JP6166551B2 - ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置 - Google Patents

ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6166551B2
JP6166551B2 JP2013034382A JP2013034382A JP6166551B2 JP 6166551 B2 JP6166551 B2 JP 6166551B2 JP 2013034382 A JP2013034382 A JP 2013034382A JP 2013034382 A JP2013034382 A JP 2013034382A JP 6166551 B2 JP6166551 B2 JP 6166551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
insulating member
target
heater
jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013034382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014164991A (ja
Inventor
博 梅田
博 梅田
俊行 平下
俊行 平下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gigaphoton Inc
Original Assignee
Gigaphoton Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gigaphoton Inc filed Critical Gigaphoton Inc
Priority to JP2013034382A priority Critical patent/JP6166551B2/ja
Priority to US14/188,428 priority patent/US8872126B2/en
Publication of JP2014164991A publication Critical patent/JP2014164991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6166551B2 publication Critical patent/JP6166551B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001Production of X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/008Production of X-ray radiation generated from plasma involving an energy-carrying beam in the process of plasma generation
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001Production of X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003Production of X-ray radiation generated from plasma the plasma being generated from a material in a liquid or gas state
    • H05G2/005Production of X-ray radiation generated from plasma the plasma being generated from a material in a liquid or gas state containing a metal as principal radiation generating component
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001Production of X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003Production of X-ray radiation generated from plasma the plasma being generated from a material in a liquid or gas state
    • H05G2/006Production of X-ray radiation generated from plasma the plasma being generated from a material in a liquid or gas state details of the ejection system, e.g. constructional details of the nozzle

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本開示は、極端紫外(EUV)光を生成するために、レーザ光に照射されるターゲットを供給する装置に関する。さらに、本開示は、そのようなターゲット供給装置を用いて極端紫外(EUV)光を生成するための装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、さらには32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光を生成する極端紫外光生成装置と縮小投影反射光学系(reduced projection reflective optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
極端紫外光生成装置としては、ターゲット物質にレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma)方式の装置と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)方式の装置と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)方式の装置と、の3種類の装置が提案されている。
米国特許出願公開第2006/0192154号明細書
概要
ターゲット供給装置は、金属で形成され、内部にターゲット物質を貯蔵するタンクと、タンク内部に連通する孔を備えたノズルと、タンクの周囲の少なくとも一部に当接する絶縁部材と、タンクとは離間し、絶縁部材を介してタンクを加熱するヒータと、
