JP2005271541A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明は、文書データの作成、編集を行う操作部と、前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置に関し、前記プレビュー表示において、作成された文書データの書式を変更可能とした印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 文字入力キー2の操作により作成された文書データを印字した場合の印字結果を液晶ディスプレイ7に表示したプレビュー画面61に、カーソルキー5の操作により左右に移動可能なビューポイント60を設け、ビューポイント60の示す位置や文字に応じて、書式を変更に構成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、文書データの作成、編集を行う操作部と、前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置に関し、前記プレビュー表示において、作成された文書データの書式を変更可能とした印刷装置に関するものである。
従来、ワードプロセッサやテープ印字装置等の印刷装置において、文書データ作成時に設定した書体や文字サイズ等の書式に基づき作成された印刷イメージを表示画面に表示する、所謂、プレビュー表示機能を有する印刷装置がある。
このようなプレビュー表示機能を有する印刷装置に関する技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1には、キーボードの操作により作成された印字データを、通常の態様で印刷するモードと、前記印字データの左右若しくは上下を逆転した鏡像文字として印刷するモードが実行可能であり、どちらのモードに対しても、印刷結果を表示手段にイメージ表示するプレビュー機能を有する印刷装置が記載されている。
特開平6−242766号公報(図5参照)
特許文献1記載のテープ印字装置では、通常の印刷プレビューと、鏡像文字を印刷するミラーモードの印刷プレビューを実行することができる。しかし、この特許文献1記載のテープ印字装置におけるプレビュー表示は、通常状態のプレビュー表示及び鏡像文字の印刷モードのどちらについても、操作手段により作成された印字データの印刷結果を表示するのみである。
このため、プレビュー表示にて、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していた態様とは異なる印字結果がプレビュー表示されていた場合には、一度、プレビュー表示モードから、通常の文書作成モードに切り替え、再び、文書データの編集を行わなければならなかった。
そして、特許文献1記載のプレビュー表示は、印字データを圧縮して全体表示するので、印刷レイアウトについては確認することができるが、文字修飾や書体などの細部については、プレビュー表示で印刷結果を確認することは困難となる。このため、ユーザによっては、プレビュー表示モードにおける印刷結果の確認、文書作成モードでの文書データの再編集といった作業を数回にわたって行わなければならなかった。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、文書データの作成、編集を行う操作部と、前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置に関し、特に、プレビュー表示中において、作成した文書データの書式を変更可能に構成した印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、文書データの作成、編集を行う操作部と、前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置において、前記プレビュー表示時における移動自在なカーソルと、前記プレビュー表示中のカーソルの位置にて、作成した文書データの書式を変更する書式変更手段を有することを特徴とする。
また、前記請求項2に係る印刷装置は、前記請求項1記載の印刷装置において、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの書体を変更可能とすることを特徴とする。
そして、前記請求項3に係る印刷装置は、前記請求項1記載の印刷装置において、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの文字修飾態様を変更可能とすることを特徴とする。
更に、前記請求項4に係る印刷装置は、前記請求項1記載の印刷装置において、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置が余白部分にある場合は、余白長を変更可能とすることを特徴とする。
また、前記請求項5に係る印刷装置は、前記請求項1記載の印刷装置において、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にある文書データに、枠修飾がなされている場合には、枠修飾の種類を変更可能とすることを特徴とする。
更に、前記請求項6に係る印刷装置は、前記請求項1乃至請求項5記載の印刷装置において、前記表示手段は、複数画面にわたって文書データを表示可能であると共に、前記操作手段の特殊操作により、前記カーソルを任意の表示位置に移動させるカーソル位置制御手段と、前記カーソルが存在する画面に表示を切り替える表示制御手段を有することを特徴とする。
前記請求項1記載の印刷装置は、文書データの作成、編集を行う操作部と、前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置において、前記プレビュー表示時における移動自在なカーソルと、前記プレビュー表示中のカーソルの位置にて、作成した文書データの書式を変更する書式変更手段を有する。これにより、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していた態様とは異なる書式でプレビュー表示されていた場合には、文書データの編集が可能な通常表示状態に戻すことなく、煩雑な操作を行わずとも、ユーザ所望の書式で表現された印字結果となる印刷データに変更することができる。
