JP6167306B2 - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本技術分野は電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に使用される金属化フィルムコンデンサに関する。特に、ハイブリッド自動車のモータ駆動用インバータ回路の平滑用、フィルタ用、スナバ用に最適な金属化フィルムコンデンサに関する。
近年、環境保護の観点から、省エネルギー化、高効率化のためにインバータ回路で制御される電気機器の開発が進められている。自動車業界においては、電気モータとエンジンで走行するハイブリッド車(以下、HEVと呼ぶ)が開発されている。地球環境に優しく、省エネルギー化、高効率化に関する技術の開発が活発化している。
このようなHEV用の電気モータの使用電圧領域は高く、数百ボルトである。そのため、電気モータに使用されるコンデンサとして、高耐電圧で低損失の電気特性を有する金属化フィルムコンデンサが用いられる。更にメンテナンスフリー化の要望からも寿命が長い金属化フィルムコンデンサが用いられる。
金属化フィルムコンデンサは、金属箔を電極に用いる金属箔電極方式と、誘電体フィルム上に設けた蒸着金属を電極に用いる金属蒸着電極方式とに大別される。金属蒸着電極方式の金属化フィルムコンデンサは、金属箔電極方式に比べて電極の占める体積が小さく小型軽量化が可能である。さらに、金属蒸着電極方式では、金属蒸着電極特有の自己回復機能により絶縁破壊に対する信頼性が高い。ここで自己回復機能とは、欠陥部周辺の金属蒸着電極が蒸発・飛散し、コンデンサの機能が回復する機能であり、一般にセルフヒーリング性と呼ばれる。
図7は、従来の金属化フィルムコンデンサの断面図である。図8は、従来の金属化フィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの平面図である。ポリプロピレンフィルム等の誘電体フィルム102a、102bの第1面にアルミニウムを蒸着することにより、金属蒸着電極101aと金属蒸着電極101bが形成されている。ただし、誘電体フィルム102aの一端の絶縁マージン103aには、金属蒸着電極101aが形成されていない。また、誘電体フィルム102bの一端の絶縁マージン103bには、金属蒸着電極101bが形成されていない。誘電体フィルム102aの絶縁マージン103aと反対側の端部において、金属蒸着電極101aとメタリコン電極104aとが接続されている。誘電体フィルム102bの絶縁マージン103bと反対側の端部において、金属蒸着電極101bとメタリコン電極104bとが接続されている。この構成により外部に各電極が引き出されている。メタリコン電極104a、104bは、亜鉛を溶射することにより形成されている。
金属蒸着電極101aは、容量を形成する有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン103aに向かう側に、スリット105aにより複数の分割電極部106aに分割されている。金属蒸着電極101bは、容量を形成する有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン103bに向かう側に、スリット105bにより複数の分割電極部106bに分割されている。金属蒸着電極101aを形成する前に、予め誘電体フィルム102aのスリット105aの位置にオイル層を形成することにより、金属蒸着電極101aが存在しないスリット105aが形成される。金属蒸着電極101bを形成する前に、予め誘電体フィルム102bのスリット105bの位置にオイル層を形成することにより、金属蒸着電極101bが存在しないスリット105bが形成される。
分割電極部106aは、金属蒸着電極101aの主電極部107aにヒューズ108aで並列接続されている。分割電極部106bは、金属蒸着電極101bの主電極部107bにヒューズ108bで並列接続されている。主電極部107aは、有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン103aの反対側でメタリコン電極104aに近い側に位置している。主電極部107bは、有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン103bの反対側でメタリコン電極104bに近い側に位置している。
