位置との関係から、フォーカスセルの中央枠を表示する。ここで、CPU10は、ステップS35−2において、中央に表示するセルの文字列の文字数が8文字以上か否かを表示対象行のすべての中央表示セルに対して判定をし、8文字未満の場合にはステップS35−3へと移行し、8文字以上の場合にはステップS35−4へと移行する。
ここで、CPU10は、8文字以上の文字数のセルが何れかの行にも存在していない場合には、ステップ35−3において、全ての中央表示セルをそのままの状態で表示するよう表示制御回路17に制御信号を出力する。これにより、表示制御回路17は、例えば、図4乃至図5に示すように、全ての文字を表示する。
また、CPU10は、8文字以上の文字数のセルが何れかの行に存在していた場合には、ステップ35−4において、8文字処理を行うよう表示制御回路17に制御信号を出力する。これにより、表示制御回路17は、上述したように、7文字目まではそのままの文字を表示し、8文字目を「・」又は「…」で表示する。
まず、ステップS36において、右側の列の表示状態を決定するには、CPU10は、ステップS36−1において、ステップS33で決定した表示開始行と対応セルのカーソル位置との関係から、カーソルよりも右側にセルが存在しているか否かが判定され、カーソル右にセルが存在している場合にはステップ36−2へと移行し、カーソル右にセルが存在していない場合にはステップS36−3へと移行する。
ここで、CPU10は、カーソルよりも右側にセルが存在している場合、ステップS36−2において、「右側列あり」の状態でセル表示する旨の制御信号を表示制御回路17に出力する。これにより、表示制御回路17は、ステップS36−4において、例えば、図4又は図6に示すように、「右側列あり」としてセル内の文字列の最初の2文字の表示を実行する。
また、CPU10は、カーソルよりも右側にセルが存在していない場合、ステップS36−3において、「右側列なし」の状態でセル表示する旨の制御信号を表示制御回路17に出力する。これにより、表示制御回路17は、例えば、図5に示すように、「右側列なし」の表示を実行する。
このように、本実施の形態の電子機器1は、複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを記憶するROM12と、所定面積の表示領域を有し、ROM12に記憶されたデータベースの内容のうち表示領域に対応した一部分を、マトリクス形式により表示するための液晶表示部4と、液晶表示部4において表示される、特定のセルを指定するためのカーソルを、上下左右の所望の方向へ移動操作するためのキーボード部5と、キーボード部5によりカーソルをマトリクス形式のデータベースのうち左右いずれかの最端列に移動する操作が行われた場合に、液晶表示部4を制御し、最端列(最左列or最右列)の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、最端列の複数のセルの枠線のさらに外方側はセルの枠線を非表示とする表示制御回路17と、を有する。
本実施の形態の電子機器1においては、キーボード部5と液晶表示部4とROM12とを有している。ROM12にはデータベースが記憶されており、そのデータベースには、複数のフィールドに文字列データがそれぞれ割り当てられた複数のレコードが含まれている。液晶表示部4では、データベースの内容をセルが複数行×複数列に配置されるマトリクス形式に展開して表示することができる。この表示中には特定のセルを指定可能なカーソルが表示され、操作者がキーボード部5を操作することによってカーソルを液晶表示部5の上下左右の所望の方向へセル単位で移動操作することができる。
ここで、液晶表示部5の表示領域は、データベースをマトリクス形式で表示する場合に表示可能な範囲は限られるので、所定面積に対応した一部分のデータベースの内容のみが液晶表示部4に表示される。すなわち、上記マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、カーソルが指定した特定の1つのセルやこれに隣接する複数のセルを含む一定範囲が抽出されて、液晶表示部4に表示される。この結果、操作者は、現在液晶表示部4に表示されている上記一定範囲の表示内容が、マトリクス形式のデータベースの全内容のうち、どの部分に該当するのかを明確に識別できず、利便性が低下する場合があり得る。
そこで、本実施の形態においては、表示制御回路17が設けられる。そして、この表示制御回路17の制御により、キーボード部5を介した操作者の操作により、液晶表示部4では、カーソルがマトリクス形式のデータベースのうち左右いずれかの最端列に移動された場合には、当該最端列(最左列又は最右列)のセルの枠線と対応する文字列データ(の少なくとも一部)とを表示するとともに、当該最端列のさらに外方側(最左列の左側又は最右列の右側)のセルの枠線を非表示とする。
これにより、上記のように限られた範囲での液晶表示部4の表示において、カーソルが最左列のセルの指定となったときにはさらにその左側にはセルの枠線がなくなるので、操作者は、自らの操作によりカーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端に到達したことをひと目で明確に認識することができる。同様に、カーソルが最右列のセルの指定となったときにはさらにその右側にはセルの枠線がなくなるので、操作者は、自らの操作によりカーソルがマトリクス形式のデータベースの最右端に到達したことをひと目で明確に認識することができる。
以上の結果、操作者は、少なくとも、カーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端又は最右端近くに位置している状態であるか、そうでない状態(例えば、カーソルがマトリクス形式のデータベースの左右方向中間に位置している状態)であるかを容易に認識できる。この結果、利便性を向上することができる。
この際、表示制御回路17は、キーボード部5によりカーソルをマトリクス形式のデータベースのうち最左列に移動する操作が行われた場合には、最左列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに最左列の複数のセルの枠線のさらに左側はセルの枠線を非表示とする左列用表示制御信号を生成して液晶表示部4に出力し、キーボード部5によりカーソルをマトリクス形式のデータベースの最右列に移動する操作が行われた場合には、最右列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに最右列の複数のセルの枠線のさらに右側はセルの枠線を非表示とする右列用表示制御信号を生成して液晶表示部4に出力する。
