JP6167076B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
第1の基体(12)にヒンジ接続されて開閉可能な第2の基体(13)と、前記第1の基体(12)および第2の基体(13)に設けられて両基体(12,13)を閉鎖状態で保持する施錠機構(26)と、前記第2の基体(13)に前記施錠機構(26)と連係した状態で設けられ、鍵による解錠操作により前記施錠機構(26)を作動して両基体(12,13)の相対的な開放を許容する施錠装置(110)とを備えた遊技機において、
前記第2の基体(13)は、
ベース(50)と、
前記ベース(50)の前側に取り付けられると共に、前方に膨出した形状に形成されて、該ベース(50)との間に画成される空間(S)に前記施錠装置(110)を収容する装飾部材(82)と、
前記装飾部材(82)を内側から照明するように配設された照明手段(72,73)とを備え、
前記施錠装置(110)は、
前面に設けられた鍵穴(118)から差し込んだ前記鍵により回動される錠軸(116)を有する錠操作部(111)と、
前記装飾部材(82)の前面と前記ベース(50)との前後寸法に基づいて前後長が設定され、前記錠軸(116)の後端に連結される連係部材(112)と、
前記装飾部材(82)の前面に開設された開口(100)に前記鍵穴(118)を臨ませて前記錠操作部(111)を支持するよう前記ベース(50)から延出した状態で配設され、前記連係部材(112)を内部に回転可能に保持するケース部材(113)と、
前記ベース(50)の後側に突出する前記連係部材(112)に配設され、前記施錠機構(26)と連係する解錠部(114)と、
前記ケース部材(113)の前後に延在する外面に設けられ、前記照明手段(72,73)の発光部(72b,73b)からの光を反射し得る反射部(113a,113b)とを備え、
前記装飾部材(82)の壁部(88,89,90)には、前記照明手段(72,73)の発光部(72b,73b)から照射した光および前記反射部(113a,113b)による反射光により照明される光透過部(94,96,101)が設けられたことを要旨とする。
前記照明手段(72)は、前記ケース部材(113)において前記反射部(113b)が設けられた外面と隣り合う位置に配設され、前方に向けて光を照射し得る前記発光部(72b)を有し、
前記光透過部として、前記装飾部材(82)における前記開口(100)の周辺部に設けられた前光透過部(101)を備えることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、装飾部材における開口の周辺部に設けられた前光透過部が、照明手段の発光部から前方へ照射した光およびケース部材の反射部による反射光で照明されるので、施錠装置が照明手段による該光透過部の照明を補助して、装飾部材による装飾効果を向上させることができる。
前記照明手段(72)は、前記ケース部材(113)において前記反射部(113b)が設けられた外面と隣り合う位置に配設され、前方に向けて光を照射し得る前記発光部(72b)を有し、
前記光透過部として、前記装飾部材(82)において、前記ケース部材(113)の反射部(113b)に対向すると共に前後に延在する壁部(90)に設けられた側面光透過部(96)を備えることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、装飾部材における反射部と対向する壁部に設けられた側面光透過部が、照明手段の発光部から前方へ照射した光およびケース部材の反射部による反射光で照明されるので、施錠装置が照明手段による該光透過部の照明を補助して、装飾部材による装飾効果を向上させることができる。
図1〜図4に示すように、実施例に係るパチンコ機10は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤30を着脱可能に保持する本体枠としての中枠(第1の基体)12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤30の裏側に、所定条件の成立(始動入賞装置34の始動入賞口へのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(以下飾図という)を変動表示させて図柄変動演出を行う演出実行手段としての図柄表示装置(表示装置)45が着脱可能に配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤30を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板52(図1参照)で前後に開口する窓口13aを覆うよう構成された装飾枠または機体としての前枠(第2の基体)13が開閉可能に組み付けられている。前枠13の下部位置には、パチンコ球を貯留する上球皿14および下球皿15が上下に離間して該前枠13と一体的に開閉可能に設けられている。また、前枠13の前側における下球皿15の側方に、中枠12の下枠部材18に配設された球発射装置23(図4参照)を作動する操作ハンドル16が設けられると共に、該前側13の裏側に、上球皿14に貯留したパチンコ球を球発射装置23に向けて1球ずつ供給する球送り装置24が配設されている。これにより、パチンコ機10は、操作ハンドル16の回動操作によって球送り装置24および球発射装置23が作動されて、上球皿14に貯留されたパチンコ球が1球ずつ遊技盤30に向けて発射されるようになっている。