を備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成システム1の概略的な構成を示す。 図2は、一実施形態に係るEUV光生成システム1を示す。 図3は、参考例を用いてターゲット供給装置4の課題を説明するための図を示す。 図4は、第1実施形態に係るターゲット供給装置4を示す。 図5は、図4のV−V線の断面図を示す。 図6は、第1実施形態の絶縁部材62に巻き付けられたヒータ部材58を示す。 図7は、一実施形態に係るターゲット供給装置4の高電圧導入端子60を示す。 図8は、一実施形態に係るターゲット供給装置4の電気絶縁材継手64を示す。 図9は、第2実施形態に係るターゲット供給装置4を示す。 図10は、図9のX−X線の断面図を示す。 図11は、第2実施形態のターゲット供給装置4の絶縁部材62に巻き付けられたヒータ58を示す。 図12は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4を示す。 図13は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4の絶縁部材及びヒータを示す。 図14は、図13を別の角度から見た図を示す。 図15は、図13を上方から見た図を示す。 図16は、図12及び図13のXVI−XVI線の断面図を示す。 図17は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4のジャケット65の結合部を示す。 図18は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4のボルトヘッド付近の拡大図を示す。
実施形態
<内容>
1.用語の説明
2.極端紫外光生成装置の全体説明
2.1 構成
2.2 動作
3.ターゲット供給装置を含む極端紫外光生成装置
3.1 構成
3.2 動作
3.3 課題
4.ターゲット供給装置の第1実施形態
4.1 構成
4.2 動作
4.3 作用
5.ターゲット供給装置の第1実施形態
5.1 構成
5.2 動作
5.3 作用
6.ターゲット供給装置の第1実施形態
6.1 構成
6.2 動作
6.3 作用
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。図1以外の図面を用いて説明する実施形態において、図1に示す構成要素のうち、本開示の説明に必須でない構成については、図示を省略する場合がある。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.用語の説明
本願において使用される幾つかの用語を以下に説明する。「チャンバ」は、LPP方式のEUV光生成装置において、プラズマの生成が行われる空間を外部から隔絶するための容器である。「ターゲット供給装置」は、EUV光を生成するために用いられる溶融スズ等のターゲット物質をチャンバ内に供給する装置である。「EUV集光ミラー」は、プラズマから放射されるEUV光を反射してチャンバ外に出力するためのミラーである。
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1構成
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置10の構成を概略的に示す。EUV光生成装置10は、少なくとも1つのレーザ装置3と共に用いてもよい(EUV光生成装置10及びレーザ装置3を含むシステムを、以下、EUV光生成システム1と称する)。図1に示し、かつ以下に詳細に説明するように、EUV光生成装置10は、チャンバ2及びターゲット供給装置4を含んでもよい。チャンバ2は、密閉可能であってもよい。ターゲット供給装置4は、例えば、チャンバ2の壁に取り付けられてもよい。ターゲット供給装置4から供給されるターゲット227の材料は、スズ(Sn)、若しくはスズに、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、又はそれらのうちのいずれかを組み合わせたものでもよいが、これらに限定されない。
チャンバ2の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられてもよい。その貫通孔をレーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が通過してもよい。チャンバ2には、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が透過する少なくとも1つのウィンドウ21が設けられてもよい。チャンバ2の内部には、例えば、回転楕円面形状の反射面を有するEUV集光ミラー23が配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第1の焦点、及び第2の焦点を有する。EUV集光ミラー23の表面には、例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されてもよい。EUV集光ミラー23は、例えば、その第1の焦点がプラズマ発生位置、すなわちプラズマ生成領域25又はその近傍に位置し、その第2の焦点が露光装置の仕様によって規定される所望の集光位置、すなわち中間焦点292に位置するように配置されるのが好ましい。中間焦点はIFである。EUV集光ミラー23の中央部には、パルスレーザ光33が通過することができる貫通孔24が設けられてもよい。
EUV光生成装置10は、EUV光生成制御装置11を含んでもよい。また、EUV光生成装置10は、ターゲットセンサ40を含んでもよい。ターゲットセンサ40は、ターゲットの存在、軌道、位置の少なくとも1つを検出してもよい。ターゲットセンサ40は、撮像機能を有していてもよい。
更に、EUV光生成装置10は、チャンバ2内部と露光装置6内部とを連通する接続部29を含んでもよい。接続部29内部には、アパーチャが形成された壁291を設けてもよい。壁291は、そのアパーチャがEUV集光ミラー23の第2の焦点位置に位置するように配置してもよい。
更に、EUV光生成装置10は、ビームデリバリーシステム36、レーザ光集光ミラー22、ターゲット27を回収するターゲット回収器28などを含んでもよい。ビームデリバリーシステム36は、レーザ光の進行方向を制御するために、レーザ光の進行方向を規定する光学素子と、この光学素子の位置または姿勢を調整するためのアクチュエータとを備えてもよい。
2.2 動作
図1を参照すると、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光31は、ビームデリバリーシステム36を経てパルスレーザ光32としてウィンドウ21を透過してチャンバ2内に入射してもよい。パルスレーザ光32は、少なくとも1つのレーザビーム経路に沿ってチャンバ2内に進み、レーザ光集光ミラー22で反射されて、パルスレーザ光33として少なくとも1つのターゲット27に照射されてもよい。