また、前記請求項2記載の印刷装置は、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの書体を変更可能に構成されるので、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していた書体とは異なる印字結果がプレビュー表示されていた場合には、文書データの編集が可能な通常表示状態に戻すことなく、ユーザ所望の書体で表現された印字結果となる印刷データに変更することができる。
そして、前記請求項3記載の印刷装置は、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの文字修飾態様を変更可能に構成されるので、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していた文字修飾態様とは異なる印字結果がプレビュー表示されていた場合には、文書データの編集が可能な通常表示状態に戻すことなく、ユーザ所望の文字修飾態様で表現された印字結果となる印刷データに変更することができる。
更に、前記請求項4記載の印刷装置は、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置が余白部分にある場合は、余白長を変更可能に構成するので、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していたレイアウトとは異なる印字結果がプレビュー表示されていた場合には、文書データの編集が可能な通常表示状態に戻すことなく、プレビュー表示にて余白長を変更することにより、ユーザ所望のレイアウトで表現された印字結果となる印刷データに変更することができる。
また、前記請求項5記載の印刷装置は、前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にある文書データに枠修飾がなされている場合には、枠修飾の種類を変更可能に構成されているので、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認した際に、印字データ作成時にユーザが想定していた枠修飾とは異なる印字結果がプレビュー表示されていた場合には、文書データの編集が可能な通常表示状態に戻すことなく、ユーザ所望の枠修飾で表現された印字結果となる印刷データに変更することができる。
そして、前記請求項6記載の印刷装置は、前記表示手段は、複数画面にわたって文書データを表示可能であると共に、前記操作手段の特殊操作により、前記カーソルを任意の表示位置に移動させるカーソル位置制御手段と、前記カーソルが存在する画面に表示を切り替える表示制御手段を有するので、印刷装置のプレビュー表示において、現状の印字データにおける印字結果を確認する際に、迅速に目的とする画面をプレビュー表示することができる。
以下、本発明に係る印刷装置を、具体化した一実施形態であるテープ印字装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るテープ印字装置の概略構成について図1に基づき説明する。 図1は、本実施形態に係るテープ印字装置の外観図であり、(A)は概略上方外観図、(B)は概略右側方外観図である。
図1に示すように、テープ印字装置1には、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー2、テキストの印字を指令する印字キー3、及び、改行指令や各種処理の実行、選択を指令するリターンキー4、液晶ディスプレイ(LCD)7上でカーソルを上下、左右に移動させるカーソルキー5、複数の機能項目と、それに対する設定内容を設定可能な機能選択モードに移行させる機能キー13A、文書データを作成するテキスト画面と、テキスト画面において作成された文書データに基づいた印字結果を表示するプレビュー画面とに液晶ディスプレイ7の表示を切り替えるプレビューキー13B、プレビュー画面表示中において、プレビュー画面表示間を切替可能とするスクロールキー13Cを備えるキーボード6、及び、後述のテープカセット21(図2参照)を収納するカセット収納部8が収納カバー8Aで覆われて配設されている。
また、このキーボード6の下側には、制御回路部が構成される制御基板12が配設されている。また、カセット収納部8の左側面部には、印字されたテープが排出されるテープ排出口16が形成されている。また、該カセット収納部8の右側面部には、電源アダプタが取り付けられるアダプタ挿入口17、及ぶ不図示の外部機器と接続するためのUSBケーブルが取り付けられるコネクタ18が設けられている。
また、このカセット収納部8には、サーマルヘッド9と、このサーマルヘッド9に対向するプラテンローラ10と、このプラテンローラ10の下流側のテープ送り用ローラ11と、このテープ送り用ローラ11に対向するテープ駆動ローラ軸14とが配置されている他に、テープカセット21内に収納されるインクリボンを送るリボン巻取軸15等が配置されている。
サーマルヘッド9は、正面視略縦長四角形の平板状で、前面の左端縁部には、所定個数の各発熱素子R1〜Rn(nは、本実施形態では、128個である。)が、該左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。また、該サーマルヘッド9は、メッキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される正面視略四角形の放熱板9Aの前面の左端縁部に、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、該放熱板9Aの左端縁部の辺に平行になるように接着剤などによって固着されている。そして、該放熱板9Aは、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、テープカセット21の開口部32(図2参照)における被印字テープ36(図2参照)の搬送方向に略直交するように、ビス止め等によってカセット収納部8の下側に取り付けられている。
また、リボン巻取軸15は、ステッピングモータ等により構成されるテープ送りモータ52(図3参照)から適宜の駆動機構を介して回転駆動される。また、テープ駆動ローラ軸14は、テープ送りモータ52から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述するテープ駆動ローラ33(図2参照)を回転駆動する。
次に、テープ印字装置1のカセット収納部8にテープカセット21を装着した場合の概略構成について図2に基づいて説明する。図2は、テープカセット21を装着した場合のカセット収納部8の構成図である。