外枠11は、図2〜図4に示すように、4つの枠部材を相互に組み付けることで縦長の矩形枠体として構成されている。外枠11には、中枠12の後述する左枠部材19側がヒンジ機構25を介して開閉および着脱自在に支持され、外枠11に対して中枠12を閉成することで、該外枠11内に中枠12の後側部分を収容するよう構成されている。
中枠12は、図4に示すように、上縁をなす上枠部材17と、下縁をなして球発射装置23や各種制御装置(図示せず)等を設置する設置部として機能する下枠部材18と、左縁をなす左枠部材19と、右縁をなす右枠部材20とを備え、これら上下左右の枠部材17,18,19,20を組み付けた際に、全体が外枠11の前開口端に整合する大きさに形成される。そして、中枠12は、左枠部材19がヒンジ機構25を介して外枠11に対し回動自在に支持され、左枠部材19側を中心として回動して外枠11に閉成される。中枠12の右枠部材20の後面には、図2および図16に示すように、施錠機構26を構成して、係止フック等の施錠部(図示せず)を備えた第1作動部材27が配設されると共に、外枠11の右枠部には、該第1作動部材27の施錠部が係脱可能に係止する係止部(図示せず)が設けられており、外枠11に対して中枠12を閉成した状態で第1作動部材27の施錠部が外枠11の係止部に係止することにより、中枠12が外枠11に対して施錠される。また、中枠12に配設された第1作動部材27は、前枠13に設けられた施錠装置110と連係可能となっており、該施錠装置110の操作に基づいて施錠部と係止部との係止が解除されるように作動し、これにより外枠11と中枠12との解錠が行われるよう構成されている。また、中枠12には、上下左右の枠部材17,18,19,20を組み付けることで前後に開口する遊技盤保持部12aが画成され、該遊技盤保持部12aに遊技盤30が着脱自在にセット保持される。実施例では、上下の枠部材17,18が合成樹脂材で成形されると共に、左右の枠部材19,20はアルミニウム等の金属材により成形されて、中枠12全体としての剛性を確保しつつ軽量化が図られている。なお、中枠12は、上下左右の各枠部が一体成形されたものであってもよい。
遊技盤30は、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、図1、図3および図4に示すように、該遊技盤30の裏面側に図柄表示装置45が着脱可能に組み付けられている。遊技盤30の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール31が配設されており、該案内レール31により画成される略円形の遊技領域32に、中枠12に配設された球発射装置23から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤30には、前後に貫通する複数の装着口が開設されており、各種の遊技盤設置部品(具体的には枠状装飾体33、始動入賞装置34、特別入賞装置36、球通過ゲート37、普通入賞具38等が各装着口に対し前側から取り付けられる。遊技盤30の前面における遊技領域32には、多数の遊技釘39が打設されると共に、枠状装飾体33の左側方に、遊技領域32を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する所謂「風車」とも称される回転案内部材40が回転自在に支持されており、遊技領域32を流下するパチンコ球が遊技釘39や回転案内部材40に接触することで、流下方向が不規則に変化するよう構成されている。また、遊技領域32の最下部位置には、該遊技領域32に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口41が開設されている。なお、装着口の形成数は、遊技盤30に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
第1始動入賞装置34および第2始動入賞装置には、各々の始動入賞口に入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出手段としての始動入賞検出センサ(図示せず)が設けられ、該始動入賞検出センサはパチンコ機10の裏側に配設されたメイン制御基板(図示せず)に配線接続されており、該始動入賞検出センサによるパチンコ球の検出を契機として所定数(実施例では3個)の賞球が払い出されるようになっている。また、始動入賞検出センサによるパチンコ球の検出に伴って各種情報(各種乱数情報)が取得され、この取得した情報に基づいて特図当り抽選(大当り判定)が行われるよう構成されている。そして、特図当り抽選の結果に基づいて図柄表示装置45において図柄変動演出が実行されると共に、特図表示器(図示せず)において特図変動が実行されるようになっている。図柄表示装置45での図柄変動演出の結果、該図柄表示装置45の表示部45aに所定の当り表示(大当り表示)となる図柄組み合わせ(例えば同一飾図の3つ揃い等)で飾図が確定停止表示されることで、遊技者に有利な当り遊技(大当り遊技)が付与され、当り遊技の発生に伴って特別入賞装置36を所定の開放条件で開放する当り遊技が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成される。
