JP6167616B2 - 天井材の落下防止構造および落下防止方法 - Google Patents

天井材の落下防止構造および落下防止方法 Download PDF

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本発明は、天井材の落下防止構造および落下防止方法に関する。さらに詳細には、本発明は、吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下の防止に関するものである。
従来、梁またはスラブに取り付けられた吊りボルトの下端にハンガーを取り付け、ハンガーに野縁受けを取り付け、野縁受けに野縁を取り付け、野縁に天井板をビス留めすることにより、天井を形成している場合が多い。先の東日本大震災では、吊りボルトを介して取り付けられた天井材(野縁受け、野縁、天井板など)が落下した事例が報告されている。地震による天井材の落下は、天井板と空調機器とで揺れ方が異なること、揺れの比較的大きい天井板が壁に衝突することなどに起因する。
例えば既設の建物において地震などによる天井材の落下を防止するには、天井板の下面を覆うようにネット(網状の部材)を設置する手法が比較的簡素で且つ有効である。しかしながら、従来技術では、既設の天井板を取り外すことなく、天井材以外の適切な部位において落下防止用のネットを支持する手法が具体的に提案されていない。天井板を取り外してから施工すると、施工のコストおよび工期がかかるだけでなく、比較的長い施工期間に亘って室内空間および/または室内設備を利用することができなくなる。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、例えば既設の天井板を取り外すことなく、吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止することのできる、天井材の落下防止構造および落下防止方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止する落下防止構造であって、
前記天井材の落下を防止するように天井板の下面を覆う防護部材と、
前記天井板を貫通し、一端が前記吊りボルトに取り付けられ且つ他端が前記防護部材を吊下支持する支持部材と
前記防護部材を下側から支える水平部材とを備え、
前記支持部材は、前記水平部材および前記天井板を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材を有することを特徴とする天井材落下防止構造を提供する。
本発明の第2形態では、吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止する落下防止方法であって、
前記天井材の天井板に貫通孔を形成することと、
前記天井板の下面を覆うように前記天井材の落下防止用の防護部材を配置することと、
水平部材により前記防護部材を下側から支えた状態で、前記水平部材および前記天井板の前記貫通孔を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材の一端を前記吊りボルトに取り付けることと、
前記棒状部材の他端で前記防護部材を吊下支持することとを含むことを特徴とする天井材落下防止方法を提供する。
本発明にかかる天井材の落下防止構造および落下防止方法では、天井板を貫通する支持部材の一端が吊りボルトに取り付けられ、その他端が天井材の落下防止用の防護部材を吊下状態で支持する。その結果、本発明では、例えば既設の天井板を取り外すことなく、天井材以外の適切な部位において落下防止用の防護部材を支持することができ、ひいては吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止することができる。
本発明の実施形態にかかる天井材落下防止構造を概略的に示す図である。 本実施形態にかかる天井材落下防止構造の要部を拡大して示す図である。 図2の線A−Aに沿った断面図である。 図2の線B−Bに沿った断面図である。 水平部材の配置を下方から見た図である。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる天井材落下防止構造を概略的に示す図である。図2は、本実施形態にかかる天井材落下防止構造の要部を拡大して示す図である。本実施形態では、既設の建物において吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下の防止に対して本発明を適用している。
図1に示す天井では、従来技術にしたがって、図示を省略した梁またはスラブに取り付けられた吊りボルト11の下端にハンガー12が取り付けられ、ハンガー12に野縁受け13が取り付けられている。そして、野縁受け13に野縁14が取り付けられ、野縁14に天井板15がビス留めされている。
本実施形態にかかる天井材落下防止構造は、図2に示すように、吊りボルト11を介して取り付けられた天井材(13〜15)の落下を防止するように天井板15の下面を覆うネット1と、ネット1を下側から支える水平部材2と、水平部材2および天井板15を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材3と、吊りボルト11に連結され且つ棒状部材3のための貫通孔が形成された連結部材4とを備えている。
連結部材4は、図3および図4に示すように、吊りボルト11の側面のうちの一方の半円筒面に当接し且つ全体的に平面状の形態を有する第1部材4aと、他方の半円筒面に当接し且つ全体的にL字状の断面形状を有する第2部材4bと、吊りボルト11を両側から挟んだ状態で第1部材4aと第2部材4bとを締結する一対のボルト4cとを有する。第2部材4bの水平方向に延びる部分には、棒状部材3のための貫通孔(不図示)が形成されている。
水平部材2として、例えば細長い矩形状の断面を有する平板を用いることができる。棒状部材3は、その本体の下側部分が水平部材2および天井板15を貫通し、その下端部に刻設された雄ねじには水平部材2の下面に当接するナット3aが螺合している。ナット3aとして、非貫通孔に雌ねじが刻設された化粧ナットを用いることができる。また、棒状部材3は、その本体の上側部分が連結部材4の第2部材4bに設けられた貫通孔を貫通し、貫通した上端部に刻設された雄ねじにはナット3bが螺合している。
本実施形態では、一例として、縦横に所定のピッチPで設けられた各吊りボルト11に連結部材4(ひいては棒状部材3)を取り付けるのではなく、連結部材4が取り付けられる吊りボルト11と連結部材4の取り付けられない吊りボルト11とが交互に位置するように設定している。その結果、水平部材2は、図5に示すように下方から見ると、2×Pのピッチにしたがって縦横に配置された状態でネット1を下側から支えている。
本実施形態にかかる天井材落下防止構造の施工では、一例として、既設の天井板15に棒状部材3のための貫通孔を形成する。また、天井板15の下面を覆うように、天井材の落下防止用のネット1を配置する。そして、天井板15の貫通孔に棒状部材3を通し、その棒状部材3の一端(上端)を、連結部材4を介して吊りボルト11に取り付ける。具体的には、吊りボルト11を両側から挟んだ状態で第1部材4aと第2部材4bとを一対のボルト4cにより締結し、連結部材4の第2部材4bに設けられた貫通孔を貫通した棒状部材3の上端部に刻設された雄ねじにナット3bを取り付ける。
さらに、棒状部材3の他端でネット1を吊下状態で支持する。具体的には、水平部材2によりネット1を下側から支えた状態で、水平部材2および天井板15を貫通した棒状部材3の下端部に刻設された雄ねじにナット3aを取り付ける。なお、天井板15の下面を覆うようにネット1を配置する作業、連結部材4を介して棒状部材3の一端を吊りボルト11に取り付ける作業、水平部材2および天井板15を貫通した棒状部材3の下端部にナット3aを取り付ける作業については、上述の順序に限定されることなく様々な作業シーケンスが可能である。
以上のように、本実施形態では、天井板15を貫通する支持部材としての棒状部材3の一端が連結部材4を介して吊りボルト11に取り付けられ、その他端が水平部材2を介してネット1を吊下支持する。したがって、既設の天井板15を取り外すことなく、天井材15以外の適切な部位において所要のピッチで落下防止用のネット1を支持することができ、ひいては吊りボルト11を介して取り付けられた天井材(13〜15)の落下を防止することができる。その結果、本実施形態では、施工のコストおよび工期の低減を図ることができるだけでなく、施工期間に亘って室内空間および/または室内設備を利用することができる。
なお、上述の実施形態では、天井材の落下を防止するように天井板15の下面を覆う防護部材として網状の形態を有するネット1を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、天井材の落下防止用の防護部材について様々な形態が可能である。例えば、比較的小さな孔が分布形成された面状の部材、孔の形成されていない連続面状の部材などを防護部材として用いることもできる。
また、上述の実施形態では、連結部材4が取り付けられる吊りボルト11と連結部材4の取り付けられない吊りボルト11とが交互に位置するように設定している。しかしながら、これに限定されることなく、ネット1を吊下支持する位置については様々な形態が可能である。
また、上述の実施形態では、天井板15を貫通し、一端が吊りボルト11に取り付けられ且つ他端がネット1を吊下支持する支持部材として、水平部材2および天井板15を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材3を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、支持部材の具体的な構成については様々な形態が可能である。例えば、両端に雄ねじが刻設された棒状部材3に代えて、水平部材2および天井板15を貫通し且つヘッドが水平部材2の下面に当接するように取り付けられるボルト部材を用いることもできる。
また、上述の実施形態では、吊りボルト11を両側から挟んだ状態で連結部材4の第1部材4aと第2部材4bとを一対のボルト4cにより締結している。しかしながら、これに限定されることなく、支持部材の一端を吊りボルトに取り付けるための連結部材の具体的な構成については様々な形態が可能である。
また、上述の実施形態では、既設の建物において吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下の防止に対して本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、新設の建物において吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下の防止に対しても同様に本発明を適用することができる。
1 ネット(防護部材)
2 水平部材
3 棒状部材
4 連結部材
11 吊りボルト
12 ハンガー
13 野縁受け
14 野縁
15 天井板