テープカセット21は透明テープ等からなる被印字テープ36、この被印字テープ36に印字を施すためのインクリボン30、更には、印字がなされた被印字テープ36に裏貼りされる両面粘着テープ31を各々、テープスプール36A、リール30A、テープスプール31Aに巻回して、テープカセットの底面に立設されるカセットボス36B、リールボス30B、カセットボス31Bに回転可能に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのインクリボン30を巻き取るインクリボン巻取リール30Cを備えている。
そして、前記リール30Aに巻回され、このリール30Aから引き出された未使用のインクリボン30は、被印字テープ36と重ね合わされ、被印字テープ36と共に開口部32に入り、サーマルヘッド9及びプラテンローラ10の間を通過する。その後、インクリボン30は、被印字テープ36から引き離され、リボン巻取軸15により回転駆動されるインクリボン巻取リール30Cに至り、このインクリボン巻取リール30Cにより巻き取られる。
また、前記両面粘着テープ31は、片面に離形紙を重ね合わされた状態で、離形紙を外側にしてテープスプール31Aに巻回されて収納されている。そして、このテープスプール31Aから引き出された両面粘着テープ31は、テープ駆動ローラ33とテープ送り用ローラ11との間を通過し、離形紙が重ね合わされない側の粘着面が被印字テープ36に貼着される。
これにより、前記テープスプール36Aに巻回され、このテープスプール36Aから引き出された被印字テープ36は、テープカセット21のサーマルヘッド9が挿入される開口部32を通過する。その後、両面粘着テープ31が貼り合わされる被印字テープ36は、テープカセット21の片側下方部(図2中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ52の駆動を受けて回転するテープ駆動ローラ33と、このテープ駆動ローラ33に対向配置されるテープ送り用ローラ11との間を通過して、テープカセット21の外部に送り出されて、テープ印字装置1のテープ排出口16より排出される。この場合、両面粘着テープ31は、被印字テープ36に対してテープ駆動ローラ33及びテープ送り用ローラ11によって圧着される。
そして、サーマルヘッド9により印字されて両面粘着テープ30が圧着された被印字テープ36は、テープカセット21から固定刃35Aと可動刃38Aとの間を通ってテープ排出口16から外に延びているので、切断信号により駆動された切断用モータ54により、揺動駆動機構を介して操作レバー38の後端部が上下揺動され、可動刃38Aが固定刃35Aに接近して、これら両刃35A・38Aで被印字テープ36が切断され、ユーザ所望の印字データが印字された印字テープを手にすることができる。
次に、テープ印字装置1の回路構成について図3に基づき説明する。図3は、本実施形態に係るテープ印字装置の制御系ブロック図である。
テープ印字装置1の制御基板12上に形成される制御回路部40は、CPU41、CG(キャラクタジェネレータ)ROM42、ROM43、EEPROM44、RAM45、入出力インターフェース(I/F)46、及び通信用インターフェース(I/F)47等を備えている。また、CPU41、CGROM42、ROM43、EEPROM44、RAM45、入出力インターフェース(I/F)46、及び通信用インターフェース(I/F)47は、バス線48により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM42には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、ドットパターンデータがCGROM42から読み出され、そのドットパターンデータに基づいて液晶ディスプレイ(LCD)7上にドットパターンが表示される。
本実施形態における液晶ディスプレイ7には、文字等のキャラクタを複数画面に渡って表示可能であるとともに、作成された文書データに基づく印字結果を表示するプレビュー表示に切り替え可能に構成されている。
また、ROM43は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述のプレビュー表示制御プログラムや、プレビュー表示中の書式変更に関するプログラムを含むテープ印字装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。そして、CPU41は、係るROM43に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM43には、多数の文字等のキャラクタそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が書体(HELSINKI、OKLAHOMA等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。そして、アウトラインデータに基づいてドットパターンデータがプリントバッファ45B上に展開される。
また、EEPROM44は、テープ印字装置1の電源をオフしても記憶内容を保持する記憶手段である。
また、RAM45は、CPU41により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものである。また、サーマルヘッド9を介して被印字テープ36に印字する際に印字データが一時記憶される。更に、RAM45には、テキストメモリ45A、プリントバッファ45B等の各種のメモリが設けられている。このテキストメモリ45Aには、キーボード6から入力された文書データ等の印字データとしての編集テキストが格納される。また、プリントバッファ45Bには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド9は係るプリントバッファ45Bに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力I/F65には、キーボード6、カセットセンサ49と、ガイダンス表示部と、主表示部とから構成される液晶ディスプレイ(LCD)7に表示データを出力する為のビデオRAMを有するディスプレイコントローラ(LCDC)50と、サーマルヘッド9を駆動する為の駆動回路51と、テープ送りモータ52を駆動する為の駆動回路53と、切断用モータ54を駆動する為の駆動回路55とが夫々接続されている。