第1始動入賞装置34の右隣りに配設された特別入賞装置36は、横長に開口する特別入賞口を開閉する開閉部材36aを備えており、駆動手段の駆動に伴って板状の開閉部材36aが前後方向へ回動することで特別入賞口を開閉するようになっている。枠状装飾体33の右側部分に配設された特別入賞装置36は、左右方向へ回動する開閉部材36aを備えており、駆動手段の駆動に伴って開閉部材36aが閉鎖位置から開放位置へ回動することで特別入賞口が画成されるよう構成されている。また、各特別入賞装置36には、特別入賞口に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞センサ(図示せず)が設けられて、該特別入賞センサはメイン制御基板に配線接続されており、該特別入賞センサからメイン制御基板への入賞検出信号の入力に伴って所定数(実施例では15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、特別入賞装置36の駆動手段は、第1始動入賞装置34または第2始動入賞装置へのパチンコ球の入賞を契機として各特別入賞装置36の特別入賞口を開放する当り遊技(大当り遊技)が付与される場合に、当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板によって駆動制御され、開閉部材36aが回動することで特別入賞口に対して多数のパチンコ球が入賞可能となる。
前枠13は、図4〜図6に示す如く、全体が合成樹脂により中枠12の外形サイズに成形され、遊技盤30の遊技領域32および該遊技領域32の外側の一部を前側から視認し得る窓口13aを開設した基枠(ベース)50と、該基枠50の裏側に配設された金属製のベース部材51とを備え、該ベース部材51の裏側に保持した透視保護板52(図1参照)によって遊技盤30の遊技領域32を透視可能に保護するよう構成される。基枠50は、上縁をなす上枠部53と、下縁をなす下枠部54と、左縁をなす左枠部55と、右縁をなす右枠部56が一体的に成形されると共に、下枠部54の表側に、別体の設置基材57を固定して構成されている。窓口13aは、上下および左右の各枠部53,54,55,56の内縁部によって画成されている。図5および図6に示す如く、上枠部53の内縁部は上側に凹となる略弧状に形成され、左枠部55の内縁部は左側に凹となる略弧状に形成され、右枠部56の内縁部は右側に凹となる略弧状に形成されている。また、下枠部54の内縁部は、左右方向に略水平に延在すると共に、左右中央より右側が上方へ凸となる弧状部が連設された形状に形成されている。
左枠部55に配設される第1照明装置70は、図2および図5に示す如く、左枠部55の裏側に配設された第1発光基板70aと、該第1発光基板70aの前面に実装されて前方に向けて光を照射するLED等の複数の第1発光体70bとを備えている。左枠部55には、第1発光基板70aに実装した各第1発光体70bと対応する位置に、前後方向に開口する第1通孔55aが形成され、第1発光体70bから照射された光は、対応する第1通孔55aを通って第1装飾カバー部材80に向けて照射されるよう構成される。なお、第1発光体70bとしては、フルカラーLEDまたは単色発光LEDを採用し得ると共に、フルカラーLEDからなる第1発光体70bと単色発光LEDからなる第1発光体70bとを組み合わせることもできる。
第1装飾カバー部材80は、図2、図3、図5および図6に示す如く、全体が透明(透光性)で、前方へ膨出すると共に後方に開口する横断面の外形が略台形状に形成され、左枠部55の前側を上下方向に亘って覆う形状に形成されている。第1装飾カバー部材80の外面は、複雑な凹凸模様が形成されると共に、裏面には光を拡散する処理が施されている。これにより、第1照明装置70の各第1発光体70bからの光が後方から照射されることで、第1装飾カバー部材80の外面が照明されるようになっている。第1装飾カバー部材80の上端は、左上スピーカユニット84のカバー部材84aに連結される。
上枠部53に配設される第2照明装置71は、図5に示す如く、上枠部53の裏側に配設された第2発光基板71aと、該第2発光基板71aの前面に実装されて前方に向けて光を照射するLED等の複数の第2発光体71bとを備えている。上枠部53には、第2発光基板71aに実装した各第2発光体71bと対応する位置に、前後方向に開口する第2通孔53aが形成され、第2発光体71bから照射された光は、対応する第2通孔53aを通って第2装飾カバー部材81に向けて照射されるよう構成される。なお、第2発光体71bとしては、フルカラーLEDまたは単色発光LEDを採用し得ると共に、フルカラーLEDからなる第2発光体71bと単色発光LEDからなる第2発光体71bとを組み合わせることもできる。