金属蒸着電極101aは、メタリコン電極104aと接触する側の端部に、厚膜の低抵抗部109aを有している。金属蒸着電極101bは、メタリコン電極104bと接触する側の端部に、厚膜の低抵抗部109bを有している。低抵抗部109aにより、金属蒸着電極101aとメタリコン電極104aとの接続抵抗が低減される。低抵抗部109bにより、金属蒸着電極101bとメタリコン電極104bとの接続抵抗が低減される。低抵抗部109aは、金属蒸着電極101aを形成した後、端部のみにさらにアルミニウムや亜鉛を蒸着することにより形成される。低抵抗部109bは、金属蒸着電極101bを形成した後、端部のみにさらにアルミニウムや亜鉛を蒸着することにより形成される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開平9−102434号公報 特開平2−250306号公報
金属化フィルムコンデンサは、第1の誘電体フィルムと、第1の誘電体フィルムの第1面に形成された第1の金属蒸着電極と、第2の誘電体フィルムと、第2の誘電体フィルムの第1面に形成され、第1の誘電体フィルムと対向する第2の金属蒸着電極とを有する。さらに、金属化フィルムコンデンサは、第1の金属蒸着電極の第1端の上と、第2の金属蒸着電極の第1端の上の、少なくとも一方に形成された低抵抗部と、低抵抗部の少なくとも一部を覆う、酸化アルミニウムを主成分とする第1の膜とを有する。さらに、金属化フィルムコンデンサは、第1の金属蒸着電極の第1端に接続されている第1のメタリコン電極と、第2の金属蒸着電極の第1端に接続されている第2のメタリコン電極とを有する。
図1は、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図2は、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの平面図である。 図3Aは、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサのアルミニウムと酸化アルミニウムの深さ方向の濃度変化を示すグラフである。 図3Bは、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサの亜鉛の深さ方向の濃度変化を示すグラフである。 図4は、本実施の形態における他の金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図5は、本実施の形態における他の金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図6は、本実施の形態における他の金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図7は、従来の金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図8は、従来の金属化フィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの平面図である。
HEVに金属化フィルムコンデンサを搭載する場合、過酷な環境に曝されることが多く、耐湿性等の耐候性の改善が求められている。
図7に示すメタリコン電極104a、104bと誘電体フィルム102a、102bの境界部分の隙間から、金属化フィルムコンデンサの内部へ、水分が浸入する場合がある。そのため、メタリコン電極104a、104bと接している低抵抗部109a、109bは浸入した水分の影響を受けやすい。低抵抗部109a、109bが浸入した水分と接触し腐食した場合、金属蒸着電極101a、101bとメタリコン電極104a、104bとのコンタクト性が低下する。その結果、金属化フィルムコンデンサのコンデンサとしての特性が低下する。したがって、金属化フィルムコンデンサの信頼性を高めるためには、低抵抗部109a、109bの耐湿性を高める必要がある。
図1は、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサの断面図である。図2は、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの平面図である。
金属化フィルムコンデンサは、第1の誘電体フィルム(誘電体フィルム3a)と、第1の誘電体フィルムの第1面に形成された第1の金属蒸着電極(金属蒸着電極4a)と、第2の誘電体フィルム(誘電体フィルム3b)と、第2の誘電体フィルムの第1面に形成された第2の金属蒸着電極(金属蒸着電極4b)とを有する。さらに、金属化フィルムコンデンサは、第1の金属蒸着電極の第1端の上と、第2の金属蒸着電極の第1端の上の、少なくとも一方に形成された低抵抗部13a、13bと、低抵抗部13a、13bの少なくとも一部を覆う酸化アルミニウムを主成分とする第1の膜(膜14a、14b)とを有する。第1の誘電体フィルムと第2の金属蒸着電極とは対向している。