また、通信用I/F47は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、不図示の外部機器とUSBケーブルによって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
次に、本実施形態におけるテープ印字装置1の動作について図4乃至図9に基づき説明する。これら図4乃至図7にフローチャートで示される各プログラムは、ROM43に記憶されており、CPU41により実行される。先ず、テープ印字装置1の基本制御プログラムに関して図4を用いて説明する。図4は、テープ印字装置1の基本制御プログラムのフローチャートである。
テープ印字装置1に電源が投入されると、先ず、ステップ(以下、Sと略す)1において、RAM45のクリア等の各種初期設定が行われる。各種初期設定(S1)の終了後、テキスト画面表示処理に移行する。S2においては、液晶ディスプレイ7にテキスト画面を表示するテキスト画面表示処理が行われ、テープ印字装置1は、文書データの作成が可能な状態となる。テキスト画面表示処理(S2)終了後、S3へと移行する。
S3においては、キー入力がされたか否かについての判断がなされる。即ち、キーボード6に配設されたキーの内、何れかのキーが入力されたか否かの判断がなされる。キー入力がなされた場合(S3:YES)には、S4に移行する。一方、キー入力がされていないと判断された場合(S3:NO)には、何れかのキーが入力されるまで、テープ印字装置1の処理を待機する。
S4では、S3にて入力されたキーが文字入力キー2であるか否かについての判断がなされる。文字入力キー2の入力がなされた場合(S4:YES)には、文字入力処理(S5)に移行し、ユーザ所望の文書データが作成される。文字入力処理(S5)終了後には、再びS3に戻る。一方、文字入力キー2が入力されなかった場合(S4:NO)には、S6に移行する。
S6においては、プレビューキー13Bが入力されたか否かについての判断がなされる。前述のように、プレビューキー13Bは、文字入力処理(S6)で作成された文書データを印字した場合の印字結果を、液晶ディスプレイ7に表示するプレビュー画面に、テキスト画面から切り替えるキーである。プレビューキー13Bが入力されたと判断された場合には、プレビュー機能処理(S7)に移行する。一方、プレビューキー13Bが入力されなかったと判断された場合(S6:NO)には、S8に移行し、その他の処理が行われる。ここで、その他の処理(S8)では、文字入力処理(S5)で作成された文書データを印字キー3の入力に基づいて印字する印字処理等の各種処理が行われる。その他の処理(S8)終了後、S3に戻る。
S6において、プレビューキー13Bが入力されたと判断された場合(S6:YES)に移行するプレビュー機能処理(S7)については、後に図面を参照して詳細に説明するので、ここでの詳細な説明は省略する。プレビュー機能処理(S7)について簡単に説明すると、文字入力処理(S6)で作成された文書データを印字した場合の印字結果を、液晶ディスプレイ7に表示する処理であり、このプレビュー機能処理(S7)は、文字入力キー2若しくは、リターンキー4を入力することにより終了する処理である。プレビュー機能処理(S7)終了後は、S9に移行する。
プレビュー機能処理(S7)終了後には、プレビュー機能処理が文字入力キー2の入力により終了したか否か(S9)の判断がなされる。プレビュー機能処理が文字入力キー2の入力により終了したと判断された場合(S9:YES)には、文字入力処理(S6)に移行し、液晶ディスプレイ7は、プレビュー画面からテキスト画面に変更され、文章データの作成、編集が可能となる。一方、プレビュー機能処理が文字入力キー2の入力により終了していない場合(S9:NO)、つまり、リターンキー4が入力に基づいてプレビュー機能処理が終了した場合には、S3に戻る。
次に、S7におけるプレビュー機能処理について、図5を参照しつつ詳細に説明する。
図5は、本実施形態におけるテープ印字装置1のプレビュー機能処理プログラムのフローチャートである。
S6において、プレビューキー13Bが入力され、プレビュー機能処理に移行すると、S10で、プレビュー画面が液晶ディスプレイ7に表示される。先ず、文書入力処理にて作成された文書データは、プリントバッファ45B上に展開され、印字データとして扱われる。プレビュー画面の表示は、このプリントバッファ45B上に展開された印字データに基づいて行われ、本実施形態においては、印字媒体である感熱テープへの印字データが液晶ディスプレイ7に表示される。
液晶ディスプレイ7に、プレビュー画面を表示した後、S11に移行する。
ここで、プレビュー画面について、図8(a)を参照しつつ説明する。図8(a)は、プレビュー画面における表示状態とプレビュー表示可能範囲に関する説明図である。
プレビュー機能処理に入ると、S10のプレビュー画面表示処理に基づいて、液晶ディスプレイ7に、プレビュー画面61が表示される。プレビュー画面表示処理では、文字入力処理(S5)で作成された文書データに対応する印字結果のすべてが、プレビュー画面61に表示可能であり、図8(a)では、液晶ディスプレイ7にプレビュー表示可能な範囲を、プレビュー表示可能範囲62として示している。
そして、液晶ディスプレイ7には、プレビュー表示可能範囲62の一部であるプレビュー画面61が表示されると共に、カーソルキー5を左右方向に入力することにより、プレビュー画面61上を左右に移動可能なカーソルであるビューポイント60が表示されている。そして、プレビュー画面61以外のプレビュー表示可能範囲62は、現在は液晶ディスプレイ7に表示されていないが、ユーザの操作により、液晶ディスプレイ7に表示可能な非表示範囲61aである。
S11では、キー入力がされたか否かについての判断がなされる。即ち、キーボード6に配設されたキーの内、何れかのキーが入力されたか否かの判断がなされる。キー入力がなされた場合(S11:YES)には、S12に移行する。一方、キー入力がされていないと判断された場合(S11:NO)には、何れかのキーが入力されるまで、テープ印字装置1のプレビュー機能処理を待機する。
S12では、スクロールキー13Cが入力されたか否かについての判断がなされる。スクロールキー13Cは、現在、液晶ディスプレイ7に表示されているプレビュー画面中に表示されているカーソル(以後、本実施形態において、テキスト画面に表示されるカーソルと区別するために、プレビュー画面に表示されるカーソルを、ビューポイントと呼ぶ)を移動可能に切り替えるキーである。スクロールキー13Cが入力された場合(S12:YES)には、S13に移行する。一方、スクロールキー13Cの入力がなされなかった場合(S12:NO)には、S14に移行する。