ターゲット供給装置4は、ターゲット27をチャンバ2内部のプラズマ生成領域25に向けて出力してもよい。ターゲット27には、パルスレーザ光33に含まれる少なくとも1つのパルスが照射されてもよい。レーザ光が照射されたターゲット27はプラズマ化し、そのプラズマからEUV光251を含む放射光が生成されてもよい。EUV光251は、EUV集光ミラー23によって反射されるとともに集光されてもよい。EUV集光ミラー23に反射されたEUV光252は、中間焦点292を通って露光装置6に出力されてもよい。なお、1つのターゲット27に、パルスレーザ光33に含まれる複数のパルスが照射されてもよい。
EUV光生成制御装置11は、EUV光生成システム1全体の制御を統括してもよい。EUV光生成制御装置11は、ターゲットセンサ40によって撮像されたターゲット27のイメージデータ等を処理してもよい。EUV光生成制御装置11は、例えば、ターゲット27を出力するタイミングの制御およびターゲット27の出力方向の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。EUV光生成制御装置11は、例えば、レーザ装置3のレーザ発振タイミングの制御、パルスレーザ光32の進行方向の制御、及びパルスレーザ光33の集光位置の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて他の制御を追加することもできる。
3.ターゲット供給装置4を含むEUV光生成装置10
3.1 構成
次に、ターゲット供給装置4を含むEUV光生成装置10について説明する。
図2は、一実施形態に係るEUV光生成装置10を示す。
図2に示すように、本実施形態によるEUV光生成装置10は、チャンバ2と、ターゲット供給装置4と、遅延回路115と、EUV光生成制御装置11と、ビームデリバリーシステム36と、を含んでもよい。
チャンバ2は、チャンバ本体2aと、第1支持部材2bと、第2支持部材2cと、を含んでもよい。チャンバ2は、ウィンドウ21と、レーザ光集光ミラー22と、EUV集光ミラー23と、ターゲット回収器28と、平面ミラー37と、が設置されてもよい。
ターゲット供給装置4に含まれるターゲット供給部5、ウィンドウ21及びターゲット回収器28は、チャンバ本体2aに設置されてもよい。レーザ光集光ミラー22及び平面ミラー37は、第1支持部材2bに設置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第2支持部材2cに設置されてもよい。ビームデリバリーシステム36は、レーザ光の進行方向を規定する光学素子36a、36bを備えてもよい。光学素子36a、36bは、位置または姿勢を調整するための不図示のアクチュエータに接続されてもよい。なお、遅延回路115は、EUV光生成制御装置11内部に構成されてもよい。
3.2 動作
次に、ターゲット供給装置4を含むEUV光生成装置10の動作について説明する。
EUV光生成制御装置11は、ターゲット27を出力させる制御信号をターゲット供給装置4に送信してもよい。EUV光生成制御装置11は、ターゲット27の軌道が所定の範囲に安定した場合、ターゲット27の出力に同期したトリガ信号を、遅延回路115を介してレーザ装置3に出力してもよい。遅延回路115は、トリガ信号を所定時間遅延させてもよい。トリガ信号の遅延時間は、ターゲット27がプラズマ生成領域25に到達した時にパルスレーザ光33がターゲット27に照射されるように設定されてもよい。
図2を参照すると、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光31は、ビームデリバリーシステム36、レーザ集光ミラー22及び平面ミラー37を経てパルスレーザ光33として少なくとも1つのターゲット27に照射されてもよい。
ターゲット供給装置4は、ターゲット27のプラズマ生成領域25に向けて出力してもよい。ターゲット27には、パルスレーザ光33が照射されてプラズマ化し、そのプラズマからEUV光251が生成され得る。EUV光251は、EUV集光ミラー23によって露光装置6に出力されてもよい。
3.3 課題
次に、参考例を用いて、ターゲット供給装置4を含むEUV光生成装置10の課題について説明する。
図3は、参考例を用いてターゲット供給装置4の課題を説明するための図を示す。
参考例のターゲット供給装置4は、ターゲット制御装置41、圧力調節器42、DC電圧電源43、パルス電圧生成器44、温度制御部45、ヒータ用電源46、及びターゲット供給部5を含んでもよい。
ターゲット供給部5は、タンク51、タンク用蓋52、ノズル53、引出電極54、電極支持部材55、ケース56、ケース用蓋57、ヒータ58、温度センサ59、電圧導入端子60、及び中継端子61を含んでもよい。
参考例のターゲット供給装置4は、液体のスズをターゲットとして出力してもよい。スズは、タンク51内において、融点(231.9℃)よりも高い温度で保持されるとよい。このため、タンク51は、ヒータ58によって、所定温度に加熱されてもよい。所定温度は、例えば250℃〜300℃であってよい。
また、液体のスズをターゲットとして放出するために、タンク51には、チャンバ2に対して10kV〜20kV程度の電位差が印加される場合があってもよい。この場合、タンク51とヒータ58とは、電気的に絶縁されることが望ましい。
参考例のターゲット供給装置4では、ヒータ58及び温度センサ59は、タンク51に直接設置されてもよい。タンク51とヒータ58間及びタンク51と温度センサ59間でブレークダウンするのを抑制するため、ヒータ58に接続されるヒータ用電源46及び温度センサ59に接続される温度制御部45は、DC電圧電源43の出力に接続されてもよい。
ヒータ用電源46及び温度制御部45がDC電圧電源43に接続されるので、ヒータ用電源46及び温度制御部45を駆動するための電力は、直接商用電力端子とは絶縁された状態で供給されるのがよい。このため、例えばヒータ用電源46及び温度制御部45は、絶縁トランス100を介してAC100V電源101に接続されてもよい。すなわち、ターゲット生成装置4は、絶縁トランス100によって、装置全体として電気的に接地電位に対して絶縁されてもよい。
ターゲット生成装置4を、絶縁トランス100によって、装置全体として電気的に絶縁するには、既存の装置全体が絶縁されなければならず、多大な労力、時間、及びコストが必要となるおそれがある。
4.ターゲット供給装置の第1実施形態
4.1 構成
次に、第1実施形態のターゲット供給装置4について説明する。
図4は、第1実施形態に係るターゲット供給装置を示す。図5は、図4のV−V線の断面図を示す。
第1実施形態のターゲット供給装置4は、ターゲット制御装置41、圧力調節器42、DC電圧電源43、パルス電圧生成器44、温度制御部45、ヒータ用電源46、ターゲット供給部5、及び電源102を含んでもよい。
ターゲット供給部5は、タンク51、タンク用蓋52、ノズル53、引出電極54、電極支持部材55、ケース56、ケース用蓋57、ヒータ58、温度センサ59、高電圧導入端子60、及び中継端子61、絶縁部材62、及び温度センサ端子63を含んでもよい。