第1の金属化フィルム1はP極用、第2の金属化フィルム2はN極用の金属化フィルムである。第1の金属化フィルム1および第2の金属化フィルム2を一対として重ね合わせ、これを複数ターン巻回したものを素子として金属化フィルムコンデンサが形成されている。ここで、第1の金属化フィルム1と第2の金属化フィルム2は外部電極取り出しのため、お互いが幅方向(図1の横方向)に1mmずれている。
ポリプロピレンフィルム等の誘電体フィルム3aの第1面の上にアルミニウム等の金属蒸着電極4aが形成されている。誘電体フィルム3aの一端には第2の金属化フィルム2と絶縁するために、金属蒸着電極4aが形成されていない絶縁マージン5aが設けられている。ここで、絶縁マージン5aの幅は2mmとしている。誘電体フィルム3aとして厚み3.0μmのポリプロピレンフィルムを用いている。
金属蒸着電極4aがメタリコン電極6aと接続されることにより、電極が外部に引き出される。メタリコン電極6aは、例えば亜鉛溶射により誘電体フィルム3aと金属蒸着電極4aの端面に形成されている。
図2に示すように、金属蒸着電極4aは、縦スリット7aおよび横スリット8aにより主電極部9aと複数の分割電極部10aに区分されている。金属蒸着電極4aを形成する前に、予め誘電体フィルム3aの縦スリット7aおよび横スリット8aの位置にオイル層を形成することにより、金属蒸着電極4aが存在しない縦スリット7aおよび横スリット8aが形成される。縦スリット7aおよび横スリット8aは、金属蒸着電極4aの容量を形成する有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン5aに向かう側に設けられている。
図2に示すように、分割電極部10aはヒューズ11aを介して主電極部9aと電気的に並列に接続されている。隣接する分割電極部10aは、ヒューズ12aを介してお互いに電気的に並列に接続されている。主電極部9aは、誘電体フィルム3aの第1面に、有効電極部の幅W1の略中央部からメタリコン電極6aにかけて形成されている。分割電極部10aの幅W2は有効電極部の幅W1の約1/4である。分割電極部10aは誘電体フィルム3aの第1面に、有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン5aにかけて形成されている。なお、本実施の形態では、有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン5aにかけて、2つの分割電極部10aが形成されている。しかし、これに限らず、3つ以上の分割電極部10aが形成されていてもよい。
使用時において、誘電体フィルム3aの欠陥部分で短絡が生じた場合には短絡のエネルギーで欠陥部分周辺の金属蒸着電極4aが蒸発・飛散して絶縁が復活する(セルフヒーリング性)。例えば、誘電体フィルム3aに微小な絶縁破壊が発生し、貫通孔が生じ、元々誘電体フィルム3aにより絶縁されていた金属蒸着電極4aが短絡する場合がある。この場合、貫通孔の周囲の金属蒸着電極4aが短絡のエネルギーで蒸発することにより、貫通孔の周囲には金属蒸着電極4aが存在しない状態となる。この結果、短絡が解消され、金属蒸着電極4aの絶縁性が回復する。この自己回復機能により、第1の金属化フィルム1、第2の金属化フィルム2の間の一部が短絡しても金属化フィルムコンデンサの機能が回復する。また、分割電極部10aの不具合により分割電極部10aに大量の電流が流れた場合には、ヒューズ11a、あるいはヒューズ12aが飛散する。その結果、不具合の生じている部分の分割電極部10aの電気的接続が切断され、金属化フィルムコンデンサの電流は正常な状態に戻る。
第2の金属化フィルム2は、第1の金属化フィルム1と同様、ポリプロピレンフィルム等の誘電体フィルム3bの第1面に金属蒸着電極4bが形成されている。誘電体フィルム3bの一端に金属蒸着電極4bが形成されていない絶縁マージン5bが設けられている。ここで、絶縁マージン5bの幅は2mmとしている。第2の金属化フィルム2は、メタリコン電極6bに接続されている。第2の金属化フィルム2と第1の金属化フィルム1とではメタリコン電極に接続される方向が異なる。すなわち、図1において、第1の金属化フィルム1の左端がメタリコン電極6aに接続されており、第2の金属化フィルム2の右端がメタリコン電極6bに接続されている。メタリコン電極6bは、メタリコン電極6aと、第1の金属化フィルム1および第2の金属化フィルム2を介して、対向して配置されている。金属蒸着電極4bは、容量を形成する有効電極部の幅W1の略中央部から絶縁マージン5bに向かう側に設けられている。金属蒸着電極4bを形成する前に、予め誘電体フィルム3bの縦スリット7bおよび横スリット8bの位置にオイル層を形成することにより、金属蒸着電極4bが存在しない縦スリット7bおよび横スリット8bが形成される。縦スリット7bおよび横スリット8bにより主電極部9bと複数の分割電極部10bが区分されている。