S13においては、左右キーの入力がなされたか否かについての判断がなされる。本実施形態では、キーボード6に配設されたカーソルキー5の左右方向への入力についての判断がなされている。カーソルキー5が左右方向に入力された場合(S13:YES)には、S15に移行する。そして、カーソルキー5を左右方向に入力していない場合(S13:NO)には、プレビュー画面位置指定移動処理(S16)に移行する。
プレビュー画面位置指定移動処理(S16)は、液晶ディスプレイ7にプレビュー画面が表示されている状態において、カーソルキー5の操作により、液晶ディスプレイ7に表示されているデータを1文字分スクロールする通常のスクロール処理であるプレビュー画面移動処理とは異なる移動処理である。ユーザが特殊操作を行うことにより、ユーザの指定する任意の位置をプレビュー表示するようにプレビュー画面の移動制御をおこなう。プレビュー画面位置指定移動処理(S16)終了後、S11に戻る。
一方、S13でカーソルキー5が左右方向に入力された場合(S13:YES)には、ビューポイント60が液晶ディスプレイ7の右端又は左端にあるか否かについての判断がなされる(S15)。具体的に説明すると、S13にて、カーソルキー5を右方向に入力し、カーソルキー5入力時にビューポイント60がプレビュー画面61の右端に存在する場合(図8(b)参照)と、S13でカーソルキー5を左方向に入力し、そのカーソルキー5入力時にビューポイント60がプレビュー画面61の左端に存在する場合の2つの場合には、ビューポイント60がプレビュー画面60の右端又は左端にあると判断し(S15:YES)、S17に移行する。一方、ビューポイント60が、プレビュー画面61の右端又は左端にない場合(S13:NO)には、S19に移行する。
そして、S17では、ビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの先端又は末端にあるか否かについての判断がなされる。S17の判断について、具体的に説明すると、S13において、カーソルキー5を右方向に入力し、カーソルキー5入力時に、ビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの末端に存在する場合と、S13でカーソルキー5を左方向に入力し、そのカーソルキー5入力時にビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの先端に存在する場合には、ビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの先端又は末端にあると判断し(S17:YES)、カーソルキー5の入力方向にプレビュー画面61を移送することができないので、S11に戻る。一方、ビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの先端又は末端に場合(S17:NO)には、プレビュー画面移動処理(S18)に移行する。
S17にて、ビューポイント60がプレビュー表示可能範囲62における文書データの先端又は末端に存在しないと判断され、移行するプレビュー画面移動処理(S18)は、プレビュー画面61を、カーソルキー5の左右方への入力に基づき、文書データ1文字分移動させる処理である。
ここで、プレビュー画面移動処理について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8は、プレビュー画面におけるビューポイント及びプレビュー画面の移動に関する説明図である。
ここでは、プレビュー画面移動処理についての具体例として、図8(b)、図8(c)を参照して、詳細に説明する。図8(b)では、1から8の数字列と、AからEの英字列で構成された文書データをプレビュー表示可能状態とし、プレビュー画面61に、1から8の数字列で構成された文書データが表示されている。そして、ビューポイント60がプレビュー画面61の右端である8の下部にビューポイント60が存在している。
ここで、カーソルキー5を右方向に入力すると、ビューポイント60が右方向に1文字分移動し、Aの下部に移動する。それに伴い、プレビュー画面61も移動し、プレビュー画面61には、2から8までの数字列と、英字Aが表示された図8(c)の表示状態に変わり、プレビュー画面61の1文字分の移動がなされる。
このように、プレビュー画面移動処理(S18)は、プレビュー画面61をプレビュー画面表示可能範囲62内において、左右方向に1文字分スクロールする処理である。プレビュー画面移動処理(S18)終了後、S19に移行する。
S19においては、ビューポイント移動処理がなされる。ビューポイント移動処理は、プレビュー画面61において、現在のビューポイント60の位置から、左右方向に1文字隣の位置にビューポイント60の位置を移動する処理である。図8(a)、図8(b)に示すように、ビューポイント60の位置が数字7の下部にある図8(a)の状態において、カーソルキー5を右方向に操作すると、ビューポイント60は、数字8の下部に移動する。
また、図8(c)、図8(d)に示すように、ビューポイント60が英字Aの下部にある状態で、カーソルキー5を左方向に入力すると、ビューポイント60は英字Aの下部から1文字となりの数字8の下部に移動する。
上述したように、プレビュー表示中のビューポイント60の移動に関するビューポイント移動処理(S19)終了後、S11に移行する。
ここで、S12において、スクロールキー13Bが入力されなかった場合(S12:NO)には、S14にて、カーソルキー5が上下方向に入力されたか否かについての判断がなされる。カーソルキー5が上下方向に入力された場合(S14:YES)には、S20に移行し、ビューポイント書式変更処理(S20)が行われる。
ビューポイント書式変更処理(S20)については、後に図面を参照しつつ詳細に説明するので、ここでは、ビューポイント書式変更処理について簡単に説明する。
ビューポイント書式変更処理は、プレビュー画面61において、ビューポイント60で指定される文字の書式種類を変更する処理である。ビューポイント書式変更処理により変更可能な書式は、文字サイズ、文字スタイル、余白長及び枠修飾の4種類の書式である。そして、ビューポイント書式変更処理(S20)終了後、S11に戻る。