第2装飾カバー部材81は、図2、図5および図6に示す如く、全体が透明で前方へ膨出すると共に後方に開口する縦断面の外形が略倒伏U字形状に形成され、上枠部53の前側を左右方向に亘って覆う形状に形成されている。第2装飾カバー部材81の外面は、複雑な凹凸模様や突起が形成されると共に、裏面には光を拡散する処理が施されている。これにより、第2照明装置71の第2発光体71bからの光が後方から照射されることで、第2装飾カバー部材81の外面が照明されるようになっている。第2装飾カバー部材81の左端は、左上スピーカユニット84のカバー部材84aに連結されると共に、該第2装飾カバー部材81の右端は、右上スピーカユニット85のカバー部材85aに連結される。
右枠部56に配設される第3照明装置72は、図2、図5および図6に示す如く、右枠部56の裏側に配設された第3発光基板72aと、該第3発光基板72aの前面に実装されて前方に向けて光を照射するLED等の複数の第3発光体(発光部)72bとを備えている。右枠部56には、第3発光基板72aに実装した各第3発光体72bと対応する位置に、前後方向に開口する第3通孔56aが形成され、第3発光体72bから照射された光は、対応する第3通孔56aを通って第3装飾カバー部材82に向けて照射されるよう構成される。なお、第3発光体72bとしては、フルカラーLEDまたは単色発光LEDを採用し得ると共に、フルカラーLEDからなる第3発光体72bと単色発光LEDからなる第3発光体72bとを組み合わせることもできる。
右枠部56の下部には、図5、図6および図13に示すように、施錠装置110を取り付ける施錠装置取付部58が設けられている。施錠装置取付部58は、基枠50の右枠部56に形成された第1挿通口59aおよびベース部材51に該第1挿通口59aと同一形状に形成された第2挿通口59bの後方に離間した位置に、施錠機構26を構成する支持案内部29に一体に設けられている。施錠装置取付部58は、ベース部材51から後方へ折曲した部位に、該ベース部材51と対向に設けられ、第1挿通口59aおよび第2挿通口59bに挿通した施錠装置110の支持ブラケット140における後支持板部142が後方から当接可能な形状に形成されている(図13(b)参照)。施錠装置取付部58には、支持ブラケット140の後支持板部142に形成されたネジ挿通孔147と整合するネジ締結孔(図示せず)が形成されており、該ネジ挿通孔147に挿通させたネジを該ネジ締結孔に締結することで、錠操作部111を前方へ延出させた施錠装置110が該施錠装置取付部58に固定されるようになっている。第1挿通口59aおよび第2挿通口59bは、右枠部56の下部において、第3照明装置72の第3発光体72bを前方へ臨ませる第3通孔56aの左側に開設されている。第1挿通口59aおよび第2挿通口59bは、施錠装置110のケース部材113の縦断面形状と相似すると共に僅かに大きい開口形状に形成されており、施錠装置110を前枠13の後方から挿通可能となっている。
第3装飾カバー部材82は、図2〜図8に示す如く、前方に膨出すると共に後方に開口する横断面の外形が前後に細長い略台形状に形成され、該第3装飾カバー部材82が右枠部56の前側を上下方向に亘って覆うように取り付けられる。第3装飾カバー部材82は、窓口13aにおける右枠部56の内縁部により画成される右側外周において該右枠部56の前面から前方に膨出している(図16参照)。第3装飾カバー部材82は、全体が透明で窓口13aに近接する側の壁部を構成する内壁部材(壁部)88と、該内壁部材88に配設されて第3装飾カバー部材82の前側の壁部を構成する前壁部材(壁部)89と、内壁部材88から右方に離間して位置して窓口13aから離間する側の壁部を構成する外壁部材(壁部)90とを備え、外壁部材90の前端部は前壁部材89で覆われるようになっている(図16参照)。そして、右枠部56の前側に第3装飾カバー部材82を取り付けた状態で、該第3装飾カバー部材82と右枠部56との間に内部空間Sが画成される。第3装飾カバー部材82は、右枠部56の前側に取り付けた状態で、上端部が右上スピーカユニット85のカバー部材85aに接続されると共に、下端部が第2前装飾部材61に対向している(図14参照)。
内壁部材88は、図7および図8に示す如く、右枠部56から前方に向かうにつれて右側(外壁部材90側)へ僅かに傾斜すると共に、その外周全周には、右方(外壁部材90側)へ延出する外周壁91が形成されている。外周壁91の前側部分は、前壁部材89の後側形状に合わせて、上側から下側に向かうにつれて前後にうねるように構成されていると共に、前後に貫通したネジ挿通孔91aが上下方向に離間して複数(実施例では3つ)形成されており、前壁部材89を取り付けるネジが挿通されるようになっている。また、外周壁91の前側部分における下部には、施錠装置110の錠操作部111が挿通する錠開口(開口)100を形成する第1開口100aが形成されている。外周壁91の前側部分は、第3照明装置72の第3発光体72bからの光が照射されるようになっている。