図2に示すように、分割電極部10bは、第1の金属化フィルム1の分割電極部10aと類似の構成である。分割電極部10bは、ヒューズ11bを介して、主電極部9bと並列接続されている。隣接する分割電極部10bは、ヒューズ12bを介して、お互いに並列接続されている。第2の金属化フィルム2が、分割電極部10b、ヒューズ11b、12bを備えることによる効果は、第1の金属化フィルム1と同様である。
低抵抗部13aは、メタリコン電極6aと接触する金属蒸着電極4aの端部の上に形成されている。低抵抗部13bは、メタリコン電極6bと接触する金属蒸着電極4bの端部の上に形成されている。そのため、金属蒸着電極4aのメタリコン電極6aと接触する側は、金属蒸着電極4aの中央領域よりも厚くなっている。金属蒸着電極4bのメタリコン電極6bと接触する側は、金属蒸着電極4bの中央領域よりも厚くなっている。低抵抗部13a、13bにより、金属蒸着電極4a、4bとメタリコン電極6a、6bとのコンタクト性が高まり、接続抵抗が低減される。
なお、低抵抗部13a、13bは、それぞれ金属蒸着電極4a、4b上に亜鉛を蒸着させることにより形成している。低抵抗部13a、13bは後述する理由により亜鉛により形成することが好ましい。しかし、亜鉛以外にも金属蒸着電極4a、4bと同様にアルミニウムを用いて形成してもよい。
低抵抗部13a、13bは、それぞれ酸化アルミニウムを主成分とする膜14a、14b(第1の膜)で覆われている。ただし、膜14a、14bはその特性を損なわない程度に窒素等の成分を不純物として含んでいてもよい。なお、「主成分」とは、膜14a、14bを構成する成分のうち最も原子比率の大きい成分を示す。
すなわち、本実施の形態の第1の金属化フィルム1は、誘電体フィルム3a、金属蒸着電極4a、低抵抗部13aを積層した構造である。そして低抵抗部13aが膜14aにより覆われている。また、第2の金属化フィルム2は、誘電体フィルム3b、金属蒸着電極4b、低抵抗部13bを積層した構造である。そして低抵抗部13bが膜14bにより覆われている。
図1では、低抵抗部13a、13bの上面が、それぞれ膜14a、14bで覆われている。しかし、本実施の形態はこれに限定されない。例えば低抵抗部13a、13bが、それぞれ膜14a、14bで完全に覆われていてもよい。すなわち、図1で示す低抵抗部13a、13bの上面に加え、側部も、それぞれ膜14a、14bで覆われていてもよい。低抵抗部13a、13bが、それぞれ膜14a、14bで完全に覆われている方が、信頼性の観点からより好ましい。
次に、第1の金属化フィルム1の金属蒸着電極4a、低抵抗部13a、膜14aの組成を図3A、図3Bを用いて詳しく説明する。金属蒸着電極4aはアルミニウム、低抵抗部13aは亜鉛、膜14aは酸化アルミニウムで形成されている。
図3Aは、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサのアルミニウムと酸化アルミニウムの深さ方向の濃度変化を示すグラフである。図3Bは、本実施の形態における金属化フィルムコンデンサの亜鉛の深さ方向の濃度変化を示すグラフである。
図3Aにおけるi〜vのグラフはアルミニウムと酸化アルミニウムの深さ方向(膜14aから金属蒸着電極4aへの方向)の元素濃度の変化を示している。元素濃度の変化は、X線光電子分光(XPS)およびイオンスパッタリングを交互に繰り返すとともにスペクトルの変化を追跡し、各深度における結合エネルギーのピーク位置ならびに強度を測定することで求めている。なお、i〜vのグラフはi、ii、iii、iv、vの順で深くなっており、iが表層部、vが最深部を示している。また、図3Bにおけるi〜vのグラフは亜鉛の深さ方向の元素濃度の変化を示しており、i、ii、iii、iv、vの順で深くなっている。図3Bのi〜vのグラフの深度は、図3Aのi〜vのグラフと同じ深度である。
図3A、図3Bのiのグラフは膜14aの表層の組成を示しており、この位置においては酸化アルミニウムが最も多く存在している。一方で、iのグラフから膜14aの層にはアルミニウムや亜鉛も僅かながら存在していることがわかる。ii、iiiのグラフは低抵抗部13aの組成を示している。この深度においては亜鉛の濃度が大幅に高くなっている。iiiのグラフにおいてはアルミニウムの濃度も亜鉛と同様に高くなっていることから、低抵抗部13aの層においては若干亜鉛とアルミニウムが混じりあった状態となっていることがわかる。iv、vのグラフは金属蒸着電極4aの組成を示している。金属蒸着電極4aにおいては亜鉛の濃度が減少し、アルミニウムが殆どを占めている。