S14でカーソルキー5が上下方向に入力されなかった場合(S14:NO)には、S21に移行し、文字入力キー2又はリターンキー4が入力されたか否かの判断がなされる。本実施形態において、文字入力キー2及びリターンキー4の入力は、プレビュー機能処理の終了命令として扱われる。また、文字入力キー2、リターンキー4のどちらが入力されたかは、前述したS9における判断に用いられるので、どちらのキーでプレビュー機能処理が終了したかを示すデータをRAM45に記憶する。
文字入力キー2又はリターンキー4が入力された場合(S21:YES)には、プレビュー機能処理の終了処理を開始し、液晶ディスプレイ7をプレビュー画面表示状態からテキスト画面表示に切り替える(S22)。液晶ディスプレイ7が、テキスト画面表示状態に変更された後、プレビュー機能処理を終了する。一方、文字入力キー2又はリターンキー4が入力されなかった場合(S21)には、S11に戻り、プレビュー画面を液晶ディスプレイに表示し続ける。
次に、S20にて行われるビューポイント書式変更処理について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。図6は、ビューポイント書式変更処理プログラムのフローチャートである。図9は、ビューポイント書式変更処理における左右余白長及び枠修飾変更の説明図である。図10は、ビューポイント書式変更処理における文字サイズ及び文字スタイル変更の説明図である。
S20に移行し、ビューポイント書式変更処理が開始されると、先ず、ビューポイント60の位置情報を取得する(S23)。このビューポイント60の位置情報は、プレビュー表示可能範囲62におけるビューポイント60の位置情報である。ビューポイント60の位置情報を取得した後(S23)、S24に移行する。
S24においては、取得したビューポイント60の位置情報に基づいて、ビューポイント60の位置が、文書データを印字した際の左右余白長を設定する位置か否かについての判断がなされる。本実施形態における左右余白長設定変更時のビューポイント60の位置は、プレビュー表示可能範囲62における文書データの先端である(図9(a)参照)。
ビューポイント60が左右余白長設定位置にある場合(S24:YES)には、S26で左右余白長の設定変更が行われる。
ここで、図9(a)を参照しつつ、左右余白長の設定変更時における操作について説明する。先ず、図9(a)に示すように、カーソルキー5を操作して、ビューポイント60を文書データの先端である数字1の左側に移動させる。ビューポイント60が左右余白長設定位置にある状態で、カーソルキー5を上又は下方向に入力すると、左右余白長の長さが変更される。具体的には、カーソルキー5の上方向への操作を行うと、左右余白長は、より長い値に設定変更され、カーソルキー5を下方向に操作した場合には、左右余白長は、より短い値に設定変更される。ユーザ所望の左右余白長の値、即ち、ユーザ所望の印字レイアウトに変更した後、ビューポイント書式設定処理を終了する。
一方、左右余白長設定位置に、ビューポイント60が存在しない場合(S24:NO)には、S25に移行する。
S25では、取得したビューポイント60の位置情報に基づいて、ビューポイント60の位置が、文書データにおける枠修飾の種類を変更する位置か否かについての判断がなされる。本実施形態における枠修飾変更位置は、枠修飾されている部分の文書データの先端又は末端である。ビューポイント60が枠修飾部分の先端又は末端に位置する場合(S25:YES)には、枠設定の変更(S28)がなされる。
ここで、図9(b)を参照しながら、枠修飾の設定変更操作について説明する。先ず、カーソルキー5を操作して、ビューポイント60を枠修飾がされている文書データの先端又は末端に移動させる。図9(b)では、枠修飾された文書データの先端である数字5の左側に、ビューポイント60を移動させる。ビューポイント60が枠修飾設定変更位置にある状態で、カーソルキー5を上又は下方向に入力すると、枠修飾の種類が変更される。
具体的には、図9(b)上図の状態で、カーソルキー5の上方向への操作を行うと、枠修飾は、角枠から丸枠に変更される(図9(b)下図参照)。このように、カーソルキー5をうえ方向に操作することにより、複数種類の枠修飾に順次変更される。そして、カーソルキー5を下方向に操作した場合には、枠修飾は、カーソルキー5を上方向に操作した際に表示される順と逆の順番で枠修飾が変更される。図9(b)下図の状態で、カーソルキー5の下方向への操作を行うと、枠修飾は、丸枠から角枠に変更される(図9(b)上図参照)。ユーザ所望の枠修飾に変更した後、ビューポイント書式設定処理を終了する。
そして、ビューポイント60が枠修飾部分の先端又は末端に位置していない場合(S15:NO)には、S27に移行する。
S27では、ビューポイント60にて示される文字の「文字サイズ」、「文字スタイル」の変更がなされる。ここで、文字サイズ及び文字スタイルの変更時の操作について、図面を参照して、詳細に説明する。
先ず、図10(a)は、テキスト画面において、「12345678ABCDE」の文書データが作成され、現在、1から8までの数字列がプレビュー画面61に表示されている。そして、ビューポイント60により、数字3が選択されている状態である。
この状態でカーソルキー5を上方向に操作すると、ビューポイント60が示す数字3の文字スタイルは、イタリックに変更された図10(b)の状態となる。
図10(b)の状態からカーソルキー5を上方向に操作すると、ビューポイント60が示す数字3の文字スタイルは、イタリックから図10(c)に示す白抜きに変更される。一方、図10(b)の状態から、カーソルキー5を下方向に操作した場合には、数字3の文字スタイルは、イタリックから、図10(a)の通常のスタイルに戻る。
そして、図10(c)の状態からカーソルキー5を上方向に操作すると、ビューポイント60が示す数字3は、図10(d)に示すように、文字スタイルは、イタリックから通常に戻り、文字サイズが大きな設定に変更される。一方、図10(c)の状態から、カーソルキー5を下方向に操作した場合には、数字3の文字スタイルは、白抜きから、イタリックに戻る(図10(b)参照)。
更に、図10(d)の状態からカーソルキー5を上方向に操作すると、ビューポイント60が示す数字3の文字サイズは大きな設定を維持し、文字スタイルが、イタリックに変更された図10(e)の状態となる。一方、図10(d)の状態から、カーソルキー5を下方向に操作した場合には、文字サイズが大きな設定から通常の大きさに戻り、文字スタイルは、白抜きに変更された図10(c)の状態となる。そして、図10(e)の状態で、カーソルキー5を下方向に操作すると、文字サイズは大きな設定のまま、文字スタイルがイタリックから通常のスタイルに変更される。