外壁部材90は、図3、図7および図8に示す如く、右枠部56から前方に略垂直に延出して、外側面(右側の側面)は、細かな凹凸模様を有するものの全体的には略平坦状に形成されている。また外壁部材90は、透明な部材にメッキ処理等の非透光性処理が施された非光透過部95を設けることで、該非光透過部95以外の部分に、所要の意匠を構成する側面光透過部(光透過部)96を形成したものであって、側面光透過部96を取り囲むように存在する非光透過部95によって、該側面光透過部96が照明された際の注目度を高めることができるようになっている。第3装飾カバー部材82の上端は、右上スピーカユニット85のカバー部材85aの右側面に重なるように接続されると共に、該第3装飾カバー部材82の下端は、第2前装飾部材61の右側面に重なっている。すなわち、パチンコ機10の右側面には、基枠50から前方に突出する略平坦状な外壁部材90の全体が視認可能に露出するよう構成される。外壁部材90の側面光透過部96で表わす意匠としては、例えば社名や機種名、その他キャッチフレーズ等の文字、あるいはパチンコ機10のモチーフとなるキャラクタ等の図柄等、各種のものを採用可能である。なお、外壁部材90における側面光透過部96に対応する表面に、凹凸による光拡散処理が施されて、該側面光透過部96の全体が均一に照明され得るようになっている。そして、外壁部材90の右側面には、内壁部材88に設けられた各ネジ挿通孔93に左右方向で整合する位置に、複数の取付ボス97が左方へ突出して形成される。
前壁部材89は、表面の全体がメッキ処理された非光透過性の部材であって、第3装飾カバー部材82の前端部は第3発光体72bからの光が反射し得るよう構成される。なお、実施例では、内壁部材88の前端部に1つの前壁部材89が取り付けられているが、複数の前壁部材89を取り付けるようにしてもよい。前壁部材89の後側には、図8に示すように、後方へ延出したネジ締結部99が、上下方向に離間して複数(実施例では3つ)形成されており、各ネジ締結部99は、内壁部材88に設けられたネジ挿通孔91aに整合する。従って、ネジ挿通孔91aに後側から挿通したネジをネジ締結部99に締結することで、前壁部材89が内壁部材88の前側に取り付けられるようになっている。
前壁部材89の下部には、図3、図7および図8に示すように、錠開口100を構成する第2開口100bが形成されている。第2開口100bは、前壁部材89に形成された第1開口100aに前後方向で整合する位置に設けられている。錠開口100は、錠操作部111の前面形状に合わせて円形となっている。なお、前壁部材89の外周壁91における第1開口100aの周囲部分は、透光性を有する前光透過部(光透過部)101となっており、第3照明装置72の第3発光体72bからの光が照射されることで照明されるようになっている。
図7、図8および図14に示すように、第3装飾カバー部材82に内部画成された内部空間Sに、第4照明装置73が配設されている。第4照明装置73は、内壁部材88の右側面に位置決めされて、該内壁部材88および外壁部材90を組み付けることで両壁部材88,90で挟まれた状態で保持される第4発光基板73aと、該第4発光基板73aにおける左方を向いた表面に実装されて内壁部材88に向けて光を照射するLED等の複数の第4発光体(発光部)73bとを備えている。第4照明装置73は、第3装飾カバー部材82の内部空間Sにおいて、施錠装置110の配設領域より上方に収容可能な上下サイズとされ、前縁側は内壁部材88の外周壁91のうねり形状に合わせて前後に凹凸している。第4発光基板73aには、内壁部材88に設けられた前述の位置決めボス92に対応する位置決め孔73cが形成されていると共に、内壁部材88と外壁部材90とを締結する取付ネジが挿通するネジ挿通孔73dが複数設けられている。
次に、前枠13に配設された施錠装置110について説明する。なお、施錠装置110の説明における「前後」、「左右」および「上下」の方向は、前枠13を中枠12に閉じた状態で指示する。
錠操作部111は、所謂シリンダ錠であって、図9(a)、図10、図11および図15に示すように、前後に延在する円筒状の外筒115と、該外筒115の内側に回転可能に収容された錠軸116とを備えている。また、錠操作部111は、外筒115の後部に、ケース部材113を支持する支持ブラケット140に連結される板状の取付板部117が一体に形成されている。取付板部117は、錠操作部111の後部から上方および下方へ延出して、後面が上下に長い板状をなしている。錠操作部111の前面には鍵穴118が設けられており、正規の鍵(図示せず)を鍵穴118に差し込んだ場合には錠軸116の回転が許容される。また、錠軸116の後端部は取付板部117から後方へ延出しており(図10、図15参照)、該錠軸116の後端部には、連係部材112と連結するジョイント部材119が固定されている。
ケース部材113は、図9〜図11に示すように、本体121と、該本体121に着脱可能に組み付けられるカバー体122とを備え、本体121とカバー体122とを組み付けることで、前後に延在する第1収容空間123および第2収容空間124が、上下に並んだ状態で内部に画成される。第1収容空間123には、前述した連係部材112が回転可能に収容されると共に、第2収容空間124には、前述した操作レバー120を操作する操作機構125(図10、図11参照)が収容されるようになっている。ケース部材113は、本体121とカバー体122とを組み付けることで、前後長および上下長に比べて左右幅が小さい偏平ブロック状に構成されている。実施例のケース部材113は、鍵穴118を第3装飾カバー部材82の前面に形成した錠開口100を臨ませた錠操作部111の後面から、基枠50の右枠部56の後方に至る前後長に設定されている。