なお、上記の説明では第1の金属化フィルム1の金属蒸着電極4a、低抵抗部13a、膜14aについて説明した。しかし、第2の金属化フィルム2も第1の金属化フィルム1とメタリコン電極との接続方向が異なるだけで、同じ製造方法で作製した金属化フィルムが用いられる。そのため、金属蒸着電極4b、低抵抗部13b、膜14bも金属蒸着電極4a、低抵抗部13a、膜14aと基本的に同様の構成である。
次に、実施の形態の金属化フィルムコンデンサの膜14a、14bの厚みを種々変更し、膜14a、14bの厚みが金属化フィルムコンデンサの特性に与える影響について(表1)を用いて説明する。
Figure 0006167306
(表1)は、酸化アルミニウムのアルミニウムに対する結合エネルギーの強度比(Al/Al)が1よりも小さくなる深さがそれぞれ、0nm、20nm、25nm、30nm、40nmである試料A、B、C、D、Eを用意し、各試料の耐湿試験の前後のtanδを計測した結果を示している。ここでtanδとは、誘電正接のことであり、理想のコンデンサの電流をIc、エネルギー損失をIrとしたときに、Ir/Icで表される値である。本実施の形態では、Agilent Technologies社製のLCRメーター(E4980A)を用いて、周波数が1kHzでのtanδを測定している。試料Aは膜14a、14bが形成されておらず、試料Aから試料Eの順に膜14a、14bの厚さが厚くなっている。表1では、試料A〜試料Dの耐湿試験前後のtanδを示している。各試料のtanδは試料Aの耐湿試験前のtanδを基準(1.00)とした指標で示している。なお、耐湿試験では、85℃/85%r.h.の高温高湿度の条件下で500Vの電圧を2000時間印加し続けている。
(表1)からわかるように、耐湿試験後のtanδは、試料Aよりも膜14a、14bを設けた試料B〜試料Eの方が小さくなっている。このことより、本実施の形態の金属化フィルムコンデンサは耐湿性に優れ、信頼性が高いことがわかる。
しかしながら、強度比が1よりも小さくなる深度が30nm、40nmで、膜14a、膜14bが比較的厚い試料D、試料Eでは初期(耐湿試験前)のtanδがやや大きく、1.20、1.50である。これは絶縁体である酸化アルミニウムの膜14a、膜14bが厚いため、亜鉛で形成された低抵抗部13a、13bとメタリコン電極6a、6bとのコンタクト性が低下するためであると推測される。このことより、酸化アルミニウムのアルミニウムに対する強度比が1よりも小さくなる深さが、0nmよりも大きく、25nm以下となるように膜14a、膜14bを形成することが好ましい。
なお、低抵抗部13a、13bにはアルミニウム等の金属を用いることもできるが、亜鉛を用いるのが好ましい。亜鉛は比較的融点が低いので、誘電体フィルム3a、3bへの熱負荷が小さい状態で、厚い金属蒸着膜の上に形成できる。そのため、低抵抗部13a、13bおよび金属蒸着電極4a、4bが良好に形成される。したがって、亜鉛で形成された低抵抗部13a、13bを用いると金属蒸着電極4a、4bとメタリコン電極6a、6bとのコンタクト性が良好になる。しかしながら、亜鉛蒸着膜はアルミニウム等の金属に比べ空気中で錆び易く、長期的な信頼性は劣る。
本実施の形態では亜鉛を用いた低抵抗部13a、13bが、それぞれ酸化アルミニウムを主成分とした膜14a、14bで覆われている。この構成により、亜鉛で形成された低抵抗部13a、13bの腐食が抑制される。そのため、亜鉛による金属蒸着電極4a、4bとメタリコン電極6a、6bとの優れたコンタクト性を長期間にわたって維持できる。以上の理由から、本実施の形態は、低抵抗部13a、13bとして亜鉛を用いた金属化フィルムコンデンサに対して特に有用である。
以上説明したように、本実施の形態の金属化フィルムコンデンサは低抵抗部13a、13bの腐食の促進を抑制することができ、優れた信頼性を示す。
すなわち、本実施の形態の金属化フィルムコンデンサは酸化アルミニウムの膜14a、14bによって、低抵抗部13a、13bに水分が浸入することを防ぐことができ、低抵抗部13a、13bの腐食の促進を抑制できる。そのため、低抵抗部13a、13bは金属蒸着電極4a、4bとメタリコン電極6a、6bとの良好なコンタクト性を保つことができる。その結果、金属化フィルムコンデンサのコンデンサ特性の低下が抑制され、信頼性が向上する。
次に、図4を用いて本実施の形態の他の金属化フィルムコンデンサの構成について説明する。なお、図1と実質的に同様の構成については、その説明を省略する。図4は、本実施の形態における他の金属化フィルムコンデンサの断面図である。
図4に示す金属化フィルムコンデンサは、図1に示す金属化フィルムコンデンサの膜14aの上に第2の膜15a、膜14bの上に第2の膜15bが形成されている。