これにより、カーソルが最左列(又は最右列)のセルの指定となったときには、左列用表示制御信号(又は右列用表示制御信号)に基づき、液晶表示部4においてさらにその左側(又は右側)におけるセルの枠線の表示がなくなる。この結果、操作者は、自らの操作によりカーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端(又は最右端)に到達したことをひと目で明確に認識することができる。これにより、利便性を向上することができる。
また、表示制御回路17は、所定期間、キーボード部5によるカーソルの移動が行われず当該カーソルが1つのセルにとどまった場合に、液晶表示部4を制御し、当該セルに対応した文字列データの内容を含む別ウィンドウを、表示領域に表示されているマトリクス形式の表示に被さるように表示する。
これにより、液晶表示部4の表示領域で表示できる範囲は限られていることから、上述のように抽出された複数のセルを液晶表示部4にマトリクス形式で表示する際に、各セル内に、対応する文字列データを十分に表示できない場合がある。そこで、本実施の形態においては、表示制御回路17の制御により、1つのセルにカーソルが所定期間とどまった場合には、それまでに表示されているマトリクス形式の表示の上に被さるように別ウィンドウを表示し、そのウィンドウ内に上記セルの文字列データの内容を表示する。このように、マトリクス形式で表示されたセルとは別に、文字列データ表示用のウィンドウを用意することで、文字列データの文字数が比較的多い場合でも、より多くの文字によって当該文字列の全部(又は一部)を確実に表示することができる。この結果、操作者の利便性をさらに向上することができる。
この際、別ウィンドウは、留まっているセル上には被さらないように表示制御回路17は液晶表示部4の表示状態を制御する。例えば、液晶表示部4が5行分のレコードを表示していた場合、最下行である5行目のセルに別ウィンドウの表示が被さるようにするとともに、カーソルは最初の1行目若しくは2行目に位置するように制御するのが好ましい。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)文字列の最後又は最初の2文字表示に加え3文字目を省略標記
例えば、CPU10及び表示制御回路17は、図10に示すように、文字列の最後の2文字(左側)又は最初の2文字(右側)の表示に変えて、文字列の最後の3文字(左側)として「・」又は「…」を表示し、文字列の最初の3文字(右側)の表示として「・」又は「…」を表示するように制御してもよい。
すなわち、表示制御回路17は、キーボード部5によりカーソルがマトリクス形式のデータベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、液晶表示部4を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち左側部分を省略表記しつつ右側部分を実表記とするとともに、当該カーソルの位置するセルの右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする。
これにより、カーソルを用いて指定された特定の1つのセルを含む複数のセルをマトリクス形式で液晶表示部4に表示する際、上記のように表示領域で表示できる範囲が限られている場合であっても、上記特定のセルの左側や右側に隣接するセルにおける文字列データの存在を操作者に確実に認識させることができる。また上記特定のセルの左側の隣接セルでは文字列データの右側部分のみを実表記し、上記特定のセルの右側の隣接セルでは文字列データの左側部分のみを実表記することで、(例えば面積不足によるエラー表示等になることなく)各隣接セルの文字列の一部を上記特定のセル側において確実に提示し、操作者に確実に認識させることができる。
(2)文字列の最初の2文字表示に加え3文字目を省略標記
また、図17に示すように、中央のセルの左側において文字列の最初の2文字に「・」又は「…」の3文字を表示し、中央のセルの右側において文字列の最初の2文字に「・」又は「…」の3文字を表示するように制御してもよい。これにより、各セルの最初の文字を確認することが可能となる。
すなわち、表示制御回路17は、キーボード部5によりカーソルがマトリクス形式のデータベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、液晶表示部4を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側及び右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする。
これにより、カーソルを用いて指定された特定の1つのセルを含む複数のセルをマトリクス形式で液晶表示部4に表示する際、上記のように表示領域で表示できる範囲が限られている場合であっても、上記特定のセルの左側や右側に隣接するセルにおける文字列データの存在を操作者に確実に認識させることができる。また上記特定のセルの隣接セルでは常に文字列データの左側部分のみを実表記することで(例えば、面積不足によるエラー表示等になることなく)各隣接セルの文字列の一部を上記特定のセル側において確実に提示し、操作者に確実に認識させることができる。特に、左から右へと横書きする言語の場合には、文字列の先頭部分を確実に操作者に認識させることができるので、文字列全体の内容を操作者がある程度推測可能となる。
また、本発明の電子機器1は、被印字媒体としての被印字テープを搬送させるための搬送手段としてプラテンローラと、プラテンローラにより搬送される被印字媒体に対し、レコードに含まれる文字列データの印字を行う印字手段としてのサーマルヘッド15と、を有している。
これにより、データベースの各レコード中の文字列データを被印字媒体に印字する印刷装置1において、操作者は、液晶表示部4に表示されたカーソルがマトリクス形式のデータベースの最左端又は最右端近くに位置している状態であるか、そうでない状態であるかを容易に認識できる。印刷装置においては、スペースの制約等により、液晶表示部4の表示領域の面積が比較的小さい場合が多いことから、上記のような操作者の利便性向上効果が特に大きくなる。
(3)その他
また、図3に示した表示の遷移例並びにデータベースの内容は、単なる一例であって、本発明を上記遷移例に示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