タンク51は、液体のスズ(Sn)と反応し難いモリブデン(Mo)またはタングステン(W)で形成されてもよい。タンク51は、スズを貯蔵する空間を画定するタンク部51a及びタンク部51aより下方に形成され、タンク部51aの空間より径の短い通路を画定する通路部51bを含んでもよい。タンク部51aの端部は、タンク用蓋52によって、シールされてもよい。
タンク用蓋52は、液体のスズと反応し難いモリブデンまたはタングステンで形成されてもよい。タンク用蓋52には、第1圧力調節孔52aが形成されてもよい。第1圧力調節孔52aには、圧力調節器42に接続される金属配管64cが挿入されてもよい。
通路部51bの先端には、ノズル53が設置されてもよい。ノズル53の材料は、モリブデンまたはタングステンでもよい。ノズル53には、ノズル孔53aが形成されてもよい。
ノズル孔53aは、通路部51bが画定する通路に連結されてもよい。ノズル孔53aの断面は、円形でもよい。ノズル孔53aは、通路部51bから下方に向かうにしたがって直径が小さくなる形状でもよい。ノズル孔53aの先端の直径は、数μm〜10μmでもよい。ノズル53は、図示しないピエゾ素子が取り付けられてもよい。
引出電極54は、電極支持部材55を介してノズル53に設置されてもよい。引出電極54には、ターゲット通過孔54aが形成されてもよい。ターゲット通過孔54aは、ノズル孔53aのターゲット進行方向の下流側に配置されてもよい。ノズル53と引出電極54は、電極支持部材55によって絶縁されてもよい。
温度センサ59は、温度制御部45に連結された光ファイバを含んでもよい。温度制御部45の一部と、光ファイバがファイバ温度計として機能してもよい。タンク部51aと絶縁部材62の間には、センサ貫通孔70が形成されてもよい。温度センサ59としての光ファイバは、センサ貫通孔70に設置されてもよい。光ファイバは複数存在してもよく、複数のセンサ貫通孔70を介して、タンク51の複数の部位に配置されてもよい。温度制御部45は、タンク51の光ファイバ先端が設置された部位の温度を計測してもよい。
タンク51、タンク用蓋52、ノズル53、引出電極54、電極支持部材55、ヒータ58、温度センサ59、及び絶縁部材62は、ケース56に収納されてもよい。ケース56は、チャンバ2に設置されてもよい。ケース56は、導電体で構成されていてもよい。ケース56には、貫通孔56aが形成されてもよい。貫通孔56aは、ノズル孔53a及びターゲット通過孔54aに対してターゲット進行方向の下流側に配置されてもよい。
ケース56の一方の端部には、ケース用蓋57が配置されてもよい。ケース用蓋57には、第2圧力調節孔57aが形成されてもよい。ケース用蓋57は、電気絶縁体で構成されていてもよい。第2圧力調節孔57aには、圧力調節器42に接続される金属配管64cが挿入されてもよい。ケース56及びチャンバ2は、接地されてもよい。
ターゲット制御装置41は、圧力調節器42、DC電圧電源43、パルス電圧生成器44、及び温度制御部45に接続されてもよい。温度制御部45は、ヒータ用電源46に接続されてもよい。
DC電圧電源43は、高電圧ケーブル601を介してタンク51に接続されてもよい。パルス電圧生成器44は、高電圧ケーブル602を介して引出電極54に接続されてもよい。ヒータ用電源46は、ヒータ58に接続されてもよい。電源102は、3相100Vであって、ターゲット制御装置41、圧力調節器42、温度制御部45、及びヒータ用電源46に接続されてもよい。
図6は、第1実施形態のターゲット供給装置4の絶縁部材62に巻き付けられるヒータ58を示す。
絶縁部材62は、アルミナセラミックス等のセラミック材料でもよい。絶縁部材62は、タンク51の周囲外面の少なくとも一部に内面が当接する当接部62aと、当接部62aの端部にタンク51から離れる方向へ突出する突出部62bと、を含んでもよい。
ヒータ58は、アルミナセラミックス等のセラミック材料であり、可撓性を有する絶縁シート58aと、タングステン又はモリブデン等の金属配線から形成される電熱線58bと、を含んでもよい。ヒータ58は、絶縁部材62の当接部62aの外周に、電熱線58bを外側にして巻き付けられてもよい。その後、ヒータ58と絶縁部材62は、焼成されてもよい。すなわち、ヒータ58の電熱線58bは、絶縁部材62及び絶縁シート58aの外側に露出した状態で、タンク51の周囲に設置されてもよい。
なお、ヒータ58は、絶縁部材62を用いずに、タンク51に直接巻き付けられてもよい。すなわち、ヒータ58は、絶縁シート58aがタンク51に当接するようにタンク51の周囲に設置されてもよい。加えて、ヒータ58は、電熱線58bが絶縁シート58aの外側に露出した状態で設置されてもよい。この場合、絶縁シート58aが絶縁部材を構成してもよい。
図7は、一実施形態に係る高電圧導入端子60を示す。
ケース用蓋57には、図4に示すように、端子用孔が形成されてもよい。端子用孔には、高電圧導入端子60、中継端子61、及び温度センサ端子63が挿入されてもよい。高電圧導入端子60は、両端に高電圧ケーブル601が接続された導電体が、外周を構成する、アルミナ等のセラミックで形成された絶縁体を貫通した構造でもよい。高電圧導入端子60の外周部絶縁体は、ケース用蓋57及び高電圧ケーブル601に対して気密して固定されてもよい。中継端子61及び温度センサ端子63は、高電圧導入端子60と同様の構造を有してもよい。
図8は、一実施形態に係る電気絶縁材継手64を示す。
電気絶縁材継手64は、アルミナ等のセラミックで形成されるセラミック管64aと、セラミック管64aと金属配管64cとを密閉状態で連結するステンレス等の配管継手64bと、を含んでもよい。セラミック管64aと配管継手64bとは、銀等の金属でロウ付けされ、気密して固定されてもよい。電気絶縁材継手64は、図4に示すように、圧力調節器42とタンク51との間を連結する金属配管64cの少なくとも一部に設置されてもよい。
4.2 動作
次に、ターゲット供給装置4の動作について説明する。
ターゲット制御装置41は、EUV光生成制御装置11から送信された信号に基づいて、圧力調節器42、DC電圧電源43、パルス電圧生成器44、及び温度制御部45に制御信号を送信してもよい。ターゲット制御装置41は、圧力調節器42及び温度制御部45から制御信号を受信してもよい。温度制御部45は、ヒータ用電源46に制御信号を送信してもよい。
ターゲット制御装置41は、EUV光生成制御装置11からターゲットの生成信号を受信してもよい。
ターゲット制御装置41は、タンク51内のスズ(Sn)の温度が融点(232℃)以上の所定の温度(例えば、約250℃)になるように、温度制御部45に目標温度を指示する信号を送信してもよい。
温度制御部45は、温度センサ59の測定したタンク51の温度を示す信号を温度センサ59から受信してもよい。温度制御部45は、温度センサ59からの信号に基づいて、ヒータ58に供給する電力を指示する信号を、ヒータ電源46へ送信してもよい。