本体121は、図10および図11に示すように、最大幅部分および上側部分における左半分が切り欠かれており、この凹んだ部分にカバー体122が整合するようになっている。本体121の最大幅部分には、前後に延在して左側、前面および後面に開口し、前述した第1収容空間123の右半分を画成する第1凹部126が設けられている。第1凹部126は、前後方向に延在すると共に左方に開口する半樋形状をなしている。第1凹部126における前後中央よりも前側部分には、連係部材112の軸部を回転可能に枢支する第1軸支部127が設けられている。また、第1凹部126における第1軸支部127よりも後側に、連係部材113に実装された第1付勢手段としてのねじりバネ156(図10、図11参照)の各脚部156a,156aが係止されるバネ係止部128,128が形成されている。
カバー体122は、図10および図11に示すように、前後に延在して右側、前面および後面に開口し、前述した第1収容空間123の左半分を画成する第3凹部135が設けられている。第3凹部135は、前後方向に延在すると共に左方に開口する半樋形状をなし、本体121の第1凹部126に整合するようになっている。第3凹部135における前後中央よりも前側部分に、連係部材113の軸部を回転可能に枢支する第2軸支部136が設けられている。第2軸支部136は、本体121に設けられた第1軸支部127と共に連係部材113を左右から挟むことで、該連係部材113を回転可能に支持するようになっている。
支持ブラケット140は、図10および図11に示すように、ケース部材113の本体121とカバー体122とを組み付けて支持する機能と、該ケース部材113と錠操作部111とを連結する機能と、該ケース部材113を前枠13のベース部材51における施錠装置取付部58に固定する機能とを兼有した部材である。支持ブラケット140は、ケース部材113の右外側面113bに沿って延在する基板部141と、該基板部141の前縁に連設された前支持板部142と、該前基板部141の後縁に連設された後支持板部143とを備え、前支持板部142および後支持板部143でケース部材113を前後から支持するようになっている。実施例の支持ブラケット140は、基板部141、前支持板部142および後支持板部143が、鋼またはアルミニウム等の金属製の一体成形部材であり、照射された光を反射可能になっている。
連係部材113は、図10および図11に示すように、ケース部材113の前後長と略同じ長さに丸棒状部材である。連係部材113は、丸棒状の軸本体121の前端部に、ジョイント部材119に連結される前連結部152が設けられると共に、該軸本体121の後端部に、解錠部114が固定される後連結部153が設けられている。前連結部152は、軸本体121より太径に形成されると共に、該前連結部152の前端は、ジョイント部材119の後部に設けられた矩形凹部119aに差し込み嵌合する矩形軸状に形成されている。従って、前連結部152がジョイント部材119に差し込み嵌合することで、連係部材113とジョイント部材119との相対的な回転が規制され、ジョイント部材119の回転に対して連係部材113が軸回りに従動回転するようになっている。後連結部153は、軸本体121より太径に形成されて、支持ブラケット140の後支持板部143に形成された軸支孔148に摺動回転可能に支持されるようになっている。また、後連結部153の後端は、解錠部114に設けられた矩形開口114dに差し込み嵌合する矩形軸状に形成されている。
解錠部114は、図10、図11および図13(b)に示すように、連係部材113の後連結部153に固定される固定部114aと、該固定部114aから径方向へ延出する第1解錠片114bと、該固定部114aから第1解錠片114bと異なる径方向へ延出する第2解錠片114cとを備えている。第1解錠片114bと第2解錠片114cとは、連係部材112の軸方向にずらして形成され、第1解錠片114bが第2解錠片114cより後方に位置している。第1解錠片114bは、中枠12に設けられた前述の第1作動部材27に係脱可能となっており、施錠装置110の鍵穴118に差し込んだ鍵を一方へ回転させる操作に基づき、解錠部114が図13(b)において反時計方向へ回転すると、該第1解錠片114bが第1作動部材27に係止して該第1作動部材27が解錠位置に移動することで、中枠12と外枠11とが解錠される。また、第2解錠片114cは、前枠13に設けられた前述の第2作動部材28の係止部28b(図13(b)参照)に係脱可能となっており、施錠装置110の鍵穴118に差し込んだ鍵を他方へ回転させる操作に基づき、解錠部114が図13(b)で時計方向へ回転すると、第2解錠片114cが係止部28bに係止して該第2作動部材28が解除位置にスライドすることで、前枠13と中枠12とが解錠される。
操作機構125は、ケース部材113の後側(支持ブラケット140の後支持板部143の後側)から、錠操作部111の操作レバー120を操作可能として、該操作レバー120の操作による鍵の変更作業を行うものである。操作機構125は、図10および図11に示すように、ケース部材113に設けられた第2収容空間124内に配設され、操作レバー120に係脱可能に係合する第1操作部材160と、該第1操作部材160に連結された第2操作部材161から構成されている。