このように、カーソルキー5を上下方向に操作することにより、ビューポイント60の示す文字の文字サイズ、文字スタイルの種類を、プレビュー表示中にユーザ所望のものに変更することができる。
ビューポイント60にて示される文字の「文字サイズ」、「文字スタイル」の変更処理(S27)終了後、ビューポイント書式変更処理を終了する。
次に、S16で行われるプレビュー画面位置指定移動処理について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。図7は、プレビュー画面位置指定移動処理プログラムのフローチャートである。
プレビュー画面位置指定移動処理は、カーソルキー5の操作により、液晶ディスプレイ7に表示されているデータを1文字分スクロールする通常のプレビュー画面移動処理(S18)とは異なる移動処理であり、ユーザが機能キー13Aと文字入力キー2の同時入力を行うことにより、ユーザの指定する任意の位置をプレビュー表示するようにプレビュー画面の移動制御をおこなう処理である。
本実施形態におけるテープ印字装置1の文字入力キー2には、0〜9までの数字を入力する数字キーと、A〜Zまでの英字を入力する英字キーを有して構成されており、プレビュー画面位置指定移動処理において、機能キー13Aと数字キーの同時入力、機能キー13Aと英字キーの同時入力の2種類の方法でのプレビュー画面61の位置指定移動が可能である。
プレビュー画面位置指定移動処理が開始されると、先ず、S29にて、機能キー13Aと数字キーが同時入力されたか否かの判断がなされる。機能キー13Aと数字キーの同時入力がなされた場合(S29:YES)には、プレビュー画面61の位置指定移動処理は、数字キーにより指定される位置移動方法で行われる事となり、S30に移行する。一方、機能キー13Aと数字キーの同時入力がなさなかった場合(S29:NO)には、プレビュー画面61の位置指定移動処理は、英字キーにより指定される位置移動方法で行われるので、S31に移行する。
S29において、機能キー13Aと数字キーの同時入力がなされ、S30に移行すると、テキスト全体長を10分割し、10分割して算出される位置を文書データの先頭から1〜9、0の数字キーと関連付けて、位置情報としてRAM45に記憶する。数字キーに対応する位置を決定し、位置情報としてRAM45に記憶した後、S32に移行する。
S32では、S29で入力された数字キーに対応する位置にプレビュー画面61を移動する処理が行われる。ここで、図11を参照しつつ、機能キー13Aと数字キーの同時入力に基づくプレビュー画面61の移動例について、説明する。
図11においては、テキスト画面において、英字A〜Xまでをアルファベット順に並べた文書データが作成され、この文書データをプレビュー表示した状態を示すのが図11(a)である。
そして、この図11(a)に示す状態で、プレビュー画面位置指定移動処理に入り、機能キー13Aと、数字キー「4」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を10分割したもののうち、文書データの先頭から4分割目に当たる部分が表示される(図11(b)参照)。
また、図11(a)または、図11(b)の状態において、機能キー13Aと数字キー「7」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を10分割したもののうち、文書データの先頭から7分割目に当たる部分が表示される(図11(c)参照)。更に、また、図11(b)または、図11(c)の状態において、機能キー13Aと数字キー「1」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を10分割したもののうち、文書データの先頭の分割に当たる部分が表示される(図11(a)参照)。
このように、機能キー13Aと同時入力された数字キーに対応したプレビュー画面61の移動処理は行われ、プレビュー画面61を移動し、ユーザ所望のプレビュー画面が表示されると(S32)、プレビュー画面位置指定移動処理を終了する。
一方、S29にて、機能キー13Aと数字キーの同時入力がなさなかった場合(S29:NO)に移行するS31において、プレビュー画面61の位置指定移動処理は、英字キーにより指定される位置移動方法で行われるので、テキスト全体長を、英字26文字に対応させるために26分割し、26分割して算出される位置を、文書データの先頭からA〜Zの英字キーと関連付けて、RAM45に位置情報として記憶する。英字キーに対応する位置を決定し、位置情報としてRAM45に記憶した後、S34に移行する。
S34では、S29で入力された英字キーに対応する位置にプレビュー画面61を移動する処理が行われる。ここで、図11を参照しつつ、機能キー13Aと英字キーの同時入力に基づくプレビュー画面61の移動例について、説明する。
図11においては、テキスト画面において、英字A〜Xまでをアルファベット順に並べた文書データが作成され、この文書データをプレビュー表示した状態を示すのが図11(a)である。
そして、この図11(a)に示す状態で、プレビュー画面位置指定移動処理に入り、機能キー13Aと、英字キー「I」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を26分割したもののうち、文書データの先頭から9分割目に当たる部分が表示される(図11(b)参照)。
また、図11(a)または、図11(b)の状態において、機能キー13Aと英字キー「Q」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を26分割したもののうち、文書データの先頭から17分割目に当たる部分が表示される(図11(c)参照)。更に、また、図11(b)または、図11(c)の状態において、機能キー13Aと英字キー「A」を入力すると、RAM45に記憶された位置情報を読み出し、文書データの全体長を26分割したもののうち、文書データの先頭の分割に当たる部分が表示される(図11(a)参照)。
このように、機能キー13Aと同時入力された英字キーに対応したプレビュー画面61の移動処理は行われ、プレビュー画面61を移動し、ユーザ所望のプレビュー画面が表示されると(S34)、プレビュー画面位置指定移動処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態にかかるテープ印字装置1は、液晶ディスプレイ7にプレビュー画面61を表示している際に、ビューポイント60で指定される文字の書体を変更することができるので、プレビュー画面61にて、作成した文書データの印字結果がユーザ所望の印字結果と異なることが確認された場合に、煩雑な操作を行わずとも、ユーザ所望の印字結果に変更することができる。