このようにして、温度制御部45は、タンク51がターゲット制御装置41によって指示された目標温度となるよう各部を制御してもよい。温度制御部45は、制御状態を表す信号として温度センサ59の測定したタンク51の温度を示す信号を、ターゲット制御装置41に送信してもよい。
ターゲット制御装置41は、タンク51内のスズに所定の圧力を付与するように、目標圧力を示す信号を、圧力調節器42に送信してもよい。所定の圧力は、1〜10MPaでもよい。圧力調節器42は、内蔵された圧力センサからタンク51内の圧力を示す信号を受信してもよい。圧力調節器42は、不図示の不活性ガスのボンベに接続されていてもよく、ボンベから減圧した不活性ガスをタンク51内に供給するよう構成されていてもよい。圧力調節器42は、圧力センサからの信号に基づいて、内蔵された給気弁及び排気弁によってタンク51内に供給する不活性ガスの圧力を調節してもよい。制御状態を表す信号として、圧力センサの測定したタンク51の圧力を示す信号を、ターゲット制御装置41に送信してもよい。
ターゲット制御装置41は、タンク51と引出電極54の電位が所定の電位(例えば、20kV)となるように、DC電圧電源43とパルス電圧生成器44を制御してもよい。
その後、ターゲット制御装置41は、ターゲットを生成する準備が整ったことを示す信号をEUV光生成制御装置11に送信してもよい。ターゲット制御装置41は、EUV光生成制御装置11からターゲットを生成する際のトリガ信号を受信してもよい。
ターゲット制御装置41は、受信したトリガ信号に同期して、パルス電圧生成器44が、引出電極54に所定の繰り返し周波数で所定パルス幅のパルス電位を印加するよう制御してもよい。所定の繰り返し周波数は、例えば、100kHzでよく、所定のパルスは、例えば、幅1〜2μsでよい。また、引出電極54に印加する電位は20kV→15kV→20kVのように変化する電位でもよい。
パルス電位が印加されると、タンク51内の液体スズは、タンク51と引出電極54の電位差による静電気力によってノズル孔53aから引き出されてもよい。ノズル孔53aから引き出された液体スズは、表面張力により、ノズル孔53aにしばらくとどまってもよい。その後、引き出された液体スズに電界が集中して、静電気力がさらに大きくなってもよい。静電気力が表面張力より大きくなると、液体スズは、ノズル孔53aから分離し、正に帯電したターゲット27が形成されてもよい。その後、ターゲット27は、引出電極54のターゲット通過孔54aを通過してもよい。
4.3 作用
次に、ターゲット供給装置4の作用について説明する。
ヒータ58は、絶縁部材62を介してタンク51の周囲に設置されて、ヒータ58とタンク51が絶縁されてもよい。この構成により、ヒータ58の電源ラインに絶縁トランスを介して給電しなくてもよい。ヒータ用電源46は、3相100Vの電源102に直接接続されてもよい。
ヒータ58の電熱線58bは、絶縁部材62及び絶縁シート58aの外側に露出した状態で、タンク51の周囲に設置されているので、組み立て後に配線をすることができ、容易に配線してもよい。なお、絶縁シート58aのみを絶縁部材として使用してもよい。
温度センサ59として光ファイバを使用することで、温度制御器45とタンク51が絶縁されてもよい。この構成により、温度制御器45の電源ラインに絶縁トランスを介して給電しなくてもよい。温度制御器45は、3相100Vの電源102に直接接続されてもよい。
絶縁部材62は、タンク51に当接する当接部62aと、当接部62aの端部から突出する突出部62bと、から形成されるので、タンク51とヒータ58との沿面距離を長くすることが可能となる。
5.ターゲット供給装置の第2実施形態
5.1 構成
次に、第2実施形態のターゲット供給装置4について説明する。
図9は、第2実施形態に係るターゲット供給装置4を示す。図10は、図9のX−X線の断面図を示す。
第2実施形態のターゲット供給装置4では、ターゲット供給部5のヒータ58は、電熱線58bを絶縁部材62に当接させ、電熱線58bの外側に絶縁シート58aが配置されてもよい。その他の構造は、第1実施形態と同様でもよい。
図11は、第2実施形態に係るターゲット供給装置4の絶縁部材62に巻き付けられたヒータ58を示す。
ヒータ58は、アルミナセラミックス等のセラミック材料の絶縁部材から形成される絶縁シート58aと、タングステン又はモリブデン等の金属配線から形成される電熱線58bと、を含んでもよい。ヒータ58は、絶縁部材62の当接部62aの外周に、電熱線58bを内側にして巻き付けられてもよい。その後、ヒータ58と絶縁部材62は、焼成されてもよい。すなわち、ヒータ58の電熱線58bは、絶縁シート58aと絶縁部材62の間に挟まれた状態で、タンク51の周囲に設置されてもよい。
5.2 動作
次に、第2実施形態のターゲット供給装置4の動作について説明する。なお、第1実施形態と同様の動作については、説明を省略する。
温度制御部45は、温度センサ59からの信号に基づいて、ヒータ58に供給する電力を指示する信号を、ヒータ電源46へ送信してもよい。ヒータ電源46は、ヒータ58に電力を供給して、ヒータ58を発熱させてもよい。ヒータ58は、絶縁部材62を介してタンク51に熱を伝えて、タンク51内の液体スズを所定の温度(例えば、250℃)に加熱してもよい。
5.3 作用
ヒータ58の電熱線58bは、絶縁シート58aと絶縁部材62の間に挟まれた状態で、タンク51の周囲に設置されるので、電熱線58bの熱からの放射が絶縁シート58aにより抑制され得る。
ヒータ58の電熱線58bが周囲に露出していないので、ヒータ58の周囲の構造物の温度の上昇を抑えることが可能となる。加えて、電熱線58bは、周囲に露出しないので、ショート等の不具合を低減させることができ、ヒータ58を安定して作動させ得る。
6.ターゲット供給装置の第3実施形態
6.1 構成
次に、第3実施形態のターゲット供給装置4について説明する。
図12は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4を示す。図13は、第3実施形態に係る絶縁部材62及びヒータ158を示す。図14は、図13を別の角度から見た図を示す。図15は、図13を上方から見た図を示す。図16は、図12及び図13のXVI−XVI線の断面図を示す。
第3実施形態のターゲット供給装置4は、ターゲット供給部5のヒータ158と絶縁部材62の間にジャケット65が設置されてもよい。第3実施形態のうち、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
絶縁部材62は、タンク51の周囲に設置され、周方向で少なくとも2つに分割して設置されてもよい。分割された絶縁部材62は、隙間62xを形成して設置されてもよい。