図4では、第2の膜15a、15bが、それぞれ膜14a、14bの上部を完全に覆っている。しかし、第2の膜15a、15bが、それぞれ膜14a、14bの一部を覆った構成でもよい。
第2の膜15a、15bは、酸化マグネシウムを主成分としている。ただし、第2の膜15a、15bは、その特性を損なわない程度に窒素等の成分を不純物として含んでいてもよい。また「主成分」とは、第2の膜15a、15bを構成する成分のうち最も原子比率の大きい成分を示している。
膜14a、14bを、それぞれさらに第2の膜15a、15bで覆うことにより、低抵抗部13a、13bの腐食が抑制され、金属蒸着電極4a、4bとメタリコン電極6a、6bとの優れたコンタクト性をより長期間にわたり維持できる。
なお、酸化マグネシウムで形成された第2の膜15a、15bの内部には、酸化されていない状態のマグネシウムが存在していてもよい。金属の水に対する熱力学的安定性を示すプールベ(Pourbaix)インデックスによると、水に対する反応のしやすさはMg>Be>Ti>Al>Mn>・・・であり、マグネシウムはアルミニウムよりも水に対する反応性が高い。したがって、マグネシウムは金属化フィルムコンデンサの内部に浸入してきた水分を取り除く性質に優れている。そのため、第2の膜15a、15bを設けることにより、内部に浸入した水分と低抵抗部13a、13bの接触をより抑制できる。そのため、低抵抗部13a、13bの腐食の促進を抑制でき、優れた信頼性が得られる。
なお、図4に示す金属化フィルムコンデンサにおいては膜14a、14bの両方が、それぞれ第2の膜15a、15bで覆われている。しかし、これに限らず、膜14a、14bのいずれか一方が、酸化マグネシウムを主成分とする第2の膜で覆われていてもよい。
なお、本実施の形態では、酸化マグネシウムを主成分とする膜を、第2の膜15a、15bとして用いた。しかし、これに限らず、アルミニウムよりも水に対する反応性が高い物質により構成される膜を、第2の膜15a、15bとして用いてもよい。すなわち、酸化ベリリウムまたは酸化チタンを主成分とする膜を、第2の膜15a、15bとして用いてもよい。
また、図5に示すように、誘電体フィルム3aの第1面に、金属蒸着電極4a、低抵抗部13a、膜14aを形成し、誘電体フィルム3aの第1面の裏面である第2面に、金属蒸着電極4b、低抵抗部13b、膜14bを形成してもよい。
また、図6に示すように、図5に示す金属化フィルムコンデンサの膜14aの上に第2の膜15aが形成され、膜14bの上に第2の膜15bが形成されていてもよい。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、図1、図4〜図6において、低抵抗部13a、13bの両方が、それぞれ膜14a、14bで覆われている。しかし、この構成に限らず、低抵抗部13a、13bのどちらか一方が酸化アルミニウムを主成分とする膜で覆われていても一定の効果がある。また、低抵抗部13a、13bの上部全面ではなく、上部の一部が、それぞれ膜14a、14bで覆われていても一定の効果がある。さらに、低抵抗部13a、13bのどちらか一方だけが形成されていてもよい。
また、本実施の形態では誘電体フィルム3a、3bとしてポリプロピレンフィルムを用いている。しかし、これ以外にもポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニルサルファイド、ポリスチレンなどを用いてもよい。また、本実施の形態では、アルミニウムを蒸着させて金属蒸着電極4a、4bを形成している。しかし、これ以外にも亜鉛や、アルミニウムとマグネシウムの合金等を蒸着させて、形成してもよい。特に、金属蒸着電極4a、4bとしてアルミニウムとマグネシウムの合金を用いた場合は、マグネシウムが誘電体フィルム3a、3bであるポリプロピレンフィルム中の水分と反応し酸化膜を形成する。そのため、耐湿性向上の効果に加え、金属化フィルムコンデンサ全体の耐湿性を向上できる。
また、本実施の形態では巻回型の金属化フィルムコンデンサを用いて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく積層型の金属化フィルムコンデンサにも適用できる。
本実施の形態による金属化フィルムコンデンサは、優れた信頼性を有している。そのため、電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に設置されるコンデンサに用いられ、特に高耐湿性が求められる自動車用分野のコンデンサに有用である。
1 第1の金属化フィルム
2 第2の金属化フィルム
3a,3b 誘電体フィルム
4a,4b 金属蒸着電極
5a,5b 絶縁マージン
6a,6b メタリコン電極