更に、プレビュー画面において確認された印字結果において、誤字等の文書データそのものを修正する必要がある場合に、文字入力キー2を入力することで、文書データの作成編集が可能なテキスト画面に移行することができる。これにより、文書データの編集に移行する際に、煩雑な操作を行う必要がなくなり、迅速に文書データの編集を行うことができる。
また、本実施形態に係るテープ印字装置1は、プレビュー画面61を液晶ディスプレイ7に表示している際に、機能キー13Aと数字キーを同時入力することにより、ユーザ所望の範囲をプレビュー画面61に表示することができる。これにより、迅速に印字結果を確認することができ、書式の変更を行う際にも、簡単な操作で迅速に書式の変更ができる。更に、機能キー13Aと英字キーの同時入力によっても、ユーザ所望の範囲をプレビュー画面61に表示させることができる。英字キーは、数字キーよりもキーの数が多いため、ユーザ所望の範囲を、より細かに設定することができる。
尚、本発明は前記実施形態の記載に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、プレビュー画面61において、ビューポイント60の示す文字1文字対して、文字サイズ、文字スタイルを変更可能としたが、文書データ全体の文字サイズ、文字スタイルを変更可能としてもよい。
また、本実施形態において、プレビュー画面位置指定処理は、文書データの全体長を、数字キーの数10又は英字キーの数26で分割し、夫々のキーに対応する位置にプレビュー画面61の表示範囲を移動するようにするように構成したが、文書データの全体長を、プレビュー画面61の表示範囲で分割しても良い。
更に、プレビュー画面位置指定処理は、機能キーと、数字キー又は英字キーの組み合わせに限定するものでは無く、数字キーと英字キーをあわせた文字入力キーと、機能キーと組み合わせても良いし、機能キー以外のキーと組み合わせたとしても何等の支障をきたすものではない。
本実施形態に係るテープ印字装置の外観図である。図1(A)は概略上方外観図、図1(B)は概略右側方外観図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した場合の概略構成を示す平面図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のブロック図である。 本実施形態に係るテープ印字装置の基本制御プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー機能処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るテープ印字装置のビューポイント書式変更処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー画面位置指定移動処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー画面における移動処理に関する説明図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー画面における左右余白長及び枠修飾の変更に関する説明図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー画面における文字サイズ及び文字スタイルの変更に関する説明図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のプレビュー画面におけるプレビュー画面位置指定移動処理に関する説明図である。
符号の説明
1 テープ印字装置
2 文字入力キー
4 リターンキー
5 カーソルキー
7 液晶ディスプレイ
9 サーマルヘッド
10 プラテンローラ
13A 機能キー
13B プレビューキー
13C スクロールキー
41 CPU
43 ROM
44 EEPROM
45 RAM
52 テープ送りモータ
60 ビューポイント
61 プレビュー画面
62 プレビュー表示可能範囲

Claims (6)

  1. 文書データの作成、編集を行う操作部と、
    前記操作部の操作で作成された文書データを表示する表示手段と、
    前記文書データを印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    前記表示手段の表示を、前記文書データ作成時の通常表示から、現在の文書データで印刷を行った場合の印刷結果を表示するプレビュー表示へと切り換える表示切換手段とを有する印刷装置において、
    前記プレビュー表示時における移動自在なカーソルと、
    前記プレビュー表示中のカーソルの位置にて、作成した文書データの書式を変更する書式変更手段を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記請求項1記載の印刷装置において、
    前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの書体を変更可能とすることを特徴とする印刷装置。
  3. 前記請求項1記載の印刷装置において、
    前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にて示される文書データの文字修飾態様を変更可能とすることを特徴とする印刷装置。
  4. 前記請求項1記載の印刷装置において、
    前記書式変更手段は、前記カーソルの位置が余白部分にある場合は、余白長を変更可能とすることを特徴とする印刷装置。
  5. 前記請求項1記載の印刷装置において、
    前記書式変更手段は、前記カーソルの位置にある文書データに、枠修飾がなされている場合には、枠修飾の種類を変更可能とすることを特徴とする印刷装置。
  6. 前記請求項1乃至請求項5記載の印刷装置において、
    前記表示手段は、複数画面にわたって文書データを表示可能であると共に、
    前記操作手段の特殊操作により、前記カーソルを任意の表示位置に移動させるカーソル位置制御手段と、
    前記カーソルが存在する画面に表示を切り替える表示制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
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