1 印字ラベル作成装置(電子機器)
4 液晶表示部(表示手段)
5 キーボード部(検索文字入力手段)
10 CPU
12 ROM(データベース記憶手段)
17 表示制御回路(第1〜第表示制御手段)
1 印字ラベル作成装置(電子機器)
4 液晶表示部(表示手段)
5 キーボード部(検索文字入力手段)
10 CPU
12 ROM(データベース記憶手段)
17 表示制御回路(第1〜第3表示制御手段)

Claims (4)

  1. 複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを、記憶する記憶手段と、
    所定面積の表示領域を有し、前記記憶手段に記憶された前記データベースの内容のうち前記表示領域に対応した一部分を、前記マトリクス形式により表示するための表示手段と、
    前記表示手段において表示される、特定の前記セルを指定するためのカーソルを、上下左右の所望の方向へ移動操作するための操作手段と、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち左右いずれかの最端列に移動する操作が行われた場合に、前記表示手段を制御し、前記最端列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、前記最端列の複数のセルの枠線のさらに外方側はセルの枠線を非表示とする、第1表示制御手段と、
    前記操作手段により前記カーソルが前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、前記表示手段を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち左側部分を省略表記しつつ右側部分を実表記とするとともに、当該カーソルの位置するセルの右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする、第3表示制御手段と、
    を有し、
    前記第1表示制御手段は、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列に移動する操作が行われた場合には、前記最左列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最左列の複数のセルの枠線のさらに左側はセルの枠線を非表示とする、左列用表示制御信号を生成して表示手段に出力し、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースの最右列に移動する操作が行われた場合には、前記最右列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最右列の複数のセルの枠線のさらに右側はセルの枠線を非表示とする、右列用表示制御信号を生成して表示手段に出力する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 複数のフィールドに対し文字列データをそれぞれ割り当てた複数のレコードを含むとともに全文字列データの内容を複数行×複数列のセルによりマトリクス形式で表示可能なデータベースを、記憶する記憶手段と、
    所定面積の表示領域を有し、前記記憶手段に記憶された前記データベースの内容のうち前記表示領域に対応した一部分を、前記マトリクス形式により表示するための表示手段と、
    前記表示手段において表示される、特定の前記セルを指定するためのカーソルを、上下左右の所望の方向へ移動操作するための操作手段と、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち左右いずれかの最端列に移動する操作が行われた場合に、前記表示手段を制御し、前記最端列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに、前記最端列の複数のセルの枠線のさらに外方側はセルの枠線を非表示とする、第1表示制御手段と、
    前記操作手段により前記カーソルが前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列又は最右列以外に移動する操作が行われた場合には、前記表示手段を制御し、当該カーソルの位置するセルの左側及び右側に隣接するセル内において、対応する文字列データのうち右側部分を省略表記しつつ左側部分を実表記とする、第4表示制御手段と、
    を有し、
    前記第1表示制御手段は、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースのうち最左列に移動する操作が行われた場合には、前記最左列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最左列の複数のセルの枠線のさらに左側はセルの枠線を非表示とする、左列用表示制御信号を生成して表示手段に出力し、
    前記操作手段により前記カーソルを前記マトリクス形式の前記データベースの最右列に移動する操作が行われた場合には、前記最右列の複数のセルそれぞれの枠線を表示しかつ対応する前記文字列データの少なくとも一部をその枠線内に表示するとともに前記最右列の複数のセルの枠線のさらに右側はセルの枠線を非表示とする、右列用表示制御信号を生成して表示手段に出力する、
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電子機器において、
    所定期間、前記操作手段による前記カーソルの移動が行われず当該カーソルが1つの前記セルにとどまった場合に、前記表示手段を制御し、当該セルに対応した前記文字列データの内容を含む別ウィンドウを、前記表示領域に表示されている前記マトリクス形式の表示に被さるように表示する、第2表示制御手段を有する
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電子機器において、
    被印字媒体を搬送させるための搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、前記レコードに含まれる前記文字列データの印字を行う印字手段と、
    を有する、印刷装置であることを特徴とする電子機器。
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