7a,7b 縦スリット
8a,8b 横スリット
9a,9b 主電極部
10a,10b 分割電極部
11a,11b ヒューズ
12a,12b ヒューズ
13a,13b 低抵抗部
14a,14b 膜
15a,15b 第2の膜

Claims (12)

  1. 第1の誘電体フィルムと、
    前記第1の誘電体フィルムの第1面に形成された第1の金属蒸着電極と、
    第2の誘電体フィルムと、
    前記第2の誘電体フィルムの第1面に形成され、前記第1の誘電体フィルムと対向する第2の金属蒸着電極と、
    前記第1の金属蒸着電極の第1端の上と、前記第2の金属蒸着電極の第1端の上の、少なくとも一方に形成された低抵抗部と、
    前記第1の金属蒸着電極の前記第1端に接続されている第1のメタリコン電極と、
    前記第2の金属蒸着電極の前記第1端に接続されている第2のメタリコン電極と、
    前記低抵抗部の表面にのみ形成され、かつ、前記低抵抗部の少なくとも一部を覆う、酸化アルミニウムを主成分とする第1の膜と、
    を有する、
    金属化フィルムコンデンサ。
  2. アルミニウムよりも水に対する反応性が高い物質により構成される第2の膜をさらに有し、
    前記第2の膜は、前記第1の膜の少なくとも一部を覆う、
    請求項1記載の金属化フィルムコンデンサ。
  3. 酸化マグネシウムを主成分とする第2の膜をさらに有し、
    前記第2の膜は、前記第1の膜の少なくとも一部を覆う、
    請求項1記載の金属化フィルムコンデンサ。
  4. 前記第1の金属蒸着電極および前記第2の金属蒸着電極はアルミニウムを主成分とし、
    前記第1の膜はアルミニウムを含有し、
    前記第1の膜の酸化アルミニウムの前記アルミニウムに対する結合エネルギーの強度比が1よりも小さくなる深さが0nmよりも大きく、25nm以下である、
    請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  5. 前記第1の金属蒸着電極と、前記第2の金属蒸着電極の、少なくとも一方がアルミニウムとマグネシウムの合金で形成されている、
    請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  6. 前記低抵抗部は亜鉛により形成されている、
    請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  7. 第1の誘電体フィルムと、
    前記第1の誘電体フィルムの第1面に形成された第1の金属蒸着電極と、
    前記第1の誘電体フィルムの前記第1面の裏側の第2面に形成された第2の金属蒸着電極と、
    前記第1の金属蒸着電極の第1端の上と、前記第2の金属蒸着電極の第1端の上の、少なくとも一方に形成された低抵抗部と、
    前記第1の金属蒸着電極の前記第1端に接続されている第1のメタリコン電極と、
    前記第2の金属蒸着電極の前記第1端に接続されている第2のメタリコン電極と、
    前記低抵抗部の表面にのみ形成され、かつ、前記低抵抗部の少なくとも一部を覆う、酸化アルミニウムを主成分とする第1の膜と、
    を有する 、
    金属化フィルムコンデンサ。
  8. アルミニウムよりも水に対する反応性が高い物質により構成される第2の膜をさらに有し、
    前記第2の膜は、前記第1の膜の少なくとも一部を覆う、
    請求項7記載の金属化フィルムコンデンサ。
  9. 酸化マグネシウムを主成分とする第2の膜をさらに有し、
    前記第2の膜は、前記第1の膜の少なくとも一部を覆う、
    請求項7記載の金属化フィルムコンデンサ。
  10. 前記第1の金属蒸着電極および前記第2の金属蒸着電極はアルミニウムを主成分とし、
    前記第1の膜はアルミニウムを含有し、
    前記第1の膜の酸化アルミニウムの前記アルミニウムに対する結合エネルギーの強度比が1よりも小さくなる深さが0nmよりも大きく、25nm以下である、
    請求項7に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  11. 前記第1の金属蒸着電極と、前記第2の金属蒸着電極の、少なくとも一方がアルミニウムとマグネシウムの合金で形成されている、
    請求項7に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  12. 前記低抵抗部は亜鉛により形成されている、
    請求項7に記載の金属化フィルムコンデンサ。
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