ジャケット65は、少なくとも2つに分割して設置された絶縁部材62のそれぞれに対応し、絶縁部材62の外周の少なくとも一部に当接して設置されてもよい。ジャケット65は、熱伝導率の高い金属で構成されてもよい。例えば、ジャケット65は、銅Cuで構成されてもよい。少なくとも2つの部材に分割されたジャケット65は、タンク51及び絶縁部材62を挟むように、ボルト68及びナット67によって結合されてもよい。
ヒータ158は、ジャケット65の外表面に設置されてもよい。ヒータ158は、平板状であっても、第1実施形態及び第2実施形態のようにシート状でもよい。ヒータ158は、例えばセラミックヒータでもよい。ヒータ158は、少なくとも2つ設置すればよい。なお、図13〜図16では、ヒータ158に接続されるハーネスは、省略している。
図17は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4のジャケット65の結合部を示す。 図18は、第3実施形態に係るターゲット供給装置4のボルトヘッド付近の拡大図を示す。
ボルト68は、ボルトヘッド68aと、ネジ部68bと、を含んでもよい。ジャケット65間のネジ部68bの一部は、セラミック管66で覆われてもよい。ボルトヘッド68aとジャケット65の間には、平ワッシャ71と、弾性部材としてのスプリングワッシャ72と、が設置されてもよい。ナット67とジャケット65の間には、平ワッシャ71と、弾性部材としてのスプリングワッシャ72と、が設置されてもよい。
6.2 動作
次に、第3実施形態のターゲット供給装置4の動作について説明する。なお、第1実施形態と同様の動作については、説明を省略する。
温度制御部45は、温度センサ59からの信号に基づいて、ヒータ158に供給する電力を指示する信号を、ヒータ電源46へ送信してもよい。ヒータ電源46は、ヒータ158に電力を供給して、ヒータ158を発熱させてもよい。発熱したヒータ158は、ジャケット65及び絶縁部材62を介してタンク51に熱を伝えて、タンク51内の液体スズを所定の温度(例えば、250℃)に加熱してもよい。
ヒータ158が発熱し、タンク51内の液体スズが所定の温度に加熱されると、タンク51、絶縁部材62、及びジャケット65は、熱膨張してもよい。タンク51、絶縁部材62、及びジャケット65の熱膨張率は、βT<βI<βJ の関係を満足してもよい。ただし、βTは、タンク51の熱膨張率、βIは、絶縁部材62の熱膨張率、βJは、ジャケット65の熱膨張率である。
ここで、一実施形態のタンク51、絶縁部材62、及びジャケット65の熱膨張率を以下に示す。
タンク51(モリブデン)の熱膨張率βT 5.2×10-6
絶縁部材62(アルミナ)の熱膨張率βI 7.7×10-6
ジャケット65(銅)の熱膨張率βJ 16.6×10-6
タンク51、絶縁部材62、及びジャケット65の熱膨張率は、異なっていてもよい。少なくとも2つの絶縁部材62間には、隙間62xが形成されているので、絶縁部材62が熱膨張する際、その変形量は隙間62xが収縮することで吸収されてもよい。ジャケット65が熱膨張する際、その変形量はスプリングワッシャ72が、弾性変形することによって吸収されてもよい。
6.3 作用
絶縁部材62は、熱膨張する際に、隙間62xを埋めるように膨張するので、タンク51と絶縁部材62は面接触を保持することが可能となってよい。加えて、ジャケット65が熱膨張する際、スプリングワッシャ72が弾性変形して膨張を吸収し、ジャケット65と絶縁部材62は面接触を保持することが可能となってよい。
したがって、タンク51、絶縁部材62、及びジャケット65は、熱膨張率の違いによる加熱時の接触の不具合を抑制して面接触を保持し得る一方、ヒータ158が発熱した熱を、ジャケット65及び絶縁部材62を介して、タンク51に効率的に伝えることが可能となってよい。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、及び添付の特許請求の範囲に記載される不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
1…EUV光生成システム、2…チャンバ、3…レーザ装置、4…ターゲット供給装置、5…ターゲット供給部、6…露光装置、11…EUV光生成制御装置、21…ウィンドウ、22…レーザ光集光ミラー、23…EUV集光ミラー、24…貫通孔、25…プラズマ生成領域、251…放射光、252…EUV光、27…ターゲット、28…ターゲット回収部、29…接続部、291…壁、292…中間集光点、31,32,33…パルスレーザ光、40…ターゲットセンサ、41ターゲット制御装置、42…圧力調節器、43…DC電圧電源、44…パルス電圧生成器、45…温度制御部、46…ヒータ用電源、51…タンク、52…タンク用蓋、53…ノズル、54…引出電極、55…電極支持部材、56…ケース、57…ケース用蓋、58…ヒータ、58a…絶縁シート、58b…電熱線、59…温度センサ、60…高電圧導入端子、61…中継端子、62…絶縁部材、63…温度センサ端子、64…電気絶縁材継手、65…ジャケット、66…セラミック管、67…ボルト、67a…ボルトヘッド、67b…ネジ部、68…ナット、70…センサ貫通孔、71…平ワッシャ、72…スプリングワッシャ(弾性部材)、158…ヒータ

Claims (6)

  1. 金属で形成され、内部にターゲット物質を貯蔵するタンクと、
    前記タンク内部に連通する孔を備えたノズルと、
    前記タンクの周囲の少なくとも一部に当接する絶縁部材と、
    前記タンクとは離間し、前記絶縁部材を介して前記タンクを加熱するヒータと、
    を備えるターゲット供給装置であって、
    前記絶縁部材は、互いに隙間が画定されるように配置される少なくとも2つの絶縁部材から形成され、
    前記少なくとも2つの絶縁部材を前記タンクに接触させて保持するジャケットと、
    を備え、
    前記ヒータは前記ジャケットに配置され、
    前記タンク、前記絶縁部材、及び前記ジャケットの熱膨張率は、β T <β I <β J の関係を満足するターゲット供給装置。
    ただし、
    β T は、タンクの熱膨張率、
    β I は、絶縁部材の熱膨張率、
    β J は、ジャケットの熱膨張率、
    である。
  2. 金属で形成され、内部にターゲット物質を貯蔵するタンクと、
    前記タンク内部に連通する孔を備えたノズルと、
    前記タンクの周囲の少なくとも一部に当接する絶縁部材と、
    前記タンクとは離間し、前記絶縁部材を介して前記タンクを加熱するヒータと、
    を備えるターゲット供給装置であって、
    前記絶縁部材は、互いに隙間が画定されるように配置される少なくとも2つの絶縁部材から形成され、
    前記少なくとも2つの絶縁部材を前記タンクに接触させて保持するジャケットと、
    を備え、
    前記ヒータは前記ジャケットに配置され、
    前記絶縁部材は、
    前記タンクに当接する当接部と、
    前記当接部の端部から突出する突出部と、
    を備えるターゲット供給装置。