第1操作部材160は、図10および図11に示すように、本体121の第2凹部129に設けられた軸支孔130に差し込まれる支軸162が形成されたブロック部材であり、該軸支孔130を中心として回動可能に本体121に配設されている。第1操作部材160は、支持ブラケット140の前支持板部142に設けられた第2貫通口146から前方へ突出する係止爪部163を備えており、軸支孔130を中心として回転することで、係止爪部163が、図12(a)に示す初期位置から図12(b)に示す操作位置へ移動するようになっている。また、第1操作部材160は、第2操作部材161に設けられた連結軸166が係止する連結孔164を備えている。連結孔164は、支軸162から該支軸162の径方向へ離間した位置に設けられている。従って、連結孔164は、第1操作部材113が軸支孔130を中心として回動することで、前後方向へ円弧状に移動するようになっている。
第2操作部材161は、図10および図11に示すように、前後に細長いロッド状部材であり、前後方向の中間部分には、左右方向へ開口した係止口165が設けられており、本体121の第2凹部129に設けられた凸部131が該係止口165に係合した状態で第2収容空間124内に配設される。係止口165の前後長は、凸部131よりも長くなっており、第2連係部材113は、第2収容空間124内を前後方向へスライド移動が可能となっており、図12(a)に示す初期位置および図12(b)に示す押圧位置の間を移動可能となっている。第2操作部材161の前端部には、第1操作部材160の連結孔164に係止する連結軸166が設けられており、第2操作部材161と第2操作部材161とは、連結軸166と連結孔164との係止により常に連結された状態で第2収容空間124内に配設される。第2操作部材161の後端部には、後方へ突出した操作片167が設けられており、該操作片167は、前述した初期位置において、支持ブラケット140の後支持板部143に設けられた第3貫通口149を介して該後支持板部143から後方へ突出するようになっている。更に、係止口165と凸部131との間には、第2操作部材161を初期位置側に付勢する付勢手段としての圧縮コイルバネ168が配設されており、第2操作部材161は、初期位置側へ弾力的に付勢保持されるようになっている。
前述のように構成された実施例の施錠装置110は、図13に示すように、前枠13の基枠50に設けられた施錠装置取付部58に対し、基枠50の後側から錠操作部111から差し込むと共に、支持ブラケット140の後支持板部143を、ベース部材51に設けられた施錠装置取付部58にネジ止めすることで、前枠13に対して所定の姿勢で取り付けられる。そして、第3装飾カバー部材82の内部空間S内を前後方向に延在する姿勢で固定された施錠装置110は、図15および図16に示すように、ケース部材113および支持ブラケット140に支持された錠操作部111の前面が、該第3装飾カバー部材82の前部に設けられた錠開口100に整合して、鍵穴118が該錠開口100から前方へ露出した状態となる(図1、図3、図15、図16参照)。また、第3装飾カバー部材82の内部空間Sに収容されたケース部材113は、支持ブラケット140の基板部141が嵌合した右外側面113bが、外壁部材90の側面光透過部96における下側部位に対し、第3照明装置72の第3発光体72bを挟んで対向している(図14参照)。実施例では、第3照明装置72における2つの第3発光体72bを挟んで、支持ブラケット140の基板部141が嵌合した右外側面113bが、外壁部材90の側面光透過部96における下側部位に対向している。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
図14および図16に示すように、第3照明装置72の第3発光体72bを発光制御すると、該第3発光体72bからの光は、第3装飾カバー部材82に内部画成された内部空間Sにおいて、施錠装置110の右外側面113bおよび第4発光基板73aの裏面74と、外壁部材90の側面光透過部96との間に向けて照射される。第3発光体72bから前方へ照射された光と、該光が施錠装置110の右外側面113bに配設された基板部141により反射した反射光により、第3装飾カバー部材82における錠開口100の周辺部に設けられた前光透過部101が照明されて明輝するようになる。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1)実施例では、第3装飾カバー部材の外壁部材における光透過部を、基枠の右枠部に配設した第3照明装置で照明するよう構成したが、第3装飾カバー部材の内壁部材における装飾部材を、右枠部に配設した第3照明装置で照明するようにしてもよい。この場合には、施錠装置110のケース部材を、第3照明装置の第3発光体を挟んで内壁部材と反対側(外壁部材側)に配設して、該ケース部材の左外側面を第3発光体と隣り合い位置となるようにすることで、第3発光体から照射された光がケース部材の左外側面で反射し、該反射光により内壁部材に配設された装飾部材を照明することが可能である。なお、この構成では、第3装飾カバー部材の収容空間内に配設する第4照明装置は、第4発光体が外壁部材の光透過部に向いた姿勢で第4発光基板を配設して、該第4発光体により外壁部材の光透過部を照明するようにしてもよい。