Claims (5)

  1. 吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止する落下防止構造であって、
    前記天井材の落下を防止するように天井板の下面を覆う防護部材と、
    前記天井板を貫通し、一端が前記吊りボルトに取り付けられ且つ他端が前記防護部材を吊下支持する支持部材と
    前記防護部材を下側から支える水平部材とを備え、
    前記支持部材は、前記水平部材および前記天井板を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材を有することを特徴とする天井材落下防止構造。
  2. 前記防護部材は、網状の形態を有することを特徴とする請求項1に記載の天井材落下防止構造。
  3. 前記吊りボルトに連結され且つ前記棒状部材のための貫通孔が形成された連結部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の天井材落下防止構造。
  4. 吊りボルトを介して取り付けられた天井材の落下を防止する落下防止方法であって、
    前記天井材の天井板に貫通孔を形成することと、
    前記天井板の下面を覆うように前記天井材の落下防止用の防護部材を配置することと、
    水平部材により前記防護部材を下側から支えた状態で、前記水平部材および前記天井板の前記貫通孔を貫通し且つ両端に雄ねじが刻設された棒状部材の一端を前記吊りボルトに取り付けることと、
    前記棒状部材の他端で前記防護部材を吊下支持することとを含むことを特徴とする天井材落下防止方法
  5. 前記貫通孔を形成することは、既設の前記天井板に前記貫通孔を形成することを含むことを特徴とする請求項4に記載の天井材落下防止方法。
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