  3. 前記ジャケットは、少なくとも2つの部材から構成され、
    前記少なくとも2つの部材を締結する締結部材と、
    前記締結部材と前記ジャケットの間に設置される弾性部材と、
    を更に備える、
    請求項1又は2に記載のターゲット供給装置。
  4. 前記ヒータの外周に設置される絶縁シートと、
    を備える請求項1又は2に記載されたターゲット供給装置。
  5. 外部から導入したレーザ光をターゲット物質に照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置であって
    レーザ光が導入されるチャンバと、
    前記チャンバ内にターゲット物質を供給するターゲット供給装置と、
    を備え、
    前記ターゲット供給装置は、金属で形成され、内部にターゲット物質を貯蔵するタンクと、
    前記タンク内部に連通する孔を備えたノズルと、
    前記タンクの周囲の少なくとも一部に当接する絶縁部材と、
    前記タンクとは離間し、前記絶縁部材を介して前記タンクを加熱するヒータと、
    を備え
    前記絶縁部材は、互いに隙間が画定されるように配置される少なくとも2つの絶縁部材から形成され、
    前記少なくとも2つの絶縁部材を前記タンクに接触させて保持するジャケットと、
    を備え、
    前記ヒータは前記ジャケットに配置され、
    前記タンク、前記絶縁部材、及び前記ジャケットの熱膨張率は、β T <β I <β J の関係を満足する極端紫外光生成装置。
    ただし、
    β T は、タンクの熱膨張率、
    β I は、絶縁部材の熱膨張率、
    β J は、ジャケットの熱膨張率、
    である。
  6. 外部から導入したレーザ光をターゲット物質に照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置であって、
    レーザ光が導入されるチャンバと、
    前記チャンバ内にターゲット物質を供給するターゲット供給装置と、
    を備え、
    前記ターゲット供給装置は、金属で形成され、内部にターゲット物質を貯蔵するタンクと、
    前記タンク内部に連通する孔を備えたノズルと、
    前記タンクの周囲の少なくとも一部に当接する絶縁部材と、
    前記タンクとは離間し、前記絶縁部材を介して前記タンクを加熱するヒータと、
    を備え、
    前記絶縁部材は、互いに隙間が画定されるように配置される少なくとも2つの絶縁部材から形成され、
    前記少なくとも2つの絶縁部材を前記タンクに接触させて保持するジャケットと、
    を備え、
    前記ヒータは前記ジャケットに配置され、
    前記絶縁部材は、
    前記タンクに当接する当接部と、
    前記当接部の端部から突出する突出部と、
    を備える極端紫外光生成装置。
JP2013034382A 2013-02-25 2013-02-25 ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置 Active JP6166551B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013034382A JP6166551B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置
US14/188,428 US8872126B2 (en) 2013-02-25 2014-02-24 Target supply device and extreme ultraviolet light generation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013034382A JP6166551B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014164991A JP2014164991A (ja) 2014-09-08
JP6166551B2 true JP6166551B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=51387197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013034382A Active JP6166551B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8872126B2 (ja)
JP (1) JP6166551B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5739099B2 (ja) * 2008-12-24 2015-06-24 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路
CA2739362A1 (en) * 2011-05-06 2012-11-06 Gotohti.Com Inc. Fluid level gauge
NL2017835A (en) 2015-12-17 2017-07-07 Asml Netherlands Bv Droplet generator for lithographic apparatus, euv source and lithographic apparatus
WO2018138886A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 ギガフォトン株式会社 レーザ装置及び極端紫外光生成システム
TWI840411B (zh) 2018-09-24 2024-05-01 荷蘭商Asml荷蘭公司 目標形成設備
NL2024077A (en) 2018-10-25 2020-05-13 Asml Netherlands Bv Target material supply apparatus and method

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320098Y2 (ja) * 1986-05-02 1991-04-30
US6276589B1 (en) * 1995-09-25 2001-08-21 Speedline Technologies, Inc. Jet soldering system and method
US6520402B2 (en) * 2000-05-22 2003-02-18 The Regents Of The University Of California High-speed direct writing with metallic microspheres
US7405416B2 (en) * 2005-02-25 2008-07-29 Cymer, Inc. Method and apparatus for EUV plasma source target delivery