(2)施錠装置のケース部材の外形形状は、実施例で例示したものに限定されるものではなく、様々な縦断面形状のものが実施可能である。例えば、ケース部材における照明装置と隣り合う反射部は、前方にいくにつれて照明装置側へ変位するよう傾斜して形成してもよい。反射部をこのように傾斜させることにより、照明装置からの照射された光が当たり易くなって、壁部側へ反射させ易くすることができる。
(3)ケース部材に設けられる反射部は、実施例で例示した平坦に構成したものに限らず、反射面を凹凸形状としたり所要の模様を形成して、照明装置から照射された光を反射し易い部分および反射し難い部分を設けるようにしてもよい。また、ケース部材の外面において、照明装置からの光が照射可能な部分を、凹凸形状としたり所要の模様を形成してもよい。
(4)ケース部材は、外面の全体または一部を、メッキ処理や塗装により表面処理を施すことで、照明装置から照射される光の反射率を高めるようにしてもよい。
(5)ケース部材、連係部材および支持ブラケットは、装飾部材の前面とベースとの前後寸法に基づいて前後長が設定される。すなわち、実施例で例示した第3装飾カバー部材より前後長が小さい装飾部材の場合は、ケース部材、連係部材および支持ブラケットの前後長は実施例より小さくなり、実施例で例示した第3装飾カバー部材より前後長が大きい装飾部材の場合は、ケース部材、連係部材および支持ブラケットの前後長も大きくなる。
(6)施錠装置の操作機構は、実施例の如く、第2操作部材が前後にスライドすることで第1操作部材を回動させる形態に限るものではなく、第2操作部材を、その前後方向の中間部に設けた支軸でケース本体に回動可能に配設して、第2操作部材の後端部に設けた操作片を上下方向にスライドさせて該第2操作部材を回動させことで、第1操作部材が回動して操作レバーを操作する構成としてもよい。
(7)実施例では、第3装飾カバー部材を複数の部材から構成した場合で説明したが、単一の部材で構成したものであってもよい。
(8)実施例では、各装飾カバー部材を透明とした場合で説明したが、透明に限らず透光性であればよい。
(9)遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、第1の基体としての本体にヒンジ接続されて開閉可能な第2の基体としての前扉体と、本体および前扉体の設けられて本体および前扉体を閉鎖状態で保持する施錠機構と、前扉体に施錠機構と連係した状態で設けられ、鍵による解錠操作により施錠機構を作動して本体および前扉体の相対的な開放を許容する施錠装置とを備えたスロットマシンや、アレンジボール機、等も対象とされる。
72 第3照明装置(照明手段),72b 第3発光体(発光部)
73 第4照明装置(照明手段),73b 第4発光体(発光部)
82 第3装飾カバー部材(装飾部材),88 内壁部材(壁部)
89 前壁部材(壁部),90 外壁部材(壁部),94 装飾部材(光透過部)
96 側面光透過部(光透過部),100 錠開口(開口),101 前光透過部(光透過部)
110 施錠装置,111 錠操作部,112 連係部材,113 ケース部材
113a 左外側面(反射部),113b 右外側面(反射部),114 解錠部
116 錠軸,118 鍵穴,S 内部空間(空間)
Claims (3)
- 第1の基体にヒンジ接続されて開閉可能な第2の基体と、前記第1の基体および第2の基体に設けられて両基体を閉鎖状態で保持する施錠機構と、前記第2の基体に前記施錠機構と連係した状態で設けられ、鍵による解錠操作により前記施錠機構を作動して両基体の相対的な開放を許容する施錠装置とを備えた遊技機において、
前記第2の基体は、
ベースと、
前記ベースの前側に取り付けられると共に、前方に膨出した形状に形成されて、該ベースとの間に画成される空間に前記施錠装置を収容する装飾部材と、
前記装飾部材を内側から照明するように配設された照明手段とを備え、
前記施錠装置は、
前面に設けられた鍵穴から差し込んだ前記鍵により回動される錠軸を有する錠操作部と、
前記装飾部材の前面と前記ベースとの前後寸法に基づいて前後長が設定され、前記錠軸の後端に連結される連係部材と、
前記装飾部材の前面に開設された開口に前記鍵穴を臨ませて前記錠操作部を支持するよう前記ベースから延出した状態で配設され、前記連係部材を内部に回転可能に保持するケース部材と、
前記ベースの後側に突出する前記連係部材に配設され、前記施錠機構と連係する解錠部と、
前記ケース部材の前後に延在する外面に設けられ、前記照明手段の発光部からの光を反射し得る反射部とを備え、
前記装飾部材の壁部には、前記照明手段の発光部から照射した光および前記反射部による反射光により照明される光透過部が設けられた
ことを特徴とする遊技機。 - 前記照明手段は、前記ケース部材において前記反射部が設けられた外面と隣り合う位置に配設され、前方に向けて光を照射し得る前記発光部を有し、
前記光透過部として、前記装飾部材における前記開口の周辺部に設けられた前光透過部を備える請求項1記載の遊技機。 - 前記照明手段は、前記ケース部材において前記反射部が設けられた外面と隣り合う位置に配設され、前方に向けて光を照射し得る前記発光部を有し、
前記光透過部として、前記装飾部材において、前記ケース部材の反射部に対向すると共に前後に延在する壁部に設けられた側面光透過部を備える請求項1または2記載の遊技機。
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