DE10350614B4 (de) * 2003-10-30 2007-11-29 Bruker Daltonik Gmbh Dispenser
US7060975B2 (en) * 2004-11-05 2006-06-13 Agilent Technologies, Inc. Electrospray devices for mass spectrometry
JP4252068B2 (ja) * 2006-02-02 2009-04-08 正生 大橋 アース端子受け治具
JP5076087B2 (ja) * 2006-10-19 2012-11-21 ギガフォトン株式会社 極端紫外光源装置及びノズル保護装置
US7872245B2 (en) * 2008-03-17 2011-01-18 Cymer, Inc. Systems and methods for target material delivery in a laser produced plasma EUV light source
CH700127A1 (de) * 2008-12-17 2010-06-30 Tecan Trading Ag System und Vorrichtung zur Aufarbeitung biologischer Proben und zur Manipulation von Flüssigkeiten mit biologischen Proben.
JP5551426B2 (ja) * 2008-12-19 2014-07-16 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置
JP5739099B2 (ja) * 2008-12-24 2015-06-24 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路
US8263943B2 (en) * 2009-01-15 2012-09-11 Hitachi High-Technologies Corporation Ion beam device
JP5455661B2 (ja) * 2009-01-29 2014-03-26 ギガフォトン株式会社 極端紫外光源装置
US8642974B2 (en) * 2009-12-30 2014-02-04 Fei Company Encapsulation of electrodes in solid media for use in conjunction with fluid high voltage isolation
JP5687488B2 (ja) * 2010-02-22 2015-03-18 ギガフォトン株式会社 極端紫外光生成装置
JP5702164B2 (ja) * 2010-03-18 2015-04-15 ギガフォトン株式会社 極端紫外光源装置、極端紫外光源装置の制御方法及びターゲット供給装置
JP5921876B2 (ja) * 2011-02-24 2016-05-24 ギガフォトン株式会社 極端紫外光生成装置
JP5662214B2 (ja) * 2011-03-18 2015-01-28 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置
JP5789443B2 (ja) * 2011-08-03 2015-10-07 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置、そのノズルのクリーニング機構、および、そのノズルのクリーニング方法
JP2013140771A (ja) * 2011-12-09 2013-07-18 Gigaphoton Inc ターゲット供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014164991A (ja) 2014-09-08
US8872126B2 (en) 2014-10-28
US20140239203A1 (en) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6166551B2 (ja) ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置
JP5593485B2 (ja) レーザ生成プラズマeuv光源におけるターゲット材料送出のための装置
US8742378B2 (en) Target supply unit
JP5511705B2 (ja) ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置
JP6134130B2 (ja) ターゲット生成条件判定装置及びターゲット生成システム
US20130146682A1 (en) Target supply device
JP5921879B2 (ja) ターゲット供給装置及び極端紫外光生成装置
JP5789443B2 (ja) ターゲット供給装置、そのノズルのクリーニング機構、および、そのノズルのクリーニング方法
EP2051140A1 (en) An extreme ultraviolet light source device and a method for generating extreme ultraviolet radiation
JP6077822B2 (ja) ターゲット供給装置、および、ターゲット供給方法
JP5946649B2 (ja) ターゲット供給装置
JP6103894B2 (ja) ターゲット供給装置
US9233782B2 (en) Target supply device
JP5901058B2 (ja) ターゲット供給装置
JP6374958B2 (ja) Euv光学リソグラフィ装置用の放射源及び当該放射源を備えるリソグラフィ装置
JP2013182864A (ja) ターゲット供給装置
JP2014032778A (ja) ターゲット供給装置、および、ターゲット供給方法
WO2016084167A1 (ja) 加振ユニット、ターゲット供給装置および極端紫外光生成システム
US20140209819A1 (en) Target supply device and euv light generation chamber
WO2019167234A1 (ja) ターゲット供給装置、極端紫外光生成装置及び電子デバイスの製造方法
JP2006351435A (ja) プラズマ発生装置
JP2011192455A (ja) 電子管
JP2013077381A (ja) X線管

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6166551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250